JPH06306000A - 新規生理活性物質mk7607およびその製造方法 - Google Patents

新規生理活性物質mk7607およびその製造方法

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JPH06306000A
JPH06306000A JP5102780A JP10278093A JPH06306000A JP H06306000 A JPH06306000 A JP H06306000A JP 5102780 A JP5102780 A JP 5102780A JP 10278093 A JP10278093 A JP 10278093A JP H06306000 A JPH06306000 A JP H06306000A
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JP
Japan
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curvularia
fungus
bioactive substance
conidia
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JP5102780A
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Nobuji Yoshikawa
展司 吉川
Noriko Chiba
紀子 千葉
Takashi Mikawa
隆 三川
Shigeru Ueno
滋 上野
Kenzou Harimaya
健蔵 播磨谷
Michiaki Iwata
道顕 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meiji Seika Kaisha Ltd
Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Meiji Seika Kaisha Ltd
Mitsubishi Kasei Corp
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
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  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 下記(I)式で表される生理活性物質MK7
607および、クルブラリア属に属するMK7607生
産菌を培養し、培養物からMK7607を採取すること
を特徴とするその製造方法。 【効果】 MK7607は、種々の雑草に有効な除草活
性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、除草活性を有する新規
生理活性物質MK7607およびその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】微生
物の代謝産物は、一種の天然物であり、自然界における
物質循環の中で安全に代謝、分解されるので、作物残
留、公害問題等の環境汚染を引き起こす恐れが少ないと
考えられている。このような背景から、従来より微生物
が生産する種々の生理活性物質が、医薬品、化粧料、動
物薬、農薬等の分野で実用化されてきた。この中で農薬
の分野においては、これまでもっぱら植物病害防除剤、
および植物害虫防除剤に関する開発が盛んに進められて
きたが、ビアラホス(商品名:ハービエース)の登場に
より、除草剤の研究がにわかに注目を集めだした。その
後、ローズビオノール(特開昭49−54587号公
報)、ストレプトール(Agric.Biol.Che
m.,51(8),2277−2279(1987))
等の除草活性を有する微生物代謝産物が発表されてきた
が、さらに新しい化合物の出現が望まれていた。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、除草活性
を有する新規な化合物を見いだすべく、微生物の代謝産
物につき探索を進めてきた結果、クルブラリア属(Cu
rvularia)に属する微生物の培養物中に、強い
除草活性を有する物質が生産されていることを初めて見
いだし、有効物質であるMK7607を単離し、その理
化学的性状および生物学的性状を確定することにより本
発明を完成するに至った。
【0004】即ち本発明の要旨は、下記(I)式で表さ
れるMK7607、その製造方法およびその用途に存す
る。
【0005】
【化2】
【0006】以下、本発明につき詳細に説明する。本発
明の新規生理活性物質MK7607は、前記(I)式に
て表される。MK7607は、例えばクルブラリア属
Curvularia)に属するMK7607生産菌
を培養し、その培養物からMK7607を単離、精製す
ることによって製造することができる。かかる微生物と
しては、クルブラリア属(Curvularia)に属
し、MK7607を生産する能力を有するものであれば
特に制限はされない。具体的には、本発明者らが落葉落
枝より分離したクルブラリアエラグロステデス(Cur
vularia eragrostidis)D 24
52(以下、「本菌株」または「D 2452号菌」と
略記することがある)等が挙げられる。なお、本菌株
は、通商産業省生命工学工業技術研究所に生工研菌寄第
13557号(FERM P−13557)として寄託
されている。本菌株の微生物学的性状は、以下の通りで
ある。
【0007】I.形態学的性状 コロニーの生育は、ポテト・デキストロース寒天培地
上、27℃、7日間培養で旺盛、ビロード状〜綿毛状、
灰色かかった褐色、裏面は灰黒色を呈す。基底菌糸は分
枝する、隔壁を有す、淡褐色、巾5.7〜10.4μ
m、気生菌糸は分枝する、隔壁を有す、無色。分生子柄
は基底菌糸あるいは気生菌糸より単生する、通常無分
枝、まっすぐかまたはジグザグ状に屈曲する。分生子形
成細胞は頂生、円筒形で先端部はやや膨れる、通常3〜
4個の分生子を単生する。分生子形成後頂部から新しい
分生子柄が伸びて分生子形成細胞が頂生する。分生子柄
は淡褐色〜褐色、上方部は淡色、平滑、隔壁を有す。長
さ172μmに至る。巾3.8〜7.5μm、分離痕を
残す。分生子はポロ型分生子、楕円形、まがたま状に湾
曲することはない、3隔壁を有す、両端の細胞は中間部
細胞より小形で淡い褐色を呈する。中間部細胞は褐色〜
濃褐色、平滑、17.8〜24.1×8.8〜13.1
μm。分生子基部に突出したへそ(hilum)を欠
く。
【0008】II.生理学的性状 生育温度(PDA上、1週間培養):10〜40℃ 至適温度:27〜30℃ 生育pH(LCA液体培地上、27℃、1週間培養):
2〜9 至適pH:4〜6
【0009】III.分類学的考察 本菌株(D 2452号菌)は、1)分生子柄は無分
枝、まっすぐかまたはジグザグ状に屈曲する、2)分生
子形成細胞は頂生、円筒形で先端部はやや膨れ、通常3
〜4個の分生子をつける、分生子形成後、頂部から新し
い分生子柄が伸びてさらに分生子形成細胞が頂生する、
3)分生子形成様式はポロ型、4)分生子は中間部細胞
が両端細胞より膨潤する特徴を有する。以上の性状よ
り、本菌株(D 2452号菌)は不完全菌亜門(De
uteromycotina)−不完全糸状菌綱(Hy
phomycetes)のCurvularia属に帰
属する。
【0010】M.B.Ellis(1971,197
6)の“DematiaceousHyphomyce
tes”及び“More Dematiaceous
Hyphomycetes”によれば、本属には35種
が認知されている。これらの菌種は分生子の形状、大き
さ、細胞数、菌着生の宿主の違い等によって識別されて
いる。本菌株(D 2452号菌)は、5)分生子基部
にへそ(hilum)を欠く、6)分生子は平滑、3隔
壁、7)分生子はまがたま状に湾曲せずまっすぐであ
る、8)分生子は楕円形で、上下対称の特徴を有する。
これらの性状について、Ellis(1971,197
6)の上記文献に従って種の検索を行ったところ、本菌
株(D 2452号菌)はCurvularia er
agrostidisの形態学的特徴によく合致した。
従って、本菌株(D 2452号菌)はCurvula
ria eragrostidisと同定した。
【0011】本菌株は、一般的なカビ類に見られるよう
にその性状が変化し易い。例えば、本菌株の、またはこ
の株に由来する突然変異株(自然発生または誘発性)、
形質接合体または遺伝子組換え体であっても、MK76
07物質を生産するものは全て本発明に使用できる。本
発明においては、前記の菌を通常の微生物が利用し得る
栄養物を含有する培地で培養する。栄養源としては、グ
ルコース、水飴、デキストリン、シュクロース、澱粉、
糖蜜、動物油、植物油等を使用できる。また窒素源とし
ては、大豆粉、小麦胚芽、コーンスティープリカー、綿
実粕、肉エキス、ペプトン、酵母エキス、硫酸アンモニ
ウム、硝酸ナトリウム、尿素等を使用できる。その他必
要に応じて、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグ
ネシウム、コバルト、塩素、リン酸、硫酸またはその他
のイオンを生成することのできる無機塩類を添加するこ
とも可能である。さらに菌の生育を助け、MK7607
物質の生産を促進するような有機物および/または無機
物を適宜添加することができる。
【0012】培養法としては、好気的条件下での培養法
が好ましい。培養に適当な温度は10〜30℃である
が、本発明においては20〜30℃で培養することが好
ましい。MK7607物質の生産は培地や培養条件によ
り異なるが、通常7〜30日の間で培養物中にその蓄積
量が最高に達する。そこで培養物中のMK7607物質
の蓄積量が最高に達した時に反応(培養)を停止し、培
養物から目的とするMK7607物質を単離、精製す
る。
【0013】本発明のMK7607物質を培養物から単
離、精製するには、その性状を利用した通常の分離手
段、例えば溶剤抽出法、イオン交換樹脂法、吸着または
分配カラムクロマト法、ゲルろ過法、透析法、沈澱法等
を単独でまたは適宜組み合わせて使用する。例えば、M
K7607物質は、培養菌体中からはアセトン−水、メ
タノール−水で抽出される。また、培養液中に蓄積され
たMK7607物質は、水と混ざらない有機溶剤、例え
ば酢酸エチル、ブタノール等で脂溶性成分を抽出し除去
することにより、MK7607物質は水層にほとんど含
まれる。MK7607物質を更に精製するには、セファ
デックス LH−20およびG−10(ファルマシア社
製)、トヨパール HW−40(株式会社東ソー社
製)、活性炭(和光純薬工業社製)等を用いるカラムク
ロマトグラフィーを適宜組み合わせる。
【0014】以上のような方法により、あるいはこれら
を適宜組み合わせることにより、高純度のMK7607
物質が得られる。MK7607物質を有効成分として含
有する除草剤を得るには、必要に応じて他の担体、界面
活性剤あるいは補助剤と混合して、通常除草剤として用
いられる製剤形態、例えば粉剤、粒剤、微粒剤、水和
剤、乳剤、液剤または水溶剤などに調製して使用するの
が望ましい。固体担体としては、例えばタルク、ベント
ナイト、クレー、カオリン、珪藻土、バーミキュライ
ト、炭酸カルシウムなどが挙げられ、液体担体として
は、例えば水、アルコール、酢酸エチル、アセトン、ジ
メチルスルホキシド、シクロヘキサノン、キシレンなど
が挙げられる。また、乳化および/またはぬれ性向上の
ために、例えばアルキル硫酸エステル類、アルキルスル
ホン酸塩類、ポリオキシエチレングリコールエーテル
類、多価アルコールエステル類などの界面活性剤を、さ
らに水和剤の分散性向上を計るための助剤を使用するこ
とも可能である。
【0015】本発明の除草剤を組成物として用いる場合
のMK7607物質の含有量は、例えば水和剤として用
いる場合は10〜80重量部、乳剤として用いる場合は
10〜50重量部、粉剤として用いる場合は2〜10重
量部、粒剤として用いる場合は2〜20重量部が適当で
ある。本発明の除草剤は、水田、畑、果樹園、温室、林
地、非農耕地などにおいて、除草を目的として、それぞ
れの条件に応じて使用される。また、他の農薬類、すな
わち、除草剤、殺虫剤、殺菌剤、植物成長調節剤および
/または肥料などと混合して使用することができる。本
発明の除草剤の使用場所、使用時期、適用量、適用方法
は、適用すべき植物の種類、使用目的により必ずしも一
定ではないが、例えば適用方法として、雑草の茎葉に散
布処理することにより強力な殺草作用を発現する。有効
な雑草の範囲は広く、一年生および多年生の単子葉およ
び双子葉の雑草に対して高い殺草効果を発現する。
【0016】
【実施例】以下に本発明の実施例を示すが、MK760
7物質の性状が本発明によって明らかにされたので、そ
れらの性状に基づきMK7607物質の製造方法を種々
考案することができる。従って本発明は実施例に限定さ
れるものではなく、実施例の修飾手段は勿論、本発明に
よって明らかにされたMK7607物質の性状に基づい
て、公知の手段を施してMK7607物質を生産、濃
縮、抽出、精製する方法をすべて包括する。
【0017】(実施例) (1)培養 水飴2.0%、大豆粉1.0%、大豆油0.15%、サ
ングレイン0.25%FeSO4 ・7H2 O 0.00
05%,NiCl2 ・6H2 O 0.00005%及び
CaCO3 0.1%を含有する培地(pH6.0)を
40mlずつ200ml三角フラスコ20本に分注し、
121℃において20分間高圧滅菌する。これにD 2
452号菌を1白金耳ずつ植菌し、26℃において2日
間、210回転にて振とう培養する。
【0018】別に、500ml三角フラスコに米60
g、精製水20mlを含有する主醗酵培地(pH6.
0)を調製し、121℃において20分間高圧滅菌す
る。この主醗酵培地に前記種培養液を8mlずつ接種
し、26℃において14日間静置培養する。
【0019】(2)培養物の精製 上記(1)で得られた培養菌体に50%アセトン水(1
L)を加え、1時間攪拌後菌体を濾別して菌体抽出液を
得た。菌体抽出液は、減圧下でアセトンを留去して0.
5Lの濃縮液とした。この濃縮液をブタノール(0.5
L)で抽出し脂溶性成分を除去した。抽出後の水層に活
性炭30gを加え室温で30分間撹拌した。活性炭を濾
別後、水層を減圧下留去し無色残さを得た。この残さを
活性炭カラム(内径4cm×高さ50cm)の上部に載
せ、水を展開溶媒とするクロマトグラフィーを行った。
MK7607物質を含む画分を濃縮乾固すると無色粉末
を得た。この粉末をメタノールで洗浄することにより、
MK7607無色粉末結晶(600mg)を得た。
【0020】得られるMK7607物質の理化学的性状
は次のとおりである。 (1) 色および形状:無色粉末状結晶 (2) 分子式:C7125 (3) マススペクトル (EI−MS):M/Z 1
76(M)+ (4) 比旋光度:[α]D =+210°(c 1.
0,H2 O) (5) 赤外部吸収スペクトル νKBr max cm-1:3300,1640,1100 (6) 1H−NMRスペクトル:重水中、400MH
z бH :3.86(1H, dd, J = 3.6, 10.2), 3.89(1H, d
d, J = 3.6, 10.2), 4.16(2H, s), 4.25(1H, d, J = 3.
6), 4.32(1H, dd, J = 4.2, 4.2), 5.85(1H, d, J = 4.
9). (7) 13C−NMRスペクトル:重水中、100MH
z бc:63.0, 67.0, 67.6, 69.3, 69.6, 125.1, 142.
2. (8) 溶解性:クロロホルム、アセトン、酢酸エチ
ル、メタノールに不溶で、水に可溶である。 (9)塩基性、酸性、中性の区別:中性物質 この発明者らが発見した生理活性物質の絶対構造は、当
該物質またはそのペンタアセテートのマススペクトル、
NMRスペクトル(図1、図2および図3)、および当
該物質のペンタパラブロモベンゾアートのX線結晶構結
晶構造解析により確認した。
【0021】(製剤例)
【表1】 (1)液剤 MK7607物質 30部 ポリオキシエチレンラウリルエーテル 20部 リン酸一ナトリウム 1部 リン酸二ナトリウム 4部 水 45部 をよく混合して液剤とする。
【0022】
【表2】 (2)水和剤 MK7607物質 50部 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム 5部 高級アルコール硫酸ナトリウム 10部 ポリビニルアルコール 2部 珪藻土 33部 をよく混合し、粉砕して水和剤とする。
【0023】(試験例)MK7607物質の畑地茎葉処
理による殺草効果をポット試験により調べた。直径9c
mのプラスチックポットに畑土壌を充填し、オオイヌタ
デ、アオビユ、アメリカセンダングサ、エノコログサを
播種した。所定の大きさに生育した時点で、所定濃度の
MK7607物質水溶液に展着剤ネオエステリンを20
00ppmになるように添加し、2ml/ポットを茎葉
散布処理した。処理後14日における殺草効果を表1に
示した。
【0024】
【表3】 表 1 ─────────────────────────────────── MK7607物質濃度(ppm) 300 1000 3000 ─────────────────────────────────── オオイヌタデ 1 5 5 アオビユ 1 4 5 アメリカセンダングサ 1 2.5 4.5 エノコログサ 1 3 4 ─────────────────────────────────── 殺草効果:0;効果なし 1;20%の効果 2;40%の効果 3;60%の効果 4;80%の効果 5;100%の効果
【0025】
【発明の効果】上記試験例から明らかなように本発明の
MK7607物質は、除草活性を有しており、除草剤と
しての有用性が期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】MK7607物質の重水溶液中での400MH
1H−NMRスペクトルを表す。
【図2】MK7607物質の重水溶液中での100MH
13C−NMRスペクトルを表す。
【図3】MK7607物質ペンタアセテートの重クロロ
ホルム溶液中での400MHz1H−NMRスペクトル
を表す。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】得られるMK7607物質の理化学的性状
は次のとおりである。 (1) 色および形状:無色粉末状結晶 (2) 分子式:C7125 (3) マススペクトル (FD−MS):M/Z 1
77(MH+ (4) 比旋光度:[α]D =+210°(c 1.
0,H2 O) (5) 赤外部吸収スペクトル νKBr max cm-1:3300,1640,1100 (6) 1H−NMRスペクトル:重水中、400MH
z бH :3.86(1H, dd, J = 3.6, 10.2), 3.89(1H, d
d, J = 3.6, 10.2), 4.16(2H, s), 4.25(1H, d, J = 3.
6), 4.32(1H, dd, J = 4.2, 4.2), 5.85(1H, d, J = 4.
9). (7) 13C−NMRスペクトル:重水中、100MH
z бc:63.0, 67.0, 67.6, 69.3, 69.6, 125.1, 142.
2. (8) 溶解性:クロロホルム、アセトン、酢酸エチ
ル、メタノールに不溶で、水に可溶である。 (9)塩基性、酸性、中性の区別:中性物質 この発明者らが発見した生理活性物質の絶対構造は、当
該物質またはそのペンタアセテートのマススペクトル、
NMRスペクトル(図1、図2および図3)、および当
該物質のペンタパラブロモベンゾアートのX線結晶構造
解析により確認した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:645) (72)発明者 三川 隆 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 三 菱化成株式会社総合研究所内 (72)発明者 上野 滋 神奈川県横浜市港北区師岡町760番地 明 治製菓株式会社薬品総合研究所内 (72)発明者 播磨谷 健蔵 神奈川県横浜市港北区師岡町760番地 明 治製菓株式会社薬品総合研究所内 (72)発明者 岩田 道顕 神奈川県横浜市港北区師岡町760番地 明 治製菓株式会社薬品総合研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(I)式で表されるMK7607。 【化1】
  2. 【請求項2】 クルブラリア属(Curvulari
    )に属する、MK7607生産菌を培養し、その培養
    物から請求項1記載のMK7607を採取することを特
    徴とするMK7607の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のMK7607を有効成分
    とすることを特徴とする除草剤。
JP5102780A 1993-04-28 1993-04-28 新規生理活性物質mk7607およびその製造方法 Pending JPH06306000A (ja)

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