JPH063070A - 焼成炉 - Google Patents
焼成炉Info
- Publication number
- JPH063070A JPH063070A JP15932792A JP15932792A JPH063070A JP H063070 A JPH063070 A JP H063070A JP 15932792 A JP15932792 A JP 15932792A JP 15932792 A JP15932792 A JP 15932792A JP H063070 A JPH063070 A JP H063070A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- roller
- rollers
- fired
- firing
- Prior art date
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- Pending
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- Furnace Charging Or Discharging (AREA)
- Furnace Details (AREA)
- Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ローラハース型の焼成炉において、雰囲気ガ
スや冷却ガスを焼成室内に均一に行き渡らせ、雰囲気や
温度分布のばらつきを無くす。 【構成】 炉体１の長さ方向に沿って多数のローラ３が
列設され、これらローラ３の回転により被焼成物Ｍが移
送される焼成炉において、前記ローラ３が中空筒状で、
その筒壁に多数の噴気孔５が形成され、これらローラ３
の外部開放端にガス供給源６が連通接続されている。
スや冷却ガスを焼成室内に均一に行き渡らせ、雰囲気や
温度分布のばらつきを無くす。 【構成】 炉体１の長さ方向に沿って多数のローラ３が
列設され、これらローラ３の回転により被焼成物Ｍが移
送される焼成炉において、前記ローラ３が中空筒状で、
その筒壁に多数の噴気孔５が形成され、これらローラ３
の外部開放端にガス供給源６が連通接続されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、炉内に列設されたロー
ラの回転により、セラミック成形品のような被焼成物を
移送しながら焼成するローラハース型の焼成炉に関す
る。
ラの回転により、セラミック成形品のような被焼成物を
移送しながら焼成するローラハース型の焼成炉に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の焼成炉の構造を図３に示
す。同図において、３１は炉体、３２はローラ、３３は
ウォーム歯車機構のような回転機構、３４はガス供給管
で、Ｍは被焼成物、Ｎは被焼成物Ｍの載置台である。
す。同図において、３１は炉体、３２はローラ、３３は
ウォーム歯車機構のような回転機構、３４はガス供給管
で、Ｍは被焼成物、Ｎは被焼成物Ｍの載置台である。
【０００３】炉体３１は筒状で、内部にトンネル状の焼
成室３５が形成されている。ローラ３２は、炉体３１の
左右側壁を貫通する形で、焼成室３５の底部にその長さ
方向に沿って多数列設されている。回転機構３３は、炉
体３１の外部でローラ３２の端部に設けられており、こ
の回転機構３３を介して、ローラ３２が図示省略したモ
ータにより一方向に回転駆動される。
成室３５が形成されている。ローラ３２は、炉体３１の
左右側壁を貫通する形で、焼成室３５の底部にその長さ
方向に沿って多数列設されている。回転機構３３は、炉
体３１の外部でローラ３２の端部に設けられており、こ
の回転機構３３を介して、ローラ３２が図示省略したモ
ータにより一方向に回転駆動される。
【０００４】被焼成物Ｍは、多数のローラ３２からなる
床上に載置台Ｎを介して載置され、ローラ３２の回転に
より、焼成室３５内を移送され、その移送の間に焼成さ
れる。焼成室３５の各部には、ガス供給源３６からの雰
囲気ガスもしくは冷却ガスが、ガス供給管３４を通じて
供給され、これらのガスにより各部の雰囲気や冷却温度
が制御される。
床上に載置台Ｎを介して載置され、ローラ３２の回転に
より、焼成室３５内を移送され、その移送の間に焼成さ
れる。焼成室３５の各部には、ガス供給源３６からの雰
囲気ガスもしくは冷却ガスが、ガス供給管３４を通じて
供給され、これらのガスにより各部の雰囲気や冷却温度
が制御される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に、単なるチューブからなるガス供給管３４を通じてガ
スを焼成室３５に送り込むようにした構造では、室温程
度のガスが気団となって焼成室３５の一個所に噴出する
ことになるから、供給ガスは焼成室３５内に均一に行き
渡らず、そのため、焼成室３５の上下左右で雰囲気や温
度分布にばらつきが生じやすく、焼成品質が均質化しな
いという問題がある。
に、単なるチューブからなるガス供給管３４を通じてガ
スを焼成室３５に送り込むようにした構造では、室温程
度のガスが気団となって焼成室３５の一個所に噴出する
ことになるから、供給ガスは焼成室３５内に均一に行き
渡らず、そのため、焼成室３５の上下左右で雰囲気や温
度分布にばらつきが生じやすく、焼成品質が均質化しな
いという問題がある。
【０００６】これに対しては、図４に示すように、多数
の細孔３７を形成したチューブをガス供給管３８として
用い、これを焼成室３５の上部に横架したものがある。
この構造では、供給ガスは、多数の細孔３７から焼成室
３５の左右各部に同時に供給されるが、細孔３７の左右
位置によって細孔３７からのガス噴出量に違いがあるか
ら、焼成室３５各部でのガス供給量には偏りがあり、供
給ガスを均一に行き渡らせることは難しい。
の細孔３７を形成したチューブをガス供給管３８として
用い、これを焼成室３５の上部に横架したものがある。
この構造では、供給ガスは、多数の細孔３７から焼成室
３５の左右各部に同時に供給されるが、細孔３７の左右
位置によって細孔３７からのガス噴出量に違いがあるか
ら、焼成室３５各部でのガス供給量には偏りがあり、供
給ガスを均一に行き渡らせることは難しい。
【０００７】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
ものであって、雰囲気ガスや冷却ガスを焼成室内に均一
に行き渡らせ、雰囲気や温度分布のばらつきを無くすこ
とを課題とする。
ものであって、雰囲気ガスや冷却ガスを焼成室内に均一
に行き渡らせ、雰囲気や温度分布のばらつきを無くすこ
とを課題とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
達成するために、炉体の長さ方向に沿って多数のローラ
が列設され、これらローラの回転により被焼成物が移送
される焼成炉において、前記ローラが中空筒状で、その
筒壁に多数の噴気孔が形成され、これらローラの外部開
放端にガス供給源が連通接続されている構成とした。
達成するために、炉体の長さ方向に沿って多数のローラ
が列設され、これらローラの回転により被焼成物が移送
される焼成炉において、前記ローラが中空筒状で、その
筒壁に多数の噴気孔が形成され、これらローラの外部開
放端にガス供給源が連通接続されている構成とした。
【０００９】
【作用】上記の構成において、雰囲気ガスや冷却ガス
は、被焼成物の下側の近接した位置で、ローラを冷却し
ながら、その噴気孔から噴出する。この場合、供給ガス
は、ローラの回転に伴って噴出向きを変え、周囲の炉内
ガスを撹拌しながら噴き出すので、炉内ガスと迅速に混
じり合い、均一に炉内に行き渡る。
は、被焼成物の下側の近接した位置で、ローラを冷却し
ながら、その噴気孔から噴出する。この場合、供給ガス
は、ローラの回転に伴って噴出向きを変え、周囲の炉内
ガスを撹拌しながら噴き出すので、炉内ガスと迅速に混
じり合い、均一に炉内に行き渡る。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の詳細を図１および図２に示す
一実施例に基づいて説明する。図１は、本発明の一実施
例に係る焼成炉の縦断面図、図２は、ローラの一部の拡
大側面図である。
一実施例に基づいて説明する。図１は、本発明の一実施
例に係る焼成炉の縦断面図、図２は、ローラの一部の拡
大側面図である。
【００１１】この実施例に係る焼成炉が、図１に示すよ
うに、内部にトンネル状の焼成室２を有する炉体１と、
焼成室２の底部にその長さ方向に沿って多数列設された
ローラ３と、これらローラ３を回転駆動するための回転
機構４とを備えたものである点は、前記した従来の焼成
炉と同じである。
うに、内部にトンネル状の焼成室２を有する炉体１と、
焼成室２の底部にその長さ方向に沿って多数列設された
ローラ３と、これらローラ３を回転駆動するための回転
機構４とを備えたものである点は、前記した従来の焼成
炉と同じである。
【００１２】この実施例の焼成炉が従来例と異なる点
は、ローラ３が中空筒状で、その筒壁に多数の噴気孔
５，…が形成されるとともに、ローラ３の開放端３ａに
ガス供給源６が連通接続され、ローラ３の噴気孔５から
雰囲気ガスや冷却ガスが噴出するようになっていること
である。
は、ローラ３が中空筒状で、その筒壁に多数の噴気孔
５，…が形成されるとともに、ローラ３の開放端３ａに
ガス供給源６が連通接続され、ローラ３の噴気孔５から
雰囲気ガスや冷却ガスが噴出するようになっていること
である。
【００１３】ローラ３は、一端が閉塞され他端が開放さ
れたもので、図２に明示するように、炉体１の左右側壁
を貫通する形で、軸受７により炉体１に回転自在に支持
されており、その開放端３ａが炉体１の外部でガス供給
源６からの導入管８に相対回転自在に接続されている。
れたもので、図２に明示するように、炉体１の左右側壁
を貫通する形で、軸受７により炉体１に回転自在に支持
されており、その開放端３ａが炉体１の外部でガス供給
源６からの導入管８に相対回転自在に接続されている。
【００１４】上記の構成において、載置台Ｎを介してロ
ーラ３の列上に載置された被焼成物Ｍは、ローラ３の回
転により、焼成室２内を移送され、その移送の間に順次
加熱されて焼成される。
ーラ３の列上に載置された被焼成物Ｍは、ローラ３の回
転により、焼成室２内を移送され、その移送の間に順次
加熱されて焼成される。
【００１５】この間、ローラ３はガス供給管としても機
能するのであって、ガス供給源６からの雰囲気ガスもし
くは冷却ガスは、まずローラ３の中空内部に流入し、ロ
ーラ３の噴気孔５から焼成室２内に噴出する。この場
合、供給ガスは室温程度の低温であるから、この供給ガ
スによりローラ３は冷却される。
能するのであって、ガス供給源６からの雰囲気ガスもし
くは冷却ガスは、まずローラ３の中空内部に流入し、ロ
ーラ３の噴気孔５から焼成室２内に噴出する。この場
合、供給ガスは室温程度の低温であるから、この供給ガ
スによりローラ３は冷却される。
【００１６】また、ローラ３の回転に伴い噴気孔５も回
転するので、ガスの噴出向きが逐次変化することにな
り、この供給ガスの噴出流により、炉内ガスがかき混ぜ
られ、撹拌効果が生じる。そのため、供給ガスは炉内ガ
スと迅速に混じり合い、焼成室２の各部に均一に行き渡
る。
転するので、ガスの噴出向きが逐次変化することにな
り、この供給ガスの噴出流により、炉内ガスがかき混ぜ
られ、撹拌効果が生じる。そのため、供給ガスは炉内ガ
スと迅速に混じり合い、焼成室２の各部に均一に行き渡
る。
【００１７】さらに、被焼成物Ｍの近傍位置で供給ガス
が噴出するから、被焼成物Ｍには新鮮なガスが作用する
ことになり、被焼成物Ｍについて効果的な雰囲気制御、
温度制御が行われる。
が噴出するから、被焼成物Ｍには新鮮なガスが作用する
ことになり、被焼成物Ｍについて効果的な雰囲気制御、
温度制御が行われる。
【００１８】なお、ローラ３の噴気孔５からの供給ガス
が、できるだけ短い経路で被焼成物Ｍに接触するよう、
載置台Ｎに通気孔を形成してもよい。
が、できるだけ短い経路で被焼成物Ｍに接触するよう、
載置台Ｎに通気孔を形成してもよい。
【００１９】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、雰
囲気ガスや冷却ガスがローラの噴気孔から逐次噴出向き
を変えながら噴き出すので、供給ガスは焼成室各部に均
一に行き渡り、焼成室では雰囲気や温度分布のばらつき
がほとんど発生せず、焼成品質の揃った製品が得られ
る。
囲気ガスや冷却ガスがローラの噴気孔から逐次噴出向き
を変えながら噴き出すので、供給ガスは焼成室各部に均
一に行き渡り、焼成室では雰囲気や温度分布のばらつき
がほとんど発生せず、焼成品質の揃った製品が得られ
る。
【００２０】また、供給ガスは、被焼成物の近傍位置で
噴出して、新鮮な状態で被焼成物に作用するから、効果
的な雰囲気制御、温度制御を行える。
噴出して、新鮮な状態で被焼成物に作用するから、効果
的な雰囲気制御、温度制御を行える。
【００２１】さらに、ローラは、その中空内部を流れる
供給ガスにより冷却されるから、従来のような高温での
劣化が少なくなり、長寿命となり、また、高温による劣
化が少ないので、耐熱性の低い安価な材質のものを使用
することができる。
供給ガスにより冷却されるから、従来のような高温での
劣化が少なくなり、長寿命となり、また、高温による劣
化が少ないので、耐熱性の低い安価な材質のものを使用
することができる。
【００２２】このほか、ローラがガス供給管を兼ねるの
で、別にガス供給管を設ける必要がなく、焼成室内の空
間を有効に利用しうる。
で、別にガス供給管を設ける必要がなく、焼成室内の空
間を有効に利用しうる。
【図１】本発明の一実施例に係る焼成炉の縦断面図。
【図２】上記実施例のローラの一部の拡大側面図。
【図３】従来例に係る焼成炉の縦断面図。
【図４】他の従来例に係る焼成炉の縦断面図。
１ 炉体 ２ 焼成室 ３ ローラ ５ 噴気孔 ６ ガス供給源
Claims (1)
- 【請求項１】 炉体（１）の長さ方向に沿って多数のロ
ーラ（３）が列設され、これらローラ（３）の回転によ
り被焼成物（Ｍ）が移送される焼成炉において、 前記ローラ（３）が中空筒状で、その筒壁に多数の噴気
孔（５）が形成され、 これらローラ（３）の外部開放端にガス供給源（６）が
連通接続されている、 ことを特徴とする焼成炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15932792A JPH063070A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 焼成炉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15932792A JPH063070A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 焼成炉 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH063070A true JPH063070A (ja) | 1994-01-11 |
Family
ID=15691394
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15932792A Pending JPH063070A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 焼成炉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH063070A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1083397A1 (en) * | 1999-09-08 | 2001-03-14 | Praxair Technology, Inc. | Method for reducing defects in ceramic tile production |
| WO2010137286A1 (ja) * | 2009-05-28 | 2010-12-02 | パナソニック株式会社 | 焼成装置 |
| JP2011145058A (ja) * | 2010-01-14 | 2011-07-28 | Samsung Electro-Mechanics Co Ltd | セラミック製品用焼成炉及びこれを利用した焼成方法 |
| KR102112856B1 (ko) * | 2019-11-05 | 2020-05-19 | 주식회사 성조파인세라믹 | 품질 안정성이 확보된 의료기기용 바이오 세라믹스 소결장치 |
| WO2023160103A1 (zh) * | 2022-02-22 | 2023-08-31 | 广东邦普循环科技有限公司 | 改善温度均一性的烧结系统 |
-
1992
- 1992-06-18 JP JP15932792A patent/JPH063070A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1083397A1 (en) * | 1999-09-08 | 2001-03-14 | Praxair Technology, Inc. | Method for reducing defects in ceramic tile production |
| WO2010137286A1 (ja) * | 2009-05-28 | 2010-12-02 | パナソニック株式会社 | 焼成装置 |
| CN102066862A (zh) * | 2009-05-28 | 2011-05-18 | 松下电器产业株式会社 | 烧成装置 |
| JP2011145058A (ja) * | 2010-01-14 | 2011-07-28 | Samsung Electro-Mechanics Co Ltd | セラミック製品用焼成炉及びこれを利用した焼成方法 |
| KR102112856B1 (ko) * | 2019-11-05 | 2020-05-19 | 주식회사 성조파인세라믹 | 품질 안정성이 확보된 의료기기용 바이오 세라믹스 소결장치 |
| WO2023160103A1 (zh) * | 2022-02-22 | 2023-08-31 | 广东邦普循环科技有限公司 | 改善温度均一性的烧结系统 |
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