JP2555389Y2 - 交差コイル式計器の指示位置補正回路 - Google Patents

交差コイル式計器の指示位置補正回路

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JP2555389Y2
JP2555389Y2 JP1991039021U JP3902191U JP2555389Y2 JP 2555389 Y2 JP2555389 Y2 JP 2555389Y2 JP 1991039021 U JP1991039021 U JP 1991039021U JP 3902191 U JP3902191 U JP 3902191U JP 2555389 Y2 JP2555389 Y2 JP 2555389Y2
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元彦 小川
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、交差コイル式計器を用
いた回転計、速度計等の交差コイル式計器に関し、特に
指針軸に対し指針を打ち込む際に発生する指針打ち込み
誤差を補正する交差コイル式計器の指示位置補正回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の交差コイル式計器におい
ては、可動磁石の中心に設けた指針軸に指針を打ち込む
作業が必要であるが、指針の先端が文字板の零位置に一
致せずに作業されると、所定の指示特性を得ることがで
きない。
【0003】これを解決するために、例えば図2に示し
た実公昭62−41253号公報に開示されている様
に、電圧レベル調整部を用いてこの指針打ち込み誤差を
補正す装置がある。
【0004】例えばエンジン回転数に基づいて周期の変
化するパルス信号を出力するマルチバイブレータのこの
パルス信号を積分回路にて平滑しているが、電圧レベル
調整部はこの平滑された直流電圧のレベルを調節して交
差コイルへ出力される信号の位相を変えてなるもので、
この位相変化分だけ可動磁石が回動し、指針の指示位補
正が可能となる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】これら補正は人の手に
よるものと、自動化されるものがある。
【0006】人の手によって補正がなされる場合、指針
が文字板の零位置と一致するよう電圧レベル調整部のボ
リュームを調節すれば良い。
【0007】また自動に補正がされる場合、例えば画像
処理によって指針の指示位置と文字板の零点位置とのず
れ角度を読み取り、この読み取り値に従って電圧レベル
調整部のボリュームが自動に調節されるようにすれば
い。 しかしながらこのような作業は、前記電圧レベル調
整部のボリュームを調整するといったアナログ調整であ
るため、ずれ角度を読んで調節する、という作業の繰り
返しであり、すなわち調節した後のずれ角度をフィード
バックしながらの作業であるため、比較的時間を必要と
するものである。また、前記補正を人の手により行う場
合は、ある程度の勘と経験が必要であり、製造工程にお
ける調整工程は非常に煩雑なものであった。
【0008】自動化による他の方法としては、ずれ角度
に対応させた調整部の調節量をあらかじめ装置(画像処
理装置)側に決めておくことが考えられるが、積分回路
内の抵抗RやコンデンサC,及び調整部内のボリューム
等の素子の精度誤差によって、調整部の同一調節量に対
ても一定した直流電圧のレベル調節ができない。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、被測定対象か
ら出力されるパルス信号を入力し、前記パルス信号の周
期を測定する周期測定手段と、前記周期測定手段の測定
値に基づいて指針の振れ角データとしてのデジタル値に
変換して出力するデジタル変換部と、前記指針の打ち込
みの際に生じた角度ずれを補正する補正値をデジタル的
に記憶する記憶 装置と、前記補正値と前記デジタル値と
を加算処理する演算処理手段と、前記演算処理手段から
の処理信号に応じて指針駆動信号を出力する駆動回路
と、を備えたものである。
【0010】
【作用】人の手によって補正を行う場合は、専用の装置
により不揮発性メモリ(記憶装置)に記憶させる補正値
となるデジタル値を、変換回路からの指針の振れ角デー
タとしてのデジタル値に少しずつ増減させて、交差コイ
ル式計器の指針と文字板の零点位置とのずれ角度が零と
なったところで、前記装置により入力した補正値(デジ
タル値)を前記不揮発メモリに記憶させる。また、例え
ば画像処理装置を用いた自動化による場合は、ずれ角度
に対応した補正値となるデジタル値を予め前記画像処理
装置側に用意し、交差コイル式計器の指針と文字板の零
点位置とのずれ角度が零になる場合の補正値(デジタル
値)を前記不揮発メモリに記憶させる。
【0011】
【実施例】図1は、本考案の好的な実施例を図示したも
のである。図中1は変換回路であり、自動車のエンジン
2の回転数に比例して出力されるパルス信号を入力し、
これをデジタル信号に変換するもので、内部には、この
パルス信号の周期を測定する周期測定器(周期測定手
段)11と、この周期測定器11の測定値に基づいた指針の
振れ角データとしてのデジタル値を出力するデジタル変
換部12とが設けられている。
【0012】3は加算器(演算処理手段)であり、前記
変換回路1からのデジタル信号(デジタル値)後述
する記憶装置である不揮発性メモリ(EEPROM)
からの補正値(出力デジタル信号)とを加算処理し、こ
の加算処理されたデジタル信号を後述する駆動回路5に
出力する回路である。
【0013】5駆動回路であり、前記加算器3からの
デジタル信号に基づいて2つの正弦、余弦コイル61, 62
に駆動信号を供給するものである。内部には、正弦波及
び余弦波特性のデータを出力する正弦ROM51及び余弦
ROM52と、さらにこれら2つのROM51,52の出力す
るデジタル値をアナログ値に変換して増幅する増幅器5
3, 54とが設けられている。これら増幅器53, 54によっ
て増幅されたアナログ信号が各コイル61, 62へ出力さ
れ、可動磁石7を回動させる。
【0014】作用について説明する。前記可動磁石7に
設けられた指針軸(図示せず)に指針(図示せず)を打
ち込む際、指針が文字板(図示せず)の零位置を指すよ
うにするが、多少の角度ずれのあることが多い。このと
き前記EEPROM4へ、このずれ角度を補正するため
のデータ(デジタル値)を入力する作業を行う。
【0015】例えば指針が零位置よりも数度分正方向へ
ずれて打ち込まれた場合、これを補正するためには変換
回路1から駆動回路5へ出力されるデジタル信号に、ず
れ角度に対応した負値のデジタルデータを加算器3より
加算させればよいが、この負値に相当するデジタル値を
EEPROM4へ記憶させなくてはならない。
【0016】例えば変換回路1から出力されるデジタル
信号が10ビットで構成されていれば、EEPROM4も
同じく10ビット記憶できるようにする。今、角度ずれが
1度正方向にあったとすると、1度回動させるに必要な
デジタル値の補数(すなわち−1度分に相当)を補正値
としてEEPROM4へ専用の装置を使用して記憶させ
る。
【0017】変換回路1に入力信号のない場合でかつ前
記補正値が加算されていないとき、指針は零位置より1
度正方向を指示するはずであるが、このEEPROM4
の補正値を、変換回路1から出力される前記10ビットの
デジタル信号に随時加算することで変換回路1に入力信
号のないときに指示する零位置を指示させることが可能
となる。
【0018】すなわち補正値をデジタル処理することに
よって、それぞれのずれ角度に一対一対応したデジタル
補正値が決定されるということである。すなわち、例え
ば1度のずれ角度に対する補正値がaだとすれば2度の
ずれ角度に対しては単純に2aの補正値を用意すればよ
い。
【0019】このことは、画像処理を用いて自動に補正
を行うに関して特に有効である。ずれ角度が検出できれ
ばこの値に対応する補正値も決定されるから、ある補正
値に対して調節できる角度は必ず一つだけである。故
に、従来の技術で述べたように、同一調節量に対して得
られる補正にバラツキがあったり、フィードバックしな
がら調節するようなことがなく、短時間で簡単に補正す
ることができる。特に人の手により補正を行う場合は、
専用の装置に、補正値に応じた数値表示することによ
り、作業者がその補正値を見ながら調節作業を行うこと
ができ、勘や経験を必要とすることが無くなることか
ら、製造工程における調整工程を簡素化することができ
る。
【0020】尚、前記実施例の個々の回路については適
宜変更が可能である。記憶装置としてEEPROM4
用いていたが、これはEPROMRAM等の記憶装置
で代用することができる。また、これら記憶装置の容量
は、ずれ角度が数度範囲の値であることを考えれば数ビ
ット分用意するだけでよく、この値を変換回路1から出
力されるデジタル信号の下位ビットに加算させればよ
い。但しこの場合、負の補正値が必要なとき補数を成生
しなければならないが、前記デジタル信号のEEPRO
4のビットに対応しない桁についてはすべて「1」を
加算する操作を行う回路を設ければよい。
【0021】
【考案の効果】本考案は、被測定対象から出力されるパ
ルス信号を入力し、前記パルス信号の周期を測定する周
期測定手段と、前記周期測定手段の測定値に基づいて指
針の振 れ角データとしてのデジタル値に変換して出力す
るデジタル変換部と、前記指針の打ち込みの際に生じた
角度ずれを補正する補正値をデジタル的に記憶する記憶
装置と、前記補正値と前記デジタル値とを加算処理する
演算処理手段と、前記演算処理手段からの処理信号に応
じて指針駆動信号を出力する駆動回路と、を備えたもの
であり、指針の打ち込みのときに生ずる角度ずれに対
し、この角度ずれに応じたデジタル的に補正する補正値
を一意定めることができるので、自動及び手動で補正
を行う場合において補正を短時間で簡単に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の好的な実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】本考案の従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 変換回路11 周期測定器(周期測定手段) 12 デジタル変換部エンジン(被測定対象) 3 加算器(演算処理手段)EEPROM(記憶装置) 5 駆動回路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定対象から出力されるパルス信号を
    入力し、前記パルス信号の周期を測定する周期測定手段
    と、前記周期測定手段の測定値に基づいて指針の振れ角
    データとしてのデジタル値に変換して出力するデジタル
    変換部と、前記指針の打ち込みの際に生じた角度ずれを
    補正する補正値をデジタル的に記憶する記憶装置と、前
    記補正値と前記デジタル値とを加算処理する演算処理手
    段と、前記演算処理手段からの処理信号に応じて指針駆
    動信号を出力する駆動回路と、を備えたことを特徴とす
    る交差コイル式計器の指示位置補正回路。
JP1991039021U 1991-04-27 1991-04-27 交差コイル式計器の指示位置補正回路 Expired - Lifetime JP2555389Y2 (ja)

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JPH04124466U JPH04124466U (ja) 1992-11-12
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JPH02147960A (ja) * 1988-11-30 1990-06-06 Nippon Seiki Co Ltd 交差コイル型計器の駆動方法
JP2693529B2 (ja) * 1988-12-02 1997-12-24 株式会社東芝 ゲージ駆動装置

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