JPH06307661A - ファンモータの支持装置 - Google Patents
ファンモータの支持装置Info
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- JPH06307661A JPH06307661A JP5093105A JP9310593A JPH06307661A JP H06307661 A JPH06307661 A JP H06307661A JP 5093105 A JP5093105 A JP 5093105A JP 9310593 A JP9310593 A JP 9310593A JP H06307661 A JPH06307661 A JP H06307661A
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- motor
- vibration
- motor base
- hole
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- Motor Or Generator Frames (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 構造を簡単化して組み立て性を大幅に向上し
たファンモータの支持装置を提供する。 【構成】 ファンモータ１を支持すべく固定側に設けら
れたモータベース５と、ファンモータ１の外周部に形成
されると共に係合孔４を有する固定部材３と、上記モー
タベース５に一端部が取り付けられ他端部が上記係合孔
４に嵌合してファンモータ１をモータベース５に支承す
る防振ゴム部材７とを備えたことを特徴としている。
たファンモータの支持装置を提供する。 【構成】 ファンモータ１を支持すべく固定側に設けら
れたモータベース５と、ファンモータ１の外周部に形成
されると共に係合孔４を有する固定部材３と、上記モー
タベース５に一端部が取り付けられ他端部が上記係合孔
４に嵌合してファンモータ１をモータベース５に支承す
る防振ゴム部材７とを備えたことを特徴としている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機の室外ユニ
ット等に用いられるファンモータの支持装置に係り、特
にファンモータを弾性支持する支持構造を改良したファ
ンモータの支持装置に関する。
ット等に用いられるファンモータの支持装置に係り、特
にファンモータを弾性支持する支持構造を改良したファ
ンモータの支持装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、空気調和機の室外ユニットに
は、室外熱交換器を送風冷却するファンモータが取付け
られており、このファンモータは振動が外部に伝達しな
いように支持装置により弾性支持されている。
は、室外熱交換器を送風冷却するファンモータが取付け
られており、このファンモータは振動が外部に伝達しな
いように支持装置により弾性支持されている。
【０００３】また一方、本出願人は既に特願平４−２３
２３６３号において、ファンモータを弾性支持する防振
ゴムの熱劣化およびファン干渉音の発生を効果的に防止
することができるファンモータの支持装置を提供した。
２３６３号において、ファンモータを弾性支持する防振
ゴムの熱劣化およびファン干渉音の発生を効果的に防止
することができるファンモータの支持装置を提供した。
【０００４】そこで，このようなファンモータの支持装
置の構成を図１０に基づいて簡単に述べる。
置の構成を図１０に基づいて簡単に述べる。
【０００５】図示するように，この支持装置ａは、ファ
ンモータｂの外周に形成されたフランジｃと、フランジ
ｃに固定される環状の固定板ｄと、固定板ｄに複数形成
された防振ゴム部材ｈが嵌合されるべく係合孔ｅと、モ
ータベースｆにネジ止め部材ｇを介して固定され、係合
孔ｅに係合する環状溝を有する円筒状の防振ゴム部材ｈ
とから主に構成されている。
ンモータｂの外周に形成されたフランジｃと、フランジ
ｃに固定される環状の固定板ｄと、固定板ｄに複数形成
された防振ゴム部材ｈが嵌合されるべく係合孔ｅと、モ
ータベースｆにネジ止め部材ｇを介して固定され、係合
孔ｅに係合する環状溝を有する円筒状の防振ゴム部材ｈ
とから主に構成されている。
【０００６】そこで、ファンモータｂをモータベースｆ
に取り付けるに際しては、固定板ｄの係合孔ｅに防振ゴ
ム部材ｈの環状溝を嵌め込んで防振ゴム部材ｈを取り付
け、その防振ゴム部材ｈを介してネジ止め部材ｇを用い
て固定板ｄをモータベースｆに取り付け、最後にファン
モータｂのフランジｃを固定板ｄにネジ止めしてファン
モータｂをモータベースｆに取り付けていた。
に取り付けるに際しては、固定板ｄの係合孔ｅに防振ゴ
ム部材ｈの環状溝を嵌め込んで防振ゴム部材ｈを取り付
け、その防振ゴム部材ｈを介してネジ止め部材ｇを用い
て固定板ｄをモータベースｆに取り付け、最後にファン
モータｂのフランジｃを固定板ｄにネジ止めしてファン
モータｂをモータベースｆに取り付けていた。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな支持装置においては、 固定板に防振ゴム部材を挿着する第一工程。
うな支持装置においては、 固定板に防振ゴム部材を挿着する第一工程。
【０００８】 モータベースに固定板を取り付ける第二工程。
【０００９】 ファンモータを固定板に取り付ける第三工程。
【００１０】を経てファンモータをモータベースに取り
付けていたため、取り付け性が悪かった。
付けていたため、取り付け性が悪かった。
【００１１】また最近では、ファンモータのケーシング
として合成樹脂材料等による一体成形品が主流になりつ
つあり、その加工時の自由度を生かしてより組み立て性
の良い支持装置が望まれつつある。
として合成樹脂材料等による一体成形品が主流になりつ
つあり、その加工時の自由度を生かしてより組み立て性
の良い支持装置が望まれつつある。
【００１２】そこで上記現状を鑑みて案出された本発明
の目的は、構造を簡単化して組み立て性を大幅に向上し
たファンモータの支持装置を提供することにある。
の目的は、構造を簡単化して組み立て性を大幅に向上し
たファンモータの支持装置を提供することにある。
【００１３】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、ファンモータを支持すべく固定側に設けら
れたモータベースと、ファンモータの外周部に形成され
ると共に係合孔を有する固定部材と、上記モータベース
に一端部が取り付けられ他端部が上記係合孔に嵌合して
ファンモータをモータベースに支承する防振ゴム部材と
を備えたものである。
に本発明は、ファンモータを支持すべく固定側に設けら
れたモータベースと、ファンモータの外周部に形成され
ると共に係合孔を有する固定部材と、上記モータベース
に一端部が取り付けられ他端部が上記係合孔に嵌合して
ファンモータをモータベースに支承する防振ゴム部材と
を備えたものである。
【００１４】また、上記固定部材が上記ファンモータの
ケーシング外周部に径方向外方に延出すべくケーシング
に一体的にモールド成形されたものである。
ケーシング外周部に径方向外方に延出すべくケーシング
に一体的にモールド成形されたものである。
【００１５】さらに、上記固定部材が上記ファンモータ
のケーシング外周部に径方向外方に延出すべく設けられ
た固定板をケーシングの成形と一体的にモールド成形さ
れたものである。
のケーシング外周部に径方向外方に延出すべく設けられ
た固定板をケーシングの成形と一体的にモールド成形さ
れたものである。
【００１６】
【作用】ファンモータの外周に一体的に形成した固定部
材に直接防振ゴム部材を取り付けてモータベースに取り
付けるので、従来の固定板を省略してファンモータの取
り付け性を大幅に向上できる。
材に直接防振ゴム部材を取り付けてモータベースに取り
付けるので、従来の固定板を省略してファンモータの取
り付け性を大幅に向上できる。
【００１７】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
て詳述する。
【００１８】図１及び図２において、１はファンモータ
で、このファンモータ１はそのケーシング１ａが合成樹
脂材料等で一体的に成形され、支持装置２により弾性支
持されている。この支持装置２は、ファンモータ１を支
持すべく固定側に設けられたモータベース５と、ファン
モータ１の外周部に形成されると共に係合孔４を有する
固定部材３と、モータベース５に一端部が取り付けられ
他端部が係合孔４に嵌合してファンモータ１をモータベ
ース５に支承する防振ゴム部材７（図５参照）とから主
に構成されており、これらについて以下に具体的に説明
する。
で、このファンモータ１はそのケーシング１ａが合成樹
脂材料等で一体的に成形され、支持装置２により弾性支
持されている。この支持装置２は、ファンモータ１を支
持すべく固定側に設けられたモータベース５と、ファン
モータ１の外周部に形成されると共に係合孔４を有する
固定部材３と、モータベース５に一端部が取り付けられ
他端部が係合孔４に嵌合してファンモータ１をモータベ
ース５に支承する防振ゴム部材７（図５参照）とから主
に構成されており、これらについて以下に具体的に説明
する。
【００１９】ファンモータ１の外周には環状の固定部材
３が形成される。この固定部材３は、具体的にはファン
モータ１のケーシング１ａ外周部に径方向外方に延出す
べく固定板８が設けられて形成され、その固定板８がケ
ーシング１ａ成形時にケーシング１ａと一体的にモール
ド成形して形成される。固定板８は板材をほぼ環状に成
形してなり、中央にはファンモータ１が挿通して接合す
る開口部９を有し、周方向には係合孔４が等間隔で複数
（図示例では３個）形成される。また開口部９に沿った
内側で周方向の係合孔４と同位置には、板材が所定の長
さ表側に折曲されて鋳込鍔部１０が形成され、その鋳込
鍔部１０には鋳込孔１１が穿設される。そこで図４に示
すように、ファンモータ１のケーシング１ａを固定板８
とともに、ファンモータ１と開口部９とを同芯上として
金型（図示せず）内で合成樹脂材料等でモールド成形す
れば、鋳込鍔部１０及び固定板８の内周部が合成樹脂材
料等に埋め込まれる。即ち、ファンモータ１と固定板８
とが一体的に接合されてファンモータ１に固定部材３が
形成されることになる。またこの際に、図３に示すよう
に、鋳込孔１１に合成樹脂材料等が入り込むことから、
ファンモータ１と固定板８との接合をより強固なものに
なし得る。
３が形成される。この固定部材３は、具体的にはファン
モータ１のケーシング１ａ外周部に径方向外方に延出す
べく固定板８が設けられて形成され、その固定板８がケ
ーシング１ａ成形時にケーシング１ａと一体的にモール
ド成形して形成される。固定板８は板材をほぼ環状に成
形してなり、中央にはファンモータ１が挿通して接合す
る開口部９を有し、周方向には係合孔４が等間隔で複数
（図示例では３個）形成される。また開口部９に沿った
内側で周方向の係合孔４と同位置には、板材が所定の長
さ表側に折曲されて鋳込鍔部１０が形成され、その鋳込
鍔部１０には鋳込孔１１が穿設される。そこで図４に示
すように、ファンモータ１のケーシング１ａを固定板８
とともに、ファンモータ１と開口部９とを同芯上として
金型（図示せず）内で合成樹脂材料等でモールド成形す
れば、鋳込鍔部１０及び固定板８の内周部が合成樹脂材
料等に埋め込まれる。即ち、ファンモータ１と固定板８
とが一体的に接合されてファンモータ１に固定部材３が
形成されることになる。またこの際に、図３に示すよう
に、鋳込孔１１に合成樹脂材料等が入り込むことから、
ファンモータ１と固定板８との接合をより強固なものに
なし得る。
【００２０】一方、図４ないし図１に示すように、モー
タベース５は図示しない固定側としての固定フレームに
固定される支持脚１２を有し、支持脚１２の上方にはフ
ァンモータ１が非接触で挿通する開口部１３が形成され
ている。また、モータベース５にネジ止め部材６（図５
参照）のネジ１４が螺合するネジ孔１５が形成される。
ネジ止め部材６は図６に示すようにネジ１４と、このネ
ジ１４に遊嵌されるワッシャ１６およびカラー１７とか
ら主に構成され、そのカラー１７上に防振ゴム部材７が
装着され、ワッシャ１６により防振ゴム部材７の一端が
押え付けられるようになっている。
タベース５は図示しない固定側としての固定フレームに
固定される支持脚１２を有し、支持脚１２の上方にはフ
ァンモータ１が非接触で挿通する開口部１３が形成され
ている。また、モータベース５にネジ止め部材６（図５
参照）のネジ１４が螺合するネジ孔１５が形成される。
ネジ止め部材６は図６に示すようにネジ１４と、このネ
ジ１４に遊嵌されるワッシャ１６およびカラー１７とか
ら主に構成され、そのカラー１７上に防振ゴム部材７が
装着され、ワッシャ１６により防振ゴム部材７の一端が
押え付けられるようになっている。
【００２１】図５に示すように、防振ゴム部材７のほぼ
中間部の外周には固定部材３の係合孔４に嵌合する環状
溝１８が形成されている。ところで、この防振ゴム部材
７の最大径は係合孔４の口径よりも大きく形成されてい
るため、係合孔４が単なる孔である場合、防振ゴム部材
７を捻りながら入れなければならず、取付作業が容易で
ない。そこで図２に示すように、防振ゴム部材７の取り
付けが容易になるよう係合孔４には工夫が施されてい
る。即ち、上記係合孔４は上部に一箇所、下部に左右対
称に二箇所形成されているが、その上部の係合孔４ａは
環状溝１８の外径と同一径の丸孔と、横方向が防振ゴム
部材７の最大径より大きい矩形状の長孔１９ａとが穿設
されて形成される。また下部の係合孔４ｂには防振ゴム
部材７を半径方向外側から係合させる切欠部１９ｂがそ
れぞれ形成されており、これらによって防振ゴム部材７
を容易に取付けられるようになっている。
中間部の外周には固定部材３の係合孔４に嵌合する環状
溝１８が形成されている。ところで、この防振ゴム部材
７の最大径は係合孔４の口径よりも大きく形成されてい
るため、係合孔４が単なる孔である場合、防振ゴム部材
７を捻りながら入れなければならず、取付作業が容易で
ない。そこで図２に示すように、防振ゴム部材７の取り
付けが容易になるよう係合孔４には工夫が施されてい
る。即ち、上記係合孔４は上部に一箇所、下部に左右対
称に二箇所形成されているが、その上部の係合孔４ａは
環状溝１８の外径と同一径の丸孔と、横方向が防振ゴム
部材７の最大径より大きい矩形状の長孔１９ａとが穿設
されて形成される。また下部の係合孔４ｂには防振ゴム
部材７を半径方向外側から係合させる切欠部１９ｂがそ
れぞれ形成されており、これらによって防振ゴム部材７
を容易に取付けられるようになっている。
【００２２】そして、モータベース５と固定部材３には
防振ゴム部材７の弾性で許容されるこれらの相対変位を
所定範囲に規制する規制片２０〜２２が設けられ、これ
により製品輸送時の振動等で防振ゴム部材７に過大な力
が掛かって損傷するのを防止している。これら規制片２
０〜２２は、図５に示すモータベース５の頂部に突設さ
れた上部規制片２０と、モーターベース５の開口部１３
の下側から前方に突設された下部規制片２１と、図２に
示す固定部材３（固定板８）の両側部から後方に折曲さ
れた鉤状の側部規制片２２，２２とからなっている。図
４に示すモータベース５には側部規制片２２，２２が係
合する側部規制穴２３，２３が形成され、図１に示すよ
うに左右に隙間Ｓ１，Ｓ１、前後に隙間Ｓ２，Ｓ２、上
下に隙間Ｓ３，Ｓ３だけの相対変位が許容されている。
固定部材３の頂部には舌片２４が後方に折曲され、この
舌片２４には上部規制片２０が係合する上部規制穴２５
が形成され、左右方向に隙間Ｓ１，Ｓ１、前後方向に隙
間Ｓ２，Ｓ２だけ相対変位が許容されている。また、固
定部材３の開口部９（図２参照）の下部には下部規制片
２１が係合する下部規制用切欠部２６が形成され、上下
方向に隙間Ｓ３だけの相対変位が許容されている。な
お、モータベース５と固定部材３との間には隙間Ｓ４が
形成される。
防振ゴム部材７の弾性で許容されるこれらの相対変位を
所定範囲に規制する規制片２０〜２２が設けられ、これ
により製品輸送時の振動等で防振ゴム部材７に過大な力
が掛かって損傷するのを防止している。これら規制片２
０〜２２は、図５に示すモータベース５の頂部に突設さ
れた上部規制片２０と、モーターベース５の開口部１３
の下側から前方に突設された下部規制片２１と、図２に
示す固定部材３（固定板８）の両側部から後方に折曲さ
れた鉤状の側部規制片２２，２２とからなっている。図
４に示すモータベース５には側部規制片２２，２２が係
合する側部規制穴２３，２３が形成され、図１に示すよ
うに左右に隙間Ｓ１，Ｓ１、前後に隙間Ｓ２，Ｓ２、上
下に隙間Ｓ３，Ｓ３だけの相対変位が許容されている。
固定部材３の頂部には舌片２４が後方に折曲され、この
舌片２４には上部規制片２０が係合する上部規制穴２５
が形成され、左右方向に隙間Ｓ１，Ｓ１、前後方向に隙
間Ｓ２，Ｓ２だけ相対変位が許容されている。また、固
定部材３の開口部９（図２参照）の下部には下部規制片
２１が係合する下部規制用切欠部２６が形成され、上下
方向に隙間Ｓ３だけの相対変位が許容されている。な
お、モータベース５と固定部材３との間には隙間Ｓ４が
形成される。
【００２３】このように構成された支持装置２に支持さ
せてファンモータ１をモータベース５に取り付けるに際
しては、先ず固定部材３の係合孔４に環状溝１８を嵌合
させて防振ゴム部材７を装着し、これら防振ゴム部材７
の一端部をネジ止め部材６によりモータベース５に固定
すればファンモータ１がモータベース５に取り付けられ
る。よって、従来行われた固定板８をモータベース５に
取り付ける行程を省略してファンモータ１の取り付け性
を大幅に向上できる。
せてファンモータ１をモータベース５に取り付けるに際
しては、先ず固定部材３の係合孔４に環状溝１８を嵌合
させて防振ゴム部材７を装着し、これら防振ゴム部材７
の一端部をネジ止め部材６によりモータベース５に固定
すればファンモータ１がモータベース５に取り付けられ
る。よって、従来行われた固定板８をモータベース５に
取り付ける行程を省略してファンモータ１の取り付け性
を大幅に向上できる。
【００２４】なお、前記係合孔４に対する防振ゴム部材
７の装着を容易にする切欠部１９およびモータベース５
と固定部材３の相対変位を制限する規制片２０〜２２は
必ずしも必要とされるものではない。
７の装着を容易にする切欠部１９およびモータベース５
と固定部材３の相対変位を制限する規制片２０〜２２は
必ずしも必要とされるものではない。
【００２５】次に、他の実施例について述べる。
【００２６】図６に示すように、この実施例にあって
は、ファンモータ１のケーシング１ａ外周部に径方向外
方に延出すべくフランジ部２７を一体的に成形して固定
部材３が形成されている。
は、ファンモータ１のケーシング１ａ外周部に径方向外
方に延出すべくフランジ部２７を一体的に成形して固定
部材３が形成されている。
【００２７】図示するように、このフランジ部２７はフ
ァンモータ１のケーシング１ａを成形する際に一体的に
形成されたものであり、ファンモータ１の外周部より径
方向外方に突設されると共に、周方向に等間隔を隔てて
複数（図示例では三箇所）形成されている。フランジ部
２７には係合孔４が設けられており、上記実施例同様
に、これら係合孔４には防振ゴム部材７を半径方向外側
から係合させる切欠部１９が形成され、これによって防
振ゴム部材７を容易に取付けられるようになっている。
また、フランジ部２７の前面部で係合孔４の周囲は平面
状に成形され、係合孔４に嵌合される防振ゴム部材７の
座りを良くして締め付け圧を均等にフランジ部２７に伝
達できるようになっている。
ァンモータ１のケーシング１ａを成形する際に一体的に
形成されたものであり、ファンモータ１の外周部より径
方向外方に突設されると共に、周方向に等間隔を隔てて
複数（図示例では三箇所）形成されている。フランジ部
２７には係合孔４が設けられており、上記実施例同様
に、これら係合孔４には防振ゴム部材７を半径方向外側
から係合させる切欠部１９が形成され、これによって防
振ゴム部材７を容易に取付けられるようになっている。
また、フランジ部２７の前面部で係合孔４の周囲は平面
状に成形され、係合孔４に嵌合される防振ゴム部材７の
座りを良くして締め付け圧を均等にフランジ部２７に伝
達できるようになっている。
【００２８】また一方、図７に示すように、モータベー
ス５にはこれら係合孔４に相応してネジ孔２８が設けら
れる。
ス５にはこれら係合孔４に相応してネジ孔２８が設けら
れる。
【００２９】そこで、このように構成された支持装置２
に支持させてファンモータ１をモータベース５に取り付
けるに際しては、固定部材３の係合孔４に防振ゴム部材
７を装着し、これら防振ゴム部材７をネジ止め部材６に
よりモータベース５に固定すればよく、前記実施例同様
に、ファンモータ１の取り付け性を大幅に向上できる。
に支持させてファンモータ１をモータベース５に取り付
けるに際しては、固定部材３の係合孔４に防振ゴム部材
７を装着し、これら防振ゴム部材７をネジ止め部材６に
よりモータベース５に固定すればよく、前記実施例同様
に、ファンモータ１の取り付け性を大幅に向上できる。
【００３０】またこの実施例にあっては、ファンモータ
１の取り付け性をさらに向上できるよう、図８に示すよ
うに、上部に位置するフランジ部２７の後面より突出し
て仮止ピン部材２８が設けられると共に、その仮止ピン
部材２８の位置に相応させてモータベース５に仮止孔２
９が形成される。仮止孔２９は仮止ピン部材２８が遊挿
可能な大孔と、仮止ピン部材２８が軽嵌合される小孔と
が周方向に連接されて形成される。そこで、仮止ピン部
材２８を仮止孔２９の大孔に遊挿させた後、ファンモー
タ１を回転させ仮止ピン部材２８を仮止孔２９の小孔に
軽嵌合させれば、ファンモータ１はモータベース５に仮
止めされて位置決めされ、このことによってファンモー
タ１の取り付けはさらに容易になる。
１の取り付け性をさらに向上できるよう、図８に示すよ
うに、上部に位置するフランジ部２７の後面より突出し
て仮止ピン部材２８が設けられると共に、その仮止ピン
部材２８の位置に相応させてモータベース５に仮止孔２
９が形成される。仮止孔２９は仮止ピン部材２８が遊挿
可能な大孔と、仮止ピン部材２８が軽嵌合される小孔と
が周方向に連接されて形成される。そこで、仮止ピン部
材２８を仮止孔２９の大孔に遊挿させた後、ファンモー
タ１を回転させ仮止ピン部材２８を仮止孔２９の小孔に
軽嵌合させれば、ファンモータ１はモータベース５に仮
止めされて位置決めされ、このことによってファンモー
タ１の取り付けはさらに容易になる。
【００３１】さらに図９にはワッシャ１６の変形例を示
してある。ワッシャ１６は外周端が周方向９０°間隔で
四箇所裏側に折り曲げられてストッパ部３１が形成され
る。このワッシャ１６を用いてファンモータ１をモータ
ベース５に取り付ける場合、図９（ｃ）に示すように、
フランジ部２７の前面部とワッシャ１６の裏面部とで形
成される隙間ｌと、フランジ部２７の前面部とストッパ
部３１の後端とに形成される隙間Δｔとがｌ＞Δｔの関
係をもってストッパ部３１が形成されることから、ネジ
１４を締め込んだ際に、防振ゴム部材７が収縮側にある
程度弾性変形するとストッパ部３１の後端がフランジ部
２７の前面部に当接して締め付け不可能となり、締め付
け過ぎによる防振ゴム部材７の破損を防止している。
してある。ワッシャ１６は外周端が周方向９０°間隔で
四箇所裏側に折り曲げられてストッパ部３１が形成され
る。このワッシャ１６を用いてファンモータ１をモータ
ベース５に取り付ける場合、図９（ｃ）に示すように、
フランジ部２７の前面部とワッシャ１６の裏面部とで形
成される隙間ｌと、フランジ部２７の前面部とストッパ
部３１の後端とに形成される隙間Δｔとがｌ＞Δｔの関
係をもってストッパ部３１が形成されることから、ネジ
１４を締め込んだ際に、防振ゴム部材７が収縮側にある
程度弾性変形するとストッパ部３１の後端がフランジ部
２７の前面部に当接して締め付け不可能となり、締め付
け過ぎによる防振ゴム部材７の破損を防止している。
【００３２】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
な優れた効果を発揮する。
【００３３】（１）ファンモータの外周に一体的に形成
した固定部材に直接防振ゴム部材を取り付けて、ファン
モータをモータベースに弾性支持させる支持装置とした
ので、構造が簡単化され、よって組み立て性を大幅に向
上できる。
した固定部材に直接防振ゴム部材を取り付けて、ファン
モータをモータベースに弾性支持させる支持装置とした
ので、構造が簡単化され、よって組み立て性を大幅に向
上できる。
【図１】本発明の一実施例を示す図で、（ａ）は正面
図、（ｂ）は概略側断面図である。
図、（ｂ）は概略側断面図である。
【図２】固定板を示す図で、（ａ）は正面図、（ｂ）、
は平面図、（ｃ）は側面図である。
は平面図、（ｃ）は側面図である。
【図３】固定板の接合状態を示す側断面図である。
【図４】モータベースを示す図で、（ａ）は正面図、
（ｂ）は側面図である。
（ｂ）は側面図である。
【図５】防振ゴム部材とネジ止め部材の分解斜視図であ
る。
る。
【図６】本発明の他の実施例としてのファンモータをモ
ータベースに取り付けた状態を示す図で、（ａ）は正面
図、（ｂ）はＡ−Ａ線側断面図である。
ータベースに取り付けた状態を示す図で、（ａ）は正面
図、（ｂ）はＡ−Ａ線側断面図である。
【図７】本発明の他の実施例としてのモータベースを示
す図で、（ａ）は正面図、（ｂ）は側面図である。
す図で、（ａ）は正面図、（ｂ）は側面図である。
【図８】フランジ部を示す要部拡大図で、（ａ）は正面
図、（ｂ）は側面図である。
図、（ｂ）は側面図である。
【図９】ワッシャの変形例を示す図で、（ａ）は正面
図、（ｂ）はＡ−Ｏ−Ｂ線側断面図、（ｃ）はワッシャ
の使用例を示し、ネジが締め付けられる直前の状態を示
す側断面図である。
図、（ｂ）はＡ−Ｏ−Ｂ線側断面図、（ｃ）はワッシャ
の使用例を示し、ネジが締め付けられる直前の状態を示
す側断面図である。
【図１０】従来のファンモータの支持装置を示す図で、
（ａ）は正面図、（ｂ）は側面図である。
（ａ）は正面図、（ｂ）は側面図である。
１ ファンモータ ２ 支持装置 ３ 固定部材 ４ 係合孔 ５ モータベース ７ 防振ゴム部材 ８ 固定板
Claims (3)
- 【請求項１】 ファンモータを支持すべく固定側に設け
られたモータベースと、ファンモータの外周部に形成さ
れると共に係合孔を有する固定部材と、上記モータベー
スに一端部が取り付けられ他端部が上記係合孔に嵌合し
てファンモータをモータベースに支承する防振ゴム部材
とを備えたことを特徴とするファンモータの支持装置。 - 【請求項２】 上記固定部材が上記ファンモータのケー
シング外周部に径方向外方に延出すべく、ケーシングに
一体的にモールド成形されたことを特徴とする請求項１
記載のファンモータの支持装置。 - 【請求項３】 上記固定部材が上記ファンモータのケー
シング外周部に径方向外方に延出すべく設けられた固定
板を該ケーシングの成形と一体的にモールド成形された
ことを特徴とする請求項１記載のファンモータの支持装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5093105A JPH06307661A (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | ファンモータの支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5093105A JPH06307661A (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | ファンモータの支持装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06307661A true JPH06307661A (ja) | 1994-11-01 |
Family
ID=14073250
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5093105A Pending JPH06307661A (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | ファンモータの支持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06307661A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005151654A (ja) * | 2003-11-13 | 2005-06-09 | Mitsubishi Electric Corp | 回転電機 |
| JP2009180441A (ja) * | 2008-01-31 | 2009-08-13 | Orion Mach Co Ltd | 恒温空気供給装置 |
| KR20210023534A (ko) * | 2019-08-23 | 2021-03-04 | 주식회사 에스 씨디 | 에어컨 팬모터용 방진구조 |
| WO2022080120A1 (ja) | 2020-10-16 | 2022-04-21 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | モールドモータ |
-
1993
- 1993-04-20 JP JP5093105A patent/JPH06307661A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005151654A (ja) * | 2003-11-13 | 2005-06-09 | Mitsubishi Electric Corp | 回転電機 |
| JP4532094B2 (ja) * | 2003-11-13 | 2010-08-25 | 三菱電機株式会社 | 回転電機 |
| JP2009180441A (ja) * | 2008-01-31 | 2009-08-13 | Orion Mach Co Ltd | 恒温空気供給装置 |
| KR20210023534A (ko) * | 2019-08-23 | 2021-03-04 | 주식회사 에스 씨디 | 에어컨 팬모터용 방진구조 |
| WO2022080120A1 (ja) | 2020-10-16 | 2022-04-21 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | モールドモータ |
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