JPH06305586A - 紙葉類の下繰出し装置 - Google Patents

紙葉類の下繰出し装置

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JPH06305586A
JPH06305586A JP12335693A JP12335693A JPH06305586A JP H06305586 A JPH06305586 A JP H06305586A JP 12335693 A JP12335693 A JP 12335693A JP 12335693 A JP12335693 A JP 12335693A JP H06305586 A JPH06305586 A JP H06305586A
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JP
Japan
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paper
sheet
feeding
pressure
sheets
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Application number
JP12335693A
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English (en)
Inventor
Eiji Tamura
英治 田村
Takio Obata
多貴生 小畑
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、紙葉類の下繰出し時にかかる押圧
負荷を一定にすることにより、紙葉類の集積量に影響さ
れることなく、常に安定して下繰出しすることができる
紙葉類の下繰出し装置を提供する。 【構成】この発明は、紙葉類を上下方向に重ねて集積し
た紙葉類集積部の下部に、集積された紙葉類の下面に接
して紙葉類を1枚ずつ繰出し動作する繰出しローラと、
この繰出しローラの集積圧を検知する集積圧検知センサ
と、この集積圧検知センサが集積圧不足を検知したとき
上方より加圧動作し、加圧状態のとき退避動作させる押
圧板とを備えた紙葉類の下繰出し装置であって、上記集
積圧検知センサが加圧状態を検知したとき、押圧板を退
避動作させると共に、上記紙葉類集積部の側方より紙葉
類を上向きに押上げて紙葉類を中間支持する中間支持手
段を備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば紙幣等の紙葉
類を取扱う自動取引機に内部構成されるような紙葉類の
繰出し装置に関し、さらに詳しくは下繰出し性能を高め
た紙葉類の下繰出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、紙葉類の下繰出し装置は、図1
3に示すように、紙葉類131を上下方向に重ねて集積
した紙葉類集積部132の上部に押圧板133を配設
し、この押圧板133を下向きに押圧付勢して下方に付
勢された紙葉類131の下部に、紙葉類131の下面に
接して紙葉類を1枚ずつ繰出し動作させるピックアップ
ローラ134を配設し、さらにこの繰出し方向に1枚出
し規制用のフィードローラ135とゲートローラ136
を配設し、これらのローラを繰出し動作させることで紙
葉類131を1枚ずつ繰出している。また、ピックアッ
プローラ134に付設した押圧検知レバー137の傾動
量を押圧検知スイッチ138が検知し、例えば集積枚数
が少ないために押圧不足のときは、押圧板133で押圧
付勢して集積された紙葉類を適正な繰出し圧に高め、逆
に集積枚数が多いために押圧過剰のときは、紙葉類集積
部132の両側に対設した挟持ベルト139,139で
紙葉類131を挟持状態に保持して上方に挟持移送し、
下方の繰出し負荷を軽減して適正な繰出し圧に調整して
いる。
【0003】ところで、挟持ベルト139,139で紙
葉類131を上方に移動させた場合、図14に示すよう
に、上方に挟持移送される紙葉類の集積姿勢が崩れやす
く、また図15に示すように、セパレータ140,14
0を下動させて紙葉類を繰出し位置に導く際にも、下動
時の紙葉類が挟持ベルト139,139の入口部分で引
っ掛かり、紙葉類の姿勢が乱れやすく、このために不安
定な集積状態となり、これが繰出し不良の発生原因とな
っていた。
【0004】また、図16に示すように、紙葉類集積部
161で繰出し終了時点に、最下部の紙葉類162の先
端部が繰出し側へ一部連出された突出状態にあるため、
この突出状態の紙葉類162を引戻して次の繰出しに備
えているが、図17に示すように、この引戻し時に集積
負荷が高い場合に紙葉類162の引戻し抵抗が高くなっ
て集積不良が発生し、これが紙詰りや繰出し不良を発生
させる原因となっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、紙
葉類の下繰出し時にかかる押圧負荷を一定にすることに
より、紙葉類の集積量に影響されることなく、常に安定
して下繰出しすることができる紙葉類の下繰出し装置の
提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、紙葉類を上
下方向に重ねて集積した紙葉類集積部の下部に、集積さ
れた紙葉類の下面に接して紙葉類を1枚ずつ繰出し動作
する繰出しローラと、この繰出しローラの集積圧を検知
する集積圧検知センサと、この集積圧検知センサが集積
圧不足を検知したとき上方より加圧動作し、加圧状態の
とき退避動作させる押圧板とを備えた紙葉類の下繰出し
装置であって、上記集積圧検知センサが加圧状態を検知
したとき、押圧板を退避動作させると共に、上記紙葉類
集積部の側方より紙葉類を上向きに押上げて紙葉類を中
間支持する中間支持手段を備えたことを特徴とする。
【0007】また、紙葉類を上下方向に重ねて集積した
紙葉類集積部の下部に、集積された紙葉類の下面に接し
て紙葉類を1枚ずつ繰出し動作する繰出しローラと、こ
の繰出しローラの集積圧を検知する集積圧検知センサ
と、この集積圧検知センサが集積圧不足を検知したとき
上方より加圧動作し、加圧状態のとき退避動作させる押
圧板とを備えた紙葉類の下繰出し装置であって、上記紙
葉類集積部の下部から紙葉類の先端部が一部連出された
突出状態にある紙葉類の引戻し時に、上記紙葉類集積部
の側方より紙葉類を上向きに押上げて紙葉類を中間支持
する中間支持手段を備えたことを特徴とする。
【0008】
【作用】この発明によれば、紙葉類集積部の下部から1
枚ずつ繰出す紙葉類の集積圧不足を集積圧検知センサが
検知したとき、上方から押圧板で加圧して適正な下繰出
し圧に調整し、逆に集積圧検知センサが紙葉類集積部の
加圧状態を検知したとき、押圧板を退避動作させると共
に、中間支持手段が紙葉類集積部の側方より紙葉類を上
向きに押上げて全紙葉類の中間部分を支持する。
【0009】また、紙葉類集積部の下部から紙葉類の先
端部が一部連出された突出状態にある突出紙葉類を元の
紙葉類集積部に引戻して回収するとき、中間支持手段が
紙葉類集積部の側方より紙葉類を上向きに押上げて紙葉
類を中間支持した状態で引戻し動作する。
【0010】
【発明の効果】この結果、紙葉類集積部の集積量が多く
なると、これに対応して側方より紙葉類を中間支持する
ため、この中間支持部により集積された全紙葉類は上方
と下方とに2分されて支持されることになり、下方の繰
出しローラ側の支持圧を繰出しに適した一定圧に減圧調
整することができる。したがって、紙葉類集積部に集積
された紙葉類を大きく移動させることなく集積圧を調整
できるため、集積姿勢が乱れずに最適な繰出し圧に調整
することができる。
【0011】また、繰出し側へ一部連出された突出状態
にある突出紙葉類を引戻す場合にも、全紙葉類を中間支
持して下方の繰出しローラ側の支持圧を一定圧に減圧調
整するため、引戻し時の過大な抵抗を確実に回避して安
定して引戻すことができる。このため紙葉類集積部は常
に適正な集積状態を維持でき、紙詰りや繰出し不良のな
い安定した繰出しが得られ、紙葉類の繰出し効率が確実
に向上する。
【0012】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図1は紙幣の下繰出し装置を示し、この紙幣の
下繰出し装置は、紙幣11を上下方向に重ねて集積する
紙幣集積部12の上部に、集積ローラ13,13と、セ
パレータ14,14と押圧板15とを配設し、このうち
集積ローラ13,13は紙幣集積部12の上部一側に装
備され、ここに搬送されて来た紙幣11を1枚ずつ取込
み、この取込んだ紙幣11を紙幣集積部12内で昇降お
よび開閉許容された左右一対のセパレータ14,14上
に積載し、この積載した状態のままセパレータ14,1
4で紙幣11を下方の繰出し側に降下移動させる。同じ
く押圧板15は、紙幣集積部12内で昇降許容され、繰
出し圧を高めるときに下動して集積された紙幣11の全
体を下向きに押圧付勢する。
【0013】また、紙幣集積部12の下部に、ピックア
ップローラ16と、フィードローラ17と、ゲートロー
ラ18を配設し、このうちピックアップローラ16は集
積された紙幣11の下面側から接して、紙幣11を水平
方向に繰出し動作させる。この繰出し方向には1枚出し
規制用のフィードローラ17とゲートローラ18とを配
設して、これより紙幣11を1枚ずつ水平に繰出し操作
する。
【0014】この場合、ピックアップローラ16には、
水平状態の中間部を傾動支点とする押圧検知レバー19
の一端を装着し、レバーの他端を押圧検知スイッチ20
に対応させ、紙幣集積圧が増大してピックアップローラ
16が若干押し下げられたとき、これに連動して押圧検
知レバー19が傾動し、この傾動により押圧検知スイッ
チ20をON動作させる。通常は、図2に示すように、
レバー押圧バネ21で押圧検知スイッチ20とは非対応
のOFF位置に待機させ、かつ押圧検知レバー19を介
してピックアップローラ16を繰出しに適した一定圧を
持たせて上向きに付勢支持している。
【0015】また、紙幣集積部12の中間部に対し、こ
の紙幣集積部12の側面に沿って垂直状態の中間支持レ
バー22を対設しており、この中間支持レバー22は上
端部を傾動支点に下端部を傾動許容して設け、上端部に
装着したレバー支持バネ23の付勢作用により、該レバ
ー22の下端部を紙幣集積部12の中間部に向けて側方
より押圧付勢し、これと対応する集積された紙幣11は
側方より上向きに押上げられて中間支持される。通常
は、中間支持レバー22が後述する支持部材により垂直
状態に傾動規制されて待機している。
【0016】このとき、中間支持レバー22が紙幣集積
部12内で集積された全紙幣の中間部を支持することに
より、全紙幣は上方と下方とに2分されて支持されるこ
とになり、上方の集積紙幣の負荷は中間支持レバー22
で吸収され、この結果、下方のピックアップローラ16
側の支持圧を繰出しに適した一定の集積圧に調整する。
また、この中間支持レバー22は、該レバー22が中間
支持する高さ位置に応じて集積圧が異なるため、紙幣集
積部12の最下部から繰出される1枚出しに適した集積
圧となるように中間支持する高さ位置を設定している。
【0017】ところで、この中間支持レバー22と、紙
幣集積部12との垂直な対向側面間には、上下動するセ
パレータ14と押圧板15との各支持部材14a,15
aを介在許容して設け、図3〜図6に示すように、セパ
レータ14あるいは押圧板15を下動させたとき、これ
に伴って下動する支持部材14a,15aが中間支持レ
バー22と紙幣集積部12との間に介在して、該レバー
22の傾動を規制する。したがって、セパレータ14を
用いて積載した紙幣を下動させる時、また押圧板15を
用いて集積した紙幣を加圧動作する時は、中間支持レバ
ー22による側方からの中間支持作用を待機させてお
き、これに対し紙幣集積量が増えて繰出しに不適となる
集積圧が高い場合にのみ中間支持レバー22の中間支持
動作を実行させる。
【0018】図7は紙幣の下繰出し装置の制御回路ブロ
ック図を示し、CPU71はROM72に格納されたプ
ログラムに沿って各回路装置を制御し、その制御データ
を読出し可能にRAM73で記憶する。
【0019】セパレータ駆動装置74は、紙幣集積部1
2で左右一対のセパレータ14,14を昇降および開閉
可能に駆動して、紙幣集積部12の上部側より取込んだ
紙幣を該セパレータ14,14を介して下方の繰出し側
に一括移動させる。
【0020】押圧板駆動装置75は、紙幣集積部12で
押圧板15を昇降可能に駆動して、集積された紙幣の繰
出し圧を高めるとき下動させ、集積圧を回避させるとき
上動させる。
【0021】このように構成された紙幣の下繰出し装置
の繰出し処理動作を図8のフローチャートを参照して説
明する。今、紙幣の下繰出し時に、図1に示すように、
紙幣集積部12の紙幣集積枚数が多い場合、この高集積
圧の荷重を受ける下方でピックアップローラ16と押圧
検知レバー19とを介して押圧検知スイッチ20がON
動作しており(ステップn1 )、この押圧検知スイッチ
20のON動作に基づいて押圧板15が上動退避し、か
つ中間支持レバー22が集積された全紙幣の中間部を側
方から押し上げる如く中間支持して、下方のピックアッ
プローラ16側にかかる集積圧を吸収した形で支持作用
し、最下部からの1枚出し動作に適した一定圧に調整し
ている。この1枚出しに適した集積圧のもとで、紙幣を
1枚ずつ繰出し動作する(ステップn2 )。
【0022】このようにして所定枚数の紙幣を繰出し動
作し(ステップn3 )、この繰出し時に、図2に示すよ
うに、紙幣の集積量が少なくなって押圧検知スイッチ2
0がOFFになると、これに連動してCPU71は押圧
板駆動装置75を駆動出力して、押圧板15による押圧
付勢作用を施し、紙幣の集積圧を1枚出しに適した繰出
し圧に高める。なお、このとき、図3に示すように、押
圧板15が下動することに基づいて押圧板支持部材15
aが中間支持レバー22を外方に押し出して退避させる
(ステップn4 )。
【0023】次に、紙幣の下繰出し装置の初期セット動
作を図9のフローチャートを参照して説明する。紙幣集
積部12に搬送されて来た補充用の紙幣は、この紙幣集
積部12の上部一側から集積ローラ13,13を介して
1枚ずつ取込まれ、この取込まれた紙幣11は紙幣集積
部12内のセパレータ14,14上に積載され、このと
き押圧板15は紙幣の取込みに支障のないように外部に
反転させて退避させ、また押圧板15およびセパレータ
14は中間支持レバー22を付勢動作させない所定高さ
のレバー規制位置に移動させておき、セパレータ14,
14上への積載後は、図4に示すように、このセパレー
タ14,14を下方の繰出し側に降下移動させる(ステ
ップn11)。
【0024】この降下移動後は、図5に示すように、セ
パレータ14,14を開放して多数枚の積載紙幣11を
紙幣集積部12の下部繰出し部分に位置させる(ステッ
プn12)。
【0025】このとき、紙幣集積圧を受けて押圧検知ス
イッチ20がONすると、中間支持レバー22が作用し
て繰出しに適した集積圧に調整し、この1枚出しに適し
た集積圧のもとで、紙幣を1枚ずつ繰出し動作し、所定
枚数が繰出されるまで繰出し動作する(ステップn13〜
n15)。
【0026】また、繰出し時に補充された紙幣の初期セ
ット枚数が少ない場合や集積量が少なくなって押圧検知
スイッチ20がOFFになると、これに連動してCPU
71は押圧板駆動装置75を駆動して、図6に示すよう
に、押圧板15を押圧動作させて1枚出しに適した繰出
し圧に高めて繰出し動作する(ステップn16)。
【0027】ところで、中間支持レバー22は紙幣集積
部12の一側に1本配設した例を示したが、これに限ら
ず、図10に示すように、紙幣集積部101の両側に中
間支持レバー102,102を配設し、これらの左右一
対のレバー102,102を同期させて中間支持動作さ
せることもできる。また、両側から中間支持した場合
は、より一層安定した中間支持効果が得られる。さら
に、レバー形状を集積された紙幣103に対する上向き
の押上げ支持作用に適した三日月形のレバー形状にすれ
ば、小型で安定した中間支持作用が得られる。
【0028】さらに、紙幣集積部101の下部から紙幣
103を繰出した後に、この最下部の紙幣の先端部が繰
出し気味に連出された突出状態にある突出紙幣103a
を、初期繰出し状態にセットすべく元の紙幣集積部10
1に引戻して回収するときも、集積圧調整のために、同
様に中間支持レバー102,102を動作させて、紙幣
集積部101の両側方より紙幣103を上向きに押上げ
て、集積紙幣を中間支持した状態で引戻し動作する。こ
れにより、下方のピックアップローラ104側の集積圧
を減圧した状態で引戻すため、引戻し時の過大な抵抗を
確実に回避して安定して引戻すことができる。図中、1
05はフィードローラ、106はゲートローラ、107
は搬送ローラ、S1 は突出紙幣検知センサ、S2 は繰出
し検知センサである。
【0029】図11はこの発明の他の実施例の制御回路
ブロック図を示し、CPU111はROM112に格納
されたプログラムに沿って各回路装置を制御し、その制
御データを読出し可能にRAM113で記憶する。
【0030】繰出し駆動装置114は、ピックアップロ
ーラ104、フィードローラ105、ゲートローラ10
6、搬送ローラ107等の下部の繰出し系を駆動出力
し、レバー駆動装置115は、左右一対の中間支持レバ
ー102,102を同期させて支持動作させる。
【0031】次に、この発明の他の実施例の紙幣の繰出
し処理動作を図12のフローチャートを参照して説明す
る。今、紙幣集積部101から所定枚数の紙幣103を
繰出し、その繰出しが終了した時点で(ステップn21〜
n22)、紙幣集積部101の最下部の紙幣の先端部が一
部連出された状態にあることを突出紙幣検知センサS1
が検知すると(ステップn23)、CPU111は、この
検知された突出紙幣103aを元の紙幣集積部101に
引戻し操作するに先だって、中間支持レバー102,1
02を動作させて、紙幣集積部101の両側方より紙幣
103を上向きに押上げて、紙幣103を中間支持した
集積負荷の少ない状態で円滑に引戻し動作する。そし
て、引戻し終了したことを突出紙幣検知センサS1 が検
知確認すれば、CPU111はレバー駆動装置115に
出力して中間支持レバー102,102の支持動作を開
放して初期位置に復帰させ、突出紙幣103aの引戻し
動作が終了する(ステップn24〜n27)。
【0032】なお、引戻し不十分な場合は、再度引戻し
動作を実行して紙幣を元の繰出し位置に確実に回収処理
する(ステップn28)。
【0033】上述のように、紙幣集積部の集積量が多く
なると、これに対応して側方より紙幣を中間支持するた
め、この中間支持レバーにより集積された全紙幣は上方
と下方とに2分されて支持されることになり、下方の繰
出し側の支持圧を繰出しに適した一定圧に減圧調整する
ことができる。したがって、紙幣集積部に集積された紙
幣を大きく移動させることなく集積圧を調整できるた
め、集積姿勢が乱れずに最適な繰出し圧に調整すること
ができる。
【0034】また、繰出し側へ一部連出された突出状態
にある突出紙幣を引戻す場合にも、全紙幣を中間支持し
て下方の繰出し側の支持圧を一定圧に減圧調整するた
め、引戻し時の過大な抵抗を確実に回避して安定して引
戻すことができる。このため紙幣集積部は常に適正な集
積状態を維持でき、紙詰りや繰出し不良のない安定した
繰出しが得られ、紙幣の繰出し効率が確実に向上する。
【0035】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の紙葉類の下繰出し装置は、実施例
の紙幣の下繰出し装置に対応し、以下同様に、紙葉類
は、各紙幣11,103,103aに対応し、紙葉類集
積部は、紙幣集積部12,101に対応し、繰出しロー
ラは、ピックアップローラ16,104に対応し、集積
圧検知センサは、押圧検知スイッチ20に対応し、中間
支持手段は、中間支持レバー22,102に対応する
も、この発明は上述の実施例の構成のみに限定されるも
のではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の紙幣の下繰出し装置の多集積状態を
示す側面図。
【図2】この発明の紙幣の下繰出し装置の少集積状態を
示す側面図。
【図3】この発明の紙幣の下繰出し装置の加圧状態を示
す側面図。
【図4】この発明の紙幣初期セット時の紙幣下動状態を
示す側面図。
【図5】この発明の紙幣初期セット時のセパレータ開放
状態を示す側面図。
【図6】この発明の紙幣初期セット終了時の状態を示す
側面図。
【図7】この発明の紙幣の下繰出し装置の制御回路ブロ
ック図。
【図8】この発明の紙幣の下繰出し装置の繰出し処理動
作を示すフローチャート。
【図9】この発明の紙幣の下繰出し装置の初期セット動
作を示すフローチャート。
【図10】この発明の紙幣の下繰出し装置の他の実施例
を示す側面図。
【図11】この発明の他の実施例の制御回路ブロック
図。
【図12】この発明の他の実施例の紙幣の繰出し処理動
作を示すフローチャート。
【図13】従来の紙葉類の下繰出し装置の加圧状態を示
す側面図。
【図14】従来の紙葉類の下繰出し装置の減圧状態を示
す側面図。
【図15】従来の紙葉類の初期セット時の紙幣下動状態
を示す側面図。
【図16】従来の紙葉類の下繰出し装置の紙葉類突出状
態を示す要部側面図。
【図17】従来の紙葉類の下繰出し装置の突出紙葉類の
引戻し状態を示す要部側面図。
【符号の説明】
11,103,103a…紙 幣 12,101…紙幣集積部 15…押圧板 16,104…ピックアップローラ 20…押圧検知スイッチ 22,102…中間支持レバー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙葉類を上下方向に重ねて集積した紙葉類
    集積部の下部に、集積された紙葉類の下面に接して紙葉
    類を1枚ずつ繰出し動作する繰出しローラと、この繰出
    しローラの集積圧を検知する集積圧検知センサと、この
    集積圧検知センサが集積圧不足を検知したとき上方より
    加圧動作し、加圧状態のとき退避動作させる押圧板とを
    備えた紙葉類の下繰出し装置であって、上記集積圧検知
    センサが加圧状態を検知したとき、押圧板を退避動作さ
    せると共に、上記紙葉類集積部の側方より紙葉類を上向
    きに押上げて紙葉類を中間支持する中間支持手段を備え
    た紙葉類の下繰出し装置。
  2. 【請求項2】紙葉類を上下方向に重ねて集積した紙葉類
    集積部の下部に、集積された紙葉類の下面に接して紙葉
    類を1枚ずつ繰出し動作する繰出しローラと、この繰出
    しローラの集積圧を検知する集積圧検知センサと、この
    集積圧検知センサが集積圧不足を検知したとき上方より
    加圧動作し、加圧状態のとき退避動作させる押圧板とを
    備えた紙葉類の下繰出し装置であって、上記紙葉類集積
    部の下部から紙葉類の先端部が一部連出された突出状態
    にある紙葉類の引戻し時に、上記紙葉類集積部の側方よ
    り紙葉類を上向きに押上げて紙葉類を中間支持する中間
    支持手段を備えた紙葉類の下繰出し装置。
JP12335693A 1993-04-26 1993-04-26 紙葉類の下繰出し装置 Pending JPH06305586A (ja)

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JP12335693A JPH06305586A (ja) 1993-04-26 1993-04-26 紙葉類の下繰出し装置

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JP12335693A JPH06305586A (ja) 1993-04-26 1993-04-26 紙葉類の下繰出し装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06305586A true JPH06305586A (ja) 1994-11-01

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