JPS6336680Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6336680Y2
JPS6336680Y2 JP7052282U JP7052282U JPS6336680Y2 JP S6336680 Y2 JPS6336680 Y2 JP S6336680Y2 JP 7052282 U JP7052282 U JP 7052282U JP 7052282 U JP7052282 U JP 7052282U JP S6336680 Y2 JPS6336680 Y2 JP S6336680Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
margin
capacitor
common electrode
width
cut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP7052282U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58173230U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP7052282U priority Critical patent/JPS58173230U/ja
Publication of JPS58173230U publication Critical patent/JPS58173230U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6336680Y2 publication Critical patent/JPS6336680Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は複合コンデンサの品質の改良に関する
ものである。
従来は複数個のコンデンサ素子を並べて樹脂外
装で1体化し、片側を共通に接続したものがある
が、この製造には手間がかかり、また一様の品質
のものを得にくい欠点がある。また片面金属化フ
イルムまたは両面金属化フイルムを巻回した巻回
物に、あるいはこれを素子切断して積層したコン
デンサに一方のコンタクト部より、該コンタクト
部に直角に所定の1本以上の切り込みを他方のコ
ンタクト部に近いマージン部まで入れた複合コン
デンサも公知である。例えば特開昭54−71790号
で示されている。しかし、この方法ではマージン
巾が通常1〜2mmと非常に狭いので、切込んだ場
合個々のコンデンサは共通電極のもと、機械的強
度が弱くなりがちであり、また僅かの巻ずれなど
が起因して容量値の変化をきたすことが多い。ま
た切り損うと共通電極の連にならないで、ばらば
らになつてしまう。
本考案は上記のようなことのないように共通電
極となるコンタクト部に近いマージン部だけ巾を
他方のマージン巾より約1.5〜3倍に広くとつて
切り込みに裕度をもたすことを提案するものであ
る。このようにすれば、切込に裕度があるので複
合コンデンサを作り易くなり、また所定の容量値
になるように切込むことができ所謂切込み過ぎ
や、切込み不足はなくなる。
従つて上記の如き不良は発生しなくなる。また
機械強度も強くなるので複合の各コンデンサの容
量値の微調整を新たな切込みによつてできる特長
がある。またマージン巾は広くする程金属溶射
(以下メタリコンと言う)の折のはんだ粒子の飛
び込みによつて両電極がシヨートするようなこと
が少なくなり電気的にも安定したものとなる。以
下図面により説明する。
第1図は従来のものの1例でフイルムコンデン
サ素子1,1′,1″,1を連ねて片方のリード
線を共通電極4とし、また各コンデンサのリード
線3,3′,3″,3とにより複合コンデンサを
構成させる。各コンデンサ素子は樹脂5で外装
し、1体化したものである。第2図も前記の如く
公知の複合コンデンサで1対の片面金属化フイル
ムを巻回した素子を開示したもので、片面金属化
フイルムの蒸着部分6,7、マージン部8,9を
示す。この場合同じ巾の通常のマージン巾のもの
で切込み10を2本入れたもので、マージン8よ
り切込みをマージン9まで入れるので、このコン
デンサではマージン9の巾が狭いのが難点であ
る。切込みはマージン9の内側の線まででよい筈
であるが、巻きずれなどの誤差をもカバーするた
めマージン巾の中まで切込を入れるが入り過ぎる
と強度的に連としての役目をしなくなる。第2図
は巻取後熱ブレスで扁平に整形したものにメタリ
コンを行つてコンタクト部11,12を設けたも
のであるが、製造法により熱プレスをしないでメ
タリコンをするものもあり、その点は特に問題と
しない。第3図は本考案のもので、第2図と比較
してマージン9をマージン14のように約1.5〜
3倍に広くしたもので、このようにすると切込み
をしても機械的に強い複合コンデンサが得られ
る。同じく第4図も巻回後扁平にしたものを切込
んだものでマージン巾14を十分にとつてある。
この場合切込んだとき容量値が僅か+に片寄つて
いれば15,16,17のように別の小さな切込
を入れて微調整ができる。この調整用切込みはマ
ージン巾8より深く切る必要がある。11,12
はコンタクト部である。第5図は第4図に示す8
分割(C1,C2,C3,C4,C5,C6,C7,C8)で共
通電極12をもつ複合コンデンサの等価回路であ
る。第6図は両面蒸着の金属化フイルムと誘電体
フイルムを巻回してのち扁平に整形しメタリコン
をしてコンタクト部を設け、その後素子切断をし
て4分割して、両端の部分を除き、コンデンサ2
つを得るとともに切込みを入れて複合した積層コ
ンデンサである。また第4図と同様に、容量値と
微調整18,19もできる。以上の例について切
込を施した後外装樹脂を塗布することもできる。
なお、ここに示した図には、ずらし巾をとつてな
いが、ずらし巾をとつて巻くとよい。
以上のように本考案は共通電極に近い方のマー
ジン巾だけを他方のマージンの約1.5〜3倍に広
くするように提案したものであり簡単に実施する
ことができるものである。
広いマージン巾を得るには、従来のようにマス
キングによる蒸着法によつてもよいし、また全面
蒸着の金属化フイルムを作り、これよりマージン
部分の金属層を取除くことによつて作る方法、レ
ーザーによる方法などが知られている。
本考案により製造上不良の発生が少なくなり安
定した信頼度の高い品質の複合コンデンサを得る
ことができるので、本考案は工業上価値の大きい
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来品の複合コンデンサの1例を示す
断面図、第2図は同じく従来よりの金属化フイル
ムを用い切込みによつて複合化したコンデンサの
斜視図、第3図は本考案によるもので第2図のマ
ージン巾9を大きくして14にしたもの、第4図
は同じく本考案のものの他の例で、第4図Aは上
面図、第4図Bは正面図である。第5図は第4図
の等価回路である。また第6図も積層型複合コン
デンサの例で第6図Aは上面図、第6図Bは正面
図である。第4図、第6図とも複合の個々のコン
デンサの微調整が別の切込みでできることを示し
ている。 1,2……コンデンサ素子、3……リード線、
4……リード線(共通電極)、5……外装の樹脂、
6,7,13……片面金属化フイルムの蒸着面、
8,9……マージン(通常)、10……切込み、
C1,C2,C3,C4,C5,C6,C7,C8……コンデン
サ、11……コンタクト部、12……コンタクト
部(共通電極)、14……マージン(広巾)、1
5,16,17,18,19……容量値調整用切
込み。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 片面金属化フイルムまたは、両面金属化フイル
    ムを巻回または積層してなるコンデンサの一方の
    コンタクト部より、該コンタクト部に直角に所定
    数の切り込みを入れ、他方のコンタクト部を共通
    電極としてなる複合コンデンサにおいて、共通電
    極のコンタクト部に近いマージン巾を他方のマー
    ジン巾より約1.5〜3倍に広くとることを特徴と
    する複合コンデンサ。
JP7052282U 1982-05-14 1982-05-14 複合コンデンサ Granted JPS58173230U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7052282U JPS58173230U (ja) 1982-05-14 1982-05-14 複合コンデンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7052282U JPS58173230U (ja) 1982-05-14 1982-05-14 複合コンデンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58173230U JPS58173230U (ja) 1983-11-19
JPS6336680Y2 true JPS6336680Y2 (ja) 1988-09-28

Family

ID=30080187

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7052282U Granted JPS58173230U (ja) 1982-05-14 1982-05-14 複合コンデンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58173230U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6146837B2 (ja) * 2016-06-17 2017-06-14 株式会社ワコム コンデンサ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58173230U (ja) 1983-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2870371B2 (ja) 積層電子部品、その製造方法およびその特性測定方法
JP3502988B2 (ja) 多端子型の積層セラミック電子部品
US5034851A (en) Miniature monolithic multilayered capacitors and method for trimming
JPH03108306A (ja) 積層コンデンサの製造方法
JPS6336680Y2 (ja)
JPS6120739Y2 (ja)
JPH03178112A (ja) 複合チップ部品
JPH02194518A (ja) 固体電解コンデンサの製造方法
JPH08241827A (ja) 積層電子部品及びその製造方法
JP2784863B2 (ja) 積層コンデンサ
JP2784862B2 (ja) 積層コンデンサ
JP2663270B2 (ja) 共振器及びその製造方法
JP2000164451A (ja) 積層セラミックコンデンサ
JP7459812B2 (ja) 積層セラミックコンデンサおよび積層セラミックコンデンサの製造方法
JPH0831393B2 (ja) ヒューズ付積層セラミックコンデンサ
JPH01208009A (ja) バンドパスフィルタ並びにその製造方法及びバンドパスフィルタにおける周波数特性の調整方法
JP3573483B2 (ja) 積層部品とそのインダクタンス調整方法
JPH04170016A (ja) 積層セラミック電子部品の製造方法
JPH06244057A (ja) 貫通コンデンサ用素体
JPH0945830A (ja) チップ状電子部品
JPS6225871Y2 (ja)
JPH0314209A (ja) 積層型電子部品
JPS6120740Y2 (ja)
JPH0115156Y2 (ja)
JPH02106913A (ja) 積層フィルムコンデンサ及びその製造方法