JPH11177397A - 波形整形回路 - Google Patents

波形整形回路

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JPH11177397A
JPH11177397A JP9362942A JP36294297A JPH11177397A JP H11177397 A JPH11177397 A JP H11177397A JP 9362942 A JP9362942 A JP 9362942A JP 36294297 A JP36294297 A JP 36294297A JP H11177397 A JPH11177397 A JP H11177397A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
waveform shaping
shaping circuit
inverting terminal
operational amplifier
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Pending
Application number
JP9362942A
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English (en)
Inventor
Tsuneo Saito
常夫 斎藤
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Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、安定したヒステリシス特性を実現
できる波形整形回路を提供する。 【解決手段】 入力電圧(VI)が印加される非反転端
子(+)および出力電圧(VO)が帰還される反転端子
(−)を有するオペアンプOPと、前記出力電圧を前記
オペアンプの非反転端子に帰還する経路に介在した可変
抵抗VRと、前記オペアンプの非反転端子に基準電圧
(V+)を印加するように、電源(VCC)とアース
(GND)との間に直列接続された第1及び第2の分圧
抵抗R2,R3とを備える波形整形回路である。本発明
では、前記第1及び第2の分圧抵抗R2,R3の間に安
定化抵抗Rを直列に接続してヒステリシス特性の安定化
を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒステリシス特性
を有する波形整形回路、特にシュミットトリガ型の波形
整形回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、電源VCCとアース
GND間に直列接続された第1及び第2の分圧抵抗R
2,R3によって分圧された基準電圧V+をオペアンプ
OPの非反転端子(+)に印加し、且つオペアンプOP
の出力電圧VOを帰還抵抗VRを介して非反転端子
(+)に正帰還するシュミットトリガ型の波形整形回路
は、オペアンプOPの反転入力端子(−)に入力抵抗R
1を介して印加される入力電圧VIに対しヒステリシス
特性を有した出力電圧VOを生じさせる。
【0003】一般に、入力電圧VIは、H(ハイ)=V
CC、L(ロー)=GNDの2値をとるデジタル信号を
前提としている。この場合、分圧抵抗R2,R3は等し
い値(R2=R3)に設定され、従って基準電圧V+は
VCC/2に近いとなる。帰還抵抗VRには可変抵抗を
用い、この抵抗値を可変することでヒステリシス幅を可
変できるようになっている。
【0004】上述したように、ヒステリシス特性を有す
る波形整形回路は、入力電圧VIがノイズ等で多少レベ
ル変化しても、出力電圧VOに影響を与えない利点を有
するため、チューナ、受信回路、フィルタ等で利用され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、入力電
圧VIの2値レベルH,Lにばらつきがあると、ヒステ
リシス特性が変化し、波形整形回路としての動作の安定
性が損なわれる。それ故、本発明は、安定したヒステリ
シス特性を実現できる波形整形回路を提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、入
力電圧が印加される非反転端子および出力電圧が帰還さ
れる反転端子を有するオペアンプと、前記出力電圧を前
記オペアンプの非反転端子に帰還する経路に介在した可
変抵抗と、前記オペアンプの非反転端子に基準電圧を印
加するように、電源とアースとの間に直列接続された第
1及び第2の分圧抵抗と、前記第1及び第2の分圧抵抗
の間に直列に接続された安定化抵抗とを備える波形整形
回路で達成できる。
【0007】本発明の1つの実施形態では、前記安定化
抵抗が、前記オペアンプの非反転端子から電源側に接続
され、入力電圧がVCC/2以下の時のヒステリシス特
性の安定化をはかる。
【0008】本発明の他の実施形態では、前記安定化抵
抗が、前記オペアンプの非反転端子からアース側に接続
され、入力電圧がVCC/2以上の時のヒステリシス特
性の安定化をはかる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施形態を参
照して、本発明を詳細に説明する。図1は、本発明の一
実施形態を示す波形整形回路の回路図である。図中、O
Pは入力電圧VIが印加される非反転端子(+)および
出力電圧VOが帰還される反転端子(−)を有するオペ
アンプ、VRは出力電圧VOをオペアンプOPの非反転
端子(+)に帰還する経路に介在した可変抵抗、R2,
R3はオペアンプOPの非反転端子(+)に基準電圧V
+を印加するように、電源VCCとアースGNDとの間
に直列接続された第1及び第2の分圧抵抗である。ここ
までの構成は図3の波形整形回路と同じである。
【0010】本発明では、第1及び第2の分圧抵抗R
2,R3の間に安定化抵抗Rを直列に接続してヒステリ
シス特性の安定化を図る。図1の実施形態では、安定化
抵抗Rが、オペアンプOPの非反転端子(+)から電源
VCC側に接続され、入力電圧VIがVCC/2以下の
時のヒステリシス特性の安定化をはかる。
【0011】即ち、可変抵抗VRを無限大にした状態の
基準電圧V+は、VCC・R3/(R2+R+R3)<
VCC/2であるが、VI<VCC/2のときは、この
基準電圧V+に対し可変抵抗VRの値を減少して出力電
圧VOの帰還量を増加すると、上方向に均等にヒステリ
シスをかけることができ、安定したヒステリシス特性が
得られる。
【0012】図2は本発明の他の実施形態を示す回路図
である。本例では、安定化抵抗RをオペアンプOPの非
反転端子(+)からアースGND側に挿入している。こ
の場合は、可変抵抗VRを無限大にした状態の基準電圧
V+は、VCC・(R3+R)/(R2+R+R3)>
VCC/2であるが、VI>VCC/2のときは、この
基準電圧V+に対し可変抵抗VRの値を減少して出力電
圧VOの帰還量を増加すると、下方向に均等にヒステリ
シスをかけることができ、安定したヒステリシス特性が
得られる。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、抵抗
を1つ追加するだけで、安定したヒステリシス特性を実
現できる波形整形回路を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の波形整形回路を示す回
路図である。
【図2】 本発明の他の実施形態の波形整形回路を示す
回路図である。
【図3】 従来の波形整形回路の一例を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
OP オペアンプ R1 入力抵抗 R2,R3 分圧抵抗 VR 帰還抵抗(可変抵抗) R 安定化抵抗

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力電圧が印加される非反転端子および
    出力電圧が帰還される反転端子を有するオペアンプと、 前記出力電圧を前記オペアンプの非反転端子に帰還する
    経路に介在した可変抵抗と、 前記オペアンプの非反転端子に基準電圧を印加するよう
    に、電源とアースとの間に直列接続された第1及び第2
    の分圧抵抗と、 前記第1及び第2の分圧抵抗の間に直列に接続された安
    定化抵抗とを備えることを特徴とする波形整形回路。
  2. 【請求項2】 前記安定化抵抗が、前記オペアンプの非
    反転端子から電源側に接続されることを特徴とする請求
    項1の波形整形回路。
  3. 【請求項3】 前記安定化抵抗が、前記オペアンプの非
    反転端子からアース側に接続されることを特徴とする請
    求項1の波形整形回路。
JP9362942A 1997-12-12 1997-12-12 波形整形回路 Pending JPH11177397A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1235348A1 (en) * 2001-02-14 2002-08-28 Siemens Aktiengesellschaft Hysteresis circuit
JP2007200889A (ja) * 2006-01-24 2007-08-09 Kofukin Seimitsu Kogyo (Shenzhen) Yugenkoshi 光調節モード選択回路および放電ランプ駆動装置
CN100440670C (zh) * 2002-08-08 2008-12-03 中兴通讯股份有限公司 一种单稳态比较器装置

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