JPH04170016A - 積層セラミック電子部品の製造方法 - Google Patents

積層セラミック電子部品の製造方法

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JPH04170016A
JPH04170016A JP29666590A JP29666590A JPH04170016A JP H04170016 A JPH04170016 A JP H04170016A JP 29666590 A JP29666590 A JP 29666590A JP 29666590 A JP29666590 A JP 29666590A JP H04170016 A JPH04170016 A JP H04170016A
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JP
Japan
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sintered body
ceramic sintered
internal electrodes
ceramic
side margin
Prior art date
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Pending
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JP29666590A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Baba
広之 馬場
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野) 本発明は、例えば積層コンデンサのような内部電極を有
する積層セラミック電子部品の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
積層コンデンサでは、セラミック焼結体内において、複
数枚の内部電極がセラミック層を介して重なり合うよう
に配置されている。セラミック焼結体の両端面には、内
部電極に電気的に接続されるように、外部電極が形成さ
れている。
積層コンデンサにおいては、内部電極の両側縁はセラミ
ック焼結体の側面に露出されていない。
すなわち、内部電極はセラミック焼結体よりも狭い幅で
形成されており、それによって内部電極の側縁と焼結体
の側面との間にサイドマージン(絶縁)領域が形成され
ている。
もっとも、小型・大容量化を果たすためには、上記サイ
ドマージン領域の幅は狭い方が好ましい。
サイドマージン領域の幅を狭くし得る積層コンデンサの
製造方法が、未だ公知ではない特願平l−218275
号に開示されている。
特願平1−218275号に開示されている製造方法で
は、第2図に斜視図で示すセラミック焼結体lがまず用
意される。セラミック焼結体1内には、該セラミック焼
結体1の両側面1a、1bに至る幅の内部電極28〜2
fがセラミック層を介して重なり合うように配置されて
いる。また、内部電極2a、2c、2eは、焼結体1の
一方の端面1cに、内部電極2b、2d、2fは他方の
端面1dに露出されている。
この方法では、セラミック焼結体lを作製した後に、第
3図に平面断面図で示すように、焼結体1の端面1c、
ldにレジスト3a、3bを塗布する。しかる後、側面
1a、lbから、レジスト3a、3bを侵さないが、内
部電極28〜2fを侵すエツチング材を用いて、内部電
極28〜2fの焼結体】の側面1a、1bに露出してい
る部分近傍を除去する。このようにして、第3図に示す
ように、内部電極2aの両側縁とセラミック焼結体lの
側面1a、1bとの間にサイドマージン領域4a、4b
を形成する。
しかる後、レジスト3a、3bを除去した後、焼結体1
の両端面1c、ldに外部電極を形成することにより、
積層コンデンサが得られる。
上記製造方法では、エツチングによりサイドマージン領
域4a、4bを形成するものであるため、非常に幅の狭
いサイドマージン領域4a、4bを形成することができ
る。のみならず、焼結体1において、内部電極2a〜2
fが焼結体1の全幅に渡って形成されておればよいため
、焼結体1を容易に製造することができるという効果も
有する。
すなわち、導電ペーストが塗布された化セラミックグリ
ーンシートを積層し、得られた積層体を切断して焼結体
1を得るための個々の積層体を用意するにあたり、焼結
体lの幅方向となる方向については、セラミックグリー
ンシートの積層ずれを考慮することなく積み重ね、切断
することができる。従って、内部電極の幅方向の積層ず
れが生じ難く、かつ容易に個々の積層体を得ることがで
きる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、特願平1−218275号に開示されて
いる製造方法では、サイドマージン領域4a、4bがエ
ツチングにより形成されるため、除去される内部電極側
縁部分の除去量の制御が若干困難であった。すなわち、
得られた積層コンデンサでは、内部電極の幅がばらつき
、容量ばらつぎが無視できないおそれが生じることにな
っていた。。のみならず、内部電極の幅がばらつきがち
であるため、絶縁抵抗の点においても充分なものではな
かった。
また、第3図に示したように、エツチングに際し、あら
かじめレジスト3a、3bを両端面に付与する場合には
、該レジスト3a、3bを塗布する工程を実施しなけれ
ばならず、製造工程が煩雑化するという問題もあった。
さらに、焼結体1をエツチング液に浸漬したりすると、
焼結体lを構成するセラミックに悪影響を与えるおそれ
もあった。
本発明の目的は、サイドマージン領域の輻を狭゛<シ得
るだけでなく、サイドマージン領域の幅を高精度に制御
し得、しかも製造が簡単で品質の安定な積層セラミック
電子部品の製造方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の積層セラミック電子部品の製造方法は、少な(
とも1枚の内部電極を有し、該内部電極の両側縁が側面
に露出されている焼結体を用意する工程と、前記セラミ
ック焼結体を酸化雰囲気中で加熱することにより、前記
内部電極の両側縁近傍部分を酸化し、それによって内部
電極の両側縁近傍部分を絶縁体化する工程と、前記内部
電極と電気的に接続される外部電極を焼結体端面に付与
する工程とを備えることを特徴とする。
〔作用〕
本発明では、酸化処理により、内部電極の焼結体側面に
露出している側縁近傍部分が絶縁体化され、それによっ
てサイドマージン領域が形成される。すなわち、サイド
マージン領域の形成は、酸化雰囲気中で加熱するという
酸化処理で行われるため、該雰囲気及び加熱の条件を正
確に設定することにより、エツチングのような薬剤によ
る処理に比べて正確にサイドマージン領域を形成するこ
とができると共に、セラミックへの悪影響もほとんど無
くすことができる。
〔実施例の説明〕
第1図及び第4図〜第6図を参照して、本発明の一実施
例の製造方法を説明する。本実施例は、積層コンデンサ
の製造方法に適用したものである。
まず、第4図に示すセラミック焼結体11を用意する。
セラミック焼結体11内には、セラミック層を介して重
なり合うように複数枚の内部電極12a−12fが形成
されている。各内部電極12a−12fは、セラミック
焼結体11の両側面11a、11bに露出されている。
すなわち、内部電極12a〜12fは、セラミック焼結
体11の全幅に渡る幅に形成されている。また、内部電
極12a、12c、12eは焼結体11の一方の端面1
1cに、内部電極12b、12d、12fは他方の端面
lidに露出されている。
以上の説明から明らかなように、セラミック焼結体11
は、第2図に示したセラミック焼結体lと同一の構造を
有する。従って、母セラミックグリーンシートに導電ペ
ーストを印刷したものを積層して得られたマザーの積層
体から、個々の積層体を容量に得ることができる。
もっとも、前述したように、本発明では内部電極の側端
縁近傍部分を酸化させて絶縁化するものであるため、上
記内部電極12a〜12fは、酸化されることにより絶
縁体化される材料により構成される必要がある。このよ
うな材料としては、Cu、AI、Ni等の金属または合
金材料が挙げられるが、本実施例では安価な卑金属であ
るNiが用いられている。
次に、第5図に示すように、セラミツク焼結体110両
端面に、外部電極13a、19bを形成する。外部電極
13a、13bは、導電ペーストを塗布し焼き付けるこ
とにより、あるいはめっき等の適宜の電極形成法により
形成する。
次に、外部電極13a、13bが形成された焼結体11
を、空気中にて約800”Cの温度に30分間放置し、
加熱処理を行う。この加熱処理によって、第1図及び第
6図に示すように、内部電極12a〜12fの両側縁近
傍部分が絶縁体化される。この絶縁体化された領域がサ
イドマージン領域14a、14bを構成する。すなわち
、酸化されて絶縁体化された部分により、内部電極12
a〜12fと焼結体11の側面11a、llbとの間が
電気的に絶縁される。
サイドマージン領域14a、14bは、上記の加熱処理
によって、数10μmの幅に形成されるが、この幅は、
加熱条件を正確に設定することにより高精度に制御され
得る。
すなわち、化学的処理であるエツチングによりサイドマ
ージン領域を形成する従来の方法に比べて、高精度にサ
イドマージン領域14a、14bを形成することができ
る。従って、より幅の狭いサイドマージン領域14a、
14bを正確に、ばらつきなく形成することができる。
しかも、化学処理をしないので、セラミックに悪影響を
与えるおそれもない。
よって、本実施例によれば、容量ばらつきが少なく、か
つ小型・大容量の積層コンデンサを得ることができる。
なお、上記実施例では、酸化処理は、空気中雰囲気にお
いて、約800℃の温度に30分間放置することにより
行ったが、この雰囲気及び条件は、内部電極材料、内部
電極の厚み、目的とするサイドマージン領域の幅等によ
って適宜変更され得る。
また、積層コンデンサの製造方法に適用した実施例を説
明したが、本発明は内部電極を有するセラミック積層電
子部品であって、内部電極とセラミック焼結体の側面の
間にサイドマージン領域を形成する必要がある積層セラ
ミック電子部品の製造に一般的に適用し得るものである
ことを指摘しておく。さらに、上記実施例において、酸
化処理した後の焼結体側面に絶縁材料による被覆を施せ
ば、信頼性をより高めることができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、内部電極の側方に形成されるサイドマ
ージン領域が、内部電極材料を酸化処理することにより
形成されるものであり、他方、酸化処理の程度は、雰囲
気を含む加熱条件を選択することにより高精度に制御す
ることができる。従って、輻の狭いサイドマージン領域
を正確に形成することが可能となる。よって、例えば積
層コンデンサの製造方法に利用した場合には、サイドマ
ージン領域が小さく、従って容量の大きな積層コンデン
サを安定に得ることができ、しかも、酸化処理により内
部電極の側方に絶縁体化された部分が確実に形成される
ため、品質の安定な積層コンデンサが提供できる。また
、化学処理を必要としないので、製造が簡略化でき、か
つ特性も劣化し難いものとなる。
4、図面の簡単な説明   ゛ 第1図は本発明あ一実施例の製造方法により得られる積
層コンデンサの平面断面図、第2図は従来法に用いられ
るセラミック焼結体の斜視図、第3図は従来法を説明す
るための平面断面図、第4図は本発明の一実施例におい
て用意されるセラミック焼結体を示す斜視図、第5図は
セラミック焼結体の両端面に外部電極を形成した状態を
示す斜視図、第6図は第5図のVI−VI線に沿う部分
に相当する断面図である。
図において、】1はセラミック焼結体、12a〜12f
は内部電極、13a、13bは外部電極、14a、14
bはサイドマージン領域を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも1枚の内部電極を有し、該内部電極の
    両側縁が側面に露出されたセラミック焼結体を用意する
    工程と、 前記セラミック焼結体を酸化雰囲気中で加熱することに
    より、前記内部電極の両側縁近傍部分を酸化し、それに
    よって内部電極の両側縁近傍部分を絶縁体化する工程と
    、 前記内部電極と電気的に接続される外部電極をセラミッ
    ク焼結体の端面に形成する工程とを備えることを特徴と
    する、積層セラミック電子部品の製造方法。
JP29666590A 1990-11-01 1990-11-01 積層セラミック電子部品の製造方法 Pending JPH04170016A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009224503A (ja) * 2008-03-14 2009-10-01 Tdk Corp 積層コンデンサ
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KR20170128183A (ko) * 2017-11-10 2017-11-22 삼성전기주식회사 적층 세라믹 커패시터, 및 그 제조방법

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