JPH02256694A - 新規物質pf1018物質ならびにその製造法及び殺中剤 - Google Patents

新規物質pf1018物質ならびにその製造法及び殺中剤

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JPH02256694A
JPH02256694A JP1288715A JP28871589A JPH02256694A JP H02256694 A JPH02256694 A JP H02256694A JP 1288715 A JP1288715 A JP 1288715A JP 28871589 A JP28871589 A JP 28871589A JP H02256694 A JPH02256694 A JP H02256694A
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圭一 今村
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道顕 岩田
Shinji Miyaji
宮道 慎二
Takashi Shomura
庄村 喬
Masaru Shimura
志村 勝
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瀬崎 正次
Shigeharu Inoue
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、新規物質PF1018物質ならびにその製造
法、及び殺虫剤に関する。
従来の技術およびその課題 従来、@生物が生産する種々の生理活性物質が知られて
いるが、殺虫活性を有する物質はそれ程多く見出されて
いないため、新規な殺虫物質の創製が常に要望されてい
る。本発明の目的は、新規な物質PF 1018物質な
らびにその製造法、及びPFIO18物質を有効成分と
して含有する殺虫刺を提供することにある。
課題を解決するための手段 第1の本発明の要旨とするところは、新規物質PF l
 018物質およびその塩にある。本発明によるPF1
018物質の理化学的性状は2次の通りである。
(1)色および形状:淡黄色粒状結晶 (2)元素分析:C28H35NO3・H20として計
算値 C74,47%、H8,26%、N3.10%実
測値 C75,08%、H8,06%、N3.38%(
3)マススペクトル(FD−MS) : m/z 43
3 (M  )(4)融点: 182−184°C (5)比旋光度:[α]34−−185°(C1,0,
CHC:C3)(6) g!!:外部および可視部吸収
スペクトルλ    (E’%) max nm    lcn+ rMeOH] : 204(393)、 251(29
4)、 320(355)[0,1N HCI−MeO
H] : 204(215)、 235(229)、 
332(471)358(sh 280) [0,IN NaOH−MeOH] : 213(99
2)、 254(326)。
(7)赤外部吸収スペクトル (KBr cm’) : 3410.2960.292
5.2870.1710゜1640、1580.143
0.1380.1360.1330.1315゜129
0、1245.1230.1165.1125.107
5.1040゜1010、1000. 950. 92
0. 890. 870. 845゜805、 775
. 760. 720(8)  lHNMRスペクトル
:第3図に示す。
(9)  13CNMRスペクトル:第4図に示す。
(10) 溶解性:クロロホルム、酢酸エチル、アセト
ン、メタノールに溶け、水に溶けない。
(11)塩基性、酸性、中性の区別:酸性物質第2の本
発明の要旨とするところは、不完全菌に属するPF 1
018物質生産菌を培養し、その培養物からPFi01
8物質を採取するPFIO18物質の製造法にある。
本発明に使用されるPF1018物質生産菌の一例とし
ては、長野県大町市の土壌から新たに分離されたPF1
018株がある。
1、PF1018物質生産菌の菌学的性状ポテト・ブド
ウ糖寒天培地(PDA)、ポテト・ニンジン寒天培地(
PCA)、コーンミール寒天培地(CMA)の3種類の
培地でPF1018株の生育状態を調べたが、どの培地
でも同様の生育状態を示した。生育速度は25℃、7日
間で1On+m。
14日間で20〜22mmであったが、37°Cでは生
育しなかった。pH5〜7での生育は良好である。集落
の表面は平たんで、白色〜灰色の綿毛状であるが。
茶褐色〜黒色の分生子を着生するにつれて黒色となる。
集落の裏面も最初オレンジ色であるが1分生子形成とと
もに黒色となる。可溶性色素は生成しない。
また、顕微鏡下での観察結果を以下に述べる。
分生子柄は無色で、焦土菌糸から半生し非分枝であり、
こん棒型もしくはアングル型を示す。分生子はl細胞性
で、滑面である。大きさは6.0〜8.4×3.6〜4
.4μmであり、その形は楕円型である。
分生子形成様式はアレウロ型であり2分生子柄の先端お
よび側面に分生子を半生し、連鎖しない。
その上部は丸く、基部は裁断状となる。
以上の菌学的性状より、PFIO1g株はエム・ビー・
エリス[M、B、Ellis、 Dematiaceo
usHyphomycetes、 75−77、 C,
M、1.、 Key(1971)]記載の不完全菌フ、
ミコーラ属(Huo+1cola)に属する菌株であり
2本発明者らは本菌をフミコーラ・エスピー・P F 
I O18(Humicola sp、 PF1018
)と命名した。なお2本菌株は当初は工業技術院微生物
工業技術研究所に微工研菌寄第10365号(FERM
  P−10365)として受託されていたが、現在は
国際寄託に切り替えられ微工研条寄第2627号(FE
RM BP−2627)として受託されている。
PF1018株は、他の真菌に見られるようにその性状
が変化し易い。例えば、PFIO1B株に由来する突然
変異株(自然発生または誘発性)。
形質接合体または遺伝子組換え体であっても、PF10
18物質を生産するものは全て本発明に使用できる。
2、PF1018物質生産菌の培養法 不完全菌に属するPF1018物質生産菌を通常の微生
物が利用しうる栄養物を含有する培地で培養する。栄養
源としては、従来真菌の培養に利用されている公知のも
のが使用できる。例えば。
炭素源としては、グルコース、水飴、デキストリン、澱
粉、糖蜜、動・植物油等を使用しうる。また、窒素源と
しては、大豆粉、小麦胚芽、コーン・ステイープ・リカ
ー、綿実粕、肉エキス、ペプトン、酵母エキス、硫酸ア
ンモニウム、硝酸ナトリウム、尿素等を使用しうる。そ
の他必要に応じ。
ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、コ
バルト、塩素、燐酸、硫酸およびその他のイオンを生成
することができる無機塩類を添加することは有効である
。また、菌の発育を助け、PFIO18物質の生産を促
進するような有機および無機物を適当に添加することが
できる。
培養法としては、好気的条件での培養法、特に深部培養
法が最も適している。培養に適当な温度は23〜30℃
であるが、多くの場合26°C付近で培養する。PFI
O18物質の生産は培地や培養条件により異なるが、振
盪培養、タンク培養のいずれにおいても通常2〜7日間
でその蓄積が最高に達する。培養中のPFIO18物質
の蓄積量が最高になった時に培養を停止し、培養液から
目的物質を単離精製する。
3、PFIO18物質の精製法 本発明によって得られるPF1018物質の培11物か
らの採取に当たっては、その性状を利用した通常の分離
手段1例えば、溶剤抽出法、イオン交換樹脂法、吸着ま
たは分配カラムクロマト法。
ゲルろ適法、透析法、沈澱法等を単独でまたは適宜組み
合わせて抽出精製することができる。例えば、PF10
18物質は、培養菌体中からはアセトン−水、メタノー
ル−水または酢酸エチル等で抽出される。また、培養液
中に蓄積されたPF1018物質は、水と混ざらない有
機溶剤9例えば。
ブタノール、酢酸エチル等で抽出すればPFIO18物
質は有機溶剤層に抽出される。
PFIO18物質を更に精製するには、シリカゲル(ワ
コーゲルC−200、和光紬薬工業社製等)。
アルミナ等の吸着剤やセファデックスLH−20(7プ
ルマシア社製)、トヨバールHW−40(東ソー株式会
社製)等を用いるクロマトグラフィーを行うとよい。
このようにして培養物中に生産されたPFIO18物質
は遊離の形、PF1018物質それ自体として分離する
ことができ、またPF l 018物質を含有する溶液
またはその濃縮液を塩基、すなわち例えば水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属化合物、水酸化
カルシウム、水酸化マグネシウム等のアルカリ土類金属
化合物、アンモニウム塩等のような無機塩基、エタノー
ルアミン、トリエチルアミン、ジシクロヘキシルアミン
等の有機塩基により1例えば抽出2分離または精製の各
工程の操作中に処理した場合、PFIO18物質は対応
するその塩類の形に変化し1分離される。また別にこの
ようにして製造されたPF1018物質の塩類は、常法
により遊離の形に変化させることができる。更に遊離の
形で得られたPFIO18物質を前記塩基により常法で
対応するその塩類に変化させてもよい。従ってPFIO
18物質と同様に前記のようなその塩類も、この発明の
範囲内に包含されるものとする。
第3の本発明の要旨とするところは、PFIO18物質
を有効成分とする殺虫剤にある。
本発明のPF1018物質が特に有効な害虫としては、
ハスモンヨトウ、コナガ、ニカメイガ等の鱗翅目、ノウ
ムシ類、ハムシ類等の鞘翅目、イエバエ、アカイエカ等
の双翅目、アザミウマ目、ゴキブリ等の網翅目、アブラ
ムシ類、ウンカ類、ヨコバイ類、カメムシ類等の半翅目
、その信置翅目、ハダニ類等が挙げられる。
本発明化合物を殺虫剤の有効成分として使用する場合は
、そのまま用いてもよいが、通常は適当な固体担体、液
体担体、ガス状担体、界面活性剤、分散剤その他の製剤
用補助剤、餌等と混合して乳剤、液剤、水和剤、粉剤、
粒剤、油剤、エアゾール剤、フロワブル剤、毒餌等任意
の剤型にして使用することができる。
固体担体としては、例えばタルク、ベントナイト、クレ
ー、カオリン、ケイソウ土、場−ミキュライト、ホワイ
トカーボン、炭酸カルシウム等が挙げられる。液体担体
としては、例えばメタノール、n−ヘキサノール、;チ
レングリコール、セロソルブ等のアルコール類、アセト
ン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン
類、ケロシン、灯油等の脂肪族炭化水素類、ベンゼン、
トルエン、キシレン、メチルナフタレン等の芳を族炭化
水素類、ジクロロエタン、トリクロロエチレン、四塩化
炭素等のハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、ジ
オキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、酢酸エ
チル等のエステル類、アセトニトリル、イソブチロニト
リル等のニトリル類、ジメチルホルムアミド、ジメチル
アセトアミド等の酸アミド類、大豆油、綿実油等の植物
油類、ジメチルスルホキシド、水等が挙げられる。
またガス状担体としては、例えばLPG、70ンガス、
空気、窒素、炭酸ガス、ジメチルエーテル等が挙げられ
る。
乳化、分散、展着等のための界面活性剤、分散剤として
は、例えばアルキル硫酸エステル類、アルキル(アリー
ル)スルホン酸塩類、ポリオキシアルキレンアルキル(
アリール)エーテル類、多価アルコールエステル類、リ
グニンスルホン酸塩等が用いられる。
更に製剤の性状を改善するための補助剤としては、例え
ばカルボキシメチルセルロース、アラビアガム、ポリエ
チレングリコール、ステアリン酸カルシウム等が用いら
れる。
上記の担体、界面活性剤、分散剤及び補助剤は、必要に
応じて各々単独に、あるいは組み合わせて用いられる。
これらの製剤中の有効成分の含有量は、乳剤では通常1
−50重量部、粉剤では0.3−25重量部、水和剤で
は通常1−90重量部、粒剤では通常0.5−101i
量部が適当である。
これらの製剤は、そのままであるいは希釈して用いる。
また、他の殺虫剤、殺ダニ剤、殺菌剤、除草剤、植物成
長調節剤、肥料、土壌改良剤、協力剤等と混合して用い
る事もできる。
実施例 以下に本発明の製造例、製剤例、試験例を示すが。
本発明はこれらの例示のみに限定されるものではない。
製造例1゜ 種培地として、スターチ2.0%、グルコース1.0%
、小麦胚芽0.6%、ポリペプトン0.5%。
大豆粉0.2%、酵母エキス0.3%、炭酸カルシウム
0.1%の組成からなる培地を用いた。また、生産培地
として、スターチ2.0%、グルコース2.0%、大豆
粉1.0%、小麦胚芽1.0%、肉エキス0.5%、塩
化ナトリウム0.2%、炭酸カルシウム0.3%、硫酸
マグネシウム(7水塩)0.1%、硫酸亜鉛(7水塩)
  0.001%の組成からなる培地を用いた。なお、
殺菌前puはすべてpH7,0に調整して使用した。
前記の種培地20m+2を分注した1001IIa容三
角フラスコを120℃で30分間殺菌し、これにフミコ
ーラ・エスピー・PFlo、18株(FERM BP−
2627)の斜面寒天培養の2〜3白金耳を接種し、2
6°Cで5日間振盪培養し7て第1種培養とした。次い
で9種培地(80mQ)を分注した500m(2容三角
フラスコを120℃で30分間殺菌し、前記第1種培養
(4mQ)を接種し、26°Cで3日間振盪培養してこ
れを第2種培養とした。
予め120℃で30分間殺菌した351.の生産培地を
含む50L容ジヤー・ファーメンタ−2基に前記の第2
種培養を各40On+Qずつ接種し、26℃で5日間通
気(20L/分)、攪拌(初期250rp+n、 41
時間以降400rpm)培養した。培養終了後、ろ過動
剤として珪藻土を加えてろ過し、ろ液と菌体を得た。
この菌体に60%アセトン水(50L)を加え、1時間
攪拌後菌体をろ別して菌体抽出液を得た。菌体抽出液は
。減圧下でアセトンを留去して22Lの濃縮液とした。
この濃縮液から酢酸エチル(20L×2)でPF101
8物質を抽出し、酢酸エチル層を濃縮すると油状物質(
16g)が得られた。この油状物質をシリカゲルカラム
(700g)の上部に載せ、ヘキサン−アセトン(4:
 1)を展開溶媒とするクロマトグラフィーを行い、P
FIO18物質を含む画分を濃縮乾固すると褐色の油状
物質(320mg)が得られた。次いで、この油状物質
をシリカゲルカラム(20g)の上部に載せ、クロロホ
ルム−メタノール(100:l)を展開溶媒とするクロ
マトグラフィーを行った。得られた粗PF1018物質
(233mg)を更に、メタノールを展開溶媒とするセ
ファデックスLH−20(600i12)カラムクロマ
トグラフィーを行って精製すると、淡黄色油状物質(2
16mg)が得られた。この淡黄色油状物質をクロロホ
ルム(120mQ)に溶解し、 0.01N塩酸(12
0naQ)で洗浄後クロロホルム層を濃縮乾固し、残渣
をメタノール(5−)に溶解して再び濃縮乾固すると純
粋なPFIO18物質が淡黄色粉末(176mg)とし
て得られた。この粉末をメタノールに溶解し再結晶化し
てPF1018物質の淡黄色の粒状結晶110mgを得
た。
製剤例1.乳剤 本発明化合物20重量部、N、Nジメチルホルムアミド
20重量部、キシレン50重量部にポリオキシエチレン
アルキルアリルエーテル10重量部を加え均一に混合、
溶解して乳剤を得た。
製剤例2.水和剤 本発明化合物25重量部、クレー30重量部、ケイソウ
135重量部、リグニンスルホン酸カルシウム3重量部
、ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル7重量部
を均一に混合し、粉砕して水和剤を得た。
製剤例3.粉剤 本発明化合物2重量部、クレー60シて部、タルク37
重量部、ステアリン酸カルシウム1重量部を均一に混合
して粉剤を得た。
製剤例43粒剤 本発明化合物5重量部、ベントナイト40重量分、タル
ク53重量部、リグニンスルホン酸カルシウム2重量部
を均一に粉砕混合し、水を加えてよく練合したのち、造
粒乾燥して粒剤を得た。
試験例1゜ コナガ(PluLella xylostella)幼
虫に対する効力試験 製剤例1に準じて製剤し、界面活性剤(0,05%)を
含む水で11000ppに希釈した薬液にコナガ3令幼
虫10頭を10秒間浸漬した。処理後、キャベツ葉片(
5cmX5cm)を入れた直径9cmのグラスチックカ
ップに放虫し、25°Cの恒温室に放置した。2日後の
生死虫数を調査し、下記の計算式から死去率を求めた。
死去率(%)−(死去数/供試虫数)X100結果は、
100%の死去率であった。
試験例2゜ ニセナミハダニ(Tetranychus cinna
barinus)雌成虫に対する効力試験 直径6cmのプラスチックポットに栽培したツルナシイ
ンゲン初生葉にニセナミハダニ雌成虫10頭を接種した
。これに接種1日後に製剤例3に準じて製剤し、界面活
性剤(0,05%)を含む水で1100ppに希釈した
薬液を噴霧塔で10n+散布した。処理後27°Cの恒
温室に放置した。1日後の生死虫数を調査し、試験例1
の式から死去率を求めた。結果は100%の死去率であ
った。
試験例3゜ イエバエ(Musca domestica)雌成虫に
対する効力試験 エーテル麻酔したイエバエ雌成虫10頭の胸部背面に、
本発明化合物のアセトン溶液(1,0μg/μl)をマ
イクロシリンジを用いてlμlずっ局所施用した。処理
後、餌として蔗糖液をしみこませた脱脂綿を入れた直径
9cmのプラスチックカップに放虫し、25°Cの恒温
室に放・置した。1日後の生死虫数を調査し、試験例1
の式から死去率を求めた。結果は100%の死去率であ
った。
発明の効果 本発明のPF1018物質は上記に示した如く強力な殺
虫活性を有している。この性質に基づき本発明のPFI
O18物質を殺虫剤、あるいはそれへの変換用素材とし
て用いることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図:PF1018物質のメタノール中(20gg/
rsQ、実線)、酸性メタノール中(20gg/mQ、
 破線)および塩基性メタノール中(20gg/mQ、
−点鎖線)での紫外部および可視部吸収スペクトルを示
す。 第2図:PF1018物質の臭化カリウム錠での赤外部
吸収スペクトルを示す。 第3図二PFIO18物質の重クロロホルム溶液中での
400MHz ’H NMRスペクトルを示す。 第4図:PFIOl 中での100MHz 13C 8物質の重クロロホルム溶液 NMRスペクトルを示す。 手 6士 祁 補 正 ±(自発) 目 証 1年12月73−日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記の特性を有するPF1018物質およびその塩 (1)色および形状:淡黄色粒状結晶 (2)元素分析:C_2_8H_3_5NO_3・H_
    2Oとして計算値C74.47%、H8.26%、N3
    .10%実測値C75.08%、H8.06%、N3.
    38%(3)マススペクトル(FD−MS):m/z4
    33(M^+)(4)融点:182−184℃ (5)比旋光度:[α]^2^4_D=−185゜(c
    1.0、CHCl_3)(6)紫外部および可視部吸収
    スペクトル:第1図に示す。 (7)赤外部吸収スペクトル:第2図に示す。 (8)^1HNMRスペクトル:第3図に示す。 (9)^1^3CNMRスペクトル:第4図に示す。 (10)溶解性:クロロホルム、酢酸エチル、アセトン
    、メタノールに溶け、水に溶けない。 (11)塩基性、酸性、中性の区別:酸性物質2、フミ
    コーラ(Humicola)属に属する、PF1018
    物質生産菌を培養し、その培養物からPF1018物質
    を採取することを特徴とするPF1018物質の製造法
    。 3、PF1018物質を有効成分として含有する殺虫剤
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