JPH0813044A - 連続熱処理炉 - Google Patents

連続熱処理炉

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Publication number
JPH0813044A
JPH0813044A JP17342294A JP17342294A JPH0813044A JP H0813044 A JPH0813044 A JP H0813044A JP 17342294 A JP17342294 A JP 17342294A JP 17342294 A JP17342294 A JP 17342294A JP H0813044 A JPH0813044 A JP H0813044A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
furnace
roll
bearing
heat treatment
heat
Prior art date
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Pending
Application number
JP17342294A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Tawara
博 俵
Atsushi Maeda
淳 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daido Steel Co Ltd filed Critical Daido Steel Co Ltd
Priority to JP17342294A priority Critical patent/JPH0813044A/ja
Publication of JPH0813044A publication Critical patent/JPH0813044A/ja
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  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 連続熱処理炉において通板等のために炉内に
昇降可能にロールを支持するものであって、熱損失を軽
減させると共に作業性を向上させる。 【構成】 炉側壁5に円形開口6を開設し、該円形開口
6を塞ぎ得る断熱体8を該円形開口6中に回転自在に配
設し、該断熱体8の偏心位置に軸受11を設け、炉内に
横架されたロール4の端部を該軸受11により回転自在
に支持し、該断熱体8を回転することにより該ロール4
が昇降動するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は炉内に昇降可能にロール
を支持してなる連続熱処理炉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】金属ストリップを炉内にて非接触にて搬
送させる連続熱処理炉として従来からフローティング
炉、或いはカテナリー炉等が知られている。ところでこ
のように炉内に搬送用ロールを有してない連続熱処理炉
においては、操業を開始するに当たってストリップの先
端を炉内に通す(以下スレッディングともいう)ための
通板手段を備えている。従来この通板手段には、ワイヤ
ースレッディングと称し炉内に予め耐熱性のワイヤを通
しておいて所要通板時にそのワイヤの一端にストリップ
の先端を継いで通板する方法や、炉側壁に設けられた開
口から所要通板時にのみ炉内にロールを数本挿入して該
ロール上にストリップを支持させて通板する方法、或い
は、炉内に昇降可能にロールを設けて通板時にのみ該ロ
ールを上昇させてストリップを通板させる方法等があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来のワイ
ヤスレッディング方法では、ワイヤを炉内に長時間放置
するものであるので断線し使用不能になるおそれがあ
り、また、炉内にロールを挿入する方法は労力を要し時
間も掛るので作業性が悪いという問題がある。また、炉
内に昇降可能にロールを設けるに際しては炉側壁に上下
に長孔を開設してロールの両端部を該長孔から炉外に突
出させ炉外に昇降可能に設けられた軸受により該ロール
を支持していたので、炉内の熱が該長孔から炉外に洩出
し熱損失が大きいという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の連続熱処理炉は
上記課題を解決しようとするもので、炉側壁に円形開口
を開設し、該円形開口を塞ぎ得る断熱体を該円形開口中
に回転自在に配設し、該断熱体の偏心位置に軸受を設
け、炉内に横架されたロールの端部を該軸受により回転
自在に支持し、該断熱体を回転することにより該ロール
が昇降動するように構成したことを特徴とし、所要通板
時に該ロールを上昇できるようにしたものである。
【0005】
【作用】円形開口は常に断熱体により塞がれるので、炉
内熱の炉側壁を通しての洩出が少なくでき熱損失を大幅
に減少させる。またロールの昇降操作を容易に行うこと
ができる。
【0006】
【実施例】次に図面と共に本発明の一実施例をフローテ
ィング炉について説明する。図1に示したフローティン
グ式連続熱処理炉は、炉体1の内部にフロータ2が複数
列設され、金属ストリップ3は該フロータ2から吹出す
熱風により浮揚され非接触状態にて矢印の方向に搬送さ
れるものであり、本発明に係るロール4は通板のために
炉内の該フロータ2の間隔に横架される。
【0007】図2にこの炉体1の一方の炉側壁を断面に
て示し、図3にそのAーA線断面矢視図を示す。同図に
示したように断熱材からなる該炉側壁5に円形開口6を
開設し、該円形開口6の外側に大径の軸受7を設け円形
開口6を塞ぎ得る円柱状の断熱体8を該軸受7により支
持することにより円形開口6中に断熱体8を回転自在に
配設する。該断熱体8は円筒形のケース9中に不定形耐
火物またはセラミックファイバー等の断熱材10を充填
してなる。そして、該断熱体8の外端面の偏心位置に軸
受11を固設すると共に、ロール4を該断熱体8の断熱
材10中に貫挿し該ロール4の端部に延設された回転軸
12を該軸受11により回転自在に支持する。13は該
断熱体8の炉側壁5外突出部外周に固着された歯車であ
る。
【0008】14は該回転軸12の端部にユニバーサル
ジョイント15を介して連結されたギヤードモータで、
該モータ14を動力源として該ロール4を回転動し得
る。また、炉側壁5の外側面に突設したフレーム16上
に軸受17により回転自在なるようにハンドル軸18を
支持し、該ハンドル軸18に固設されたピニオン19を
前記歯車13に噛合させる。なお、図示しないが、ロー
ル4は必要に応じて水冷ロールが用いられる。
【0009】このためハンドル軸18を手動回転させピ
ニオン19,歯車13を介して断熱体8を回転動させれ
ば、該断熱体8の偏心位置に設けられた軸受11は上下
しロール4を昇降動させることができる。
【0010】このため所要通板時にハンドル軸18を回
転操作しロール4をフロータ2の上面よりも高く上昇動
させ、モータ14の駆動により該ロール4を回転動させ
ることにより炉内に金属ストリップを簡単に通すことが
できる。そして通板した後で断熱体8を180度回転さ
せることによりロール4のフロータ2の上面より下に降
下させフローティングの邪魔とならないようにできる。
【0011】なお以上の実施例はフローティング炉にお
ける通板を目的としてロール4を昇降動させる例を説明
したが、本発明はこのようなフローティング炉に限ら
ず、被熱物の重量,大きさ等に従いロールを昇降動させ
るなど、その他の目的で昇降動させるものであってもよ
い。また、ロール4の回転動は実施例に限られずチエン
等を使用して回転させてもよいし、断熱体8の回転動は
ピニオン19,歯車13を介せず直接ハンドル等により
回転させてもよい。
【0012】
【発明の効果】このように本発明の連続熱処理炉は、炉
側壁に開設した円形開口中に断熱体を回転自在に設け該
断熱体の偏心位置にロールの軸受を設けてなるものであ
るから、炉側壁に従来の長孔のような炉内の熱が洩出す
る大きな隙間を生じさせることなく熱損失を大幅に低減
できる。そして昇降操作が容易に行なえるので通板等の
作業性が向上するなど有益な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す連続熱処理炉の縦断面
図。
【図2】図1の要部の拡大横断面図。
【図3】図2のAーA線断面図。
【符号の説明】
1 炉体 3 金属ストリップ 4 ロール 5 炉側壁 6 円形開口 8 断熱体 11 軸受 12 回転軸 18 ハンドル軸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉側壁に円形開口を開設し、該円形開口
    を塞ぎ得る断熱体を該円形開口中に回転自在に配設し、
    該断熱体の偏心位置に軸受を設け、炉内に横架されたロ
    ールの端部を該軸受により回転自在に支持し、該断熱体
    を回転することにより該ロールが昇降動するように構成
    したことを特徴とする連続熱処理炉。
  2. 【請求項2】 所要通板時にロールを上昇させるもので
    ある請求項1に記載の連続熱処理炉。
JP17342294A 1994-06-30 1994-06-30 連続熱処理炉 Pending JPH0813044A (ja)

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JP17342294A JPH0813044A (ja) 1994-06-30 1994-06-30 連続熱処理炉

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JP17342294A JPH0813044A (ja) 1994-06-30 1994-06-30 連続熱処理炉

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0813044A true JPH0813044A (ja) 1996-01-16

Family

ID=15960162

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JP17342294A Pending JPH0813044A (ja) 1994-06-30 1994-06-30 連続熱処理炉

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007056334A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Nippon Steel Engineering Co Ltd 横型連続処理炉の冷却帯とその冷却帯における鋼帯スレッディング方法
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KR20200006371A (ko) 2018-07-10 2020-01-20 주식회사 삼우에코 강판 연속열처리로 실험장비
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