JPH0835785A - 熱処理炉 - Google Patents

熱処理炉

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JPH0835785A
JPH0835785A JP16982294A JP16982294A JPH0835785A JP H0835785 A JPH0835785 A JP H0835785A JP 16982294 A JP16982294 A JP 16982294A JP 16982294 A JP16982294 A JP 16982294A JP H0835785 A JPH0835785 A JP H0835785A
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JP
Japan
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heat
heat insulating
heat treatment
lid
treatment space
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JP16982294A
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English (en)
Inventor
Eiji Nakamu
栄治 中務
Ippei Yamauchi
一平 山内
Masao Takeda
正夫 武田
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】処理物に対する均一冷却を可能にする熱処理炉
を提供する。 【構成】断熱本体11と、この断熱本体11に着脱して
熱処理空間Sを開閉する断熱蓋13と、この断熱蓋13
の離脱によって開放される熱処理空間Sに向けて送風し
得る位置に配設される冷却ファン4とを備える。そし
て、断熱蓋13を支持する支持機構2を、断熱蓋13を
断熱本体11に対し移動させて支持角度を変化させ得る
ように構成し、冷却ファン4から熱処理空間Sに向かう
冷風の風向きを切換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷却の均一性、ひいて
は熱処理の均一性を高めた熱処理炉に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】熱処理炉は、断熱本体と、この断熱本体
に着脱して熱処理空間を開閉する断熱蓋とを備え、その
熱処理空間に内設したヒータによって処理物を加熱処理
するように構成される。また、特にバッチ式の炉におい
ては、焼入れなどの処理や、処理を終えた処理物を急速
冷却に付するために、単一炉内に強制冷却手段を備えて
いる必要がある。そのため、前記断熱蓋が開成した際に
断熱本体内の熱処理空間に向けて送風し得る位置に冷却
ファンを配置し、この冷却ファンから熱処理空間に配置
した処理物に送風して強制冷却するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の断熱
蓋は断熱本体に対して軸心方向に接離可能に配置され、
断熱蓋は断熱本体の軸心に対してほぼ直角をなす姿勢を
保持されている。そして、冷却ファンからの送風を、断
熱蓋と断熱本体との隙間から熱処理空間に流入させ、軸
心方向に流通させた後、他端側における断熱蓋と断熱本
体との隙間を通過して炉内空間に流出させ、再度冷却フ
ァンに吸い込ませるようにしている。このように、従来
においては送風の向きに別段の配慮がされておらず、終
始一定であり、処理物に常に一定方向から冷風が吹き付
けられる。そのため、冷却が不均一になり易く、焼入れ
などの処理むら、ひいては処理物の歪みを惹起する原因
になるという問題がある。
【0004】本発明は、このような課題に着目してなさ
れたものであって、冷却の均一性、ひいては熱処理の均
一性を高めた熱処理炉を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、次のような構成を採用したものであ
る。
【0006】すなわち、本発明に係る熱処理炉は、第1
の構成として、断熱本体と、この断熱本体に着脱して熱
処理空間を開閉する断熱蓋と、この断熱蓋の離脱によっ
て開放される前記熱処理空間に向けて送風し得る位置に
配設される冷却ファンとを具備してなるものにおいて、
前記断熱蓋を支持する支持機構を、該断熱蓋を断熱本体
に対し移動させて支持角度を変化させ得るように構成
し、これによる断熱蓋の角度変化を通じて冷却ファンか
ら熱処理空間に向かう冷風の風向きを切換えるようにし
ていることを特徴とする。
【0007】また、第2の構成として、断熱本体と、こ
の断熱本体の両端に着脱して熱処理空間を開閉する一対
の断熱蓋と、この断熱蓋の離脱によって開放される前記
熱処理空間に向けて送風し得る位置に配設される冷却フ
ァンとを具備してなる熱処理炉において、前記冷却ファ
ンを、軸方向両端に吸込口を有し一方の吸込口を一方の
断熱蓋と断熱本体の隙間に連通させるとともに他方の吸
込口を他方の断熱蓋と断熱本体の隙間に連通させる位置
に配設してなる遠心ファンと、各吸込口を背反的に蓋封
し一方の吸込口を蓋封した際に遠心ファンの吐出口を一
方の断熱蓋と断熱本体の隙間に連通させるとともに他方
の吸込口を蓋封した際に遠心ファンの吐出口を他方の断
熱蓋と断熱本体の隙間に連通させる弁機構とから構成し
てなることを特徴とする。
【0008】
【作用】第1の構成によると、断熱蓋の支持角度に応じ
て冷却ファンから熱処理空間に向かう風向きが切換わ
り、熱処理空間に配置した処理物に対して様々な方向か
ら送風が行われることになる。そのため、熱処理空間内
の冷風が処理物の各部位に均等に接触し、その結果、処
理物を均一冷却して、焼入れなどの処理むらに起因して
起こる最終製品中の歪みを低減化できることになる。
【0009】また、第2の構成によると、弁機構により
遠心ファンの一方の吸込口を蓋封したときには、他方の
断熱蓋と断熱本体の隙間に連通する吸込口が開成状態に
なり、また遠心ファンの吐出口が一方の断熱蓋と断熱本
体の隙間に連通するため、遠心ファンの吐出口から吐出
される冷風は一方の断熱蓋と断熱本体の隙間から熱処理
空間に流入し、該熱処理空間内を流れた後、他方の断熱
蓋と断熱本体の隙間から流出して遠心ファンの吸込口に
吸込まれる。逆に、弁機構により遠心ファンの他方の吸
込口を蓋封したときには、一方の断熱蓋と断熱本体の隙
間に連通する吸込口が開成状態になり、また遠心ファン
の吐出口が他方の断熱蓋と断熱本体の隙間に連通するた
め、遠心ファンの吐出口から吐出される冷風は他方の断
熱扉と断熱本体の隙間から熱処理空間に流入し、該熱処
理空間内を流れた後、一方の断熱蓋と断熱本体の隙間か
ら流出して遠心ファンの吸込口に吸込まれる。このよう
にして、熱処理空間に配置した処理物に対する風向きを
切換えると、冷風が処理物の各部位に均等に接触し、そ
の結果、処理物を均一冷却して、焼入れなどの処理むら
に起因して起こる最終製品中の歪みを低減化できること
になる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照して説
明する。
【0011】図1及び図2に示す実施例は、炉1内に、
円筒体状の断熱本体11と、この断熱本体11の両開口
端11a、11bに着脱して熱処理空間Sを開閉する断
熱蓋12、13とを配置している。一方の断熱蓋12は
炉1の一端に設けた処理物出入用の扉1aとともに開閉
用シリンダ14に駆動されて断熱本体11の開口端11
aに対して着脱し、他方の断熱蓋13は後述する支持機
構2に支持されて断熱本体11の開口端11bに対して
着脱する。各断熱蓋12、13は断熱本体11に蓋着す
ることにより内部に熱処理空間Sを閉成し、この熱処理
空間S内に配置した処理物Wを内設ヒータ3により加熱
して、所要の熱処理を行う。
【0012】また、他方の断熱蓋13に対峙する位置に
は、炉1を貫通した位置に冷却ファン4が内設され、こ
の冷却ファン4を炉外のモータ41により駆動して、断
熱蓋13に向けて送風を行う。その際、この炉1にはバ
ルブ5aを介してガス導入経路5からN2 等の冷却用ガ
スが導入され、冷却ファン4の背面に配置した熱交換器
42で予冷した後に冷却ファン4に供される。図におい
て43は冷却ファン4からの冷風を案内する導風板であ
る。
【0013】このような構成において、本実施例は、前
記支持機構2を、断熱蓋13を揺動させて断熱本体11
に対する支持角度を変化させ得るように構成している。
具体的には、支持機構2を、断熱蓋13の外面における
直径方向両端に突設した一対のブラケット21と、これ
ら両ブラケット21を貫通した状態で断熱蓋13を一体
回転可能に軸着する軸22と、この軸22を炉外におい
て正逆駆動するアクチュエータ23とから構成する。こ
のアクチュエータ23は、停止時には前記断熱蓋13を
図1に示すように断熱本体11に蓋着する中立位置に保
持するが、作動時には図2に実線で示すように中立位置
から時計回りに所定角度回転した第1の開成位置Iと、
同図に想像線で示すように中立位置から反時計回りに所
定角度回転した第2の開成位置IIとの間で一定サイクル
ごとに姿勢反転させるように構成される。断熱蓋13と
断熱本体11との間には回動による干渉を防止するため
の微小なクリアランスが確保されている。勿論、一旦断
熱蓋を断熱本体と干渉しない位置にまで軸心方向に離反
させた後に回動させるように構成しても構わない。
【0014】以上のように構成される熱処理炉におい
て、加熱時には、断熱蓋13は図1に示す中立位置すな
わち断熱本体11に蓋着する位置に保持されて断熱作用
を営み、ヒータ3からの加熱効果を実効あらしめる。一
方、急冷時にヒータ3をOFF、冷却ファン4をON、
ガス導入経路5のバルブ5aを開、熱交換器42をON
にするとともに、アクチュエータ23を作動させると、
断熱蓋13が図2に示す第1の開成位置Iと第2の開成
位置IIとに背反的に切り替えて保持される。そして、第
1の開成位置Iにあるときには、図中矢印(実線)で示
すように、冷却ファン4からの冷風を該断熱蓋13の上
面13aに沿って案内し断熱蓋13の上端と断熱本体1
1の開口端11bとの隙間を介して熱処理空間Sの上層
部に流入させるとともに、熱処理空間Sの下層部に存在
するガスを断熱蓋13の下面13bに沿って案内し断熱
蓋13の下端と断熱本体11の開口端11bとの隙間を
介して炉内空間に流出させる。また、第2の開成位置II
にあるときには、図中矢印(想像線)で示すように、冷
却ファン4からの冷風を該断熱蓋13の下面13に沿っ
て案内し断熱蓋13の下端と断熱本体11の開口端11
bとの隙間を介して熱処理空間Sの下層部に流入させる
とともに、熱処理空間Sの上層部に存在するガスを断熱
蓋13の上面13aに沿って案内し断熱蓋13の上端と
断熱本体11の開口端11bとの隙間を介して炉内空間
に流出させる。このように断熱蓋13を揺動させて支持
角度を切換えることで、冷却ファン4から熱処理空間S
に送給される冷風の風向きが軸方向及び軸に垂直な方向
に刻々変化し、旋回流の状態になって、熱処理空間Sに
配置した処理物Wに対して様々な方向から送風が行われ
る。その結果、冷却ガスは処理物Wの各部位に均等に接
触し、処理物Wを均一冷却する。そのため、焼入れなど
の処理むらに起因した最終製品中の歪みが確実に低減化
される。すなわち、本実施例によると、炉構造の大幅な
複雑化を招くことなく、最終製品の品質を従来に比べて
確実に向上させることができるという格別の効果を奏す
るものとなる。
【0015】なお、各部の具体的な構成は上述した実施
例に限定されるものではない。例えば、上記実施例では
一方の断熱蓋13に対峙する位置に冷却ファン4を配置
して当該断熱蓋13の支持角度のみを変化させるように
しているが、図3に示すように双方の断熱蓋12、13
に対峙する位置に冷却ファン4、4を設けて両断熱蓋1
2、13の支持角度を同時に変化させるようにしてもよ
い。また、図1の実施例で一方の断熱蓋13の支持角度
を変化させる際に、図4に示すように他方の断熱蓋12
を面方向に開閉して該断熱蓋12側から一部のガスを炉
内空間に流出させるようにしてもよい。しかして、図3
及び図4のように構成した場合には、熱処理空間S内の
冷却ガスの流れを一層撹拌できる効果が得られる。さら
に、図5に示すように、断熱蓋13を断熱本体11に対
し一定角度傾斜させ、その状態で、該断熱蓋13を断熱
本体11の軸心m回りに回転させるようにしてもよい。
このようにすると、断熱蓋13と断熱本体11との間に
形成される隙間が円周方向に沿って移動することにな
り、図1〜図4に示す構成に比べて一層ガスの撹拌効果
が期待できる。この場合の支持機構としては、ジンバル
を利用して上下のみならず全角度をとれるようにしてお
くこと等が有効である。さらにまた、支持機構として図
6及び図7に示すような変形例も可能である。この支持
機構102は、断熱蓋13の外面に垂直に突設されたリ
ンクメンバ121と、このリンクメンバ121の突出端
を枢支するヒンジ点122と、炉の上壁から垂下するL
字形の作動体123と、この作動体123と前記リンク
メンバ121の中間部とを連結するリンクメンバ124
と、前記作動体123を回転及び上下駆動するアクチュ
エータ125とから構成される。すなわち、アクチュエ
ータ125を上下駆動したときに断熱蓋13が上下方向
に角度を変え、回転駆動したときに断熱蓋13が左右方
向に角度を変えるため、それらを適宜組み合わせること
によって三次元方向に多様な支持角度を実現することが
できる。その他の支持機構としては、断熱蓋からカムフ
ォロアを突設し、そのカムフォロアを炉内に形成したガ
イド溝に係合させて、断熱蓋を誘導させるように構成し
たものであってもよい。
【0016】次に、図8及び図9に示す実施例について
説明する。この熱処理炉の基本的構成は、図1及び図2
に示した熱処理炉と同様で、断熱本体11と、図示しな
い機構により開閉される一対の断熱蓋12、13とによ
って熱処理空間Sを形成し、この熱処理空間Sをヒータ
3によって加熱するものである。一方、断熱蓋12、1
3の離脱によって開放される前記熱処理空間Sに向けて
送風し得る位置には、前記実施例と異なる構造の冷却フ
ァン104を配設している。すなわち、この冷却ファン
104は、軸方向両端に吸込口141a、141bを有
し一方の吸込口141aを一方の断熱蓋12と断熱本体
11の開口端11aとの隙間に連通させるとともに他方
の吸込口141bを他方の断熱蓋13と断熱本体11の
開口端11bとの隙間に連通させ得る位置に配設してな
る遠心ファン141と、各吸込口141a、141bを
背反的に弁板142a、142bによって蓋封し一方の
吸込口141aを弁板142aで蓋封した際に遠心ファ
ン141の吐出口141cを導風板142cを介して一
方の断熱蓋12と断熱本体11の開口端11aとの隙間
に連通させるとともに他方の吸込口141bを弁板14
2bで蓋封した際に遠心ファン141の吐出口141c
を導風板142cを介して他方の断熱蓋13と断熱本体
11の開口端11bとの隙間に連通させる弁機構142
とから構成している。すなわち、前記弁板142a、1
42b及び導風板142cはアクチュエータ142dに
支持され、このアクチュエータ142dの進退動作に連
動してそれらが軸心方向に一体に移動するようになって
いる。なお、モータ41、熱交換器42及びガス導入経
路5は前記と同様の機能を有する。
【0017】このような構成であると、弁機構142に
より遠心ファン141の一方の吸込口141aを蓋封し
た図9の状態では、他方の吸込口141bが開放されて
他方の断熱蓋13と断熱本体11の開口端11bとの隙
間に連通するとともに、遠心ファン141の吐出口14
1cが一方の断熱蓋12と断熱本体11の開口端11a
との隙間に連通するため、遠心ファン141の吐出口1
41cから吐出される冷風は一方の断熱蓋12と断熱本
体11の開口端11aとの隙間から熱処理空間Sに流入
し、該熱処理空間S内を流れた後、他方の断熱蓋13と
断熱本体11の開口端11bとの隙間から流出して再び
遠心ファン141の吸込口141bに吸込まれる。逆
に、弁機構142により遠心ファン141の他方の吸込
口141bを蓋封した図8の状態では、一方の吸込口1
41aが開放されて一方の断熱蓋12と断熱本体11の
開口端11aとの隙間に連通するとともに、遠心ファン
141の吐出口141cが他方の断熱蓋13と断熱本体
11の開口端11bとの隙間に連通するため、遠心ファ
ン141の吐出口141cから吐出される冷風は他方の
断熱扉13と断熱本体11の開口端11bとの隙間から
熱処理空間Sに流入し、該熱処理空間S内を流れた後、
一方の断熱蓋12と断熱本体11の開口端11aとの隙
間から流出して再び遠心ファン141の吸込口141a
に吸込まれる。このようにして、熱処理空間Sに配置し
た処理物Wに対する風向きが刻々反転するため、冷風が
処理物Wの各部位に均等に接触し、その結果、処理物を
均一冷却して、焼入れなどの処理むらに起因して起こる
最終製品中の歪みを有効に低減化できるものとなる。し
たがって、このものも図1及び図2に示す実施例と同様
に、炉構造の大幅な複雑化を招くことなく、最終製品の
品質を従来に比べて確実に向上させることができるとい
う格別の効果を奏する。
【0018】
【発明の効果】本発明の熱処理炉は、第1に、断熱蓋を
送風時のガイド面として利用し、その断熱蓋の支持角度
を切換えることにより、多様な方向から熱処理空間内の
処理物に送風を行うようにしたものであり、第2に、冷
却ファンを軸方向両端に吸込口を有する遠心式のものと
し、それら一対の吸込口を弁機構により背反的に蓋封し
て送風の向きを反転するようにしたものである。このた
め、何れの構成によっても、処理物を処理物を均一に冷
却することができ、焼入れなどの処理むらに起因して起
こる最終製品中の歪みを有効に低減化して、最終製品の
品質を従来に比べて確実に向上させることができるとい
う格別の効果を奏するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す模式的な断面図。
【図2】図1に対応した作用説明図。
【図3】本発明の他の実施例を示す原理図。
【図4】本発明の前記と異なる他の実施例を示す原理
図。
【図5】本発明の前記と異なる他の実施例を示す原理
図。
【図6】本発明の前記と異なる他の実施例を示す模式的
な要部縦断面図。
【図7】同要部横断面図。
【図8】本発明の前記と異なる他の実施例を示す模式的
な断面図。
【図9】図8に対応した作用説明図。
【符号の説明】
S…熱処理空間 2、102…支持機構 4、104…冷却ファン 11…断熱本体 12、13…断熱蓋 141…遠心ファン 141a、141b…吸込口 141c…吐出口 142…弁機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】断熱本体と、この断熱本体に着脱して熱処
    理空間を開閉する断熱蓋と、この断熱蓋の離脱によって
    開放される前記熱処理空間に向けて送風し得る位置に配
    設される冷却ファンとを具備してなる熱処理炉におい
    て、前記断熱蓋を支持する支持機構を、該断熱蓋を断熱
    本体に対し移動させて支持角度を変化させ得るように構
    成し、これによる断熱蓋の角度変化を通じて冷却ファン
    から熱処理空間に向かう冷風の風向きを切換えるように
    していることを特徴とする熱処理炉。
  2. 【請求項2】断熱本体と、この断熱本体の両端に着脱し
    て熱処理空間を開閉する一対の断熱蓋と、この断熱蓋の
    離脱によって開放される前記熱処理空間に向けて送風し
    得る位置に配設される冷却ファンとを具備してなる熱処
    理炉において、前記冷却ファンを、軸方向両端に吸込口
    を有し一方の吸込口を一方の断熱蓋と断熱本体の隙間に
    連通させるとともに他方の吸込口を他方の断熱蓋と断熱
    本体の隙間に連通させる位置に配設してなる遠心ファン
    と、各吸込口を背反的に蓋封し一方の吸込口を蓋封した
    際に遠心ファンの吐出口を一方の断熱蓋と断熱本体の隙
    間に連通させるとともに他方の吸込口を蓋封した際に遠
    心ファンの吐出口を他方の断熱蓋と断熱本体の隙間に連
    通させる弁機構とから構成してなることを特徴とする熱
    処理炉。
JP16982294A 1994-07-21 1994-07-21 熱処理炉 Pending JPH0835785A (ja)

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