JPH0630639Y2 - 上載型減揺タンク - Google Patents
上載型減揺タンクInfo
- Publication number
- JPH0630639Y2 JPH0630639Y2 JP33788U JP33788U JPH0630639Y2 JP H0630639 Y2 JPH0630639 Y2 JP H0630639Y2 JP 33788 U JP33788 U JP 33788U JP 33788 U JP33788 U JP 33788U JP H0630639 Y2 JPH0630639 Y2 JP H0630639Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- air duct
- antenna
- mounting table
- sway
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Details Of Aerials (AREA)
- Support Of Aerials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この考案は、船体の動揺を緩和する減揺タンクに係り、
特に、受動型減揺タンクの左右舷側タンクを結ぶ空気ダ
クトの形態に関する。
特に、受動型減揺タンクの左右舷側タンクを結ぶ空気ダ
クトの形態に関する。
（従来技術とその欠点） 従来、受動型減揺タンクは、第３図に示すように、減揺
水Ｗを溜める左舷側タンク１と右舷側タンク２との底部
に流体通路としての主ダクト３を設けるとともに、天井
側に空気ダクト４を設けて結合し、船体の揺れに対して
一定の位相関係を以て流動する減揺水の移動によって、
船体の動揺を緩和しようとするものであり。船舶Ｓの船
腹内に固定される。（例えばＵＳＰ４００５６７０）一
方、夜間航行や霧中航行に欠かせないレーダ装置は構成
ユニットの小型化技術の進歩により、小型船舶や大型ヨ
ット、ボート等にも普及してきている。これら小型船で
は、レーダアンテナを船橋の屋根に取付台を固定した上
で、これに固定しているのが普通である。
水Ｗを溜める左舷側タンク１と右舷側タンク２との底部
に流体通路としての主ダクト３を設けるとともに、天井
側に空気ダクト４を設けて結合し、船体の揺れに対して
一定の位相関係を以て流動する減揺水の移動によって、
船体の動揺を緩和しようとするものであり。船舶Ｓの船
腹内に固定される。（例えばＵＳＰ４００５６７０）一
方、夜間航行や霧中航行に欠かせないレーダ装置は構成
ユニットの小型化技術の進歩により、小型船舶や大型ヨ
ット、ボート等にも普及してきている。これら小型船で
は、レーダアンテナを船橋の屋根に取付台を固定した上
で、これに固定しているのが普通である。
他方、これら既建造済の船に前述の減揺タンクを装備す
る場合は、該船舶の動揺周期を勘案して設計された第３
図に示すタンクを前述の船橋屋根上に載置する方法が考
えられるが、タンクがレーダ電波に悪影響を及ぼし偽像
の原因となる恐れがある。
る場合は、該船舶の動揺周期を勘案して設計された第３
図に示すタンクを前述の船橋屋根上に載置する方法が考
えられるが、タンクがレーダ電波に悪影響を及ぼし偽像
の原因となる恐れがある。
（先願の技術） 出願人は先に減揺タンクをレーダアンテナの取付台とし
て兼用することを提案した（実願昭61-201136号（実開
昭63-101299号））。
て兼用することを提案した（実願昭61-201136号（実開
昭63-101299号））。
（この考案が解決しょうとする問題点） この考案は、空気ダクト上に載置されたレーダアンテナ
の動揺を抑圧することを目的とする。
の動揺を抑圧することを目的とする。
（問題点の解決するための具体的手段と作用） 空気ダクトの中央部にくり抜き孔を設け孔内にジンバル
内外リングを設け、この内リングにレーダアンテナ用載
置台を取付けることによって船体の動揺（主としてロー
リング、ピッチング）によるレーダアンテナの揺れ及び
高速走行時のヘッドアップ、旋回時の傾斜等を最小限に
抑えたものである。
内外リングを設け、この内リングにレーダアンテナ用載
置台を取付けることによって船体の動揺（主としてロー
リング、ピッチング）によるレーダアンテナの揺れ及び
高速走行時のヘッドアップ、旋回時の傾斜等を最小限に
抑えたものである。
（実施例） 第１図は本案の実施例を示す一部縦断側面図、第２図は
第１図の平面図である。
第１図の平面図である。
５は減揺水Ｗを溜める左舷タンク、６は同じく右減タン
クであり、両タンクの底部は主ダクト７で連結されてい
る。又両タンクの天上部は空気ダクト８で連結されてい
る。
クであり、両タンクの底部は主ダクト７で連結されてい
る。又両タンクの天上部は空気ダクト８で連結されてい
る。
空気ダクト８の中央部にはくり抜き孔９が設けられてい
る。くり抜き孔には、ジンバル支持機構が設けられてい
る。すなわち１０はジンバル外リングであって空気ダク
トの前後側壁から延びる支持腕11、12によって左右方向
に回動自在に支持されている。１３はジンバル内リング
であり、ジンバル外リングの左右壁から伸びる支持腕1
4，15により前後方向に回動自在に支持されている。１
６はジンバル内リング13から伸びる多数の支持柱17，17
…により支持された載置台である。載置台の底部に重り
18を取付けてもよい。
る。くり抜き孔には、ジンバル支持機構が設けられてい
る。すなわち１０はジンバル外リングであって空気ダク
トの前後側壁から延びる支持腕11、12によって左右方向
に回動自在に支持されている。１３はジンバル内リング
であり、ジンバル外リングの左右壁から伸びる支持腕1
4，15により前後方向に回動自在に支持されている。１
６はジンバル内リング13から伸びる多数の支持柱17，17
…により支持された載置台である。載置台の底部に重り
18を取付けてもよい。
上記装置において、レーダアンテナＡを載置台に据附け
る。この場合、アンテナ翼は当然空気ダクト８の位置よ
り上方に位置せしめる。図示していないが、アンテナ部
への給電線等は線長に余裕を持たせて配線し、場合によ
っては、空気ダクト内を貫通させて船橋に導いてもよ
い。
る。この場合、アンテナ翼は当然空気ダクト８の位置よ
り上方に位置せしめる。図示していないが、アンテナ部
への給電線等は線長に余裕を持たせて配線し、場合によ
っては、空気ダクト内を貫通させて船橋に導いてもよ
い。
（考案の効果） この考案は上述のように構成したので、特別にレーダア
ンテナの架台を要せずして、レーダアンテナを設置する
ことができ、しかも、減揺タンクの空気ダクト８と主ダ
クト７間の空間を利用して、ジンバル機構を利用してい
るので、船体動揺すなわち減揺タンクのピッチング、ロ
ーリンクによるレーダアンテナの揺れ及び高速走行時の
ヘッドアップ旋回時の傾斜を最小限に抑えるのでアンテ
ナの指向方向を安定に保つことができる。なお、空気ダ
クトはアンテナの重量に充分対抗するために、両舷タン
ク５、６の上方より凸型に成形することが望ましい。
ンテナの架台を要せずして、レーダアンテナを設置する
ことができ、しかも、減揺タンクの空気ダクト８と主ダ
クト７間の空間を利用して、ジンバル機構を利用してい
るので、船体動揺すなわち減揺タンクのピッチング、ロ
ーリンクによるレーダアンテナの揺れ及び高速走行時の
ヘッドアップ旋回時の傾斜を最小限に抑えるのでアンテ
ナの指向方向を安定に保つことができる。なお、空気ダ
クトはアンテナの重量に充分対抗するために、両舷タン
ク５、６の上方より凸型に成形することが望ましい。
第１図は本案の実施例を示す一部縦断面図、第２図は第
１図の平面図である。また、第３図は従来例を示す。 １、５……左舷タンク ２、６……右舷タンク ３、７……主ダクト ４、８……空気ダクト ９……くり抜き孔 10……ジンバル外リング 11、12……支持腕 13……ジンバル内リング 14、15……支持腕 16……載置台 17……支持柱 18……重り
１図の平面図である。また、第３図は従来例を示す。 １、５……左舷タンク ２、６……右舷タンク ３、７……主ダクト ４、８……空気ダクト ９……くり抜き孔 10……ジンバル外リング 11、12……支持腕 13……ジンバル内リング 14、15……支持腕 16……載置台 17……支持柱 18……重り
Claims (1)
- 【請求項１】減揺水を溜める左舷側タンクと、右舷側タ
ンクと、両タンクの底部を連接するように設けられた主
ダクトと、両タンクの上部空気を流通させる空気ダクト
とを有し、上記空気ダクトの中央部にくり抜き孔を設
け、孔内にジンバル内外リングを設け、この内リングに
載置台をこの載置台にアンテナを載置したときに載置台
とアンテナで構成される剛体の重心がリング位置より下
位に位置するように取付けてなる上載型減揺タンク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33788U JPH0630639Y2 (ja) | 1988-01-06 | 1988-01-06 | 上載型減揺タンク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33788U JPH0630639Y2 (ja) | 1988-01-06 | 1988-01-06 | 上載型減揺タンク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01104893U JPH01104893U (ja) | 1989-07-14 |
| JPH0630639Y2 true JPH0630639Y2 (ja) | 1994-08-17 |
Family
ID=31199272
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33788U Expired - Lifetime JPH0630639Y2 (ja) | 1988-01-06 | 1988-01-06 | 上載型減揺タンク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0630639Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-01-06 JP JP33788U patent/JPH0630639Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01104893U (ja) | 1989-07-14 |
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