JPH06310914A - 集中定数型サーキュレータ - Google Patents

集中定数型サーキュレータ

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JPH06310914A
JPH06310914A JP9264693A JP9264693A JPH06310914A JP H06310914 A JPH06310914 A JP H06310914A JP 9264693 A JP9264693 A JP 9264693A JP 9264693 A JP9264693 A JP 9264693A JP H06310914 A JPH06310914 A JP H06310914A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ferrite disk
lead wires
constant type
ferrite
lumped constant
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9264693A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Kamei
浩二 亀井
Hitoshi Togawa
斉 戸川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
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Publication of JPH06310914A publication Critical patent/JPH06310914A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 集中定数型サーキュレータの小型軽量化を図
る。 【構成】 フェライト円板14の中央に、貫通小孔27
を設ける。フェライト円板14の直径に実質的に等しい
径を有する貫通孔20を設けた絶縁性方形基台11とフ
ェライト円板14の直径よりも大きい径を有する貫通孔
24を設けたアース板13とを重ね合わせ、フェライト
円板を貫通孔20、24に収容する。3本の導体線15
を互いに絶縁して貫通小孔27に挿通し、両端が同方向
を向くように3方へ引き出す。3本の導体線15のそれ
ぞれの一端は、アース板13の上面に形成された細溝2
6に収容され、3本の導体線は互いに120°の角度を
なす。また、その先端は段部25に半田付けされる。同
様に、3本の導体線15のそれぞれの他端は、方形基台
11の下面に形成された細溝26に平行な細溝に収容さ
れ、その先端は段部(入出力端子18)に半田付けされ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯電話等のマイクロ
波帯通信機器に使用される集中定数型サーキュレータに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の集中定数型サーキュレー
タは、図5に示すように、2枚のフェライト円板51
と、この2枚のフェライト円板51で挟まれる3つの中
心導体52とを有している。3つの中心導体52は、そ
れぞれ矩形枠状を呈し、フェライト円板51の中心にお
いて、所定の角度(120°)で互いに交差するように
組み合わされている。また、各中心導体52の一方の短
辺は、その幅を狭めながら外方へ延在して入出力端子を
形成している。
【0003】また、中心導体52を挟み込んだ2枚のフ
ェライト円板51は、フェライト円板51より大きな径
を有し、かつ厚さ方向に着磁された2枚の磁石板(図示
せず)で挟まれて磁界が与えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の集中型サーキュ
レータは、フェライト円板を2枚使用する必要があり、
このことが、集中型サーキュレータの小型化を阻害して
いる。また、従来の集中型サーキュレータに使用される
中心導体は、単に重ねられるのではなく、複雑に組み合
わせられるため、構造が複雑であるという問題点もあ
る。
【0005】本発明は、構造が単純で、小型化が可能な
集中型サーキュレータを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、中央に
貫通小孔を設けたフェライト円板と、前記貫通小孔に互
いに絶縁されて挿通され各々の両端を平行にして、かつ
互いに120°の角度をなすように引き出された3本の
導体線とを有することを特徴とする集中定数型サーキュ
レータが得られる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1に本発明の一実施例の分解斜視図を示す。本
実施例の集中定数型サーキュレータは、方形基台11、
3個のチップコンデンサ12、アース板13、フェライ
ト円板14、3本の導電線15、2つの円形磁石16、
及び2つの方形枠17を有している。
【0008】方形基台11は、絶縁材から成る基台本体
と、基台本体の互いに対向する2つの側面に取り付けら
れた、3つの入出力端子18とアース端子19とを有し
ている。基台本体には、フェライト円板14の直径に実
質的に等しい径を有する中央孔20と、3つの凹部2
1、さらに下面には、図2に示すように、3つの段部2
2と、細溝23とが形成されている。
【0009】方形基台11に形成された3つの凹部21
と、3つの段部22とは、それぞれ互いに対向する位置
に設けられており、基台本体に埋設された入出力端子1
8の後端が、それぞれ凹部21と段部22の底面を構成
している。また、細溝23は、中央孔18から段部22
に渡って、中央孔18の中心から互いに120°の角度
で放射上に伸びる直線に沿って形成されている。
【0010】方形基台11の3つの凹部21には、それ
ぞれチップコンデンサ12が挿入される。チップコンデ
ンサ12は、上面及び下面にそれぞれ面電極が形成され
ており、一方の面電極に半田ペースト等を塗布して凹部
21に挿入される。チップコンデンサ12の一方の面電
極は、後に行われるリフロー半田付けにより、凹部21
の底部をなす入出力端子18の後端に半田ペーストを介
して接続される。
【0011】チップコンデンサ12が搭載された方形基
台11上には、アース板13が重ね合わされる。この状
態を図2に(図1とは上下逆の状態で)示す。アース板
13は、導電材あるいは樹脂材に導電鍍金を施した物で
形成されており、3つのチップコンデンサ12の面電極
の他方と、アース端子19とにそれぞれ接続される。接
続は、あらかじめ3つのチップコンデンサ12の面電極
の他方とアース端子19とに半田ペーストを塗布してお
き、後に行われるリフロー半田付けにより行われる。
【0012】アース板13の中央には、フェライト円板
14の直径よりも大きい径の中央孔24が形成されてい
る。また、その上面には、段部25と、細溝26とが形
成されている。細溝26は、中央孔24から段部25に
渡って、中央孔24の中心から互いに120°の角度で
放射上に伸びる直線に沿って形成されるとともに、アー
ス板13を方形基台11に重ね合わせたときに、細溝2
3と平行になるように形成されている。
【0013】フェライト円板14は、中心部に貫通小孔
27を有している。この貫通小孔27の直径は、フェラ
イト円板11の直径が図5に示す従来のフェライト円板
と同じであるとすると、従来の中心導体がフェライト円
板の中央に形成する六角形に内接する円よりも小さい。
このフェライト円板14は、方形基台11及びアース板
13にそれぞれ形成された中央孔20、24に嵌入され
る。方形基台11とアース板13との合計の厚さは、フ
ェライト円板14の厚さよりも厚いので、フェライト円
板14は、方形基台11の下面とアース板上面とからほ
ぼ同じだけ引っ込んだ位置に保持されるようにする。
【0014】3本の導電線15は、互いに絶縁された状
態で、フェライト円板14の貫通小孔27に挿通され
る。3本の導電線15は、両端を同じ向きにして3方に
引き出され、各々細溝23、26に収容される。このよ
うに、これらの3本の導電線15は、各々細溝23、2
6に収容されることにより、互いに120°の角度をな
す。また、3本の導電線15の両端には半田ペーストが
塗布されており、リフロー半田付けにより、それぞれ段
部22と段部25とに半田付けされる。このとき、先に
述べたチップコンデンサ12とアース板13、及びチッ
プコンデンサ12と入出力端子18の後端との半田付け
も行われる。
【0015】円形磁石16は厚さ方向に着磁されてお
り、方形枠17の貫通孔に嵌着されている。この円形磁
石16は、方形基台11の下側とアース板13の上側と
に配置され、フェライト円板14に磁界を与える。円形
磁石16を方形基台11の下側とアース板13の上側と
に配置するために、図3に示すホルダー28が使用され
る。
【0016】ホルダー28への取り付けは、方形基台1
1の下側に一方の円形磁石16を(方形枠17と共に)
位置させて、入出力端子18及びアース端子19が、切
り欠き29に対応するようにホルダー内に収容する。そ
の後、他方の円形磁石16を(方形枠17と共に)ホル
ダーの側方から圧入する。
【0017】上記のようにして得られた集中定数型サー
キュレータを図4に示す。図4(a)は斜視図、図4
(b)はA−A線を通る縦断面図である。
【0018】なお、上記実施例で使用した、方形基台1
1、アース板13、及びホルダー28の形状は、図1に
示した形状に限られるものではなく、それぞれ、分割型
等であっても良い。また、コンデンサはチップコンデン
サに限られるものでもない。
【0019】
【発明の効果】本発明の集中定数型サーキュレータによ
れば、フェライト円板が1枚で良いので小型軽量化が実
現できるとともに、コストの削減を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の分解斜視図である。
【図2】図1の方形基台11にアース板13を重ねたも
のを、図1に対して上下を逆にした斜視図である。
【図3】図1の集中定数型サーキュレータに使用される
ホルダーの斜視図である。
【図4】図3のホルダーに図1の集中定数型サーキュレ
ータを組み込んだ状態を示す(a)斜視図、及び(b)
A−A線断面図である。
【図5】従来の集中定数型サーキュレータの分解斜視図
である。
【符号の説明】
11 方形基台 12 チップコンデンサ 13 アース板 14 フェライト円板 15 導電線 16 円形磁石 17 方形枠 18 入出力端子 19 アース端子 20 中央孔 21 凹部 22 段部 23 細溝 24 中央孔 25 段部 26 細溝 27 貫通小孔 28 ホルダー 29 切り欠き

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央に貫通小孔を設けたフェライト円板
    と、前記貫通小孔に互いに絶縁されて挿通され各々の両
    端を平行にして、かつ互いに120°の角度をなすよう
    に引き出された3本の導体線とを有することを特徴とす
    る集中定数型サーキュレータ。
  2. 【請求項2】 前記フェライト円板に厚さ方向の磁界を
    印加する磁石と、前記3本の導体線の一端が接続された
    アース板と、該アース板と前記3本の導体線の他端との
    間にそれぞれ接続された3個のコンデンサとを有するこ
    とを特徴とする請求項1の集中定数型サーキュレータ。
JP9264693A 1993-04-20 1993-04-20 集中定数型サーキュレータ Withdrawn JPH06310914A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017200880A3 (en) * 2016-05-20 2018-07-26 Trak Microwave Corporation Below resonance circulator and method of manufacturing the same

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017200880A3 (en) * 2016-05-20 2018-07-26 Trak Microwave Corporation Below resonance circulator and method of manufacturing the same
US10333192B2 (en) 2016-05-20 2019-06-25 Smiths Interconnect, Inc. Below resonance circulator and method of manufacturing the same
US10615476B2 (en) 2016-05-20 2020-04-07 Smiths Interconnect, Inc. Method of manufacturing a microstrip circulator

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