JP4191074B2 - 媒体収納庫 - Google Patents

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Description

本発明は、紙幣等の媒体の分離集積機構を有して現金自動預払機等の装置本体に着脱可能に取付けられる媒体収納庫に関する。
従来の媒体収納庫は、上部にピッカローラとフィードローラとリバースローラとからなる分離機構を配置して昇降可能に構成されたステージに集積されている媒体を分離して排出し、媒体を補充する時にはステージを媒体収納庫の最下部まで下降させて媒体の束をステージ上に補充している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−1954号公報(第3頁段落0013−第4頁段落0019、第1図)
しかしながら、上述した従来の技術においては、補充する媒体をステージ上に補充する際には、ステージを最下部まで下降させて最上位の媒体をピッカローラに当接させて補充することが可能な構成となっているため、最上位の媒体をピッカローラに当接させるような過装填が行われると、最上位の媒体が過大な押圧力によりピッカローラに押圧される場合があり、円滑な繰出が阻害される場合があるという問題がある。
また、分離機構の逆転を可能として分離集積機構とした場合には、媒体を集積すべき空間が存在しなくなるため、媒体の集積動作が不可能になるという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、過装填を防止して適切な集積空間を確保することができる手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、媒体を集積する昇降可能なステージと、前記ステージを、集積動作時の媒体の集積空間を確保した状態で、補充する媒体の最大枚数の厚さを収容する空間が形成される最大補充枚数位置に停止させるストッパとを有する媒体収納庫であって、前記ストッパを、支点軸を中心として回動するレバーとすると共に、前記媒体収納庫を装置本体に着脱可能に構成し、前記レバーを、バネ部材により前記ステージの方向に付勢すると共に、前記レバーに当接し、前記レバーを前記ステージとは逆方向に回動させるロッドを、前記装置本体に設け、前記媒体収納庫を装置本体に装着した時に、前記ロッドが前記レバーを回動させてストッパ機能を解除することを特徴とする。
これにより、本発明は、媒体の補充時の過装填を防止することができると共に、媒体をステージ上に集積する場合の適切な集積空間を確保することができ、媒体収納庫における媒体の分離集積を円滑に行うことができるという効果が得られる。
以下に、図面を参照して本発明による媒体収納庫の実施例について、銀行等の金融機関や郵政公社、コンビニエンスストア等(金融機関等という。)の営業店や郵便局等の店舗に設置された現金自動預払機に着脱可能に装備され、媒体としての紙幣を分離集積する媒体収納庫を例に説明する。
図1は実施例1の媒体収納庫の側面を示す説明図、図2は図1のA方向矢視図、図3は実施例1の媒体収納庫の装着状態を示す説明図である。
なお、図3は図2と同様に図1のA方向から見た矢視図である。
図1において、1は媒体収納庫であり、図示しない装置本体としての現金自動預払機に着脱可能に装備された正面板2a、側板2b、側板2bに対向する側板としての扉2c(扉2cは後述する図6に図示する。)、背面板2d、天板2eおよび底板2fからなる筐体であって、収納している紙幣Pを一枚毎に分離して図示しない現金自動預払機の搬送路へ繰出すと共に、搬送路から搬入された紙幣Pを受取って後述するステージ11上に集積する分離集積機構を備えている。
3はフィードローラであり、媒体収納庫1の正面板2aの上方に設けられた媒体繰出搬入口4の近傍に配置され、紙幣Pの搬入、繰出が容易なようにその外周面の一部または全部にゴム等の摩擦係数の大きい摩擦部材が取付けられており、フィードローラ軸3aを中心に正逆回転可能に構成されている。
5はリバースローラであり、フィードローラ3に対向して設置され、フィードローラ3を押圧して紙幣Pを挟持するように構成されている。またその外周面にはゴム等の摩擦係数の大きい摩擦部材が取付けられており、リバースローラ軸5aを中心に紙幣Pの搬入時にはフィードローラ3と共に回転するが繰出時には回転しない一方向回転機構を備えている。
6はピッカローラであり、フィードローラ3の紙幣Pの繰出方向の上流に設置されてピッカローラ軸6aを中心に正逆回転可能に構成され、紙幣Pの搬入、繰出が容易なようにその外周面の一部または全部にゴム等の摩擦係数の大きい摩擦部材が取付けられており、フィードローラ3から搬送される紙幣Pを更に搬送し、繰出す紙幣Pをフィードローラ3の方向へ搬送する。
7はピッカローラ支持レバーであり、フィードローラ軸3aを中心に回動可能に構成され、フィードローラ軸3aの反対側の端部に設けられたピッカローラ軸6aにピッカローラ6が取付けられる。
上記のピッカローラ6とフィードローラ3とは図示しない動力伝達機構で接続されており、フィードローラ3の回転に伴ってピッカローラ6が同方向かつ同速度で回転する。
8はピッカローラ位置検知センサであり、ピッカローラ支持レバー7の所定の部位が所定の位置、つまりピッカローラ6が集積されている紙幣Pを所定の押圧力で押圧する位置に達したことを検知するセンサである。
9は集積プレートであり、一対の凹状断面部材の溝部9aを対向させ、フィードローラ3側で接続して門形として形成されており、その溝部9aの対向する底面の間の距離は集積する紙幣Pの短手方向の幅と略同等に設定される。
また、集積プレート9には図示しない移動機構が備えられており、図1において上下方向に往復運動可能に構成されている。
10は固定ガイドであり、門形の集積プレート9の開口部に配置された板状部材であって、集積プレート9が上方に移動したときにその下面よりも下側に位置するように設置されている。
11はステージであり、紙幣Pを集積する板状部材であって、図2に示すようにその側方に突出して設けられたステージガイド12の孔部に遊嵌するガイドシャフト13に案内されて図示しない昇降装置により媒体収納庫1の底面2fを下限として昇降可能に構成されている。
14はステージロック解除レバーであり、媒体収納庫1が現金自動預払機から取外されたときにステージ11の昇降装置を図1において下方向に移動しないようにロックするロック機構を解除するレバーである。
15は媒体上面検知センサであり、ステージ11に集積された紙幣Pの最上位の紙幣Pの上面が集積動作のために設定された所定の位置(集積時紙幣上面位置という。)に位置することを検出するセンサである。
図2において、20はストッパとしてのストッパレバーであり、装置本体としての現金自動預払機から媒体収納庫1が取外された時にステージガイド12の下面に当接してステージ11の下降を所定の位置に停止させるストッパであって、媒体収納庫1に固定された支点軸21にその中央部付近に設けられた孔部を遊嵌させて支点軸21を中心に回動可能に支持されており、その一端に設けられた側板2bを固定端としたバネ部材としての圧縮コイルバネ22によりステージ11の方向に付勢されている。
ストッパレバー20の上面は、ステージガイド12の下面がストッパレバー20の上面に当接したときに、ステージ11の位置がその上面と固定ガイド10との間に所定の空間、つまり集積動作時の紙幣Pの集積空間の確保を考慮して決定された補充する紙幣Pの最大枚数の厚さを収容する空間が形成される位置(最大補充枚数位置という。)となるように設定されている。
図3において、25はプッシュロッドであり、装置本体としての現金自動預払機の媒体収納庫装着部等に設けられた棒状部材であって、媒体収納庫1が現金自動預払機に装着された時に媒体収納庫1の側板2bに設けられた貫通孔26を貫通してストッパレバー20の他端に当接し、圧縮コイルバネ22の付勢力に抗してストッパレバー20を支点軸21を中心にステージ11の逆方向に回動させ、ストッパレバー20によるストッパ機能を解除する。
上記の構成の作用について説明する。
媒体収納庫1への紙幣Pの補充は、金融機関等の店舗の係員が現金自動預払機から収納枚数の少なくなった媒体収納庫1を取外して行う。
この時、ステージ11は図示しないロック機構によりその昇降装置がロックされ、ステージ11が下降しなくなると共に、ストッパレバー20の他端に当接してストッパレバー20をステージ11の逆方向に回動させていた図3に示すプッシュロッド25が媒体収納庫1の取外しに伴って貫通孔26から抜け出し、ストッパレバー20が圧縮コイルバネ22による付勢力により支持軸21を中心としてステージの方向に回動し、ストッパレバー20が図2に示すようにガイドシャフト13に当接して停止する。
そして、係員が紙幣Pを補充するために図示しない扉を開けてステージロック解除レバー14によりロック機構を解除すると、ステージ11が自重により下降してステージガイド12の下面がガイドシャフト13に当接しているストッパレバー20の上面に当接して停止する。
これにより、ステージ11の上面が最大補充枚数位置に停止して紙幣Pの過装填を防止して後述する集積空間が確保されると共に、ステージ11の下面と底板2fとの間に空間が形成され、係員が誤ってこの空間に手を挿し入れていたとしても手を挟むことがない。
係員はステージ11のステージガイド12がストッパレバー20に当接して形成されたステージ11の上面側の空間に紙幣Pを補充して扉を閉め、現金自動預払機に媒体収納庫1を装着する。
このとき、図3に示すように現金自動預払機に固定されているプッシュロッド25が貫通孔26を貫通して挿入され、ストッパレバー20の他端に当接してストッパレバー20を圧縮コイルバネ22による付勢力に抗して支持軸21を中心としてステージ11の逆方向に回動させ、ストッパレバー20がステージガイド12から外れてステージ11のストッパレバー20によるストッパ機能を解除する。
これにより、ステージ11が最大補充枚数位置より下側に下降することが可能になり、ステージ11を下降させて、後述する集積プレート9の移動空間を確保すると共に補充された紙幣Pの最上位の紙幣Pの上方に新たに搬入された紙幣の集積空間が確保される。
このようにして紙幣Pが補充された媒体収納庫1から紙幣Pを1枚毎に分離して繰出す場合は、図示しない制御部が繰出指令を受信すると、制御部は集積プレート9を固定ガイド10の上方に移動させて退避させ、ステージ11を上昇させてそこに集積されている最上位の紙幣Pがピッカローラ6を押し上げ、ピッカローラ支持レバー7がフィードローラ軸7aを中心に回動してピッカローラ位置検知センサ8がピッカローラ支持レバー7の所定の部位の位置を検知した時にその上昇を停止させる。
そして、ピッカローラ6とフィードローラ3とを共に繰出方向(図1において反時計方向)に回転させ、ピッカローラ6がこれに押圧されている最上位の紙幣Pをフィードローラ3の方向へ搬送し、搬送された紙幣Pがフィードローラ3とリバースローラ5とに挟持される。
この時、最上位の紙幣Pに摩擦等による連れ出された次の紙幣Pは、リバースローラ5がその一方向回転機構により回転が停止しているため、このリバースローラ5との摩擦により停止して最上位の紙幣Pのみが分離されて媒体繰出搬入口4から現金自動預払機の図示しない搬送路に繰出される。
現金自動預払機の図示しない搬送路から媒体繰出搬入口4を介して搬入された紙幣Pを媒体収納庫1に収納する場合は、図示しない制御部が収納指令を受信すると、制御部はステージ11を上昇または下降させて媒体上面検知センサ15がステージ11に集積されている最上位の紙幣Pの上面の位置が集積時紙幣上面位置であることを検知した時にその上昇を停止させると共に、集積プレート9をその溝部9aが固定ガイド10の下方で媒体繰出搬入口4と同等の高さになる位置に移動させる。
そして、ピッカローラ6とフィードローラ3とを共に搬入方向(図1において時計方向)に回転させ、媒体繰出搬入口4から搬入された紙幣Pをフィードローラ3とリバースローラ5とに挟持して搬送する。
この時、リバースローラ5がその一方向回転機構によりフィードローラ3と共に回転して紙幣Pが円滑にピッカローラ6の方向に搬送され、ピッカローラ5が更に搬送して集積プレート9の溝部9aに紙幣Pの短手方向の両端を支持して紙幣Pを集積プレート9に一旦集積する。
紙幣Pが集積プレート9に一旦集積されると、制御部は集積プレート9を固定ガイド10の上方に向けて移動させ、固定ガイド10により紙幣Pの溝部9aによる支持を開放してステージ11上に集積されている紙幣Pの最上位に集積して収納し、集積プレート9を再び媒体繰出搬入口4と同等の高さになる位置に移動させて次の紙幣の集積に備える。
このように、紙幣Pの収納動作には集積プレート9を上下に移動させるための移動空間が必要であり、上記のストッパレバー20によるステージ11の最大補充枚数位置はこのことも考慮してステージ11と底板2fとの間の空間が設定されている。
上記のようにして収納された紙幣Pがニアフル状態となったときは、係員は上記の補充の場合と同様にして媒体収納庫1を取外して収納された紙幣Pを回収する。
この時、ステージ11のステージガイド12の下面はストッパレバー20の上面より下方に下降しているため、プッシュロッド25が貫通孔26から抜け出し、ストッパレバー20が圧縮コイルバネ22によりステージの方向に回動した場合には、ストッパレバー20がステージガイド12の側面に当接して停止する。
そして、係員はステージ11上の紙幣を回収した後は、ステージ11を最大補充枚数位置の上方に持上げてストッパレバー20が圧縮コイルバネ22の付勢力によりガイドシャフト13に当接したことを確認してステージ11を最大補充枚数位置に停止させ、適切な枚数の紙幣Pを補充して媒体収納庫1を現金自動預払機に装着する。
従って、ステージガイド12の軸方向長さは、ストッパレバー20の下面と底板2fの上面との距離より長く設定するとよい。
以上説明したように、本実施例では、紙幣を集積するステージを紙幣の最大補充枚数位置に停止させるストッパを設けたことによって、紙幣の補充時の過装填を防止することができると共に、紙幣をステージ上に集積する場合の集積プレートの移動空間および新たな紙幣の集積空間を確保することができ、媒体収納庫への紙幣の収納と媒体収納庫からの紙幣の繰出を円滑に行うことができる。
また、ストッパを支点軸を中心として回動するストッパレバーとし、ストッパレバーを圧縮コイルバネによりステージの方向に付勢し、媒体収納庫を装置本体に装着した時に装置本体に設けたプッシュロッドを側板を貫通させてストッパレバーに当接させ、ストッパレバーによるストッパ機能を解除するようにしたことによって、係員は媒体収納庫を装置本体に装着するだけでストッパ機能を解除することができ、係員の負担を軽減することができる。
図4は実施例2のストッパレバー近傍を示す上面図である。
なお、上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図4において、30はバネ部材としての引張コイルスプリングであり、側板2bを固定端とし、実施例1と同様の支持軸21を中心として回動するストッパレバー20の他端に取付けられており、ストッパレバー20をステージ11の方向に回動するように付勢している。
31はプッシュロッドであり、その一の側に設けられた媒体収納庫1の側板2bの貫通孔26を貫通して遊嵌する小径部32と、他の側に設けられた貫通孔26の直径より大きい外径を有してストッパレバー20の他端に当接する大径部33とからなる段付軸状の棒状部材であって、小径部32と貫通孔26との嵌合により軸方向に往復運動可能に支持されており、媒体収納庫1が現金自動預払機に装着された時に小径部32の先端が現金自動預払機の媒体収納庫装着部の側壁等に当接し、大径部33の先端がストッパレバー20の他端を押圧して引張コイルスプリング30の付勢力に抗してストッパレバー20を支点軸21を中心にステージ11の逆方向に回動させ、ストッパレバー20によるストッパ機能を解除する。
上記の構成の作用について説明する。
上記実施例1と同様にして係員が紙幣Pの補充のために媒体収納庫1を取外すと、現金自動預払機の媒体収納庫装着部の側壁等に当接していたプッシュロッド31の小径部32の先端が開放され、ストッパレバー20が引張コイルスプリング30による付勢力により支持軸21を中心としてステージの方向に回動し、ストッパレバー20が図4に示すようにガイドシャフト13に当接して停止する。
この時、大径部33と小径部32との段付部が側板2bに当接し、大径部33が貫通孔26より大きい外径を有しているので、プッシュロッド31の媒体収納庫1の外側への脱落を防止する。
また、実施例1と同様にして媒体収納庫1が装着されると、プッシュロッド31の小径部32の先端が側壁等に当接してプッシュロッド31がストッパレバー20の方向に移動し、その他端を押圧してストッパレバー20を引張コイルスプリング30による付勢力に抗してストッパレバー20を支持軸21を中心としてステージ11の逆方向に回動させ、ストッパレバー20がステージガイド12から外れてステージ11のストッパレバー20によるストッパ機能を解除する。
その他の補充の作動および繰出動作、収納動作、回収の作動は実施例1と同様であるのでその説明を省略する。この場合の回収の作動においてストッパレバー20は前記と同様に引張コイルスプリング30によるステージの方向への付勢力により作動する。
以上説明したように、本実施例では、上記実施例1と同様の効果に加えて、プッシュロッドを収納庫に設けるようにしたことによって、装置本体である現金自動預払機に特別な機構を設けずにストッパレバーによるストッパ機能を解除することができ、装置本体を改造することなく本発明のストッパを早期に実現することができる。
なお、本実施例では、プッシュロッドは別に設けるとして説明したが、ストッパレバーと一体にして貫通孔から突出させるようにしてもよい。この場合に貫通孔をプッシュロッドの振れを許容する長孔とし、プッシュロッドを段付部を持たない一本の棒状部材とするとよい
図5は実施例3の媒体収納庫の側面を示す説明図、図6は図5のB方向矢視図である。
なお上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図5、図6において、2cは側板2bに対向する側板としての扉であり、媒体収納庫1の側方にヒンジ40により開閉自在に支持されている。
41はストッパとしてのストッパアームであり、2本の棒状部材41a、41bを組合せて略L字状に接合して構成され、媒体収納庫1の扉2cが開放された時にステージガイド12の下面に当接してステージ11の下降を実施例1のストッパレバー20と同様に最大補充枚数位置に停止させるストッパであって、媒体収納庫1に固定された支点軸21にその側板2b側の棒状部材41aに設けられた孔部を遊嵌させて支点軸21を中心に回動可能に支持されており、その棒状部材41aの支点軸21と正面板2a側の棒状部材41bの間に設けられた側板2bを固定端とした圧縮コイルバネ22によりステージ11の方向に付勢されている。
また、ストッパアーム41は、その一端である棒状部材41bの扉2c側の端部を扉2cが閉じられているときに扉2cのヒンジ40の反対側の凸部42に当接させ、棒状部材41aとステージガイド12とが接触しない位置に配置する。
上記の構成の作用について説明する。
図7は実施例3の媒体収納庫の扉の開放状態を示す説明図である。なお図7は図6と同様に図5のB方向から見た矢視図である。
上記実施例1と同様にして係員が紙幣Pの補充のためにステージ11の昇降装置がロックされた媒体収納庫1を取外して図7に示すように扉2cを開放すると、扉2cの凸部42に当接していたストッパアーム41の棒状部材41bの端部が開放され、ストッパアーム41が圧縮コイルバネ22による付勢力により支持軸21を中心としてステージの方向に回動し、ストッパアーム41がガイドシャフト13に当接して停止する。
そして、係員が紙幣Pを補充するためにステージロック解除レバー14によりロック機構を解除すると、ステージ11が下降してステージガイド12の下面がガイドシャフト13に当接しているストッパアーム41の棒状部材41aの上面に当接して停止する。
これにより、実施例1と同様にステージ11の上面が最大補充枚数位置に停止する。
係員が実施例1と同様にして紙幣Pを補充して扉2cを閉めると、ストッパアーム41の棒状部材41bの端部が扉2cの凸部42に当接してストッパアーム41を圧縮コイルバネ22による付勢力に抗して支持軸21を中心としてステージ11の逆方向に回動させ、ストッパアーム41の棒状部材41aがステージガイド12から外れてステージ11のストッパアーム41によるストッパ機能を解除する。
これにより、実施例1と同様にステージ11が最大補充枚数位置より下側に下降することが可能になる。
その他の繰出動作、収納動作、回収の作動は実施例1と同様であるのでその説明を省略する。この場合の回収の作動においてストッパアーム41が前記と同様に圧縮コイルバネ22によるステージの方向への付勢力により作動する。
以上説明したように、本実施例では、上記実施例1と同様の効果に加えて、ストッパを支点軸を中心として回動するストッパアームとし、ストッパアームを圧縮コイルバネによりステージの方向に付勢して媒体収納庫の扉を閉めた時に、扉に設けた凸部にストッパアームの一端を当接させ、ストッパアームによるストッパ機能を解除するようにしたことによって、係員は媒体収納庫の扉を閉めるだけでストッパ機能を解除することができ、係員の負担を軽減することができる。
また、ストッパアームを収納庫の内部に設けるようにしたことによって、装置本体である現金自動預払機に特別な機構を設けずにストッパレバーによるストッパ機能を解除することができ、装置本体を改造することなく本発明のストッパを早期に実現することができると共に、金庫として用いる場合の媒体収納庫の側板に孔を穿孔する必要がなくなり、金庫としての安全性を高めることができる。
なお、上記各実施例においては、バネ部材として圧縮コイルバネおよび引張コイルスプリングを例示したが、バネ部材は前記に限らず、支持軸等に設けたトーションスプリング等であってもよい。
また、媒体収納庫が分離集積する媒体を紙幣として説明したが、媒体は紙幣に限らず伝票等の帳票、鉄道の切符や定期券、航空券、入場券、勝馬投票券等のチケット、証券や商品券等の金券であってもよい。
更に、装置本体は現金自動預払機に限らず、帳票取扱装置やチケット類の発券機、金券取扱装置等であってもよい。
実施例1の媒体収納庫の側面を示す説明図 図1のA方向矢視図 実施例1の媒体収納庫の装着状態を示す説明図 実施例2のストッパレバー近傍を示す上面図 実施例3の媒体収納庫の側面を示す説明図 図5のB方向矢視図 実施例3の媒体収納庫の扉の開放状態を示す説明図
符号の説明
1 媒体収納庫
2a 正面板
2b 側板
2c 扉
2d 背面板
2e 天板
2f 底板
3 フィードローラ
3a フィードローラ軸
4 媒体繰出搬入口
5 リバースローラ
5a リバースローラ軸
6 ピッカローラ
6a ピッカローラ軸
7 ピッカローラ支持レバー
8 ピッカローラ位置検知センサ
9 集積プレート
9a 溝部
10 固定ガイド
11 ステージ
12 ステージガイド
13 ガイドシャフト
14 ステージロック解除レバー
15 媒体上面検知センサ
20 ストッパレバー
21 支点軸
22 圧縮コイルバネ
25、31 プッシュロッド
26 貫通孔
30 引張コイルスプリング
32 小径部
33 大径部
40 ヒンジ
41 ストッパアーム
41a、41b 棒状部材
42 凸部

Claims (3)

  1. 媒体を集積する昇降可能なステージと、前記ステージを、集積動作時の媒体の集積空間を確保した状態で、補充する媒体の最大枚数の厚さを収容する空間が形成される最大補充枚数位置に停止させるストッパとを有する媒体収納庫であって、
    前記ストッパを、支点軸を中心として回動するレバーとすると共に、前記媒体収納庫を装置本体に着脱可能に構成し、
    前記レバーを、バネ部材により前記ステージの方向に付勢すると共に、前記レバーに当接し、前記レバーを前記ステージとは逆方向に回動させるロッドを、前記装置本体に設け、
    前記媒体収納庫を装置本体に装着した時に、前記ロッドが前記レバーを回動させてストッパ機能を解除することを特徴とする媒体収納庫。
  2. 媒体を集積する昇降可能なステージと、前記ステージを、集積動作時の媒体の集積空間を確保した状態で、補充する媒体の最大枚数の厚さを収容する空間が形成される最大補充枚数位置に停止させるストッパとを有する媒体収納庫であって、
    前記ストッパを、支点軸を中心として回動するレバーとすると共に、前記媒体収納庫を装置本体に着脱可能に構成し、
    前記レバーを、バネ部材により前記ステージの方向に付勢すると共に、一の側がフレーム側板を貫通し、他の側が前記レバーに当接して前記レバーを前記ステージとは逆方向に回動させるロッドを設け、
    前記媒体収納庫を装置本体に装着した時に、前記ロッドの一の側の先端が前記装置本体に当接してストッパ機能を解除することを特徴とする媒体収納庫。
  3. 媒体を集積する昇降可能なステージと、前記ステージを、集積動作時の媒体の集積空間を確保した状態で、補充する媒体の最大枚数の厚さを収容する空間が形成される最大補充枚数位置に停止させるストッパとを有する媒体収納庫であって、
    ヒンジにより開閉する扉を設けると共に、前記ストッパを、支点軸を中心として回動するアームとし、
    前記アームを、バネ部材により前記ステージの方向に付勢すると共に、前記アームの一端を前記扉のヒンジの反対側に当接させ、
    前記扉を閉めた時に、前記アームが前記ステージとは逆方向に回動してストッパ機能を解除することを特徴とする媒体収納庫。
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