JPH06303678A - 電源供給制御回路 - Google Patents

電源供給制御回路

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JPH06303678A
JPH06303678A JP8894993A JP8894993A JPH06303678A JP H06303678 A JPH06303678 A JP H06303678A JP 8894993 A JP8894993 A JP 8894993A JP 8894993 A JP8894993 A JP 8894993A JP H06303678 A JPH06303678 A JP H06303678A
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Toshiaki Tokizane
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】回路構成を簡単にする。 【構成】付属機器に電源を供給する電源供給ラインに挿
入されたトランジスタQ 1 をオン,オフして付属機器へ
の電源の供給制御を行う。トランジスタQ1 にバイアス
抵抗Rbでバイアスをかけてオンとする。トランジスタ
1 よりも付属機器を接続する側に接続された電流制限
抵抗RpとトランジスタQ1 との接続点の電圧を分圧抵
抗R1 ,R2 で分圧して基準電圧Vref を作成する。付
属機器の接続端子の電位と基準電圧Vref とをコンパレ
ータCP1 で比較し、接続端子の電位が低い場合にバイ
アス抵抗Rbによるバイアス電流をパイバスさせてトラ
ンジスタQ1 をオフとする。トランジスタQ1 と並列に
検出電流供給抵抗Rfを接続し、トランジスタQ1 のオ
フ時にもコンパレータCP1 による異常検出動作を行わ
せることを可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シャッタを自動開閉す
る電動シャッタ装置において用いられ、付属機器、例え
ばセンサやブレーキ回路などが電源短絡などにより過電
流が流れた場合に電源の供給を停止する電源供給制御回
路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電動シャッタ装置としては、モータを駆
動制御してシャッタを開閉させるコントローラと、操作
スイッチでシャッタの操作入力を行う操作装置とを2線
式の信号線で接続し、コントローラと操作装置との間で
時分割多重で信号伝送を行って、操作スイッチの操作入
力に応じてコントローラでシャッタの開閉制御を行わせ
るものがある。
【0003】この種の電動シャッタ装置では、例えばシ
ャッタの閉動作時にシャッタに人や物が挟まれることを
防止するために物体を検知するセンサ、シャッタの駆動
においてブレーキをかけるブレーキ回路、異常発生を報
知するブザー回路あるいは表示回路などを付属的にコン
トローラに設けることが多い。この種の付属機器におい
て例えば過電流が流れるといった異常状態をそのまま放
置しておくと、各回路に電源を供給する電源回路が破損
したりして、シャッタ自体を開閉できなくなるという問
題がある。
【0004】そこで、異常発生時に付属機器への電源の
供給を停止させる電源供給制御回路20を設けてある。
この電源供給制御回路20を図15に示す。電源回路か
らの電源供給ラインに、付属機器への電源の供給を制御
するスイッチング素子としてのトランジスタQ1 と、こ
のトランジスタQ1 のオン,オフ制御用のトランジスタ
2 と、付属機器への供給電流を制限する電流制限抵抗
Rpと、電流制限抵抗Rpの両端電圧から付属機器の異
常(過電流など)を検知する異常検出回路22と、この
異常検出回路22の異常検出状態に応じてトランジスタ
2 のオン,オフを制御する制御回路21とで構成して
ある。
【0005】この電源供給制御回路20は、例えば付属
機器に過電流が流れたときに、その状態を抵抗Rpの両
端電圧から検出し、その際には制御回路21でトランジ
スタQ2 をオフとすることにより、トランジスタQ1
オフとし、付属機器への電源の供給を停止する。ここ
で、その後、付属機器への電源の供給を停止状態に保つ
ことも考えられるが、一過性の異常状態であるときに付
属機器の動作を停止させてしまうと逆に問題が生じる場
合がある。そこで、制御回路21では例えば定期的にト
ランジスタQ1 をオンして付属機器への電源の供給を行
い、その際に異常状態が復旧しておれば、電源の供給を
再開する構成としてある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
に制御回路21で断続制御を行わせると、制御回路21
の構成、結果的には電源供給制御回路20自体の構成が
複雑になるという問題があった。本発明は上述の点に鑑
みて為されたものであり、その目的とするところは、回
路構成が簡単な電源供給制御回路を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記目的を達成するために、付属機器に電源を供給する電
源供給ラインに挿入されオン,オフにより付属機器への
電源の供給制御を行うスイッチング素子と、このスイッ
チング素子よりも付属機器を接続する側に接続され付属
機器への供給電流を制限する電流制限抵抗と、電流制限
抵抗とスイッチング素子との接続点の電圧を分圧して基
準電圧を作成する2個の分圧抵抗と、接続点の電圧と基
準電圧とを比較して接続点の電圧が基準電圧よりも高い
場合にスイッチング素子をオンとして電源回路から付属
機器に電源を供給させるオン,オフ制御回路と、スイッ
チング素子と並列接続されスイッチング素子のオフ時に
電流制御抵抗を介して付属機器に微細な電流を供給して
スイッチング素子のオフ時にもコンパレータによる接続
端子の電位を検出する異常検出動作を行わせる検出電流
供給抵抗とを備えている。
【0008】さらに具体的には、請求項2に示すよう
に、スイッチング素子としてnpn型のトランジスタを
用い、トランジスタにバイアスをかけてオンとするバイ
アス抵抗と、付属機器の接続端子の電位と基準電圧とを
比較し接続端子の電位が低い場合にバイアス抵抗による
バイアス電流をパイバスさせてスイッチング素子をオフ
とするコンパレータとで上記オン,オフ制御回路を構成
することができる。
【0009】また、請求項3に示すように、スイッチン
グ素子としてpnp型のトランジスタを用い、付属機器
の接続端子の電位と基準電圧とを比較する出力反転型の
コンパレータと、ランジスタのベース・エミッタ間に接
続された第1のバイアス抵抗と、ベースとコンパレータ
の出力との間に接続された第2のバイアス抵抗とで上記
オン,オフ制御回路を構成することもできる。
【0010】さらに、付属機器に供給される電源電圧を
定電圧化するために、請求項4に示すように、トランジ
スタのベースとグランドとの間にツェナダイオードを接
続してもよい。請求項5に示す複数のシャッタを個別に
開閉させる1ないしは複数のコントローラを備える場合
における操作性を良くするために、複数のシャッタを個
別に開閉させる操作スイッチ、一括的に開閉させる操作
スイッチ、あるいは任意の複数のシャッタのみを開閉さ
せる操作スイッチのうちの1ないしは複数の操作スイッ
チを操作装置に設け、これら操作スイッチの操作に応じ
てコントローラが複数のシャッタを任意に開閉駆動する
ようにした電動シャッタ装置に適用してもよい。
【0011】
【作用】請求項1の発明では、上述のように電源供給制
御回路を構成することにより、定期的にスイッチング素
子をオンしなくても常時付属機器に流れる電流を検出可
能とし、しかもこの検出動作をスイッチング素子と並列
接続された検出電流供給抵抗でスイッチング素子のオフ
時に電流制御抵抗を介して付属機器に微細な電流を供給
することにより達成することで、回路構成を簡単にす
る。
【0012】
【実施例】図1乃至図9に基づいて本発明の一実施例を
説明する。本実施例の電動シャッタシステムは、図4に
示すように、モータを駆動制御してシャッタを開閉させ
るコントローラ1と、操作スイッチでシャッタの操作入
力を行う操作装置2とからなり、コントローラ1と操作
装置2とを2線式の信号線Lで接続し、コントローラ1
と操作装置2との間で時分割多重で信号伝送を行い、操
作スイッチの操作に応じてシャッタの開閉制御を行わせ
るものである。
【0013】本実施例のコントローラ1と操作装置2と
の間で行われる時分割多重による信号伝送は、既存の遠
隔監視制御システムの信号伝送方式を基準として用いて
いる。そこで、基本としての遠隔監視制御システムにつ
いてまず説明しておく。遠隔監視制御システムは、図8
に示すように、照明器具などの負荷Zと、負荷Zの動作
制御を行うための操作入力を行うスイッチと、スイッチ
の操作状態を監視する監視端末器Cと、負荷Zの動作制
御を行う複数の制御端末器Bと、制御端末器B及び監視
端末器Cと2線式の信号線Lで接続され制御端末器B及
び監視端末器Cとの間で時分割多重で信号伝送を行う中
央制御装置Aとで構成されている。なお、図8の場合に
はスイッチは監視端末器Cに一体的に設けられている。
また、一般的に中央制御装置AはブレーカBRなどと共
に分電盤などの電設盤F内に収納される。
【0014】制御端末器B及び監視端末器Cには夫々固
有のアドレスが設定され、中央制御装置Aは各制御端末
器Bあるいは監視端末器Cのアドレスを伝送信号におい
て特定することにより、各制御端末器Bあるいは監視端
末器Cを個別にアクセスして、夫々の制御端末器B及び
監視端末器Cとの間で時分割多重で信号伝送を行う。伝
送信号VS は、図9に示すように、送信開始を示すスタ
ートパルスST、伝送信号VS の種別を示すモードデー
タMD、その伝送信号VS の送信先の端末器B,Cを特
定するアドレスデータAD、制御指令の内容を示す制御
データCD、伝送誤りをチェックするために付加された
伝送誤り検知データ(例えば、チェックサムデータ)C
S、端末器B,Cから中央制御装置Aに対して信号を返
信するために設けられた返信期間WTからなる。この伝
送信号VS は複極(±24V)のパルス幅変調信号で送
信される。
【0015】中央制御装置Aは、監視端末器Cからの操
作入力を受けたとき、その操作入力に基づく負荷Zの動
作制御の指令内容を示す制御データCDを作成して制御
端末器Bに送信する。制御端末器Bは、中央制御装置A
から送信された伝送信号VSのアドレスデータADが自
己のアドレスと一致したとき、その伝送信号VS の制御
データCDを取り込む。そして、制御データCDに基づ
く負荷Zの動作状態を示す監視データを返信期間WTに
同期して中央制御装置Aに返信する。上記返信期間WT
には、伝送信号VS は正電位(+24V)に保たれてお
り、制御端末器Bでは2線式の信号線L間を略短絡状態
として中央制御装置Aに対して電流モードで監視データ
の返信を行う。
【0016】中央制御装置Aは、上記監視データを受け
ると、その監視データに基づき監視端末器Cに設けられ
た表示器で負荷Zの動作状態を表示させるための制御デ
ータCDを作成して監視端末器Cに送信する。監視端末
器Cは制御端末器Bの場合と同様に、伝送信号VS のア
ドレスデータADが自己のアドレスと一致したとき、そ
の伝送信号VS の制御データCDに基づいて表示器で負
荷Zの動作状態を表示する。このときの表示器の表示状
態も返信期間WTに中央制御装置Aに返信する。
【0017】以上の処理により、中央制御装置Aで負荷
Zの動作制御と共に負荷Zの動作状態及び表示器の表示
状態の監視が一括的に行われる。なお、この種の遠隔監
視制御システムでは、複数の負荷Zの動作を一括的に制
御することもできるようにしてある。例えば、複数の負
荷Zを一括してオン,オフ操作するいわゆるグループ制
御、及び複数の負荷Zを使用者が任意に設定した動作状
態に制御するいわゆるパターン制御を行えるようにして
ある。
【0018】この種の操作を行うスイッチと負荷Zとの
対応関係を示すデータテーブルは予め中央制御装置Aに
記憶されており、中央制御装置Aはそのデータテーブル
に基づいて負荷Zに対応する制御端末器Bに対して制御
用の伝送信号VS を送信する。なお、負荷Zが複数の制
御端末器Bの管轄下にある場合には、夫々の制御端末器
Bに対して予め設定された規則(例えば、アドレス順)
に従って順次制御用の伝送信号VS を送信する。
【0019】以上の説明は、スイッチで負荷Zの操作入
力が行われた場合の説明であったが、スイッチの操作が
行われるまでは次のように信号伝送が行われている。つ
まりは、スイッチの操作が行われていないいわゆる待機
時には、伝送信号VS のモードデータMDをダミーモー
ドに設定したダミー伝送信号を中央制御装置Aが巡回的
に信号線Lに送信している。ここで、通常時にダミー伝
送信号を伝送するのは、この種の遠隔監視制御システム
の端末器B,Cは、後述するように伝送信号V S から電
源を作成して動作しているため、ダミー伝送信号を常時
伝送する必要があるという理由による。なお、このダミ
ー伝送信号の伝送期間に、負荷Z及び表示器の動作状況
を監視する場合もある。
【0020】上記待機状態から上述した端末器B,Cと
の信号伝送を行う動作に移行する動作について以下に説
明する。この信号伝送を行うための要求は、ダミー伝送
信号のスタートパルスSTに同期して端末器B,Cから
中央制御装置Aに対して図9(b)に示す割込みパルス
i を送信する。なお、この種の割込み要求は主にスイ
ッチSが操作されたときに監視端末器Cから行われるの
で、以下の説明では監視端末器Cから割込み要求を行う
場合について説明する。
【0021】この割込み要求を受けた中央制御装置Aで
は、モードデータMDを割込み要求を行った監視端末器
Cを特定するためのアドレス特定モードに設定し、割込
み要求を行った監視端末器Cを特定する。この場合に、
各監視端末器Cを個別にアクセスするポーリングを行
い、割込み要求端末器Cを特定する方法もある。しか
し、本実施例では、割込み要求端末器Cを迅速に特定す
るために、アドレスデータの上位数ビットを特定して、
複数の監視端末器Cをグループとして一括的にアクセス
するグループアクセスを行い、割込み要求を行った監視
端末器Cが、返信期間WTに残りの下位数ビットを中央
制御装置Aに対して返信して自己が割込み要求を行った
ことを中央制御装置Aに対して知らせる方法を採用して
いる。
【0022】上述のようにして割込み要求を行った監視
端末器Cが特定されたならば、中央制御装置Aはアドレ
スデータで割込み要求を行った監視端末器Cを特定し
て、スイッチSの操作状態を示す監視データの返信を行
わせる。監視データを受けた中央制御装置Aでは、その
監視データに基づく制御データを作成し、その監視デー
タに対応する負荷Zが接続された制御端末器Bに対して
制御データの伝送を行う。以下の動作は上述した制御時
の動作と同じに行われる。そして、上記制御が終了する
と、待機状態に戻る。
【0023】以下に上記遠隔監視制御システムを基本と
して構成した電動シャッタシステムの構成について説明
する。上記遠隔監視制御システムの中央制御装置Aとし
ての機能をコントローラ1に持たせると共に、監視用端
末器Cとしての機能を操作装置2に持たせたものであ
る。操作装置2は、シャッタを開く操作入力を行う開操
作スイッチSW21、シャッタを閉じる操作入力を行う閉
操作スイッチSW23、及び開操作スイッチSW21及び閉
操作スイッチSW23による動作状態を停止させる停止操
作スイッチSW22を設けてある。
【0024】この操作装置2は回路構成的には、図7に
示すように、信号線Lが接続される信号入力部に設けら
れ信号線Lに操作装置2を無極性で接続できるようにし
たダイオードブリッジDB1 と、このダイオードブリッ
ジDB1 による伝送信号の全波整流出力から後述する各
回路の電源を作成する電源回路22と、コントローラ1
から送信された伝送信号を受信する受信回路23と、ダ
イオードブリッジDB 1 の出力端を略短絡状態としてコ
ントローラ1に対して信号を返信する返信回路24と、
端末器としての中枢的な機能を果たす信号処理を行うC
PUで構成された信号処理回路20と、この信号処理回
路20の動作用の基準クロックを発生する発振回路25
と、システムの起動時などに信号処理回路20をリセッ
トするリセット回路26とを備えている。
【0025】なお、上述のように操作装置2を構成して
あるのは、コントローラ1と操作装置2との間で行われ
る時分割多重による信号伝送が、既存の遠隔監視制御シ
ステムの信号伝送方式を基準として用いているためであ
る。その信号伝送方式について概略的に説明すると、コ
ントローラ1側からは常時巡回的に複極(±24V)の
パルス幅変調信号からなる伝送信号を送出し、この伝送
信号に設けられた返信期間に同期して操作装置2から操
作スイッチの操作状況を示す監視データの返信を行わせ
る。
【0026】なお、本システムでは、操作装置2は1個
であるので、通常の遠隔監視制御システムのように、操
作装置2に固有のアドレスを設定しておき、伝送信号の
アドレスデータで送信先の操作装置2を特定してアクセ
スする必要はない。但し、操作装置2を複数個にする場
合には、操作装置2に固有のアドレスを設定しておき、
伝送信号のアドレスデータで送信先の操作装置2を特定
してアクセスできるようにすることもできる。また、返
信期間には伝送信号が正電位(+24V)に保たれるの
で、操作装置2は信号線L間を略短絡状態とすることに
よりいわゆる電流モードで監視データの返信を行う。な
お、その後のシャッタの開閉させる状況での信号伝送の
説明は、コントローラ1の動作説明のところで行う。
【0027】ところで、この種の操作装置2は、多重伝
送機能を備えるため、比較的にコストが高くなる。この
ため、複数の操作装置2でシャッタの開閉操作を行える
ようにする場合には、コスト高となる。そこで、本実施
例では、上述の点を改善するために、操作装置2以外の
シャッタの開閉制御を行う操作スイッチだけを備えた操
作装置(以下の説明では上記操作装置を操作装置2と区
別するために外部操作装置と呼ぶ)を接続する接続部を
操作装置2に設け、外部操作装置からの操作入力に対し
ても、操作装置2の備える操作スイッチSW21〜SW23
と同様にして、シャッタの開閉制御を行えるようにして
ある。
【0028】本実施例では、外部操作装置を接続する接
続部としてコネクタCN1 を用いてある。なお、このコ
ネクタCN1 には、外部操作装置からの操作信号が入力
される入力端子の他に、外部電源(例えば、AC24
V)が供給される電源供給端子を設けてある。さらに、
コネクタCN1 から入力される操作信号を、開操作スイ
ッチSW21、停止操作スイッチSW22、及び閉操作スイ
ッチSW23用の信号処理回路20の入力端子に与えられ
る入力回路28と、この入力回路28用の電源を作成す
る電源回路29とを設けてある。
【0029】電源回路29は、ダイオードブリッジDB
2 及び平滑コンデンサC1 からなり、外部電源をダイオ
ードブリッジDB2 で整流すると共に、平滑コンデンサ
1で平滑して、入力回路28用の電源を作成する。入
力回路28は、3つのフォトカプラPC1 〜PC3 で構
成され、夫々のフォトカプラPC1 〜PC3 の発光ダイ
オード及び電流制限抵抗R1 〜R3 を介して上記電源回
路29の出力電圧を外部操作装置の入力端子に印加し、
フォトカプラPC1 〜PC3 のフォトトランジスタを信
号処理回路20の夫々の入力端子とグランドとの間に接
続してある。また、外部操作装置のスイッチは、コネク
タCN 1 の入力端子とグランドとの間に接続されてい
る。
【0030】いま、外部操作装置の開操作用のスイッチ
がオンされると、フォトカプラPC 1 の発光ダイオード
に電流が流れることにより、発光ダイオードが発光し、
フォトトランジスタがオンとなり、操作装置2の開操作
スイッチSW21を操作した場合と同様の開操作信号が信
号処理回路20に入力される。なお、その他の外部操作
装置のスイッチが操作された場合にも、同様にして停止
操作スイッチSW22及び閉操作スイッチSW23を操作し
た場合と同様の停止操作信号、閉操作信号が信号処理回
路20に入力される。従って、外部操作装置を用いて、
操作装置2と同様にしてシャッタの開閉制御を行うこと
ができる。
【0031】ここで、外部操作装置からの操作入力はフ
ォトカプラPC1 〜PC3 を用いて絶縁状態で取り込
み、フォトカプラPC1 〜PC3 より外部操作装置側の
電源短絡などの影響が操作装置2に及ばないようにして
ある。また、上述の入力回路28及び電源回路29より
なる回路構成とすることで、無電圧接点信号を取り込む
ことができるという利点もある。
【0032】コントローラ1には、図5に示すように、
信号線Lを介して操作装置2との間で時分割多重で信号
伝送を行う送受信回路12と、シャッタを開閉駆動する
モータMの動作制御を行うモータ制御回路11と、商用
電源(AC100V)から各回路用の電源を作成する電
源回路13と、コントローラ1の中枢として機能して信
号処理を行うマイクロコンピュータで構成された信号処
理回路10とを備えている。
【0033】なお、このコントローラ1では、詳しくは
後述するが、モータMの回転数及びシャッタの開閉位置
に応じて駆動制御を行うので、モータMの回転数を検出
するエンコーダEと、シャッタが完全に閉じられたこと
を検出する下限検出スイッチSW1 とを設けてある。ま
た、シャッタを設置する場所に応じてモータMをシャッ
タの左右いずれにも設置することを可能とするために、
回転方向切換スイッチSW2 を設けてある。つまり、モ
ータMを左右に取り付けた場合では、回転方向とシャッ
タの開閉動作とが逆になるので、モータMを左右のいず
れの側に設置したかを信号処理回路10で判別できるよ
うに、上記回転方向切換スイッチSW2を設けてある。
【0034】さらに、本実施例の場合には、シャッタの
閉動作時に人や物がシャッタに挟まれることを防止する
ために、物体を検知するセンサSを設けてある。また、
シャッタの開閉動作にブレーキをかけるブレーキ回路や
異常の発生を報知するブザーや表示器も設けてある。セ
ンサSにはセンサ電源供給回路15を介して電源回路1
3から電源供給が行われ、ブレーキ回路、ブザー回路及
び表示回路などの付属機器3には、本発明にかかる電源
供給制御回路14を介して電源回路13から電源を供給
する構成としてある。
【0035】以下、コントローラ1の動作を図6に基づ
いて説明する。なお、以下の説明は操作装置2が開ある
いは閉動作を表示する発光ダイオードを備える場合につ
いて行う。いま、操作装置2の開操作スイッチSW21
操作に応じて中央制御装置Aを介してシャッタを開く制
御データ(開操作信号)が与えられたとすると、このと
き信号伝送部12を介して信号処理部10が取り込んだ
開操作信号に応じて、図6(a)に示すように、信号処
理部10はモータ制御回路11に対してモータMをシャ
ッタを開くように駆動するための制御信号を与える。こ
れにより、シャッタが開かれる。
【0036】このシャッタの開動作中には、信号処理部
10ではエンコーダEの出力からモータMの回転数を検
出し、モータMの回転数の低下によりシャッタが完全に
開かれた状態となることを検知する。なお、モータMの
回転数が一定以上に低下するまでは、シャッタが開かれ
ていることを示す監視データ(上昇中信号)を中央制御
装置Aに対して返信する。このときの監視データに応じ
て中央制御装置Aは、操作装置2に対して開動作表示用
の発光ダイオードを点灯させるための制御データを送
り、発光ダイオードを点灯させる。
【0037】そして、シャッタが完全に開かれたとき、
つまりはモータMの回転数が一定以上に低下したとき、
信号処理部10はモータ制御回路11に対してモータM
の回転を停止させる制御信号を与える。このとき、信号
処理部10ではモータMが停止されたことを示す監視デ
ータ(上限信号)を中央制御装置Aに対して送る。ここ
で、中央制御装置Aがダミー伝送信号の送出時に各制御
端末器Bをポーリングして負荷Zの動作状況を監視する
ようにしておけば、シャッタが開かれていることを示す
上昇中信号は中央制御装置Aには返信せずに、シャッタ
が完全に開かれた状態で、コントローラ1がアクセスさ
れたときに、シャッタの開動作が停止されたことを示す
上限信号を中央制御装置Aに対して返信するようにして
もよい。また、別の方法として、コントローラ1にも監
視端末器Cと同様に割込み処理を行う機能を設け、シャ
ッタの開動作の停止時に割込み処理で上限信号を返信す
るようにすることも可能である。
【0038】このようにしてシャッタの開動作の停止を
示す上限信号が中央制御装置Aに与えられると、中央制
御装置Aはその上限信号に応じて操作装置2に対して開
動作表示用の発光ダイオードを消灯させるための制御デ
ータを送り、発光ダイオードを消灯させる。逆に、閉操
作スイッチSW23が操作されたことを示す監視データ
(閉操作信号)が操作装置2から中央制御装置Aに返信
されたときには、シャッタの閉動作が行われる。このと
きにも開動作中と同様にして、中央制御装置Aを介する
信号伝送が行われ、シャッタが閉じられていることを示
す監視データ(下降中信号)で操作装置2の閉動作表示
用の発光ダイオードを点灯させる。
【0039】このようにシャッタが閉じられるときに
は、センサ制御回路15が電源回路13からの電源をセ
ンサSに供給し、センサSで物体検知を開始させる。こ
のセンサSの物体監視状況を示す出力は信号処理部10
に対して与えられる。また、このシャッタの閉動作中も
信号処理部10がエンコーダEの出力からモータMの回
転数を検出している。さらに、信号処理部10は下限検
出スイッチSW1 のオン,オフ状態を監視している。
【0040】ここで、センサSによる物体検知、及びモ
ータMの回転数の検出は、シャッタの閉動作中に人や物
がシャッタに挟まれることを防止するためであり、シャ
ッタが完全に閉じられたことは、下限検出スイッチSW
1 のオン,オフ状態から検出するようにしてある。い
ま、例えばセンサSで物体が検知されるか、あるいはモ
ータMの回転数が所定以上に低下したとき、または両方
の状態が同時に発生したときには、シャッタの閉動作を
強制的に停止される。これにより、人や物がシャッタに
挟まれることを防止する。なお、シャッタは強制的に閉
動作から開動作に反転させるようにしてもよい。
【0041】このような異常が発生したときには、信号
処理部10が中央制御装置Aに対して異常の発生を示す
監視データ(異常信号)を送る。このとき、中央制御装
置Aは操作装置2の発光ダイオードを交互に点灯させる
制御データを与えることにより、異常を表示させるよう
にしてある。なお、異常表示用に別の表示器を操作装置
2に設けてもよい。
【0042】また、下限検出スイッチSW1 でシャッタ
が完全に閉じられたことが検出されたならば、シャッタ
の閉動作を停止させ、操作装置2の発光ダイオードを消
灯させる。シャッタの開閉途中で、停止操作スイッチS
22が操作された(停止操作信号が返信された)ときに
は、コントローラ1ではシャッタの開閉動作を停止さ
せ、操作装置2の発光ダイオードまたは発光ダイオード
を消灯させるための監視データ(中間停止信号)の返送
を行う。ここで、開閉途中におい停止操作スイッチSW
22が操作されたときには、シャッタが中間状態で停止し
ていることを示す表示を行わせるようにしてもよい。例
えば、開動作中に停止操作が行われたことは、発光ダイ
オードの点滅で示し、閉動作中の停止操作は、発光ダイ
オードの点滅で示すというようにすればよい。
【0043】この種の電動シャッタ装置では、コントロ
ーラ1と操作装置2との間で時分割多重で信号伝送を行
うことにより、信号伝送用の信号線Lを2線とすること
ができる。つまりは、コントローラ1と操作装置2との
間に配線される信号線の本数を削減できる。これは、特
に操作装置2で動作表示用の表示器を備えている場合に
特に顕著な効果がある。
【0044】次に、本発明の要旨とする電源供給制御回
路14について説明する。本実施例の電源供給制御回路
14は、付属機器3に電源を供給する電源供給ラインに
挿入されオン,オフにより付属機器3への電源の供給制
御を行うスイッチング素子としてのトランジスタQ
1 と、このトランジスタQ1 よりも付属機器3を接続す
る側に接続され付属機器3への供給電流を制限する電流
制限抵抗Rpと、電流制限抵抗RpとトランジスタQ1
との接続点の電圧を分圧して基準電圧Vref を作成する
2個の分圧抵抗R1 ,R2 と、上記トランジスタQ1
バイアスをかけてオンとするバイアス抵抗Rbと、付属
機器3の接続端子の電位と基準電圧Vref とを比較し接
続端子の電位が低い場合にバイアス抵抗Rbによるバイ
アス電流をパイバスさせてトランジスタQ1 をオフとす
るコンパレータCP1 と、トランジスタQ1 と並列接続
されトランジスタQ1 のオフ時に電流制御抵抗Rpを介
して付属機器3に微細な電流を供給しトランジスタQ1
のオフ時にもコンパレータCP 1 による接続端子の電位
(出力電位)を検出する異常検出動作を行わせる検出電
流供給抵抗Rfとを備えている。つまりは、図1の場合
には、スイッチング素子としてnpn型のトランジスタ
1 を用い、接続点の電圧と基準電圧とを比較して接続
点の電圧が基準電圧よりも高い場合にトランジスタQ1
をオンとして電源回路から付属機器3に電源を供給させ
るオン,オフ制御回路を、ベース抵抗Rb及びコンパレ
ータCP1 で構成してある。
【0045】付属機器3の正常時の等価回路を図2
(a)に示す。このとき、接続端子の電位は、基準電圧
ref よりも高いので、コンパレータCP1 の出力はハ
イレベルであり、トランジスタQ1 はベース抵抗Rbか
ら供給されるベース電流でオンとなる。なお、図2では
付属機器3を負荷抵抗RL として示してある。この場合
に、電源回路13からの供給電圧をVdとし、トランジ
スタQ1 のベース・エミッタ間電圧をVbe、直流増幅
率をHFEとすると、付属機器3に供給される電流Iは、 I=(Vd−Vbe)/(Rp+Rb/HFE+RL ) となる。
【0046】異常時の等価回路は図2(b)に示すよう
になる。このときには、例えば付属機器3に過電流が流
れることにより、出力電位が低くなり、出力電位が基準
電圧Vref を下回る。このため、コンパレータCP1
出力がローレベルとなり、ベース抵抗Rbを介してベー
ス電流を引き込むことにより、トランジスタQ1 がオフ
となる。このときには、抵抗Rfを介して付属機器3に
微細な電流を供給することにより、コンパレータCP1
を異常状態に保ち、異常が一過性のものである場合に、
電源の供給を即座に再開できるようにしてある。
【0047】このときに付属機器3に供給される電流I
は、Rp,RL に対してR1 ,R2が十分に大きいもの
すれば、 I=Vd/(Rf+Rp+RL ) となる。上記電源供給制御回路14では、抵抗R1 ,R
2 の直列回路と、抵抗Rpと負荷抵抗RL との直列回路
とを並列接続したいわゆるブリッジ回路において、抵抗
1 ,R2 の接続点の電位と、抵抗Rpと負荷抵抗RL
との接続点の電位とをコンパレータCP1 で比較して、
付属機器3の異常を検出している。
【0048】この点を式で表すと、 RL =Rp・R2 /R1 が平衡状態であり、この条件を境にしてトランジスタQ
1 がオン,オフする。そのときの負荷抵抗RL と電流I
との関係を図3に示す。上記構成とすれば、断続制御を
行うことなく、付属機器3の異常を検出することがで
き、回路構成が簡単にできる。また、トランジスタQ1
のオン,オフ制御条件が一義的に決まっているので、発
振などの不安定な動作を起こさない。また、、このよう
にいわゆるヒステリシス動作を行わないので、高感度且
つ高速に異常を検出することができる。また、異常時に
断続的に復旧を検知する場合のようにトランジスタQ1
などを断続動作させるないため、ノイズの発生を少なく
することもできる。しかも、抵抗Rfにより付属機器3
に応じて異常時に付属機器3に流す電流値を設定でき
る。
【0049】別の電源供給制御回路14の構成を図10
に示す。この図10の場合には、スイッチング素子とし
てpnp型のトランジスタQ1 ’を用い、付属機器3の
接続端子の電位と基準電圧Vref とを比較する出力反転
型のコンパレータCP1 ’と、トランジスタQ1 ’のベ
ース・エミッタ間に接続された第1のバイアス抵抗Rs
と、ベースとコンパレータCP1 ’の出力との間に接続
された第2のバイアス抵抗Rbとでオン,オフ制御回路
を構成してある。
【0050】付属機器3が正常な場合と異常な場合との
等価回路を図11に示す。図11(a)の正常な場合に
は、つまりは出力電位が高い場合には、コンパレータC
1’の出力がローレベルとなることにより、トランジ
スタQ1 ’のベース電位は抵抗Rsと抵抗Rbとの分圧
電圧となり、これによりトランジスタQ1 ’がオンとな
り、付属機器3に電源が供給される。
【0051】このときに付属機器3に供給される電流I
は、トランジスタQ1 ’のコレクタ・エミッタ間電圧を
Vceとした場合、 I=(Vd−Vce)/Rp+RL となる。異常の場合は、コンパレータCP1 ’の出力は
ハイレベルとなり、トランジスタQ1 ’のベース電位が
入力電圧Vdとほぼ同じになるので、トランジスタ
1’はオフとなる。このときには、抵抗Rfを介して
付属機器3に電流Iが供給される。このときの等価回路
は図11(b)に示すように図1の場合と同様になる。
本実施例の付属機器3の負荷抵抗RL と電流Iとの関係
を図12に示す。
【0052】図13はさらに別の構成としたもので、基
本的には図1の回路と同じであるが、トランジスタQ1
のベースとグランドとの間にツェナダイオードZDを設
けることにより、電源回路13からの入力される電圧が
ツェナ電圧Vz(実際にはVz−Vbe)よりも高い場
合に、定電圧化した電源を付属機器3に供給するように
したものである。
【0053】つまりは、電源回路13からの入力される
電圧がツェナ電圧Vzよりも低いときには、動作的には
図1の場合と同様に動作する。また、ツェナ電圧Vzよ
りも高い場合は、抵抗RpとトランジスタQ1 の接続点
の電位は、Vz−Vbeに保たれるので、電流Iは、 I=(Vz−Vbe)/Rp+RL となる。
【0054】ところで、以上の説明は電源供給制御回路
14について説明したが、センサ電源供給回路15に本
発明の技術を適用することもできることは言うまでもな
い。この場合にはコンパレータCP1 ,CP1 ’と共に
信号処理回路10でトランジスタQ1 ,Q1 ’のオン,
オフ制御を行い、信号処理回路10によりシャッタを閉
じるときにはセンサSに電源の供給が行われないように
制御することになる。
【0055】
【発明の効果】請求項1の発明は上述のように、付属機
器に電源を供給する電源供給ラインに挿入されオン,オ
フにより付属機器への電源の供給制御を行うスイッチン
グ素子と、このスイッチング素子よりも付属機器を接続
する側に接続され付属機器への供給電流を制限する電流
制限抵抗と、電流制限抵抗とスイッチング素子との接続
点の電圧を分圧して基準電圧を作成する2個の分圧抵抗
と、接続点の電圧と基準電圧とを比較して接続点の電圧
が基準電圧よりも高い場合にスイッチング素子をオンと
して電源回路から付属機器に電源を供給させるオン,オ
フ制御回路と、スイッチング素子と並列接続されスイッ
チング素子のオフ時に電流制御抵抗を介して付属機器に
微細な電流を供給してスイッチング素子のオフ時にもコ
ンパレータによる接続端子の電位を検出する異常検出動
作を行わせる検出電流供給抵抗とを備えているので、定
期的にスイッチング素子をオンしなくても常時付属機器
に流れる電流を検出することができ、しかもこの検出動
作をスイッチング素子と並列接続された検出電流供給抵
抗でスイッチング素子のオフ時に電流制御抵抗を介して
付属機器に微細な電流を供給することにより達成するこ
とで、回路構成を簡単にすることができる。しかも、本
発明は、モータを駆動制御してシャッタを開閉させるコ
ントローラと、操作スイッチでシャッタの操作入力を行
う操作装置とを2線式の信号線で接続し、コントローラ
と操作装置との間で時分割多重で信号伝送を行って、操
作スイッチの操作入力に応じてコントローラでシャッタ
の開閉制御を行わせ、伝送信号を複極信号とし、信号線
に対して無極性で接続可能とする無極性手段を操作装置
が備える電動シャッタ装置を基本とするので、信号線を
2線式とでき、配線本数を削減することができ、また操
作装置を信号線に極性無しで接続することができ、操作
装置の施工が容易となるという利点もある。
【0056】請求項5の電動シャッタ装置は、複数のシ
ャッタを個別に開閉させる1ないしは複数のコントロー
ラを備え、複数のシャッタを個別に開閉させる操作スイ
ッチ、一括的に開閉させる操作スイッチ、あるいは任意
の複数のシャッタのみを開閉させる操作スイッチのうち
の1ないしは複数の操作スイッチを備えているので、こ
れら操作スイッチの操作に応じて複数のシャッタの個別
制御、一括開閉制御、あるいは任意の複数のシャッタの
みを開閉制御することができ、使い勝手を良くなるとい
う利点があり、このような電動シャッタ装置に本発明を
適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回路図である。
【図2】(a),(b)は正常時と異常時との等価回路
図である。
【図3】付属機器の負荷抵抗と電流との関係を示す説明
図である。
【図4】電動シャッタ装置のシステム構成図である。
【図5】コントローラの回路構成を示すブロック図であ
る。
【図6】(a)〜(c)はコントローラの動作説明図で
ある。
【図7】操作装置の回路図である。
【図8】本発明の電動シャッタシステムの基本としての
遠隔監視制御システムの構成図である。
【図9】同上の伝送信号の説明図である。
【図10】他の実施例の回路図である。
【図11】(a),(b)は正常時と異常時との等価回
路図である。
【図12】付属機器の負荷抵抗と電流との関係を示す説
明図である。
【図13】さらに他の実施例の回路図である。
【図14】(a),(b)は正常時と異常時との等価回
路図である。
【図15】従来例の回路図である。
【符号の説明】 1 コントローラ 2 操作装置 14 電源供給回路 L 信号線 M モータ SW21〜SW23 操作スイッチ Q1 ,Q1 ’ トランジスタ CP1 ,CP1 ’コンパレータ Rp,Rf,Rb,Rs,R1 ,R2 抵抗

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータを駆動制御してシャッタを開閉さ
    せるコントローラと、操作スイッチでシャッタの操作入
    力を行う操作装置とを2線式の信号線で接続し、コント
    ローラと操作装置との間で時分割多重で信号伝送を行っ
    て、操作スイッチの操作入力に応じてコントローラでシ
    ャッタの開閉制御を行わせ、伝送信号を複極信号とし、
    信号線に対して無極性で接続可能とする無極性手段を操
    作装置が備える電動シャッタ装置に用いられ、シャッタ
    の開閉駆動制御系以外に付属的に設けられる機器に対し
    て電源回路からの電源の供給を制御する電源供給制御回
    路であって、付属機器に電源を供給する電源供給ライン
    に挿入されオン,オフにより付属機器への電源の供給制
    御を行うスイッチング素子と、このスイッチング素子よ
    りも付属機器を接続する側に接続され付属機器への供給
    電流を制限する電流制限抵抗と、電流制限抵抗とスイッ
    チング素子との接続点の電圧を分圧して基準電圧を作成
    する2個の分圧抵抗と、接続点の電圧と基準電圧とを比
    較して接続点の電圧が基準電圧よりも高い場合にスイッ
    チング素子をオンとして電源回路から付属機器に電源を
    供給させるオン,オフ制御回路と、スイッチング素子と
    並列接続されスイッチング素子のオフ時に電流制御抵抗
    を介して付属機器に微細な電流を供給してスイッチング
    素子のオフ時にもコンパレータによる接続端子の電位を
    検出する異常検出動作を行わせる検出電流供給抵抗とを
    備えて成ることを特徴とする電源供給制御回路。
  2. 【請求項2】 上記スイッチング素子としてnpn型の
    トランジスタを用い、トランジスタにバイアスをかけて
    オンとするバイアス抵抗と、付属機器の接続端子の電位
    と基準電圧とを比較し接続端子の電位が低い場合にバイ
    アス抵抗によるバイアス電流をパイバスさせてスイッチ
    ング素子をオフとするコンパレータとで上記オン,オフ
    制御回路を構成して成ることを特徴とする請求項1記載
    の電源供給制御回路。
  3. 【請求項3】 上記スイッチング素子としてpnp型の
    トランジスタを用い、付属機器の接続端子の電位と基準
    電圧とを比較する出力反転型のコンパレータと、ランジ
    スタのベース・エミッタ間に接続された第1のバイアス
    抵抗と、ベースとコンパレータの出力との間に接続され
    た第2のバイアス抵抗とで上記オン,オフ制御回路を構
    成して成ることを特徴とする請求項1記載の電源供給制
    御回路。
  4. 【請求項4】 トランジスタのベースとグランドとの間
    にツェナダイオードを接続して成ることを特徴とする請
    求項2記載の電源供給制御回路。
  5. 【請求項5】 複数のシャッタを個別に開閉させる1な
    いしは複数のコントローラを備え、複数のシャッタを個
    別に開閉させる操作スイッチ、一括的に開閉させる操作
    スイッチ、あるいは任意の複数のシャッタのみを開閉さ
    せる操作スイッチのうちの1ないしは複数の操作スイッ
    チを操作装置に設け、これら操作スイッチの操作に応じ
    てコントローラが複数のシャッタを任意に開閉駆動する
    電動シャッタ装置に用いられることを特徴とする請求項
    2記載の電源供給制御回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016217117A (ja) * 2015-05-20 2016-12-22 文化シヤッター株式会社 開閉制御システム及び開閉制御方法
JP2019056203A (ja) * 2017-09-19 2019-04-11 三和シヤッター工業株式会社 電力供給装置、及び制御システム

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