JPH0630576A - サーボ制御装置およびサーボ制御方法 - Google Patents

サーボ制御装置およびサーボ制御方法

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JPH0630576A
JPH0630576A JP4065884A JP6588492A JPH0630576A JP H0630576 A JPH0630576 A JP H0630576A JP 4065884 A JP4065884 A JP 4065884A JP 6588492 A JP6588492 A JP 6588492A JP H0630576 A JPH0630576 A JP H0630576A
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phase
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JP4065884A
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English (en)
Inventor
Masaki Morita
正樹 森田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータ制御における速度系、位相系誤差のデ
ィジタル的なゲイン調整を可能にしかつ、サーボ出力精
度、測定精度の低下やダイナミックレンジの低下を防止
できるサーボ制御装置を得る。 【構成】 回転機構1の速度誤差とモータ2の位相誤差
をそれぞれD/A変換器13,14でアナログ値に変換
し、このアナログ値をそれぞれゲイン制御器15,16
内のゲイン調整可能な演算増幅器15b,16bに加
え、演算増幅器15bb,16bのゲインをゲイン制御
器15,16内のディジタルレジスタ15a,15bで
変化させ、ゲイン制御器15,16の出力を加算してモ
ータドライブアンプ18に加える。 【効果】 ゲイン調整時の出力精度と、ダイナミックレ
ンジと、測定精度の各低下を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえばVTR(ビ
デオ・テープ・レコーダ)のドラムモータやキャプスタ
ンモータの制御に使用して好適なサーボ制御装置および
サーボ制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のドラムの制御をするサーボ回路の
一例を図12に示す。この図7中の1はドラムを示す。
このドラム1はモータ2により回転駆動されるようにな
っている。このドラム1の周面には、周波数発生器3お
よびパルス発生器4が配設されている。
【0003】周波数発生器3からドラム1の所定角度
(たとえば、15度)毎の回転により、たとえば、72
0Hzの周波数信号FGを発生させるとともに、パルス発
生器4からドラム1の1回転毎の回転により、たとえ
ば、30Hzのパルス信号PGを発生させる。この周波数
発生器3からの信号FGおよびパルス発生器4からのパ
ルス信号PGをサーボ信号処理IC(集積回路)5に供
給する。
【0004】周波数発生器3からの周波数信号FGとパ
ルス発生器4からのパルス信号PGはラッチ回路8のタ
イミング入力端に入力されるようになっており、周波数
信号FGとパルス信号PGの周期に同期して、カウンタ
7の値をこのラッチ回路8にラッチするようになってい
る。このカウンタ7のクロックはクロックジェネレータ
6より供給されるようになっている。ラッチ回路8によ
りラッチされたカウンタ値はデータバス5aに乗せられ
る。
【0005】周波数信号FGの周期測定と速度誤差検出
について説明する。周波数信号FGはラッチ回路8に送
られるとともに、割込みコントローラ9にも送られる。
この周波数信号FGの立ち上がりまたは立ち下がりに同
期して、CPU(中央処理装置)10に対して割り込み
がかけられる。
【0006】この割り込みにより、CPU10は処理を
メモリ内の割り込みプログラムに移す。割り込みプログ
ラムでは、ラッチ回路8によりラッチされたカウンタ値
をレジスタに取り込み、メモリ19に保存している1周
期前にラッチしたカウンタ値との演算を行い、周波数信
号FGの周期を計測する。
【0007】このように、周波数信号FGの周期を測定
するので、クロックジェネレータ6のクロックの周波数
が高ければ、高いほど、周波数信号FG、後ほど説明す
るパルス信号PGの周期測定の精度は上がるが、カウン
タ7のビット数により決まる計測時間は短かくなる。た
とえば、カウンタ7が17ビット、クロック周波数が3
MHz の場合、測定精度は333nsec、計測時間は43.
7msecである。
【0008】計測された周波数信号FGの周期から目的
とする周期との差を演算により求め、速度誤差レジスタ
11に格納する。ここで云うレジスタとは、メモリ19
の一部のことであるが、特別に意味をもつもので、特に
速度誤差レジスタとした。
【0009】位相誤差は、再生動作時には、前記周波数
信号FGの処理と同様にPG周期を求め、目的とする周
期との位相差を演算により求め、位相誤差レジスタ12
に格納する。録画動作時には、端子48に供給される映
像信号の垂直同期信号44によりラッチされたカウンタ
値とパルス信号PGによりラッチされたカウンタ値との
差を求め、目的とする位相の値との演算を行い、位相誤
差を求める。位相誤差は図10のようなディジタルフィ
ルタにより、位相補償を行い、位相誤差レジスタ12に
格納する。
【0010】次に、位相補償ディジタルフィルタについ
て詳しく述べる。位相補償フィルタはアナログでの図8
のような回路をディジタルフィルタで構成したもので、
図9のようなブロック図となる。この図9において、サ
ンプリング周期、つまり、パルス信号PGの周期毎に計
算が行われる。この図9における1/Zは1周期遅延を
表す。a,b,cは定数であり、図8のR(抵抗)、C
(コンデンサ)のパラメータ使用時と同等の特性を得た
い場合、a=0.129、b=0.121、c=0.9
92と、いずれも「1」より小さい値が入る。これらの
定数との乗算の結果において、小数点以下の値が重要な
役割を果す。
【0011】ところが、このフィルタ計算後の結果は、
整数値しか入らない位相誤差レジスタである。つまり、
小数点以下の値を無視するので、このフィルタの特性は
得られない。そこで、従来は各定数をX倍(Xは有理
数)し、演算処理後1/X倍にして、計算の精度を上げ
ている。また、ソフトウエアサーボにおいては、誤差の
小さい場合の演算時の切り捨てを防ぐために、予め誤差
をX倍にして、演算後結果を1/X倍とする手法を用い
る。
【0012】求められた速度誤差,位相誤差をCPU1
0はゲイン調整を施し、任意の加算比で加算して、D/
A(ディジタル/アナログ)コンバータ47に出力す
る。D/Aコンバータ47の出力はサーボ信号処理IC
5から出力され、ループゲインを演算増幅器50により
加え、MDA(モータ・ドライブ・アンプ)18を介し
てモータ2に送ることにより、サーボ機構が働く。
【0013】速度誤差と位相誤差のゲイン調整と加算に
ついて詳しく述べる。ゲイン調整とは、目標値と計測値
の差、すなわち、誤差をどれだけの倍率(ゲイン)を持
たして、モータにフィードバックをかけるかを調整する
ものである。たとえば、周波数信号FGの周期が1msec
ずれている場合に、モータ2に1Vの駆動電圧をフィー
ドバックするのか、2Vの駆動電圧をフィードバックす
るのかを調整するということである。これにより、制御
系の安定性や過渡特性を変化させることができる。
【0014】また、VTRにおいては、スピードサーチ
やスロー再生などの特殊再生時や高速テープ送り、高速
テープ巻き戻し時のテープ速度が変化する場合、テープ
の走行を行うキャプスタンモータの回転速度を変化し、
モータの回転速度の変化に応じて、ゲインを変化させる
必要がある。ドラムモータにおいても、回転起動特性を
良好にするため、過渡的にゲインを変更することによ
り、起動時間の短縮が可能となり、高度なサーボ制御が
行える。
【0015】ソフトウエアサーボにおける従来のゲイン
調整の方法を述べる。ゲイン調整は誤差レジスタの値を
演算することにより求められる。図10は8ビットの誤
差レジスタを示す図である。この図10は8ビットの誤
差レジスタに10進数における「21」が誤差として入
っている場合を示している。誤差レジスタが8ビットの
場合、表現できる数値は、符号付きの場合−128から
+127までである。この誤差レジスタの値をそのまま
8ビットのD/A変換器に出力したときのゲインを
「1」とし、以下のような場合に分けて、ゲイン調整を
考える。
【0016】(1)ゲインアップ時 たとえば、「2」のゲインを得たい場合、誤差レジスタ
の値を2倍するので、各ビットを図11のように、図1
0に比べて左に1ビットシフトすればよい。このビット
シフトにより、誤差レジスタの最下位ビットD0には、
「0」を入れる。ゲインアップする前のD/A変換器の
出力精度はD/A変換器のダイナミックレンジ電圧をV
ccとすると、Vcc/256であるが、この2倍のゲイン
アップにより、元の誤差データに対するD/A変換器の
出力精度は等価的に上位7ビット分で決まり、Vcc/1
28となり、出力精度が1/2となる。
【0017】最下位ビットに「0」を入れるというの
は、せっかく8ビット精度のあるD/A変換器を7ビッ
トしか使用しないことになる。ゲインが「4」になれ
ば、出力精度は1/4というように、ゲインの大きさに
比例して、D/A変換器の等価的な出力精度は悪くな
る。また、誤差のダイナミックレンジもゲイン「2」の
ときに誤差データ−64〜+63、ゲイン「4」のとき
に−32〜+31とゲインの大きさに比例して小さくな
る。この例のように、「21」というデータでは、ゲイ
ン「8」の場合、オーバフローとなる。また、ビットシ
フトするたびにオーバフロー(桁あふれ)の判別が必要
となり、符号付きのデータの場合、作業は倍増する。
【0018】(2)ゲインダウン時 たとえば「0.5」ゲインを得たい場合、誤差レジスタ
を1/2倍するので、各ビットを図4のように、図10
に対して右へ1ビットシフトすればよい。このとき、誤
差レジスタの最下位ビット「D0」の情報は失われてし
まう。この最下位ビットは周期測定用のクロックにより
増減するものであるから、計測の分解能は、等価的に1
/2になる。ゲインをさらに「1/4」,「1/8」と
すると、計測の分解能も「1/4」,「1/8」とな
り、分解能が低下し、良好な制御が行えなくなる。
【0019】また、ゲインの調整を誤差レジスタの演算
にはよらず、クロックジェネレータ6の発振周波数を変
化させることも考えられるが、クロックジェネレータ6
の発振周波数を減少させることにより、計測の分解精度
も落ちるので、結果は同じである。
【0020】次に、速度誤差と位相誤差の加算について
説明する。VTRのドラムモータやキャプスタンモータ
の制御の場合、速度制御と位相制御を行わなければなら
ない。制御対象となるモータは一つなので、速度誤差と
位相誤差を加算して制御電圧を制御対象となるモータに
フィードバックする必要がある。加算比はシステムによ
り違うが、速度誤差と位相誤差が8対1程度の場合が多
い。
【0021】この加算を行う場合、速度誤差レジスタの
値と、1/8にした位相誤差レジスタの値を加算する方
法、速度誤差レジスタの値を8倍にした値と位相誤差レ
ジスタの値を加算する方法、または両方の誤差レジスタ
のゲインを変化させ、加算する方法等がある。どの方法
においても、ゲイン変化のための誤差レジスタのビット
シフトが行われ、先に説明したように、等価的なD/A
変換器の出力精度の低下、ダイナミックレンジの低下や
計測精度の低下が起こる。
【0022】また、従来のソフトウエアサーボでは、上
記速度系のゲイン調整、位相系のゲイン調整、速度系と
位相系誤差の加算等をソフトウエアにより処理するの
で、処理時間がかかる。ビットシフトによる簡単なゲイ
ン調整なら処理時間は少ないが、一般的には、ゲインの
調整はビットシフトだけでは、不可能で、処理時間のか
かる乗算、除算を使用し、演算ごとに、オーバフロー処
理を行わなければならないので、多くの処理時間がか
る。この処理時間は周波数信号FG、パルス信号PGの
周期内に終えなければならないのは勿論のことである
が、誤差検出から制御電圧出力まで時間がかかると、サ
ーボの遅れ要素となり、系を不安定にしたり、ループゲ
インがとれないなど、サーボ制御特性に悪影響を及ぼ
す。
【0023】さらに、速度誤差と位相誤差を加算後、ト
ータルとして、系のサーボループゲインの調整を行わな
ければならない。これを速度誤差や位相誤差のゲイン調
整に盛り込んでもよいが、速度誤差や位相誤差の調整に
ループゲイン調整まで加えると、ゲインの調整量が12
8倍となったり、0.005倍となるので、前記ゲイン
アップ、ゲインダウンの悪影響を直接に受ける。
【0024】これを回避するために、一般的にサーボ信
号処理IC5の外に演算増幅器50を設けてゲイン調整
を行う。これは外部に演算増幅器が必要となり、コスト
アップ、基板面積の増加等の原因になる。まタ、サーボ
ループのゲインをプログラマブルに調整することも困難
となる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】従来のサーボ制御装置
は以上のように構成されているので、ゲイン調整におけ
るゲインアップ時は等価的なD/A変換器の出力精度の
低下、ダイナミックレンジの低下や乗除算・オーバフロ
ーなどの処理の複雑さがある。ゲインダウン時は計測精
度の低下や乗除算処理等の複雑さがある。
【0026】また、速度誤差と位相誤差加算時はD/A
変換器の出力精度、ダイナミックレンジ、計測精度が低
下する。さらに、速度計、位相系のゲイン調整、速度誤
差と位相誤差の加算に多くの処理時間を有し、サーボの
遅れ要素となり、良好なサーボ制御が行えなくなる。ル
ープゲインや速度系、位相系のゲイン調整が困難かつ複
雑である。ディジタルフィルタ計算時や入力誤差の小さ
いときのビット落ちが大きく、精度が出ないばかりか、
部品点数が多いなどの問題点があった。
【0027】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたものであり、ソフトウエアサーボにお
けるゲインの変化による等価的な出力精度の低下、測定
精度の低下、ダイナミックレンジの低下をなくし、良好
なサーボ制御を行うことができるサーボ制御装置を提供
することを目的としており、また、ゲインアップ・ゲイ
ンダウン時の複雑な処理をなくし、簡単にプログラマブ
ルにゲインを変更して速度系、位相系の加算比も変更で
き、より高度な制御とコンピュータのCPUの負担を軽
減することができ、これにともなう処理時による遅れ要
素をなくすることができるサーボ制御方法を提供するこ
とを目的とし、さらに、サーボ系のすべての機能をIC
化でき、部品点数が少なく、小型で安価にできるサーボ
制御方法を提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】この発明に係るサーボ制
御装置は、回転機構の速度誤差と位相誤差をアナログ値
に変換するディジタル/アナログ変換手段と、アナログ
値の速度誤差または位相誤差のいずれか一方あるいは両
方にディジタルレジスタにより演算増幅器のゲインが変
化され速度誤差または位相誤差のいずれか、あるいは両
者と出力を加算して駆動手段に供給するゲイン制御器と
を設けたものである。
【0029】また、アナログ値の速度誤差と位相誤差の
いずれか一方あるいはその両方により演算増幅器のゲイ
ン変化をマイクロコンピュータでディジタルレジスタを
操作して行うようにしたものである。
【0030】さらに、サーボ回路を1チップのICによ
り集積するようにしたものである。
【0031】
【作用】この発明においては、ディジタル/アナログ変
換器により、回転機構の速度誤差と位相誤差をアナログ
値に変換し、このアナログ値の速度誤差と位相誤差のい
ずれか一方、またはその両者によりゲイン制御器の演算
増幅器のゲインをディジタルレジスタにより変化させ、
速度誤差と位相誤差のいずれかにより演算増幅器のゲイ
ンが変化されていないゲイン増幅器を有するゲイン制御
器の出力とゲインが可変された演算増幅器を有するゲイ
ン制御器の出力とを加算するか、あるいは速度誤差と位
相誤差のそれぞれにより演算増幅器のゲインをディジタ
ルレジスタにより可変されたゲイン制御器の出力を加算
して、駆動手段に供給し、それによって、モータの駆動
制御を行う。
【0032】また、アナログ値の速度誤差と位相誤差の
いずれか一方、あるいはその両方により、ゲイン制御器
内の演算増幅器のゲインを可変する際に、マイクロコン
ピュータによりディジタルレジスタを操作することによ
り、可変し、ソフトウエアによりゲインや加算比の変更
がプログラマブルに行うことができるようにする。
【0033】さらに、サーボ回路を1チップICにより
集積しており、ゲイン変化のための多数の制御線を不要
とする。
【0034】
【実施例】実施例1.以下、この発明の一実施例を図に
ついて説明する。図1はドラムの制御をするサーボ回路
の一例を示すものであり、図中の1はドラムを示す。こ
のドラム1はモータ2により回転駆動されるようになっ
ている。このドラム1の周面には、周波数発生器3およ
びパルス発生器4を配置し、周波数発生器3からドラム
1の所定角度(たとえば、15度)毎の回転により、た
とえば、720Hzの周波数信号FGを発生させるように
なっているとともに、パルス発生器4からドラム1の回
転毎の回転により、たとえば、30Hzのパルス信号PG
を発生させるようになっている。
【0035】これらの周波数発生器3からの周波数信号
FGおよびパルス発生器4からのパルス信号PGをサー
ボ信号処理IC5に供給するようになっている。
【0036】このサーボ信号処理IC5では、周波数発
生器3から出力される周波数信号FGとパルス発生器4
から出力されるパルス信号PGの立ち上がりまたは立ち
下がりエッジに同期して、サーボ信号処理回路内にある
カウンタ7の値をラッチ回路8によりラッチするように
なっている。このカウンタ7のクロックはクロックジェ
ネレータ6より供給されるようになっている。
【0037】クロックの周波数は、高ければ高いほど周
波数信号FG、パルス信号PGの周期測定の精度は上が
るが、カウンタ7のビット数により決まる計測時間は短
くなる。たとえば、カウンタが17ビット、クロック周
波数が3MHz の場合、測定精度は333nsec、計測時間
は43.7msecである。ラッチ回路8により、ラッチさ
れたカウンタ値はデータバスに乗せられる。
【0038】周波数信号FG、パルス信号PGの周期測
定のアルゴリズムについて説明する。周波数信号FG、
パルス信号PGはラッチ回路8に送られるとともに、割
り込みコントローラ9にも送られる。周波数信号FG、
パルス信号PGの立ち上がりまたは立ち下がりに同期し
て、CPU10に対して割り込みがかけられる。
【0039】この割り込みにより、CPU10は処理を
メモリ19内の割り込みプログラムに移し、ラッチ回路
8にラッチされたカウンタ7のカウント値を読み取り、
メモリ19に保存している1周期前のカウンタ値との演
算を行い、周波数信号FG、パルス信号PGの周期を計
測する。割り込み発生とともに、カウンタ7の値を読ま
ずに、ラッチ回路8を介しているのは、割り込みが発生
してから実際の割り込みプログラム起動まで時間がかか
り、また、割り込みプログラム開始からカウンタデータ
を読むまでの時間はプログラムにより変わってしまうた
め、正確な周期測定ができないためである。
【0040】再生動作時は、計測された周波数信号F
G、パルス信号PGの周期から目的とする周期との差を
演算により求め、速度誤差レジスタ11、位相誤差レジ
スタ12にそれぞれ格納する。ここでいうレジストと
は、メモリ19の一部のことであるが、特別な意味をも
つので、特に速度誤差レジスタ11、位相誤差レジスタ
12とした。
【0041】記録動作時は、再生動作時と位相誤差の求
め方が異なる。記録動作時の位相誤差は外部からの垂直
同期信号44と、前記パルス信号PGとの位相差を求
め、目標とする位相と比較し、位相誤差レジスタに格納
する。これらの速度誤差、位相誤差はそれぞれD/A変
換手段としての、D/A変換器13,14に出力され
る。
【0042】D/A変換器13,14の出力はそれぞれ
第1、第2のゲイン制御器15,16内のディジタルレ
ジスタ15a,16aによりゲイン調整可能な演算増幅
器115b,16bの反転入力端に入力されるようにな
っている。これらの演算増幅器15b,16bの非反転
入力端には、電源が接続されている。ゲインはあらかじ
め、プログラムにより設定しておく。
【0043】これらの演算増幅器15b,16bを通っ
た速度誤差、位相誤差は加算されて、第3のゲイン制御
器17内の演算増幅器17bの反転入力端に入力される
ようになっており、演算増幅器17bの非反転入力端は
電源に接続されるようになっている。演算増幅器17b
もディジタルレジスタ17aによりゲイン調整可能にな
っている。この演算増幅器17bによりループゲインを
調節し、その結果をサーボ信号処理IC5から出力す
る。これが駆動手段としてのMDA18を介してモータ
2に出力され、サーボ機構が働く。
【0044】次に、ディジタルレジスタによりゲイン調
整可能な演算増幅器を有するゲイン制御器の第1の実施
例を図2に示し、動作を説明する。速度系誤差のゲイン
調整を例にとると、この図2における11は速度誤差レ
ジスタ、13はD/A変換器、30は演算増幅器であ
り、フィードバック抵抗R2,R3,R4,R5,R6
とゲイン設定レジスタ31、このゲイン設定レジスタ3
1の状態により、オン、オフするスイッチ回路50より
なる。
【0045】ゲイン設定レジスタ31はデータバスに接
続されており、プログラムにより設定可能である。この
ゲイン設定レジスタ31により、スイッチ回路50をオ
ン、オフし、フィードバック抵抗を変化することによ
り、演算増幅器30のゲインを変化することができる。
この例では、4ビットのゲイン設定レジスタ31を用い
た例を示している。つまり、16通りのゲイン変化が可
能であり、8ビットのゲイン設定レジスタを用いると、
256通りのゲイン設定が容易にできる。
【0046】図3にディジタルレジスタにより、ゲイン
調整可能な演算増幅器を有するゲイン制御器の第2の実
施例を示す。前記第1の例のゲイン調整可能な演算増幅
器を有するゲイン制御器との違いは、フィードバック抵
抗R2〜R5が直列に接続されている。ゲイン設定レジ
スタ31により、スイッチ回路50をオン、オフし、直
列に接続されたフィードバック抵抗のある部分を前記レ
ジスタに対応して短絡することにより、ゲインを変化さ
せることができる。
【0047】実施例2.図4はVTRにおけるキャプス
タンモータの制御にこの発明を適用した例を示すもので
ある。この図4において、21はキャプスタン、2はモ
ータであり、このモータ2により、キャプスタン21を
回転させる。20はキャプスタン21により走行される
磁気テープ、51はコントロール信号発生器である。
【0048】再生動作時は位相制御に用いるパルスがテ
ープに記録された基準信号CTLから作られる。記録動
作時は周波数信号FGをソフトウエアで分周して、基準
信号と比較する。サーボ処理回路の動作は実施例1と同
様である。
【0049】実施例3.図5にこの発明の実施例3の構
成を示す。この図5はマイクロコンピュータを外部にも
つ従来のサーボシステム(ソフトウエアサーボに対し
て、一般にディジタルサーボと呼ばれる)に適応した場
合の例を示す。この図5において、図1と同一符号は同
等の機能を有する。ドラム1の外周に配設した周波数発
生器3からの周波数信号FGにより、サーボ信号IC5
内のカウンタ7aにプリセット値42aが代入される。
このプリセット値は目的の周波数信号FGの周期でカウ
ンタ7aが「0」となるような値を代入しておく。
【0050】したがって、周波数信号FGの周期が目的
の周期よりも長い場合や短い場合、カウンタ値は「0」
とはならず、誤差分だけ、カウンタ値が残ったままラッ
チ回路8aにラッチされる。ラッチ回路8aも周波数信
号FGに同期して働く。ラッチ回路8aにラッチされた
速度誤差はPWM変換器41aでパルス幅変調され、端
子45aから出力される。
【0051】位相系も同様に再生動作時はパルス発生器
4から出力されるパルス信号PGにより、目的のパルス
信号PGの周期でカウンタ値が「0」となるようなプリ
セット値42bがカウンタ7bに代入される。パルス信
号PGの周期が目的の周期よりも長い場合や、短い場合
は誤差としてラッチ8bにラッチされ、PWM変換器4
1bを通り、端子45bから出力される。
【0052】記録動作時は、ビデオの垂直同期信号44
とパルス信号PGの位相を制御するので、ビデオの垂直
同期信号44でカウンタ7bに目的のプリセット値42
bを代入し、パルス信号PGでカウンタ値をラッチす
る。ラッチされた位相誤差はPWM変換器41bでパル
ス幅変調され、端子45bから出力される。
【0053】このようにして得られた速度誤差出力、位
相誤差出力はそれぞれ高域遮断フィルタ46a,46b
により高域成分をカットし、ディジタルレジスタ15
a,16aにより、それぞれゲイン変更可能なゲイン制
御器15,16に入力される。このゲイン制御器15,
16のディジタルレジスタ15a,16aはサーボ信号
処理IC5の外部にあるマイクロコンピュータ40によ
り制御される。
【0054】速度誤差、位相誤差はゲイン制御器15,
16によりゲイン調整され、それぞれの誤差を加算後に
ループゲインを制御するゲイン制御器17に出力され、
ループゲインが加えられ、MDA18を介して、モータ
2に供給され、サーボ制御が行われる。
【0055】実施例4.図6に速度誤差や位相誤差また
はそれらの加算誤差の出力にディジタルレジスタによ
り、ゲイン調整が可能な演算増幅器を設けた実施例を示
す。この図6において、60はディジタルフィルタ、1
1は誤差レジスタ、13はD/A変換器、10はCP
U、15はディジタルレジスタ15aによりゲイン調整
が可能な演算増幅器15bを含むゲイン制御器である。
【0056】この図6において、測定された位相誤差は
倍率器61によりX倍され、ディジタルフィルタ60で
処理され、位相誤差レジスタ11に結果を代入する。位
相誤差レジスタ11の値はD/A変換器13でディジタ
ル/アナログ変換され、ディジタルレジスタ15aによ
りゲイン調整が可能な演算増幅器15bに入力される。
演算増幅器15bを含むゲイン制御器15によって、あ
らかじめディジタル計算のために、X倍してあった倍率
を補正するため、1/X倍する。
【0057】これにより、ディジタル演算によるビット
落ちが少なくなり、フィルタ精度が向上する。また、ゲ
イン制御器15はCPU10からの指令により、アナロ
グ的に変化できるので、1/X倍にするための乗除算計
算時間が不要となり、位相誤差レジスタ11の値をその
ままの精度で出力できるので、ビット落ちのない高精度
な出力が可能である。誤差入力の小さい場合も同様の方
法で、ゲインX倍しておき、出力のディジタルレジスタ
15aによりゲイン調整が可能な演算増幅器15bで1
/X倍に補正することにより、高精度な制御が可能であ
る。
【0058】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、速度
誤差および位相誤差をD/A変換器でアナログ値に変換
し、このアナログ値をディジタルレジスタでゲイン変更
可能な演算増幅器に加えるようにしているので、サーボ
制御のゲイン調整におけるゲインアップ時はD/A変換
器の等価的な出力精度の低下、ダイナミックレンジの低
下やオーバフロー処理、乗除算処理等の複雑さをなく
し、ゲインダウン時は計測精度の低下や乗除算処理など
の複雑さをなくすることができる。
【0059】また、速度誤差と位相誤差を加算後、その
出力をディジタルフィルタによりゲイン変更可能な第3
の演算増幅器に加えるようにすることもできるので、サ
ーボループゲインを容易に高速にプログラマブルに変更
することができるとともに、ゲイン変化、加速演算やル
ープゲイン変化のための処理時間をほとんど有しないた
め、サーボ制御における遅れ要素のない高度な制御系を
構成することができる。
【0060】さらに、マイクロコンピュータによりゲイ
ン制御器内のディジタルレジスタを制御するようにした
ので、ソフトウエアによりゲインや加算比の変更がプロ
グラマブルにできるので、容易に高速なゲイン変更や加
算比変更を行うことができる。
【0061】また、サーボ回路を1チップのICに集積
するようにしたので、ゲイン変化のための多数の制御線
が不要となり、それにともなう信頼性も向上するという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるサーボ制御装置のブ
ロック図である。
【図2】同上実施例におけるゲイン制御器の第1の実施
例の動作説明するためのブロック図である。
【図3】同上実施例におけるゲイン制御器の第2の実施
例のブロック図である。
【図4】この発明の他の実施例によるサーボ制御装置の
ブロック図である。
【図5】この発明のさらに異なる他の実施例によるサー
ボ制御装置のブロック図である。
【図6】この発明のサーボ制御装置におけるゲイン制御
器の他の実施例の構成を示すブロック図である。
【図7】従来のサーボ制御装置のブロック図である。
【図8】従来のサーボ制御装置に適用される位相補償フ
ィルタの回路図である。
【図9】図8の位相補償フィルタのブロック図である。
【図10】従来のサーボ制御装置に適用される8ビット
の誤差レジスタの説明図である。
【図11】従来のサーボ制御装置においてゲインを2倍
にするための8ビットの誤差レジスタの説明図である。
【図12】従来のサーボ制御装置においてゲインを0.
5倍にするための8ビットの誤差レジスタの説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ドラム 2 モータ 3 周波数発生器 4 パルス発生器 5 サーボ信号処理IC 6 クロックジェネレータ 7 カウンタ 8 ラッチ回路 9 割り込みコントローラ 10 CPU 11 速度誤差レジスタ 12 位相誤差レジスタ 13 D/A変換器 14 D/A変換器 15 ゲイン制御器 15a ディジタルフィルタ 15b 演算増幅器 16 ゲイン制御器 16a ディジタルフィルタ 16b 演算増幅器 17 ゲイン制御器 17a ディジタルフィルタ 17b 演算増幅器 18 MDA(モータ・ドライブ・アンプ) 19 メモリ 60 ディジタルフィルタ 61 倍率器
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】従来のドラムの制御をするサーボ回路の
一例を図7に示す。この図7中の1はドラムを示す。こ
のドラム1はモータ2により回転駆動されるようになっ
ている。このドラム1の周面には、周波数発生器3およ
びパルス発生器4が配設されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】位相誤差は、再生動作時には、前記周波数
信号FGの処理と同様にPG周期を求め、目的とする周
期との位相差を演算により求め、位相誤差レジスタ12
に格納する。録画動作時には、端子48に供給される映
像信号の垂直同期信号44によりラッチされたカウンタ
値とパルス信号PGによりラッチされたカウンタ値との
差を求め、目的とする位相の値との演算を行い、位相誤
差を求める。位相誤差は図9のようなディジタルフィル
タにより、位相補償を行い、位相誤差レジスタ12に格
納する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】次に、位相補償ディジタルフィルタについ
て詳しく述べる。位相補償フィルタはアナログでの図8
のような回路をディジタルフィルタで構成したもので、
図9のようなブロック図となる。この図9において、サ
ンプリング周期、つまり、パルス信号PGの周期毎に計
算が行われる。この図9における1/Zは1周期遅延を
表す。a,b,cは定数であり、図8のR(抵抗)、C
(コンデンサ)のパラメータをR1=33kΩ、R2=
4.7kΩ、C=94μFとした時と同等の特性を得た
い場合、a=0.129、b=0.121、c=0.9
92と、いずれも「1」より小さい値が入る。これらの
定数との乗算の結果において、小数点以下の値が重要な
役割を果す。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】(2)ゲインダウン時 たとえば「0.5」ゲインを得たい場合、誤差レジスタ
を1/2倍するので、各ビットを図12のように、図1
0に対して右へ1ビットシフトすればよい。このとき、
誤差レジスタの最下位ビット「D0」の情報は失われて
しまう。この最下位ビットは周期測定用のクロックによ
り増減するものであるから、計測の分解能は、等価的に
1/2になる。ゲインをさらに「1/4」,「1/8」
とすると、計測の分解能も「1/4」,「1/8」とな
り、分解能が低下し、良好な制御が行えなくなる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】この割り込みにより、CPU10は処理を
メモリ19内の割り込みプログラムに移し、ラッチ回路
8にラッチされたカウンタ7のカウント値を読み取り、
メモリ19に保存している1周期前のカウンタ値との演
算を行い、周波数信号FG、パルス信号PGの周期を計
測する。割り込み発生とともに、カウンタ7の値を読ま
ずに、ラッチ回路8を介しているのは、割り込みが発生
してから実際の割り込みプログラム起動まで時間がかか
り、また、割り込みプログラム開始からカウンタデータ
を読むまでの時間はプログラムにより変わってしまうた
め、正確な周期測定ができないことを防ぐためである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】D/A変換器13,14の出力はそれぞれ
第1、第2のゲイン制御器15,16内のディジタルレ
ジスタ15a,16aによりゲイン調整可能な演算増幅
器115b,16bの反転入力端に入力されるようにな
っている。これらの演算増幅器15b,16bの非反転
入力端には、基準電位を与える電源が接続されている。
ゲインはあらかじめ、プログラムにより設定しておく。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】これらの演算増幅器15b,16bを通っ
た速度誤差、位相誤差は加算されて、第3のゲイン制御
器17内の演算増幅器17bの反転入力端に入力される
ようになっており、演算増幅器17bの非反転入力端は
基準電位を与える電源に接続されるようになっている。
演算増幅器17bもディジタルレジスタ17aによりゲ
イン調整可能になっている。この演算増幅器17bによ
りループゲインを調節し、その結果をサーボ信号処理I
C5から出力する。これが駆動手段としてのMDA18
を介してモータ2に出力され、サーボ機構が働く。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動手段によって駆動されるモータによ
    り回転される回転機構の回転速度に応じて周波数発生装
    置から発生される周波数信号の周期を検出する第1の検
    出手段と、上記モータの回転位相を検出する第2の検出
    手段と、上記第1の検出手段より得られた周期と基準周
    期とにより速度誤差を検出する速度誤差検出手段と、上
    記第2の検出手段より得られた位相と基準位相とにより
    位相誤差を検出する位相誤差検出手段と、上記速度誤差
    と位相誤差をアナログ値に変換するディジタル/アナロ
    グ変換手段と、このディジタル/アナログ変換手段で変
    換された速度誤差または位相誤差のいずれか一方にディ
    ジタルレジスタにより演算増幅器のゲインが変化されか
    つ上記速度誤差または位相誤差の他方と出力を加算して
    上記駆動手段に供給するゲイン制御器とを備えたサーボ
    制御装置。
  2. 【請求項2】 駆動手段によって駆動されるモータによ
    り回転される回転機構の回転速度に応じて周波数発生装
    置から発生される周波数信号の周期を検出する第1の検
    出手段と、上記モータの回転位相を検出する第2の検出
    手段と、上記第1の検出手段より得られた周期と基準周
    期とにより速度誤差を検出する速度誤差検出手段と、上
    記第2の検出手段より得られた位相と基準位相とにより
    位相誤差を検出する位相誤差検出手段と、上記速度誤差
    と位相誤差をアナログ値に変換するディジタル/アナロ
    グ変換手段と、このディジタル/アナログ変換手段で変
    換された速度誤差および位相誤差のそれぞれにディジタ
    ルレジスタにより演算増幅器のゲインが変化されかつ出
    力を加算して上記駆動手段に供給するゲイン制御器とを
    備えたサーボ制御装置。
  3. 【請求項3】 上記ゲイン制御器は、上記速度誤差およ
    び位相誤差の加算出力をディジタルレジスタの操作によ
    り演算増幅器のゲインが変化され、かつ出力を上記駆動
    手段に供給することを特徴とする請求項1および請求項
    2に記載のサーボ制御装置。
  4. 【請求項4】 上記速度誤差検出装置、上記位相誤差検
    出装置、上記ディジタル/アナログ変換手段、上記ディ
    ジタルレジスタ、上記演算増幅器、上記ゲイン制御器お
    よび上記駆動手段からなるサーボ回路は1チップ集積回
    路に集積することを特徴とする請求項1ないし請求項3
    に記載のサーボ制御装置。
  5. 【請求項5】 駆動手段によりモータを駆動し、このモ
    ータにより回転機構を回転させ、回転機構の回転速度に
    応じて周波数発生装置から発生する周波数信号の周期を
    第1の検出手段で検出し、上記モータの回転位相を第2
    の検出手段で検出し、第1の検出手段で検出した周期と
    基準周期とにより速度誤差検出手段で検出し、上記第2
    の検出手段より得られた位相と基準位相とにより位相誤
    差検出手段で位相誤差を検出し、アナログ/ディジタル
    変換手段により上記速度誤差と位相誤差をアナログ値に
    変換し、このアナログ値に変換された速度誤差または位
    相誤差のいずれか一方または両方によりマイクロコンピ
    ュータがディジタルレジスタを操作して演算増幅器のゲ
    インを変化させてゲイン制御器の出力を上記駆動手段に
    供給することを特徴とするサーボ制御方法。
  6. 【請求項6】 上記速度誤差検出装置、上記位相誤差検
    出装置、上記ディジタル/アナログ変換手段、上記演算
    増幅器および上記駆動手段からなるサーボ回路と上記マ
    イクロコンピュータは1チップ集積回路に集積すること
    を特徴とする請求項6に記載のサーボ制御方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7541763B2 (en) 2002-05-28 2009-06-02 Toshiba Kikai Kabushiki Kaisha Servo control device
JP2011133823A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Kyocera Mita Corp 回転駆動装置、画像形成装置、回転駆動装置の制御方法
JP2013542606A (ja) * 2010-10-27 2013-11-21 フジツウ テクノロジー ソリューションズ インタレクチュアル プロパティ ゲーエムベーハー 回転速度を調整する調整回路及び方法、データ処理装置、及びプログラムコード

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JP2011133823A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Kyocera Mita Corp 回転駆動装置、画像形成装置、回転駆動装置の制御方法
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