JPH06252611A - 集中定数型アイソレータ - Google Patents

集中定数型アイソレータ

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JPH06252611A
JPH06252611A JP3795193A JP3795193A JPH06252611A JP H06252611 A JPH06252611 A JP H06252611A JP 3795193 A JP3795193 A JP 3795193A JP 3795193 A JP3795193 A JP 3795193A JP H06252611 A JPH06252611 A JP H06252611A
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JP
Japan
Prior art keywords
disk
conductive wires
ferrite
center
lumped constant
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3795193A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Kamei
浩二 亀井
Hitoshi Togawa
斉 戸川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
Priority to JP3795193A priority Critical patent/JPH06252611A/ja
Publication of JPH06252611A publication Critical patent/JPH06252611A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡素な集中定数型アイソレータを提供
する。 【構成】 フェライト円板12の中心に3本の導電線2
6を互いに絶縁して挿通できる貫通小孔25を設ける。
入力・出力端子5、6とアース端子7を一体に設け、円
板を嵌合する中央孔11およびコンデンサ16、抵抗1
7を収納するための凹部13〜15、17を設けた方形
基台8と、円板を遊嵌する中央孔22を設けたアース板
9とを、凹部にコンデンサ、抵抗を収納して重ね合わせ
て円板とほぼ同じ厚さの直方体にする。この直方体の中
央孔に円板12を嵌合する。円板の貫通小孔25に3本
の導通線26を通して両端を同じ向きに等角度で放射状
に円板12の外まで延ばして同じ側で端子5〜7にそれ
ぞれ接続し、アース板9に接続する。円板12の両面に
円形磁石4を設けて円板に垂直に直流磁界を印加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、集中定数型アイソレー
タに関し、特に、携帯電話などのマイクロ波帯通信機に
用いられる集中定数型アイソレータに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図6に従来の集中定数型アイソレータの
要部を示す。集中定数型アイソレータは3個の中心導体
31を有する。各中心導体31は矩形枠状をしており、
片方の短辺を外方に幅狭に延ばして端子部31aとして
いる。これら3個の中心導体31は、3つの端子部31
aが等角度(120°)間隔の配列となるように、中央
部で互いに交差される。このような交差は、この技術分
野において、小西形交差と呼ばれている。このように交
差された3個の中心導体31を、2個のフェライト円板
32によって、同心にして中心導体31の枠状部全体を
覆うようにして挟む。
【0003】その後、このような組立品をフェライト円
板32よりも大きい円形で厚さ方向に着磁した2個の磁
石板(図示せず)によって同心に挟む。3個の中心導体
31の3つの端子部31aの内の2つの端子部31aを
入力・出力端子とし、残りの端子部31aをアース端子
とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の集中定数型アイソレータは、図6に示すように、中心
導体31がフェライト円板32と共に複雑に組み合わさ
れて、フェライト円板32の中心に中心導体31によっ
て囲まれた六角形がある構造を有する。本発明者らは、
この中心導体31によって囲まれた六角形部分のフェラ
イトがアイソレータとしては何も寄与していないことに
気が付いた。
【0005】本発明はこの点に着目してなされたもの
で、その目的は構造が簡素な集中定数型アイソレータを
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による集中定数型
アイソレータは、中心に貫通小孔があけられたフェライ
ト円板と、互いに絶縁して貫通小孔に挿通され、両端が
同じ向きに等角度間隔で放射状にフェライト円板の外周
縁以上に延ばされる3個の導電線と、フェライト円板に
厚さ方向に直流磁界を印加する手段と、3個の導電線の
内の2個の導電線の一端が接続された入力・出力端子
と、3個の導電線の残りの導電線の一端が接続されたア
ース端子と、3個の導電線の他端が共通に接続されたア
ース板とを有することを特徴とする。
【0007】
【作用】フェライト円板は複素透磁率の低磁界損失に基
づく非可逆効果素子として働く。フェライト円板の貫通
小孔は、中心導体として貫通された導電線の中央部を等
角度間隔に保持する。
【0008】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。
【0009】図1を参照すると、本発明の一実施例によ
る集中定数型アイソレータは、下方から順に、円形磁石
4を嵌合した方形枠3と、絶縁材製の方形基台8と、方
形のアース板9と、円形磁石4を嵌合した方形枠3とを
重ね合わせて直方体にして、後述するような、磁性金属
製のホルダを組み付けた構造である。
【0010】図1に示すように、方形基台8は、後述す
るフェライト円板12を嵌合する中央孔11を有する。
また、方形基台8は、その一側面の両端に入力端子5と
アース端子7とを備え、入力端子5と対向した他の側面
には出力端子6を備えている。
【0011】図2に、図1中の方形基台8とアース板9
とを重ねたものを上下反転して示す。図2に示すよう
に、これら端子5〜7の各々は、矩形の主板と、この主
板の両先端が主板に対して互いに逆向きに直角に折り曲
げられた一対の枝板とから成る。そして、端子5〜7の
一方の枝板が方形基台8の主面と平行に埋設板として埋
設されている。方形基台8の底面には、入力端子5と出
力端子6との埋設板部分を底面とする段部19が形成さ
れている。さらに、方形基台8の底面には、アース端子
7の埋設板部分を底面とする凹部20が辺縁中央部に形
成されている。この凹部20は方形基台8の上面の凹部
15と対向している。方形基台8の底面では、互いに1
20度をなす放射状の3本の浅い細溝21が、中央孔1
1と段部19および凹部20との間を繋いでいる。
【0012】図1に戻って、方形基台8の上面には、チ
ップコンデンサ16を収納するための凹部13、14、
15と、チップ抵抗18を収納するための凹部17が形
成されている。図1は、凹部13にチップコンデンサ1
6を収納した状態を示している。上述した方形基台8に
埋設された端子5〜7の枝板が凹部13〜15、17の
底面を成している。
【0013】アース板9は導電材製のものである。その
代わりに、アース板9は樹脂材製で表面に導電鍍金を施
したものでも良い。アース板9には、フェライト円板1
2を遊嵌する中央孔22と、3個の段部23とが形成さ
れている。3個の段部23の内の2個の段部はフェライ
ト円板12の対向側面の同じ片端側に形成され、1個;
の段部はその片端側とは反対の片端側の辺縁中央部に形
成されている。上述した3本の浅い細溝21と同様な3
本の浅い細溝24により、中央孔22と段部23とが繋
がっている。
【0014】フェライト円板12は方形基台8の中央孔
11に嵌合する直径をもち、方形基台8とアース板9と
の合計厚さ寸法よりも僅かに小さい厚さをもち、中心に
貫通小孔25があけられている。この貫通小孔25は、
従来の中心導体31によって中央に形成される六角形の
内接円よりも小さく、かつ3本の導電線26を互いに絶
縁して挿通できる直径をもつ。
【0015】図3に本集中定数型アイソレータを組立て
る際に使用するホルダ10を示す。このホルダ10は方
形の底板と、この底板の互いに対向する端から同一方向
に直角に互いに対向して延びる1対の側板と、この1対
の側板の先端から互いに向き合うように互い離間して内
側に延びる1対の上板とから成る。この1対の上板がホ
ルダ10の折り曲げ自由端部を形成している。このホル
ダ10の底板には、入力端子5と出力端子6とに対応す
る位置に、2個の切欠け27(図3では1個のみを図示
する)が設けられている。
【0016】次に、図1乃至図3を参照して、本実施例
の集中定数型アイソレータの組立手順の一例について説
明する。方形基台8の凹部13〜15に、両面電極に半
田ペーストを塗布したコンデンサ16を収納すると共
に、また方形基台8の凹部17に抵抗18を収納する。
そして、段部19および23を外にし、かつ細溝21、
24を対応させて凹部13〜15、17を覆うように、
アース板9を方形基台8に重ね合わせる。図2はこの組
付品を上下反転した状態で示している。
【0017】方形基台8およびアース板9の連通した中
央孔11、22にフェライト円板12を嵌合し、フェラ
イト円板12の上下面が方形基台8の底面、アース板9
の上面からほぼ同じ程度に凹むように調整する。このフ
ェライト円板12の貫通小孔25に、図1の破線で示し
たように、3本の導電線26を通して、これら3本の導
電線26の両端を三方に放射状に延ばして細溝21、2
4に入れる。そして、これら3本の導電線26の端部に
半田ペーストを塗布して段部19、23および凹部20
に導き入れる。周知のリフロー半田付により、導電線2
6と端子5〜7およびアース板9とが、コンデンサ16
と抵抗18とを介して導接する。
【0018】厚さ方向に着磁した円形磁石4を嵌着した
方形枠3を方形基台8の底面に重ね合わせてから、図3
に示したホルダ10の底板を、ホルダ10の切欠け27
が入力端子5と出力端子6とに対応するようにして、円
形磁石4に当接(吸着)させる。最後に、円形磁石4を
嵌着したもう1つの方形枠3を、側方からホルダ10に
挿入して、ホルダ10の折曲げ自由端部とアース板9と
の間に圧入する。
【0019】図4にこのようにして完成した集中定数型
アイソレータの斜視図を示す。また、図5に図4のA−
A線から見た拡大縦側断面図を示す。
【0020】尚、組立ての手順は、上述した場合に限ら
れるものではなく他の手順でも可能である。例えば、方
形基台8とアース板9とを入力端子5および出力端子6
側と、アース端子7側とに二等分割して、コンデンサ1
6および抵抗18を収納して方形基台8とアース板9と
の組付分割体を作り、この組付分割体で、導電線26を
挿通して図1に示すような形にしたフェライト円板12
を挟持するようにしても良い。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る集中
定数型アイソレータは、貫通小孔のある1個のフェライ
ト円板を使用し、3個の導電線を中心導体として上記貫
通小孔を通して放射状に三方に延ばすという簡素な構造
を有するので、製造コストを低減でき、薄型化、小形化
および軽量化を図ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による集中定数型アイソレー
タの要部を示す分解斜視図である。
【図2】図1中の方形基台とアース板とを重ねたものを
上下反転して示す外観斜視図である。
【図3】図1に示す集中定数型アイソレータを組立てる
際に使用するホルダを示す外観斜視図である。
【図4】図1に示す集中定数型アイソレータの完成品を
示す外観斜視図である。
【図5】図4のA−A線から見た拡大縦側断面図であ
る。
【図6】従来の集中定数型アイソレータの要部を示す分
解斜視図である。
【符号の説明】
3 方形枠 4 円形磁石 5 入力端子 6 出力端子 7 アース端子 8 方形基台 9 アース板 10 ホルダ 11 中央孔 12 フェライト円板 13 凹部 14 凹部 15 凹部 16 チップコンデンサ 17 凹部 18 チップ抵抗 19 段部 20 凹部 21 細溝 22 中央孔 23 段部 24 細溝 25 貫通小孔 26 導電線 27 切欠き

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心に貫通小孔があけられたフェライト
    円板と、 互いに絶縁して前記貫通小孔に挿通され、両端が同じ向
    きに等角度間隔で放射状に前記フェライト円板の外周縁
    以上に延ばされる3個の導電線と、 前記フェライト円板に厚さ方向に直流磁界を印加する手
    段と、 前記3個の導電線の内の2個の導電線の一端が接続され
    た入力・出力端子と、 前記3個の導電線の残りの導電線の一端が接続されたア
    ース端子と、 前記3個の導電線の他端が共通に接続されたアース板と
    を有することを特徴とする集中定数型アイソレータ。
JP3795193A 1993-02-26 1993-02-26 集中定数型アイソレータ Withdrawn JPH06252611A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3795193A JPH06252611A (ja) 1993-02-26 1993-02-26 集中定数型アイソレータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3795193A JPH06252611A (ja) 1993-02-26 1993-02-26 集中定数型アイソレータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06252611A true JPH06252611A (ja) 1994-09-09

Family

ID=12511862

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3795193A Withdrawn JPH06252611A (ja) 1993-02-26 1993-02-26 集中定数型アイソレータ

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JP (1) JPH06252611A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6768392B2 (en) 1999-12-17 2004-07-27 Murata Manufacturing Co., Ltd. Nonreciprocal circuit device and communication apparatus incorporating the same

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6768392B2 (en) 1999-12-17 2004-07-27 Murata Manufacturing Co., Ltd. Nonreciprocal circuit device and communication apparatus incorporating the same

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Legal Events

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000509