JPH0631113U - 積層電子部品 - Google Patents

積層電子部品

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JPH0631113U
JPH0631113U JP7287292U JP7287292U JPH0631113U JP H0631113 U JPH0631113 U JP H0631113U JP 7287292 U JP7287292 U JP 7287292U JP 7287292 U JP7287292 U JP 7287292U JP H0631113 U JPH0631113 U JP H0631113U
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JP
Japan
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electronic component
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chip
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Withdrawn
Application number
JP7287292U
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English (en)
Inventor
浩一郎 都竹
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Publication date
Application filed by Taiyo Yuden Co Ltd filed Critical Taiyo Yuden Co Ltd
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Publication of JPH0631113U publication Critical patent/JPH0631113U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 積層電子部品を基板付けした際、内部電極が
基板に対し平行か、あるいは垂直かによって浮遊容量に
差を生じないように、内部電極の方向を規制できるよう
にした積層電子部品の提供。 【構成】 積層電子部品素体の幅と厚みが1対1となる
ような積層電子部品であって、内部電極3が内設された
積層体からグリーンチップ9をカット刃を用いて分割す
る際、例えば図1(a)ないし(e)に見られるよう
に、上記素子2の端面において、上下、左右のうち少な
くとも一方を非対称構造としたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、積層チップコンデンサあるいはインダクタ等の積層電子部品に関す る。
【0002】
【従来の技術】
積層チップコンデンサあるいはインダクタは近年その外形寸法が著しく小さく なり、図2に示すように、幅W、厚みTおよび長さLを有するコンデンサにおい て、そのW寸とT寸の比率が1対1のものが多くなってきた。
【0003】 これは同一形状の内部電極で最大容量を得るために積層数を増したため厚みが 従来よりも増加してきたことによる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述のように、例えば積層チップコンデンサにおいてT寸とW寸が同一寸法で ある場合、内部の電極の状態すなわち積層状態の区別が外見からは全く区別がつ かなくなり、たとえば図3の断面図に見られるように、個々の積層チップコンデ ンサ1が基板付けされた状態で内部電極3が基板4に対して平行なもの(同図a 参照)と垂直なもの(同図b参照)とがばらばらであった。
【0005】 このような場合、特に高周波領域で使用する場合、内部電極が基板に対して平 行なもののほうが垂直なものよりも浮遊容量が大きく、浮遊容量に違いが生じる ため回路設計上問題があった。
【0006】 そこで、本考案の目的は、積層電子部品を基板付けした際、内部電極が基板に 対し平行になったり垂直になったりすることによって浮遊容量に差を生じるのを 防ぐために内部電極の方向が規制された積層電子部品を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案者は、上記目的を達成すべく研究の結果、内部電極の方向を規制する方 法として、例えば図1aないしeに示すように、チップ素子2の端面の構造を非 対称構造とし、これを画像認識などの方法で識別すれば、上記課題を容易に解決 できることを見出し本考案に到達した。
【0008】 したがって本考案は、幅と厚さの寸法比が1対1となるような積層電子部品で あって、上記積層電子部品素体の端面において、上下、左右のうち少なくとも一 方を非対称構造としたことを特徴とする積層電子部品を提供するものである。
【0009】
【作用】
上下、左右のうち少なくとも一方を非対称構造とすることによって、自動装置 またはテープキャリアへの挿入時に画像認識などのメカニズムを利用することに よって容易に内部電極の方向を規制することができる。
【0010】
【実施例1】 図4の(a)〜(c)は本実施例において、積層体からチップ素子をカットす る際の手順を示す側面図であって以下これらを参照して説明する。
【0011】 内部電極3を印刷したシートを積層・圧着して得られた積層体5を所定寸法の チップ素子にカットする時に、以下のような方法を利用することによって上下非 対称のグリーンチップを得る。
【0012】 すなわち、積層体5を、やじり状のカット刃6をチップ素子分割用のダイシン グソーに取付けて回転しながら、同図bのようにカット部分8を形成することに よってグリーンチップ9を得た。
【0013】 得られたグリーンチップを所定条件で脱バインダ後、焼成し、さらに所定の外 部電極端子を該チップ端面に付与して、上下非対称の積層チップコンデンサを得 た。これは以下の実施例2〜11でも同様である。
【0014】
【実施例2】 図5の(a)〜(c)は本実施例において、同様にカットする際の手順を示す 側面図であって、やじり状のカット刃6を積層体の中程まで進めてカット部分8 を形成した後、薄刃状のカット刃7でさらに垂直にカットしてグリーンチップ9 を得た。
【0015】
【実施例3】 図6の(a)〜(b)は本実施例において、同様にカットする際の手順を示す 側面図であって、曲線部を持つやじり状のカット刃6を用いて実施例1の要領で グリーンチップ9を得た。
【0016】
【実施例4】 図7の(a)〜(b)は本実施例において、同様にカットする際の手順を示す 側面図であって、やじり状のカット刃6および薄刃状のカット刃7を用いてカッ ト部分8をそれぞれ形成し、グリーンチップ9を得た。
【0017】
【実施例5】 図8の(a)〜(b)は本実施例において、同様にカットする際の手順を示す 側面図であって、薄刃状のカット刃7を積層体に対して垂直または斜めに用いて グリーンチップ9を得た。
【0018】
【実施例6】 図9の(a)〜(b)は本実施例において、同様にカットする際の手順を示す 側面図であって、薄刃状のカット刃7のみを、積層体に対して斜め方向に用いて 、グリーンチップ9を得た。
【0019】
【実施例7】 図10の(a)〜(b)は本実施例において、同様にカットする際の手順を示 す側面図であって、やじり状のカット刃6および薄刃状のカット刃7を用い、前 者のカット刃6を積層体4の上下から用いることにより、左右が非対称のグリー ンチップ9を得た。
【0020】
【実施例8】 図11の(a)〜(b)は本実施例において、同様にカットする際の手順を示 す側面図であって、やじり状のカット刃6を積層体4の上下から用い、これと薄 刃状のカット刃7との組み合わせにより、グリーンチップ9を得た。
【0021】
【実施例9】 図12の(a)〜(b)は本実施例において、同様にカットする際の手順を示 す側面図であって、薄刃状のカット刃7を積層体4に対して斜め方向に用いると ともに、積層体に対し垂直方向にも用いることにより、グリーンチップ9を得た 。
【0022】
【実施例10】 図13の(a)〜(b)は本実施例において、同様にカットする際の手順を示 す側面図であって、薄刃状のカット刃7を同じ斜め方向に用いた後、垂直方向に も用いることにより、グリーンチップ9を得た。
【0023】
【実施例11】 図14の(a)〜(b)は本実施例において、同様にカットする際の手順を示 す側面図であって、薄刃状のカット刃7を積層体4に対し斜め方向に用いてから 、これとは逆の斜め方向に用いることにより、グリーンチップ9を得た。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の積層電子部品では、少なくとも上下、左右、い ずれかが非対称構造となっているので、内部電極の方向を規制され、個々のチッ プにおける浮遊容量値をほぼ一定にできる。したがって、浮遊容量値のばらつき によって発生していた回路特性がばらつくという課題を解決できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】同図(a)〜(e)は、いずれも本考案の実施
例で示された積層チップコンデンサ素体端面の形状を示
す側面図である。
【図2】積層電子品の外形寸法を示す斜視図である。
【図3】積層チップの幅と高さが等しい電子部品が基板
付けされる際、内部電極が基板に対して平行なもの(同
図a)と垂直なもの(同図b)とを示す断面図である。
【図4】同図(a)〜(c)は、本考案の実施例1にお
いて、積層体からチップ素子をカットする際の手順を示
す側面図である。
【図5】同図(a)〜(c)は、実施例2おいて同様に
カットする際の手順を示す側面図である。
【図6】同図(a)〜(b)は、同様に実施例3におけ
る手順を示す側面図である。
【図7】同図(a)〜(b)は、同様に実施例4におけ
る手順を示す側面図である。
【図8】同図(a)〜(b)は、同様に実施例5におけ
る手順を示す側面図である。
【図9】同図(a)〜(b)は、同様に実施例6におけ
る手順を示す側面図である。
【図10】同図(a)〜(b)は、同様に実施例7にお
ける手順を示す側面図である。
【図11】同図(a)〜(b)は、同様に実施例8にお
ける手順を示す側面図である。
【図12】同図(a)〜(b)は、同様に実施例9にお
ける手順を示す側面図である。
【図13】同図(a)〜(b)は、同様に実施例10に
おける手順を示す側面図である。
【図14】同図(a)〜(b)は、同様に実施例11に
おける手順を示す側面図である。
【符号の説明】
1 積層電子部品 2 チップ素子 3 内部電極 4 基板 5 積層体 6 やじり状のカット刃 7 薄刃状のカット刃 8 カット部分 9 グリーンチップ W 積層電子部品の幅 T 積層電子部品の厚み L 積層電子部品の長さ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幅と厚さの寸法比が1対1となるような
    積層電子部品であって、該積層電子部品素体の端面にお
    いて、上下、左右のうち少なくとも一方を非対称構造と
    したことを特徴とする積層電子部品。
JP7287292U 1992-09-25 1992-09-25 積層電子部品 Withdrawn JPH0631113U (ja)

Priority Applications (1)

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JP7287292U JPH0631113U (ja) 1992-09-25 1992-09-25 積層電子部品

Applications Claiming Priority (1)

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JP7287292U JPH0631113U (ja) 1992-09-25 1992-09-25 積層電子部品

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JPH0631113U true JPH0631113U (ja) 1994-04-22

Family

ID=13501854

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JP7287292U Withdrawn JPH0631113U (ja) 1992-09-25 1992-09-25 積層電子部品

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006294927A (ja) * 2005-04-12 2006-10-26 Murata Mfg Co Ltd 積層コイル
CN103137285A (zh) * 2011-11-25 2013-06-05 株式会社村田制作所 电子元件及其制造方法
US20210050141A1 (en) * 2016-12-22 2021-02-18 At&S Austria Technologie & Systemtechnik Aktiengesellschaft Inductor Made of Component Carrier Material Comprising Electrically Conductive Plate Structures

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