JPH06312302A - ワーク支持装置 - Google Patents

ワーク支持装置

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JPH06312302A
JPH06312302A JP10303193A JP10303193A JPH06312302A JP H06312302 A JPH06312302 A JP H06312302A JP 10303193 A JP10303193 A JP 10303193A JP 10303193 A JP10303193 A JP 10303193A JP H06312302 A JPH06312302 A JP H06312302A
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JP
Japan
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work
support
spindle
drive motor
supporting
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JP10303193A
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Hidekazu Hirano
秀和 平野
Hiroyuki Takahara
宏行 高原
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Toyoda Koki KK
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Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ワーク支持部の変更によって様々なワーククラ
ンプ姿勢に対応できるワーク支持装置を提供する。 【構成】コラム3の側面上方に上下方向に摺動可能に設
けられた第1支持装置4と、これに対向して上下方向に
摺動可能に設けられた第2支持装置5とを有し、それぞ
れ回転主軸を持つ。各主軸は主軸回転駆動モータ17,
23を有し、先端にワークWを支持するワーク支持部に
相当する当接部材、小径センタ、ケレ、支持爪を備え
る。第2主軸22に設けられワークWに回転動力を伝達
するケレを所定角度回転させる際に、第2主軸回転駆動
モータ23を単独制御し、ワークWにケレが係合した状
態で第1主軸回転駆動モータ17と第2主軸回転駆動モ
ータ23とを同期制御する制御装置46を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワーク支持装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関に用いられるピストンの
ようなワークの支持装置として、例えば図5に示すよう
なものがあり、このものは、工作機械60のコラム67
の側面に上下方向に対向して第1支持装置68と第2支
持装置69とが各々上下方向に摺動可能に設けられてお
り、第1支持装置68と第2支持装置69は連結バー7
0によって連結され、コラム67に設置された進退駆動
モータ71によってボールねじ72、ナット73を介し
て第1支持装置68と第2支持装置69とを一体的に進
退駆動するようになっている。
【0003】第1支持装置68内には、主軸74が回転
可能に支承され、この主軸74は主軸駆動モータ75に
よって回転駆動されるようになっている。主軸74の先
端には図5に示すようにワークW、すなわちピストンの
スカート部内周に形成された第1当接部Wcに当接しワ
ークWをセンタ支持する大径センタ76が形成されてい
る。また、主軸74内には作動軸77が回転可能に挿通
され、この作動軸77の先端には図6に示すようにケレ
78が設けられ、後部にはこのケレ78を所定角度回転
させる装置(図示せず)が設けられている。ケレ78は
図7に示すようにピストンのスカート部内に挿入され、
2点鎖線に示す位置まで回転されることにより、ケレ7
8に形成された当接部78aがワークWに形成された突
起部Wbに当接し、主軸駆動モータ75の作動による主
軸74の回転動力をワークWに伝達する。
【0004】第2支持装置69内にはラム79が上下方
向に摺動可能に設けられており、このラム79はラム用
進退駆動モータ80によってボールねじ81、ナット8
2を介して進退駆動されるようになっている。また、ラ
ム79の先端には図6に示すようにワークWの頂部に形
成された第2当接部Wdに先端が当接しワークWをセン
タ支持する小径センタ83が回転可能に設けられてい
る。
【0005】上記の構成において、先ず、図略の搬送装
置によってワークWがクランプされた状態で主軸74に
設けられたケレ78に挿入される。次に、ラム用進退駆
動モータ80の作動によってラム79が上昇され、図6
に示すように、小径センタ83の先端と大径センタ76
とによってワークWが挟持される。この状態で、図示し
ない装置によってケレ78を図7の2点鎖線に示す位置
まで回転させることによってワークWの突起部Wbにケ
レ78の当接部78aを当接させる。
【0006】次に、主軸駆動モータ75の作動によって
ワークWを回転させるとともに進退駆動モータ71の作
動によりワークWを上下移動させて、図示しない加工装
置によってワークWに所定の加工を行う。ここで、ワー
ク回転時に小径センタ83は主軸回転方向に連れ回りし
ている。加工終了後、主軸駆動モータ75の作動により
主軸74を原位置に割り出して主軸74を停止させる。
続いて、図示しない装置によってケレ78を図7の実線
に示す原位置まで回転させる。
【0007】次に、図示しない搬送装置によってワーク
Wがクランプされた後、ラム用進退駆動モータ80の作
動によってラム79を下降させ、図示しない搬送装置に
よってワークWを搬出する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ワークWのクランプ姿
勢のパターンとして、上記したようにワークWの第1当
接部Wcと第2当接部Wdとに当接してクランプするク
ランプ姿勢Aと、ワークWの第2当接部Wdにおいては
センタ支持するのみで、ワークWの頂端面Waとワーク
W内の頂端部Weとに当接してクランプするクランプ姿
勢Bとがあり、従来のように、挟持されたワークWの回
転を片側駆動で行う場合に、駆動側の支持装置に回転動
力をワークWに伝達するためのケレを設ける必要があ
り、さらに、ケレに対向する側ではワークWの回転に対
して連れ回り可能にかつ回転時にすべりが生じても問題
がないようにワークWに対してセンタ支持する必要があ
る。しかし、ワークWの回転が片側駆動でクランプ姿勢
Bに対応するために、ケレに対向する側において、ワー
クWの第2当接部Wdにおけるセンタ支持の他に、ワー
クWの頂端面Waに当接支持する当接支持部を設け、そ
の当接支持部を有する部材を回転可能に設けたとして
も、ワークWが回転駆動された時に、頂端面Waと当接
支持部との間ですべりが生じ、頂端面Waにきずが付い
てしまうので、クランプ姿勢Bに対応ができない。つま
り、ワーククランプ姿勢が制約されるという問題があっ
た。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のワーク支持装置
は、上述した問題を解決するためになされたもので、コ
ラムと、このコラムの上方に上下方向に摺動可能に設け
られた第1支持装置と、前記コラムの側面に前記第1支
持装置に対向して上下方向に摺動可能に設けられた第2
支持装置と、前記第1支持装置に対して前記第2支持装
置を相対移動させる進退駆動装置と、前記第1支持装置
本体内に回転可能に軸承された第1主軸と、前記第2支
持装置本体内に回転可能に軸承された第2主軸と、前記
第1主軸を回転駆動する第1回転駆動装置と、前記第2
主軸を回転駆動する第2回転駆動装置と、前記第1主軸
の先端および前記第2主軸の先端に各々設けられワーク
を支持するワーク支持部と、前記第1主軸もしくは前記
第2主軸に設けられ所定角度回転されることによりワー
クに係合し前記ワークに回転動力を伝達するケレと、前
記ワークに係合させるために前記ケレを所定角度回転さ
せる際に前記第1回転駆動装置もしくは前記第2回転駆
動装置を単独制御し、前記ワークに前記ケレが係合した
状態で前記ワークを回転駆動する際に前記第1回転駆動
装置と前記第2回転駆動装置とを同期制御する制御装置
とを備えたことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】上記の構成において、第2支持装置上方にワー
クが搬入されると、進退駆動装置の作動により第2支持
装置が上昇され、第2支持装置側のワーク支持部がワー
クに当接し、ワークを支持する。次に、第2支持装置が
さらに上昇され、第1支持装置側のワーク支持部と第2
支持装置側のワーク支持部によってワークが挟持され
る。この時、ケレはワーク内に挿入されている。この状
態で、制御装置によって第1回転駆動装置もしくは第2
回転駆動装置を単独制御し、ケレを所定角度回転させ、
ワークに係合させる。次に、制御装置によって第1回転
駆動装置および第2回転駆動装置とを同期制御し、ワー
クを回転駆動する。ワークの加工終了後、主軸を原位置
に割り出して停止させる時も制御装置によって同期制御
を行う。
【0011】
【実施例】本発明のワーク支持装置を図面に基づいて説
明する。図1、図2において、1は立形ピストン旋盤を
示す工作機械で、この工作機械1はベッド2と、このベ
ッド2上に固設されたコラム3と、このコラム3の側面
の上下方向に互いに対向して摺動可能に設けられた第1
支持装置4および第2支持装置5と、第1支持装置4と
第2支持装置5とによって挟持されたワーク(内燃機関
用ピストン)Wを切削するバイト6aを有する加工装置
6と、前記コラム3の前方に配置され、第1支持装置4
と第2支持装置5との間にワークWを搬入出するトラン
スファ装置7とによって主に構成されている。
【0012】前記第2支持装置5は前記第1支持装置4
に設けられた第1駆動モータ8によってボールねじ9、
ナット10を介して上下方向に進退されるようになって
いる。また、前記コラム3に設けられた第2駆動モータ
11によってボールねじ12、ナット13を介して第1
支持装置4および第2支持装置5は一体的に上下方向に
進退駆動されるようになっている。ここで、第2支持装
置5は第1駆動モータ8によって後述するトランスファ
装置7のワーク把持部に対して干渉しない下降端位置、
ワーク把持部との受け渡しを行う中間位置、第1支持装
置4とによってワークWを挟持する上昇端位置とに移動
制御されるようになっている。また、第2支持装置5が
上昇端位置でワークWが挟持された位置が加工位置とな
る。
【0013】また、第1支持装置4と第2支持装置5に
は各々切粉飛散防止用のシャッタ14、14が設けられ
ており、第2支持装置5の上下移動によって開閉するよ
うになっている。第1支持装置本体4a内には、図2に
示すように、ベアリング15を介して第1主軸16が回
転可能に軸承され、この第1主軸16は第1支持装置本
体4aの後部に設置された第1主軸回転駆動モータ17
によって回転駆動されるようになっている。第1主軸1
6の先端にはワークWの頂端面Waに当接しワークWの
位置決め基準となる当接支持部18aが形成された当接
部材18が固着されている。ここで、当接支持部18a
は、図4に示す位置で、ワークWの頂端面Waに当接す
るようになっている。この当接部材18内に形成された
挿通穴18bに所定量移動可能に小径センタ19が設け
られており、この小径センタ19はばね20により図3
中下方向に付勢され、先端でワークWに形成された第2
当接部Wdに当接し、ワークWに対してセンタ支持する
ようになっている。
【0014】第2支持装置本体5a内には、ベアリング
21を介して第2主軸22が回転可能に軸承され、この
第2主軸22は第2支持装置本体5aの後部に設置され
た第2主軸回転駆動モータ23によって回転駆動される
ようになっており、図略の定位置停止装置によって一定
角度位置に停止可能となっている。第2主軸22内に形
成された挿通穴22aにはばね24によって図2中上方
に付勢された作動軸25がキー26によって回転を規制
されて摺動可能に設けられている。作動軸25の先端に
は、図3の実線に示すようにワークW内に挿入され、図
3の2点鎖線に示す位置に所定角度回転されることによ
りワークWの突起部Wbに当接し、第2主軸回転駆動モ
ータ23の作動による第2主軸22の回転動力をワーク
Wに伝達するケレ27が固設され、このケレ27の先端
がワークW内の底部に当接することによってワークWは
ばね24の付勢力で挟持される。また、先端にワークW
のスカート部の開口部内面に係合する支持爪28が形成
された環状部材29がケレ26の外周に設けられてお
り、環状部材29と作動軸25との間に介挿されたばね
30によって上下方向に環状部材29が移動可能に作動
軸25に保持されている。この支持爪28はワーク搬入
出時にワークWに形成された第1当接部Wcに当接して
ワークWを支持し、支持爪28のみによってワークWが
支持されている時はケレ27の先端はワークWに当接し
ないようになっている。
【0015】ここで、各ばね20、24、30の付勢力
の大きさはばね30、ばね20、ばね24の順に大きく
なっている。これにより、第2支持部材5の支持爪28
にワークWが支持された状態で第2支持部材が第1駆動
モータ8の作動によって上昇端に移動される際、先ず、
ワークWに形成された第2当接部Wdが小径センタ19
の先端に当接し、さらに第2支持装置が上昇すると、ば
ね20の付勢力に負けてばね30が縮み、さらに、第2
支持装置が上昇すると、ケレ27の先端がワークWの内
面に当接し、ワークWを押し上げる。この時、ばね20
はばね24の付勢力に負けて縮み、さらに、第2支持装
置5が上昇すると、ワークWの頂端面Waが当接部材1
8の当接支持部18aに当接し、ばね24の付勢力によ
ってワークWは当接支持部18aとケレ27の先端とで
挟持される。また、ばね30の付勢力は弱いので、当接
支持部18aとケレ27の先端とによってワークWが挟
持された状態で単独制御によって第2主軸22が所定角
度回転されると第1当接部Wcと支持爪28との間です
べりが生じ、ケレ27の側面がワークWの突起部Wbに
当接する位置までケレ27を回転させることができる。
これによってワークWを常に一定の角度位置に割り出す
ことができる。
【0016】前記トランスファ装置7のトランスファ本
体31は、前記コラム3の前方の前記ベッド2上に支持
部材32を介して固設されたガイドレール33に摺動可
能に案内されており、支持部材32に設置された図示し
ないトランスファ駆動モータによってボールねじ35、
ナット36を介して進退駆動されるようになっている。
トランスファ本体31上にはワーク搬入出用の一対のワ
ーク把持装置37が第2支持装置5の上下移動に干渉し
ないように離間して設けられている。ワーク把持装置3
7は、ワークWをクランプするワーク把持部39と、周
知のシリンダとラックアンドピニオン機構が内蔵されワ
ーク把持部39をワーククランプ・アンクランプ動作さ
せる作動装置42とから構成されている。
【0017】図1中46は前記各モータ8,11,1
7,23を制御する制御装置を示し、この制御装置46
によって第1主軸回転駆動モータ17、第2主軸回転駆
動モータ23を各々単独制御するとともに同期制御を行
うようになっている。上記の構成における作動を説明す
る。先ず、図1に示すように、トランスファ装置7によ
りワーク搬入用のワーク把持部39にクランプされた未
加工のワークWが第2支持装置5の上方に搬送される。
【0018】次に、第1駆動モータ8の作動により第2
支持装置5が中間位置まで上昇される。この時、環状部
材29に設けられた支持爪28がワークWの第1当接部
Wcに当接する。その後、作動装置42の作動によりワ
ーク把持部39がアンクランプされ、続いてワーク把持
部39が第2支持装置5の上下移動に干渉しない位置ま
で移動される。
【0019】次に、支持爪28にワークWが支持された
状態で、第1駆動モータ8の作動により第2支持装置5
が上昇端位置まで上昇される。これにより、ワークWは
第1支持装置4に設けられた小径センタ19によってセ
ンタ支持されるとともに、当接部材18の当接支持部1
8aに頂端面Waが当接して当接支持部18aとケレ2
7の先端とによって挟持される。かかる第1支持装置4
と第2支持装置5との相対移動により、第1および第2
支持装置4,5に設けられた切粉飛散防止用のシャッタ
14、14が閉じられる。
【0020】次に、制御装置46によって第2主軸回転
駆動モータ23を単独制御してケレ27を図3の2点鎖
線に示す一定の角度位置まで回転させる。この時、ケレ
27の側面がワークWの突起部Wbに当接し、ワークW
を角度位置決めする。この状態で、制御装置46によっ
て第1主軸回転駆動モータ17と第2主軸回転駆動モー
タ23とを同期制御してワークWを回転駆動するととも
に、第2駆動モータ11によって第1支持装置4と第2
支持装置5とを一体的に上下移動させ、加工装置6のバ
イト6aによってワークWに所定の加工を行う。
【0021】加工終了後、ワークWをクランプした状態
で、制御装置46によって第1主軸回転駆動モータ17
と第2主軸回転駆動モータ23とを同期制御して第1主
軸16を原位置に割り出す。その後、制御装置46によ
って第2主軸回転駆動モータ23を単独制御してケレ2
7を図3の実線に示す位置まで回転させる。そして、第
1駆動モータ8の作動により第2支持装置5を中間位置
まで下降させ、次に、トランスファ装置7のワーク搬出
用のワーク把持部39を加工済のワークWに対応する位
置まで移動させる。続いて、ワーク把持部39によって
加工済のワークWをクランプし、トランスファ装置7の
作動によって加工済のワークWを搬出する。
【0022】以下、同様にワークWの加工、ワークWの
搬入出が繰り返し行われる。以上のように、第1支持装
置4の第1主軸16を回転駆動する第1主軸回転駆動モ
ータ17、第2支持装置5の第2主軸22を回転駆動す
る第2回転駆動モータ23を設け、第1主軸回転駆動モ
ータ17および第2主軸回転駆動モータ23を各々単独
制御するとともに同期制御する制御装置46を設けた構
成であるので、上記実施例に示したワークWの頂端面W
aとワークW内の頂端部Weとに当接してワークWをク
ランプするクランプ姿勢の他に、ワークWを支持する部
分を変更することによって、ワークWの第1当接部Wc
と第2当接部Wdとに当接してクランプするクランプ姿
勢にも対応できる。なお、両クランプ姿勢において上下
逆となるクランプ姿勢に対応ができることはもちろんの
ことである。
【0023】また、図4に示すように、ワークWの頂端
面Waにはバルブ逃し溝等の凹溝47が形成されてお
り、この凹溝47の位置が180度逆のワークWの場合
においても、ワークWの挟持前つまり、第2支持装置5
の支持爪28によってワークWが支持された状態で、第
1主軸回転駆動用モータ17を単独制御することによっ
て当接部材18に設けられた当接支持部材18aを18
0度回転させてワークWの頂端面Waに対する適切な支
持位置に割り出すことができる。
【0024】さらに、第1駆動モータ8によって第2支
持装置5を第1支持装置4に対して相対移動させること
によってワーククランプを行い、制御装置46によって
第1主軸16の単独制御を行ってケレ27をワークWに
係合させるようにし、その状態で第1主軸回転駆動モー
タ17および第2主軸回転駆動モータ23を同期制御し
てワークWを回転駆動するようにしたので、装置全体の
機構をシンプル化することができた。
【0025】
【発明の効果】本発明のワーク支持装置は、各主軸の各
回転駆動装置を同期制御して、挟持されたワークを回転
駆動するようにしたので、ワークに回転動力を伝達する
ケレを上下どちら側の支持装置に設けてもよく、また、
ワーク支持部とワークとの間にすべりが生じないため、
ワークの頂端面とワーク内の頂端部に当接して挟持する
クランプ姿勢、ワークの頂端面側をセンタ支持し、その
反対側でワークに支持部を当接させてワークを挟持する
クランプ姿勢共に対応することができる。
【0026】また、各主軸の各回転駆動装置を単独制御
することによって、ケレのワークに対する係合ための回
転割り出しを簡単に行うことができるとともに、ワーク
支持部のワークの頂端面に対する支持位置が異なるワー
クの場合でも、ワーク挟持前にワークに対応したワーク
支持部の支持位置を簡単に割り出すことができる。さら
に、ワーク加工終了後の主軸の原位置割り出しをワーク
を挟持した状態で各主軸の各回転駆動装置の同期制御に
よって行えるので、ワーク支持部とワークとの間にすべ
りが生じないため、主軸の原位置割り出し時にワークに
傷を付けたり、ワークを変形させたりする恐れがなくな
る。
【0027】また、さらに、進退駆動装置によって第2
支持装置を第1支持装置に対して相対移動させることに
よってワーククランプを行い、制御装置によって各主軸
の各回転駆動装置の単独制御を行ってケレを所定角度回
転させ、ワークに係合させるようにし、その状態で各回
転駆動装置を同期制御してワークを回転駆動するように
したので、装置全体の機構をシンプル化することができ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるワーク支持装置の全体構
成を示す図である。
【図2】ワーク挟持状態を示す第1支持装置と第2支持
装置の部分拡大断面図である。
【図3】ワークとケレの係合状態を示す図である。
【図4】ワークの頂端面に対する当接支持部材の支持位
置を示す図である。
【図5】従来のワーク支持装置の全体構成を示す図であ
る。
【図6】従来のワーク挟持状態を示す第1支持装置と第
2支持装置の部分拡大断面図である。
【図7】従来におけるワークとケレの係合状態を示す図
である。
【符号の説明】
3 コラム 4 第1支持装置 5 第2支持装置 8 第1駆動モータ 16 第1主軸 17 第1主軸回転駆動モータ 18 当接部材 19 小径センタ 22 第2主軸 23 第2主軸回転駆動モータ 27 ケレ 28 支持爪 46 制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コラムと、このコラムの上方に上下方向
    に摺動可能に設けられた第1支持装置と、前記コラムの
    下方に前記第1支持装置に対向して上下方向に摺動可能
    に設けられた第2支持装置と、前記第1支持装置に対し
    て前記第2支持装置を相対移動させる進退駆動装置と、
    前記第1支持装置の本体内に回転可能に軸承された第1
    主軸と、前記第2支持装置の本体内に回転可能に軸承さ
    れた第2主軸と、前記第1主軸を回転駆動する第1回転
    駆動装置と、前記第2主軸を回転駆動する第2回転駆動
    装置と、前記第1主軸の先端および前記第2主軸の先端
    に各々設けられワークを支持するワーク支持部と、前記
    第1主軸もしくは前記第2主軸に設けられ所定角度回転
    されることによりワークに係合し前記ワークに回転動力
    を伝達するケレと、前記ワークに係合させるために前記
    ケレを所定角度回転させる際に前記第1回転駆動装置も
    しくは前記第2回転駆動装置を単独制御し、前記ワーク
    に前記ケレが係合した状態で前記ワークを回転駆動する
    際に前記第1回転駆動装置と前記第2回転駆動装置とを
    同期制御する制御装置とを備えたことを特徴とするワー
    ク支持装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1998012009A1 (fr) * 1996-09-20 1998-03-26 Komatsu Machinery Corp. Machine a usiner pour pieces a courbures non circulaires
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