JPH0631252B2 - プリスチナマイシン誘導体 - Google Patents
プリスチナマイシン誘導体Info
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- JPH0631252B2 JPH0631252B2 JP59145224A JP14522484A JPH0631252B2 JP H0631252 B2 JPH0631252 B2 JP H0631252B2 JP 59145224 A JP59145224 A JP 59145224A JP 14522484 A JP14522484 A JP 14522484A JP H0631252 B2 JPH0631252 B2 JP H0631252B2
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- C07D498/00—Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and oxygen atoms as the only ring hetero atoms
- C07D498/12—Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and oxygen atoms as the only ring hetero atoms in which the condensed system contains three hetero rings
- C07D498/18—Bridged systems
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K5/00—Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
- C07K5/04—Peptides containing up to four amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof containing only normal peptide links
- C07K5/06—Dipeptides
- C07K5/06139—Dipeptides with the first amino acid being heterocyclic
- C07K5/06182—Dipeptides with the first amino acid being heterocyclic and Pristinamycin II; Derivatives thereof
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P31/00—Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
- A61P31/04—Antibacterial agents
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K7/00—Peptides having 5 to 20 amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
- C07K7/04—Linear peptides containing only normal peptide links
- C07K7/06—Linear peptides containing only normal peptide links having 5 to 11 amino acids
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K38/00—Medicinal preparations containing peptides
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、シナージスチン(synergistin
e)類の誘導体、さらに詳しくはプリスチナマイシン
(pristinamaycin)IIBの誘導体に関す
る。
e)類の誘導体、さらに詳しくはプリスチナマイシン
(pristinamaycin)IIBの誘導体に関す
る。
本発明は、式、 式中、Rは、 −アルキルチオ基、前記アルキルチオ基は、 (i)1個または2個のアルキルアミノまたはジアルキ
ルアミノ基[ここでアルキル部分は、それらが結合する
窒素原子と一緒になって、ピロリジン−1−イル、ピペ
リジノ、アゼチジン−1−イル、アゼピン−1−イル、
モルホリノ、チオモルホリノおよびピペラジン−1−イ
ル(アルキル基で置換されていてもよい)から選ばれた
飽和複素環式環を形成することができる]により、ある
いは (ii)ピロリジン−2−イルまたはピロリジン−3−イ
ル、ピペリジン−2−イル、ピペリジン−3−イルまた
はピペリジン−4−イル、アゼチジン−2−イルまたは
アゼチジン−3−イルまたはアゼピン−2−イル、アゼ
ピン−3−イルまたはアゼピン−4−イルにより、 置換されている; −式 Het−S− (II) (式中、HetはN−アルキル置換されていてもよいピ
ロリジン−3−イル、ピペリジン−3−イルまたはピペ
リジン−4−イル、アゼチジン−3−イルまたはアゼピ
ン−3−イルまたはアゼピン−4−イル基を表わす)の
基;または −ジアルキルアミノ基、ここでアルキル部分は、それら
が結合する窒素原子と一緒になって、ピロリジン−1−
イル、ピペリジノ、アゼチジン−1−イル、アゼピン−
1−イル、モルホリノ、チオモルホリノおよびピペラジ
ン−1−イル(アルキル基で置換されていてもよい)か
ら選ばれた飽和複素環式環を形成することができる; を表わし、前記および後記のアルキル基および他の基の
アルキル部分は1〜5個の炭素原子を含有し、各々直鎖
状もしくは分枝鎖である、 の新規なプリスチナマイシンIIB誘導体およびそれらの
塩類、を提供する。
ルアミノ基[ここでアルキル部分は、それらが結合する
窒素原子と一緒になって、ピロリジン−1−イル、ピペ
リジノ、アゼチジン−1−イル、アゼピン−1−イル、
モルホリノ、チオモルホリノおよびピペラジン−1−イ
ル(アルキル基で置換されていてもよい)から選ばれた
飽和複素環式環を形成することができる]により、ある
いは (ii)ピロリジン−2−イルまたはピロリジン−3−イ
ル、ピペリジン−2−イル、ピペリジン−3−イルまた
はピペリジン−4−イル、アゼチジン−2−イルまたは
アゼチジン−3−イルまたはアゼピン−2−イル、アゼ
ピン−3−イルまたはアゼピン−4−イルにより、 置換されている; −式 Het−S− (II) (式中、HetはN−アルキル置換されていてもよいピ
ロリジン−3−イル、ピペリジン−3−イルまたはピペ
リジン−4−イル、アゼチジン−3−イルまたはアゼピ
ン−3−イルまたはアゼピン−4−イル基を表わす)の
基;または −ジアルキルアミノ基、ここでアルキル部分は、それら
が結合する窒素原子と一緒になって、ピロリジン−1−
イル、ピペリジノ、アゼチジン−1−イル、アゼピン−
1−イル、モルホリノ、チオモルホリノおよびピペラジ
ン−1−イル(アルキル基で置換されていてもよい)か
ら選ばれた飽和複素環式環を形成することができる; を表わし、前記および後記のアルキル基および他の基の
アルキル部分は1〜5個の炭素原子を含有し、各々直鎖
状もしくは分枝鎖である、 の新規なプリスチナマイシンIIB誘導体およびそれらの
塩類、を提供する。
本発明によれば、式(I)の化合物は、式 R−H (III) 式中、Rは上において定義したとおりである、 の化合物を、式 の化合物、すなわち、プリスチナマイシンIIA、と反応
させることによって製造される。
させることによって製造される。
この反応は、一般に、溶媒の不存在で、あるいあは有機
溶媒、例えば、アルコール、例えば、メタノールまたは
エタノールまたは塩素化炭化水素、例えば、塩化メチレ
ン、1,2−ジクロロエタンまたはクロロホルム、また
はこれらの混合物(例えば、塩化メチレン/メタノー
ル)中で、0〜50℃の温度において実施する。
溶媒、例えば、アルコール、例えば、メタノールまたは
エタノールまたは塩素化炭化水素、例えば、塩化メチレ
ン、1,2−ジクロロエタンまたはクロロホルム、また
はこれらの混合物(例えば、塩化メチレン/メタノー
ル)中で、0〜50℃の温度において実施する。
時には、反応を第三アミン、例えば、トリエチルアミ
ン、またはエタノールアミン(例えば、ジメチルエタノ
ールアミン)の存在下に実施することは有利である。
ン、またはエタノールアミン(例えば、ジメチルエタノ
ールアミン)の存在下に実施することは有利である。
Rが反応を妨害しうる第二アミン基を含有する基を表わ
す場合、この基を保護した後、一般式(III)の生成物を
式(IV)の生成物と反応させなくてはならない。これは常
法により、一般式(III)の生成物と式(IV)の生成物との
反応後、除去することができる不安定な基の形態で第二
アミン基をブロックすることにより、実施することがで
きる。ブロッキング基としてトリフルオロアセチル基を
使用することはとくに有利である。次いで、これはアル
カリ金属重炭酸塩、例えば、重炭酸ナトリウムまたは重
炭酸カリウムの水溶液を使用して除去することができ
る。
す場合、この基を保護した後、一般式(III)の生成物を
式(IV)の生成物と反応させなくてはならない。これは常
法により、一般式(III)の生成物と式(IV)の生成物との
反応後、除去することができる不安定な基の形態で第二
アミン基をブロックすることにより、実施することがで
きる。ブロッキング基としてトリフルオロアセチル基を
使用することはとくに有利である。次いで、これはアル
カリ金属重炭酸塩、例えば、重炭酸ナトリウムまたは重
炭酸カリウムの水溶液を使用して除去することができ
る。
一般式(I)の新規な生成物は、通常の既知の方法、例
えば、結晶化、クロマトグラフィー、酸性もしくは塩基
性の媒質中の連続的抽出により精製することができる。
えば、結晶化、クロマトグラフィー、酸性もしくは塩基
性の媒質中の連続的抽出により精製することができる。
シナージスチン類のアルカリ類に対する感受性を認識し
ている当業者にとって明らかなように、「塩基性媒質」
という用語は、親物質をその酸付加塩から遊離させるた
めにちょうど十分なアルカリ性である媒質、すなわち、
pHが7.5〜8を超えない性質を意味する。
ている当業者にとって明らかなように、「塩基性媒質」
という用語は、親物質をその酸付加塩から遊離させるた
めにちょうど十分なアルカリ性である媒質、すなわち、
pHが7.5〜8を超えない性質を意味する。
発酵により得られたシナージスチン類は、グラム陽性バ
クテリア[ブドウ球菌(Staphylococcu
s)、連鎖球菌(Streptococcus)、肺炎
球菌(Pneumococcus)または腸内球菌(E
nterococcus)の属]およびグラム陰性バク
テリア[血好菌(Haemophilus)、淋菌(G
onococcus)または髄膜炎菌(Meningo
coccus)の属]により引き起こされる感染の処置
に使用される。しかしながら、これらの生成物は水性媒
質中に不溶性であるという欠点を有し、それゆえ、一般
にカプセル剤、被覆された錠剤または通常の錠剤の形態
で、経口的に投与される。この不溶性からみて、患者が
呑込むことができない場合、とくに小児科および集中的
な治療の場合、従来既知のシナージスチン類を使用する
ことは不可能である。しかしながら、これらの生成物の
活性のスペクトルは、多数の場合において、例えば、無
痛覚の敗血症(comatose septicaem
ia)の場合のおいて、それらの適用を価値あるものと
する。
クテリア[ブドウ球菌(Staphylococcu
s)、連鎖球菌(Streptococcus)、肺炎
球菌(Pneumococcus)または腸内球菌(E
nterococcus)の属]およびグラム陰性バク
テリア[血好菌(Haemophilus)、淋菌(G
onococcus)または髄膜炎菌(Meningo
coccus)の属]により引き起こされる感染の処置
に使用される。しかしながら、これらの生成物は水性媒
質中に不溶性であるという欠点を有し、それゆえ、一般
にカプセル剤、被覆された錠剤または通常の錠剤の形態
で、経口的に投与される。この不溶性からみて、患者が
呑込むことができない場合、とくに小児科および集中的
な治療の場合、従来既知のシナージスチン類を使用する
ことは不可能である。しかしながら、これらの生成物の
活性のスペクトルは、多数の場合において、例えば、無
痛覚の敗血症(comatose septicaem
ia)の場合のおいて、それらの適用を価値あるものと
する。
本発明による新規な生成物は、一般に塩の形態で、水中
に可溶化することができ、かつ、相乗現象により、プリ
スチナマイシンIA、ビルギニアマイシンSまたは次の
一般式の可溶性シナージスチン誘導体の抗バクテリア作
用を増大することができるという重要な利点を有する: 式中、Yは水素原子またはジメチルアミノ基を表わし、
そして (1) は単一結合を表わし、ZおよびR1の両者は水素原子を
表わし、そしてXは の基を表わし、式中、 −R2水素原子を表わし、かつR3はヒドロキシル基、
アルキル基または置換アルキル基(置換基はカルボキシ
ル、アルコキシカルボニルまたはヒドロキシル基、アル
キルアミノまたはジアルキルアミノ基であり、ここでア
ルキル基は、それらが結合する窒素原子と一緒になっ
て、4員ないし7員の複素環式環を形成することがで
き、前記複素環式環はアゼチジニル、ピロリジニル、ピ
ペリジニル、ピペラジニル、N−アルキルピペラジニル
およびアゼピニルから選ばれる)を表わし、あるいはR
3は3〜7個の炭素原子のシクロアルキル基または飽和
された4員ないし7員の複素環式環を表わし、前記複素
環式環はアゼチジン、ピロリジン、ピペリジンおよびア
ゼピン管から選ばれ、これらの複素環式環は置換されて
いないか、あるいは窒素原子においてアルキル基により
置換されており;あるいは −R2はホルミルまたはアルキルカルボニル基でありか
つR3は置換アルキル基(置換基はカルボキシル基、ま
たはアルキルアミノまたはジアルキルアミノ基を表わ
し、ここでアルキル基は、それらが結合する窒素原子と
一緒になって、4員ないし7員の複素環式環を形成する
ことができ、前記複素環式環はアゼチジニル、ピロリジ
ニル、ピペリジニル、ピペラジニル、N−アルキルピペ
ラジニルまたはアゼピニルから選ばれる)を表わし、あ
るいはR3は飽和された4員ないし7員の複素環式環を
表わし、前記複素環式環はアゼチジニル、ピロリジニ
ル、ピペリジニルおよびアゼピニルから選ばれ、これら
の複素環式環は窒素原子においてアルキル基により置換
されることができ、あるいは −R2およびR3は、同一であるかあるいは異り、アル
キルたは置換アルキル基(置換基はカルボキシ、アルコ
キシカルボニルまたはヒドロキシル基、アルキルアミノ
またはジアルキルアミノ基であり、ここでアルキル基
は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、4員な
いし7員の複素環式環を形成することができ、前記複素
環式環はアゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、
ピペラジニル、N−アルキルピペラジニルまたはアゼピ
ニルから選ばれる)を表わし、あるいは−R2およびR
3は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、4員
ないし7員の複素環式環を形成することができ、前記複
素環式環はアゼチジン、ピロリジン、ピペリジン、モル
ホリンおよびピペラジンから選ばれ、前記複素環式環は
アルキル基により置換されていてもよい;あるいは (2) は二重結合を表わし、Xは酸素原子を表わし、そしてZ
は式 の基を表わし、式中、 a)R1およびR5は各々水素原子を表わし、かつR4
はピロリジン−3−イルチオまたはピペリジン−3−イ
ルチオまたはピペリジン−4−イルチオ基(これらの基
はアルキル基により置換されていてもよい)を表わし、
あるいはR4はアルキルチオ基を表わし、前記アルキル
チオ基は1個または2個のヒドロキシスルホニル基また
はアルキルアミノまたはジアルキルアミノ基(前記基は
メルカプトまたはジアルキルアミノ基により置換されて
いてもよい)により、あるいはピペラジノ(前記環はア
ルキルまたはメルカプトアルキル基により置換されてい
もよい)、モルホリノ、チオモルホリノ、ピペリジノ、
ピロリジン−1−イル、ピペリジン−2−イル、ピペリ
ジン−3−イルまたはピペリジン−4−イルおよびピロ
リジン−2−イルジノまたはピロリジン−3−イル(こ
れらの最後の2個の環は窒素原子においてアルキル基に
より置換されていもよい)から選ばれた1個または2個
の環により置換されており、あるいは b)R1およびR5は一緒になって原子価結合を形成
し、かつR4はピロリジン−3−イルアミノ、ピペリジ
ン−3−イルアミノまたはピペリジン−4−イルアミ
ノ、ピロリジン−3−イルオキシ、ピペリジン−3−イ
ルオキシまたはピペリジン−4−イルオキシ、ピロリジ
ン−3−イルチオ、ピペリジン−3−イルチオまたはピ
ペリジン−4−イルチオ基(これらの基は窒素原子にお
いてアルキル基により置換されていもよい)を表わし、
あるいはR4はアルキルアミノ、アルコキシまたはアル
キルチオ基を表わし、これらの基は1個または2個のヒ
ドロキシスルホニル基またはアルキルアミノまたはジア
ルキルアミノ基(前記基はジアルキルアミノ基により置
換されていもよい)またはトリアルキルアミノまたはイ
ミダゾル−4−イルまたはイミダゾル−5−イル基によ
り、あるいはピペラジノ(前記環はアルキルまたはメル
カプトアルキル基により置換されていもよい)、モルホ
リノ、チオモルホリノ、ピペリジノ、ピロリジン−1−
イル、ピペリジン−2−イル、ピペリジン−3−イルま
たはピペリジン−4−イルおよびピロリジン−2−イル
またはピロリジン−3−イル(これらの最後の5個の環
は窒素原子においてアルキル基により置換されていもよ
い)から選ばれた1個または2個の環により置換されて
おり、一般式(V)のアルキル基および他の基のアルキ
ル部分は、1〜5個の炭素原子を含有し、かつ直鎖もし
くは分枝鎖である。
に可溶化することができ、かつ、相乗現象により、プリ
スチナマイシンIA、ビルギニアマイシンSまたは次の
一般式の可溶性シナージスチン誘導体の抗バクテリア作
用を増大することができるという重要な利点を有する: 式中、Yは水素原子またはジメチルアミノ基を表わし、
そして (1) は単一結合を表わし、ZおよびR1の両者は水素原子を
表わし、そしてXは の基を表わし、式中、 −R2水素原子を表わし、かつR3はヒドロキシル基、
アルキル基または置換アルキル基(置換基はカルボキシ
ル、アルコキシカルボニルまたはヒドロキシル基、アル
キルアミノまたはジアルキルアミノ基であり、ここでア
ルキル基は、それらが結合する窒素原子と一緒になっ
て、4員ないし7員の複素環式環を形成することがで
き、前記複素環式環はアゼチジニル、ピロリジニル、ピ
ペリジニル、ピペラジニル、N−アルキルピペラジニル
およびアゼピニルから選ばれる)を表わし、あるいはR
3は3〜7個の炭素原子のシクロアルキル基または飽和
された4員ないし7員の複素環式環を表わし、前記複素
環式環はアゼチジン、ピロリジン、ピペリジンおよびア
ゼピン管から選ばれ、これらの複素環式環は置換されて
いないか、あるいは窒素原子においてアルキル基により
置換されており;あるいは −R2はホルミルまたはアルキルカルボニル基でありか
つR3は置換アルキル基(置換基はカルボキシル基、ま
たはアルキルアミノまたはジアルキルアミノ基を表わ
し、ここでアルキル基は、それらが結合する窒素原子と
一緒になって、4員ないし7員の複素環式環を形成する
ことができ、前記複素環式環はアゼチジニル、ピロリジ
ニル、ピペリジニル、ピペラジニル、N−アルキルピペ
ラジニルまたはアゼピニルから選ばれる)を表わし、あ
るいはR3は飽和された4員ないし7員の複素環式環を
表わし、前記複素環式環はアゼチジニル、ピロリジニ
ル、ピペリジニルおよびアゼピニルから選ばれ、これら
の複素環式環は窒素原子においてアルキル基により置換
されることができ、あるいは −R2およびR3は、同一であるかあるいは異り、アル
キルたは置換アルキル基(置換基はカルボキシ、アルコ
キシカルボニルまたはヒドロキシル基、アルキルアミノ
またはジアルキルアミノ基であり、ここでアルキル基
は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、4員な
いし7員の複素環式環を形成することができ、前記複素
環式環はアゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、
ピペラジニル、N−アルキルピペラジニルまたはアゼピ
ニルから選ばれる)を表わし、あるいは−R2およびR
3は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、4員
ないし7員の複素環式環を形成することができ、前記複
素環式環はアゼチジン、ピロリジン、ピペリジン、モル
ホリンおよびピペラジンから選ばれ、前記複素環式環は
アルキル基により置換されていてもよい;あるいは (2) は二重結合を表わし、Xは酸素原子を表わし、そしてZ
は式 の基を表わし、式中、 a)R1およびR5は各々水素原子を表わし、かつR4
はピロリジン−3−イルチオまたはピペリジン−3−イ
ルチオまたはピペリジン−4−イルチオ基(これらの基
はアルキル基により置換されていてもよい)を表わし、
あるいはR4はアルキルチオ基を表わし、前記アルキル
チオ基は1個または2個のヒドロキシスルホニル基また
はアルキルアミノまたはジアルキルアミノ基(前記基は
メルカプトまたはジアルキルアミノ基により置換されて
いてもよい)により、あるいはピペラジノ(前記環はア
ルキルまたはメルカプトアルキル基により置換されてい
もよい)、モルホリノ、チオモルホリノ、ピペリジノ、
ピロリジン−1−イル、ピペリジン−2−イル、ピペリ
ジン−3−イルまたはピペリジン−4−イルおよびピロ
リジン−2−イルジノまたはピロリジン−3−イル(こ
れらの最後の2個の環は窒素原子においてアルキル基に
より置換されていもよい)から選ばれた1個または2個
の環により置換されており、あるいは b)R1およびR5は一緒になって原子価結合を形成
し、かつR4はピロリジン−3−イルアミノ、ピペリジ
ン−3−イルアミノまたはピペリジン−4−イルアミ
ノ、ピロリジン−3−イルオキシ、ピペリジン−3−イ
ルオキシまたはピペリジン−4−イルオキシ、ピロリジ
ン−3−イルチオ、ピペリジン−3−イルチオまたはピ
ペリジン−4−イルチオ基(これらの基は窒素原子にお
いてアルキル基により置換されていもよい)を表わし、
あるいはR4はアルキルアミノ、アルコキシまたはアル
キルチオ基を表わし、これらの基は1個または2個のヒ
ドロキシスルホニル基またはアルキルアミノまたはジア
ルキルアミノ基(前記基はジアルキルアミノ基により置
換されていもよい)またはトリアルキルアミノまたはイ
ミダゾル−4−イルまたはイミダゾル−5−イル基によ
り、あるいはピペラジノ(前記環はアルキルまたはメル
カプトアルキル基により置換されていもよい)、モルホ
リノ、チオモルホリノ、ピペリジノ、ピロリジン−1−
イル、ピペリジン−2−イル、ピペリジン−3−イルま
たはピペリジン−4−イルおよびピロリジン−2−イル
またはピロリジン−3−イル(これらの最後の5個の環
は窒素原子においてアルキル基により置換されていもよ
い)から選ばれた1個または2個の環により置換されて
おり、一般式(V)のアルキル基および他の基のアルキ
ル部分は、1〜5個の炭素原子を含有し、かつ直鎖もし
くは分枝鎖である。
一般式(V)のシナージスチン誘導体のあるものは、異
性体を有する。これらの異性体およびそれらの混合物は
有利に一般式(I)の生成物と組み合わせることができ
る。
性体を有する。これらの異性体およびそれらの混合物は
有利に一般式(I)の生成物と組み合わせることができ
る。
R2がホルミルまたはアルキルカルボニル基であるもの
を除く、上の1)において定義した式(V)の生成物
は、一般式 式中、R2およびR3は上において定義したとおりであ
る、 のアミンを、一般式 式中、Yは水素原子(ビルギニアマイシンS)またはジ
メチルアミノ基(プリスチナマイシンIA)である、 のシナージスチンを、アルカリ金属シアノホウ水素化物
の存在下に、反応させることによって製造される。
を除く、上の1)において定義した式(V)の生成物
は、一般式 式中、R2およびR3は上において定義したとおりであ
る、 のアミンを、一般式 式中、Yは水素原子(ビルギニアマイシンS)またはジ
メチルアミノ基(プリスチナマイシンIA)である、 のシナージスチンを、アルカリ金属シアノホウ水素化物
の存在下に、反応させることによって製造される。
この反応は、一般に、過剰量の式(VIII)のアミンを使用
して、アルカリ金属シアノホウ水素化物、例えば、シア
ノホウ水素化ナトリウムの存在下に、有機溶媒、例え
ば、アルコール[塩化水素が溶解されている(塩化水素
を含有するメタノールまたは化水素を含有するエタノー
ル)]中で0℃ないし反応混合物の還流温度、好ましく
は20℃程度の温度において実施する。
して、アルカリ金属シアノホウ水素化物、例えば、シア
ノホウ水素化ナトリウムの存在下に、有機溶媒、例え
ば、アルコール[塩化水素が溶解されている(塩化水素
を含有するメタノールまたは化水素を含有するエタノー
ル)]中で0℃ないし反応混合物の還流温度、好ましく
は20℃程度の温度において実施する。
この反応は、有利には、乾燥剤、例えば、モレキュラー
シーブの存在下に実施することができる。
シーブの存在下に実施することができる。
R2がホルミルまたはアルキルカルボニルであり、R3
が置換アルキル(置換基はカルボキシル基、アルキルア
ミノまたはジアルキルアミノ基であり、ここでアルキル
基は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、4員
ないし7員の複素環式基を形成することができ、前記複
素環式基がアゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニ
ル、ピペラジニル、アルキルピペラジニルまたはアゼピ
ニルから選ばれる)を表わすか、あるいは飽和された4
員ないし7員の複素環を表わし、前記複素環がアゼチジ
ン、ピロリジン、ピペリジンおよびアゼピンの環から選
ばれ、これらの複素環が窒素原子においてアルキル基に
より置換されることができ、そしてYが上において定義
したとおりである上の1)において定義した一般式
(V)の生成物は、一般式 R6−CO−Q (X) 式中、R6は水素原子またはアルキル基であり、そして
Qはハロゲン原子またはアルキルカルボニルオキシ基で
ある、 の化合物を、一般式 式中、Yは上において定義したとおりであり、そして
R′3は上に記載したR3の対応する定義を有する、 の化合物と反応させことによって、製造することができ
る。
が置換アルキル(置換基はカルボキシル基、アルキルア
ミノまたはジアルキルアミノ基であり、ここでアルキル
基は、それらが結合する窒素原子と一緒になって、4員
ないし7員の複素環式基を形成することができ、前記複
素環式基がアゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニ
ル、ピペラジニル、アルキルピペラジニルまたはアゼピ
ニルから選ばれる)を表わすか、あるいは飽和された4
員ないし7員の複素環を表わし、前記複素環がアゼチジ
ン、ピロリジン、ピペリジンおよびアゼピンの環から選
ばれ、これらの複素環が窒素原子においてアルキル基に
より置換されることができ、そしてYが上において定義
したとおりである上の1)において定義した一般式
(V)の生成物は、一般式 R6−CO−Q (X) 式中、R6は水素原子またはアルキル基であり、そして
Qはハロゲン原子またはアルキルカルボニルオキシ基で
ある、 の化合物を、一般式 式中、Yは上において定義したとおりであり、そして
R′3は上に記載したR3の対応する定義を有する、 の化合物と反応させことによって、製造することができ
る。
この反応は、一般に、有機溶媒、例えば、ピリジン、塩
素化溶媒(塩化メチレン)またはエーテル(テトラヒド
ロフラン)中で、酸受容体、例えば、有機塩基(トリエ
チルアミン)または無機塩基、例えば、アルカリ金属の
炭酸塩または重炭酸塩(重炭酸ナトリウム)の存在下
に、0℃〜80℃の温度において実施する。
素化溶媒(塩化メチレン)またはエーテル(テトラヒド
ロフラン)中で、酸受容体、例えば、有機塩基(トリエ
チルアミン)または無機塩基、例えば、アルカリ金属の
炭酸塩または重炭酸塩(重炭酸ナトリウム)の存在下
に、0℃〜80℃の温度において実施する。
R′3が第二アミンを含有する基を表わす場合、これを
保護した後一般式(X)の生成物を一般式(XI)の生成物
と反応させなくてはならない。これは、アミン基の保護
に使用されかつ、その後分子の残部に影響を及ぼさない
で除去することができる、慣用のブロッキング手段を用
いて実施することができる。ブロッキング剤としてトリ
フルオロアセチル基を使用することは、とくに有利であ
る;次いで、これはアルカリ金属重炭酸塩、例えば、重
炭酸ナトリウムまたは重炭酸カリウムの水溶液を使用し
て除去することができる。
保護した後一般式(X)の生成物を一般式(XI)の生成物
と反応させなくてはならない。これは、アミン基の保護
に使用されかつ、その後分子の残部に影響を及ぼさない
で除去することができる、慣用のブロッキング手段を用
いて実施することができる。ブロッキング剤としてトリ
フルオロアセチル基を使用することは、とくに有利であ
る;次いで、これはアルカリ金属重炭酸塩、例えば、重
炭酸ナトリウムまたは重炭酸カリウムの水溶液を使用し
て除去することができる。
一般式(VIII)中のR2および/またはR3が第二アミン
を含有する基を表わす場合、これを保護した後一般式(V
III)の生成物を一般式(IX)の生成物と反応させなくては
ならない。ブロッキングおよびブロッキング剤の除去
は、前述のように実施する。
を含有する基を表わす場合、これを保護した後一般式(V
III)の生成物を一般式(IX)の生成物と反応させなくては
ならない。ブロッキングおよびブロッキング剤の除去
は、前述のように実施する。
Yが上に定義したとおりでありかつ他の記号が上の2)
a)において定義したとおりである上の2)において定
義した一般式(V)の生成物は、一般式 R′4−H (XII) 式中、R′4は上の2)a)において与えたR4の定義
を有する、 の生成物を、一般式 式中、Yは上に定義したとおりである、 の生成物と反応させることによって製造することができ
る。
a)において定義したとおりである上の2)において定
義した一般式(V)の生成物は、一般式 R′4−H (XII) 式中、R′4は上の2)a)において与えたR4の定義
を有する、 の生成物を、一般式 式中、Yは上に定義したとおりである、 の生成物と反応させることによって製造することができ
る。
反応は、一般に、有機溶媒、例えば、アルコール、例え
ば、メタノールまたは塩素化炭化水素、例えば、クロロ
ホルム、またはこれらの溶媒の混合物中で、0℃ないし
混合物の還流温度、好ましくは20℃程度の温度におい
て実施される。
ば、メタノールまたは塩素化炭化水素、例えば、クロロ
ホルム、またはこれらの溶媒の混合物中で、0℃ないし
混合物の還流温度、好ましくは20℃程度の温度におい
て実施される。
一般式(XIII)の生成物は、アルカリ金属水素化ホウ
素化物、例えば、水素化ホウ素ナトリウムを、一般式 式中、Yは上に定義したとおりである、 の生成物と反応させることによって製造することができ
る。
素化物、例えば、水素化ホウ素ナトリウムを、一般式 式中、Yは上に定義したとおりである、 の生成物と反応させることによって製造することができ
る。
反応は、一般に、有機溶媒、例えば、エーテル、例え
ば、テトラヒドロフランまたはアルコール、例えば、イ
ソプロパノール中で、酸、例えば、トリフルオロ酢酸の
存在下に、0℃ないし混合物の還流温度、好ましくは2
0℃程度の温度において実施される。
ば、テトラヒドロフランまたはアルコール、例えば、イ
ソプロパノール中で、酸、例えば、トリフルオロ酢酸の
存在下に、0℃ないし混合物の還流温度、好ましくは2
0℃程度の温度において実施される。
一般式(XIV)の生成物は、式 式中、各X1はアルコキシ基を表わし、かつX2はアル
コキシまたはジメチルアミノ基を表わし、あるいはX1
およびX2の両者はジメチルアミノ基を表わす、 の一般式(IX)の生成物と反応させることにより得ること
ができる。
コキシまたはジメチルアミノ基を表わし、あるいはX1
およびX2の両者はジメチルアミノ基を表わす、 の一般式(IX)の生成物と反応させることにより得ること
ができる。
実施において、tert−ブトキシビス(ジメチルアミ
ノ)メタンを一般式(IX)の生成物と、有機溶媒、例え
ば、塩素化溶媒、例えば1,2−ジクロロエタンまたは
アミド(例えば、ジメチルアミド)中で、0℃〜80℃
の温度、好まし20℃程度の温度において反応させるこ
とが有利である。
ノ)メタンを一般式(IX)の生成物と、有機溶媒、例え
ば、塩素化溶媒、例えば1,2−ジクロロエタンまたは
アミド(例えば、ジメチルアミド)中で、0℃〜80℃
の温度、好まし20℃程度の温度において反応させるこ
とが有利である。
一般式(XV)の生成物は、H.BREDERECK et
al.,,Chem.Ber.,41および3058
(1968)およびChem.Ber.,106,37
25(1973)に記載される方法により製造すること
ができる。
al.,,Chem.Ber.,41および3058
(1968)およびChem.Ber.,106,37
25(1973)に記載される方法により製造すること
ができる。
Yが上に定義したとおりでありかつ他の記号が上の2)
b)において定義したとおりである上の2)において定
義したとおりであるが、ただしR4はピロリジン−3−
イルオキシ、ピペリジン−3−イルオキシまたはピペリ
ジン−3−イルオキシまたはアルコキシ基(上2)b)
において定義したように置換されていてもよい)を表わ
すことはできない、一般式(V)の生成物は、一般式 R″4−H (XVI) 式中、R″4は上において与えたR4の定義を有する、 の生成物を、Yが上に定義したとおりである一般式(X
IV)の生成物と反応させることによって製造することが
できる。
b)において定義したとおりである上の2)において定
義したとおりであるが、ただしR4はピロリジン−3−
イルオキシ、ピペリジン−3−イルオキシまたはピペリ
ジン−3−イルオキシまたはアルコキシ基(上2)b)
において定義したように置換されていてもよい)を表わ
すことはできない、一般式(V)の生成物は、一般式 R″4−H (XVI) 式中、R″4は上において与えたR4の定義を有する、 の生成物を、Yが上に定義したとおりである一般式(X
IV)の生成物と反応させることによって製造することが
できる。
この反応は有機媒質中で、酸(例えば、酢酸または酢酸
と触媒量のトリフルオロ酢酸との混合物)の存在で、溶
媒の存在または不存在下に、0〜50化合物の温度、好
ましくは20℃程度の温度において実施する。
と触媒量のトリフルオロ酢酸との混合物)の存在で、溶
媒の存在または不存在下に、0〜50化合物の温度、好
ましくは20℃程度の温度において実施する。
必要に応じて、溶媒は、有機溶媒、例えば、エーテル
(テトラヒドロフラン)、アルコール(エタノール)お
よび塩素化溶媒(例えば、塩化メチレンまたはクロロホ
ルム)から選択することができる。
(テトラヒドロフラン)、アルコール(エタノール)お
よび塩素化溶媒(例えば、塩化メチレンまたはクロロホ
ルム)から選択することができる。
Yが上に定義したとおりでありかつ他の記号が上の2)
b)において定義したとおりである一般式(V)の生成
物は、一般式 R4−H (XII) 式中、R4は上の2)b)において与えたR4の定義
を有する、 の生成物を、一般式 式中、Yは上に定義したとおりであり、かつZ1はトシ
ルオキシ、アセチルオキシまたはトリメチルシリルオキ
シ基またはジアルコキシホスホリルオキシ(アルキル部
分は1〜4個の炭素原子を含有し、直鎖または分枝鎖で
ある)基を表わし、あるいはZ1は塩素原子を表わす、 の生成物と反応させることによって製造することができ
る。
b)において定義したとおりである一般式(V)の生成
物は、一般式 R4−H (XII) 式中、R4は上の2)b)において与えたR4の定義
を有する、 の生成物を、一般式 式中、Yは上に定義したとおりであり、かつZ1はトシ
ルオキシ、アセチルオキシまたはトリメチルシリルオキ
シ基またはジアルコキシホスホリルオキシ(アルキル部
分は1〜4個の炭素原子を含有し、直鎖または分枝鎖で
ある)基を表わし、あるいはZ1は塩素原子を表わす、 の生成物と反応させることによって製造することができ
る。
反応は、一般に、有機溶媒、例えば、エーテル、例え
ば、テトラヒドロフラン、アルコール、例えば、エタノ
ールまたは塩素化炭化水素(例えば、塩素化メチレンま
たはクロロホルム)中で、20℃程度の温度において実
施される。反応は塩基性媒質中で、例えば、アルカリ金
属水素化物またはアルカリ金属アルコラート、例えば、
ナトリウムエチラートまたはカリウムtert−ブチラ
ートの存在下に実施する。
ば、テトラヒドロフラン、アルコール、例えば、エタノ
ールまたは塩素化炭化水素(例えば、塩素化メチレンま
たはクロロホルム)中で、20℃程度の温度において実
施される。反応は塩基性媒質中で、例えば、アルカリ金
属水素化物またはアルカリ金属アルコラート、例えば、
ナトリウムエチラートまたはカリウムtert−ブチラ
ートの存在下に実施する。
R4がヘテロサイクリルオキシまたは置換アルコキシ
以外である場合、反応はまた中世媒質中で0〜50℃の
温度において、前述の溶媒の1つ中で、あるいは酸性媒
質中で、一般式(XVI)の生成物と一般式(XIV)の生
成物との反応について前述の条件と同一の条件下で実施
することができる。
以外である場合、反応はまた中世媒質中で0〜50℃の
温度において、前述の溶媒の1つ中で、あるいは酸性媒
質中で、一般式(XVI)の生成物と一般式(XIV)の生
成物との反応について前述の条件と同一の条件下で実施
することができる。
一般式(XVIII)の生成物は、一般式(XIV)の生成物
を加水分解して、一般式 の生成物を生成し、次いで、この生成物を、 α)一般式 Z′−X (XX) 式中、Xはハロゲン原子を表わし、そしてZ′1はZ1
について上に与えた定義を有し、ただしそれは塩素原子
を表わすことはできない、 の生成物を反応させるか、あるいは β)式 (C6H5)3PCl2 (XXI) と反応させて、Z1が塩素原子を表わす一般式(XVII
I)の生成物を生成する、 ことにより製造することができる。
を加水分解して、一般式 の生成物を生成し、次いで、この生成物を、 α)一般式 Z′−X (XX) 式中、Xはハロゲン原子を表わし、そしてZ′1はZ1
について上に与えた定義を有し、ただしそれは塩素原子
を表わすことはできない、 の生成物を反応させるか、あるいは β)式 (C6H5)3PCl2 (XXI) と反応させて、Z1が塩素原子を表わす一般式(XVII
I)の生成物を生成する、 ことにより製造することができる。
一般式(XIV)の生成物の一般式(XVIII)の生成物へ
の加水分解は、鉱酸の水溶液、例えば、塩酸の0.1N
水溶液により実施し、反応温度は約20℃である。
の加水分解は、鉱酸の水溶液、例えば、塩酸の0.1N
水溶液により実施し、反応温度は約20℃である。
一般式(XX)の生成物と一般式(XIX)の生成物との反応
は、有機溶媒、例えば、塩化メチレン中で、酸受容体、
例えば、有機塩基、例えば、トリエチルアミンまたは無
機塩基、例えば、アルカリ金属の炭酸塩または重炭酸
塩、例えば、重炭酸ナトリウムまたは重炭酸カリウムの
存在下に実施する。反応温度は一般に−20〜+20℃
である。
は、有機溶媒、例えば、塩化メチレン中で、酸受容体、
例えば、有機塩基、例えば、トリエチルアミンまたは無
機塩基、例えば、アルカリ金属の炭酸塩または重炭酸
塩、例えば、重炭酸ナトリウムまたは重炭酸カリウムの
存在下に実施する。反応温度は一般に−20〜+20℃
である。
一般式(XXI)の生成物と一般式(XIX)の生成物との
反応は、塩素化溶媒、例えば塩化メチレン中で、−20
〜+20℃の温度において実施する。
反応は、塩素化溶媒、例えば塩化メチレン中で、−20
〜+20℃の温度において実施する。
一般式(III)、(VIII)、(XII)、(XVI)および(XV
II)の生成物は、以下の実施例に記載した方法、ことに
次の文献の方法に従い、製造することができる: R、R′4、R″4またはR4がヘテロサイクリルチ
オまたは置換アルキルチオ基を表わす一般式(III)、
(XII)、(XVI)および(XVII)の生成物の場合に
おいて、 −G.G.Urquart et al.,Org.S
ynth.,21,36(1941) −A.I.Vogel.J.Chem.Soc.,18
22(1948) −J.H.ChapmanおよびL.N.Owen,
J.Chem.Soc.,579(1950) −H.R.Snyder et al.,J.Am.C
hem.Soc.,69,2672(1974) −D.D.Reynords et al.,J.Or
g.Chem.,26,5125(1961) −J.W.Haeffele et al.,Pro
c.Sci.Toilet Goods Asso
c.,32,52(1959) −H.Barrer et al.,J.Org,Ch
em.,27,641(1962) −J.H.Biel et al.,J.Am.Che
m.Soc.,77,2250(1955)、あるいは R″4またはR4がヘテロサイクリクオキシまたは置
換アルコキシ基である一般式(XVI)または(XVII)
の生成物の場合において、 −A.J.W.Headlee et al.,J.A
m.Chem.Soc.,55,1066(1953) −B.K.CampbellおよびK.N.Campb
ell.J.Am.Chem.Soc.,60,137
2(1938) −R.C.Elderfield et al.,J.
Am.Chem.Soc.,68,1579(194
6)、あるいは 一般式(VIII)の生成物またはR、R″4またはR4が
置換アルキルアミノ基を表わす一般式(III)、(XVI)
および(XVII)の生成物の場合において、 −J.Am.Chem.Soc.,54,1499(1
932)および −J.Am.Chem.Soc.,54,3441(1
932)、あるいは R、R″4またはR4がヘテロサイクリルアミノ基で
ある一般式(III)、(XVI)および(XVII)の生成物の
場合において、 −E.F.Elslager et al.,J.Me
d.Chem.,17,99(1974) −L.M.Werbel et al.,J.Het.
Chem.,10,363(1973)。
II)の生成物は、以下の実施例に記載した方法、ことに
次の文献の方法に従い、製造することができる: R、R′4、R″4またはR4がヘテロサイクリルチ
オまたは置換アルキルチオ基を表わす一般式(III)、
(XII)、(XVI)および(XVII)の生成物の場合に
おいて、 −G.G.Urquart et al.,Org.S
ynth.,21,36(1941) −A.I.Vogel.J.Chem.Soc.,18
22(1948) −J.H.ChapmanおよびL.N.Owen,
J.Chem.Soc.,579(1950) −H.R.Snyder et al.,J.Am.C
hem.Soc.,69,2672(1974) −D.D.Reynords et al.,J.Or
g.Chem.,26,5125(1961) −J.W.Haeffele et al.,Pro
c.Sci.Toilet Goods Asso
c.,32,52(1959) −H.Barrer et al.,J.Org,Ch
em.,27,641(1962) −J.H.Biel et al.,J.Am.Che
m.Soc.,77,2250(1955)、あるいは R″4またはR4がヘテロサイクリクオキシまたは置
換アルコキシ基である一般式(XVI)または(XVII)
の生成物の場合において、 −A.J.W.Headlee et al.,J.A
m.Chem.Soc.,55,1066(1953) −B.K.CampbellおよびK.N.Campb
ell.J.Am.Chem.Soc.,60,137
2(1938) −R.C.Elderfield et al.,J.
Am.Chem.Soc.,68,1579(194
6)、あるいは 一般式(VIII)の生成物またはR、R″4またはR4が
置換アルキルアミノ基を表わす一般式(III)、(XVI)
および(XVII)の生成物の場合において、 −J.Am.Chem.Soc.,54,1499(1
932)および −J.Am.Chem.Soc.,54,3441(1
932)、あるいは R、R″4またはR4がヘテロサイクリルアミノ基で
ある一般式(III)、(XVI)および(XVII)の生成物の
場合において、 −E.F.Elslager et al.,J.Me
d.Chem.,17,99(1974) −L.M.Werbel et al.,J.Het.
Chem.,10,363(1973)。
上の方法において、R2、R3、R′4、R″4または
R4が反応を妨害しうるアルキルアミノ基を含有する
場合、これは分子の残部に影響を及ぼさない既知の方法
により前もって保護する。
R4が反応を妨害しうるアルキルアミノ基を含有する
場合、これは分子の残部に影響を及ぼさない既知の方法
により前もって保護する。
同様に、一般式(XII)、(XVI)および(XVII)の
生成物中のR′4、R″4またはR4が反応を妨害し
うる第二アミン基を含有する場合、これを保護した後、
対応する生成物を、それぞれ、一般式(XII)、(XV
I)および(XVII)の生成物と反応させなくてはならな
い。この保護基は反応後除去される。これは一般式(II
I)の反応成分のR基について前述した条件のもとに実施
される。
生成物中のR′4、R″4またはR4が反応を妨害し
うる第二アミン基を含有する場合、これを保護した後、
対応する生成物を、それぞれ、一般式(XII)、(XV
I)および(XVII)の生成物と反応させなくてはならな
い。この保護基は反応後除去される。これは一般式(II
I)の反応成分のR基について前述した条件のもとに実施
される。
必要に応じて、一般式(I)の生成物および/または一
般式(V)の生成物の異性体は、クロマトグラフィーに
より、あるいは高性能液体クロマトグラフィーにより分
割することができる。
般式(V)の生成物の異性体は、クロマトグラフィーに
より、あるいは高性能液体クロマトグラフィーにより分
割することができる。
一般式(V)の生成物は、一般式(I)の生成物につい
て前述した方法で精製することができる。
て前述した方法で精製することができる。
実験室において、一般式(I)の生成物は、一般式
(V)の生成物と10〜90%および90〜10%の間
で変化する比率で混合した場合、5〜200mg/kgの投
与量で、マウスに皮下投与したとき、ことに黄色ブドウ
球菌(Staphy lococcus aureus
smith)により引き起こされる敗血症において、
一般式(V)の生成物の抗バクテリア作用へ相乗効果を
与える。
(V)の生成物と10〜90%および90〜10%の間
で変化する比率で混合した場合、5〜200mg/kgの投
与量で、マウスに皮下投与したとき、ことに黄色ブドウ
球菌(Staphy lococcus aureus
smith)により引き起こされる敗血症において、
一般式(V)の生成物の抗バクテリア作用へ相乗効果を
与える。
一般式(I)の化合物の急性毒性は、LD50として表
わしたとき、マウスへ皮下投与において、一般に300
〜900mg/kgである。
わしたとき、マウスへ皮下投与において、一般に300
〜900mg/kgである。
生体外の抗バクテリア(bacteriostati
c)活性 既知の容量(20cm3)の適当な培地(Muller−
Hinton 寒天)を含有する1系列の平板(pla
te)に、この容量の1/10の1系列の試験する生成
物の幾何学的に増大する(比=2)希釈物を添加した。
平板を多点接種装置(multipoint inoc
ulator)で接種し、前記接種装置はトリプシンの
ダイズ肉汁(tryptic soy broth)中
の微生物の104コロニー形成単位のスポットを供給
し、37℃において18時間インキュベーションし、そ
して同一培地で1/100に希釈した。
c)活性 既知の容量(20cm3)の適当な培地(Muller−
Hinton 寒天)を含有する1系列の平板(pla
te)に、この容量の1/10の1系列の試験する生成
物の幾何学的に増大する(比=2)希釈物を添加した。
平板を多点接種装置(multipoint inoc
ulator)で接種し、前記接種装置はトリプシンの
ダイズ肉汁(tryptic soy broth)中
の微生物の104コロニー形成単位のスポットを供給
し、37℃において18時間インキュベーションし、そ
して同一培地で1/100に希釈した。
接種後、平板を37℃において24時間インキュベーシ
ョンした。
ョンした。
最小阻止濃度は、微生物の生育が阻止される最小濃度で
ある。
ある。
結果は次のとおりであった。
マウスにおける腹腔内感染に対する活性 5%の豚ムチンで適当に希釈した「脳心臓注入(Bra
in Heart Infusion)」培地(Dif
co)中で試験用微生物を18時間適当に振盪培養し、
この培養物の0.5cm3をマウスの腹腔内に注射した。
この接種により、対照動物は24〜48時間で死亡し
た。試験化合物を接種の日に5時間の間隔で2回皮下投
与した。第1回目の投与は微生物の接種後1時間目に行
った。50cm3/kgの容量中に含有される単一の投与量を
用いた。
in Heart Infusion)」培地(Dif
co)中で試験用微生物を18時間適当に振盪培養し、
この培養物の0.5cm3をマウスの腹腔内に注射した。
この接種により、対照動物は24〜48時間で死亡し
た。試験化合物を接種の日に5時間の間隔で2回皮下投
与した。第1回目の投与は微生物の接種後1時間目に行
った。50cm3/kgの容量中に含有される単一の投与量を
用いた。
50%治療投与量(CD50)は、各投与において、処
置された動物の半分を試験期間(8日間)にわたって生
存させる化合物の投与量である。
置された動物の半分を試験期間(8日間)にわたって生
存させる化合物の投与量である。
プリスチナマイシンIAに対するすぐれた相乗効果につ
いて、とくに価値があるものは、各記号が次の意味を有
する一般式(I)の化合物である: Rはアルキルチオ基を表わし、前記アルキルチオ基は1
個または2個のジアルキルアミノ基で置換されており、
ここでアルキルは、それらが結合する窒素原子と一緒に
なって、ピロリジン−1−イルおよびピペラジン−1−
イルから選ばれた飽和複素環式環を形成することがで
き、ここで前記複素環式環は置換されていないかあるい
はアルキル基で置換されており;あるいはRは式Het
−S−(式中、HetはN−アルキル置換されていても
よいピペリジン−4−イル基を表わす)の基を表わし;
あるいはRはジアルキルアミノ基を表わし、ここでアル
キルは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、ピ
ペラジン−1−イル環を形成することができ、前記ピペ
ラジン−1−イル環は置換されていないかあるいはアル
キル基で置換されており、前記アルキル基および他の基
のアルキル部分は各々直鎖もしくは分枝鎖であり、かつ
1〜3個の炭素原子を含有する。
いて、とくに価値があるものは、各記号が次の意味を有
する一般式(I)の化合物である: Rはアルキルチオ基を表わし、前記アルキルチオ基は1
個または2個のジアルキルアミノ基で置換されており、
ここでアルキルは、それらが結合する窒素原子と一緒に
なって、ピロリジン−1−イルおよびピペラジン−1−
イルから選ばれた飽和複素環式環を形成することがで
き、ここで前記複素環式環は置換されていないかあるい
はアルキル基で置換されており;あるいはRは式Het
−S−(式中、HetはN−アルキル置換されていても
よいピペリジン−4−イル基を表わす)の基を表わし;
あるいはRはジアルキルアミノ基を表わし、ここでアル
キルは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、ピ
ペラジン−1−イル環を形成することができ、前記ピペ
ラジン−1−イル環は置換されていないかあるいはアル
キル基で置換されており、前記アルキル基および他の基
のアルキル部分は各々直鎖もしくは分枝鎖であり、かつ
1〜3個の炭素原子を含有する。
これらの化合物のうちでさらに価値のあるものは、各記
号が次の意味を有する一般式(I)の化合物である: Rはジアルキルアミノ基で置換された1〜3個の分枝鎖
のアルキルチオ基であり、あるいはRは4−アルキルピ
ペラジン−1−イル環を表わし、前記アルキル基は、特
記しないかぎり、各々1個または2個の炭素原子を含有
する。
号が次の意味を有する一般式(I)の化合物である: Rはジアルキルアミノ基で置換された1〜3個の分枝鎖
のアルキルチオ基であり、あるいはRは4−アルキルピ
ペラジン−1−イル環を表わし、前記アルキル基は、特
記しないかぎり、各々1個または2個の炭素原子を含有
する。
次の化合物は、とくに価値がある: 26−(1−ジエチルアミノンプロプ−2−イル)チオ
プリスチナマイシンIIB、および 26−(4−メチルピペラジン−1−イル)プリスチナ
マイシンIIBである特許請求の範囲第1項記載のプリス
チナマイシンIIB。
プリスチナマイシンIIB、および 26−(4−メチルピペラジン−1−イル)プリスチナ
マイシンIIBである特許請求の範囲第1項記載のプリス
チナマイシンIIB。
治療において、本発明の化合物は、そのままで、すなわ
ち、塩基の形態で、既知のシナージスチン類と組み合わ
せて、使用することができるが、新規な化合物の主な利
点はそれらが水中に可溶性であるということであり、そ
れらを製薬学的に許容されうる酸付加塩の形態で、既知
のシナージスチン類または一般式(I)のシナージスチ
ンと組み合わせで使用することはとくに有利である。前
記既知のシナージスチン類および一般式(I)のシナー
ジスチンは製薬学的に許容されうる塩の形態で可溶化す
ることができ、あるいは、適当ならば、後者が生ずる溶
液が少なくとも治療学的に活性な投与量に等しい量の生
成物を含有するために十分に可溶性である場合、塩基の
形態で可溶化することができる。
ち、塩基の形態で、既知のシナージスチン類と組み合わ
せて、使用することができるが、新規な化合物の主な利
点はそれらが水中に可溶性であるということであり、そ
れらを製薬学的に許容されうる酸付加塩の形態で、既知
のシナージスチン類または一般式(I)のシナージスチ
ンと組み合わせで使用することはとくに有利である。前
記既知のシナージスチン類および一般式(I)のシナー
ジスチンは製薬学的に許容されうる塩の形態で可溶化す
ることができ、あるいは、適当ならば、後者が生ずる溶
液が少なくとも治療学的に活性な投与量に等しい量の生
成物を含有するために十分に可溶性である場合、塩基の
形態で可溶化することができる。
一般式(I)の生成物および一般式(V)の生成物につ
いて述べることができる製薬学的に許容されうる塩は、
無機酸との付加塩、例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫
酸塩、硝酸塩およびリン酸塩、または有機酸との付加
塩、酢酸塩、プロピオン酸塩、コハク酸塩、マレイン酸
塩、フマル酸塩、メタンスルホン酸塩、p−トルエンス
ルホン酸塩およびイセチオン酸塩、またはこれらの化合
物の置換誘導体である。述べることができる他の製薬学
的に許容されうる塩は、アルカリ金属との塩、例えば、
ナトリウム塩、カリウム塩およびリチウム塩、アルカリ
土類金属との塩、例えば、マグネシウム塩、アンモニウ
ム塩、および有機塩基、例えば、エタノールアミンン、
ジエタノールアミン、トリメチルアミン、トリエチルア
ミン、メチルアミン、プロピルアミン、ジイソプロピル
アミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、ベンジル
アミン、ジベンジルアミン、ジヘキシルベンジルアミ
ン、N−ベンジル−β−フェネチルアミン、N,N′−
ジベンジルエチレンジアミン、ベンズヒドリルアミン、
アルギニン、ロイシン、リジンまたはN−メチルグルカ
ミンとの付加塩である。
いて述べることができる製薬学的に許容されうる塩は、
無機酸との付加塩、例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫
酸塩、硝酸塩およびリン酸塩、または有機酸との付加
塩、酢酸塩、プロピオン酸塩、コハク酸塩、マレイン酸
塩、フマル酸塩、メタンスルホン酸塩、p−トルエンス
ルホン酸塩およびイセチオン酸塩、またはこれらの化合
物の置換誘導体である。述べることができる他の製薬学
的に許容されうる塩は、アルカリ金属との塩、例えば、
ナトリウム塩、カリウム塩およびリチウム塩、アルカリ
土類金属との塩、例えば、マグネシウム塩、アンモニウ
ム塩、および有機塩基、例えば、エタノールアミンン、
ジエタノールアミン、トリメチルアミン、トリエチルア
ミン、メチルアミン、プロピルアミン、ジイソプロピル
アミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、ベンジル
アミン、ジベンジルアミン、ジヘキシルベンジルアミ
ン、N−ベンジル−β−フェネチルアミン、N,N′−
ジベンジルエチレンジアミン、ベンズヒドリルアミン、
アルギニン、ロイシン、リジンまたはN−メチルグルカ
ミンとの付加塩である。
Zが一般式(VII)の基を表わし、R4がトリアルキルア
ミノ基を表わす一般式(V)の生成物について述べるこ
とができる製薬学的に許容されうる塩は、前述にアニオ
ンに対応するアンモニウム塩である。
ミノ基を表わす一般式(V)の生成物について述べるこ
とができる製薬学的に許容されうる塩は、前述にアニオ
ンに対応するアンモニウム塩である。
以下の実施例により本発明を説明する。これらの実施例
は、制限的な意味に解釈してはならず、そして本発明の
実施方法を説明する。これらの実施例および参考例の中
に記載する生成物のNMRスペクトルは、一般式(I)
の生成物および一般式(V)の生成物のすべてに対して
共通の一般的特性および置換基に従う生成物の各々に特
有の特定の特性を有する。実施例1およびまた参考例1
および16において、分子中のすべてのプロトンの帰属
が与えられている;引き続く実施例または参考例におい
て、変動する基による特定の特性のみが述べられてい
る。一般式(I)の生成物について、すべてのプロトン
は次の式中に示される番号に従い表示される: 一般式(V)のシナージスチン類について、すべてのプ
ロトンは一般式(XXIII)中に示される番号に従い表示
される;この番号はJ.O.ANTEUNIS et
al.,Eur.J.Biochem.,25,259
(1975)中に推奨されている。
は、制限的な意味に解釈してはならず、そして本発明の
実施方法を説明する。これらの実施例および参考例の中
に記載する生成物のNMRスペクトルは、一般式(I)
の生成物および一般式(V)の生成物のすべてに対して
共通の一般的特性および置換基に従う生成物の各々に特
有の特定の特性を有する。実施例1およびまた参考例1
および16において、分子中のすべてのプロトンの帰属
が与えられている;引き続く実施例または参考例におい
て、変動する基による特定の特性のみが述べられてい
る。一般式(I)の生成物について、すべてのプロトン
は次の式中に示される番号に従い表示される: 一般式(V)のシナージスチン類について、すべてのプ
ロトンは一般式(XXIII)中に示される番号に従い表示
される;この番号はJ.O.ANTEUNIS et
al.,Eur.J.Biochem.,25,259
(1975)中に推奨されている。
すべてのスペクトルは、ジュウテロクロロホルム中で2
50MHzにおいて得た;化学シフトはテトラメチルシラ
ンについての信号に関するppmで表わされている。下に
おいて使用する略号は、次のとおりである: s=一重線 d=二重線 t=三重線 mt=多重線 up=成分に分解されないピーク dd=二重線の二重 dt=三重線の二重 ddd=二重線の二重の二重 dddd=二重線の二重の二重の二重 以下の実施例において、「フラッシュ」クロマトグラフ
ィーは、W.C.STILL、M.KAHNおよびA.
MITRA,J.Org.Chem.,43,2923
(1978)の方法に従う、40〜53μmの粒度のシ
リカを用いて短いクロマトグラフィーのカラムを使用し
かつ中圧(50kPa)で操作することからなる精製技
術を意味する。
50MHzにおいて得た;化学シフトはテトラメチルシラ
ンについての信号に関するppmで表わされている。下に
おいて使用する略号は、次のとおりである: s=一重線 d=二重線 t=三重線 mt=多重線 up=成分に分解されないピーク dd=二重線の二重 dt=三重線の二重 ddd=二重線の二重の二重 dddd=二重線の二重の二重の二重 以下の実施例において、「フラッシュ」クロマトグラフ
ィーは、W.C.STILL、M.KAHNおよびA.
MITRA,J.Org.Chem.,43,2923
(1978)の方法に従う、40〜53μmの粒度のシ
リカを用いて短いクロマトグラフィーのカラムを使用し
かつ中圧(50kPa)で操作することからなる精製技
術を意味する。
実施例1 塩化メチレン(15cc)中のジエチルアミノエタンチオ
ール(3.7g)の溶液を、メタノール(150cc)中
のプリスチナマイシンIIA(13.1g)の懸濁液へ添
加する。得られた溶液を20℃程度の温度において18
時間かきまぜ、次いで蒸留水(1500cc)中に注ぐ;
得られた混合物を塩化メチレン(合計1000cc)で3
回抽出する。有機相を合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥
し、濾過し、濾液を30℃において減圧(2.7kP
a)濃縮乾固する。得られた残留物を「フラッシュ」ク
ロマトグラフィーにより精製する[溶離液:クロロホル
ム/メタノール(90/10容量)]。;分画5〜23
を30℃において減圧(2.7kPa)濃縮乾固した
後、26−(2−ジエチルアミノエチル)チオプリスチ
ナマイシンIIA(12.4g)が約105℃で溶融する
黄色粉末の形態で得られる。
ール(3.7g)の溶液を、メタノール(150cc)中
のプリスチナマイシンIIA(13.1g)の懸濁液へ添
加する。得られた溶液を20℃程度の温度において18
時間かきまぜ、次いで蒸留水(1500cc)中に注ぐ;
得られた混合物を塩化メチレン(合計1000cc)で3
回抽出する。有機相を合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥
し、濾過し、濾液を30℃において減圧(2.7kP
a)濃縮乾固する。得られた残留物を「フラッシュ」ク
ロマトグラフィーにより精製する[溶離液:クロロホル
ム/メタノール(90/10容量)]。;分画5〜23
を30℃において減圧(2.7kPa)濃縮乾固した
後、26−(2−ジエチルアミノエチル)チオプリスチ
ナマイシンIIA(12.4g)が約105℃で溶融する
黄色粉末の形態で得られる。
塩酸塩の形態の26−(2−ジエチルアミノエチル)チ
オプリスチナマイシンIIB(生成物BA)の2%の水溶
液が、次の成分を使用して得られる: 生成物BA 0.1g 0.05Nの塩酸 3cc 蒸留水 q.s.5cc 実施例2 実施例1に記載する手順に類似する手順に従うが、プリ
スチナマイシンIIA(2.7g)および2−ジメチルア
ミノエンタンチオール(0.58g)から出発し、そし
て「フラッシュ」クロマトグラフィーによる精製[溶離
液:クロロホルム/メタノール(90/10容量)]お
よび分画11〜17の30℃における減圧(2.7kP
a)濃縮乾固後、26−(2−ジメチルアミノエチル)
チオプリスチナマイシンIIB(1.1g)が約100℃
で溶融する黄色粉末の形態で得られる。
オプリスチナマイシンIIB(生成物BA)の2%の水溶
液が、次の成分を使用して得られる: 生成物BA 0.1g 0.05Nの塩酸 3cc 蒸留水 q.s.5cc 実施例2 実施例1に記載する手順に類似する手順に従うが、プリ
スチナマイシンIIA(2.7g)および2−ジメチルア
ミノエンタンチオール(0.58g)から出発し、そし
て「フラッシュ」クロマトグラフィーによる精製[溶離
液:クロロホルム/メタノール(90/10容量)]お
よび分画11〜17の30℃における減圧(2.7kP
a)濃縮乾固後、26−(2−ジメチルアミノエチル)
チオプリスチナマイシンIIB(1.1g)が約100℃
で溶融する黄色粉末の形態で得られる。
NMRスペクトル: 2.35(s,6H:−N(CH3)2) 2.80(up,4H:−S−CH 2CH 2−N=) 3.40(ddd,1H:H 26) 4.75(d,1H:H 27) 8.10(s,1H:H 20) 塩酸塩の形態の26−(2−ジエチルアミノエチル)チ
オプリスチナマイシンIIB(生成物BB)の2%の水溶
液が、次の成分を使用して得られる: 生成物BB 0.1g 0.1Nの塩酸 1.6cc 蒸留水 q.s.5cc 実施例3 実施例1に記載する手順に類似する手順に従うが、プリ
スチナマイシンIIA(5.25g)および3−ジメチル
アミノプロパンチオール(1.3g)から出発し、そし
て「フラッシュ」クロマトグラフィーによる精製[溶離
液:クロロホルム/メタノール(90/10容量)]お
よび分画6〜29の30℃における減圧(2.7kP
a)濃縮乾固後、26−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)チオプリスチナマイシンIIB(3.3g)が約10
0℃で溶融する黄色粉末の形態で得られる。
オプリスチナマイシンIIB(生成物BB)の2%の水溶
液が、次の成分を使用して得られる: 生成物BB 0.1g 0.1Nの塩酸 1.6cc 蒸留水 q.s.5cc 実施例3 実施例1に記載する手順に類似する手順に従うが、プリ
スチナマイシンIIA(5.25g)および3−ジメチル
アミノプロパンチオール(1.3g)から出発し、そし
て「フラッシュ」クロマトグラフィーによる精製[溶離
液:クロロホルム/メタノール(90/10容量)]お
よび分画6〜29の30℃における減圧(2.7kP
a)濃縮乾固後、26−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)チオプリスチナマイシンIIB(3.3g)が約10
0℃で溶融する黄色粉末の形態で得られる。
NMRスペクトル: 1.50(s,3H×0.5:H 33 第1異性体) 1.70(s,3H×0.5:H 33 第2異性体) 1.80(up,2H:−SCH2−CH2N=) 2.20(s,6H×0.5:−N(CH3)2第1異
性体) 2.25(s,6H×0.5:−N(CH3)2第2異
性体) 2.40(up,2H:−SCH 2−CH2−CH2N
=) 2.70(up,2H:−SCH 2−CH2−CH2N
=) 3.35(2 up,1H:H 26 各異性体) 3.45(2 up,1H:H 26 各異性体) 4.60(2 d,1H:H 27 各異性体) 4.70(2 d,1H:H 27 各異性体) 7.80(2 s,1H:H 20 各異性体) 8.10(2 s,1H:H 20 各異性体) 26−(3−ジメチルアミノプロピル)チオプリスチナ
マイシンIIB(生成物BC)の3.3%の水溶液が、次
の成分を使用して得られる: 生成物BC 0.1g 0.1Nの塩酸 1.6cc 蒸留水 q.s.3cc 実施例4 実施例1に記載する手順に類似する手順に従うが、プリ
スチナマイシンIIA(5.25g)および2−(ピロリ
ジン−1−イル)エンタンチオール(1.7g)から出
発し、そして「フラッシュ」クロマトグラフィーによる
精製[溶離液:クロロホルム/メタノール(95/5容
量)]および分画19〜60の30℃における減圧
(2.7kPa)濃縮乾固後、26−[2−(ピロリジ
ン−1−イル)エチル]チオプリスチナマイシンIIB
(3.9g)が約115℃で溶融する黄色粉末の形態で
得られる。
性体) 2.25(s,6H×0.5:−N(CH3)2第2異
性体) 2.40(up,2H:−SCH 2−CH2−CH2N
=) 2.70(up,2H:−SCH 2−CH2−CH2N
=) 3.35(2 up,1H:H 26 各異性体) 3.45(2 up,1H:H 26 各異性体) 4.60(2 d,1H:H 27 各異性体) 4.70(2 d,1H:H 27 各異性体) 7.80(2 s,1H:H 20 各異性体) 8.10(2 s,1H:H 20 各異性体) 26−(3−ジメチルアミノプロピル)チオプリスチナ
マイシンIIB(生成物BC)の3.3%の水溶液が、次
の成分を使用して得られる: 生成物BC 0.1g 0.1Nの塩酸 1.6cc 蒸留水 q.s.3cc 実施例4 実施例1に記載する手順に類似する手順に従うが、プリ
スチナマイシンIIA(5.25g)および2−(ピロリ
ジン−1−イル)エンタンチオール(1.7g)から出
発し、そして「フラッシュ」クロマトグラフィーによる
精製[溶離液:クロロホルム/メタノール(95/5容
量)]および分画19〜60の30℃における減圧
(2.7kPa)濃縮乾固後、26−[2−(ピロリジ
ン−1−イル)エチル]チオプリスチナマイシンIIB
(3.9g)が約115℃で溶融する黄色粉末の形態で
得られる。
NMRスペクトル: 2.35(mt,4H: 2.50〜2.80(up,6H: 3.40(d,1H:H 26) 4.75(d,1H:H 27) 8.10(s,1H:H 20) 塩酸塩の形態の26−[2−(ピロリジン−1−イル)
エチル]チオプリスチナマイシンIIB(生成物BD)の
5%の水溶液が、次の成分を使用して得られる: 生成物BD 0.1g 0.1Nの塩酸 1.5cc 蒸留水 q.s.2cc 2−(ピロリジン−1−イル)エンタンチオールは、
J.W.HAEFFELEおよびR.W.BROGE,
Proc.Toilet Goods Assoc.3
2,52(1959)[Chem.Abstr.54,
1723e(1960)]に記載される方法に従い製造
することができる。
エチル]チオプリスチナマイシンIIB(生成物BD)の
5%の水溶液が、次の成分を使用して得られる: 生成物BD 0.1g 0.1Nの塩酸 1.5cc 蒸留水 q.s.2cc 2−(ピロリジン−1−イル)エンタンチオールは、
J.W.HAEFFELEおよびR.W.BROGE,
Proc.Toilet Goods Assoc.3
2,52(1959)[Chem.Abstr.54,
1723e(1960)]に記載される方法に従い製造
することができる。
実施例5 実施例1に記載する手順に類似する手順に従うが、プリ
スチナマイシンIIA(3.15g)および1−(2−メ
ルカプトエチル)−4−メチルピペラジン(1.1g)
から出発し、そして「フラッシュ」クロマトグラフィー
による精製[溶離液:クロロホルム/メタノール(95
/5容量)]および分画14〜20の30℃における減
圧(2.7kPa)濃縮乾固後、26−[2−(4−メ
チルピペラジン−1−イル)エチル]チオプリスチナマ
イシンIIB(1.4g)が約115℃で溶融する黄色粉
末の形態で得られる。
スチナマイシンIIA(3.15g)および1−(2−メ
ルカプトエチル)−4−メチルピペラジン(1.1g)
から出発し、そして「フラッシュ」クロマトグラフィー
による精製[溶離液:クロロホルム/メタノール(95
/5容量)]および分画14〜20の30℃における減
圧(2.7kPa)濃縮乾固後、26−[2−(4−メ
チルピペラジン−1−イル)エチル]チオプリスチナマ
イシンIIB(1.4g)が約115℃で溶融する黄色粉
末の形態で得られる。
NMRスペクトル: 2.30(s,3H:=N−CH3) 2.50〜2.80(up,6H: 3.35(d,1H:H 26) 4.75(d,1H:H 27) 8.10(s,1H:H 20) 塩酸塩の形態の26−[2−(4−メチルピペラジン−
1−イル)エチル]チオプリスチナマイシンIIB(生成
物BE)の2%の水溶液が、次の成分を使用して得られ
る: 生成物BE 0.1g 0.1Nの塩酸 1.46cc 蒸留水 q.s.5cc 1−(2−メルカプトエチル)−4−メチルピペラジン
は、D.D.REYNOLDS et al.,J.O
rg.Chem.,26,5125(1961)に記載
される方法に従い製造することができる。
1−イル)エチル]チオプリスチナマイシンIIB(生成
物BE)の2%の水溶液が、次の成分を使用して得られ
る: 生成物BE 0.1g 0.1Nの塩酸 1.46cc 蒸留水 q.s.5cc 1−(2−メルカプトエチル)−4−メチルピペラジン
は、D.D.REYNOLDS et al.,J.O
rg.Chem.,26,5125(1961)に記載
される方法に従い製造することができる。
実施例6 実施例1に記載する手順に類似する手順に従うが、プリ
スチナマイシンIIA(3.15g)および1−ジエチル
アミノプロパン−2−チオール(1.8g)から出発
し、そして「フラッシュ」クロマトグラフィーによる精
製[溶離液:クロロホルム/メタノール(90/10容
量)]および分画3〜5の30℃における減圧(2.7
kPa)濃縮乾固後、26−(1−ジエチルアミノプロ
プ−2−イル)チオプリスチナマイシンIIB(1.4
g)が約160℃で溶融する黄色粉末の形態で得られ
る。
スチナマイシンIIA(3.15g)および1−ジエチル
アミノプロパン−2−チオール(1.8g)から出発
し、そして「フラッシュ」クロマトグラフィーによる精
製[溶離液:クロロホルム/メタノール(90/10容
量)]および分画3〜5の30℃における減圧(2.7
kPa)濃縮乾固後、26−(1−ジエチルアミノプロ
プ−2−イル)チオプリスチナマイシンIIB(1.4
g)が約160℃で溶融する黄色粉末の形態で得られ
る。
NMRスペクトル: 1(up,9H:H 32+−N(CH2CH3)2) 2.50(up,6H: −CH 2N(CH 2CH3)
2) 3.30(up,1H:H 26) 4.70(d,1H:H 27) 8.12(s,1H:H 20) 塩酸塩の形態の26−(1−ジエチルアミノプロプ−2
−イル)チオプリスチナマイシンIIB(生成物BF)の
5%の水溶液が、次の成分を使用して得られる: 生成物BF 20mg 0.1Nの塩酸 0.3cc 蒸留水 q.s.0.4cc 1−ジエチルアミノプロパン−2−チオールは、R.
T.WRAGG,J.Chem.Chem.(C)1
6,2087(1969)に記載される方法に従い製造
することができる。
2) 3.30(up,1H:H 26) 4.70(d,1H:H 27) 8.12(s,1H:H 20) 塩酸塩の形態の26−(1−ジエチルアミノプロプ−2
−イル)チオプリスチナマイシンIIB(生成物BF)の
5%の水溶液が、次の成分を使用して得られる: 生成物BF 20mg 0.1Nの塩酸 0.3cc 蒸留水 q.s.0.4cc 1−ジエチルアミノプロパン−2−チオールは、R.
T.WRAGG,J.Chem.Chem.(C)1
6,2087(1969)に記載される方法に従い製造
することができる。
実施例7 実施例1に記載する手順に類似する手順に従うが、プリ
スチナマイシンIIA(3.15g)および1−メチルピ
ペリジン−4−チオール(0.6g)から出発し、この
反応混合物にトリエチルアミン(0.6)を添加し、そ
して「フラッシュ」クロマトグラフィーによる精製[溶
離液:クロロホルム/メタノール(92/8容量)]お
よび分画4〜20の30℃における減圧(2.7kP
a)濃縮乾固後、26−(1−メチルピペリジン−4−
イル)チオプリスチナマイシンIIB(0.9g)が約1
80℃で溶融する黄色粉末の形態で得られる。
スチナマイシンIIA(3.15g)および1−メチルピ
ペリジン−4−チオール(0.6g)から出発し、この
反応混合物にトリエチルアミン(0.6)を添加し、そ
して「フラッシュ」クロマトグラフィーによる精製[溶
離液:クロロホルム/メタノール(92/8容量)]お
よび分画4〜20の30℃における減圧(2.7kP
a)濃縮乾固後、26−(1−メチルピペリジン−4−
イル)チオプリスチナマイシンIIB(0.9g)が約1
80℃で溶融する黄色粉末の形態で得られる。
NMRスペクトル: 2.10(up,4H: 2.25(s,3H: 2.80(up,4H: 3.55(up,1H:H 26) 4.62(up,1H:H 27) 7.70(up,1H:H 8) 8.10(s,1H:H 20) 塩酸塩の形態の26−(1−メチルピペリジン−4−イ
ル)チオプリスチナマイシンIIB(生成物BG)の5%
の水溶液が、次の成分を使用して得られる: 生成物BG 10mg 0.1Nの塩酸 0.14cc 蒸留水 q.s.0.2cc 1−メチルピペリジン−4−チオールは、H.BARR
ERおよびR.E.LYLE,J.Org.Che
m.,27,641(1962)に記載される方法に従
い製造することができる。
ル)チオプリスチナマイシンIIB(生成物BG)の5%
の水溶液が、次の成分を使用して得られる: 生成物BG 10mg 0.1Nの塩酸 0.14cc 蒸留水 q.s.0.2cc 1−メチルピペリジン−4−チオールは、H.BARR
ERおよびR.E.LYLE,J.Org.Che
m.,27,641(1962)に記載される方法に従
い製造することができる。
実施例8 実施例1に記載する手順に類似する手順に従うが、プリ
スチナマイシンIIA(5.25g)および気体のジメチ
ルアミンの5Nエタノール性溶液(10cc)から出発
し、そして「フラッシュ」クロマトグラフィーによる精
製[溶離液:クロロホルム/メタノール(90/10容
量)]および分画14〜24の30℃における減圧
(2.7kPa)濃縮乾固後、26−ジメチルアミノプ
リスチナマイシンIIB(0.8g)が約230℃で溶融
する黄色粉末の形態で得られる。
スチナマイシンIIA(5.25g)および気体のジメチ
ルアミンの5Nエタノール性溶液(10cc)から出発
し、そして「フラッシュ」クロマトグラフィーによる精
製[溶離液:クロロホルム/メタノール(90/10容
量)]および分画14〜24の30℃における減圧
(2.7kPa)濃縮乾固後、26−ジメチルアミノプ
リスチナマイシンIIB(0.8g)が約230℃で溶融
する黄色粉末の形態で得られる。
NMRスペクトル:(CDCl3+CD3 ODの1
0%) 2.35(s,6H:−N(CH3)2) 3.25(d,1H:H 26) 5.05(d,1H:H 27) 8.20(s,1H:H 20) 塩酸塩の形態の26−ジメチルアミノプリスチナマイシ
ンIIB(生成物BH)の5%の水溶液が、次の成分を使
用して得られる: 生成物BH 0.1g 0.1Nの塩酸 1.75cc 蒸留水 q.s.5cc 実施例9 実施例1に記載する手順に類似する手順に従うが、プリ
スチナマイシンIIA(5.25g)および4−メチルピ
ペラジン(5g)から出発し、そして「フラッシュ」ク
ロマトグラフィーによる精製[溶離液:クロロホルム/
メタノール(90/10容量)]および分画20〜44
の30℃における減圧(2.7kPa)濃縮乾固後、2
6−(4−メチルピペラジン−1−イル)プリスチナマ
イシンIIB(0.8g)が約140℃で溶融する黄色粉
末の形態で得られる。
0%) 2.35(s,6H:−N(CH3)2) 3.25(d,1H:H 26) 5.05(d,1H:H 27) 8.20(s,1H:H 20) 塩酸塩の形態の26−ジメチルアミノプリスチナマイシ
ンIIB(生成物BH)の5%の水溶液が、次の成分を使
用して得られる: 生成物BH 0.1g 0.1Nの塩酸 1.75cc 蒸留水 q.s.5cc 実施例9 実施例1に記載する手順に類似する手順に従うが、プリ
スチナマイシンIIA(5.25g)および4−メチルピ
ペラジン(5g)から出発し、そして「フラッシュ」ク
ロマトグラフィーによる精製[溶離液:クロロホルム/
メタノール(90/10容量)]および分画20〜44
の30℃における減圧(2.7kPa)濃縮乾固後、2
6−(4−メチルピペラジン−1−イル)プリスチナマ
イシンIIB(0.8g)が約140℃で溶融する黄色粉
末の形態で得られる。
NMRスペクトル: 2.30(s,3H:=NCH3) 2.40〜2.65(up,8H: 3.40〜3.70(up H 26を含有する) 5.75(d,1H:H 27) 8.10(s,1H:H 20) 塩酸塩の形態の26−(4−メチルピペラジン−1−イ
ル)プリスチナマイシンIIB(生成物BI)の5%の水
溶液が、次の成分を使用して得られる: 生成物BI 0.1g 0.1Nの塩酸 1.6cc 蒸留水 q.s.3cc 実施例10 1−メチルピペラジン(20cc)中のプリスチナマイシ
ンIIA(5.2g)の溶液を、20℃程度の温度におい
て1時間30分間かきまぜ、次いで蒸留水(600cc)
中に注ぐ。得られた乳濁液を塩化メチレン(合計600
cc)で3回抽出する;有機相を合わせ、硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、濾過し、次いで濾液を30℃において減圧
(2.7kPa)濃縮乾固する。得られた残留物を「フ
ラッシュ」クロマトグラフィーにより精製する[溶離
液:クロロホルム/メタノール(90/10容
量)]。;分画13〜30を30℃において減圧(2.
7kPa)濃縮乾固した後、26−(4−メチルピペラ
ジン−1−イル)プリスチナマイシンIIB(2.6g)
が約140℃で溶融するベージュ色粉末の形態で得られ
る。
ル)プリスチナマイシンIIB(生成物BI)の5%の水
溶液が、次の成分を使用して得られる: 生成物BI 0.1g 0.1Nの塩酸 1.6cc 蒸留水 q.s.3cc 実施例10 1−メチルピペラジン(20cc)中のプリスチナマイシ
ンIIA(5.2g)の溶液を、20℃程度の温度におい
て1時間30分間かきまぜ、次いで蒸留水(600cc)
中に注ぐ。得られた乳濁液を塩化メチレン(合計600
cc)で3回抽出する;有機相を合わせ、硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、濾過し、次いで濾液を30℃において減圧
(2.7kPa)濃縮乾固する。得られた残留物を「フ
ラッシュ」クロマトグラフィーにより精製する[溶離
液:クロロホルム/メタノール(90/10容
量)]。;分画13〜30を30℃において減圧(2.
7kPa)濃縮乾固した後、26−(4−メチルピペラ
ジン−1−イル)プリスチナマイシンIIB(2.6g)
が約140℃で溶融するベージュ色粉末の形態で得られ
る。
NMRスペクトクは、実施例9に記載する生成物のそれ
と同一である。
と同一である。
実施例11 実施例1に記載する手順に類似する手順に従うが、プリ
スチナマイシンIIA(12.6g)および2,3−ビス
ジメチルアミノプロパンチオール(5.2g)から出発
し、そして「フラッシュ」クロマトグラフィーによる精
製[溶離液:クロロホルム/メタノール(90/10容
量)]および分画29〜42の30℃における減圧
(2.7kPa)濃縮乾固後、26−(2,3−ビスジ
メチルアミノプロピル)チオプリスチナマイシンIIB
(0.3g)が約110℃で溶融する黄色粉末の形態で
得られる。
スチナマイシンIIA(12.6g)および2,3−ビス
ジメチルアミノプロパンチオール(5.2g)から出発
し、そして「フラッシュ」クロマトグラフィーによる精
製[溶離液:クロロホルム/メタノール(90/10容
量)]および分画29〜42の30℃における減圧
(2.7kPa)濃縮乾固後、26−(2,3−ビスジ
メチルアミノプロピル)チオプリスチナマイシンIIB
(0.3g)が約110℃で溶融する黄色粉末の形態で
得られる。
NMRスペクトル: 2.30(up,12H:−N(CH3)2) 2.50(up,2H:−CH2−N=) 2.90(up,1H:=CH−N=) 3.56(up,1H:H 26) 4.64(d,1H:H 27) 4.66(d,1H:H 27) 7.81(s,1H:H 20) 塩酸塩の形態の26−(2,3−ビスジメチルアミノプ
ロピル)チオプリスチナマイシンIIB(生成物BJ)の
5%の水溶液が、次の成分を使用して得られる: 生成物BJ 10mg 0.1Nの塩酸 0.14cc 蒸留水 q.s.0.5cc 2,3−ビスジメチルアミノプロパンチオールは、H.
NISHIMURAおよびH.TAKAMATSU,Y
akugaku Zasshi,84,944(196
5)に記載される方法に従い製造することができる。
ロピル)チオプリスチナマイシンIIB(生成物BJ)の
5%の水溶液が、次の成分を使用して得られる: 生成物BJ 10mg 0.1Nの塩酸 0.14cc 蒸留水 q.s.0.5cc 2,3−ビスジメチルアミノプロパンチオールは、H.
NISHIMURAおよびH.TAKAMATSU,Y
akugaku Zasshi,84,944(196
5)に記載される方法に従い製造することができる。
参考例1 プリスチナマイシンIA(0.5g)およびシアノホウ
水素化ナトリウム(20mg)を、55℃に保持された塩
化水素(2.4cc)の2Nのメタノール性溶液を含有す
るメタノール(15cc)中の3−ジメチルアミノプロピ
ルアミン(0.41cc)の溶液に添加する。次いで得ら
れた溶液を20℃程度の温度に約2時間でもどし、次い
で30℃において減圧(2.7kPa)濃縮乾固する。
得られた残留物を塩化メチレン(50cc)と重炭酸ナト
リウムの飽和水溶液(50cc)との混合物とともに粉砕
し、有機相をデカンテーションし、水相を塩化メチレン
(合計20cc)で抽出する。有機相を合わせ、硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、濾過し、次いで30℃において減圧
(2.7kPa)濃縮乾固する。得られた残留物を「フ
ラッシュ」クロマトグラフィーにより精製する[溶離
液:クロロホルム/メタノール(80/20容量)]。
分画15〜30を合わせ、30℃において減圧(2.7
kPa)濃縮乾固する;得られた残留物をエチルエーテ
ル(5cc)で粉砕し、濾過し、20℃で減圧(0.02
7kPa)乾燥する。これにより5γ−デオキシ−5γ
−(3−ジメチルアミノプロピル)アミノプリスチナマ
イシンIA(60mg)が約160℃において溶融するク
リーム色の粉末の形態で得られる。
水素化ナトリウム(20mg)を、55℃に保持された塩
化水素(2.4cc)の2Nのメタノール性溶液を含有す
るメタノール(15cc)中の3−ジメチルアミノプロピ
ルアミン(0.41cc)の溶液に添加する。次いで得ら
れた溶液を20℃程度の温度に約2時間でもどし、次い
で30℃において減圧(2.7kPa)濃縮乾固する。
得られた残留物を塩化メチレン(50cc)と重炭酸ナト
リウムの飽和水溶液(50cc)との混合物とともに粉砕
し、有機相をデカンテーションし、水相を塩化メチレン
(合計20cc)で抽出する。有機相を合わせ、硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、濾過し、次いで30℃において減圧
(2.7kPa)濃縮乾固する。得られた残留物を「フ
ラッシュ」クロマトグラフィーにより精製する[溶離
液:クロロホルム/メタノール(80/20容量)]。
分画15〜30を合わせ、30℃において減圧(2.7
kPa)濃縮乾固する;得られた残留物をエチルエーテ
ル(5cc)で粉砕し、濾過し、20℃で減圧(0.02
7kPa)乾燥する。これにより5γ−デオキシ−5γ
−(3−ジメチルアミノプロピル)アミノプリスチナマ
イシンIA(60mg)が約160℃において溶融するク
リーム色の粉末の形態で得られる。
完全なNMRスペクトルは、次の特性を有する: 塩酸塩の形態の5γ−デオキシ−5γ−(3−ジメチル
アミノプロピル)アミノプリスチナマイシンIA(生成
物A)の10%水溶液は、次の成分を用いて得られる: 生成物A 0.1g 2N塩酸 0.52cc 蒸留水 q.s.1cc 参考例1に記載する手順に類似する手順に従い、一般式
(V)の次のシナージスチン類を製造する。これらのシ
ナージスチン類は本発明の生成物を組み合わせることが
できる。[記号 ZおよびR1は一般式(V)について(1)において定
義したとおりである]: 参考例8 ジメチルアミンの5Nエタノール性溶液(2.8cc)、
次いで塩化水素の5Nメタノール性溶液(2cc)を、メ
タノール(25cc)のプリスチナマイシンIA(2g)
の溶液へ添加する。シアノホウ水素化ナトリウム(76
mg)を得られた溶液へ添加し、次いでこの混合物を48
時間20℃程度の温度においてかきまぜる。次いでこの
混合物を30℃において減圧(2.7kPa)濃縮乾固
する。残留物を塩化メチレン(25cc)と重炭酸ナトリ
ウムの飽和水溶液(25cc)との混合物とともに粉砕す
る;有機相をデカンテーションし、水相を塩化メチレン
(合計50cc)で2回抽出する。有機相を合わせ、硫酸
マグネシウムで乾燥し、濾過し、次いで濾液を30℃に
おいて減圧(2.7kPa)濃縮乾固する。残留物を
「フラッシュ」クロマトグラフィーにより精製する[溶
離液:クロロホルム/メタノール(92/8容量)]。
分画5〜12を合わせ、30℃において減圧(2.7k
Pa)濃縮乾固する。これにより5γ−デオキシ−5γ
−ジメチルアミノプリスチナマイシンIA(0.7g)
が約170℃において溶融するベージュ色の粉末の形態
で得られる。
アミノプロピル)アミノプリスチナマイシンIA(生成
物A)の10%水溶液は、次の成分を用いて得られる: 生成物A 0.1g 2N塩酸 0.52cc 蒸留水 q.s.1cc 参考例1に記載する手順に類似する手順に従い、一般式
(V)の次のシナージスチン類を製造する。これらのシ
ナージスチン類は本発明の生成物を組み合わせることが
できる。[記号 ZおよびR1は一般式(V)について(1)において定
義したとおりである]: 参考例8 ジメチルアミンの5Nエタノール性溶液(2.8cc)、
次いで塩化水素の5Nメタノール性溶液(2cc)を、メ
タノール(25cc)のプリスチナマイシンIA(2g)
の溶液へ添加する。シアノホウ水素化ナトリウム(76
mg)を得られた溶液へ添加し、次いでこの混合物を48
時間20℃程度の温度においてかきまぜる。次いでこの
混合物を30℃において減圧(2.7kPa)濃縮乾固
する。残留物を塩化メチレン(25cc)と重炭酸ナトリ
ウムの飽和水溶液(25cc)との混合物とともに粉砕す
る;有機相をデカンテーションし、水相を塩化メチレン
(合計50cc)で2回抽出する。有機相を合わせ、硫酸
マグネシウムで乾燥し、濾過し、次いで濾液を30℃に
おいて減圧(2.7kPa)濃縮乾固する。残留物を
「フラッシュ」クロマトグラフィーにより精製する[溶
離液:クロロホルム/メタノール(92/8容量)]。
分画5〜12を合わせ、30℃において減圧(2.7k
Pa)濃縮乾固する。これにより5γ−デオキシ−5γ
−ジメチルアミノプリスチナマイシンIA(0.7g)
が約170℃において溶融するベージュ色の粉末の形態
で得られる。
NMRスペクトル: 0.70(dt,1H:5β2) 2.10〜2.60(up,4H:5δ1+5δ2+5
β1+5γ) 2.15(s,3H×0.8:−N(CH3)2第1異
性体) 2.20(s,3H×0.2:−N(CH3)2第2異
性体) 塩酸塩の形態の5γ−デオキシ−5γ−ジメチルアミノ
プリスチナマイシンIA(生成物B)の2%水溶液は、
次の成分を用いて得られる: 生成物B 0.05g 0.1N塩酸 0.56cc 蒸留水 q.s.2.5cc 参考例9 参考例8に記載する手順に類似する手順に従い、5γ−
デオキシ−5γ−メチルアミノプリスチナマイシンIA
(0.35g)が約185℃において溶融する黄色粉末
の形態で得られる。
β1+5γ) 2.15(s,3H×0.8:−N(CH3)2第1異
性体) 2.20(s,3H×0.2:−N(CH3)2第2異
性体) 塩酸塩の形態の5γ−デオキシ−5γ−ジメチルアミノ
プリスチナマイシンIA(生成物B)の2%水溶液は、
次の成分を用いて得られる: 生成物B 0.05g 0.1N塩酸 0.56cc 蒸留水 q.s.2.5cc 参考例9 参考例8に記載する手順に類似する手順に従い、5γ−
デオキシ−5γ−メチルアミノプリスチナマイシンIA
(0.35g)が約185℃において溶融する黄色粉末
の形態で得られる。
塩酸塩の形態の5γ−デオキシ−5γ−メチルアミノプ
リスチナマイシンIAの1%の水溶液が得られる。
リスチナマイシンIAの1%の水溶液が得られる。
参考例10 参考例8に記載する手順に類似する手順に従い、5γ−
デオキシ−5γ−[N−(2−ジメチルアミノエチル)
−N−メチルアミノ]プリスチナマイシンIA(1.2
g)が約120℃において溶融する白色粉末の形態で得
られる。
デオキシ−5γ−[N−(2−ジメチルアミノエチル)
−N−メチルアミノ]プリスチナマイシンIA(1.2
g)が約120℃において溶融する白色粉末の形態で得
られる。
塩酸塩の形態の5γ−デオキシ−5γ−[N−(2−ジ
メチルアミノエチル)−N−メチルアミノ]プリスチナ
マイシンIA(生成物D)の10%の水溶液が得られ
る。
メチルアミノエチル)−N−メチルアミノ]プリスチナ
マイシンIA(生成物D)の10%の水溶液が得られ
る。
参考例11 3Aのモレキュラーシーブ(5g)を、メタノール(7
5cc)中のプリスチナマイシンIA(3g)、4−ジエ
チルアミノ−1−メチルブチルアミン(3.3g)およ
び塩化水素の5Nメタノール性溶液(9cc)の溶液に添
加する。得られる懸濁液を4日間20℃程度の温度にお
いてかきまぜ、次いで濾過する;濾液を30℃において
減圧(2.7kPa)濃縮乾固する。残留物を塩化メチ
レン(50cc)と重炭酸ナトリウムの飽和水溶液(50
cc)との混合物とともに粉砕する;有機相をデカンテー
ションし、水相を塩化メチレン(合計50cc)で2回抽
出する。有機相を合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥し、
濾過し、次いで濾液を30℃において減圧(2.7kP
a)濃縮乾固する。残留物を「フラッシュ」クロマトグ
ラフィーにより精製する[溶離液:クロロホルム/メタ
ノール(90/10容量)]。これにより5γ−デオキ
シ−5γ−(4−ジエチルアミノ−1−メチルブチル)
アミノプリスチナマイシンIA(0.7g)が約160
℃において溶融するベージュ色の粉末の形態で得られ
る。
5cc)中のプリスチナマイシンIA(3g)、4−ジエ
チルアミノ−1−メチルブチルアミン(3.3g)およ
び塩化水素の5Nメタノール性溶液(9cc)の溶液に添
加する。得られる懸濁液を4日間20℃程度の温度にお
いてかきまぜ、次いで濾過する;濾液を30℃において
減圧(2.7kPa)濃縮乾固する。残留物を塩化メチ
レン(50cc)と重炭酸ナトリウムの飽和水溶液(50
cc)との混合物とともに粉砕する;有機相をデカンテー
ションし、水相を塩化メチレン(合計50cc)で2回抽
出する。有機相を合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥し、
濾過し、次いで濾液を30℃において減圧(2.7kP
a)濃縮乾固する。残留物を「フラッシュ」クロマトグ
ラフィーにより精製する[溶離液:クロロホルム/メタ
ノール(90/10容量)]。これにより5γ−デオキ
シ−5γ−(4−ジエチルアミノ−1−メチルブチル)
アミノプリスチナマイシンIA(0.7g)が約160
℃において溶融するベージュ色の粉末の形態で得られ
る。
NMRスペクトル: 1.10(mt,9H:−N(CH2CH3)2+=C
H−CH3) 約1.7(up,4H:−CH 2−CH 2−CH2−N
(C2H5)2) 2.90(up,6H:−CH 2N(CH2C
H3)2) 7.70(mt,1H×0.45:1′H6第1異性
体) 7.77(mt,1H×0.55:1′H6第2異性
体) 塩酸塩の形態の5γ−デオキシ−5γ−(4−ジエチル
アミノ−1−メチルブチル)アミノプリスチナマイシン
IA(生成物F)の10%水溶液は、次の成分を用いて
得られる: 生成物F 0.1g 0.1N塩酸 q.s.1cc 参考例12 シアノホウ水素化ナトリウム(0.7g)を、塩化水素
(10cc)の2Nのメタノール性溶液を含有するメタノ
ール(300cc)中の5γ−デオキシ−5γ−ヒドロキ
シアミノプリスチナマイシンIA(12.5g)の溶液
に添加する。得られた溶液を20℃程度の温度に2日間
かきまぜ、次いで30℃において減圧(2.7kPa)
濃縮乾固する。残留物を塩化メチレン(200cc)と重
炭酸ナトリウムの飽和水溶液(200cc)との混合物中
で粉砕する;有機相をデカンテーションし、水相を塩化
メチレン(100cc)で抽出する。有機相を合わせ、硫
酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、次いで30℃におい
て減圧(2.7kPa)濃縮乾固する。「フラッシュ」
クロマトグラフィー[溶離液:クロロホルム/メタノー
ル(95/5容量)]後、5γ−デオキシ−5γ−ヒド
ロキシアミノプリスチナマイシンIA(6.8g)が約
170℃において溶融する白色の粉末の形態で得られ
る。
H−CH3) 約1.7(up,4H:−CH 2−CH 2−CH2−N
(C2H5)2) 2.90(up,6H:−CH 2N(CH2C
H3)2) 7.70(mt,1H×0.45:1′H6第1異性
体) 7.77(mt,1H×0.55:1′H6第2異性
体) 塩酸塩の形態の5γ−デオキシ−5γ−(4−ジエチル
アミノ−1−メチルブチル)アミノプリスチナマイシン
IA(生成物F)の10%水溶液は、次の成分を用いて
得られる: 生成物F 0.1g 0.1N塩酸 q.s.1cc 参考例12 シアノホウ水素化ナトリウム(0.7g)を、塩化水素
(10cc)の2Nのメタノール性溶液を含有するメタノ
ール(300cc)中の5γ−デオキシ−5γ−ヒドロキ
シアミノプリスチナマイシンIA(12.5g)の溶液
に添加する。得られた溶液を20℃程度の温度に2日間
かきまぜ、次いで30℃において減圧(2.7kPa)
濃縮乾固する。残留物を塩化メチレン(200cc)と重
炭酸ナトリウムの飽和水溶液(200cc)との混合物中
で粉砕する;有機相をデカンテーションし、水相を塩化
メチレン(100cc)で抽出する。有機相を合わせ、硫
酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、次いで30℃におい
て減圧(2.7kPa)濃縮乾固する。「フラッシュ」
クロマトグラフィー[溶離液:クロロホルム/メタノー
ル(95/5容量)]後、5γ−デオキシ−5γ−ヒド
ロキシアミノプリスチナマイシンIA(6.8g)が約
170℃において溶融する白色の粉末の形態で得られ
る。
NMRスペクトル:0.4(up,1H:5β2);
2.45(d,1H:5β2);3.1(d:5γ複雑
な成分に分解されないピーク);7.80(mt,1H
×0.25:1′H6第2異性体)。
2.45(d,1H:5β2);3.1(d:5γ複雑
な成分に分解されないピーク);7.80(mt,1H
×0.25:1′H6第2異性体)。
5γ−デオキシ−5γ−ヒドロキシアミノプリスチナマ
イシンIAは、塩化水素(8cc)の2Nのメタノール性
溶液を含有するメタノール(150cc)中のプリスチナ
マイシンIA(15g)およびヒドロキシルアミン塩酸
塩(7.5g)の溶液を、20℃程度の温度において5
時間かきまぜることによって得ることができる。次い
で、この反応混合物を30℃において(2.7kPa)
濃縮乾固する。残留物を塩化メチレン(100cc)と重
炭酸ナトリウムの飽和水溶液(100cc)との混合物と
ともに粉砕する;有機相をデカンテーションし、水相を
塩化メチレン(合計200cc)で抽出する。有機相を合
わせ、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、次いで30
℃において減圧(2.7kPa)濃縮乾固する。これに
より5γ−デオキシ−5γ−ヒドロキシアミノプリスチ
ナマイシンIAが210℃において溶融するベージュ色
の粉末の形態で得られる。
イシンIAは、塩化水素(8cc)の2Nのメタノール性
溶液を含有するメタノール(150cc)中のプリスチナ
マイシンIA(15g)およびヒドロキシルアミン塩酸
塩(7.5g)の溶液を、20℃程度の温度において5
時間かきまぜることによって得ることができる。次い
で、この反応混合物を30℃において(2.7kPa)
濃縮乾固する。残留物を塩化メチレン(100cc)と重
炭酸ナトリウムの飽和水溶液(100cc)との混合物と
ともに粉砕する;有機相をデカンテーションし、水相を
塩化メチレン(合計200cc)で抽出する。有機相を合
わせ、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、次いで30
℃において減圧(2.7kPa)濃縮乾固する。これに
より5γ−デオキシ−5γ−ヒドロキシアミノプリスチ
ナマイシンIAが210℃において溶融するベージュ色
の粉末の形態で得られる。
NMRスペクトル: 0.35(dd,1H:5β2) 3.25(up,2H:4ε2+5β1) 5.05(d,1H:5α) 5.5(up,5ε1を含む2H) 7.80(dd,1H×0.40:1′H6第1異性
体) 7.90(dd,1H×0.60:1′H6第2異性
体) 参考例13 参考例11に記載する手順に類似する手順に従い、5γ
−[N−(カルボキシメチル)メチルアミノ]−5γ−
デオキシプリスチナマイシンIA(0.8g)が約14
0℃において溶融するクリーム色粉末の形態で得られ
る。
体) 7.90(dd,1H×0.60:1′H6第2異性
体) 参考例13 参考例11に記載する手順に類似する手順に従い、5γ
−[N−(カルボキシメチル)メチルアミノ]−5γ−
デオキシプリスチナマイシンIA(0.8g)が約14
0℃において溶融するクリーム色粉末の形態で得られ
る。
塩酸塩の形態の5γ−[N−(カルボキシメチル)メチ
ルアミノ]−5γ−デオキシプリスチナマイシンIA
(生成物K)の2%の水溶液が得られる。
ルアミノ]−5γ−デオキシプリスチナマイシンIA
(生成物K)の2%の水溶液が得られる。
生成物K 0.2g 蒸留水 q.s.10cc 参考例14 トリエチルアミン(0.6cc)を含有するクロロホルム
(50cc)中の5γ−デオキシ−5γ−(2−ジメチル
アミノエチル)アミノプリスチナマイシンIA(3.2
g)の溶液へ、塩化アセチル(0.3cc)を添加する。
この反応混合物を20℃程度の温度において30分間か
きまぜ、次いで30℃において減圧(2.7kPa)濃
縮乾固する。残留物を「フラッシュ」クロマトグラフィ
ーにより精製する[溶離液:クロロホルム/メタノール
(90/10容量)];分画10〜21を合わせ、30
℃において減圧(2.7kPa)濃縮乾固することによ
り、5γ−デオキシ−5γ−[N−(2−ジメチルアミ
ノエチル)アセトアミド]プリスチナマイシンIA
(1.8g)が約170℃において溶融する白色の粉末
の形態で得られる。
(50cc)中の5γ−デオキシ−5γ−(2−ジメチル
アミノエチル)アミノプリスチナマイシンIA(3.2
g)の溶液へ、塩化アセチル(0.3cc)を添加する。
この反応混合物を20℃程度の温度において30分間か
きまぜ、次いで30℃において減圧(2.7kPa)濃
縮乾固する。残留物を「フラッシュ」クロマトグラフィ
ーにより精製する[溶離液:クロロホルム/メタノール
(90/10容量)];分画10〜21を合わせ、30
℃において減圧(2.7kPa)濃縮乾固することによ
り、5γ−デオキシ−5γ−[N−(2−ジメチルアミ
ノエチル)アセトアミド]プリスチナマイシンIA
(1.8g)が約170℃において溶融する白色の粉末
の形態で得られる。
NMRスペクトル: 0.9(up,4H:2γ+5β2) 2.05〜2.15(up,3H:5δ1+5δ2+5
γ) 2.15(s,3H:−COCH3) 2.45(s,6H:−N(CH3)2) 2.35〜2.60(up,5H:=N−CH 2−CH
2−CH 2−N=+5β1) 7.8(mt,1H×0.75:1′H6第1異性体) 8.25(mt,1H×0.25:1′H6第2異性
体) 塩酸塩の形態の5γ−デオキシ−5γ−[N−(2−ジ
メチルアミノエチル)アセトアミド]アミノプリスチナ
マイシンIA(生成物L)の2%水溶液は、次の成分を
用いて得られる: 生成物L 0.1g 0.2N塩酸 0.51cc 蒸留水 q.s.1cc 5γ−デオキシ−5γ−(2−ジメチルアミノエチル)
アミノプリスチナマイシンIAは、実施例5に記載する
ようにして製造することができる。
γ) 2.15(s,3H:−COCH3) 2.45(s,6H:−N(CH3)2) 2.35〜2.60(up,5H:=N−CH 2−CH
2−CH 2−N=+5β1) 7.8(mt,1H×0.75:1′H6第1異性体) 8.25(mt,1H×0.25:1′H6第2異性
体) 塩酸塩の形態の5γ−デオキシ−5γ−[N−(2−ジ
メチルアミノエチル)アセトアミド]アミノプリスチナ
マイシンIA(生成物L)の2%水溶液は、次の成分を
用いて得られる: 生成物L 0.1g 0.2N塩酸 0.51cc 蒸留水 q.s.1cc 5γ−デオキシ−5γ−(2−ジメチルアミノエチル)
アミノプリスチナマイシンIAは、実施例5に記載する
ようにして製造することができる。
参考例15 参考例14に記載する手順に類似する手順に従い、5γ
−デオキシ−5γ−[N−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)アセトアミド]プリスチナマイシンIA(0.8
g)が約210℃において溶融するオークル色粉末の形
態で得られる。
−デオキシ−5γ−[N−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)アセトアミド]プリスチナマイシンIA(0.8
g)が約210℃において溶融するオークル色粉末の形
態で得られる。
塩酸塩の形態の5γ−デオキシ−5γ−[N−(3−ジ
メチルアミノプロピル)アセトアミド]プリスチナマイ
シンIA(生成物M)の10%の水溶液が得られる。
メチルアミノプロピル)アセトアミド]プリスチナマイ
シンIA(生成物M)の10%の水溶液が得られる。
参考例16 3−ジメチルアミノプロパンチオール(1.95g)
を、メタノール(25cc)とクロロホルム(5cc)との
混合物中の5δ−メチレンプリスチナマイシンIA
(3.6g)の溶液へ添加し、次いで得られた反応混合
物を20℃程度の温度において20時間かきまぜる。こ
の反応混合物を蒸留水(250cc)中に注ぐ;得られた
乳濁液を塩化メチレン(合計250cc)で3回抽出す
る。有機相を合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過
し、濾液を30℃において減圧(2.7kPa)濃縮乾
固する。得られた残留物を「フラッシュ」クロマトグラ
フィーにより精製する[溶離液:クロロホルム/メタノ
ール(95/5容量)];分画10〜38を合わせ、3
0℃において減圧(2.7kPa)濃縮乾固する。得ら
れた残留物をエチルエーテル(30cc)中で粉砕する;
得られた結晶を濾過し、次いで20℃において減圧(2
7Pa)乾燥する。これにより5δ−(3−ジメチルア
ミノプロピル)チオメチルプリスチナマイシンIA
(2.4g)が約234℃において溶融する白色結晶の
形態で得られる。
を、メタノール(25cc)とクロロホルム(5cc)との
混合物中の5δ−メチレンプリスチナマイシンIA
(3.6g)の溶液へ添加し、次いで得られた反応混合
物を20℃程度の温度において20時間かきまぜる。こ
の反応混合物を蒸留水(250cc)中に注ぐ;得られた
乳濁液を塩化メチレン(合計250cc)で3回抽出す
る。有機相を合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過
し、濾液を30℃において減圧(2.7kPa)濃縮乾
固する。得られた残留物を「フラッシュ」クロマトグラ
フィーにより精製する[溶離液:クロロホルム/メタノ
ール(95/5容量)];分画10〜38を合わせ、3
0℃において減圧(2.7kPa)濃縮乾固する。得ら
れた残留物をエチルエーテル(30cc)中で粉砕する;
得られた結晶を濾過し、次いで20℃において減圧(2
7Pa)乾燥する。これにより5δ−(3−ジメチルア
ミノプロピル)チオメチルプリスチナマイシンIA
(2.4g)が約234℃において溶融する白色結晶の
形態で得られる。
NMRスペクトル: 5δ(3−ジメチルアミノプロピル)チオメチルプリス
チナマイシンIA(生成物AA)の2%水溶液は、次の
成分を用いて得られる: 生成物AA 30mg 0.1N塩酸 q.s.0.3cc 5δ−メチレンプリスチナマイシンIAは、次のように
して製造することができる: トリフルオロ酢酸(1.2cc)を含有するテトラヒドロ
フラン(230cc)中の5δ−ジメチルアミノメチレン
プリスチナマイシンIA(12g)の溶液へ、シアノホ
ウ水素化ナトリウム(0.43g)を添加する。得られ
た溶液を20℃程度の温度において20時間かきまぜ、
次いで30℃において減圧(2.7kPa)濃縮乾固す
る。得られた残留物を「フラッシュ」クロマトグラフィ
ーにより精製する[溶離液:クロロホルム/メタノール
(95/5容量)];分画4〜15を合わせ、30℃に
おいて減圧(2.7kPa)濃縮乾固する。これによ
り、5δ−メチレンプリスチナマイシンIA(5.5
g)が約245℃において溶融する白色の粉末の形態で
得られる。
チナマイシンIA(生成物AA)の2%水溶液は、次の
成分を用いて得られる: 生成物AA 30mg 0.1N塩酸 q.s.0.3cc 5δ−メチレンプリスチナマイシンIAは、次のように
して製造することができる: トリフルオロ酢酸(1.2cc)を含有するテトラヒドロ
フラン(230cc)中の5δ−ジメチルアミノメチレン
プリスチナマイシンIA(12g)の溶液へ、シアノホ
ウ水素化ナトリウム(0.43g)を添加する。得られ
た溶液を20℃程度の温度において20時間かきまぜ、
次いで30℃において減圧(2.7kPa)濃縮乾固す
る。得られた残留物を「フラッシュ」クロマトグラフィ
ーにより精製する[溶離液:クロロホルム/メタノール
(95/5容量)];分画4〜15を合わせ、30℃に
おいて減圧(2.7kPa)濃縮乾固する。これによ
り、5δ−メチレンプリスチナマイシンIA(5.5
g)が約245℃において溶融する白色の粉末の形態で
得られる。
NMRスペクトル: 0.55(dd,1H:5β2) 2.40(d,1H:5β2) 3.55(dd,1H:5ε2) 5.25(up,2H:5α+5ε1) 5.30および6.10(2s,2H:=C(H)2) 7.85(dd,1H:1′H6) 5δ−ジメチルアミノメチレンプリスチナマイシンIA
は、次のようにして製造することができる。: tert−ブトキシビス(ジメチルアミノ)メタン(2
30cc)を、1,2−ジクロロエタン(460cc)中の
プリスチナマイシンIAの溶液へ添加する;得られた溶
液を20℃程度の温度において18時間かきまぜる。反
応混合物を塩化メチレン(1)で希釈し、次いで塩化
アンモニウムの0.4%水溶液(合計3)で3回洗浄
する。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濾
液を30℃において減圧(2.7kPa)濃縮乾固す
る。得られた残留物を蒸留水(600cc)とともに粉砕
する;この混合物を濾過し、固体生成物を30℃におい
て減圧(2.7kPa)乾燥する。これにより粗製の5
δ−ジメチルアミノメチレンプリスチナマイシンIA
(41g)がベージュ色の粉末の形態で得られる。この
生成物は引き続く段階においてそのままで使用するため
に十分な品質である。しかしながら、それは次の方法で
精製することができる: 粗製の5δ−ジメチルアミノメチレンプリスチナマイシ
ンIA(23.5g)を「フラッシュ」クロマトグラフ
ィーにより精製する[溶離液:クロロホルム/メタノー
ル(98/2容量)]。分画16〜25を合わせ、30
℃において減圧(2.7kPa)濃縮乾固する。これに
より、5δ−ジメチルアミノメチレンプリスチナマイシ
ンIA(12g)が約195℃において溶融するベージ
ュ色の粉末の形態で得られる。
は、次のようにして製造することができる。: tert−ブトキシビス(ジメチルアミノ)メタン(2
30cc)を、1,2−ジクロロエタン(460cc)中の
プリスチナマイシンIAの溶液へ添加する;得られた溶
液を20℃程度の温度において18時間かきまぜる。反
応混合物を塩化メチレン(1)で希釈し、次いで塩化
アンモニウムの0.4%水溶液(合計3)で3回洗浄
する。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濾
液を30℃において減圧(2.7kPa)濃縮乾固す
る。得られた残留物を蒸留水(600cc)とともに粉砕
する;この混合物を濾過し、固体生成物を30℃におい
て減圧(2.7kPa)乾燥する。これにより粗製の5
δ−ジメチルアミノメチレンプリスチナマイシンIA
(41g)がベージュ色の粉末の形態で得られる。この
生成物は引き続く段階においてそのままで使用するため
に十分な品質である。しかしながら、それは次の方法で
精製することができる: 粗製の5δ−ジメチルアミノメチレンプリスチナマイシ
ンIA(23.5g)を「フラッシュ」クロマトグラフ
ィーにより精製する[溶離液:クロロホルム/メタノー
ル(98/2容量)]。分画16〜25を合わせ、30
℃において減圧(2.7kPa)濃縮乾固する。これに
より、5δ−ジメチルアミノメチレンプリスチナマイシ
ンIA(12g)が約195℃において溶融するベージ
ュ色の粉末の形態で得られる。
NMRスペクトル: 0.9(t,3H:2γ) 1.0(dd,1H:5β2) 2.50(d,1H:5β1) 3.10(s,6H:−N(CH3)2) 3.70(d,1H:5ε2) 5.50(d,1H:5ε1) 7.40(s,1H:=CHN((CH3)2) 7.75(dd,1H:1′H6) 実施例17 参考例16に記載する手順に類似する手順に従うが、5
δ−メチレンビルギニアマイシンS(0.9g)および
3−ジメチルアミノプロパンチオール(0.52g)か
ら出発し、そして「フラッシュ」クロマトグラフィーに
よる精製[溶離液:クロロホルム/メタノール(90/
10容量)]および分画13〜25の30℃における減
圧(2.7kPa)濃縮乾固後、5δ−(3−ジメチル
アミノプロピル)チオメチルビルギニアマイシンS
(0.3g)が約142℃で溶融する白色粉末の形態で
得られる。
δ−メチレンビルギニアマイシンS(0.9g)および
3−ジメチルアミノプロパンチオール(0.52g)か
ら出発し、そして「フラッシュ」クロマトグラフィーに
よる精製[溶離液:クロロホルム/メタノール(90/
10容量)]および分画13〜25の30℃における減
圧(2.7kPa)濃縮乾固後、5δ−(3−ジメチル
アミノプロピル)チオメチルビルギニアマイシンS
(0.3g)が約142℃で溶融する白色粉末の形態で
得られる。
NMRスペクトル: 0.45(dd,1H:5β2) 1.90(up,2H:−SCH2CH2H=) 2.40(s,6H:−CH2−N(CH 3)2) 2.60(up,4H:−S−CH 2−CH2−CH 2
−H=) 3.45(d,1H:5ε2) 4.85(up,3H 5ε1を含む) 5.25(dd,1H:5α) 塩酸塩の形態の5δ−(3−ジメチルアミノプロピル)
チオメチルビルギニアマイシンS(生成物AB)の2%
の水溶液が、次の成分を使用して得られる: 生成物AB 0.1g 塩酸 q.s.1cc 5δ−メチレンビルギニアマイシンSは5δ−メチレン
プリスチナマイシンIAについて参考例16に記載する
手順に類似する手順に従うが、5δ−ジメチレンビルギ
ニアマイシンS(2g)およびシアノホウ水素化ナトリ
ウム(74mg)から出発することにより、製造すること
ができる。「フラッシュ」クロマトグラフィーによる精
製[溶離液:クロロホルム/メタノール(98/2容
量)]および分画2〜5の30℃における減圧(2.7
kPa)濃縮乾固後、5δ−メチレンビルギニアマイシ
ンS(0.3g)が約190℃で溶融するベージュ色粉
末の形態で得られる。
−H=) 3.45(d,1H:5ε2) 4.85(up,3H 5ε1を含む) 5.25(dd,1H:5α) 塩酸塩の形態の5δ−(3−ジメチルアミノプロピル)
チオメチルビルギニアマイシンS(生成物AB)の2%
の水溶液が、次の成分を使用して得られる: 生成物AB 0.1g 塩酸 q.s.1cc 5δ−メチレンビルギニアマイシンSは5δ−メチレン
プリスチナマイシンIAについて参考例16に記載する
手順に類似する手順に従うが、5δ−ジメチレンビルギ
ニアマイシンS(2g)およびシアノホウ水素化ナトリ
ウム(74mg)から出発することにより、製造すること
ができる。「フラッシュ」クロマトグラフィーによる精
製[溶離液:クロロホルム/メタノール(98/2容
量)]および分画2〜5の30℃における減圧(2.7
kPa)濃縮乾固後、5δ−メチレンビルギニアマイシ
ンS(0.3g)が約190℃で溶融するベージュ色粉
末の形態で得られる。
NMRスペクトル: 0.35(dd,1H:5β2) 2.45(dd,1H:5β1) 3.55(dd,1H:5ε2) 5.25(dd,1H:5ε1) 5.25(up,1H:5α) 5.30および6.15(2s,2H:=C(H)2) 7.75(dd,1H:1′H6) 5δ−ジメチルアミノメチレンビルギニアマイシンSは
5δ−ジメチルアミノメチレンプリスチナマイシンIA
について参考例16に記載する手順に類似する手順に従
うが、5δ−ビルギニアマイシンS(2g)およびビス
(ジメチルアミノ)tert−ブトキシメタン(10c
c)から出発することにより、製造することができる。
「フラッシュ」クロマトグラフィーによる精製[溶離
液:クロロホルム/メタノール(98/2容量)]およ
び分画9〜12の30℃における減圧(2.7kPa)
濃縮乾固後、5δ−ジメチルアミノメチレンビルギニア
マイシンS(0.8g)が約175℃で溶融する黄色粉
末の形態で得られる。
5δ−ジメチルアミノメチレンプリスチナマイシンIA
について参考例16に記載する手順に類似する手順に従
うが、5δ−ビルギニアマイシンS(2g)およびビス
(ジメチルアミノ)tert−ブトキシメタン(10c
c)から出発することにより、製造することができる。
「フラッシュ」クロマトグラフィーによる精製[溶離
液:クロロホルム/メタノール(98/2容量)]およ
び分画9〜12の30℃における減圧(2.7kPa)
濃縮乾固後、5δ−ジメチルアミノメチレンビルギニア
マイシンS(0.8g)が約175℃で溶融する黄色粉
末の形態で得られる。
NMRスペクトル: 0.9(up,4H:2γ+5β2) 3.05(s,6H:=CH−N(CH 3)2) 3.65(d,1H:5ε2) 4.85(d,1H:5ε1) 5.15(dd,1H:5α) 7.10および7.40(up:芳香族プロトン+=C
H−N=) 7.70(dd,1H:1′H6) 参考例18 参考例16に記載する手順に類似する手順に従うが、5
δ−メチレンプリスチナマイシンIA(6g)および2
−(4−メチルピペラジン−1−イル)エタンチオール
(4cc)から出発し、そして「フラッシュ」クロマトグ
ラフィーによる精製[溶離液:クロロホルム/メタノー
ル(97/3容量)]および分画8〜20の30℃にお
ける減圧(2.7kPa)濃縮乾固後、5δ−[2−
(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル]チオメチ
ルプリスチナマイシンIA(2.6g)が約216℃で
溶融する白色結晶の形態で得られる。
H−N=) 7.70(dd,1H:1′H6) 参考例18 参考例16に記載する手順に類似する手順に従うが、5
δ−メチレンプリスチナマイシンIA(6g)および2
−(4−メチルピペラジン−1−イル)エタンチオール
(4cc)から出発し、そして「フラッシュ」クロマトグ
ラフィーによる精製[溶離液:クロロホルム/メタノー
ル(97/3容量)]および分画8〜20の30℃にお
ける減圧(2.7kPa)濃縮乾固後、5δ−[2−
(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル]チオメチ
ルプリスチナマイシンIA(2.6g)が約216℃で
溶融する白色結晶の形態で得られる。
NMRスペクトル: 0.60(dd,1H:5β2) 2.27(s,3H:=N−CH3) 2.60(up,11H: 5.05(dd,1H:5ε1) 5.27(dd,1H:5α+4α) 7.85(mt,1H×0.8:1′H6第1異性体) 7.95(mt,1H×0.2:1′H6第2異性体) 塩酸塩の形態の5δ−[2−(4−メチルピペラジン−
1−イル)エチル]チオメチルプリスチナマイシンIA
(生成物AC)の5%の水溶液が、次の成分を使用して
得られる: 生成物AC 0.1g 0.1N塩酸 0.96cc 蒸留水 q.s.2cc 参考例19 参考例16に記載する手順に類似する手順に従うが、5
δ−メチレンプリスチナマイシンIA(2g)および3
−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロパンチオー
ル(3cc)から出発し、そして「フラッシュ」クロマト
グラフィーによる精製[溶離液:クロロホルム/メタノ
ール(90/10容量)]および分画10〜25の30
℃における減圧(2.7kPa)濃縮乾固後、5δ−
[3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロピル]
チオメチルプリスチナマイシンIA(1.6g)が約2
16℃で溶融する白色粉末の形態で得られる。
1−イル)エチル]チオメチルプリスチナマイシンIA
(生成物AC)の5%の水溶液が、次の成分を使用して
得られる: 生成物AC 0.1g 0.1N塩酸 0.96cc 蒸留水 q.s.2cc 参考例19 参考例16に記載する手順に類似する手順に従うが、5
δ−メチレンプリスチナマイシンIA(2g)および3
−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロパンチオー
ル(3cc)から出発し、そして「フラッシュ」クロマト
グラフィーによる精製[溶離液:クロロホルム/メタノ
ール(90/10容量)]および分画10〜25の30
℃における減圧(2.7kPa)濃縮乾固後、5δ−
[3−(4−メチルピペラジン−1−イル)プロピル]
チオメチルプリスチナマイシンIA(1.6g)が約2
16℃で溶融する白色粉末の形態で得られる。
NMRスペクトル: 0.65(dd,1H:5β2) 2.30(s,3H:=N−CH3) 2.50(up,131H: 5.27(dd,2H:5α+4α) 7.85(mt,1H×0.8:1′H6第1異性体) 7.95(mt,1H×0.2:1′H6第2異性体) 塩酸塩の形態の5δ−[3−(4−メチルピペラジン−
1−イル)プロピル]チオメチルプリスチナマイシンI
A(生成物AD)の10%の水溶液が、次の成分を使用
して得られる: 生成物AD 0.1g 0.5N塩酸 0.38cc 蒸留水 q.s.1cc 参考例20 参考例16に記載する手順に類似する手順に従うが、5
δ−メチレンプリスチナマイシンIA(4g)および
1,3−ビス(ジメチルアミノ)プロパン−2−チオー
ル(4cc)から出発し、そして「フラッシュ」クロマト
グラフィーによる精製[溶離液:クロロホルム/メタノ
ール(95/5容量)]および分画20〜60の30℃
における減圧(2.7kPa)濃縮乾固後、5δ−
[1,3−ビス(ジメチルアミノ)プロプ−2−イル]
チオメチルプリスチナマイシンIA(0.59g)が約
170℃で溶融する白色粉末の形態で得られる。
1−イル)プロピル]チオメチルプリスチナマイシンI
A(生成物AD)の10%の水溶液が、次の成分を使用
して得られる: 生成物AD 0.1g 0.5N塩酸 0.38cc 蒸留水 q.s.1cc 参考例20 参考例16に記載する手順に類似する手順に従うが、5
δ−メチレンプリスチナマイシンIA(4g)および
1,3−ビス(ジメチルアミノ)プロパン−2−チオー
ル(4cc)から出発し、そして「フラッシュ」クロマト
グラフィーによる精製[溶離液:クロロホルム/メタノ
ール(95/5容量)]および分画20〜60の30℃
における減圧(2.7kPa)濃縮乾固後、5δ−
[1,3−ビス(ジメチルアミノ)プロプ−2−イル]
チオメチルプリスチナマイシンIA(0.59g)が約
170℃で溶融する白色粉末の形態で得られる。
NMRスペクトル: 0.63(dd,1H:5β2) 2.40(s,6H:=N−CH3)2) 2.50(up,10H: 4.97(s,1H:5ε1) 5.30(up,2H:5α+4α) 7.85(mt,1H×0.85:1′H6第1異性
体) 7.95(mt,1H×0.15:1′H6第2異性
体) 塩酸塩の形態の5δ−[1,3−ビス(ジメチルアミ
ノ)プロプ−2−イル]チオメチルプリスチナマイシン
IA(生成物AE)の7.5%の水溶液が、次の成分を
使用して得られる: 生成物AE 0.03g 0.1N塩酸 0.3cc 蒸留水 q.s.0.4cc 参考例21 参考例16に記載する手順に類似する手順に従うが、5
δ−メチレンプリスチナマイシンIA(3g)および1
−メチル−4−メルカプトピペリジン(0.97cc)か
ら出発し、そして「フラッシュ」クロマトグラフィーに
よる精製[溶離液:クロロホルム/メタノール(95/
5容量)]および分画10〜16の30℃における減圧
(2.7kPa)濃縮乾固後、5δ(1−メチルピペリ
ジン−4−イル)チオメチルプリスチナマイシンIA
(1.1g)が約260℃で溶融する白色粉末の形態で
得られる。
体) 7.95(mt,1H×0.15:1′H6第2異性
体) 塩酸塩の形態の5δ−[1,3−ビス(ジメチルアミ
ノ)プロプ−2−イル]チオメチルプリスチナマイシン
IA(生成物AE)の7.5%の水溶液が、次の成分を
使用して得られる: 生成物AE 0.03g 0.1N塩酸 0.3cc 蒸留水 q.s.0.4cc 参考例21 参考例16に記載する手順に類似する手順に従うが、5
δ−メチレンプリスチナマイシンIA(3g)および1
−メチル−4−メルカプトピペリジン(0.97cc)か
ら出発し、そして「フラッシュ」クロマトグラフィーに
よる精製[溶離液:クロロホルム/メタノール(95/
5容量)]および分画10〜16の30℃における減圧
(2.7kPa)濃縮乾固後、5δ(1−メチルピペリ
ジン−4−イル)チオメチルプリスチナマイシンIA
(1.1g)が約260℃で溶融する白色粉末の形態で
得られる。
NMRスペクトル: 0.6(dd,1H:5β2) 2(up,4H: 2.20(s,3H: 2.35(up,1H:5β2) 2.90(up,4H: 5.27(dd,1H:5α+4α) 7.85(dd,1H:1′H6) 塩酸塩の形態の5δ−(1−メチルピペリジン−4−イ
ル)チオメチルプリスチナマイシンIA(生成物AF)
の5%の水溶液が、次の成分を使用して得られる: 生成物AF 0.03g 0.1N塩酸 0.3cc 蒸留水 q.s.0.6cc 参考例22 参考例16に記載する手順に類似する手順に従うが、5
δ−メチレンプリスチナマイシンIA(2g)および2
−ジエチルアミノエタンエタンチオール(0.66g)
から出発し、そして「フラッシュ」クロマトグラフィー
による精製[溶離液:クロロホルム/メタノール(95
/5容量)]および分画9〜18の30℃における減圧
(2.7kPa)濃縮乾固後、5δ−(2−ジエチルア
ミノエチル)チオメチルプリスチナマイシンIA(0.
8g)が約230℃で溶融する白色粉末の形態で得られ
る。
ル)チオメチルプリスチナマイシンIA(生成物AF)
の5%の水溶液が、次の成分を使用して得られる: 生成物AF 0.03g 0.1N塩酸 0.3cc 蒸留水 q.s.0.6cc 参考例22 参考例16に記載する手順に類似する手順に従うが、5
δ−メチレンプリスチナマイシンIA(2g)および2
−ジエチルアミノエタンエタンチオール(0.66g)
から出発し、そして「フラッシュ」クロマトグラフィー
による精製[溶離液:クロロホルム/メタノール(95
/5容量)]および分画9〜18の30℃における減圧
(2.7kPa)濃縮乾固後、5δ−(2−ジエチルア
ミノエチル)チオメチルプリスチナマイシンIA(0.
8g)が約230℃で溶融する白色粉末の形態で得られ
る。
NMRスペクトル: 0.65(dd,1H:5β2) 2.38(dd,1H:5β1) 2.3〜2.8(up,8H: 3.15(dd,1H:−CH 2S−) 3.35(dd,1H:−CH 2S−) 5.01(dd,1H:5ε1) 7.81(mt,1H×0.9:1′H6第1異性体) 7.90(mt,1H×0.1:1′H6第2異性体) 塩酸塩の形態の5δ−(2−ジエチルアミノエチル)チ
オメチルプリスチナマイシンIA(生成物AF1)の5
%の水溶液が、次の成分を使用して得られる: 生成物AF1 30mg 0.1N塩酸 0.29cc 蒸留水 q.s.0.6cc 参考例23 2−ジメチルアミノエチルアミン(5.3g)を、酢酸
(60cc)中の5δ−ジメチルアミノメチレンプリスチ
ナマイシンIA(5.5g)の溶液へ、25℃を超えな
いように滴々添加する。得られた溶液を20℃程度の温
度において20時間かきまぜ、次いで重炭酸ナトリウム
の飽和水溶液へゆっくり注入する;得られた混合物を塩
化メチレン(合計750cc)で3回抽出する。有機相を
合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濾液を3
0℃において減圧(2.7kPa)濃縮乾固する。残留
物を「フラッシュ」クロマトグラフィーにより精製する
[溶離液:クロロホルム/メタノール(90/10容
量)];分画10〜12の30℃において減圧(2.7
kPa)濃縮乾固する。これにより、5δ−(2−ジメ
チルアミノエチル)チオプリスチナマイシンIA(3
g)が約180℃で溶融するベージュ色粉末の形態で得
られる。
オメチルプリスチナマイシンIA(生成物AF1)の5
%の水溶液が、次の成分を使用して得られる: 生成物AF1 30mg 0.1N塩酸 0.29cc 蒸留水 q.s.0.6cc 参考例23 2−ジメチルアミノエチルアミン(5.3g)を、酢酸
(60cc)中の5δ−ジメチルアミノメチレンプリスチ
ナマイシンIA(5.5g)の溶液へ、25℃を超えな
いように滴々添加する。得られた溶液を20℃程度の温
度において20時間かきまぜ、次いで重炭酸ナトリウム
の飽和水溶液へゆっくり注入する;得られた混合物を塩
化メチレン(合計750cc)で3回抽出する。有機相を
合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、濾液を3
0℃において減圧(2.7kPa)濃縮乾固する。残留
物を「フラッシュ」クロマトグラフィーにより精製する
[溶離液:クロロホルム/メタノール(90/10容
量)];分画10〜12の30℃において減圧(2.7
kPa)濃縮乾固する。これにより、5δ−(2−ジメ
チルアミノエチル)チオプリスチナマイシンIA(3
g)が約180℃で溶融するベージュ色粉末の形態で得
られる。
NMRスペクトル: 0.90(mt,4H:2γ+5β2) 2.25(mt,6H:−N(CH3)2) 2.50(mt,3H:−CH2N=) 3.25(mt,2H:−N−CH 2−) 3.50(mt,2H:5ε2+3δ1) 4.90(mt,1H:5ε1) 7.15〜7.4(up,1H: 9.90(mt,1H(D2Oと交換可能):−NH
=) 塩酸塩の形態の5δ−(2−ジメチルアミノエチル)チ
オプリスチナマイシンIA(生成物AG)の2%の水溶
液が、次の成分を使用して得られる: 生成物AG 0.1g 蒸留水 q.s.10cc 参考例24 参考例23に記載する手順に類似する手順に従うが、5
δ−ジメチルアミノメチレンプリスチナマイシンIA
(13.8g)および4−アミノ−1−メチルピペリジ
ン(3.4g)から出発し、そして「フラッシュ」クロ
マトグラフィーによる精製[溶離液:クロロホルム/メ
タノール(92.5/7.5容量)]および分画15〜
20の30℃における減圧(2.7kPa)濃縮乾固
後、5δ−(1−メチルピペリジン−4−イル)アミノ
メチレンプリスチナマイシンIA(4.0g)が約20
8℃で溶融する黄色粉末の形態で得られる。
=) 塩酸塩の形態の5δ−(2−ジメチルアミノエチル)チ
オプリスチナマイシンIA(生成物AG)の2%の水溶
液が、次の成分を使用して得られる: 生成物AG 0.1g 蒸留水 q.s.10cc 参考例24 参考例23に記載する手順に類似する手順に従うが、5
δ−ジメチルアミノメチレンプリスチナマイシンIA
(13.8g)および4−アミノ−1−メチルピペリジ
ン(3.4g)から出発し、そして「フラッシュ」クロ
マトグラフィーによる精製[溶離液:クロロホルム/メ
タノール(92.5/7.5容量)]および分画15〜
20の30℃における減圧(2.7kPa)濃縮乾固
後、5δ−(1−メチルピペリジン−4−イル)アミノ
メチレンプリスチナマイシンIA(4.0g)が約20
8℃で溶融する黄色粉末の形態で得られる。
NMRスペクトル: 0.40(up,4H:2γ+2β2) 2.0(up,4H: 2.35(s,3H:=N−CH3) 2.45(d,1H:5β1) 2.90 3.20(成分に分解不可能なピークの下、1H: 3.50(d,1H:5ε2) 4.85(成分に分解不可能なピークの下、1H:5ε
2) 6.65(d,1H:=CHNH−) 9.70(dd,1H×0.15:=CH−NH−第1
異性体) 10.03(dd,1H×0.85:=CH−NH−第
2異性体) 塩酸塩の形態の5δ−(1−メチルピペリジン−4−イ
ル)アミノメチレンプリスチナマイシンIA(生成物A
T)の5%の水溶液が、次の成分を使用して得られる: 生成物AT 0.03g 0.1N塩酸 0.3cc 蒸留水 q.s.0.3cc 4−アミノ−1−メチルピペリジンは、E.F.ELS
LAGER,L.M.WEBEL,A.CURRY,
N.HEADENおよびJ.JOHNSON,J.Me
d.Chem.,17,99(1974)に記載される
方法により製造することができる。
2) 6.65(d,1H:=CHNH−) 9.70(dd,1H×0.15:=CH−NH−第1
異性体) 10.03(dd,1H×0.85:=CH−NH−第
2異性体) 塩酸塩の形態の5δ−(1−メチルピペリジン−4−イ
ル)アミノメチレンプリスチナマイシンIA(生成物A
T)の5%の水溶液が、次の成分を使用して得られる: 生成物AT 0.03g 0.1N塩酸 0.3cc 蒸留水 q.s.0.3cc 4−アミノ−1−メチルピペリジンは、E.F.ELS
LAGER,L.M.WEBEL,A.CURRY,
N.HEADENおよびJ.JOHNSON,J.Me
d.Chem.,17,99(1974)に記載される
方法により製造することができる。
参考例23の手順に従い、一般式(V)の次のシナージ
スチン類が製造される。これらのシナージスチン類は、
本発明による生成物と組み合わせて使用することができ
る[記号 XおよびZは一般式(V)について2b)において定義
したとおりであり、Yはジメテルアミノ基を表わす]。
スチン類が製造される。これらのシナージスチン類は、
本発明による生成物と組み合わせて使用することができ
る[記号 XおよびZは一般式(V)について2b)において定義
したとおりであり、Yはジメテルアミノ基を表わす]。
参考例40 2−ジメチルアミノエタンチオール(2.1g)を、酢
酸(40cc)中の5δ−ジメチルアミノメチレンプリス
チナマイシンIA(1.84g)の溶液へ添加する。得
られた溶液を20℃程度の温度において20時間かきま
ぜ、次いで重炭酸ナトリウムの飽和水溶液へゆっくり注
入する;得られた混合物を塩化メチレン(合計400c
c)3回で抽出する。有機相を合わせ、硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、濾過し、濾液を30℃において減圧(2.
7kPa)濃縮乾固する。残留物を「フラッシュ」クロ
マトグラフィーにより精製する[溶離液:クロロホルム
/メタノール(96/4容量)];分画5および6の3
0℃において減圧(2.7kPa)濃縮乾固する。これ
により、5δ−(2−ジメチルアミノエチル)チオメチ
レンプリスチナマイシンIA(3g)が約180℃で溶
融するベージュ色粉末の形態で得られる。
酸(40cc)中の5δ−ジメチルアミノメチレンプリス
チナマイシンIA(1.84g)の溶液へ添加する。得
られた溶液を20℃程度の温度において20時間かきま
ぜ、次いで重炭酸ナトリウムの飽和水溶液へゆっくり注
入する;得られた混合物を塩化メチレン(合計400c
c)3回で抽出する。有機相を合わせ、硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、濾過し、濾液を30℃において減圧(2.
7kPa)濃縮乾固する。残留物を「フラッシュ」クロ
マトグラフィーにより精製する[溶離液:クロロホルム
/メタノール(96/4容量)];分画5および6の3
0℃において減圧(2.7kPa)濃縮乾固する。これ
により、5δ−(2−ジメチルアミノエチル)チオメチ
レンプリスチナマイシンIA(3g)が約180℃で溶
融するベージュ色粉末の形態で得られる。
NMRスペクトル: 0.68(dd,1H:5β2) 2.32(s,6H×0.85:−CH2N(CH 3)
2第1異性体) 2.35(s,6H×0.15:−CH2N(CH 3)
2第2異性体) 2.45(d,1H:5β1) 2.65(mt,2H:−SCH 2−) 3.05(t,2H:−CH2N=) 3.43(dd,1H:5ε2) 5.15(成分に分解されないピーク:5ε1) 7.60(s広い,1H:=CHS−) 7.83(mt,1H:1′H62種類の異性体) 塩酸塩の形態の5δ−(2−ジメチルアミノエチル)チ
オメチレンプリスチナマイシンIA(生成物AX)の2
%の水溶液が、次の成分を使用して得られる: 生成物AX 0.1g 0.1N塩酸 1cc 蒸留水 q.s.10cc 参考例40の手順に従い、一般式(V)の次のシナージ
スチン類が製造される。これらのシナージスチン類は、
本発明による生成物と組み合わせて使用することができ
る[記号 XおよびZは一般式(V)について2b)において定義
したとおりであり、Yはジメテルアミノ基を表わす]。
2第1異性体) 2.35(s,6H×0.15:−CH2N(CH 3)
2第2異性体) 2.45(d,1H:5β1) 2.65(mt,2H:−SCH 2−) 3.05(t,2H:−CH2N=) 3.43(dd,1H:5ε2) 5.15(成分に分解されないピーク:5ε1) 7.60(s広い,1H:=CHS−) 7.83(mt,1H:1′H62種類の異性体) 塩酸塩の形態の5δ−(2−ジメチルアミノエチル)チ
オメチレンプリスチナマイシンIA(生成物AX)の2
%の水溶液が、次の成分を使用して得られる: 生成物AX 0.1g 0.1N塩酸 1cc 蒸留水 q.s.10cc 参考例40の手順に従い、一般式(V)の次のシナージ
スチン類が製造される。これらのシナージスチン類は、
本発明による生成物と組み合わせて使用することができ
る[記号 XおよびZは一般式(V)について2b)において定義
したとおりであり、Yはジメテルアミノ基を表わす]。
参考例56 ナトリウムエチラート(0.34g)が添加されている
エタノール(50cc)中の1−(2−メルカプトプロピ
ル)−4−メチルピペラジン(0.87g)の溶液へ、
塩化メチレン(50cc)中の5δ−(4−メチルフェニ
ル)スルホニルオキシメチレンプリスチナマイシンIA
(5.2g)の溶液を添加する。この反応混合物を20
℃程度の温度において16時間かきまぜ、次いで塩化メ
チレン(500cc)および蒸留水(100cc)で希釈す
る。かきまぜた後、水相を塩化メチレン(合計50cc)
で2回抽出する。有機相を合わせ、硫酸マグネシウムで
乾燥し、濾過し、濾液を30℃において減圧(2.7k
Pa)濃縮乾固する。残留物を「フラッシュ」クロマト
グラフィーにより精製する[溶離液:クロロホルム/メ
タノール(97.5/2.5容量)];分画33および
80の30℃において減圧(2.7kPa)濃縮乾固す
る。これにより、5δ−[3−(4−メチルピペラジン
−1−イル)プロプ−2−イル]チオメチレンプリスチ
ナマイシンIA(1.25g)が約195℃で溶融する
ベージュ色粉末の形態で得られる。
エタノール(50cc)中の1−(2−メルカプトプロピ
ル)−4−メチルピペラジン(0.87g)の溶液へ、
塩化メチレン(50cc)中の5δ−(4−メチルフェニ
ル)スルホニルオキシメチレンプリスチナマイシンIA
(5.2g)の溶液を添加する。この反応混合物を20
℃程度の温度において16時間かきまぜ、次いで塩化メ
チレン(500cc)および蒸留水(100cc)で希釈す
る。かきまぜた後、水相を塩化メチレン(合計50cc)
で2回抽出する。有機相を合わせ、硫酸マグネシウムで
乾燥し、濾過し、濾液を30℃において減圧(2.7k
Pa)濃縮乾固する。残留物を「フラッシュ」クロマト
グラフィーにより精製する[溶離液:クロロホルム/メ
タノール(97.5/2.5容量)];分画33および
80の30℃において減圧(2.7kPa)濃縮乾固す
る。これにより、5δ−[3−(4−メチルピペラジン
−1−イル)プロプ−2−イル]チオメチレンプリスチ
ナマイシンIA(1.25g)が約195℃で溶融する
ベージュ色粉末の形態で得られる。
NMRスペクトル: 0.70(dd,1H:5β2) 1.25(s,3H:=CH−CH 3) 2.30(s,3H:=−CH 3) 2.50(up,10H: 3.40(dd,1H:5ε2) 7.85(dd,広い,1H:1′H6) 塩酸塩の形態の5δ−[3−(4−メチルピペラジン−
1−イル)プロプ−2−イル]チオメチレンプリスチナ
マイシンIA(生成物AAN)の10%の水溶液が、次
の成分を使用して得られる: 生成物AAN 0.03g 0.1N塩酸 0.3cc 1−(2−メルカプトプロピル)−4−メチルピペラジ
ンは、プロピレンサルファイド(19cc)とN−メチル
ピペラジン(29cc)との混合物を100℃に16時間
加熱することによって調製される。これにより、105
℃/1.3kPaで蒸留される無色の油(32g)が得
られる。
1−イル)プロプ−2−イル]チオメチレンプリスチナ
マイシンIA(生成物AAN)の10%の水溶液が、次
の成分を使用して得られる: 生成物AAN 0.03g 0.1N塩酸 0.3cc 1−(2−メルカプトプロピル)−4−メチルピペラジ
ンは、プロピレンサルファイド(19cc)とN−メチル
ピペラジン(29cc)との混合物を100℃に16時間
加熱することによって調製される。これにより、105
℃/1.3kPaで蒸留される無色の油(32g)が得
られる。
5δ−(4−メチルフェニル)スルホニルオキシメチレ
ンプリスチナマイシンIAは、次の方法により得ること
ができる: トリエチルアミン(0.42cc)および次いでp−トル
エンスルホニルクロライド(0.57g)を、−30℃
程度の温度において、塩化メチレン(30cc)中の5δ
−ヒドロキシメチレンプリスチナマイシンIA(2.7
g)の溶液へ添加する。この反応混合物を引き続いて2
0℃程度の温度において2時間かきまぜ、次いで30℃
において減圧(2.7kPa)濃縮乾固する;得られた
残留物を「フラッシュ」クロマトグラフィーにより精製
する[溶離液:クロロホルム/メタノール(96/4容
量)]。分画4〜6の30℃において減圧(2.7kP
a)濃縮乾固した後、5δ−(4−メチルフェニル)ス
ルホニルオキシメチレンプリスチナマイシンIA(2.
2g)が約265℃で溶融する白色粉末の形態で得られ
る。
ンプリスチナマイシンIAは、次の方法により得ること
ができる: トリエチルアミン(0.42cc)および次いでp−トル
エンスルホニルクロライド(0.57g)を、−30℃
程度の温度において、塩化メチレン(30cc)中の5δ
−ヒドロキシメチレンプリスチナマイシンIA(2.7
g)の溶液へ添加する。この反応混合物を引き続いて2
0℃程度の温度において2時間かきまぜ、次いで30℃
において減圧(2.7kPa)濃縮乾固する;得られた
残留物を「フラッシュ」クロマトグラフィーにより精製
する[溶離液:クロロホルム/メタノール(96/4容
量)]。分画4〜6の30℃において減圧(2.7kP
a)濃縮乾固した後、5δ−(4−メチルフェニル)ス
ルホニルオキシメチレンプリスチナマイシンIA(2.
2g)が約265℃で溶融する白色粉末の形態で得られ
る。
NMRスペクトル: 0.50(dd,1H:5β2) 2.35(s,3H: 3.30(dd,1H:5ε2) 5.25(d,1H:5α) 5.30(dd,1H:5ε1) 7.35〜7.90(AB系+up,8H: 7.85(dd,1H:1′H6) 5δ−ヒドロキシメチレンプリスチナマイシンIAは、
次の方法により得ることができる: 5δ−ジメチルアミノメチレンプリスチナマイシンIA
(10.6g)を、かきまぜながら、塩酸の0.1N水
溶液(420cc)へ添加する。次いで、得られた溶液を
20℃程度の温度において3時間かきまぜる。次いで、
重炭酸ナトリウムの飽和水溶液(30cc)4程度のpHに
おいて滴々添加する。沈澱した生成物を濾過し、次いで
蒸留水(合計30cc)で3回洗浄する。20℃程度の温
度において減圧(2.7kPa)乾燥後、5δ−ヒドロ
キシメチレンプリスチナマイシンIA(2.2g)がベ
ージュ色粉末の形態で得られる。この生成物は引き続く
段階においてそのままで使用するために十分な品質を有
する。しかしながら、それは次の方法で精製することが
できる: 粗製の5δ−ヒドロキシメチレンプリスチナマイシンI
A(9.5g)を、酢酸エチル(50cc)中に溶液す
る;得られた溶液を、直径2.8cmのカラム中の含有さ
れるシリカゲル(100g)上へ注ぐ。溶離は初め酢酸
エチル(400cc)で実施し、そして対応する溶離液を
廃棄する;溶離を酢酸エチル(1600cc)で続け、そ
して対応する溶離液を30℃において減圧(2.7kP
a)濃縮乾固する。これにより、5δ−ヒドロキシメチ
レンプリスチナマイシンIA(6.3g)が約220℃
で溶融する白色結晶の形態で得られる。
次の方法により得ることができる: 5δ−ジメチルアミノメチレンプリスチナマイシンIA
(10.6g)を、かきまぜながら、塩酸の0.1N水
溶液(420cc)へ添加する。次いで、得られた溶液を
20℃程度の温度において3時間かきまぜる。次いで、
重炭酸ナトリウムの飽和水溶液(30cc)4程度のpHに
おいて滴々添加する。沈澱した生成物を濾過し、次いで
蒸留水(合計30cc)で3回洗浄する。20℃程度の温
度において減圧(2.7kPa)乾燥後、5δ−ヒドロ
キシメチレンプリスチナマイシンIA(2.2g)がベ
ージュ色粉末の形態で得られる。この生成物は引き続く
段階においてそのままで使用するために十分な品質を有
する。しかしながら、それは次の方法で精製することが
できる: 粗製の5δ−ヒドロキシメチレンプリスチナマイシンI
A(9.5g)を、酢酸エチル(50cc)中に溶液す
る;得られた溶液を、直径2.8cmのカラム中の含有さ
れるシリカゲル(100g)上へ注ぐ。溶離は初め酢酸
エチル(400cc)で実施し、そして対応する溶離液を
廃棄する;溶離を酢酸エチル(1600cc)で続け、そ
して対応する溶離液を30℃において減圧(2.7kP
a)濃縮乾固する。これにより、5δ−ヒドロキシメチ
レンプリスチナマイシンIA(6.3g)が約220℃
で溶融する白色結晶の形態で得られる。
NMRスペクトル: 0.69(dd,1H:5β2) 2.43(d,1H:5β1) 3.40(d,1H:5ε2) 4.0〜4.20(up,3H:4δ+5ε1+5α) 8.15(s,1H:=CH−OH) 11.63(s 広い,1H:=CH−OH) 参考例57 参考例56に記載する手順に類似する手順に従うが、5
δ−(3−ジメチルアミノプロプ−2−イル)チオメチ
レンプリスチナマイシンIA(1g)が約172℃で溶
融する黄色粉末の形態で得られる。
δ−(3−ジメチルアミノプロプ−2−イル)チオメチ
レンプリスチナマイシンIA(1g)が約172℃で溶
融する黄色粉末の形態で得られる。
塩酸塩の形態の5δ−(3−ジメチルアミノプロプ−2
−イル)チオメチレンプリスチナマイシンIA(生成物
AAO)の5%の水溶液が得られる: 参考例58 参考例56に記載する手順に類似する手順に従うが、5
δ−(5−ジエチルアミノペント−2−イル)チオメチ
レンプリスチナマイシンIA(1.32g)が約185
℃で溶融するベージュ色粉末の形態で得られる。
−イル)チオメチレンプリスチナマイシンIA(生成物
AAO)の5%の水溶液が得られる: 参考例58 参考例56に記載する手順に類似する手順に従うが、5
δ−(5−ジエチルアミノペント−2−イル)チオメチ
レンプリスチナマイシンIA(1.32g)が約185
℃で溶融するベージュ色粉末の形態で得られる。
塩酸塩の形態の5δ−(5−ジエチルアミノペント−2
−イル)チオメチレンプリスチナマイシンIA(生成物
AAP)の10%の水溶液が得られる: 参考例59 テトラヒドロフラン(60cc)中の5δ−[(4−メチ
ルフェニル)スルホニルオキシメチレン]プリスチナマ
イシンIA(7.6g)の溶液を、−10℃程度の温度
に冷却する。鉱油(0.35g)中の水素化ナトリウム
の50%の分散液を添加した、テトラヒドロフラン(6
0cc)中の2−ジメチルアミノエタノール(0.65
g)の溶液を、最初の溶液にゆっくり添加し、温度を約
−10℃に維持する。添加が完結したとき、温度を約2
0℃にゆっくり上昇させる。この反応混合物をこの温度
において24時間かきまぜ、次いで塩化メチレン(50
0cc)で希釈し、塩化アンモニウム(2×50cc)の飽
和溶液で洗浄する。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥
し、濾過し、次いで濾液を30℃において減圧(2.7
kPa)濃縮乾固する。得られた残留物を「フラッシ
ュ」クロマトグラフィーにより精製する[溶離液:クロ
ロホルム/メタノール(95/5容量)]。分画12〜
17を合わせ、30℃において減圧(2.7kPa)濃
縮乾固する。これにより、5δ−(2−ジメチルアミノ
エトキシメチレン)プリスチナマイシンIA(1.5
g)が約160℃で溶融するベージュ色粉末の形態で得
られる。
−イル)チオメチレンプリスチナマイシンIA(生成物
AAP)の10%の水溶液が得られる: 参考例59 テトラヒドロフラン(60cc)中の5δ−[(4−メチ
ルフェニル)スルホニルオキシメチレン]プリスチナマ
イシンIA(7.6g)の溶液を、−10℃程度の温度
に冷却する。鉱油(0.35g)中の水素化ナトリウム
の50%の分散液を添加した、テトラヒドロフラン(6
0cc)中の2−ジメチルアミノエタノール(0.65
g)の溶液を、最初の溶液にゆっくり添加し、温度を約
−10℃に維持する。添加が完結したとき、温度を約2
0℃にゆっくり上昇させる。この反応混合物をこの温度
において24時間かきまぜ、次いで塩化メチレン(50
0cc)で希釈し、塩化アンモニウム(2×50cc)の飽
和溶液で洗浄する。有機相を硫酸マグネシウムで乾燥
し、濾過し、次いで濾液を30℃において減圧(2.7
kPa)濃縮乾固する。得られた残留物を「フラッシ
ュ」クロマトグラフィーにより精製する[溶離液:クロ
ロホルム/メタノール(95/5容量)]。分画12〜
17を合わせ、30℃において減圧(2.7kPa)濃
縮乾固する。これにより、5δ−(2−ジメチルアミノ
エトキシメチレン)プリスチナマイシンIA(1.5
g)が約160℃で溶融するベージュ色粉末の形態で得
られる。
NMRスペクトル: 0.60(dd,1H:5β2) 2.3(s,6H:−N(CH 32) 2.65(up,2H:−CH 2N=) 3.42(dd,1H:5ε2) 4.15(t,2H:−OCH 2−) 5.15(d,1H:5ε1) 5.27(dd,1H:5α+4α) 7.45(芳香族プロトンの下,1H:=C=CHO
−) 7.80(dd,1H:1′H6) 塩酸塩の形態の5δ−(2−ジメチルアミノエトキシメ
チレン)プリスチナマイシンIA(生成物AAQ)の1
%の水溶液が、次の成分を用いて得られる: 生成物AAQ 0.03g 0.1N塩酸 0.3cc 蒸留水 q.s.3cc 本発明は、また、遊離の形態または、好ましくは、製薬
学的に許容されうる酸との付加塩との形態の式(I)の
化合物と、既知のシナージスチンまたは、好ましくは式
(V)のシナージスチン化合物とからなる製薬学的組成
物を提供し、前記組成物は不活性であるかあるいは生理
学的に不活性の他の製薬学的に適合する生成物を含有す
ることができる。本発明の組成物は、非経口的に、経口
的に、経直腸的に、あるいは局所的に投与することがで
きる。
−) 7.80(dd,1H:1′H6) 塩酸塩の形態の5δ−(2−ジメチルアミノエトキシメ
チレン)プリスチナマイシンIA(生成物AAQ)の1
%の水溶液が、次の成分を用いて得られる: 生成物AAQ 0.03g 0.1N塩酸 0.3cc 蒸留水 q.s.3cc 本発明は、また、遊離の形態または、好ましくは、製薬
学的に許容されうる酸との付加塩との形態の式(I)の
化合物と、既知のシナージスチンまたは、好ましくは式
(V)のシナージスチン化合物とからなる製薬学的組成
物を提供し、前記組成物は不活性であるかあるいは生理
学的に不活性の他の製薬学的に適合する生成物を含有す
ることができる。本発明の組成物は、非経口的に、経口
的に、経直腸的に、あるいは局所的に投与することがで
きる。
非経口的投与のための無菌の組成物は、好ましくは、懸
濁液、乳濁液または水性もしくは非水性の溶液であるこ
とができる。水、プロピレングリコール、ポリエチレン
グリコール、植物油、とくにオリーブ油、注射可能なエ
ステル、例えば、他の適当な有機溶媒を溶媒または賦形
薬として使用することができる。これらの組成物は、ま
た、補助薬、とくに湿潤剤、等張付与剤、乳化剤、分散
剤および安定剤を含有することができる。滅菌は種々の
方法で、例えば、無菌条件下の濾過、滅菌剤の組成物へ
の混入、照射または加熱により実施することができる。
組成物は、また、使用時に注射可能な無菌媒室中に溶解
することができる無菌の固体組成物の形態で調製するこ
とができる。
濁液、乳濁液または水性もしくは非水性の溶液であるこ
とができる。水、プロピレングリコール、ポリエチレン
グリコール、植物油、とくにオリーブ油、注射可能なエ
ステル、例えば、他の適当な有機溶媒を溶媒または賦形
薬として使用することができる。これらの組成物は、ま
た、補助薬、とくに湿潤剤、等張付与剤、乳化剤、分散
剤および安定剤を含有することができる。滅菌は種々の
方法で、例えば、無菌条件下の濾過、滅菌剤の組成物へ
の混入、照射または加熱により実施することができる。
組成物は、また、使用時に注射可能な無菌媒室中に溶解
することができる無菌の固体組成物の形態で調製するこ
とができる。
錠剤、丸剤、粉剤または粒剤を経口的投与のための固体
組成物として使用することができる。これらの組成物に
おいて、本発明による活性生成物(適当ならば、他の製
薬学的に適合性の生成物と一緒に)を1種または2種以
上の不活性希釈剤または補助薬、例えば、スクロース、
ラクトースまたはでんぷんと混合する。これらの組成物
は、希釈剤以外の物質、例えば、ステアリン酸マグネシ
ウムのような潤滑剤を含むことができる。
組成物として使用することができる。これらの組成物に
おいて、本発明による活性生成物(適当ならば、他の製
薬学的に適合性の生成物と一緒に)を1種または2種以
上の不活性希釈剤または補助薬、例えば、スクロース、
ラクトースまたはでんぷんと混合する。これらの組成物
は、希釈剤以外の物質、例えば、ステアリン酸マグネシ
ウムのような潤滑剤を含むことができる。
不活性希釈剤、例えば、水またはパラフィン油を含有す
る溶液、懸濁液、シロップ剤およびエリキシルおよび製
薬学的に許容されうる乳濁液を、経口的投与のための不
活性組成物として使用することができる。これらの組成
物は、また、希釈剤以外の物質、例えば、潤滑剤、甘味
剤または香味生成物を含むことができる。
る溶液、懸濁液、シロップ剤およびエリキシルおよび製
薬学的に許容されうる乳濁液を、経口的投与のための不
活性組成物として使用することができる。これらの組成
物は、また、希釈剤以外の物質、例えば、潤滑剤、甘味
剤または香味生成物を含むことができる。
経直腸的に投与するための組成物は、坐薬または経直腸
的カプセル剤であり、これらは、活性主薬に加えて、賦
形薬、例えば、カカオバター、半合成グリセリドまたは
ポリエチレングリコールを含有する。
的カプセル剤であり、これらは、活性主薬に加えて、賦
形薬、例えば、カカオバター、半合成グリセリドまたは
ポリエチレングリコールを含有する。
局所的投与のための組成物は、例えば、クリーム、軟
膏、ローション、眼のローション、うがい薬、点鼻薬ま
たはエアゾル剤であることができる。
膏、ローション、眼のローション、うがい薬、点鼻薬ま
たはエアゾル剤であることができる。
人間の治療において、既知のシナージスチンまたは、好
ましくは一般式(V)のシナージスチンと組み合わせ
た、本発明による生成物は、バクテリアに起因する感染
の処置にとくに有用である。投与量は、処置の所望の効
果および処置の期間に依存する;大人について、投与量
は一般に500〜2000mgの範囲であり、非経口的
に、とくに静脈内にゆっくりした注入により投与され、
一般式(V)のシナージスチンの投与量は同様に500
〜2000mgの範囲である。
ましくは一般式(V)のシナージスチンと組み合わせ
た、本発明による生成物は、バクテリアに起因する感染
の処置にとくに有用である。投与量は、処置の所望の効
果および処置の期間に依存する;大人について、投与量
は一般に500〜2000mgの範囲であり、非経口的
に、とくに静脈内にゆっくりした注入により投与され、
一般式(V)のシナージスチンの投与量は同様に500
〜2000mgの範囲である。
一般に、投与量は、処置すべき患者の年令、体重および
前記患者に特有のすべての他の因子の関数として、医師
により決定されるであろう。
前記患者に特有のすべての他の因子の関数として、医師
により決定されるであろう。
以下の実施例は、本発明による組成物を例示する。
実施例A 5g/1の活性混合物を含有しかつ次の組成物を有する
注入のための注射可能な溶液を、通常の技術により調製
する: −26−(2−ジエチルアミノ エチル)チオプリスチナマイ シンIIB 3g −5δ−(3−ジメチルアミノ プロピル)チオメチルプリス チナマイシンIA 2g −塩酸の0.1N水溶液 65g −蒸留水 十分量 1000cc 実施例B 1g/1の活性混合物を含有しかつ次の組成物を有する
注入のための注射可能な溶液を調製する: −26−(4−メチルピペラジ ン−1−イル)プリスチナマイ シンIIB 0.6g −5δ−[2−(4−メチルピ ペラジン−1−イル)チオメ チルプリスチナマイシンIA 0.4g −塩酸の0.1N水溶液 15.4cc −蒸留水 十分量 1000cc
注入のための注射可能な溶液を、通常の技術により調製
する: −26−(2−ジエチルアミノ エチル)チオプリスチナマイ シンIIB 3g −5δ−(3−ジメチルアミノ プロピル)チオメチルプリス チナマイシンIA 2g −塩酸の0.1N水溶液 65g −蒸留水 十分量 1000cc 実施例B 1g/1の活性混合物を含有しかつ次の組成物を有する
注入のための注射可能な溶液を調製する: −26−(4−メチルピペラジ ン−1−イル)プリスチナマイ シンIIB 0.6g −5δ−[2−(4−メチルピ ペラジン−1−イル)チオメ チルプリスチナマイシンIA 0.4g −塩酸の0.1N水溶液 15.4cc −蒸留水 十分量 1000cc
フロントページの続き (72)発明者 ダニエル・フアルジユ フランス国94320チエ・リユデパンシルベ ストル30 (72)発明者 ジヤン‐マル・パリ フランス国77360ベールシユールマルヌ・ リユデアカシア8
Claims (7)
- 【請求項1】式 式中、Rは、 アルキルチオ基、前記アルキルチオ基は、 (i)1個または2個のアルキルアミノまたはジアルキル
アミノ基(ここでアルキルは、それらが結合する窒素原
子と一緒になって、ピロリジン−1−イル、ピペリジ
ノ、アゼチジン−1−イル、アゼピン−1−イル、モル
ホリノ、チオモルホリノおよびピペラジン−1−イルか
ら選ばれる飽和の複素環式環を形成することができ、こ
こで前記複素環式環は置換されていないかあるいはアル
キル基で置換されている)により、あるいは(ii)ピロリ
ジン−2−イルもしくはピロリジン−3−イル、ピペリ
ジン−2−イル、ピペリジン−3−イルもしくはピペリ
ジン−4−イル、アゼチジン−2−イルもしくはアゼチ
ジン−3−イルまたはアゼピン−2−イル、アゼピン−
3−イルもしくはアゼピン−4−イルにより置換されて
いる; 式 Het−S− (式中、Hetはピロリジン−3−イル、ピペリジン−3
−イルもしくはピペリジン−4−イル、アゼチジン−3
−イルまたはアゼピン−3−イルもしくはアゼピン−4
−イル基を表わし、これらの基は置換されていないか、
あるいは窒素原子においてアルキル基で置換されてい
る)の基;または ジアルキルアミノ基、(ここでアルキルは、それらが結
合する窒素原子と一緒になって、ピロリジン−1−イ
ル、ピペリジノ、アゼチジン−1−イル、アゼピン−1
−イル、モルホリノ、チオモルホリノおよびピペラジン
−1−イルから選ばれる飽和の複素環式環を形成するこ
とができ、ここで前記複素環式環は置換されていないか
あるいはアルキル基で置換されている); を表わし、前記アルキル基および他の基のアルキル部分
は1〜5個の炭素原子を含有しかつ各々直鎖状もしくは
分枝鎖状である、 のプリスチナマイシンIIB、およびその異性体およびそ
れらの混合物、およびそれらの製薬学的に許容されうる
酸付加塩。 - 【請求項2】Rがアルキルチオ基を表わし、前記アルキ
ルチオ基は1個または2個のアルキルアミノまたはジア
ルキルアミノ基で置換されており、ここでアルキルは、
それらが結合する窒素原子と一緒になって、ピロリジン
−1−イルおよびピペラジン−1−イルから選ばれる飽
和の複素環式環を形成することができ、ここで前記複素
環式環は置換されていないかあるいはアルキル基で置換
されおり;あるいはRが式Het−S−(式中、Hetはピ
ペリジン−4−イル基を表わし、該基は置換されていな
いかあるいは窒素原子においてアルキル基で置換されて
いる)の基を表わし、あるいはRがジアルキルアミノ基
を表わし、ここでアルキルは、それらが結合する窒素原
子と一緒になって、ピペラジン−1−イル環を形成する
ことができ、該ピペラジン−1−イル環は置換されてい
ないかあるいはアルキル基で置換されており、前記アル
キル基および他の基のアルキル部分は各々直状鎖もしく
は分枝鎖状でありかつ1〜3個の炭素原子を含有する、
特許請求の範囲第1項記載のプリスチナマイシンIIBお
よびその製薬学的に許容されうる酸付加塩。 - 【請求項3】Rがジアルキルアミノ基で置換された1〜
3個の分枝鎖のアルキルチオ基であり、あるいはRが4
−アルキルピペラジン−1−イル環を表わし、前記アル
キル基は、特記しないかぎり、各々1個または2個の炭
素原子を含有する、特許請求の範囲第1項記載のプリス
チナマイシンIIBおよびその製薬学的に許容されうる酸
付加塩。 - 【請求項4】26−(1−ジエチルアミノプロプ−2−
イル)チオプリスチナマイシンIIBである特許請求の範
囲第1項記載のプリスチナマイシンIIBおよびその製薬
学的に許容されうる酸付加塩。 - 【請求項5】26−(4−メチルピペラジン−1−イ
ル)プリスチナマイシンIIBである特許請求の範囲第1
項記載のプリスチナマイシンIIB。 - 【請求項6】式 R−H 式中、Rは、 アルキルチオ基、前記アルキルチオ基は、 (i)1個または2個のアルキルアミノまたはジアルキル
アミノ基(ここでアルキルは、それらが結合する窒素原
子と一緒になって、ピロリジン−1−イル、ピペリジ
ノ、アゼチジン−1−イル、アゼピン−1−イル、モル
ホリノ、チオモルホリノおよびピペラジン−1−イルか
ら選ばれる飽和の複素環式環を形成することができ、こ
こで前記複素環式環は置換されていないかあるいはアル
キル基で置換されている)により、あるいは(ii)ピロリ
ジン−2−イルもしくはピロリジン−3−イル、ピペリ
ジン−2−イル、ピペリジン−3−イルもしくはピペリ
ジン−4−イル、アゼチジン−2−イルもしくはアゼチ
ジン−3−イルまたはアゼピン−2−イル、アゼピン−
3−イルもしくはアゼピン−4−イルにより置換されて
いる; 式 Het−S− (式中、Hetはピロリジン−3−イル、ピペリジン−3
−イルもしくはピペリジン−4−イル、アゼチジン−3
−イルまたはアゼピン−3−イルもしくはアゼピン−4
−イル基を表わし、これらの基は置換されていないか、
あるいは窒素原子においてアルキル基で置換されてい
る)の基;または ジアルキルアミノ基(ここでアルキルは、それらが結合
する窒素原子と一緒になって、ピロリジン−1−イル、
ピペリジノ、アゼチジン−1−イル、アゼピン−1−イ
ル、モルホリノ、チオモルホリノおよびピペラジン−1
−イルから選ばれる飽和の複素環式環を形成することが
でき、ここで前記複素環式環は置換されていないかある
いはアルキル基で置換されている); を表わし、前記アルキル基および他の基のアルキル部分
は1〜5個の炭素原子を含有しかつ各々直鎖状もしくは
分枝鎖状である、 の化合物を、式 のプリスチナマイシンIIAと反応させ、次いで、必要に
応じて、得られる生成物を異性体を分割し、そして、必
要に応じて、生成物を製薬学的に許容されうる酸により
付加塩に転化することを特徴とする式 式中、Rは前記定義のとおりである、 のプリスチナマイシンIIB、およびその異性体およびそ
れらの混合物、およびそれらの製薬学的に許容されうる
酸付加塩の製造方法。 - 【請求項7】式 式中、Rは、 アルキルチオ基、前記アルキルチオ基は、 (i)1個または2個のアルキルアミノまたはジアルキル
アミノ基(ここでアルキルは、それらが結合する窒素原
子と一緒になって、ピロリジン−1−イル、ピペリジ
ノ、アゼチジン−1−イル、アゼピン−1−イル、モル
ホリノ、チオモルホリノおよびピペラジン−1−イルか
ら選ばれる飽和の複素環式環を形成することができ、こ
こで前記複素環式環は置換されていないかあるいはアル
キル基で置換されている)により、あるいは(ii)ピロリ
ジン−2−イルもしくはピロリジン−3−イル、ピペリ
ジン−2−イル、ピペリジン−3−イルもしくはピペリ
ジン−4−イル、アゼチジン−2−イルもしくはアゼチ
ジン−3−イルまたはアゼピン−2−イル、アゼピン−
3−イルもしくはアゼピン−4−イルにより置換されて
いる; 式 Het−S− (式中、Hetはピロリジン−3−イル、ピペリジン−3
−イルもしくはピペリジン−4−イル、アゼチジン−3
−イルまたはアゼピン−3−イルもしくはアゼピン−4
−イル基を表わし、これらの基は置換されていないか、
あるいは窒素原子においてアルキル基で置換されてい
る)の基;または ジアルキルアミノ基、(ここでアルキルは、それらが結
合する窒素原子と一緒になって、ピロリジン−1−イ
ル、ピペリジノ、アゼチジン−1−イル、アゼピン−1
−イル、モルホリノ、チオモルホリノおよびピペラジン
−1−イルから選ばれる飽和の複素環式環を形成するこ
とができ、ここで前記複素環式環は置換されていないか
あるいはアルキル基で置換されている); を表わし、前記アルキル基および他の基のアルキル部分
は1〜5個の炭素原子を含有しかつ各々直鎖状もしくは
分枝鎖状である、 のプリスチナマイシンIIB、またはその異性体もしくは
それらの混合物、またはそれらの製薬学的に許容されう
る酸付加塩よりなることを特徴とするシナ−ジスチンの
抗バクテリア作用の増強剤。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR8311707 | 1983-07-13 | ||
FR8311707A FR2549065B1 (fr) | 1983-07-13 | 1983-07-13 | Nouveaux derives de synergistines, leur preparation et les compositions pharmaceutiques qui les contiennent |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6075483A JPS6075483A (ja) | 1985-04-27 |
JPH0631252B2 true JPH0631252B2 (ja) | 1994-04-27 |
Family
ID=9290814
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59145224A Expired - Lifetime JPH0631252B2 (ja) | 1983-07-13 | 1984-07-12 | プリスチナマイシン誘導体 |
Country Status (18)
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---|---|
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EP (1) | EP0135410B1 (ja) |
JP (1) | JPH0631252B2 (ja) |
KR (1) | KR910002842B1 (ja) |
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AU (1) | AU567951B2 (ja) |
CA (1) | CA1222513A (ja) |
DE (1) | DE3474146D1 (ja) |
DK (1) | DK170421B1 (ja) |
ES (1) | ES8504202A1 (ja) |
FI (1) | FI78106C (ja) |
FR (1) | FR2549065B1 (ja) |
GR (1) | GR82382B (ja) |
IE (1) | IE57550B1 (ja) |
IL (1) | IL72398A (ja) |
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SU (1) | SU1396968A3 (ja) |
ZA (1) | ZA845315B (ja) |
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