JPH06310997A - 三角波発生回路 - Google Patents

三角波発生回路

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JPH06310997A
JPH06310997A JP5100848A JP10084893A JPH06310997A JP H06310997 A JPH06310997 A JP H06310997A JP 5100848 A JP5100848 A JP 5100848A JP 10084893 A JP10084893 A JP 10084893A JP H06310997 A JPH06310997 A JP H06310997A
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JP
Japan
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triangular wave
capacitor
output
ota
voltage
Prior art date
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Application number
JP5100848A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Nakamura
哲哉 中村
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速動作可能で、かつ直線性にすぐれた三角
波発生回路を実現できる。 【構成】 オペレーショナル・トランスコンダクタンス
・アンプQ1によってコンデンサC2を一定の電流でチ
ャージ/ディスチャージする。これによって、Q2の出
力電圧は上昇/下降を繰返し、三角波出力が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高速に三角波を発生さ
せる回路に関するものである。
【0002】特に、アナログ信号と三角波とをコンパレ
ータを用いて比較し、パルス幅変調を行う装置に用いら
れる三角波発生回路に関する。
【0003】
【従来の技術】三角波を発生させる回路としては、例え
ば図2に示すように抵抗とコンデンサからなる一次のロ
ーパスフィルタに矩形波を通し、三角波出力を得るもの
がある。
【0004】図2において、適当な振幅の矩形波が入力
端子から入力されると、トランジスタQ21はオン/オ
フ動作を繰り返し、その結果コンデンサC21がチャー
ジ/ディスチャージされ、三角波が発生する。
【0005】なお、同図において、R21,R22は入
力矩形波の振幅を適度に分圧する抵抗、R23はトラン
ジスタQ21のコレクタ抵抗、R24はコンデンサC2
1とともに一次のローパスフィルタを形成する抵抗、ト
ランジスタQ22は出力バッファ、R25はトランジス
タQ22のエミッタ抵抗、C22は出力の直流成分をカ
ットするカップリングコンデンサである。
【0006】また、図3のような回路もよく用いられて
いる。同図において、入力矩形波は、オペアンプQ3
1、抵抗R31、コンデンサC31から成る積分回路で
積分され、三角波出力となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2に
示した従来例では、抵抗とコンデンサから成るローパス
フィルタを用いているため、理想的な積分回路とは成ら
ず、出力三角波の直線性がよくないという欠点があっ
た。
【0008】また、図3に示した従来例では、直線性は
よいものの、オペアンプの周波数特性には限界があるた
め、数百キロヘルツを越える高速な三角波を得たい場合
には適さないという欠点があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたもので、オペレーショナル・トランスコンダ
クタンス・アンプ(以下OTA)によりコンデンサをチ
ャージ/ディスチャージすることにより、高速動作可能
で、かつ直線性のよい三角波発生回路を実現するもので
ある。
【0010】
【実施例】(実施例1)図1は、本発明の特徴をもっと
もよく表す図面であり、同図において、Q1はOTA、
Q2は出力バッファ、C1は入力矩形波の直流成分をカ
ットするカップリングコンデンサ、C2はQ1によって
チャージ/ディスチャージされるコンデンサ、R1,R
2は入力矩形波の振幅を分圧する抵抗である。
【0011】OTAという素子は、その名の通り電圧制
御電流源として動作し、自己バイアスされた両極性理想
トランジスタと考えることができる。すなわち、OTA
のベース(B)電圧VBとエミッタ(E)電圧VEとの
差(VB−VE)に正確に比例する出力電流がコレクタ
(C)から両極性(OTAから流れ出す方向とOTAに
流れ込む方向の両方が可能という意味)で得られる。
【0012】OTAの伝達特性の一例を図4に示す。な
お、同図においては、コレクタ電流ICはOTAから流
れ出る方向を正としている。また、OTAはもともと広
帯域幅システム用の素子であり、数百メガヘルツの周波
数帯域を持つ高速素子が入手可能で、高速な三角波発生
回路に適している。
【0013】さて、図1の回路の動作を、図5のタイミ
ングチャートを用いて説明する。
【0014】図5に示すように、入力矩形波がハイレベ
ルの時は、OTAのベース電圧はエミッタ電圧(ゼロレ
ベル)より高くなり、コレクタからVB−VEに比例し
た一定電流が流れ出し、コンデンサC2がチャージさ
れ、出力電圧は上昇してゆく。逆に、入力矩形波がロー
レベルの時は、OTAのベース電圧がエミッタ電圧より
低くなり、コレクタにVB−VEに比例した一定電流が
流れ込み、コンデンサC2がディスチャージされ、出力
電圧が下降してゆく。
【0015】入力矩形波の直流成分はC1によりカット
されているから、ハイ/ローの両レベルにおけるVB−
VEの絶対値は等しく、OTAのコレクタから流れ出す
電流とコレクタに流れ込む電流の絶対値も等しい。コン
デンサC2を一定の電流でチャージ/ディスチャージす
るわけであるから、出力電圧は直線的に上昇/下降を繰
り返し、三角波出力が得られる。
【0016】以上、説明したように、OTAを用いるこ
とにより、高速で直線性のよい三角波発生回路を実現で
きる。
【0017】(実施例2)実施例1の三角波発生回路で
は、入力の矩形波のデューティは正確に50%である必
要があった。なぜなら、入力矩形波のデューティが50
%でないとすると、コンデンサC2をチャージ/ディス
チャージする電荷量がアンバランスになり、出力三角波
は直流オフセット成分を持つようになり、しかもその直
流オフセット成分は時間とともに増大していく。直流オ
フセット成分が増大し、三角波のピークあるいはボトム
の電圧値が電源電圧を越えてしまうと、バッファQ2の
出力は電源電圧値でクリップされるため、出力に得られ
る波形はもはや三角波ではなくなってしまう。
【0018】本実施例2は、上記のような点を考慮した
ものであり、入力矩形波のデューティが50%から多少
ずれても、安定に三角波出力が得られるようにしたもの
である。本実施例における三角波発生回路を図6に示
す。
【0019】図6に示すように、本実施例2の三角波発
生回路は実施例1の三角波発生回路(図1)に、オペア
ンプQ61、抵抗R61、コンデンサC61を追加し、
抵抗R2の接地されていた端子を前記オペアンプQ61
の出力端子へ接続したものである。図6において、追加
されたオペアンプQ61、抵抗R61、コンデンサC6
1は積分回路を構成し、出力三角波を時間的に平均化し
た値(出力三角波の直流成分)を求め、それを抵抗R2
を介してフィードバックする。
【0020】ここで、前記積分回路はオペアンプの反転
回路構成となっているので、前記フィードバックは負帰
還である。すなわち、前記出力三角波の直流成分が正に
なった時には、OTAのベース−エミッタ間電圧(VB
−VE)の負の方向に幾分オフセットさせ、OTAから
流れ出す電流を減少させるとともにOTAに流れ込む電
流を増加させ、結果として出力三角波の直流成分を負の
方向に向かわせる。出力三角波の直流成分が負になった
時には、その全く逆の動作を行う。
【0021】以上のように負帰還をかけることにより出
力三角波の直流成分はほぼゼロに保たれ、入力矩形波の
デューティが50%から多少ずれても安定に動作する三
角波発生回路が実現できた。なお、本実施例2において
は、出力三角波の時間的平均値を求めて負帰還をかけて
いるが、出力三角波のピークあるいはボトムの電圧値を
求めて負帰還をかけるようにしても、全く同様な効果が
得られる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、OTAを用いることに
より、高速動作可能で、かつ直線性にすぐれた三角波発
生回路を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の三角波発生回路を示す回路
図である。
【図2】従来例1の三角波発生回路を示す回路図であ
る。
【図3】従来例2の三角波発生回路を示す回路図であ
る。
【図4】OTAの伝達特性の一例を表す図である。
【図5】実施例1の三角波発生回路の動作のタイミング
チャートを示す図である。
【図6】実施例2の三角波発生回路を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
C1,C2 コンデンサ Q1 オペレーショナル・トランスコンダクタンス・ア
ンプ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オペレーショナル・トランスコンダクタ
    ンス・アンプによりコンデンサをチャージ/ディスチャ
    ージして三角波を生成することを特徴とする三角波発生
    回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、出力三角波の直流成
    分を検出する手段を設け、当該検出出力により前記オペ
    レーショナル・トランスコンダクタンス・アンプの入力
    にフィードバックをかけることを特徴とする三角波発生
    回路。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記直流成分を検出
    する手段は、出力三角波の時間的平均値を求める積分回
    路からなることを特徴とする三角波発生回路。
  4. 【請求項4】 請求項2において、前記直流成分を検出
    する手段は、出力三角波のピークまたはボトムの電圧値
    を求める回路からなることを特徴とする三角波発生回
    路。
JP5100848A 1993-04-27 1993-04-27 三角波発生回路 Pending JPH06310997A (ja)

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