JP2000114820A - 集中定数型非可逆回路素子 - Google Patents

集中定数型非可逆回路素子

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JP2000114820A
JP2000114820A JP10284874A JP28487498A JP2000114820A JP 2000114820 A JP2000114820 A JP 2000114820A JP 10284874 A JP10284874 A JP 10284874A JP 28487498 A JP28487498 A JP 28487498A JP 2000114820 A JP2000114820 A JP 2000114820A
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JP
Japan
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center conductor
ferrite
resin case
conductor assembly
center
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JP10284874A
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English (en)
Inventor
Hideto Mikami
秀人 三上
Yoshimasa Maeda
喜政 前田
Shigehide Isoe
茂秀 磯江
Yoichi Takahashi
洋一 高橋
Akinori Misawa
彰規 三沢
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Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立精度を更に向上させ、また良好な特性を
得ることができる薄型、小型の集中定数型非可逆回路素
子を提供する。 【解決手段】 複数の中心導体を折り込んで、フェライ
トを包み込むように構成された中心導体組立品と、前記
各中心導体に接続される容量素子を位置決めする凹部及
び外部端子を有する樹脂ケースの、前記中心導体組立品
が配置される凹部は、貫通状であり、前記フェライトの
外形に沿うような円形状を基本とし、更に前記フェライ
トの側面に沿って配置されている前記中心導体用の凹所
が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波通信機
器に使用されるアイソレータ、サーキュレータなどの集
中定数型非可逆回路素子に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にアイソレータ、サーキュレータ等
の非可逆回路素子は、信号の伝送方向にはほとんど減衰
がなく、かつ逆方向には減衰が大きくなるような機能を
有しており、例えばマイクロ波帯、UHF帯で使用され
る携帯電話、自動車電話等の移動体通信機器の送受信回
路部に用いられている。
【0003】図3に、従来例の集中定数型アイソレータ
の分解斜視図を示す。この従来例は、下ケース21上に
アース板30を配置し、その上にセラミック基板40が
配置される。このセラミック基板40は、容量素子を構
成する電極パターン43、44、45が形成され、中央
に貫通穴41を有する。この容量素子用電極パターンの
一つ45は、ダミー抵抗46に接続され、更にダミー抵
抗46はアース電極47に接続されている。このアース
電極47はスルーホール49でアース板30に接続され
る。このセラミック基板40の貫通穴41には、中心導
体部が配置される。この中心導体部は、フェライト円板
50を包むように折り込まれた中心導体56、57、5
8からなり、各中心導体間は絶縁されている。そして、
永久磁石60が接着された上ケース61を下ケース21
にはめ合わせ、構成されている。中心導体57、58
は、上ケース61と下ケース21の間62から外部に引
き出され、入出力端子を構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来例によると、
入出力端子が素子から突出して、外部回路と接続される
構造であり、小型化に難がある。そのため、面実装タイ
プとすることが小型化に有効である。また、この従来例
によると、容量素子を構成するために、セラミック基板
を用いている。このセラミック基板の場合、小型・薄型
化を進めていくと、基板が小さく、薄くなっていく。こ
のように、基板が小さく、薄くなると、製造が難しくな
るとともに、割れなどの不具合を生じ易く、取り扱いも
煩雑となる。このため、チップコンデンサ、平板コンデ
ンサを用いることが行われている。しかし、チップコン
デンサ、平板コンデンサの場合、位置決めの必要性が生
じる。
【0005】これらの問題点を解決する方法として、特
開平10−135711号公報に開示された例がある。
これは、入出力端子が形成された樹脂ケースを用い、そ
の樹脂ケースに平板コンデンサ、中心導体組立品を収納
する構造のものである。
【0006】この従来例によって改善を図ることができ
るが、この集中定数型非可逆回路素子が用いられる携帯
電話などのマイクロ波通信機器の小型、薄型化の要求は
強く、低コストで、かつ小型、薄型であり、高性能の集
中定数型非可逆回路素子が強く望まれている。
【0007】本発明は、以上のことから、組立精度を更
に向上させ、また薄型、小型化を達成した集中定数型非
可逆回路素子を提供すること、また良好な特性を得るこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の中心導
体を折り込んで、フェライトを包み込むように構成され
た中心導体組立品と、前記各中心導体に接続される容量
素子と、前記中心導体組立品及び前記容量素子を位置決
めする凹部及び外部端子を有する樹脂ケースと、前記フ
ェライトに直流磁界を印可する永久磁石を有し、これら
を磁性ヨークを兼ねる金属ケース内に配置してなる集中
定数型非可逆回路素子において、前記中心導体組立品が
配置される前記樹脂ケースの凹部は、前記フェライトの
外形に沿うような円形状を基本とし、更に前記フェライ
トの側面に沿って配置されている前記中心導体用の凹所
が設けられ、これにより、前記中心導体組立品の樹脂ケ
ースへの位置決め精度を向上させることができ、特に、
中心導体組立品の回転ずれを抑制することができる。
【0009】また本発明は、フェライトに電気的絶縁状
態で複数の中心導体を交差状に配置して構成された中心
導体組立品と、前記各中心導体に接続される容量素子
と、前記中心導体組立品及び前記容量素子を位置決めす
る凹部及び外部端子を有する樹脂ケースと、前記フェラ
イトに直流磁界を印可する永久磁石を有し、これらを磁
性ヨークを兼ねる金属ケース内に配置してなる集中定数
型非可逆回路素子において、前記中心導体組立品が配置
される前記樹脂ケースの凹部は、貫通穴となっているも
のであり、前記中心導体組立品を前記金属ケース上に直
接配置し、薄型に有利な構造とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
【0011】本発明では、面実装可能な外部端子を有す
る樹脂ケースを用い、その樹脂ケースに中心導体組立品
及び容量素子を、又は抵抗素子を挿入し、位置決めする
凹部を形成しておく。そして、中心導体組立品が配置さ
れる樹脂ケースの凹部は、フェライトの外形に合わせ、
円形に形成されている。この中心導体組立品は、フェラ
イトを包み込むように中心導体を折り込んで構成される
ため、そのフェライトの側面に中心導体が配置され、フ
ェライトの外形からその側面の中心導体が、その厚さ分
突出した構造となっている。この突出部に合致する凹所
を樹脂ケースの中心導体組立品が配置される凹部に設け
ておき、この凹所と突出部を合致させることにより、樹
脂ケースに配置された中心導体組立品の位置決めが容易
にでき、また回転方向の位置ずれを防止でき、例えば、
製造工程中での位置ずれも防止できるものである。
【0012】また本発明では、、面実装可能な外部端子
を有する樹脂ケースを用い、その樹脂ケースに中心導体
組立品及び容量素子を、又は抵抗素子を挿入し、位置決
めする凹部を形成しておく。そして、中心導体組立品が
配置される樹脂ケースの凹部を貫通穴としておく、この
事により、一層の薄型化を達成できる。
【0013】本発明に係る一実施例の分解斜視図を図1
に示す。この実施例の特徴である樹脂ケース7について
説明する。この実施例の樹脂ケース7の平面図を図2に
示す。図1、2において斜線部は、電極を示している。
【0014】この樹脂ケース7は、中央に、中心導体組
立品用の円形状の凹部13aを有し、その周囲に容量素
子用の凹部13b、13c、13dを有する。この容量
素子用の凹部13b、13c、13dの底部には、アー
ス電極14b、14c、14dが形成されている。そし
て、このアース電極14b、14c、14dは、一体の
導体板で構成されており、底面側では露出し、かつ側面
部の外部端子15a、15b、15d、15eを構成し
ている。また、中心導体が接続される端子電極部16
b、16cが形成されている。この端子電極部16b、
16cは側面の外部端子15f、15cに導通してい
る。
【0015】また、中心導体組立品用の円形状の凹部1
3aは、貫通状に形成され、フェライトの側面に配置さ
れる中心導体の突出に合わせて、凹所13eが形成され
ている。
【0016】次に、図1の実施例について説明する。こ
の実施例は、円板状のシールド板から放射状に3つの中
心導体4、5、6が突出した構造の導電板を用意し、そ
の導電板の円板状部にフェライト円板3を配置する。そ
して、3つの中心導体4、5、6を折り曲げて重ねる。
このとき、各中心導体4、5、6は絶縁されて重ねられ
る。このようにして、中心導体組立品が構成される。
【0017】下ケース12上に樹脂ケース7が配置され
る。下ケース12は、樹脂ケース7の底部の凹部18に
合致する構造となっている。この樹脂ケース7の外部端
子での面実装を可能としている。
【0018】この樹脂ケース7の容量素子用の凹部13
b、13c、13dにそれぞれ容量素子8、9、10を
挿入する。この容量素子は、その上下面に電極が形成さ
れた平板コンデンサであり、下面の電極と凹部の底部に
形成されたアース電極14b、14c、14dとは半田
接続される。また、抵抗素子11が配置され、抵抗素子
11の一方の電極は、アース電極14bに半田接続され
る。
【0019】次いで、樹脂ケース7の中央の中心導体組
立品用の円形状の凹部13aに、上記した中心導体組立
品を配置する。このとき、中心導体部分の円板状のシー
ルド板は、下ケース12と半田接続される。これによ
り、中心導体の一端はアース接続される。
【0020】そして、中心導体4の一端は、容量素子8
の上面の電極と抵抗素子11の一方の端子電極に接続さ
れる。また、中心導体5の一端は、容量素子9の上面の
電極と端子電極部16bに接続される。また、中心導体
6の一端は、容量素子10の上面の電極と端子電極部1
6cに接続される。このとき、端子電極部16b、16
cの高さは、容量素子9、10の上面の電極の高さと一
致するように構成し、中心導体の接続性を良くしてい
る。
【0021】そして、フェライト円板3に直流磁界を印
加する永久磁石2を上ケース1に位置決めし、上ケース
1と下ケース12を接合させて、アイソレータを構成し
た。また、樹脂モールド17は、永久磁石2の位置決め
を行い、コンデンサ、抵抗の位置ずれを抑制する働きも
ある。
【0022】この実施例によると、5mm×5mm×2
mmといった非常に小型、薄型の集中定数型非可逆回路
素子を得ることが出来た。また、中心導体の位置決めが
容易で、しかも回転ずれが生じなく、所望の特性を安定
して得ることができる。上記実施例は、アイソレータで
説明したが、サーキュレータを同様の技術で構成できる
ことは言うまでもない。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、中心導体組立品、容量
素子、抵抗素子を位置決めするとともに、接続を容易と
し、しかも面実装が可能な外部端子を有する樹脂ケース
により、集中定数型非可逆回路素子の小型、薄型化を可
能とするとともに、生産性を改善することができる。ま
た特性向上と小型化を達成できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の分解斜視図である。
【図2】本発明に係る樹脂ケースの平面図である。
【図3】従来例の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 上ケース 2 永久磁石 3 フェライト円板 4、5、6 中心導体 7 樹脂ケース 8、9、10 容量素子 11 抵抗素子 12 下ケース 13a 中心導体組立品用凹部 13b、13c、13d 容量素子用凹部 13e 中心導体用凹所 14b、14c、14d アース電極 15a、15b、15c、15d、15e、15f 外
部端子 16b、16c 端子電極部 17 樹脂モールド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 洋一 鳥取県鳥取市南栄町70番地2号日立金属株 式会社鳥取工場内 (72)発明者 三沢 彰規 鳥取県鳥取市南栄町70番地2号日立金属株 式会社鳥取工場内 Fターム(参考) 5J013 EA01 FA07

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の中心導体を折り込んで、フェライ
    トを包み込むように構成された中心導体組立品と、前記
    各中心導体に接続される容量素子と、前記中心導体組立
    品及び前記容量素子を位置決めする凹部及び外部端子を
    有する樹脂ケースと、前記フェライトに直流磁界を印可
    する永久磁石を有し、これらを磁性ヨークを兼ねる金属
    ケース内に配置してなる集中定数型非可逆回路素子にお
    いて、前記中心導体組立品が配置される前記樹脂ケース
    の凹部は、前記フェライトの外形に沿うような円形状を
    基本とし、更に前記フェライトの側面に沿って配置され
    ている前記中心導体用の凹所が設けられていることを特
    徴とする集中定数型非可逆回路素子。
  2. 【請求項2】 フェライトに電気的絶縁状態で複数の中
    心導体を交差状に配置して構成された中心導体組立品
    と、前記各中心導体に接続される容量素子と、前記中心
    導体組立品及び前記容量素子を位置決めする凹部及び外
    部端子を有する樹脂ケースと、前記フェライトに直流磁
    界を印可する永久磁石を有し、これらを磁性ヨークを兼
    ねる金属ケース内に配置してなる集中定数型非可逆回路
    素子において、前記中心導体組立品が配置される前記樹
    脂ケースの凹部は、貫通穴となっていることを特徴とす
    る集中定数型非可逆回路素子。
JP10284874A 1998-10-07 1998-10-07 集中定数型非可逆回路素子 Pending JP2000114820A (ja)

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