JP2610745B2 - 工作機械に対するワーク供給取出装置 - Google Patents

工作機械に対するワーク供給取出装置

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JP2610745B2
JP2610745B2 JP4073536A JP7353692A JP2610745B2 JP 2610745 B2 JP2610745 B2 JP 2610745B2 JP 4073536 A JP4073536 A JP 4073536A JP 7353692 A JP7353692 A JP 7353692A JP 2610745 B2 JP2610745 B2 JP 2610745B2
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紀郎 外山
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トヤマキカイ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、旋盤、フライス盤、研
磨盤、ボール盤等の工作機械に対し、未加工品および加
工済品であるワークを着脱するために使用されるワーク
供給取出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】旋盤、フライス盤、研磨盤、ボール盤等
の工作機械によって未加工品を加工する際に、未加工品
をワークストッカーから取り出して、工作機械のチャッ
クに供給するために自動供給取出装置が使用される。こ
のような自動供給取出装置として、最近では、複数の関
節を有するアームの先端に、未加工品をチャックして工
作機械に供給するための供給専用チャックと、工作機械
によって加工された加工済品を工作機械から取り出すた
めの取出専用チャックとが設けられたロボットが使用さ
れている。アームは、複数の関節によって複数の方向に
回動可能になった多関節アームになっている。そして、
供給専用チャックによってチャックされた未加工品は、
多関節アームにより、ワークストッカーから工作機械の
チャック部に供給されるとともに、工作機械によって加
工された加工済品が、取出専用チャックにより、工作機
械のチャック部から取り出されて、ワークストッカーに
返送されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような自動供給取
出装置では、複数の関節を有する多関節アームは、各関
節によって動作方向を変更して、供給専用チャックによ
ってチャックされた未加工品をワークストッカーから工
作機械にまで、あるいは、取出専用チャックによってチ
ャックされた加工済品を工作機械からワークストッカー
まで搬送する。このために、各関節において動作誤差が
生じると、それらの誤差が累積して、先端に設けられた
供給専用チャックおよび取出専用チャックは、大きな誤
差が発生することになる。このために、供給専用チャッ
クおよび取出専用チャックの位置に誤差が生じると、供
給専用フィンガーおよび取出専用フィンガーによって未
加工品あるいは加工済品であるワークをチャックするこ
とができなくなるおそれがある。このような問題を回避
するためには、各関節の動作誤差が小さくなるように、
各関節を高精度に製作する必要がある。しかし、各関節
を高精度に製作するには限界があり、しかも、経済性が
損なわれるという問題がある。
【0004】また、供給専用チャックおよび取出専用チ
ャックは、ワークに対して同芯状態でチャックしなけれ
ば、工作機械のチャック部に対して着脱することができ
ない。このために、それぞれのチャックがチャックし得
るワークは、各チャックと同芯状態になる断面円形状、
断面六角形状等の所定の形状でなければならず、チャッ
クに対して同芯状態にならない断面形状のワークをチャ
ックして、工作機械のチャック部に着脱することができ
ないという問題がある。
【0005】さらには、各チャックによるワークストッ
カーと工作機械との間の搬送動作と、各チャックによる
工作機械に対するワークの着脱動作とを連続して実施し
なければならないために、両方の動作を同時に実施する
ことができず、作業時間が長くなって、作業効率が著し
く低下するという問題もある。
【0006】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
であり、その目的は、工作機械に対してワークを着脱す
るワーク着脱手段と、ワークが収容されるストッカー手
段との間に、ワークを保持するワーク受渡中継手段を設
けることによって、工作機械に対する着脱時における動
作誤差を小さくすることができて、工作機械に対する着
脱を確実に実施することができる工作機械に対するワー
ク供給取出装置を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、ワーク受渡中継手段
を設けることによって、ワーク受渡中継手段が同芯状態
でチャックできないワークも、確実に工作機械のチャッ
ク部に着脱することができる工作機械に対するワーク供
給取出装置を提供することにある。
【0008】本発明のさらに他の目的は、ワーク受渡中
継手段を設けることにより、工作機械に対するワークの
着脱動作と、ストッカー手段およびワーク受渡中継手段
の間のワークの搬送動作とを、独立して実施することが
でき、それぞれの作業時間が相殺されて、ワークの供給
取出時間を著しく短縮することができる工作機械に対す
るワーク供給取出装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の工作機械に対す
るワーク供給取出装置は、ワークが収納されるストッカ
ー手段と、工作機械に対してワークを着脱させるワーク
着脱手段と、前記ストッカー手段とワーク着脱手段との
間に配置されており、ストッカー手段とワーク着脱手段
との間を搬送されるワークを、一旦、チャックして保持
するワーク受渡中継手段とを具備し、このワーク受渡中
継手段は、チャックされたワークを180度にわたって
反転させることができるようになっていることを特徴と
する。
【0010】また、本発明の工作機械に対するワーク供
給取出装置は、ワークの未加工品が収納されるストッカ
ー手段と、ワークの未加工品をチャックして工作機械の
チャック部に装着する供給専用チャック、および、工作
機械のチャック部にチャックされたワークの加工済品を
チャックして工作機械から離脱させる返送専用チャック
を有するワーク着脱手段と、前記ストッカー手段とワー
ク着脱手段との間に配置されており、ストッカー手段の
未加工品をチャックしてワーク着脱手段に供給する供給
専用フィンガー、および、ワーク着脱手段にチャックさ
れた加工済品をチャックして搬送する返送専用フィンガ
ーを有するワーク受渡中継手段とを具備し、前記ワーク
受渡中継手段の供給専用フィンガーと返送専用フィンガ
ーとが、一体となって、前記ストッカー手段と前記ワー
ク着脱手段との間を移動することにより、ワークを同時
処理することができるようになっていることを特徴とす
【0011】前記ワーク受渡中継手段では、チャックし
たワークを180度にわたって反転させることができる
ようになっている
【0012】
【作用】本発明の工作機械に対するワーク供給取出装置
では、ストッカー手段に収容された未加工品であるワー
クが、ワーク受渡中継手段によって、一旦、チャックさ
れて保持された後にワーク着脱手段が必要とする位置へ
と搬送されるとともに、ワーク着脱手段にチャックされ
た加工済品であるワークがワーク受渡中継手段にて、一
旦、チャックされて保持された後に、ストッカー手段や
排出シューター等へと搬送される。従って、ストッカー
手段とワーク受渡中継手段との間でワークの受け渡しを
している間に、ワーク着脱手段は工作機械のチャック部
に対してワークを着脱することができる。
【0013】また、ストッカー手段とワーク着脱手段と
の間を搬送されるワークは、ワーク受渡中継手段にて、
ワーク着脱手段のチャック位置に再設定されるために、
ストッカー手段とワーク受渡中継手段との間は、必ずし
もワークを同芯状態にしなくても、ワークは、ワーク着
脱手段によって、工作機械のチャック部に確実に着脱さ
れる。
【0014】さらに、ワーク受渡中継手段の供給専用フ
ィンガーおよび返送専用フィンガーが一体となってスト
ッカー手段とワーク着脱手段との間を移動することによ
り、供給専用フィンガーによって未加工品をワーク着脱
手段の供給専用チャックに供給すると同時に、ワーク着
脱手段の返送専用チャックによってチャックされた加工
済品をワーク受渡中継手段の返送専用フィンガーに供給
することができ、ワークの搬送時間をさらに短縮するこ
とができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本発明のワーク供給取出装置の概
略斜視図である。このワーク供給取出装置は、図1に示
すように、架台1の先端部に設けられたワーク着脱手段
Aと、ワーク着脱手段Aのさらに前方に配置されたワー
ク受渡中継手段Bと、ワーク受渡中継手段Bのさらに前
方に設けられたストッカー手段Cとを有している。
【0016】図2はワーク着脱手段Aの縦断面図、図3
はその平面図、図4はその正面図である。このワーク着
脱手段Aは、図3に示すように、工作機械Eのチャック
部eに対して、ストッカー手段C(図1参照)に設けら
れたワークである未加工品aを供給するとともに、工作
機械Eによって加工されたワークである加工済品a’を
取り出してストッカー手段Cに供給するように、工作機
械Eのチャック部eに対して斜め前方に配置されてい
る。
【0017】ワーク着脱手段Aは、架台1の側面の上下
にそれぞれが水平に設けられた一対のガイドレール3
と、各ガイドレール3の間に、各ガイドレール3と平行
に回転可能に設けられた1本の螺杆5とを有している。
各ガイドレール3には、垂直状態のスライド部材2に取
り付けられた一対の摺動子4がそれぞれスライド可能に
支持されている。螺杆5の後端部には、サーボモータ7
が連結されており、このサーボモータ7によって螺杆5
が正逆回転されるようになっている。螺杆5には、前記
スライド部材2の裏面に定着したナット6が螺合されて
おり、螺杆5の正逆回転によって、ナット6がサーボモ
ータ7から離れる前方、およびサーボモータ7に接近す
る後方に水平移動されるようになっている。ナット6の
移動によって、スライド部材2が、一対のガイドレール
3に案内されて、架台1の側面に沿って前後方向に水平
移動される。
【0018】スライド部材2の上部には、サーボモータ
8が取り付けられている。このサーボモータ8には、減
速機(ハーモニック)9を介して、上下方向に延びる揺
動腕杆10の下端部が連結されている。該サーボモータ
8は、正逆回転可能になっており、サーボモータ8が正
逆回転されることにより、上下方向に延びる揺動腕杆1
0の上端部が左右方向に揺動されて、ワーク受渡中継手
段Bに対向した状態と、工作機械Eのチャック部eに対
向した状態とになる。
【0019】揺動腕杆10の下端部近傍には、サーボモ
ータ17が配置されており、このサーボモータ17の出
力軸に、プーリ14が取り付けられている。また、揺動
腕杆10の先端部には、減速機(ハーモニック)12が
配置されており、その入力軸にもプーリ13が取り付け
られている。そして、両プーリ13および14間に歯付
きベルト15が巻き掛けられている。
【0020】減速機12の出力軸には、下部が二股に別
れた倒立V字状の揺動アーム11の頂部が取り付けられ
ている。揺動アーム11は、左右一対のアーム部111
および112 を有しており、サーボモータ17の回転
が、歯付きベルト15および減速機12を介して伝達さ
れて、各アーム部111 および112 が左右方向に揺動
されるようになっている。
【0021】揺動アーム11における工作機械Eの遠方
側に配置されたアーム部111 の下端部には、ワークで
ある未加工品をチャックする供給専用チャック161
前方に突出した状態で取り付けられており、また、工作
機械Eに近接して配置されたアーム部112 の下端部に
は、ワークである加工済品a’をチャックする取出専用
チャック162 が前方に突出した状態で取り付けられて
いる。供給専用チャック161 および取出専用チャック
162 は、流体又はばねの力によって開閉動作ができる
ようになている。
【0022】図1に示すように、架台1の前方には、工
作機械Eと並んで、ワーク受渡中継手段Bが配置されて
いる。このワーク受渡中継手段Bは、昇降装置が収納さ
れたケース21を有している。ケース21の上面には、
昇降装置に連結された一対の昇降ロッド191 および1
2 が貫通しており、各昇降ロッド191 および192
上に支持板18が水平状態で支持されている。この支持
板18の左右の各側部には、支持側板201 および20
2 がそれぞれ垂直状態で支持されており、両支持側板2
1 および202 の上部間に、横杆22が水平状態で架
設されている。この横杆22は、支持側板201 および
202 に対して回動可能に支持されており、支持側板2
1 および202 の一方に配置された駆動手段(図示せ
ず)によって正逆回転されるようになっている。
【0023】横杆22には、支持部材231 および23
2 が取り付けられている。各支持部材231 および23
2 は、横杆22に対してスライド可能になっており、相
互の間隔が調節された状態で横杆22に固定されてい
る。工作機械Eの遠方側に配置された支持部材231
には、未加工品を挟持する一対の供給専用フィンガー2
1 の駆動部241 が配置されており、この駆動部24
1 上に一対の供給専用フィンガー251 が設けられてい
る。各供給専用フィンガー251 は、駆動部241 によ
って相互に接離するように駆動される。工作機械Eに近
接して配置された支持部材232 上には、加工済品a’
を挟持する一対の返送専用フィンガー252 の駆動部2
2 が配置されており、この駆動部242 上に一対の返
送専用フィンガー252 が設けられている。各返送専用
フィンガー252 は、駆動部242によって相互に接離
するように駆動される。各返送専用フィンガー25 2
駆動部24 2 は、支持部材23 2 に対して、横杆22の
軸心方向とは直交状態になった軸心線を中心として18
0度にわたって、両方向に回転し得るようになってい
る。従って、各返送専用フィンガー25 2 によって挟持
される加工済品a’は、180度にわたって反転され
る。
【0024】ワーク受渡中継手段Bの前方には、ストッ
カー手段Cが配置されている。このストッカー手段C
は、工作機械Eの遠方側に配置された未加工品専用スト
ッカー321 と、工作機械Eに近接して配置された加工
済専用ストッカー322 とを有している。未加工品専用
ストッカー321 は、多数の未加工品aを、予め、上下
方向に積み重ねて収納しており、また、加工済専用スト
ッカー322 は、加工済品a’が上下方向に積み重ねて
収納されるようになっている。
【0025】未加工品専用ストッカー321 および加工
済専用ストッカー322 は、等しいバネ力によってそれ
ぞれが上方に付勢された状態になっており、それぞれの
底面は未加工品aおよび加工済品a’が収納されていな
い状態では、等しいレベルになっている。そして、未加
工品aおよび加工済品a’がそれぞれ異なる個数を収納
した状態であっても、それぞれの最上段の未加工品aお
よび加工済品a’の上面のレベルは等しくなる。
【0026】未加工品専用ストッカー321 および加工
済専用ストッカー322 は、ワーク受渡中継手段Bの供
給専用フィンガー251 および返送専用フィンガー25
2 にそれぞれ対応して配置されている。未加工品専用ス
トッカー321 に収納された多数の未加工品aは、最上
段から順番に、供給専用フィンガー251 にてチャック
されるようになっており、また、加工済専用ストッカー
322 には、工作機械Eにて加工されて返送専用フィン
ガー252 にてチャックされた加工済品a’が、下側か
ら順番に積み重ねられるようになっている。
【0027】未加工品専用ストッカー321 と供給専用
フィンガー251 との間には、クランプ装置Dが設けら
れている。図5は、このクランプ装置Dの正面図、図6
は、そのクランプ装置Dの平面図である。このクランプ
装置Dは、ケース21の前面に取付けられた支持板26
と、支持板26の前面に取り付けられたクランプ操作機
構28と、クランプ操作機構28の下側に取り付けられ
た駆動シリンダー(ロータリーアクチェタ)27とを有
している。クランプ操作機構28は、駆動シリンダー2
7の回転を適当な回転数に変換して、上面から上方に突
出した出力軸301 および302 を同期して反対方向に
回転させるようになっている。各出力軸301 および3
2 には、クランプアーム291 および292 がそれぞ
れ取り付けられている。各クランプアーム291 および
292 は、水平方向に相互に接離するようになってお
り、各クランプアーム291 および292 の先端に、ク
ランプ爪311 および312 がそれぞれ取り付けられて
いる。
【0028】各クランプ爪311 および312 は、相互
に接近することによって、その前方の未加工品専用スト
ッカー321 に積み重ねられた最上段から2番目の未加
工品aに対向した位置に設けられており、その未加工品
aをクランプするようになっている。
【0029】架台10の後端部には、制御部33が設け
られており、その上面に設けられた操作パネルを操作す
ることによって、本発明のワーク供給取出装置は駆動さ
れ、所定の動作が行われる。
【0030】このような構成の本発明のワーク供給取出
装置の動作を次に説明する。
【0031】作業を開始するにあたり、ストッカー手段
Cにおける未加工品専用ストッカー321 には、例え
ば、 旋盤加工(中間加工あるいは仕上げ加工の何れでも
良い)すべき多数の未加工品aが、予め、上下方向に積
み重ねられた状態で収納されている。加工済品専用スト
ッカー322 には、作業の開始当初は加工済品a’が収
納されていない状態になっている。このような状態で
は、未加工品専用ストッカー321 に収納された最上段
の未加工品aの上面と、加工済品専用ストッカー322
の底面とが同一のレベルになっている。
【0032】作業開始当初は、供給専用フィンガー25
1 および返送専用フィンガー252が垂直状態になって
おり、また、揺動腕杆10は、ワーク受渡中継手段Bに
対向した位置になると共に、揺動アーム11の各アーム
部111 および112 は下端部に設けられた供給専用チ
ャック161 および取出専用チャック162 が、垂直状
態になった供給専用フィンガー251 および返送専用フ
ィンガー252 にそれぞれ対向した状態になっている。
【0033】このような状態で、制御部33を操作して
作業を開始すると、ワーク受渡中継手段Bの供給専用フ
ィンガー251 が開いた状態にされるとともに、返送専
用フィンガー252 閉じた状態にされる。そして、支持
側板201 および202 の上部に設けられた駆動装置に
よって、横杆22が90°にわたって前下方に回動さ
れ、供給専用フィンガー251 および返送専用フィンガ
ー252 が駆動部231および232 と共に90°にわ
たって前下方に回動される。これにより、両フィンガー
251 および252 は水平状態となる。これと同時に、
ケース21内に設けられた昇降装置によって昇降ロッド
191 および192 が下降されて、供給専用フィンガー
251 および返送専用フィンガー252 が水平支持板1
8とともに下降する。
【0034】開いた状態の供給専用フィンガー25
1 は、下降することによって、未加工品専用ストッカー
321 上に積み重ねられた最上段の未加工品aに嵌合し
た状態になり、また、閉じられた状態の返送専用フィン
ガー252 は、加工済専用ストッカー322 の直上に位
置される。その後、供給専用フィンガー251 は、フィ
ンガー駆動部241 によって閉じられて、最上段の未加
工品aがチャックされる。他方の返送専用フィンガー2
2 は、供給専用フィンガー251 が閉じる動作と同時
に開いた状態となる。このとき、ワーク受渡中継手段B
とストッカー手段Cとの間に設けられたクランプ装置D
のクランプ爪311 および312 は、駆動シリンダー2
7によって、閉じる方向に駆動されて、上から2番目の
未加工品aがチャックされる。
【0035】このような状態になると、ケース21内の
昇降装置が駆動されて、水平支持板18が上昇される。
これにより、供給専用フィンガー251 および返送専用
フィンガー252 は、水平状態を保持して上昇される。
従って、供給専用フィンガー251 は、未加工品aをチ
ャックした状態で上昇し、返送専用フィンガー252
開いた状態で上昇する。このとき、上から2段目の未加
工品aは、クランプ装置Dのクランプ爪311 および3
2 によってクランプされているために、最上段の未加
工品aが、供給専用フィンガー251 にチャックされて
上昇する際に、油などにより、2番目の未加工品aに密
着して、2段目の未加工品aが上昇したり、動揺するお
それがない。
【0036】その後、横杆22が支持側板201 および
202 に設けられた駆動装置によって90°にわたって
後上方に回動される。これにより、未加工品aをチャッ
クした供給専用フィンガー251 と、何もチャックする
ことなく開いた状態の返送専用フィンガー252 は、そ
れぞれ垂直状態とされて、揺動アーム11の各アーム部
111 および112 に取り付けられた各供給専用チャッ
ク161 および取出専用チャック162 に対向した状態
になる。
【0037】このような状態になると、ワーク受渡中継
手段Bの受け渡し動作終了信号が出力されて、ワーク着
脱手段Aが動作を開始し、ワーク着脱手段Aのサーボモ
ータ7が回転される。サーボモータ7が回転されると、
その出力軸に連結された螺杆5が回転して、螺杆5に螺
合されたナット6が前方に移動する。これにより、スラ
イド部材2が一対のガイドレール3に案内されて、実線
矢印で示す前方に移動し、スライド部材2に取り付けら
れた揺動腕杆10および揺動アーム11が、前方に平行
移動して、ワーク受渡中継手段Bに接近する。
【0038】このとき、揺動アーム11の供給専用チャ
ック161 は開いた状態にされており、また、取出専用
チャック162 は閉じた状態にされている。そして、揺
動アーム11がワーク受渡中継手段Bに接近して、供給
専用チャック161 が供給専用フィンガー251 にチャ
ックされた未加工品aをチャックし得る位置になると、
サーボモータ7の駆動が停止される。これにより、揺動
腕杆10および揺動アーム11の前方への移動が停止さ
れる。
【0039】この場合、返送専用フィンガー252
は、何もチャックされていないが、この返送専用フィン
ガー252 に加工済品a’がチャックされている場合に
は、その加工済品a’が、取出専用チャック162 にて
チャックされ得る状態になっている。
【0040】次に、開いた状態の供給専用チャック16
1 は、作動部が実線矢印で示す方向に回動してチャック
爪を閉じるとともに、 供給専用フィンガー251 は実線
矢印の方向へそれぞれ開いて未加工品のチャック状態を
解除する。これにより、供給専用フィンガー251 にチ
ャックされていた未加工品aが、供給専用チャック16
1 に受け渡される。これと同時に、他方の取出専用チャ
ック162 が開いて、返送専用フィンガー252 が閉じ
た状態となり、加工済品a’が取出専用チャック162
にチャックされている場合には、その加工済品a’が、
返送専用フィンガー252 に受け渡されることになる。
【0041】このようにして未加工品aが、供給専用フ
ィンガー251 から供給専用チャック161 に受け渡さ
れると、サーボモータ7が逆転駆動されて、スライド部
材2が点線矢印で示す方向へ後退され、未加工品aは、
供給専用フィンガー251 の間から抜け出た状態とされ
る。
【0042】スライド部材2が所定距離だけ移動される
と、揺動腕杆10の下端部に取り付けられたサーボモー
タ8が正転駆動されて、揺動腕杆10が工作機械Eのチ
ャック部eに対向するように揺動される。そして、揺動
腕杆10の上端部が予め設定した所定の振角だけ揺動さ
れると、サーボモータ8の正転駆動が停止される。
【0043】その後、揺動腕杆10の下端部近傍に設け
られたサーボモータ17が正転駆動される。サーボモー
タ17の回転は、下側のプーリ14、タイミングベルト
15、及び上側のプーリ13を介して減速機(ハーモニ
ック)12に伝達され、減速機12の出力軸を低速で回
転させる。これにより該減速機12の出力軸に取り付け
られた揺動アーム11全体が実線矢印で示すように、工
作機械Eのチャック部e側へ揺動される。そして、取出
専用チャック162 を工作機械Eのチャック部eに整合
した状態で対向すると、サーボモータ17の駆動が停止
されて、揺動アーム11の揺動が停止される。
【0044】この場合、工作機械Eは、加工作業を実施
していないために、チャック部eには、加工済品a’が
チャックされていない状態になっているが、取出専用チ
ャック162 は工作機械Eのチャック部eに加工済品
a’がチャックされているものとして、その加工済品
a’を受け取る動作を実施する。すなわち、取出専用チ
ャック162 が工作機械Eのチャック部eに対向した状
態になると、サーボモータ7が駆動されて、揺動腕杆1
0が工作機械Eに接近する方向に前進される。そして、
開いた状態の取出専用チャック162 が、工作機械Eの
チャック部eにチャックされた加工済品a’をチャック
し得る位置に達すると、取出専用チャック162 が閉じ
られるとともに、工作機械Eのチャック部eが開いた状
態にされる。これにより、工作機械Eのチャック部eに
加工済品a’がチャックされている場合には、その加工
済品a’が取出専用チャック162 にチャックされるこ
とになる。
【0045】その後、サーボモータ7が逆転駆動されて
揺動腕杆10が後退され、取出専用チャック162 が工
作機械Eのチャック部eから離れた状態とされる。揺動
腕杆10が工作機械Eから所定の距離だけ離れると、サ
ーボモータ7の駆動が停止されるとともに、揺腕腕杆1
0を、さらに、実線矢印で示す方向に揺動させるべく、
サーボモータ17が正転駆動される。そして、揺動腕杆
10に取り付けられた揺動アーム11の供給専用チャッ
ク161 が、工作機械Eのチャック部eに対向した状態
とされると、サーボモータ17の正転駆動が停止され
る。
【0046】次に、揺動腕杆10を前進させるべく、サ
ーボモータ7が駆動される。これにより、揺動腕杆10
は、工作機械Eに接近するように前進し、供給専用チャ
ック161 にチャックされた未加工品aが開いた状態の
チャック部e内に嵌合した状態とされる。このような状
態になると、サーボモータ17の駆動が停止されて、揺
動腕杆10の前進が停止される。そして、工作機械Eの
チャック部eが閉じて、そのチャック部eに未加工品a
がチャックされると、供給専用チャック161が開いた
状態とされて、その供給専用チャック161 によるチャ
ックが解除される。これにより、未加工品aは、工作機
械Eのチャック部eに受け渡された状態になる。
【0047】その後、揺動腕杆10が後退するように、
サーボモータ7が逆転駆動されて、工作機械Eのチャッ
ク部eにチャックされた未加工品aが供給専用チャック
161 に干渉しない位置まで揺動腕杆10が後退する
と、サーボモータ7の逆転駆動が停止される。サーボモ
ータ7の逆転駆動が停止されると、揺動腕杆10の下端
部に設けられたサーボモータ8が逆転駆動されて、揺動
腕杆10は、ほぼ垂直な状態に復帰される。そして、揺
動アーム11が点線矢印の方向に揺動されるようにサー
ボモータ17が逆転駆動されて、揺動アーム11の供給
専用チャック161 および取出専用チャック162 が、
ワーク受渡中継手段Bの供給専用フィンガー251 およ
び返送専用フィンガー252 に対向した位置に復帰され
る。
【0048】工作機械Eのチャック部eに供給された未
加工品aは、工作機械Eによって、研磨、旋盤等の切削
加工、ボーリング加工等の所定の加工作業が行われる。
このような加工作業の間に、ワーク受渡中継手段B、ク
ランプ装置D、およびワーク着脱手段Aは、前述した動
作を繰り返し、供給専用フィンガー251 が、未加工品
ストッカー321 から次の未加工品aを取り出して、そ
の未加工品aをチャックした状態で垂直状態にされた後
に、その未加工品aがワーク着脱手段Aの供給専用チャ
ック161 に受け渡されて、供給専用チャック161
チャックされた状態になっている。
【0049】工作機械Eによる加工作業が終了すると、
工作機械Eのチャック部eには加工済品a’がチャック
される。そして、ワーク着脱手段Aの供給専用チャック
161 が未加工品aをチャックした状態になると、前述
したように、揺動腕杆10が工作機械E側に揺動される
とともに、揺動アーム11も揺動されて、まず、取出専
用チャック162 が、工作機械Eのチャック部eに対向
した状態とされる。このような状態で、揺動腕杆10が
前進されて、開かれた状態の取出専用チャック162
工作機械Eのチャック部eにチャックされた加工済品
a’に嵌合される。その後、揺動腕杆10の前進が停止
されて、取出専用チャック162 が閉じられるととも
に、工作機械Eのチャック部eが開いた状態になり、そ
のチャック部eにチャックされた加工済品a’が取出専
用チャック162 に受け渡された状態になる。そして、
取出専用チャック162 にてチャックされた加工済品
a’が、工作機械Eのチャック部eに干渉しないよう
に、揺動腕杆10が後退される。
【0050】次に、前述したように、揺動アーム11が
揺動されて、供給専用チャック161 にてチャックされ
た未加工品aが、工作機械Eのチャック部eに対向され
る。そして、揺動腕杆10が、工作機械Eのチャック部
eに接近するように前進されて停止され、工作機械Eの
チャック部eが供給専用チャック161 にてチャックさ
れた未加工品aをチャックするとともに、供給専用チャ
ック161 による未加工品aのチャックが解除される。
このような状態になると、揺動腕杆10が後退して、工
作機械Eのチャック部eにチャックされた未加工品a
が、供給専用チャック161 と干渉しない状態にされ
る。
【0051】このようにして、揺動アーム10の取出専
用チャック162 に加工済品a’がチャックされ、供給
専用チャック161 には未加工品aがチャックされてい
ない状態になると、揺動アーム11が所定位置にまで揺
動されるとともに、揺動腕杆11も揺動されて、垂直状
態に復帰される。
【0052】このような状態では、前述したように、ワ
ーク受渡中継手段Bは、供給専用フィンガー251 が、
未加工品aをチャックした垂直状態になっるとともに、
返送専用フィンガー252 は何もチャックせずに開いた
垂直状態になっており、それぞれが、所定の高さ位置に
まで上昇されている。従って、揺動腕杆10および揺動
アーム11が所定位置に復帰した状態では、供給専用チ
ャック161 および取出専用チャック162 は、供給専
用フィンガー251 および返送専用フィンガー252
対向した状態になっており、このような状態で、揺動腕
杆10が前進される。そして、供給専用フィンガー25
1 にチャックされた未加工品aが、開いた状態の供給専
用チャック161 内に嵌合された状態になるとともに、
取出専用チャック162 にチャックされた加工済品a’
が、開いた状態の返送専用フィンガー252 内に嵌合さ
れた状態になる。このような状態になると、揺動腕杆1
0の前進が停止される。
【0053】その後、揺動アーム11の供給専用チャッ
ク161 が閉じられて、供給専用フィンガー251 にチ
ャックされた未加工品aがチャックされるとともに、供
給専用フィンガー251 が開かれてその未加工品aのチ
ャックを解除する。同時に、返送専用フィンガー252
が閉じられて取出専用チャック162 にチャックされた
加工済品a’がチャックされるとともに、取出専用チャ
ック162 が開かれてその加工済品a’のチャックを解
除する。そして、揺動腕杆10が所定位置にまで後退さ
れて、ワーク受渡中継手段Bからワーク着脱手段Aへの
未加工品aの受渡しと、ワーク着脱手段Aからワーク受
渡中継手段Bへの加工済品a’の受渡しとが同時に行わ
れる。
【0054】その後、ワーク受渡中継手段Bでは、開い
た状態の供給専用フィンガー251および加工済品a’
をチャックした返送専用フィンガー252 が前下方に9
0°にわたって回動されて、供給専用フィンガー251
および返送専用フィンガー252 が水平状態とされる。
そして、ケース21内の昇降装置によって水平支持板1
8が下降されて、供給専用フィンガー251 および返送
専用フィンガー252が揃って下降される。
【0055】このとき、未加工品専用ストッカー321
には、多数の未加工品aが上下方向に積み重ねられた状
態で収納されており、また、加工済品専用ストッカー3
2には、加工済品a’が収納されていない状況になっ
ているが、未加工品専用ストッカー321 に収納された
多数の未加工品aの上面と、加工済品専用ストッカー3
2 の底面とは同一の高さになっている。そして、返送
専用フィンガー252にチャックされた加工済品a’が
加工済品専用ストッカー322 の底面に接触して、この
加工済品専用ストッカー322 を若干下降させるととも
に、供給専用フィンガー251 が、未加工品専用ストッ
カー321 内の最上段の未加工品aに嵌合した状態にな
ると、供給専用フィンガー251 および返送専用フィン
ガー252 の下降が停止される。
【0056】このような状態になると、加工済品a’が
チャックされた返送専用フィンガー252 が開かれて、
加工済品a’のチャックを解除するとともに、供給専用
フィンガー251 が閉じられて、未加工品専用ストッカ
ー321 内の最上段の未加工品aがチャックされる。そ
の後、前述したように、供給専用フィンガー251 にチ
ャックされた未加工品が、ワーク着脱手段Aに供給され
る。
【0057】なお、本発明のワーク供給取出装置は、未
加工品および加工済品であるワークの形状、工作機械の
位置、種類等には何も限定されるものではなく、ワーク
の形状、工作機械の種類等が変更された場合には、揺動
腕杆10および揺動アーム11の揺動角の変更、 該揺動
腕杆10の前進および後退距離の変更、ワーク着脱手段
Aとワーク受渡中継手段Bとの間の動作タイミングの変
更、供給専用フィンガー251 および返送専用フィンガ
ー252 の相互の間隔、回動角度等の変更等によって、
容易に対応することができる。また工作機械の工作時間
等にも容易に対応させることができる。
【0058】
【発明の効果】本発明の工作機械に対するワーク供給取
出装置は、このように、ストッカー手段に収容された未
加工品であるワークが、ワーク受渡中継手段によって、
一旦、チャックされて保持された後にワーク着脱手段に
搬送されるとともに、ワーク着脱手段にチャックされた
加工済品であるワークがワーク受渡中継手段にて、一
旦、チャックされて保持された後に、ストッカー手段や
排出シューターへと搬送されるようになっているため
に、ストッカー手段とワーク受渡中継手段との間でワー
クの受け渡しをしている間に、ワーク着脱手段は工作機
械のチャック部に対してワークを着脱することができ
る。従って、ストッカー手段と工作機械との間のワーク
の搬送時間を短縮することができて、作業効率を著しく
向上させることができる。
【0059】また、ストッカー手段とワーク着脱手段と
の間を搬送されるワークは、ワーク受渡中継手段にて
ャックされた状態で、180度にわたって反転されるよ
うになっているために、ストッカー手段とワーク受渡中
継手段との間の位置決め、ワーク着脱手段とワーク受渡
中継手段との位置決めを精密に行わなくても、チャック
したワークを、適当に回転させることによって、ストッ
カー手段およびワーク着脱手段に確実に受け渡すことが
できる。しかも、ワークは、円柱形状等のようなチャッ
クしやすい形状でなくても、ワークをチャックする際に
ワーク受渡中継手段を適当に回転させることによって、
容易にチャックすることができる。
【0060】さらには、ワーク受渡中継手段によってワ
ークを、一旦、保持するようにしているために、ワーク
受渡中継手段およびワーク着脱手段は、多関節アームの
ような複雑な動作をする必要がないために、ワーク受渡
中継手段およびワーク着脱手段を容易に高精度にするこ
とができる。
【0061】さらにまた、ワーク受渡中継手段の供給専
用フィンガーおよび返送専用フィンガーが一体となって
ストッカー手段とワーク着脱手段との間を移動すること
により、供給専用フィンガーによって未加工品をワーク
着脱手段の供給専用チャックに供給すると同時に、ワー
ク着脱手段の返送専用チャックによってチャックされた
加工済品をワーク受渡中継手段の返送専用フィンガーに
供給することができ、ワークの搬送時間をさらに短縮す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のワーク供給取出装置の一例を示す要部
の斜視図である。
【図2】そのワーク供給取出装置に使用されるワーク着
脱手段の縦断面図である。
【図3】そのワーク着脱手段の平面図である。
【図4】そのワーク着脱手段の正面図である。
【図5】図1に示すワーク供給取出装置に使用されるク
ランプ装置の正面図である。
【図6】そのクランプ装置の平面図である。
【符号の説明】
1 架台 2 スライド部材 7 サーボモータ 8 サーボモータ 9 減速機 10 揺動腕杆 11 揺動アーム 111 、112 アーム部 12 減速機 161 供給専用チャック 162 取出専用チャック 22 横杆 251 供給専用フィンガー 252 返送専用フィンガー 321 未加工品専用ストッカー 322 加工済専用ストッカー A ワーク着脱手段 B ワーク受渡中継手段 C ストッカー手段 D クランプ装置 E 工作機械 e チャック部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークが収納されるストッカー手段と、 工作機械に対してワークを着脱させるワーク着脱手段
    と、 前記ストッカー手段とワーク着脱手段との間に配置され
    ており、ストッカー手段とワーク着脱手段との間を搬送
    されるワークを、一旦、チャックして保持するワーク受
    渡中継手段とを具備し、 このワーク受渡中継手段は、チャックされたワークを1
    80度にわたって反転させることができるようになって
    いる ことを特徴とする工作機械に対するワーク供給取出
    装置。
  2. 【請求項2】 ワークの未加工品が収納されるストッカ
    ー手段と、 ワークの未加工品をチャックして工作機械のチャック部
    に装着する供給専用チャック、および、工作機械のチャ
    ック部にチャックされたワークの加工済品をチャックし
    て工作機械から離脱させる返送専用チャックを有するワ
    ーク着脱手段と、 前記ストッカー手段とワーク着脱手段との間に配置され
    ており、ストッカー手段の未加工品をチャックしてワー
    ク着脱手段に供給する供給専用フィンガー、および、ワ
    ーク着脱手段にチャックされた加工済品をチャックして
    搬送する返送専用フィンガーを有するワーク受渡中継手
    段とを具備し、 前記ワーク受渡中継手段の供給専用フィンガーと返送専
    用フィンガーとが、一体となって、前記ストッカー手段
    と前記ワーク着脱手段との間を移動することにより、ワ
    ークを同時処理することができるようになっていること
    を特徴とする工作機械に対するワーク供給取出装置。
  3. 【請求項3】 前記ワーク受渡中継手段では、チャック
    したワークを180度にわたって反転させることができ
    るようになっている請求項2に記載の工作機械に対する
    ワーク供給取出装置。
JP4073536A 1992-02-24 1992-02-24 工作機械に対するワーク供給取出装置 Expired - Lifetime JP2610745B2 (ja)

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JPH0641792Y2 (ja) * 1987-05-27 1994-11-02 日立精機株式会社 搬送機能を有する加工物貯蔵装置

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