JP2008002497A - 液体封入式防振装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】液体封入式防振装置においてオリフィス通路での発生、崩壊・消滅のみでなく受圧室内で発生、崩壊・消滅したキャビテーションに起因する異音や衝撃を防止する。
【解決手段】受圧室14の内面を形成している本体ゴム状弾性体8の内面には衝撃吸収ゲルからなる衝撃波吸収層18が形成されている。このことにより受圧室14内部で発生、崩壊・消滅したキャビテーションに起因して生じる水撃が吸収されて異音や衝撃を防止できる。オリフィス通路10c内に生じたキャビテーションによる水撃に対しても直接オリフィス通路10c内に露出している衝撃波吸収層18にて吸収できるほか、衝撃自体は受圧室14内に伝達されるので、受圧室14内に露出している衝撃波吸収層18にて吸収できる。こうして課題が達成される。
【選択図】図1
【解決手段】受圧室14の内面を形成している本体ゴム状弾性体8の内面には衝撃吸収ゲルからなる衝撃波吸収層18が形成されている。このことにより受圧室14内部で発生、崩壊・消滅したキャビテーションに起因して生じる水撃が吸収されて異音や衝撃を防止できる。オリフィス通路10c内に生じたキャビテーションによる水撃に対しても直接オリフィス通路10c内に露出している衝撃波吸収層18にて吸収できるほか、衝撃自体は受圧室14内に伝達されるので、受圧室14内に露出している衝撃波吸収層18にて吸収できる。こうして課題が達成される。
【選択図】図1
Description
本発明は自動車用のエンジンマウントなどに用いられる液体封入式防振装置に関する。
自動車用のエンジンマウント等に適用される防振装置として、内部に液体が封入された受圧室と平衡室とを備え、これらをオリフィス通路にて連通した液体封入式防振装置が知られている(例えば特許文献1,2参照)。
これらの液体封入式防振装置内部に発生したキャビテーションの崩壊・消滅時の水撃により生じる異音や衝撃を防止するために、特許文献1ではオリフィス通路が受圧室に開口する部分に対向して緩衝対向面を設けることで、キャビテーションの集合拡大を防止している。特許文献2ではオリフィス通路の開口部分に減衰ゴム層で被覆することで水撃を緩衝又は減衰している。
特開2004−190757号公報(第10−11頁、図1)
特開2004−204964号公報(第12−13頁、図1)
前記特許文献1,2の液体封入式防振装置ではオリフィス通路でのキャビテーション発生を前提としている。しかしキャビテーション発生、崩壊・消滅は、オリフィス通路での発生、崩壊・消滅に限られるわけではなく、受圧室内の他の場所でも発生、崩壊・消滅する。受圧室内でのキャビテーションの崩壊・消滅時の水撃は受圧室内面からエンジン側や車体側に伝達されることになる。したがって前記特許文献1,2の液体封入式防振装置ではキャビテーションに起因する異音や衝撃を防止する効果が十分ではなかった。
本発明は、オリフィス通路での発生、崩壊・消滅のみでなく受圧室内で発生、崩壊・消滅したキャビテーションに起因する異音や衝撃を防止することを目的とするものである。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の液体封入式防振装置は、本体ゴム状弾性体を壁部の一部として形成されていると共に内部に液体が封入されていることで前記本体ゴム状弾性体にて連結された2つの取付部材の間に生じた振動に伴って液圧変動が生じる受圧室と、内部に液体が封入されるとともに可撓性膜を壁部の一部として形成されていることで該可撓性膜の変形に基づいて容積変化が許容される平衡室と、前記受圧室と前記平衡室を相互に連通するオリフィス通路とを備えた液体封入式防振装置であって、前記受圧室の内面には衝撃波吸収層が形成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の液体封入式防振装置は、本体ゴム状弾性体を壁部の一部として形成されていると共に内部に液体が封入されていることで前記本体ゴム状弾性体にて連結された2つの取付部材の間に生じた振動に伴って液圧変動が生じる受圧室と、内部に液体が封入されるとともに可撓性膜を壁部の一部として形成されていることで該可撓性膜の変形に基づいて容積変化が許容される平衡室と、前記受圧室と前記平衡室を相互に連通するオリフィス通路とを備えた液体封入式防振装置であって、前記受圧室の内面には衝撃波吸収層が形成されていることを特徴とする。
このように受圧室の内面には衝撃波吸収層が形成されていることにより、受圧室内部で発生、崩壊・消滅したキャビテーションに起因して生じる水撃が吸収されて異音や衝撃を防止できる。
請求項2に記載の液体封入式防振装置では、請求項1において、前記衝撃波吸収層は、前記受圧室内に露出している前記本体ゴム状弾性体の内面の全体又は一部に形成されていることを特徴とする。
2つの取付部材の間に生じた振動に伴って液圧変動を生じさせるために、2つの取付部材の間にある受圧室内面の広い範囲が本体ゴム状弾性体に覆われている。したがってこの本体ゴム状弾性体の内面の全体又は一部に衝撃波吸収層を形成することにより、効果的にキャビテーションに起因して生じる水撃についても吸収でき、異音や衝撃を防止できる。
請求項3に記載の液体封入式防振装置では、請求項2において、前記衝撃波吸収層は、前記本体ゴム状弾性体よりもヤング率の低いゴム状弾性体で構成されていることを特徴とする。
この本体ゴム状弾性体よりも低ヤング率のゴム状弾性体が、本体ゴム状弾性体の内面の全体又は一部に存在することにより、このゴム状弾性体が優先的に変形することで水撃が効果的に吸収される。
請求項4に記載の液体封入式防振装置では、請求項2において、前記衝撃波吸収層は、衝撃吸収ゲルで構成されていることを特徴とする。
このように衝撃吸収ゲルが本体ゴム状弾性体の内面の全体又は一部に存在することにより、効果的に水撃が吸収される。
このように衝撃吸収ゲルが本体ゴム状弾性体の内面の全体又は一部に存在することにより、効果的に水撃が吸収される。
請求項5に記載の液体封入式防振装置では、請求項2又は3において、前記衝撃波吸収層は、密集状に突起を分布することで構成されていることを特徴とする。
このように本体ゴム状弾性体の内面の全体又は一部に密集状に突起を分布することにより、多数の突起が振動して水撃エネルギーを熱エネルギーに変換することで、水撃を吸収することができる。
このように本体ゴム状弾性体の内面の全体又は一部に密集状に突起を分布することにより、多数の突起が振動して水撃エネルギーを熱エネルギーに変換することで、水撃を吸収することができる。
請求項6に記載の液体封入式防振装置では、請求項2又は3において、前記衝撃波吸収層は、密集状に孔を分布することで構成されていることを特徴とする。
本体ゴム状弾性体の内面の全体又は一部に密集状に孔を分布させることにより、各孔周辺の部材が変形しやすくなり、水撃エネルギーを熱エネルギーに変換することで、水撃を吸収することができる。
本体ゴム状弾性体の内面の全体又は一部に密集状に孔を分布させることにより、各孔周辺の部材が変形しやすくなり、水撃エネルギーを熱エネルギーに変換することで、水撃を吸収することができる。
[実施の形態1]
図1に上述した発明が適用された自動車用のエンジンマウント2(液体封入式防振装置に相当)の縦断面図を示す。エンジンマウント2は、2つの取付金具4,6(取付部材に相当)が本体ゴム状弾性体8にて連結された状態に形成されている。2つの取付金具4,6の一方の上部取付金具4はエンジン側に取り付けられ、他方の下部取付金具6が車体側に取り付けられる。このことによりエンジンを車体に対して防振支持している。
図1に上述した発明が適用された自動車用のエンジンマウント2(液体封入式防振装置に相当)の縦断面図を示す。エンジンマウント2は、2つの取付金具4,6(取付部材に相当)が本体ゴム状弾性体8にて連結された状態に形成されている。2つの取付金具4,6の一方の上部取付金具4はエンジン側に取り付けられ、他方の下部取付金具6が車体側に取り付けられる。このことによりエンジンを車体に対して防振支持している。
上部取付金具4は円板形状であり、中央部にはエンジンを固定するためのボルト4a及び位置決め用のピン4bが取り付けられている。
下部取付金具6は有底の略円筒形状をなし、円筒部材6aと底部材6bとから構成されている。この内、円筒部材6a側の内面と上部取付金具4の底面との間に本体ゴム状弾性体8が加硫接着されていることにより、本体ゴム状弾性体8を介して上部取付金具4と円筒部材6aとが一体化している。
下部取付金具6は有底の略円筒形状をなし、円筒部材6aと底部材6bとから構成されている。この内、円筒部材6a側の内面と上部取付金具4の底面との間に本体ゴム状弾性体8が加硫接着されていることにより、本体ゴム状弾性体8を介して上部取付金具4と円筒部材6aとが一体化している。
円筒部材6aの下端部と底部材6bの周縁部との間は、かしめ加工により一体化されている。このかしめ部分において、オリフィス部材10とダイヤフラム部材12とがその周縁部分にて同時にかしめられて固定されている。底部材6bには底面側に車体側への取付ボルト6cが設けられており、側面にはダイヤフラム部材12の下側の空間を大気開放する貫通孔6dが形成されている。
オリフィス部材10は金属板の周縁部分を屈曲させることにより、被かしめ部10aと当接部10bとを全周に渡って形成している。被かしめ部10aが前述したごとく円筒部材6aと底部材6bとの間にて、かしめ加工時に挟持されることで本体ゴム状弾性体8の内面に密着する。これと共に当接部10bの先端が本体ゴム状弾性体8の内面に密着することで、被かしめ部10aと当接部10bとの間に断面三角形状でリング状の空間が形成され、このリング状の空間がオリフィス通路10cとされている。
オリフィス部材10と本体ゴム状弾性体8との間の空間には液体が封入されて受圧室14を形成している。オリフィス部材10と可撓性膜であるダイヤフラム部材12との間の空間には液体が封入されて平衡室16を形成している。オリフィス部材10の当接部10bには1つの貫通孔10dが形成されて、この貫通孔10dとは隣接して被かしめ部10aにおいて1つの貫通孔10eが形成されている。尚、これらの貫通孔10d,10eはオリフィス通路10cを1カ所にて塞ぐ隔壁10fにより離隔状態にある。このことにより平衡室16と受圧室14との間は、貫通孔10d、オリフィス通路10c、貫通孔10eを介して連通状態とされている。
したがって上部取付金具4と下部取付金具6との間での衝撃振動により受圧室14の液圧変動が生じると、平衡室16はダイヤフラム部材12の変形により容積変化が許容されているので、受圧室14と平衡室16との間で内部の液体が流動する。この時に液体はオリフィス通路10cを通過することにより防振作用が生じる。
ここで受圧室14の上部側の壁部を構成する本体ゴム状弾性体8において、受圧室14内に露出する内面の全体には衝撃波吸収層18が形成されている。この衝撃波吸収層18は、合成樹脂からなるゲルにより形成されている。このゲルは、衝撃吸収ゲルとして知られている材料が用いられている。例えばウレタンゲル、シリコンゲルなどが挙げられる。これらのゲルを形成するためのゲル素材を、本体ゴム状弾性体8の内面、すなわち受圧室14の内面に塗布して硬化させ、層を形成することで衝撃波吸収層18としている。
上部取付金具4と下部取付金具6との間で強烈な衝撃振動が生じた場合に、キャビテーションが受圧室14や受圧室14付近のオリフィス通路10c内に発生することがあるが、このキャビテーションが崩壊・消滅する際に生じる水撃は、この衝撃波吸収層18が吸収することになる。
以上説明した本実施の形態1によれば、以下の効果が得られる。
(イ).受圧室14の内面を形成している本体ゴム状弾性体8の内面には全面に衝撃吸収ゲルからなる衝撃波吸収層18が形成されている。このことにより、受圧室14内部で発生、崩壊・消滅したキャビテーションに起因して生じる水撃が吸収されて異音や衝撃を防止できる。
(イ).受圧室14の内面を形成している本体ゴム状弾性体8の内面には全面に衝撃吸収ゲルからなる衝撃波吸収層18が形成されている。このことにより、受圧室14内部で発生、崩壊・消滅したキャビテーションに起因して生じる水撃が吸収されて異音や衝撃を防止できる。
オリフィス通路10c内にて発生、崩壊・消滅したキャビテーションによる水撃に対しても直接オリフィス通路10c内に露出している衝撃波吸収層18にて吸収できるほか、衝撃自体は受圧室14内に伝達されるので、受圧室14内に露出している衝撃波吸収層18にて吸収できる。
(ロ).本体ゴム状弾性体8の内面に衝撃吸収ゲル素材を塗布することで容易に衝撃波吸収層18が形成できるので、製造コストの上昇を抑制できる。
[実施の形態2]
図2に本実施の形態の自動車用のエンジンマウントにおける衝撃波吸収層118を拡大して示す。衝撃波吸収層118は本体ゴム状弾性体108と同じ材質で一体に形成されている。この衝撃波吸収層118は本体ゴム状弾性体108の内面にて受圧室114に突出する多数の突起118aが密集状に分布した層として形成されている。他の構成については、前記実施の形態1と同じである。
[実施の形態2]
図2に本実施の形態の自動車用のエンジンマウントにおける衝撃波吸収層118を拡大して示す。衝撃波吸収層118は本体ゴム状弾性体108と同じ材質で一体に形成されている。この衝撃波吸収層118は本体ゴム状弾性体108の内面にて受圧室114に突出する多数の突起118aが密集状に分布した層として形成されている。他の構成については、前記実施の形態1と同じである。
キャビテーションが崩壊・消滅する際に生じる水撃はこの衝撃波吸収層118における多数の突起118aが振動して熱エネルギーに変換することにより吸収される。
以上説明した本実施の形態2によれば、以下の効果が得られる。
以上説明した本実施の形態2によれば、以下の効果が得られる。
(イ).異なる材料を用いなくても、本体ゴム状弾性体108の内側に突起118aを密集状に分布させることで、受圧室114内部で発生、崩壊・消滅したキャビテーションに起因して生じる水撃が吸収されて異音や衝撃を防止できる。
[実施の形態3]
図3に本実施の形態の自動車用のエンジンマウントにおける衝撃波吸収層218を拡大して示す。衝撃波吸収層218は本体ゴム状弾性体208と同じ材質で一体に形成されている。この衝撃波吸収層218は本体ゴム状弾性体208の内面にて受圧室214に向かって開口する多数の孔218aが密集状に分布した層として形成されている。他の構成については、前記実施の形態1と同じである。
図3に本実施の形態の自動車用のエンジンマウントにおける衝撃波吸収層218を拡大して示す。衝撃波吸収層218は本体ゴム状弾性体208と同じ材質で一体に形成されている。この衝撃波吸収層218は本体ゴム状弾性体208の内面にて受圧室214に向かって開口する多数の孔218aが密集状に分布した層として形成されている。他の構成については、前記実施の形態1と同じである。
キャビテーションが崩壊・消滅する際に生じる水撃はこの衝撃波吸収層218における各孔218aの周囲のゴム状弾性体218bが振動して熱エネルギーに変換することにより吸収される。
以上説明した本実施の形態3によれば、以下の効果が得られる。
(イ).異なる材料を用いなくても、本体ゴム状弾性体208の内側に孔218aを分布させることで、受圧室214内部で発生、崩壊・消滅したキャビテーションに起因して生じる水撃が吸収されて異音や衝撃を防止できる。
(イ).異なる材料を用いなくても、本体ゴム状弾性体208の内側に孔218aを分布させることで、受圧室214内部で発生、崩壊・消滅したキャビテーションに起因して生じる水撃が吸収されて異音や衝撃を防止できる。
[その他の実施の形態]
(a).前記実施の形態においては、本体ゴム状弾性体内面の全面に衝撃波吸収層を形成したが、全面でなく一部であっても、キャビテーション崩壊・消滅時の水撃が衝撃波吸収層へ伝達されることで吸収される。特にキャビテーションが発生、崩壊・消滅しやすい部分を実験により求めて、その部分の周辺に衝撃波吸収層を形成することで、少ない面積の衝撃波吸収層でも効果的に水撃を吸収できる。
(a).前記実施の形態においては、本体ゴム状弾性体内面の全面に衝撃波吸収層を形成したが、全面でなく一部であっても、キャビテーション崩壊・消滅時の水撃が衝撃波吸収層へ伝達されることで吸収される。特にキャビテーションが発生、崩壊・消滅しやすい部分を実験により求めて、その部分の周辺に衝撃波吸収層を形成することで、少ない面積の衝撃波吸収層でも効果的に水撃を吸収できる。
(b).前記実施の形態1において、衝撃波吸収層はゲルでなく、本体ゴム状弾性体よりもヤング率の低いゴム状弾性体を用いても水撃吸収効果を生じさせることができ異音や衝撃を防止できる。
(c).前記実施の形態2の突起や、前記実施の形態3の孔を形成する層は、水撃により共振しやすいヤング率のゴム状弾性体を用いることで、より効果的に水撃を吸収させることができる。
(d).前記実施の形態2の突起の形状は基端部も先端部も同じ形状であったが、図4に示した本体ゴム状弾性体308の衝撃波吸収層318のごとく、突起318aの先端部を先鋭化しても良い。このことによりキャビテーションに起因する受圧室314からの水撃に対して広い周波数帯域で共振するようになり、効果的に水撃を吸収させることができる。
2…エンジンマウント、4…上部取付金具、4a…ボルト、4b…ピン、6…下部取付金具、6a…円筒部材、6b…底部材、6c…取付ボルト、6d…貫通孔、8…本体ゴム状弾性体、10…オリフィス部材、10a…被かしめ部、10b…当接部、10c…オリフィス通路、10d,10e…貫通孔、10f…隔壁、12…ダイヤフラム部材、14…受圧室、16…平衡室、18…衝撃波吸収層、108…本体ゴム状弾性体、114…受圧室、118…衝撃波吸収層、118a…突起、208…本体ゴム状弾性体、214…受圧室、218…衝撃波吸収層、218a…孔、218b…ゴム状弾性体、308…本体ゴム状弾性体、314…受圧室、318…衝撃波吸収層、318a…突起。
Claims (6)
- 本体ゴム状弾性体を壁部の一部として形成されていると共に内部に液体が封入されていることで前記本体ゴム状弾性体にて連結された2つの取付部材の間に生じた振動に伴って液圧変動が生じる受圧室と、内部に液体が封入されるとともに可撓性膜を壁部の一部として形成されていることで該可撓性膜の変形に基づいて容積変化が許容される平衡室と、前記受圧室と前記平衡室を相互に連通するオリフィス通路とを備えた液体封入式防振装置であって、
前記受圧室の内面には衝撃波吸収層が形成されていることを特徴とする液体封入式防振装置。 - 請求項1において、前記衝撃波吸収層は、前記受圧室内に露出している前記本体ゴム状弾性体の内面の全体又は一部に形成されていることを特徴とする液体封入式防振装置。
- 請求項2において、前記衝撃波吸収層は、前記本体ゴム状弾性体よりもヤング率の低いゴム状弾性体で構成されていることを特徴とする液体封入式防振装置。
- 請求項2において、前記衝撃波吸収層は、衝撃吸収ゲルで構成されていることを特徴とする液体封入式防振装置。
- 請求項2又は3において、前記衝撃波吸収層は、密集状に突起を分布することで構成されていることを特徴とする液体封入式防振装置。
- 請求項2又は3において、前記衝撃波吸収層は、密集状に孔を分布することで構成されていることを特徴とする液体封入式防振装置。
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2006
- 2006-06-20 JP JP2006170076A patent/JP2008002497A/ja active Pending
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