JP2004344861A - ディスポーザ吊持装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】外形寸法のよりコンパクト化を図ったディスポーザ吊持装置を提供する。
【解決手段】シンク1の排水口2に取り付けられた取付け管3とディスポーザ本体7の投入口部7aとがゴム連結管6で連結される。投入口部7aを吊持する防振吊持機構14がゴム連結管6の内部に配置される。防振吊持機構14は上係合ツバ部11aと下係合ツバ部11bとを有する支持体11を備え、ゴム連結管6は上リジッド連結部6aと下リジッド連結部6bと振動吸収筒部6cとを備える。上リジッド連結部6a内周面に形成された凹溝部6dに上係合ツバ部11aが挿入されると共に、下リジッド連結部6b内周面に形成された凹溝部6eに下係合ツバ部11bが挿入されて、投入口部7aが吊持される。
【選択図】 図1
【解決手段】シンク1の排水口2に取り付けられた取付け管3とディスポーザ本体7の投入口部7aとがゴム連結管6で連結される。投入口部7aを吊持する防振吊持機構14がゴム連結管6の内部に配置される。防振吊持機構14は上係合ツバ部11aと下係合ツバ部11bとを有する支持体11を備え、ゴム連結管6は上リジッド連結部6aと下リジッド連結部6bと振動吸収筒部6cとを備える。上リジッド連結部6a内周面に形成された凹溝部6dに上係合ツバ部11aが挿入されると共に、下リジッド連結部6b内周面に形成された凹溝部6eに下係合ツバ部11bが挿入されて、投入口部7aが吊持される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、厨房の生ゴミ等を破砕して排出するディスポーザを防振吊持するためのディスポーザ吊持装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のディスポーザの吊持構造として、一般に、シンクの排水口に取り付けられた取付け管と、ディスポーザ本体上部の投入口部とをゴム連結管等の可撓筒体で連結する構造が採用されている。
【0003】
また、可撓筒体に対するディスポーザ重量による負荷軽減および排水口に伝わる振動の低減を図るべく、可撓筒体の取付け管および投入口部にそれぞれ連結された部分に、第1ツバ状支持体および第2ツバ状支持体を設け、第1ツバ状支持体に設けられた第1弾性支持部材と第2ツバ状支持体に設けられた第2弾性支持部材との相互間に介在された弾性体の付勢力の下、投入口部、即ちディスポーザを吊下げ状態で支持する構造の防振吊持機構や(例えば、特許文献1参照。)、取付け管を囲んで可撓筒体とシンクとの間に取り付けられた上部支持体と、可撓筒体の下面側に当接された円環状の下部支持体とを、可撓筒体における径方向外方の周方向複数位置で、支持棒と該支持棒に套嵌されたコイルバネ等からなる圧縮バネ体とを備えた吊下げ支持機構により互いに連結して、圧縮バネ体の付勢力の下、ディスポーザを吊下げ状態で支持する構造の防振吊持機構や(例えば、特許文献2参照。)、可撓筒体を取付け管および投入口部にそれぞれ取り付け固定する締付けバンド間にわたって吊持部材を配置し、吊持部材によりディスポーザを吊下げ状態で支持する構造の防振吊持機構がある(例えば、特許文献3参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−248367号公報
【特許文献2】
特開2002−186874号公報
【特許文献3】
特開2001−205130号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1ないし特許文献3に開示の構造によれば、いずれも可撓筒体の外周部に防振吊持機構を配置する構造であり、外形寸法が大きくなるという欠点がある。
【0006】
特に、特許文献1や特許文献2に開示の構造によれば、外方に張出状とされた上部および下部の支持体間に、弾性体を介して吊下げ状態で支持する構造であり、外形寸法も大幅に大きくなり、シンクの排水口よりも大きな部分を取り付ける場合には、ディスポーザを分解して取り付ける必要が生じ、現地での取り付け作業に際して多くの時間を要する欠点もあった。
【0007】
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、外形寸法のよりコンパクト化を図ったディスポーザ吊持装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための技術的手段は、シンクの排水口に取り付けられた取付け管とディスポーザ本体の投入口部とが可撓性を有する可撓筒体で連結されると共に、前記投入口部を吊持する防振吊持機構が備えられたディスポーザ吊持装置において、前記防振吊持機構が前記可撓筒体の内部に配置された点にある。
【0009】
また、前記防振吊持機構は、前記取付け管と前記投入口部との相互間における前記可撓筒体の内周面を覆う筒状の支持体を備えてなる構造としてもよい。
【0010】
さらに、前記可撓筒体は、前記取付け管および前記投入口部とに連結されるそれぞれ厚肉の上リジッド連結部および下リジッド連結部と、これら上リジッド連結部と下リジッド連結部との間の薄肉の振動吸収筒部とを備え、前記支持体は、その上端外周に外方張出状の上係合ツバ部を備えると共に、その下端外周に外方張出状の下係合ツバ部を備え、前記上リジッド連結部内周面に形成された段部に前記上係合ツバ部が挿入されると共に、前記下リジッド連結部内周面に形成された段部に前記下係合ツバ部が挿入されて、前記投入口部が吊持される構造としてもよい。
【0011】
また、前記上係合ツバ部の下面と前記上リジッド連結部との相互間もしくは前記下係合ツバ部の上面と前記下リジッド連結部との相互間のうち、少なくともいずれか一方に弾性体が介在された構造としてもよい。
【0012】
さらに、前記弾性体は、前記可撓筒体の周方向に間隔を有して配置された複数の分割弾性体からなる構造としてもよい。
【0013】
また、前記弾性体は周方向環状に形成されると共に、その弾性体の上面もしくは下面の少なくともいずれか一方に、周方向に間隔を有して複数の弾性支持突部が一体に備えられている構造としてもよい。
【0014】
さらに、前記上係合ツバ部の下面に対向する前記上リジッド連結部もしくは前記下係合ツバ部の上面に対向する前記下リジッド連結部のうち、少なくともいずれか一方に、周方向に間隔を有して複数の弾性支持突部が一体に備えられている構造としてもよい。
【0015】
また、前記上係合ツバ部の下面もしくは前記下係合ツバ部の上面のうち、少なくともいずれか一方に、球面状の支持突部が周方向に間隔を有して複数突設され、各支持突部に対向する前記弾性体の表面に、支持突部よりも大径の凹球面状の支持凹部がそれぞれ形成され、各支持突部が各支持凹部に当接支持された状態で前記吊持される構造としてもよい。
【0016】
さらに、前記上係合ツバ部の下面もしくは前記下係合ツバ部の上面のうち、少なくともいずれか一方に、球面状の支持突部が周方向に間隔を有して複数突設され、各支持突部に対向する前記段部の表面に、支持突部よりも大径の凹球面状の支持凹部がそれぞれ形成され、各支持突部が各支持凹部に当接支持された状態で前記吊持される構造としてもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施形態を図面に基づいて説明すると、図1および図2に示される如く、流し台におけるシンク1の排水口2には、取付け管3がパッキング4を介して水密状に、リングナット5により締付け固定されている。
【0018】
6は可撓材からなる可撓筒体としてのゴム連結管で、ゴム材により断面円形の筒状に形成されている。ゴム連結管6は、上部の厚肉に形成された上リジッド連結部6aと、下部の厚肉に形成された下リジッド連結部6bと、これら上リジッド連結部6aと下リジッド連結部6bとの間の外方膨出状に湾曲形成された薄肉の振動吸収筒部6cとから構成されている。
【0019】
また、上リジッド連結部6aの内周面には、取付け管3の下端部に径方向外方に張出形成された周方向環状の張出係合部3aが挿入される段部の一例としての凹溝部6dが形成されており、下リジッド連結部6bの内周面には、ディスポーザ本体7上部の投入口部7aの上端部に径方向外方に張出形成された周方向環状の張出係合部7bが挿入される段部の一例としての凹溝部6eが形成されている。
【0020】
そして、ゴム連結管6の上リジッド連結部6aが取付け管3の下端部に外嵌されて、張出係合部3aが凹溝部6dに挿入されると共に、締付けバンド8により締付け固定され、下リジッド連結部6bがディスポーザ本体7の投入口部7aに外嵌されて、張出係合部7bが凹溝部6eに挿入されると共に、締付けバンド9により締付け固定され、ここに、取付け管3とディスポーザ本体7の投入口部7aとがゴム連結管6を介して互いに連結される構造とされている。
【0021】
また、取付け管3の下端部と投入口部7aの上端部との相互間におけるゴム連結管6内に位置して、筒状の金属製支持体11が配置されている。この支持体11は取付け管3下端部の内径、もしくは投入口部7a上端部の内径と略同径の内径を有する円筒状に形成されており、支持体11の上端外周には径方向外方に張出状とされた周方向環状の上係合ツバ部11aを備えると共に、支持体11の下端外周には径方向外方に張出状とされた周方向環状の下係合ツバ部11bを備えた構造とされている。
【0022】
そして、上リジッド連結部6aの凹溝部6dに支持体11の上係合ツバ部11aが嵌入されると共に、下リジッド連結部6bの凹溝部6eに支持体11の下係合ツバ部11bが嵌入された状態で、ゴム連結管6内に支持体11が配置されている。
【0023】
また、この際、上係合ツバ部11aの下面と凹溝部6dを構成する上リジッド連結部6aとの相互間に、ゴム材等の弾性材よりなるリング状の弾性体12が着脱交換自在に介在された構造とされている。
【0024】
従って、投入口部7aは取付け管3側に、弾性体12の付勢力の下、支持体11を介して吊下げ状態で支持された構造となり、ここに、これら支持体11および弾性体12は、投入口部7a、即ちディスポーザ本体7を吊持する防振吊持機構14を構成している。
【0025】
なお、図1に示される如く、ディスポーザ本体7の取付け状態において、取付け管3の下端面と上係合ツバ部11aの上端面との相互間、および投入口部7aの上端面と下係合ツバ部11bの下端面との相互間がそれぞれ僅かの間隙を有して対向するように、各凹溝部6d、6eの上下方向の溝幅が適宜設定されている。
【0026】
また、図1において、16はゴム材等の可撓材よりなるスプラッシュガードで、着脱自在に取付け管3に装着されている。
【0027】
本実施形態は以上のように構成されており、上リジッド連結部6aと下リジッド連結部6b間にまたがって配置された支持体11により、圧縮変形された弾性体12の付勢力の下、投入口部7aを吊下げ支持する構造であるため、ディスポーザ本体7の荷重は支持体11によって支えられることとなり、ゴム連結管6のみでディスポーザ本体7の重量を支える必要がなく、ゴム連結管6の振動吸収筒部6cが引き伸ばされた状態になることを有効に防止できて、ゴム連結管6の弾性を保持でき、ゴム連結管6を通じてのディスポーザ本体7の振動のシンク1に対する伝播が有効に防止できると共に、ゴム連結管6に作用するディスポーザ本体7の負荷による劣化も有効に防止できる。
【0028】
また、投入口部7aから下リジッド連結部6bを通じて支持体11に伝播した振動は、弾性体12の弾性によって減衰された後、上リジッド連結部6aを通じて取付け管3に伝播する構成とされており、支持体11を通じての振動の伝播も有効に防止でき、ここに、ディスポーザ本体7の振動はほとんど吸収され、シンク1側への振動の伝播をより確実に防止できる。
【0029】
さらに、取付け管3の下端部と投入口部7aの上端部間におけるゴム連結管6の内周面を、いわゆる金属製の支持体11で覆った構造となっており、ディスポーザ本体7による破砕時において跳ね飛ばされた処理物からゴム連結管6を保護する利点もあり、部材の兼用化が図れる。
【0030】
また、リング状の弾性体12と円筒状の支持体11からなる簡単な構造の防振吊持機構14をゴム連結管6の内部に配置する構造であり、従来のようにゴム連結管6の外側に防振吊持機構を設けた場合と比較して、外形寸法のよりコンパクト化が図れる。
【0031】
従って、簡単な構造で、外形寸法も小さくでき、シンク1の排水口2よりもゴム連結管6部分や防振吊持機構14部分を小さくでき、現地でシンク1に取り付ける際の施工性が向上し、施工時間の短縮化が図れる。
【0032】
さらに、防振吊持機構14が支持体11と弾性体12からなる簡単な構造となり、部品点数削減が図れ、製造コスト低減が図れる。
【0033】
また、支持体11とゴム連結管6との相互間に弾性体12を介在して振動を吸収する構造であり、弾性体12の弾性力を適宜選択することにより、ディスポーザ本体7の性能に応じた振動吸収のための対応が容易にできる利点もある。
【0034】
なお、支持体11が円筒状に形成された構造を示しているが、周方向複数に分割された適宜幅を有する分割支持体により投入口部7aを吊持する構造としてもよい。
【0035】
また、上係合ツバ部11aの下面側に弾性体12を配置した構造を示しているが、下係合ツバ部11bの上面と下リジッド連結部6bとの相互間に弾性体12を配置する構造としてもよく、さらには、上係合ツバ部11aの下面側と下係合ツバ部11bの上面側との双方に弾性体12を配置する構造であってもよい。また、弾性体12はOリングやバネ等であってもよい。さらに、ゴム連結管6の材料によっては、弾性体12を介在することなく、ゴム連結管6自身に弾性体12の機能を発揮させ、振動を吸収する構造としてもよい。この場合、構造のより簡素化が図れる。
【0036】
図3および図4は第2の実施形態にかかる防振吊持機構14を示しており、前記第1の実施形態と同様構成部分は同一符号を付し、その説明を省略する。
【0037】
即ち、本実施形態によれば、前記弾性体12が、ゴム連結管6の周方向に間隔を有して配置された複数の分割弾性体12aからなる構造とされている。これら各分割弾性体12aは小形の直方体形状に形成されており、凹溝部6dにおける上係合ツバ部11a下面が対向する部分に周方向に等間隔を有して、例えば4個所に配置され、接着剤等により凹溝部6dに固着されている。そして、その他の構造は第1の実施形態と同様である。
【0038】
従って、圧縮変形された各分割弾性体12aの付勢力の下、支持体11により投入口部7aを吊下げ支持する構造となっている。そして、投入口部7aから下リジッド連結部6bを通じて支持体11に伝播した振動は、各分割弾性体12aの弾性によって減衰された後、上リジッド連結部6aを通じて取付け管3に伝播する構成とされ、前述同様、支持体11を通じての振動の伝播も有効に防止できる。
【0039】
特に、本実施形態においては、支持体11を支持する各分割弾性体12aが周方向に間隔を有して配置されているため、各分割弾性体12aは周方向に対しても容易に弾性変形自在であり、支持体11を通じて上下方向の軸心回りに作用するねじり方向の力による振動に対しても減衰効果を十分に発揮でき、より高い防振性能を発揮できる。従って、ディスポーザ本体7の振動はより確実に吸収され、シンク1側への振動の伝播をより一層確実に防止できる。
【0040】
また、各分割弾性体12aを等間隔を有して配置する構造であり、バランスよく支持体11を支持する利点もある。
【0041】
なお、本実施形態では、各分割弾性体12aが凹溝部6dに固着された構造とされているが、上係合ツバ部11a下面と凹溝部6dとの相互間に、単に介在する構造としてもよい。
【0042】
図5は第3の実施形態にかかる弾性体12を示しており、前記第1の実施形態と同様構成部分は同一符号を付し、その説明を省略する。
【0043】
即ち、本実施形態によれば、弾性体12が薄肉の周方向環状に形成されると共に、その弾性体12の上面に、周方向に等間隔を有して複数(本実施形態では4個所)の弾性支持突部12bが一体に備えられた構造とされている。そして、その他の構造は第1の実施形態と同様である。
【0044】
従って、本実施形態においては、第2の実施形態と同様、圧縮変形された各弾性支持突部12bの付勢力の下、支持体11により投入口部7aを吊下げ支持する構造となっている。そして、投入口部7aから下リジッド連結部6bを通じて支持体11に伝播した振動は、主として各弾性支持突部12bの弾性によって減衰された後、上リジッド連結部6aを通じて取付け管3に伝播する構成とされ、前述同様、支持体11を通じての振動の伝播も有効に防止できる。
【0045】
そして、本実施形態においても、支持体11を支持する各弾性支持突部12bが周方向に間隔を有して配置されているため、各弾性支持突部12bは周方向に対しても容易に弾性変形自在であり、支持体11を通じて上下方向の軸心回りに作用するねじり方向の力による振動に対しても減衰効果を十分に発揮でき、より高い防振性能を発揮でき、ディスポーザ本体7の振動はより確実に吸収され、シンク1側への振動の伝播をより一層確実に防止できる利点がある。
【0046】
また、各弾性支持突部12bを等間隔を有して配置する構造であり、バランスよく支持体11を支持する利点もある。
【0047】
なお、本実施形態では、各弾性支持突部12bが周方向環状の弾性体12の上面に備えられた構造とされているが、下面に各弾性支持突部12bが備えられた構造であってもよく、さらには上下両面に各弾性支持突部12bが備えられた構造であってもよい。
【0048】
図6は第4の実施形態にかかるゴム連結管6を示しており、前記第2の実施形態と同様構成部分は同一符号を付し、その説明を省略する。
【0049】
即ち、第2の実施形態においては、凹溝部6dに各分割弾性体12aを周方向に等間隔を有して配置した構造とされているが、本実施形態においては、各分割弾性体12aに対応する複数の弾性支持突部6fがゴム連結管6の凹溝部6dに周方向に間隔を有して一体に備えられた構造とされている。そして、本実施形態においても周方向に等間隔を有した4個所位置に各弾性支持突部6fがそれぞれ備えられた構造とされ、その他の構造は第2の実施形態と同様とされている。
【0050】
従って、本実施形態においても第2の実施形態と同様、圧縮変形された各弾性支持突部6fの付勢力の下、支持体11により投入口部7aを吊下げ支持する構造となる。そして、投入口部7aから下リジッド連結部6bを通じて支持体11に伝播した振動は、主として各弾性支持突部6fの弾性によって減衰された後、上リジッド連結部6aを通じて取付け管3に伝播する構成とされ、前述同様、支持体11を通じての振動の伝播も有効に防止できる。
【0051】
そしてまた、本実施形態においても、支持体11を支持する各弾性支持突部6fが周方向に間隔を有して配置されているため、各弾性支持突部6fは周方向に対しても容易に弾性変形自在であり、支持体11を通じて作用するねじり方向の力による振動に対しても減衰効果を十分に発揮でき、より高い防振性能を発揮でき、ディスポーザ本体7の振動はより確実に吸収され、シンク1側への振動の伝播をより一層確実に防止できる利点がある。
【0052】
また、各弾性支持突部6fを等間隔を有して配置する構造であり、バランスよく支持体11を支持する利点もある。
【0053】
さらに、各弾性支持突部6fがゴム連結管6に一体に備えられた構造であり、部品点数の削減が図れ、取り付ける際の施工性の向上も図れる。
【0054】
図7は第5の実施形態にかかる要部断面図を示しており、前記第1の実施形態と同様構成部分は同一符号を付し、その説明を省略する。
【0055】
即ち、本実施形態によれば、支持体11における上係合ツバ部11aの下面に、球面状の支持突部11cがプレス成形等によりその周方向に等間隔を有して複数(例えば4個所)突設された構造とされている。また、各支持突部11cに対向する弾性体12の表面には、支持突部11cよりも大径の凹球面状の支持凹部12cがそれぞれ形成されている。
【0056】
そして、図7に示されるように、各支持突部11cが各支持凹部12cに当接支持された状態で、ディスポーザ本体7が吊持される構造とされている。この際、各支持凹部12c以外の弾性体12上面と上係合ツバ部11a下面とは僅かの間隙を有するように構成されている。また、その他の構造は第1の実施形態と同様である。
【0057】
従って、本実施形態によれば、各支持凹部12c部分における圧縮変形された弾性体12の付勢力の下、支持体11により投入口部7aを吊下げ支持する構造となり、投入口部7aから下リジッド連結部6bを通じて支持体11に伝播した振動は、各支持突部11cが支持される各支持凹部12c部分の弾性によって減衰された後、上リジッド連結部6aを通じて取付け管3に伝播する構成とされ、前述同様、支持体11を通じての振動の伝播も有効に防止できる。
【0058】
そして、本実施形態においては、支持体11における球面状の各支持突部11cが、弾性体12における周方向に間隔を有して配置されたより大径の凹球面状の各支持凹部12cで支持されているため、各支持突部11cは各支持凹部12cによる弾性支持の下、周方向に対しても容易に相対移動が可能であり、ここに、支持体11を通じて作用するねじり方向の力による振動に対しても減衰効果を十分に発揮でき、より高い防振性能を発揮でき、ディスポーザ本体7の振動はより確実に吸収され、シンク1側への振動の伝播をより一層確実に防止できる利点がある。
【0059】
また、各支持突部11cを等間隔を有して配置する構造とすることによって、バランスよく支持体11が支持される利点もある。
【0060】
なお、前記第2の実施形態ないし第5の実施形態において、分割弾性体12a、弾性支持突部12b、弾性支持突部6f、支持突部11cが周方向に等間隔を有して配置された構造を示しているが、等間隔に限られず、さらにはその数も4個所に限られず、ディスポーザ本体7の性能に応じて適宜決定すればよい。
【0061】
また、前記第2の実施形態ないし第5の実施形態において、上係合ツバ部11aの下面側に、分割弾性体12a、弾性支持突部12b、弾性支持突部6f、支持突部11cを配置した構造を示しているが、下係合ツバ部11bの上面と下リジッド連結部6bとの相互間にそれらが配置される構造であってもよく、さらには、上係合ツバ部11aの下面側と下係合ツバ部11bの上面側との双方にそれらを配置する構造としてもよい。
【0062】
さらに、前記第5の実施形態においては、各支持突部11cに対応して弾性体12に各支持凹部12cを形成した構造を示しているが、弾性体12を介在しない場合には、上係合ツバ部11aが挿入される凹溝部6dの各支持突部11cに対向する表面に、支持突部11cよりも大径の凹球面状の支持凹部を形成し、各支持突部11cが各支持凹部に当接支持された状態で、ディスポーザ本体7が吊持される構造としてもよい。この場合においても、各支持凹部12c以外の凹溝部6d上面と上係合ツバ部11a下面とは僅かの間隙を有するように構成することが、前記ねじり方向の力による振動の減衰効果の観点から好ましい。
【0063】
この際、上係合ツバ部11aに各支持突部11cを設け、凹溝部6dに各支持凹部を設ける場合に限らず、下係合ツバ部11bの上面に各支持突部11cを設け、凹溝部6eに対応する各支持凹部を設ける構造としてもよく、さらには、上係合ツバ部11aの下面側と下係合ツバ部11bの上面側との双方にそれぞれ設ける構造であってもよい。
【0064】
また、上記各実施形態において、支持体11の上係合ツバ部11aや下係合ツバ部11bは、周方向環状に形成された構造として説明しているが、周方向に離隔して間欠的に張出形成された構造であってもよい。
【0065】
さらに、支持体11が金属からなる構造を示しているが、その他の材料で形成する構造であってもよく、防振吊持機構14の構造も上記各実施形態に示された構造に何ら限定されない。
【0066】
【発明の効果】
以上のように、本発明のディスポーザ吊持装置によれば、防振吊持機構が可撓筒体の内部に配置された構造であり、従来のように可撓筒体の外側に防振吊持機構を設けた場合と比較して、外形寸法のよりコンパクト化が図れる。
【0067】
また、防振吊持機構は、取付け管と投入口部との相互間における可撓筒体の内周面を覆う筒状の支持体を備えてなる構造とすれば、支持体によって、可撓筒体内周面に対する処理物の衝突が有効に防止できる。
【0068】
さらに、可撓筒体は、取付け管および投入口部とに連結されるそれぞれ厚肉の上リジッド連結部および下リジッド連結部と、これら上リジッド連結部と下リジッド連結部との間の薄肉の振動吸収筒部とを備え、支持体は、その上端外周に外方張出状の上係合ツバ部を備えると共に、その下端外周に外方張出状の下係合ツバ部を備え、上リジッド連結部内周面に形成された段部に上係合ツバ部が挿入されると共に、下リジッド連結部内周面に形成された段部に下係合ツバ部が挿入されて、投入口部が吊持される構造とすれば、支持体を可撓筒体の保護と投入口部を吊持する機能とを兼用した構造となり、構造の簡素化が図れる。
【0069】
また、上係合ツバ部の下面と上リジッド連結部との相互間もしくは下係合ツバ部の上面と下リジッド連結部との相互間のうち、少なくともいずれか一方に弾性体が介在された構造とすれば、弾性体の弾性によりディスポーザ側からの振動を有効に吸収できる利点がある。
【0070】
さらに、弾性体は、可撓筒体の周方向に間隔を有して配置された複数の分割弾性体からなる構造とすれば、ねじり方向の力による振動に対しても減衰効果を十分に発揮でき、より高い防振性能を発揮でき、シンク側への振動の伝播をより確実に防止できる利点がある。
【0071】
また、弾性体は周方向環状に形成されると共に、その弾性体の上面もしくは下面の少なくともいずれか一方に、周方向に間隔を有して複数の弾性支持突部が一体に備えられている構造としても同様に、ねじり方向の力による振動に対しても減衰効果を十分に発揮でき、より高い防振性能を発揮できる利点がある。
【0072】
さらに、上係合ツバ部の下面に対向する上リジッド連結部もしくは下係合ツバ部の上面に対向する下リジッド連結部のうち、少なくともいずれか一方に、周方向に間隔を有して複数の弾性支持突部が一体に備えられている構造としても同様に、ねじり方向の力による振動に対しても減衰効果を十分に発揮でき、より高い防振性能を発揮できると共に、部品点数の削減が図れ、施工性の向上が図れる利点がある。
【0073】
また、上係合ツバ部の下面もしくは下係合ツバ部の上面のうち、少なくともいずれか一方に、球面状の支持突部が周方向に間隔を有して複数突設され、各支持突部に対向する弾性体の表面に、支持突部よりも大径の凹球面状の支持凹部がそれぞれ形成され、各支持突部が各支持凹部に当接支持された状態で吊持される構造としても同様に、ねじり方向の力による振動に対しても減衰効果を十分に発揮でき、より高い防振性能を発揮できる利点がある。
【0074】
さらに、上係合ツバ部の下面もしくは下係合ツバ部の上面のうち、少なくともいずれか一方に、球面状の支持突部が周方向に間隔を有して複数突設され、各支持突部に対向する段部の表面に、支持突部よりも大径の凹球面状の支持凹部がそれぞれ形成され、各支持突部が各支持凹部に当接支持された状態で吊持される構造としても同様に、ねじり方向の力による振動に対しても減衰効果を十分に発揮でき、より高い防振性能を発揮できると共に、部品点数の削減が図れ、施工性の向上が図れる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかるディスポーザ吊持状態の一部断面図である。
【図2】同要部分解図である。
【図3】第2の実施形態にかかる防振吊持機構の断面図である。
【図4】同ゴム連結管の斜視図である。
【図5】第3の実施形態にかかる弾性体の断面図である。
【図6】第4の実施形態にかかるゴム連結管の断面図である。
【図7】第5の実施形態にかかる要部断面図である。
【符号の説明】
1 シンク
2 排水口
3 取付け管
3a 張出係合部
6 ゴム連結管
6a 上リジッド連結部
6b 下リジッド連結部
6c 振動吸収筒部
6d 凹溝部(段部)
6e 凹溝部(段部)
6f 弾性支持突部
7 ディスポーザ本体
7a 投入口部
7b 張出係合部
11 支持体
11a 上係合ツバ部
11b 下係合ツバ部
11c 支持突部
12 弾性体
12a 分割弾性体
12b 弾性支持突部
12c 支持凹部
14 防振吊持機構
【発明の属する技術分野】
本発明は、厨房の生ゴミ等を破砕して排出するディスポーザを防振吊持するためのディスポーザ吊持装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のディスポーザの吊持構造として、一般に、シンクの排水口に取り付けられた取付け管と、ディスポーザ本体上部の投入口部とをゴム連結管等の可撓筒体で連結する構造が採用されている。
【0003】
また、可撓筒体に対するディスポーザ重量による負荷軽減および排水口に伝わる振動の低減を図るべく、可撓筒体の取付け管および投入口部にそれぞれ連結された部分に、第1ツバ状支持体および第2ツバ状支持体を設け、第1ツバ状支持体に設けられた第1弾性支持部材と第2ツバ状支持体に設けられた第2弾性支持部材との相互間に介在された弾性体の付勢力の下、投入口部、即ちディスポーザを吊下げ状態で支持する構造の防振吊持機構や(例えば、特許文献1参照。)、取付け管を囲んで可撓筒体とシンクとの間に取り付けられた上部支持体と、可撓筒体の下面側に当接された円環状の下部支持体とを、可撓筒体における径方向外方の周方向複数位置で、支持棒と該支持棒に套嵌されたコイルバネ等からなる圧縮バネ体とを備えた吊下げ支持機構により互いに連結して、圧縮バネ体の付勢力の下、ディスポーザを吊下げ状態で支持する構造の防振吊持機構や(例えば、特許文献2参照。)、可撓筒体を取付け管および投入口部にそれぞれ取り付け固定する締付けバンド間にわたって吊持部材を配置し、吊持部材によりディスポーザを吊下げ状態で支持する構造の防振吊持機構がある(例えば、特許文献3参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−248367号公報
【特許文献2】
特開2002−186874号公報
【特許文献3】
特開2001−205130号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1ないし特許文献3に開示の構造によれば、いずれも可撓筒体の外周部に防振吊持機構を配置する構造であり、外形寸法が大きくなるという欠点がある。
【0006】
特に、特許文献1や特許文献2に開示の構造によれば、外方に張出状とされた上部および下部の支持体間に、弾性体を介して吊下げ状態で支持する構造であり、外形寸法も大幅に大きくなり、シンクの排水口よりも大きな部分を取り付ける場合には、ディスポーザを分解して取り付ける必要が生じ、現地での取り付け作業に際して多くの時間を要する欠点もあった。
【0007】
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、外形寸法のよりコンパクト化を図ったディスポーザ吊持装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための技術的手段は、シンクの排水口に取り付けられた取付け管とディスポーザ本体の投入口部とが可撓性を有する可撓筒体で連結されると共に、前記投入口部を吊持する防振吊持機構が備えられたディスポーザ吊持装置において、前記防振吊持機構が前記可撓筒体の内部に配置された点にある。
【0009】
また、前記防振吊持機構は、前記取付け管と前記投入口部との相互間における前記可撓筒体の内周面を覆う筒状の支持体を備えてなる構造としてもよい。
【0010】
さらに、前記可撓筒体は、前記取付け管および前記投入口部とに連結されるそれぞれ厚肉の上リジッド連結部および下リジッド連結部と、これら上リジッド連結部と下リジッド連結部との間の薄肉の振動吸収筒部とを備え、前記支持体は、その上端外周に外方張出状の上係合ツバ部を備えると共に、その下端外周に外方張出状の下係合ツバ部を備え、前記上リジッド連結部内周面に形成された段部に前記上係合ツバ部が挿入されると共に、前記下リジッド連結部内周面に形成された段部に前記下係合ツバ部が挿入されて、前記投入口部が吊持される構造としてもよい。
【0011】
また、前記上係合ツバ部の下面と前記上リジッド連結部との相互間もしくは前記下係合ツバ部の上面と前記下リジッド連結部との相互間のうち、少なくともいずれか一方に弾性体が介在された構造としてもよい。
【0012】
さらに、前記弾性体は、前記可撓筒体の周方向に間隔を有して配置された複数の分割弾性体からなる構造としてもよい。
【0013】
また、前記弾性体は周方向環状に形成されると共に、その弾性体の上面もしくは下面の少なくともいずれか一方に、周方向に間隔を有して複数の弾性支持突部が一体に備えられている構造としてもよい。
【0014】
さらに、前記上係合ツバ部の下面に対向する前記上リジッド連結部もしくは前記下係合ツバ部の上面に対向する前記下リジッド連結部のうち、少なくともいずれか一方に、周方向に間隔を有して複数の弾性支持突部が一体に備えられている構造としてもよい。
【0015】
また、前記上係合ツバ部の下面もしくは前記下係合ツバ部の上面のうち、少なくともいずれか一方に、球面状の支持突部が周方向に間隔を有して複数突設され、各支持突部に対向する前記弾性体の表面に、支持突部よりも大径の凹球面状の支持凹部がそれぞれ形成され、各支持突部が各支持凹部に当接支持された状態で前記吊持される構造としてもよい。
【0016】
さらに、前記上係合ツバ部の下面もしくは前記下係合ツバ部の上面のうち、少なくともいずれか一方に、球面状の支持突部が周方向に間隔を有して複数突設され、各支持突部に対向する前記段部の表面に、支持突部よりも大径の凹球面状の支持凹部がそれぞれ形成され、各支持突部が各支持凹部に当接支持された状態で前記吊持される構造としてもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施形態を図面に基づいて説明すると、図1および図2に示される如く、流し台におけるシンク1の排水口2には、取付け管3がパッキング4を介して水密状に、リングナット5により締付け固定されている。
【0018】
6は可撓材からなる可撓筒体としてのゴム連結管で、ゴム材により断面円形の筒状に形成されている。ゴム連結管6は、上部の厚肉に形成された上リジッド連結部6aと、下部の厚肉に形成された下リジッド連結部6bと、これら上リジッド連結部6aと下リジッド連結部6bとの間の外方膨出状に湾曲形成された薄肉の振動吸収筒部6cとから構成されている。
【0019】
また、上リジッド連結部6aの内周面には、取付け管3の下端部に径方向外方に張出形成された周方向環状の張出係合部3aが挿入される段部の一例としての凹溝部6dが形成されており、下リジッド連結部6bの内周面には、ディスポーザ本体7上部の投入口部7aの上端部に径方向外方に張出形成された周方向環状の張出係合部7bが挿入される段部の一例としての凹溝部6eが形成されている。
【0020】
そして、ゴム連結管6の上リジッド連結部6aが取付け管3の下端部に外嵌されて、張出係合部3aが凹溝部6dに挿入されると共に、締付けバンド8により締付け固定され、下リジッド連結部6bがディスポーザ本体7の投入口部7aに外嵌されて、張出係合部7bが凹溝部6eに挿入されると共に、締付けバンド9により締付け固定され、ここに、取付け管3とディスポーザ本体7の投入口部7aとがゴム連結管6を介して互いに連結される構造とされている。
【0021】
また、取付け管3の下端部と投入口部7aの上端部との相互間におけるゴム連結管6内に位置して、筒状の金属製支持体11が配置されている。この支持体11は取付け管3下端部の内径、もしくは投入口部7a上端部の内径と略同径の内径を有する円筒状に形成されており、支持体11の上端外周には径方向外方に張出状とされた周方向環状の上係合ツバ部11aを備えると共に、支持体11の下端外周には径方向外方に張出状とされた周方向環状の下係合ツバ部11bを備えた構造とされている。
【0022】
そして、上リジッド連結部6aの凹溝部6dに支持体11の上係合ツバ部11aが嵌入されると共に、下リジッド連結部6bの凹溝部6eに支持体11の下係合ツバ部11bが嵌入された状態で、ゴム連結管6内に支持体11が配置されている。
【0023】
また、この際、上係合ツバ部11aの下面と凹溝部6dを構成する上リジッド連結部6aとの相互間に、ゴム材等の弾性材よりなるリング状の弾性体12が着脱交換自在に介在された構造とされている。
【0024】
従って、投入口部7aは取付け管3側に、弾性体12の付勢力の下、支持体11を介して吊下げ状態で支持された構造となり、ここに、これら支持体11および弾性体12は、投入口部7a、即ちディスポーザ本体7を吊持する防振吊持機構14を構成している。
【0025】
なお、図1に示される如く、ディスポーザ本体7の取付け状態において、取付け管3の下端面と上係合ツバ部11aの上端面との相互間、および投入口部7aの上端面と下係合ツバ部11bの下端面との相互間がそれぞれ僅かの間隙を有して対向するように、各凹溝部6d、6eの上下方向の溝幅が適宜設定されている。
【0026】
また、図1において、16はゴム材等の可撓材よりなるスプラッシュガードで、着脱自在に取付け管3に装着されている。
【0027】
本実施形態は以上のように構成されており、上リジッド連結部6aと下リジッド連結部6b間にまたがって配置された支持体11により、圧縮変形された弾性体12の付勢力の下、投入口部7aを吊下げ支持する構造であるため、ディスポーザ本体7の荷重は支持体11によって支えられることとなり、ゴム連結管6のみでディスポーザ本体7の重量を支える必要がなく、ゴム連結管6の振動吸収筒部6cが引き伸ばされた状態になることを有効に防止できて、ゴム連結管6の弾性を保持でき、ゴム連結管6を通じてのディスポーザ本体7の振動のシンク1に対する伝播が有効に防止できると共に、ゴム連結管6に作用するディスポーザ本体7の負荷による劣化も有効に防止できる。
【0028】
また、投入口部7aから下リジッド連結部6bを通じて支持体11に伝播した振動は、弾性体12の弾性によって減衰された後、上リジッド連結部6aを通じて取付け管3に伝播する構成とされており、支持体11を通じての振動の伝播も有効に防止でき、ここに、ディスポーザ本体7の振動はほとんど吸収され、シンク1側への振動の伝播をより確実に防止できる。
【0029】
さらに、取付け管3の下端部と投入口部7aの上端部間におけるゴム連結管6の内周面を、いわゆる金属製の支持体11で覆った構造となっており、ディスポーザ本体7による破砕時において跳ね飛ばされた処理物からゴム連結管6を保護する利点もあり、部材の兼用化が図れる。
【0030】
また、リング状の弾性体12と円筒状の支持体11からなる簡単な構造の防振吊持機構14をゴム連結管6の内部に配置する構造であり、従来のようにゴム連結管6の外側に防振吊持機構を設けた場合と比較して、外形寸法のよりコンパクト化が図れる。
【0031】
従って、簡単な構造で、外形寸法も小さくでき、シンク1の排水口2よりもゴム連結管6部分や防振吊持機構14部分を小さくでき、現地でシンク1に取り付ける際の施工性が向上し、施工時間の短縮化が図れる。
【0032】
さらに、防振吊持機構14が支持体11と弾性体12からなる簡単な構造となり、部品点数削減が図れ、製造コスト低減が図れる。
【0033】
また、支持体11とゴム連結管6との相互間に弾性体12を介在して振動を吸収する構造であり、弾性体12の弾性力を適宜選択することにより、ディスポーザ本体7の性能に応じた振動吸収のための対応が容易にできる利点もある。
【0034】
なお、支持体11が円筒状に形成された構造を示しているが、周方向複数に分割された適宜幅を有する分割支持体により投入口部7aを吊持する構造としてもよい。
【0035】
また、上係合ツバ部11aの下面側に弾性体12を配置した構造を示しているが、下係合ツバ部11bの上面と下リジッド連結部6bとの相互間に弾性体12を配置する構造としてもよく、さらには、上係合ツバ部11aの下面側と下係合ツバ部11bの上面側との双方に弾性体12を配置する構造であってもよい。また、弾性体12はOリングやバネ等であってもよい。さらに、ゴム連結管6の材料によっては、弾性体12を介在することなく、ゴム連結管6自身に弾性体12の機能を発揮させ、振動を吸収する構造としてもよい。この場合、構造のより簡素化が図れる。
【0036】
図3および図4は第2の実施形態にかかる防振吊持機構14を示しており、前記第1の実施形態と同様構成部分は同一符号を付し、その説明を省略する。
【0037】
即ち、本実施形態によれば、前記弾性体12が、ゴム連結管6の周方向に間隔を有して配置された複数の分割弾性体12aからなる構造とされている。これら各分割弾性体12aは小形の直方体形状に形成されており、凹溝部6dにおける上係合ツバ部11a下面が対向する部分に周方向に等間隔を有して、例えば4個所に配置され、接着剤等により凹溝部6dに固着されている。そして、その他の構造は第1の実施形態と同様である。
【0038】
従って、圧縮変形された各分割弾性体12aの付勢力の下、支持体11により投入口部7aを吊下げ支持する構造となっている。そして、投入口部7aから下リジッド連結部6bを通じて支持体11に伝播した振動は、各分割弾性体12aの弾性によって減衰された後、上リジッド連結部6aを通じて取付け管3に伝播する構成とされ、前述同様、支持体11を通じての振動の伝播も有効に防止できる。
【0039】
特に、本実施形態においては、支持体11を支持する各分割弾性体12aが周方向に間隔を有して配置されているため、各分割弾性体12aは周方向に対しても容易に弾性変形自在であり、支持体11を通じて上下方向の軸心回りに作用するねじり方向の力による振動に対しても減衰効果を十分に発揮でき、より高い防振性能を発揮できる。従って、ディスポーザ本体7の振動はより確実に吸収され、シンク1側への振動の伝播をより一層確実に防止できる。
【0040】
また、各分割弾性体12aを等間隔を有して配置する構造であり、バランスよく支持体11を支持する利点もある。
【0041】
なお、本実施形態では、各分割弾性体12aが凹溝部6dに固着された構造とされているが、上係合ツバ部11a下面と凹溝部6dとの相互間に、単に介在する構造としてもよい。
【0042】
図5は第3の実施形態にかかる弾性体12を示しており、前記第1の実施形態と同様構成部分は同一符号を付し、その説明を省略する。
【0043】
即ち、本実施形態によれば、弾性体12が薄肉の周方向環状に形成されると共に、その弾性体12の上面に、周方向に等間隔を有して複数(本実施形態では4個所)の弾性支持突部12bが一体に備えられた構造とされている。そして、その他の構造は第1の実施形態と同様である。
【0044】
従って、本実施形態においては、第2の実施形態と同様、圧縮変形された各弾性支持突部12bの付勢力の下、支持体11により投入口部7aを吊下げ支持する構造となっている。そして、投入口部7aから下リジッド連結部6bを通じて支持体11に伝播した振動は、主として各弾性支持突部12bの弾性によって減衰された後、上リジッド連結部6aを通じて取付け管3に伝播する構成とされ、前述同様、支持体11を通じての振動の伝播も有効に防止できる。
【0045】
そして、本実施形態においても、支持体11を支持する各弾性支持突部12bが周方向に間隔を有して配置されているため、各弾性支持突部12bは周方向に対しても容易に弾性変形自在であり、支持体11を通じて上下方向の軸心回りに作用するねじり方向の力による振動に対しても減衰効果を十分に発揮でき、より高い防振性能を発揮でき、ディスポーザ本体7の振動はより確実に吸収され、シンク1側への振動の伝播をより一層確実に防止できる利点がある。
【0046】
また、各弾性支持突部12bを等間隔を有して配置する構造であり、バランスよく支持体11を支持する利点もある。
【0047】
なお、本実施形態では、各弾性支持突部12bが周方向環状の弾性体12の上面に備えられた構造とされているが、下面に各弾性支持突部12bが備えられた構造であってもよく、さらには上下両面に各弾性支持突部12bが備えられた構造であってもよい。
【0048】
図6は第4の実施形態にかかるゴム連結管6を示しており、前記第2の実施形態と同様構成部分は同一符号を付し、その説明を省略する。
【0049】
即ち、第2の実施形態においては、凹溝部6dに各分割弾性体12aを周方向に等間隔を有して配置した構造とされているが、本実施形態においては、各分割弾性体12aに対応する複数の弾性支持突部6fがゴム連結管6の凹溝部6dに周方向に間隔を有して一体に備えられた構造とされている。そして、本実施形態においても周方向に等間隔を有した4個所位置に各弾性支持突部6fがそれぞれ備えられた構造とされ、その他の構造は第2の実施形態と同様とされている。
【0050】
従って、本実施形態においても第2の実施形態と同様、圧縮変形された各弾性支持突部6fの付勢力の下、支持体11により投入口部7aを吊下げ支持する構造となる。そして、投入口部7aから下リジッド連結部6bを通じて支持体11に伝播した振動は、主として各弾性支持突部6fの弾性によって減衰された後、上リジッド連結部6aを通じて取付け管3に伝播する構成とされ、前述同様、支持体11を通じての振動の伝播も有効に防止できる。
【0051】
そしてまた、本実施形態においても、支持体11を支持する各弾性支持突部6fが周方向に間隔を有して配置されているため、各弾性支持突部6fは周方向に対しても容易に弾性変形自在であり、支持体11を通じて作用するねじり方向の力による振動に対しても減衰効果を十分に発揮でき、より高い防振性能を発揮でき、ディスポーザ本体7の振動はより確実に吸収され、シンク1側への振動の伝播をより一層確実に防止できる利点がある。
【0052】
また、各弾性支持突部6fを等間隔を有して配置する構造であり、バランスよく支持体11を支持する利点もある。
【0053】
さらに、各弾性支持突部6fがゴム連結管6に一体に備えられた構造であり、部品点数の削減が図れ、取り付ける際の施工性の向上も図れる。
【0054】
図7は第5の実施形態にかかる要部断面図を示しており、前記第1の実施形態と同様構成部分は同一符号を付し、その説明を省略する。
【0055】
即ち、本実施形態によれば、支持体11における上係合ツバ部11aの下面に、球面状の支持突部11cがプレス成形等によりその周方向に等間隔を有して複数(例えば4個所)突設された構造とされている。また、各支持突部11cに対向する弾性体12の表面には、支持突部11cよりも大径の凹球面状の支持凹部12cがそれぞれ形成されている。
【0056】
そして、図7に示されるように、各支持突部11cが各支持凹部12cに当接支持された状態で、ディスポーザ本体7が吊持される構造とされている。この際、各支持凹部12c以外の弾性体12上面と上係合ツバ部11a下面とは僅かの間隙を有するように構成されている。また、その他の構造は第1の実施形態と同様である。
【0057】
従って、本実施形態によれば、各支持凹部12c部分における圧縮変形された弾性体12の付勢力の下、支持体11により投入口部7aを吊下げ支持する構造となり、投入口部7aから下リジッド連結部6bを通じて支持体11に伝播した振動は、各支持突部11cが支持される各支持凹部12c部分の弾性によって減衰された後、上リジッド連結部6aを通じて取付け管3に伝播する構成とされ、前述同様、支持体11を通じての振動の伝播も有効に防止できる。
【0058】
そして、本実施形態においては、支持体11における球面状の各支持突部11cが、弾性体12における周方向に間隔を有して配置されたより大径の凹球面状の各支持凹部12cで支持されているため、各支持突部11cは各支持凹部12cによる弾性支持の下、周方向に対しても容易に相対移動が可能であり、ここに、支持体11を通じて作用するねじり方向の力による振動に対しても減衰効果を十分に発揮でき、より高い防振性能を発揮でき、ディスポーザ本体7の振動はより確実に吸収され、シンク1側への振動の伝播をより一層確実に防止できる利点がある。
【0059】
また、各支持突部11cを等間隔を有して配置する構造とすることによって、バランスよく支持体11が支持される利点もある。
【0060】
なお、前記第2の実施形態ないし第5の実施形態において、分割弾性体12a、弾性支持突部12b、弾性支持突部6f、支持突部11cが周方向に等間隔を有して配置された構造を示しているが、等間隔に限られず、さらにはその数も4個所に限られず、ディスポーザ本体7の性能に応じて適宜決定すればよい。
【0061】
また、前記第2の実施形態ないし第5の実施形態において、上係合ツバ部11aの下面側に、分割弾性体12a、弾性支持突部12b、弾性支持突部6f、支持突部11cを配置した構造を示しているが、下係合ツバ部11bの上面と下リジッド連結部6bとの相互間にそれらが配置される構造であってもよく、さらには、上係合ツバ部11aの下面側と下係合ツバ部11bの上面側との双方にそれらを配置する構造としてもよい。
【0062】
さらに、前記第5の実施形態においては、各支持突部11cに対応して弾性体12に各支持凹部12cを形成した構造を示しているが、弾性体12を介在しない場合には、上係合ツバ部11aが挿入される凹溝部6dの各支持突部11cに対向する表面に、支持突部11cよりも大径の凹球面状の支持凹部を形成し、各支持突部11cが各支持凹部に当接支持された状態で、ディスポーザ本体7が吊持される構造としてもよい。この場合においても、各支持凹部12c以外の凹溝部6d上面と上係合ツバ部11a下面とは僅かの間隙を有するように構成することが、前記ねじり方向の力による振動の減衰効果の観点から好ましい。
【0063】
この際、上係合ツバ部11aに各支持突部11cを設け、凹溝部6dに各支持凹部を設ける場合に限らず、下係合ツバ部11bの上面に各支持突部11cを設け、凹溝部6eに対応する各支持凹部を設ける構造としてもよく、さらには、上係合ツバ部11aの下面側と下係合ツバ部11bの上面側との双方にそれぞれ設ける構造であってもよい。
【0064】
また、上記各実施形態において、支持体11の上係合ツバ部11aや下係合ツバ部11bは、周方向環状に形成された構造として説明しているが、周方向に離隔して間欠的に張出形成された構造であってもよい。
【0065】
さらに、支持体11が金属からなる構造を示しているが、その他の材料で形成する構造であってもよく、防振吊持機構14の構造も上記各実施形態に示された構造に何ら限定されない。
【0066】
【発明の効果】
以上のように、本発明のディスポーザ吊持装置によれば、防振吊持機構が可撓筒体の内部に配置された構造であり、従来のように可撓筒体の外側に防振吊持機構を設けた場合と比較して、外形寸法のよりコンパクト化が図れる。
【0067】
また、防振吊持機構は、取付け管と投入口部との相互間における可撓筒体の内周面を覆う筒状の支持体を備えてなる構造とすれば、支持体によって、可撓筒体内周面に対する処理物の衝突が有効に防止できる。
【0068】
さらに、可撓筒体は、取付け管および投入口部とに連結されるそれぞれ厚肉の上リジッド連結部および下リジッド連結部と、これら上リジッド連結部と下リジッド連結部との間の薄肉の振動吸収筒部とを備え、支持体は、その上端外周に外方張出状の上係合ツバ部を備えると共に、その下端外周に外方張出状の下係合ツバ部を備え、上リジッド連結部内周面に形成された段部に上係合ツバ部が挿入されると共に、下リジッド連結部内周面に形成された段部に下係合ツバ部が挿入されて、投入口部が吊持される構造とすれば、支持体を可撓筒体の保護と投入口部を吊持する機能とを兼用した構造となり、構造の簡素化が図れる。
【0069】
また、上係合ツバ部の下面と上リジッド連結部との相互間もしくは下係合ツバ部の上面と下リジッド連結部との相互間のうち、少なくともいずれか一方に弾性体が介在された構造とすれば、弾性体の弾性によりディスポーザ側からの振動を有効に吸収できる利点がある。
【0070】
さらに、弾性体は、可撓筒体の周方向に間隔を有して配置された複数の分割弾性体からなる構造とすれば、ねじり方向の力による振動に対しても減衰効果を十分に発揮でき、より高い防振性能を発揮でき、シンク側への振動の伝播をより確実に防止できる利点がある。
【0071】
また、弾性体は周方向環状に形成されると共に、その弾性体の上面もしくは下面の少なくともいずれか一方に、周方向に間隔を有して複数の弾性支持突部が一体に備えられている構造としても同様に、ねじり方向の力による振動に対しても減衰効果を十分に発揮でき、より高い防振性能を発揮できる利点がある。
【0072】
さらに、上係合ツバ部の下面に対向する上リジッド連結部もしくは下係合ツバ部の上面に対向する下リジッド連結部のうち、少なくともいずれか一方に、周方向に間隔を有して複数の弾性支持突部が一体に備えられている構造としても同様に、ねじり方向の力による振動に対しても減衰効果を十分に発揮でき、より高い防振性能を発揮できると共に、部品点数の削減が図れ、施工性の向上が図れる利点がある。
【0073】
また、上係合ツバ部の下面もしくは下係合ツバ部の上面のうち、少なくともいずれか一方に、球面状の支持突部が周方向に間隔を有して複数突設され、各支持突部に対向する弾性体の表面に、支持突部よりも大径の凹球面状の支持凹部がそれぞれ形成され、各支持突部が各支持凹部に当接支持された状態で吊持される構造としても同様に、ねじり方向の力による振動に対しても減衰効果を十分に発揮でき、より高い防振性能を発揮できる利点がある。
【0074】
さらに、上係合ツバ部の下面もしくは下係合ツバ部の上面のうち、少なくともいずれか一方に、球面状の支持突部が周方向に間隔を有して複数突設され、各支持突部に対向する段部の表面に、支持突部よりも大径の凹球面状の支持凹部がそれぞれ形成され、各支持突部が各支持凹部に当接支持された状態で吊持される構造としても同様に、ねじり方向の力による振動に対しても減衰効果を十分に発揮でき、より高い防振性能を発揮できると共に、部品点数の削減が図れ、施工性の向上が図れる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかるディスポーザ吊持状態の一部断面図である。
【図2】同要部分解図である。
【図3】第2の実施形態にかかる防振吊持機構の断面図である。
【図4】同ゴム連結管の斜視図である。
【図5】第3の実施形態にかかる弾性体の断面図である。
【図6】第4の実施形態にかかるゴム連結管の断面図である。
【図7】第5の実施形態にかかる要部断面図である。
【符号の説明】
1 シンク
2 排水口
3 取付け管
3a 張出係合部
6 ゴム連結管
6a 上リジッド連結部
6b 下リジッド連結部
6c 振動吸収筒部
6d 凹溝部(段部)
6e 凹溝部(段部)
6f 弾性支持突部
7 ディスポーザ本体
7a 投入口部
7b 張出係合部
11 支持体
11a 上係合ツバ部
11b 下係合ツバ部
11c 支持突部
12 弾性体
12a 分割弾性体
12b 弾性支持突部
12c 支持凹部
14 防振吊持機構
Claims (9)
- シンクの排水口に取り付けられた取付け管とディスポーザ本体の投入口部とが可撓性を有する可撓筒体で連結されると共に、前記投入口部を吊持する防振吊持機構が備えられたディスポーザ吊持装置において、
前記防振吊持機構が前記可撓筒体の内部に配置されたことを特徴とするディスポーザ吊持装置。 - 前記防振吊持機構は、前記取付け管と前記投入口部との相互間における前記可撓筒体の内周面を覆う筒状の支持体を備えてなることを特徴とする請求項1に記載のディスポーザ吊持装置。
- 前記可撓筒体は、前記取付け管および前記投入口部とに連結されるそれぞれ厚肉の上リジッド連結部および下リジッド連結部と、これら上リジッド連結部と下リジッド連結部との間の薄肉の振動吸収筒部とを備え、
前記支持体は、その上端外周に外方張出状の上係合ツバ部を備えると共に、その下端外周に外方張出状の下係合ツバ部を備え、
前記上リジッド連結部内周面に形成された段部に前記上係合ツバ部が挿入されると共に、前記下リジッド連結部内周面に形成された段部に前記下係合ツバ部が挿入されて、前記投入口部が吊持されることを特徴とする請求項2に記載のディスポーザ吊持装置。 - 前記上係合ツバ部の下面と前記上リジッド連結部との相互間もしくは前記下係合ツバ部の上面と前記下リジッド連結部との相互間のうち、少なくともいずれか一方に弾性体が介在されたことを特徴とする請求項3に記載のディスポーザ吊持装置。
- 前記弾性体は、前記可撓筒体の周方向に間隔を有して配置された複数の分割弾性体からなることを特徴とする請求項4に記載のディスポーザ吊持装置。
- 前記弾性体は周方向環状に形成されると共に、その弾性体の上面もしくは下面の少なくともいずれか一方に、周方向に間隔を有して複数の弾性支持突部が一体に備えられていることを特徴とする請求項4に記載のディスポーザ吊持装置。
- 前記上係合ツバ部の下面に対向する前記上リジッド連結部もしくは前記下係合ツバ部の上面に対向する前記下リジッド連結部のうち、少なくともいずれか一方に、周方向に間隔を有して複数の弾性支持突部が一体に備えられていることを特徴とする請求項3に記載のディスポーザ吊持装置。
- 前記上係合ツバ部の下面もしくは前記下係合ツバ部の上面のうち、少なくともいずれか一方に、球面状の支持突部が周方向に間隔を有して複数突設され、各支持突部に対向する前記弾性体の表面に、支持突部よりも大径の凹球面状の支持凹部がそれぞれ形成され、各支持突部が各支持凹部に当接支持された状態で前記吊持されることを特徴とする請求項4に記載のディスポーザ吊持装置。
- 前記上係合ツバ部の下面もしくは前記下係合ツバ部の上面のうち、少なくともいずれか一方に、球面状の支持突部が周方向に間隔を有して複数突設され、各支持突部に対向する前記段部の表面に、支持突部よりも大径の凹球面状の支持凹部がそれぞれ形成され、各支持突部が各支持凹部に当接支持された状態で前記吊持されることを特徴とする請求項3に記載のディスポーザ吊持装置。
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2003
- 2003-06-17 JP JP2003172025A patent/JP2004344861A/ja active Pending
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