JPH06312337A - プリント基板の搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】小型で、しかも保守の容易なプリント基板の搬
送装置を提供する。 【構成】所定の間隔で回転可能に支持した複数のローラ
６２を、同時に同方向に回転させるように構成され、そ
の一端が前記供給装置Ａと対向し、他の一端が配列され
たプリント基板加工装置Ｂ（Ｂ１ないしＢ４）の列より
突出し待機位置を形成するように、前記各プリント基板
加工装置Ｂのベッド上に支持された搬送手段Ｃと、前記
各プリント基板加工装置Ｂのテーブル２７に揺動可能に
支持され、テーブル２７の表面より下の待機位置と受け
渡し位置との間を揺動する受け渡しガイド４４と、前記
テーブル２７の移動領域の上方に揺動可能に配置され、
前記受け渡しガイド４４の揺動領域の上方に位置する待
機位置と搬送位置の間を揺動する搬送ガイド５２とを設
けた。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、複数のプリント基板を
所定の間隔で斜めに収納した供給装置と、所定の間隔で
配置され、それぞれ個別に駆動される複数台のプリント
基板加工装置とを結ぶプリント基板の搬送装置に関する
ものである。

【０００２】

【従来の技術】複数のプリント基板を斜めに収納した供
給装置と、プリント基板加工装置とを結ぶプリント基板
の搬送装置として、たとえば、特開昭６０−２６３６３
９号公報、特開平２−２３２１３８号公報などに開示さ
れた装置が提案されている。

【０００３】これらの搬送装置においては、プリント基
板加工装置のテーブルに揺動可能に支持され、テーブル
の表面より下の待機位置と前記固定ガイドと面一になる
受け渡し位置との間を揺動する受け渡しガイドが、供給
装置から搬出（もしくは搬入）されるプリント基板の搬
送ガイドを兼ねている。

【０００４】このため、構成が簡単である反面、複数台
のプリント基板加工装置に一台の供給装置でプリント基
板を供給（回収）する場合、プリント基板の交換を必要
とするプリント基板加工装置より供給装置側にある全て
のプリント基板加工装置の加工が終了していなければ、
プリント基板の交換ができない。このため、少品種多量
生産を行なう場合のように、全てのプリント基板加工装
置で、同一のプリント基板を加工するときには、効率よ
く加工ができるが、多品種少量生産の場合には、加工時
間の最も長いプリント基板加工装置の加工時間により、
プリント基板の交換時期が設定されるため、プリント基
板加工装置の稼動率を低下させることになる。

【０００５】上述のような課題を解決し、複数のプリン
ト基板を斜めに収納した供給装置と、所定の間隔で配置
され、それぞれ個別に駆動される複数台のプリント基板
加工装置とを結ぶ搬送装置として、たとえば、特開平４
−３０９３７号公報に開示された装置が提案されてい
る。

【０００６】この装置は、プリント基板を傾斜させた状
態で搬送する供給経路と排出経路を備えた搬送装置と、
この搬送装置の各経路のプリント基板加工装置側の受け
渡し位置に配置され、前記倒立装置と各経路の間のプリ
ント基板の受け渡しを行なう昇降装置と、前記供給経路
の一端に接続されたプリント基板の供給装置と、前記排
出経路の一端に接続されたプリント基板回収装置とを備
え、任意の時期に、任意のプリント基板加工装置にプリ
ント基板を供給（回収）することがでる。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかし、プリント基板
の搬送経路が複列であること。また、搬送経路とプリン
ト基板加工装置のテーブルに対するプリント基板の受け
渡し位置が離れているため、多数の昇降装置を配置する
など、装置全体が大型化し、設置面積が大きくなる。ま
た、構成部品が多くなるため、保守作業が煩雑になる。

【０００８】上記の事情に鑑み、本発明の目的は、小型
で、しかも保守の容易なプリント基板の搬送装置を提供
することにある。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明においては、所定の間隔で回転可能に支持し
た複数のローラを、単一の駆動源で同時に同方向に回転
させるように構成され、その一端が供給装置と対向し、
他の一端が配列されたプリント基板加工装置の列より突
出し待機位置を形成するように、前記各プリント基板加
工装置のベッド上に支持された搬送手段と、前記供給装
置とプリント基板加工装置の間、隣接する各プリント基
板加工装置の間および前記待機位置に位置するように、
前記搬送手段に固定された複数の固定ガイドと、前記各
プリント基板加工装置のテーブルに揺動可能に支持さ
れ、テーブルの表面より下の待機位置と前記固定ガイド
と面一になる受け渡し位置との間を揺動する受け渡しガ
イドと、前記テーブルの移動領域の上方に揺動可能に配
置され、前記受け渡しガイドの揺動領域の上方に位置す
る待機位置と前記固定ガイドと面一になる搬送位置の間
を揺動する搬送ガイドとを設けた。

【００１０】

【作用】そして、所要の加工が終了したプリント基板加
工装置のテーブルをプリント基板の受け渡し位置へ移動
させ、受け渡しガイドを固定ガイドと面一まで揺動させ
て、加工済のプリント基板を搬送手段のローラ上に載置
すると共に、他のプリント基板加工装置は加工を継続し
た状態で、搬送ガイドを固定ガイドと面一まで揺動させ
て搬送路を形成し、搬送手段を、供給装置からプリント
基板加工装置へプリント基板を供給する方向に作動さ
せ、供給装置内に収納された未加工のプリント基板をプ
リント基板加工装置へ搬送すると共に、加工済のプリン
ト基板を待機位置へ搬送し、未加工のプリント基板を搬
送手段から受け渡しガイドに渡し、受け渡しガイドが揺
動して、受け取ったプリント基板をテーブル上に載置し
た後、そのプリント基板加工装置に対応する搬送ガイド
を固定ガイドと面一まで揺動させて搬送路を形成し、搬
送手段を反転させて、待機位置にある加工済のプリント
基板を供給装置へ回収する。

【００１１】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。◆図１において、Ａは供給装置。Ｂ（Ｂ１ない
しＢ４）はプリント基板加工装置で、複数台配列されて
いる。Ｃは搬送装置で、供給装置Ａと各プリント基板加
工装置Ｂを接続する。

【００１２】図２及び図３において、１はプリント基板
で、その上下に重ねられた上板２と下板３とともに、基
準ピン４で一体に固定され、その側面を粘着テープ５で
固定されている。以下、プリント基板１、上板２および
下板３を一体に固定したものをプリント基板Ｐという。

【００１３】図４ないし図８は、供給装置Ａを示すもの
で、図４ないし図６において、１１は架台。１２はレー
ルで、架台１１上に固定されている。１３はマガジン
で、レール１２上に移動可能に載置されている。１４は
モータで、架台１１に支持されている。１５はピニオン
で、モータ１４に固定されている。１６はラックで、ピ
ニオン１５と噛み合うように、マガジン１３に固定され
ている。１７はガイドで、マガジン１３の内部に所定の
間隔で固定されている。

【００１４】図７及び図８において、１８は櫛状に形成
された支持ガイドで、ガイド１７の下端の固定されてい
る。プリント基板Ｐは支持ガイド１８上に載置され、ガ
イド１７に立てかけられる。１９はシリンダで、架台１
１に固定されている。２０はベースで、架台１１に移動
可能に支持され、シリンダ１９に固定されている。２１
はモータで、ベース２０に支持されている。２２はスプ
ロケットで、モータ２１に固定されている。２３はスプ
ロケットで、ベース２０に回転可能に支持されている。
２４はチェーンで、スプロケット２２とスプロケット２
３に掛け渡されている。２５はローラで、スプロケット
２３に固定されている。

【００１５】図９ないし図１２は、プリント基板加工装
置Ｂを示すもので、図９において、２６はベッド。２７
はテーブルで、図示しないレールを介してベッド２６上
に移動可能に支持されている。２８は送りねじで、テー
ブル２７に固定されたナット（図示せず）と螺合するよ
うに、ベッド２６上に回転可能に支持され、図示しない
モータによって駆動される。２９はコラムで、テーブル
２７を跨ようにベッド２６に固定されている。３０はス
ライダで、図示しないレールを介してコラム２９に移動
可能に支持されている。３１はモータで、コラム２９に
支持されている。３２は送りねじで、スライダ３０に固
定されたナット（図示せず）と螺合するように、コラム
２９に回転可能に支持され、モータ３１に結合されてい
る。３３はサドルで、スライダ３０に移動可能に支持さ
れている。３４はモータで、スライダ３０に支持され、
図示しないねじ送り機構を介してサドル３３を移動させ
る。３５はスピンドルユニットで、サドル３３に支持さ
れている。このスピンドルユニット３５に回転可能に支
持されたスピンドル３６には、加工用の工具を保持する
チャックが設けられている。

【００１６】図１０において、３７は所定の間隔で溝が
形成されたサブテーブルで、テーブル２７上に固定され
ている。３８はＶ形ガイドで、サブテーブル３７に固定
されている。３９は可動ガイドで、Ｖ形ガイド３８と対
向するように、サブテーブル３７に移動可能に支持さ
れ、図示しないモータもしくはシリンダなどの駆動手段
によって駆動される。４０は平形ガイドで、サブテーブ
ル３７に固定されている。４１は可動ガイドで、平形ガ
イド４０と対向するように、サブテーブル３７に移動可
能に支持され、図示しないモータもしくはシリンダなど
の駆動手段によって駆動される。４２は軸受で、テーブ
ル２７に固定されている。４３は軸で、軸受４２に回転
可能に支持されている。４４は受け渡しガイドで、軸４
３にサブテーブル３７の両端に位置するように固定され
た一対のアーム４５と、サブテーブル３７の溝に嵌合す
るようにアーム４５を結合する複数のガイド４６とによ
って構成されている。４７はＵ字形の溝が形成されたブ
ラケットで、アーム４５の一方に固定されている。４８
はシリンダで、テーブル２７がプリント基板Ｐの受け渡
し位置に移動したとき、ブラケット４７と対向するよう
に前記ベッド２６に揺動可能に支持されている。

【００１７】図１１および図１２において、４９は枠
で、テーブル２７の両側に位置するようにベッド２６に
固定されている。５０は軸受で、枠４９に固定されてい
る。５１は軸で、軸受５０に回転可能に支持されてい
る。５２は搬送ガイドで、軸５１の両端に固定された一
対のアーム５３と、アーム５３を結合する複数のガイド
５４とによって構成されている。５５はシリンダで、一
端が枠４９に回転可能に支持され、他端がアーム５３の
一方に回転可能に結合されている。

【００１８】図１３ないし図１６は、受け渡しガイド４
４と、搬送ガイド５２と共に搬送装置Ｃを構成するため
の搬送手段を示すもので、図１３において、５６はフレ
ームで、ブラケット５７（図１２参照）を介してプリン
ト基板加工装置Ｂのベッド２６に支持されている。５８
はモータで、フレーム５６に固定されている。５９はス
プロケットで、モータ５８に固定されている。６０はス
プロケットで、それぞれフレーム５６を回転可能に貫通
するように、所定の間隔で配置された軸６１（図１４参
照）の一端に固定されている。この軸６１の他端には、
ローラ６２が固定されている。６３はチェーンで、スプ
ロケット５９およびスプロケット６０に掛け渡されてい
る。６４および６５は固定ガイドで、供給装置Ａとプリ
ント基板加工装置Ｂの間、隣接するプリント基板加工装
置Ｂの間および搬送手段に形成される待機位置に対応す
るように、それぞれフレーム５６の所定の位置に固定さ
れている。６６はストッパで、固定ガイド６５に固定さ
れている。６７はリフターで、フレーム５６のプリント
基板加工装置Ｂのテーブル２７と対向する位置および待
機位置に対応する位置に取付けられている。６８はスト
ッパで、フレーム５６に搬送手段によって搬送されるプ
リント基板Ｐの基準ピン４の通路に進退可能に取付けら
れている。６９はプッシャで、プリント基板加工装置Ｂ
のサブテーブル３７上に供給されたプリント基板Ｐの基
準ピン４と対向するように取付けられている。

【００１９】図１４は、リフター６７を示すもので、同
図において、７０はブラケットで、フレーム５６に固定
されている、７１はシリンダで、ブラケット７０に固定
されている。７２はロッドで、搬送手段によって搬送さ
れるプリント基板Ｐの下端面と対向するようにシリンダ
７１に取付けられている。

【００２０】図１５は、ストッパ６８を示すもので、同
図において、７３はブラケットで、フレーム５６に固定
されている。７４はシリンダで、ブラケット７３に固定
されている。７５はガイドで、フレーム５６に固定され
ている。７６はストッパピンで、ガイド７５を摺動可能
に貫通し、シリンダ７４に取付けられている。

【００２１】図１６は、プッシャ６９を示すもので、同
図において、７７はブラケットで、フレーム５６に固定
されている。７８はシリンダで、ブラケット７７に固定
されている。７９はＬ字状に形成されたブラケットで、
シリンダ７８に取付けられている。８０はプッシュロッ
ドで、一端がフレーム５６を摺動可能に貫通し、サブテ
ーブル３７上に供給されプリント基板Ｐの基準ピン４と
対向するようにブラケット７９に取付けられている。

【００２２】このような構成で、各々独自のプログラム
にしたがってプリント基板Ｐを加工しているプリント基
板加工装置Ｂ（Ｂ１ないしＢ４）のうち、プリント基板
加工装置Ｂ４におけるプリント基板Ｐ加工が終了する
と、プリント基板加工装置Ｂ４は、供給装置Ａ、プリン
ト基板加工装置Ｂ１、Ｂ２、Ｂ３および搬送手段Ｃにプ
リント基板Ｐの交換を要求する信号を出す。同時に、プ
リント基板加工装置Ｂ４は、テーブル２７を受け渡し位
置へ移動させる。

【００２３】プリント基板Ｐの交換要求を受けたプリン
ト基板加工装置Ｂ１ないしＢ３は、シリンダ５５を作動
させ、搬送ガイド５２を搬送手段Ｃの固定ガイド６４、
６５と面一になる搬送位置へ移動させる。

【００２４】プリント基板Ｐの交換要求を受けた搬送手
段Ｃはモータ５８を作動させ、ローラ６２をプリント基
板Ｐを固定ガイド６５に向けて搬送する方向に回転させ
ると共に、プリント基板加工装置Ｂ４に対応するリフタ
ー６７のシリンダ７１を作動させ、ロッド７２を上昇さ
せる。同時に、供給装置Ａはモータ２１を作動させ、ロ
ーラ２５を未加工のプリント基板Ｐを搬出する方向に回
転させると共に、モータ１４を作動させ、マガジン１３
を移動させてつぎに供給すべきプリント基板Ｐを、ロー
ラ２５の上方の搬出入位置へ移動させる。

【００２５】プリント基板加工装置Ｂ４は、テーブル２
７が受け渡し位置へ移動すると、可動ガイド３９、４１
を移動させ、基準ピン４の固定を解除する。すると、シ
リンダ４８が作動して、受け渡しガイド４４を、搬送手
段Ｃの固定ガイド６４、６５と面一になる搬送位置へ移
動させる。この時、受け渡しガイド４４、搬送ガイド５
２および固定ガイド６４で、図１７に示すように、プリ
ント基板Ｐの搬送路が形成される。

【００２６】受け渡しガイド４４の回動により、受け渡
しガイド４４から滑り落ちた加工済のプリント基板Ｐ
は、リフター６７のロッド７２によって支持される。そ
して、リフター６７のシリンダ７１が作動して、ロッド
７２を下降させると、プリント基板Ｐは、既に回転して
いる搬送手段Ｃのローラ６２上に載置され、待機位置を
構成する固定ガイド６５に向けて、ストッパ６６に当接
するまで搬送される。加工済のプリント基板Ｐがストッ
パ６６に当接すると、待機位置にあるリフター６７のシ
リンダ７１が作動して、ロッド７２を上昇させて、プリ
ント基板Ｐをローラ６２から浮上させる。加工済のプリ
ント基板Ｐが、プリント基板加工装置Ｂ４の前を通過す
ると、プリント基板加工装置Ｂ４に対応するストッパ６
８のシリンダ７４が作動して、ストッパピン７６をプリ
ント基板Ｐの基準ピン４の搬送路に突出させる。

【００２７】加工済のプリント基板Ｐがローラ６２上に
載置されると同時に、供給装置Ａのシリンダ１９が作動
して、ローラ２５を上昇させ、ローラ２５でプリント基
板Ｐを押し上げる。すると、ローラ２５が回転している
ため、プリント基板Ｐはマガジン１３から搬送手段Ｃの
ローラ６２上に送りだされる。同様に、搬送手段Ｃのロ
ーラ６２も回転しているため、マガジン１３から送り込
まれたプリント基板Ｐは、固定ガイド６４、搬送ガイド
５２に沿って固定ガイド６５に向けて搬送される。

【００２８】そして、未加工のプリント基板Ｐがプリン
ト基板加工装置Ｂ４に達し、基準ピン４がその搬送路に
突出するストッパピン７６に当接すると、プリント基板
Ｐは移動を止められる。すると、リフター６７のシリン
ダ７１が作動し、ロッド７２を上昇させて送り込まれた
プリント基板Ｐを押し上げる。

【００２９】すると、ストッパ６８のシリンダ７４が作
動してストッパピン７６を待機位置へ後退させる。一
方、プリント基板加工装置Ｂ４のシリンダ４８が作動し
て、受け渡しガイド４４を回動させ、受け渡しガイド４
４をサブテーブル３７の溝の中に戻す、この時、プリン
ト基板Ｐはサブテーブル３７上に載置される。すると、
プッシャ６９のシリンダ７８が作動して、プッシュロッ
ド８０を前進させ、このプッシュロッド８０でプリント
基板Ｐの基準ピン４を、Ｖ形ガイド３８と可動ガイド３
９の間へ押し込む。

【００３０】そして、シリンダ７８の作動により、プッ
シュロッド８０がその待機位置へ移動すると、プリント
基板加工装置Ｂ４は、可動ガイド３９、４１を移動さ
せ、プリント基板Ｐの基準ピン４をサブテーブル３７に
固定して、テーブル２７を加工位置へ移動させ、プリン
ト基板Ｐの加工を開始する。

【００３１】テーブル２７が加工位置へ移動すると、プ
リント基板加工装置Ｂ４のシリンダ５５が作動して搬送
ガイド５２を搬送手段Ｃの固定ガイド６４、６５と面一
になる搬送位置へ移動させる。すると、搬送手段Ｃのモ
ータ５８と、供給装置Ａのモータ２１が反転して、ロー
ラ６２とローラ２５を反転させる。そして、待機位置に
あるリフター６７のシリンダ７１が作動して、ロッド７
２を下降させると、加工済のプリント基板Ｐがローラ６
２上に載置され、供給装置Ａに向けて搬送される。

【００３２】そして、供給装置Ａに送り込まれたプリン
ト基板Ｐは、ローラ６２からローラ２５に渡され、供給
装置Ａ内に収納される。すると、供給装置Ａのシリンダ
１９が作動して、ローラ２５を支持ガイド１８の下方に
移動させる。この時、プリント基板Ｐは支持ガイド１８
上に載置され、支持ガイド１８によって支持される。同
時に、搬送手段Ｃのモータ５８と、供給装置Ａのモータ
２１が停止される。また、プリント基板加工装置Ｂ１な
いしＢ４シリンダ５５が作動して、搬送ガイド５２をそ
の待機位置へ移動させる。

【００３３】上述のように、個別に独自の加工プログラ
ムにしたがって稼動する複数のプリント基板加工装置Ｂ
１ないしＢ４の何れかが、プリント基板Ｐの交換を要求
した場合、他のプリント基板加工装置Ｂ１ないしＢ４を
止めることなく、プリント基板Ｐの交換を行なうことが
できる。

【００３４】

【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、複数
のプリント基板を所定の間隔で斜めに収納した供給装置
と、所定の間隔で配置され、それぞれ個別に駆動される
複数台のプリント基板加工装置とを結ぶプリント基板の
搬送装置であって、所定の間隔で回転可能に支持した複
数のローラを、単一の駆動源で同時に同方向に回転させ
るように構成され、その一端が前記供給装置と対向し、
他の一端が配列されたプリント基板加工装置の列より突
出し待機位置を形成するように、前記各プリント基板加
工装置のベッド上に支持された搬送手段と、前記供給装
置とプリント基板加工装置の間、隣接する各プリント基
板加工装置の間および前記待機位置に位置するように、
前記搬送手段に固定された複数の固定ガイドと、前記各
プリント基板加工装置のテーブルに揺動可能に支持さ
れ、テーブルの表面より下の待機位置と前記固定ガイド
と面一になる受け渡し位置との間を揺動する受け渡しガ
イドと、前記テーブルの移動領域の上方に揺動可能に配
置され、前記受け渡しガイドの揺動領域の上方に位置す
る待機位置と前記固定ガイドと面一になる搬送位置の間
を揺動する搬送ガイドとを設けたので、個別に独自の加
工プログラムにしたがって稼動する複数のプリント基板
加工装置の何れかが、プリント基板の交換を要求した場
合、他のプリント基板加工装置を止めることなく、プリ
ント基板の交換を行なう小型で、しかも保守の容易なプ
リント基板の搬送装置を提供することことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明によるプリント基板の搬送装置の配置を
示す斜視図。

【図２】プリント基板の一例を示す平面図。

【図３】プリント基板の正面断面図。

【図４】供給装置の外観を示す斜視図。

【図５】供給装置の平面図。

【図６】供給装置の正面図。

【図７】供給装置におけるプリント基板の供給排出機構
を示す正面図。

【図８】供給装置におけるプリント基板の供給排出機構
を示す側面図。

【図９】プリント基板加工装置の外観を示す斜視図。

【図１０】プリント基板加工装置のテーブルと受け渡し
ガイドとの関係を示す斜視図。

【図１１】プリント基板加工装置と搬送ガイドの関係を
示す側面図。

【図１２】プリント基板加工装置と搬送ガイドの関係を
示す正面図。

【図１３】搬送手段を示す正面図。

【図１４】リフターの側面断面図。

【図１５】ストッパの側面断面図。

【図１６】プッシャの側面断面図。

【図１７】受け渡しガイドと搬送ガイドとにより構成さ
れた搬送路の正面図。

【符号の説明】

Ａ 供給装置 Ｂ プリント基板加工装置 Ｃ 搬送手段 Ｐ プリント基板 ２６ ベッド ２７ テーブル ４４ 渡しガイド ５２ 搬送ガイド ５８ モータ ６２ ローラ ６４、６５ 固定ガイド

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】複数のプリント基板を所定の間隔で斜めに
   収納した供給装置と、所定の間隔で配置され、それぞれ
   個別に駆動される複数台のプリント基板加工装置とを結
   ぶプリント基板の搬送装置であって、所定の間隔で回転
   可能に支持した複数のローラを、単一の駆動源で同時に
   同方向に回転させるように構成され、その一端が前記供
   給装置と対向し、他の一端が配列されたプリント基板加
   工装置の列より突出し待機位置を形成するように、前記
   各プリント基板加工装置のベッド上に支持された搬送手
   段と、前記供給装置とプリント基板加工装置の間、隣接
   する各プリント基板加工装置の間および前記待機位置に
   位置するように、前記搬送手段に固定された複数の固定
   ガイドと、前記各プリント基板加工装置のテーブルに揺
   動可能に支持され、テーブルの表面より下の待機位置と
   前記固定ガイドと面一になる受け渡し位置との間を揺動
   する受け渡しガイドと、前記テーブルの移動領域の上方
   に揺動可能に配置され、前記受け渡しガイドの揺動領域
   の上方に位置する待機位置と前記固定ガイドと面一にな
   る搬送位置の間を揺動する搬送ガイドとを設けたことを
   特徴とするプリント基板の搬送装置。