JPH06303666A - 電動シャッタ装置 - Google Patents

電動シャッタ装置

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JPH06303666A
JPH06303666A JP8895093A JP8895093A JPH06303666A JP H06303666 A JPH06303666 A JP H06303666A JP 8895093 A JP8895093 A JP 8895093A JP 8895093 A JP8895093 A JP 8895093A JP H06303666 A JPH06303666 A JP H06303666A
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circuit
controller
signal
power supply
transmission
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JP8895093A
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Toshiaki Tokizane
敏昭 時実
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】信号線に過電流が流れることによるコントロー
ラ側の回路部品の破壊を防止する。 【構成】モータを駆動制御してシャッタを開閉させるコ
ントローラと、操作スイッチでシャッタの操作入力を行
う操作装置とを2線式の信号線で接続する。コントロー
ラと操作装置との間で時分割多重で信号伝送を行って、
操作スイッチの操作入力に応じてコントローラでシャッ
タの開閉制御を行わせる。操作装置がコントローラから
送信される信号から電源を作成して動作する。信号線に
過電流が流れることを電源供給制御回路12bで検出し
て送信回路12aへの電源の供給を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、操作装置とコントロー
ラとを2線の信号線で接続し、時分割多重で信号伝送を
行うことにより、操作スイッチの操作入力に応じてコン
トローラでシャッタの開閉制御を行わせる電動シャッタ
装置であって、特に操作装置がコントローラから送信さ
れる信号から電源を得て動作する電動シャッタ装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】電動シャッタ装置としては、モータを駆
動制御してシャッタを開閉させるコントローラと、操作
スイッチでシャッタの操作入力を行う操作装置とを2線
式の信号線で接続し、コントローラと操作装置との間で
時分割多重で信号伝送を行って、操作スイッチの操作入
力に応じてコントローラでシャッタの開閉制御を行わせ
るものがある。
【0003】この種の電動シャッタ装置では、コントロ
ーラから操作装置に複極のパルス幅変調信号により信号
伝送を行い、操作装置はこの信号を整流平滑して自己の
電源を作成して動作させ、操作装置への電源の供給を不
要としたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のようにコントロ
ーラから操作装置に対して信号線を介して電源の供給を
行う電動シャッタ装置であると、例えば上記信号線が短
絡して過電流が信号線に流れた場合には、コントローラ
側の送信回路や電源回路の回路部品が破壊されるという
事態を招き、電動シャッタ装置全体の機能が停止される
という問題があった。
【0005】本発明は上述の点に鑑みて為されたもので
あり、その目的とするところは、信号線に過電流が流れ
た場合に、コントローラ側の回路部品が破壊されること
がない電動シャッタ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記目的を達成するために、信号線に過電流が流れること
を検出して送信回路への電源の供給を停止する電源供給
制御回路をコントローラに設けてある。電源供給制御回
路は、具体的には、請求項2に示すように、送信回路へ
の電源の供給を制御するスイッチング素子と、このスイ
ッチング素子と送信回路との間に接続され送信回路への
供給電流を制限する電流制限抵抗と、電流制限抵抗とス
イッチング素子との接続点の電圧を分圧して基準電圧を
作成する2個の分圧抵抗と、スイッチング素子と並列接
続されスイッチング素子のオフ時に電流制御抵抗を介し
て送信回路に微細な電流を供給する検出電流供給抵抗
と、送信回路の電源入力の電位と基準電圧とを比較し電
源入力の電位が基準電圧よりも高い場合にスイッチング
素子をオンとして送信回路に電源を供給させるオン,オ
フ制御回路とで電源供給制御回路を構成することが望ま
しい。
【0007】さらに具体的には、請求項3に示すよう
に、上記スイッチング素子としてnpn型のトランジス
タを用い、トランジスタにバイアスをかけてオンとする
バイアス抵抗と、送信回路の電源端子の電位と基準電圧
とを比較し電源端子の電位が低い場合にバイアス抵抗に
よるバイアス電流をパイバスさせてスイッチング素子を
オフとするコンパレータとでオン,オフ制御回路を構成
すればよい。
【0008】また、請求項3の発明において、送信回路
に供給される電源電圧を定電圧化するために、請求項4
に示すように、上記トランジスタのベースとグランドと
の間にツェナダイオードを接続してもよい。さらに、請
求項5に示すように、スイッチング素子としてpnp型
のトランジスタを用い、送信回路の電源入力端の電位と
基準電圧とを比較する出力反転型のコンパレータと、ト
ランジスタのベース・エミッタ間に接続された第1のバ
イアス抵抗と、ベースとコンパレータの出力との間に接
続された第2のバイアス抵抗とでオン,オフ制御回路を
構成してもよい。
【0009】なお、複数のシャッタを個別に開閉させる
1ないしは複数のコントローラを備える場合において、
複数のシャッタの個別制御、一括開閉制御、あるいは任
意の複数のシャッタのみを開閉制御する場合に対応させ
るために、請求項6に示すように、複数のシャッタを個
別に開閉させる操作スイッチ、一括的に開閉させる操作
スイッチ、あるいは任意の複数のシャッタのみを開閉さ
せる操作スイッチのうちの1ないしは複数の操作スイッ
チを設けてもよい。
【0010】
【作用】請求項1の発明では、上述のように信号線に過
電流が流れることを検出して送信回路への電源の供給を
停止する電源供給制御回路をコントローラに設けること
により、信号線に過電流が流れた場合に、電源供給制御
回路により送信回路への電源の供給を停止し、例えば信
号線の短絡による悪影響、つまりはコントローラ側の回
路部品の破壊などが起こらないようにする。
【0011】請求項6の発明では、複数のシャッタを個
別に開閉させる1ないしは複数のコントローラを備え、
複数のシャッタを個別に開閉させる操作スイッチ、一括
的に開閉させる操作スイッチ、あるいは任意の複数のシ
ャッタのみを開閉させる操作スイッチのうちの1ないし
は複数の操作スイッチを備えることにより、これら操作
スイッチの操作に応じて複数のシャッタの個別制御、一
括開閉制御、あるいは任意の複数のシャッタのみを開閉
制御することを可能とし、使い勝手を良くする。
【0012】
【実施例】図1乃至図9に基づいて本発明の一実施例を
説明する。本実施例の電動シャッタシステムは、図2に
示すように、モータを駆動制御してシャッタを開閉させ
るコントローラ1と、操作スイッチでシャッタの操作入
力を行う操作装置2とからなり、コントローラ1と操作
装置2とを2線式の信号線Lで接続し、コントローラ1
と操作装置2との間で時分割多重で信号伝送を行い、操
作スイッチの操作に応じてシャッタの開閉制御を行わせ
るものである。
【0013】本実施例のコントローラ1と操作装置2と
の間で行われる時分割多重による信号伝送は、既存の遠
隔監視制御システムの信号伝送方式を基準として用いて
いる。そこで、基本としての遠隔監視制御システムにつ
いてまず説明しておく。遠隔監視制御システムは、図8
に示すように、照明器具などの負荷Zと、負荷Zの動作
制御を行うための操作入力を行うスイッチと、スイッチ
の操作状態を監視する監視端末器Cと、負荷Zの動作制
御を行う複数の制御端末器Bと、制御端末器B及び監視
端末器Cと2線式の信号線Lで接続され制御端末器B及
び監視端末器Cとの間で時分割多重で信号伝送を行う中
央制御装置Aとで構成されている。なお、図8の場合に
はスイッチは監視端末器Cに一体的に設けられている。
また、一般的に中央制御装置AはブレーカBRなどと共
に分電盤などの電設盤F内に収納される。
【0014】制御端末器B及び監視端末器Cには夫々固
有のアドレスが設定され、中央制御装置Aは各制御端末
器Bあるいは監視端末器Cのアドレスを伝送信号におい
て特定することにより、各制御端末器Bあるいは監視端
末器Cを個別にアクセスして、夫々の制御端末器B及び
監視端末器Cとの間で時分割多重で信号伝送を行う。伝
送信号VS は、図9に示すように、送信開始を示すスタ
ートパルスST、伝送信号VS の種別を示すモードデー
タMD、その伝送信号VS の送信先の端末器B,Cを特
定するアドレスデータAD、制御指令の内容を示す制御
データCD、伝送誤りをチェックするために付加された
伝送誤り検知データ(例えば、チェックサムデータ)C
S、端末器B,Cから中央制御装置Aに対して信号を返
信するために設けられた返信期間WTからなる。この伝
送信号VS は複極(±24V)のパルス幅変調信号で送
信される。
【0015】中央制御装置Aは、監視端末器Cからの操
作入力を受けたとき、その操作入力に基づく負荷Zの動
作制御の指令内容を示す制御データCDを作成して制御
端末器Bに送信する。制御端末器Bは、中央制御装置A
から送信された伝送信号VSのアドレスデータADが自
己のアドレスと一致したとき、その伝送信号VS の制御
データCDを取り込む。そして、制御データCDに基づ
く負荷Zの動作状態を示す監視データを返信期間WTに
同期して中央制御装置Aに返信する。上記返信期間WT
には、伝送信号VS は正電位(+24V)に保たれてお
り、制御端末器Bでは2線式の信号線L間を略短絡状態
として中央制御装置Aに対して電流モードで監視データ
の返信を行う。
【0016】中央制御装置Aは、上記監視データを受け
ると、その監視データに基づき監視端末器Cに設けられ
た表示器で負荷Zの動作状態を表示させるための制御デ
ータCDを作成して監視端末器Cに送信する。監視端末
器Cは制御端末器Bの場合と同様に、伝送信号VS のア
ドレスデータADが自己のアドレスと一致したとき、そ
の伝送信号VS の制御データCDに基づいて表示器で負
荷Zの動作状態を表示する。このときの表示器の表示状
態も返信期間WTに中央制御装置Aに返信する。
【0017】以上の処理により、中央制御装置Aで負荷
Zの動作制御と共に負荷Zの動作状態及び表示器の表示
状態の監視が一括的に行われる。なお、この種の遠隔監
視制御システムでは、複数の負荷Zの動作を一括的に制
御することもできるようにしてある。例えば、複数の負
荷Zを一括してオン,オフ操作するいわゆるグループ制
御、及び複数の負荷Zを使用者が任意に設定した動作状
態に制御するいわゆるパターン制御を行えるようにして
ある。
【0018】この種の操作を行うスイッチと負荷Zとの
対応関係を示すデータテーブルは予め中央制御装置Aに
記憶されており、中央制御装置Aはそのデータテーブル
に基づいて負荷Zに対応する制御端末器Bに対して制御
用の伝送信号VS を送信する。なお、負荷Zが複数の制
御端末器Bの管轄下にある場合には、夫々の制御端末器
Bに対して予め設定された規則(例えば、アドレス順)
に従って順次制御用の伝送信号VS を送信する。
【0019】以上の説明は、スイッチで負荷Zの操作入
力が行われた場合の説明であったが、スイッチの操作が
行われるまでは次のように信号伝送が行われている。つ
まりは、スイッチの操作が行われていないいわゆる待機
時には、伝送信号VS のモードデータMDをダミーモー
ドに設定したダミー伝送信号を中央制御装置Aが巡回的
に信号線Lに送信している。ここで、通常時にダミー伝
送信号を伝送するのは、この種の遠隔監視制御システム
の端末器B,Cは、後述するように伝送信号V S から電
源を作成して動作しているため、ダミー伝送信号を常時
伝送する必要があるという理由による。なお、このダミ
ー伝送信号の伝送期間に、負荷Z及び表示器の動作状況
を監視する場合もある。
【0020】上記待機状態から上述した端末器B,Cと
の信号伝送を行う動作に移行する動作について以下に説
明する。この信号伝送を行うための要求は、ダミー伝送
信号のスタートパルスSTに同期して端末器B,Cから
中央制御装置Aに対して図9(b)に示す割込みパルス
i を送信する。なお、この種の割込み要求は主にスイ
ッチSが操作されたときに監視端末器Cから行われるの
で、以下の説明では監視端末器Cから割込み要求を行う
場合について説明する。
【0021】この割込み要求を受けた中央制御装置Aで
は、モードデータMDを割込み要求を行った監視端末器
Cを特定するためのアドレス特定モードに設定し、割込
み要求を行った監視端末器Cを特定する。この場合に、
各監視端末器Cを個別にアクセスするポーリングを行
い、割込み要求端末器Cを特定する方法もある。しか
し、本実施例では、割込み要求端末器Cを迅速に特定す
るために、アドレスデータの上位数ビットを特定して、
複数の監視端末器Cをグループとして一括的にアクセス
するグループアクセスを行い、割込み要求を行った監視
端末器Cが、返信期間WTに残りの下位数ビットを中央
制御装置Aに対して返信して自己が割込み要求を行った
ことを中央制御装置Aに対して知らせる方法を採用して
いる。
【0022】上述のようにして割込み要求を行った監視
端末器Cが特定されたならば、中央制御装置Aはアドレ
スデータで割込み要求を行った監視端末器Cを特定し
て、スイッチSの操作状態を示す監視データの返信を行
わせる。監視データを受けた中央制御装置Aでは、その
監視データに基づく制御データを作成し、その監視デー
タに対応する負荷Zが接続された制御端末器Bに対して
制御データの伝送を行う。以下の動作は上述した制御時
の動作と同じに行われる。そして、上記制御が終了する
と、待機状態に戻る。
【0023】以下に上記遠隔監視制御システムを基本と
して構成した電動シャッタシステムの構成について説明
する。上記遠隔監視制御システムの中央制御装置Aとし
ての機能をコントローラ1に持たせると共に、監視用端
末器Cとしての機能を操作装置2に持たせたものであ
る。操作装置2は、シャッタ3を開く操作入力を行う開
操作スイッチSW21、シャッタ3を閉じる操作入力を行
う閉操作スイッチSW23、及び開操作スイッチSW 21
び閉操作スイッチSW23による動作状態を停止させる停
止操作スイッチSW 22を設けてある。
【0024】この操作装置2は回路構成的には、図7に
示すように、信号線Lが接続される信号入力部に設けら
れ信号線Lに操作装置2を無極性で接続できるようにし
たダイオードブリッジDB1 と、このダイオードブリッ
ジDB1 による伝送信号の全波整流出力から後述する各
回路の電源を作成する電源回路22と、コントローラ1
から送信された伝送信号を受信する受信回路23と、ダ
イオードブリッジDB 1 の出力端を略短絡状態としてコ
ントローラ1に対して信号を返信する返信回路24と、
端末器としての中枢的な機能を果たす信号処理を行うC
PUで構成された信号処理回路20と、この信号処理回
路20の動作用の基準クロックを発生する発振回路25
と、システムの起動時などに信号処理回路20をリセッ
トするリセット回路26とを備えている。
【0025】なお、上述のように操作装置2を構成して
あるのは、コントローラ1と操作装置2との間で行われ
る時分割多重による信号伝送が、既存の遠隔監視制御シ
ステムの信号伝送方式を基準として用いているためであ
る。その信号伝送方式について概略的に説明すると、コ
ントローラ1側からは常時巡回的に複極(±24V)の
パルス幅変調信号からなる伝送信号を送出し、この伝送
信号に設けられた返信期間に同期して操作装置2から操
作スイッチの操作状況を示す監視データの返信を行わせ
る。
【0026】なお、本システムでは、操作装置2は1個
であるので、通常の遠隔監視制御システムのように、操
作装置2に固有のアドレスを設定しておき、伝送信号の
アドレスデータで送信先の操作装置2を特定してアクセ
スする必要はない。但し、操作装置2を複数個にする場
合には、操作装置2に固有のアドレスを設定しておき、
伝送信号のアドレスデータで送信先の操作装置2を特定
してアクセスできるようにすることもできる。また、返
信期間には伝送信号が正電位(+24V)に保たれるの
で、操作装置2は信号線L間を略短絡状態とすることに
よりいわゆる電流モードで監視データの返信を行う。な
お、その後のシャッタの開閉させる状況での信号伝送の
説明は、コントローラ1の動作説明のところで行う。
【0027】ところで、この種の操作装置2は、多重伝
送機能を備えるため、比較的にコストが高くなる。この
ため、複数の操作装置2でシャッタ3の開閉操作を行え
るようにする場合には、コスト高となる。そこで、本実
施例では、上述の点を改善するために、操作装置2以外
のシャッタ3の開閉制御を行う操作スイッチだけを備え
た操作装置(以下の説明では上記操作装置を操作装置2
と区別するために外部操作装置と呼ぶ)を接続する接続
部を操作装置2に設け、外部操作装置からの操作入力に
対しても、操作装置2の備える操作スイッチSW21〜S
23と同様にして、シャッタ3の開閉制御を行えるよう
にしてある。
【0028】本実施例では、外部操作装置を接続する接
続部としてコネクタCN1 を用いてある。なお、このコ
ネクタCN1 には、外部操作装置からの操作信号が入力
される入力端子の他に、外部電源(例えば、AC24
V)が供給される電源供給端子を設けてある。さらに、
コネクタCN1 から入力される操作信号を、開操作スイ
ッチSW21、停止操作スイッチSW22、及び閉操作スイ
ッチSW23用の信号処理回路20の入力端子に与えられ
る入力回路28と、この入力回路28用の電源を作成す
る電源回路29とを設けてある。
【0029】電源回路29は、ダイオードブリッジDB
2 及び平滑コンデンサC1 からなり、外部電源をダイオ
ードブリッジDB2 で整流すると共に、平滑コンデンサ
1で平滑して、入力回路28用の電源を作成する。入
力回路28は、3つのフォトカプラPC1 〜PC3 で構
成され、夫々のフォトカプラPC1 〜PC3 の発光ダイ
オード及び電流制限抵抗R1 〜R3 を介して上記電源回
路29の出力電圧を外部操作装置の入力端子に印加し、
フォトカプラPC1 〜PC3 のフォトトランジスタを信
号処理回路20の夫々の入力端子とグランドとの間に接
続してある。また、外部操作装置のスイッチは、コネク
タCN 1 の入力端子とグランドとの間に接続されてい
る。
【0030】いま、外部操作装置の開操作用のスイッチ
がオンされると、フォトカプラPC 1 の発光ダイオード
に電流が流れることにより、発光ダイオードが発光し、
フォトトランジスタがオンとなり、操作装置2の開操作
スイッチSW21を操作した場合と同様の開操作信号が信
号処理回路20に入力される。なお、その他の外部操作
装置のスイッチが操作された場合にも、同様にして停止
操作スイッチSW22及び閉操作スイッチSW23を操作し
た場合と同様の停止操作信号、閉操作信号が信号処理回
路20に入力される。従って、外部操作装置を用いて、
操作装置2と同様にしてシャッタ3の開閉制御を行うこ
とができる。
【0031】ここで、外部操作装置からの操作入力はフ
ォトカプラPC1 〜PC3 を用いて絶縁状態で取り込
み、フォトカプラPC1 〜PC3 より外部操作装置側の
電源短絡などの影響が操作装置2に及ばないようにして
ある。また、上述の入力回路28及び電源回路29より
なる回路構成とすることで、無電圧接点信号を取り込む
ことができるという利点もある。
【0032】コントローラ1には、図3に示すように、
信号線Lを介して操作装置2との間で時分割多重で信号
伝送を行う送受信回路12と、シャッタ3の開閉駆動す
るモータMの動作制御を行うモータ制御回路11と、商
用電源(AC100V)から各回路用の電源を作成する
電源回路13と、コントローラ1の中枢として機能して
信号処理を行うCPUで構成された信号処理回路10と
を備えている。
【0033】なお、このコントローラ1では、詳しくは
後述するが、モータMの回転数及びシャッタの開閉位置
に応じて駆動制御を行うので、モータMの回転数を検出
するエンコーダEと、シャッタが完全に閉じられたこと
を検出する下限検出スイッチSW1 とを設けてある。ま
た、シャッタを設置する場所に応じてモータMをシャッ
タの左右いずれにも設置することを可能とするために、
回転方向切換スイッチSW2 を設けてある。つまり、モ
ータMを左右に取り付けた場合では、回転方向とシャッ
タの開閉動作とが逆になるので、モータMを左右のいず
れの側に設置したかを信号処理回路10で判別できるよ
うに、上記回転方向切換スイッチSW2を設けてある。
【0034】さらに、本実施例の場合には、シャッタの
閉動作時に人や物がシャッタに挟まれることを防止する
ために、物体を検知するセンサSを設けてある。また、
シャッタの開閉動作にブレーキをかけるブレーキ回路や
異常の発生を報知するブザーや表示器も設けてある。セ
ンサSにはセンサ電源供給回路15を介して電源回路1
3から電源供給が行われ、ブレーキ回路、ブザー回路及
び表示回路などの付属回路には、本発明にかかる電源供
給制御回路14を介して電源回路13から電源を供給す
る構成としてある。
【0035】まず、電動シャッタ装置の動作について説
明する。いま、開操作スイッチSW 21の操作に応じてシ
ャッタを開く指令が操作装置2から与えられたとする
と、このとき送受信回路12を介して信号処理回路10
がその操作データを取り込み、図4(a)に示すよう
に、信号処理回路10はモータ制御回路11に対してモ
ータMをシャッタを開くための制御信号を与える。これ
により、シャッタが開かれる。
【0036】このシャッタの開動作中には、信号処理回
路10ではエンコーダEの出力からモータMの回転数を
検出し、モータMの回転数の低下によりシャッタが完全
に開かれた状態となることを検知する。なお、モータM
の回転数が一定以上に低下するまでは、シャッタが開か
れていることを示す(上昇中を示す)ために、操作装置
2に対して開動作表示用の発光ダイオード(図示せず)
を点灯させるための制御データを送り、発光ダイオード
を点灯させる。
【0037】そして、シャッタが完全に開かれたとき、
つまりはモータMの回転数が一定以上に低下したとき、
信号処理回路10はモータ制御回路11に対してモータ
Mの回転を停止させる制御信号を与える。このとき、信
号処理回路10ではモータMが停止されたことを示すた
めに、操作装置2に対して開動作表示用の発光ダイオー
ドを消灯させるための制御データを送り、発光ダイオー
ドを消灯させる。
【0038】次に、操作装置2の閉操作スイッチSW21
の操作に応じてシャッタを閉じる指令がコントローラ1
に与えられると、シャッタの閉動作が行われる。このと
きにも、図4(b)に示すように、開動作中と同様にし
て操作装置2の閉動作表示用の発光ダイオード(図示せ
ず)を点灯させる。このようにシャッタが閉じられると
きには、センサ電源供給回路15が電源回路13からの
電源をセンサSに供給し、センサSで物体検知を開始さ
せる。このセンサSの物体監視状況は信号処理回路10
に対して与えられる。また、このシャッタの閉動作中も
信号処理回路10がエンコーダEの出力からモータMの
回転数を検出している。さらに、信号処理回路10は下
限検出スイッチSW1 のオン,オフ状態を監視してい
る。
【0039】ここで、センサSによる物体検知、及びモ
ータMの回転数の検出は、シャッタの閉動作中に人や物
がシャッタに挟まれることを防止するためであり、シャ
ッタが完全に閉じられたことは、下限検出スイッチSW
1 のオン,オフ状態から検出するようにしてある。い
ま、例えばセンサSで物体が検知されるか、あるいはモ
ータMの回転数が所定以上に低下したとき、または両方
の状態が同時に発生したときには、シャッタの閉動作を
強制的に停止される。これにより、人や物がシャッタに
挟まれることを防止する。なお、シャッタは強制的に閉
動作から開動作に反転させるようにしてもよい。
【0040】このような異常が発生したときには、コン
トローラ1は操作装置2に対して異常発生を示す制御デ
ータを与える。このとき、例えば操作装置2では、上述
した2個の発光ダイオードを交互に点灯させるようにす
ればよい。なお、異常表示用に別の表示器を操作装置2
に設けてもよい。また、図示しないコントローラ1側の
異常表示器あるいはブザーなどを用いて、異常表示を行
う。
【0041】また、下限検出スイッチSW1 でシャッタ
が完全に閉じられたことが検出されたならば、シャッタ
の閉動作を停止させ、操作装置2の閉動作表示用の発光
ダイオードを消灯させる。シャッタの開閉途中で、停止
操作スイッチSが操作されたときには、図4(c)に示
すように、コントローラ1ではシャッタの開閉動作を停
止させ、操作装置2の開閉動作表示用の発光ダイオード
を消灯させる。ここで、必要に応じて開閉途中において
停止操作スイッチSW22が操作されたときには、シャッ
タが中間状態で停止していることを示す表示を行うよう
にしてもよい。例えば、開動作中に停止操作が行われた
ことは、開動作表示用の発光ダイオードの点滅で示し、
閉動作中の停止操作は、閉動作表示用の発光ダイオード
の点滅で示すというようにすればよい。
【0042】この種の電動シャッタ装置では、コントロ
ーラ1と操作装置2との間で時分割多重で信号伝送を行
うことにより、信号伝送用の信号線Lを2線とすること
ができる。つまりは、コントローラ1と操作装置2との
間に配線される信号線の本数を削減できる。これは、特
に操作装置2で動作表示用の表示器を備えている場合に
特に顕著な効果がある。
【0043】ところで、上述の説明ではシャッタが1つ
の場合について説明したが、複数のシャッタと、これら
複数のシャッタを個別に開閉させる1ないしは複数のコ
ントローラ1を備える場合においては、複数のシャッタ
の個別制御、一括開閉制御(遠隔監視制御システムのい
わゆる一括制御)、あるいは複数のシャッタを任意状態
で開閉制御(遠隔監視制御システムのいわゆるパターン
制御)する場合に対応させるために、複数のシャッタを
上記状態で開閉駆動するための操作スイッチを操作装置
2に設けてもよい。なお、上述のように中央制御装置A
を介することなくコントローラ1と操作装置2とが2線
式の信号線Lで接続されるシステムでは、操作装置2側
に中央制御装置Aとしての機能を持たせるか、あるいは
1つのコントローラ1で操作装置2から上記操作スイッ
チに対応する監視データを受け、コントローラ1同士で
別の信号ラインを介する監視データの中継または転送を
行うようにすればよい。
【0044】ところで、コントローラ1と操作装置2と
の間で時分割多重伝送される信号は、遠隔監視制御シス
テムの伝送信号と同様に、複極のパルス幅変調信号を用
いてあり、操作装置2ではコントローラ1から伝送され
る信号を例えば整流平滑することにより電源を得るよう
にしてある。これにより、操作装置2側に個別に電源の
供給を行わずに済むようにしてある。しかしながら、こ
のように信号線Lを介して操作装置2に電源を供給する
構成とすると、信号線Lの短絡などにより過電流が信号
線Lに流れると、コントローラ1の信号伝送部12ある
いは電源回路13の回路部品が破壊されるという恐れが
ある。
【0045】そこで、本実施例では電源回路13から信
号伝送部12の送信回路12aへの電源の供給を制御す
る電源供給制御回路12bを設けてある。この電源供給
制御回路12bは、送信回路12aに電源を供給する電
源供給ラインに挿入されオン,オフにより送信回路12
aへの電源の供給制御を行うスイッチング素子としての
トランジスタQ1 と、このトランジスタQ1 よりも送信
回路12aを接続する側に接続され送信回路12aへの
供給電流を制限する電流制限抵抗Rpと、電流制限抵抗
RpとトランジスタQ1 との接続点の電圧を分圧して基
準電圧Vref を作成する2個の分圧抵抗R1 ,R2 と、
上記トランジスタQ1 にバイアスをかけてオンとするバ
イアス抵抗Rbと、送信回路12aの電源端子の電位と
基準電圧Vref とを比較し電源端子の電位が低い場合に
バイアス抵抗Rbによるバイアス電流をパイバスさせて
トランジスタQ1 をオフとするコンパレータCP1 と、
トランジスタQ1 と並列接続されトランジスタQ1 のオ
フ時に電流制御抵抗Rpを介して送信回路12aに微細
な電流を供給しトランジスタQ1 のオフ時にもコンパレ
ータCP1 による電源端子の電位(出力電位)を検出す
る異常検出動作を行わせる検出電流供給抵抗Rfとを備
えている。つまりは、図1の場合には、スイッチング素
子としてnpn型のトランジスタQ1 を用い、接続点の
電圧と基準電圧とを比較して接続点の電圧が基準電圧よ
りも高い場合にトランジスタQ1 をオンとして電源回路
から送信回路12aに電源を供給させるオン,オフ制御
回路を、ベース抵抗Rb及びコンパレータCP1 で構成
してある。
【0046】送信回路12aの正常時の等価回路を図5
(a)に示す。このとき、電源端子の電位は、基準電圧
ref よりも高いので、コンパレータCP1 の出力はハ
イレベルであり、トランジスタQ1 はベース抵抗Rbか
ら供給されるベース電流でオンとなる。なお、図5では
送信回路12aを負荷抵抗RL として示してある。この
場合に、電源回路13からの供給電圧をVdとし、トラ
ンジスタQ1 のベース・エミッタ間電圧をVbe、直流
増幅率をHFEとすると、送信回路12aに供給される電
流Iは、 I=(Vd−Vbe)/(Rp+Rb/HFE+RL ) となる。
【0047】異常時の等価回路は図5(b)に示すよう
になる。このときには、例えば送信回路12aに過電流
が流れることにより、出力電位が低くなり、出力電位が
基準電圧Vref を下回る。このため、コンパレータCP
1 の出力がローレベルとなり、ベース抵抗Rbを介して
ベース電流を引き込むことにより、トランジスタQ1
オフとなる。このときには、抵抗Rfを介して送信回路
12aに微細な電流を供給することにより、コンパレー
タCP1 を異常状態に保ち、異常が一過性のものである
場合に、電源の供給を即座に再開できるようにしてあ
る。
【0048】このときに送信回路12aに供給される電
流Iは、Rp,RL に対してR1 ,R2 が十分に大きい
ものすれば、 I=Vd/(Rf+Rp+RL ) となる。上記電源供給制御回路12bでは、抵抗R1
2 の直列回路と、抵抗Rpと負荷抵抗RL との直列回
路とを並列接続したいわゆるブリッジ回路において、抵
抗R1 ,R2 の接続点の電位と、抵抗Rpと負荷抵抗R
L との接続点の電位とをコンパレータCP1 で比較し
て、送信回路12aの異常を検出している。
【0049】この点を式で表すと、 RL =Rp・R2 /R1 が平衡状態であり、この条件を境にしてトランジスタQ
1 がオン,オフする。そのときの負荷抵抗RL と電流I
との関係を図6に示す。上記構成とすれば、断続制御を
行うことなく、送信回路12aの異常を検出することが
でき、回路構成が簡単にできる。また、トランジスタQ
1 のオン,オフ制御条件が一義的に決まっているので、
発振などの不安定な動作を起こさない。また、上述のよ
うにいわゆるヒステリシス動作を行わないので、高感度
且つ高速に異常を検出することができる。また、異常時
に断続的に復旧を検知する場合のようにトランジスタQ
1 などを断続動作させるないため、ノイズの発生を少な
くすることもできる。しかも、抵抗Rfにより送信回路
12aに応じて異常時に送信回路12aに流す電流値を
設定できる。
【0050】ところで、上述の構成とするためには、送
信回路12aは、信号線Lに過電流が流れると、電源に
対する負荷抵抗が変化するものである必要があることは
言うまでもない。最も簡単には送信回路12aと電源ラ
インと信号線Lとが直結されているといった構成の場合
に本実施例を適用できる。図10はさらに別の構成とし
たもので、基本的には図1の回路と同じであるが、トラ
ンジスタQ1 のベースとグランドとの間にツェナダイオ
ードZDを設けることにより、電源回路13からの入力
される電圧がツェナ電圧Vz(実際にはVz−Vbe)
よりも高い場合に、定電圧化した電源を送信回路12a
に供給するようにしたものである。
【0051】つまりは、電源回路13からの入力される
電圧がツェナ電圧Vzよりも低いときには、動作的には
図1の場合と同様に動作する。また、ツェナ電圧Vzよ
りも高い場合は、抵抗RpとトランジスタQ1 の接続点
の電位は、Vz−Vbeに保たれるので、電流Iは、 I=(Vz−Vbe)/Rp+RL となる。なお、信号線Lに流れる電流が正常な場合と異
常な場合との電源供給制御回路12bの等価回路を図1
1(a),(b)に示す。
【0052】さらに別の電源供給制御回路12bの構成
を図12に示す。この図12の場合には、スイッチング
素子としてpnp型のトランジスタQ1 ’を用い、送信
回路12aの電源端子の電位と基準電圧Vref とを比較
する出力反転型のコンパレータCP1 ’と、トランジス
タQ1 ’のベース・エミッタ間に接続された第1のバイ
アス抵抗Rsと、ベースとコンパレータCP1 ’の出力
との間に接続された第2のバイアス抵抗Rbとでオン,
オフ制御回路を構成してある。
【0053】信号線Lに流れる電流が正常な場合と異常
な場合との等価回路を図13に示す。図13(a)の正
常な場合には、つまりは出力電位が高い場合には、コン
パレータCP1 ’の出力がローレベルとなることによ
り、トランジスタQ1 ’のベース電位は抵抗Rsと抵抗
Rbとの分圧電圧となり、これによりトランジスタ
1’がオンとなり、送信回路12aに電源が供給され
る。
【0054】このときに送信回路12aに供給される電
流Iは、トランジスタQ1 ’のコレクタ・エミッタ間電
圧をVceとした場合、 I=(Vd−Vce)/Rp+RL となる。異常の場合は、コンパレータCP1 ’の出力は
ハイレベルとなり、トランジスタQ1 ’のベース電位が
入力電圧Vdとほぼ同じになるので、トランジスタ
1’はオフとなる。このときには、抵抗Rfを介して
送信回路12aに電流Iが供給される。このときの等価
回路は図5(b)と同じである。本実施例の送信回路1
2aの負荷抵抗RL と電流Iとの関係を図14に示す。
【0055】
【発明の効果】請求項1の発明は上述のように、信号線
に過電流が流れることを検出して送信回路への電源の供
給を停止する電源供給制御回路をコントローラに設けて
あるので、信号線に過電流が流れた場合に、電源供給制
御回路により送信回路への電源の供給を停止することが
でき、例えば信号線の短絡による悪影響、つまりはコン
トローラ側の回路部品の破壊などが起こらない。また、
モータを駆動制御してシャッタを開閉させるコントロー
ラと2線式の信号線で接続され、コントローラから伝送
される複極信号からなる伝送信号を受信する受信手段
と、信号線間を略短絡することで電流モードで返信を行
う返信手段と、操作スイッチの操作状態を監視すると共
に、操作時に操作スイッチの操作状況を示す信号を返信
手段からコントローラに返信させる信号処理手段とを備
えているので、2線式の信号線を介してコントローラと
の間で時分割多重で信号伝送を行うことができ、配線本
数を削減することができる。また、信号線に対して無極
性で接続可能とする無極性手段を備えているので、操作
装置を信号線に極性無しで接続することができ、操作装
置の施工が容易となる。
【0056】請求項4の発明では、複数のシャッタを個
別に開閉させる1ないしは複数のコントローラを備える
場合において、複数のシャッタを個別に開閉させる操作
スイッチ、一括的に開閉させる操作スイッチ、あるいは
任意の複数のシャッタのみを開閉させる操作スイッチの
うちの1ないしは複数の操作スイッチを備えているの
で、これら操作スイッチの操作に応じて複数のシャッタ
の個別制御、一括開閉制御、あるいは任意の複数のシャ
ッタのみを開閉制御することができ、使い勝手が良くな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部の回路図である。
【図2】電動シャッタ装置の構成図である。
【図3】コントローラの回路構成を示すブロック図であ
る。
【図4】(a)〜(c)はコントローラの動作を示すフ
ローチャートである。
【図5】(a),(b)は信号線に流れる電流が正常な
場合と異常な場合との電源供給制御回路の等価回路図で
ある。
【図6】送信回路の電源側から見た負荷抵抗と電流との
関係を示す説明図である。
【図7】操作装置の回路図である。
【図8】本発明の電動シャッタシステムの基本としての
遠隔監視制御システムの構成図である。
【図9】同上の伝送信号の説明図である。
【図10】他の実施例の要部の回路図である。
【図11】(a),(b)は信号線に流れる電流が正常
な場合と異常な場合との電源供給制御回路の等価回路図
である。
【図12】さらに他の実施例の要部の回路図である。
【図13】(a),(b)は信号線に流れる電流が正常
な場合と異常な場合との電源供給制御回路の等価回路図
である。
【図14】送信回路の電源側から見た負荷抵抗と電流と
の関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 コントローラ 2 操作装置 12a 送信回路 12b 電源供給制御回路 L 信号線 M モータ SW21〜SW23 操作スイッチ Q1 ,Q1 ’ トランジスタ CP1 ,CP1 ’コンパレータ ZD ツェナダイオード Rp,Rf,Rb,Rs,R1 ,R2 抵抗

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作スイッチでシャッタの操作入力を行
    う操作装置と、モータを駆動制御してシャッタを開閉さ
    せるコントローラとを2線式の信号線に接続し、操作装
    置及びコントローラとの間で時分割多重で伝送し、操作
    スイッチの操作に応じてコントローラでシャッタの開閉
    制御を行わせ、伝送信号を複極信号とし、信号線に対し
    て無極性で接続可能とする無極性手段を操作装置が備
    え、操作装置がコントローラから送信される信号から電
    源を作成して動作する電動シャッタ装置において、信号
    線に過電流が流れることを検出して送信回路への電源の
    供給を停止する電源供給制御回路をコントローラに設け
    て成ることを特徴とする電動シャッタ装置。
  2. 【請求項2】 送信回路への電源の供給を制御するスイ
    ッチング素子と、このスイッチング素子と送信回路との
    間に接続され送信回路への供給電流を制限する電流制限
    抵抗と、電流制限抵抗とスイッチング素子との接続点の
    電圧を分圧して基準電圧を作成する2個の分圧抵抗と、
    スイッチング素子と並列接続されスイッチング素子のオ
    フ時に電流制御抵抗を介して送信回路に微細な電流を供
    給する検出電流供給抵抗と、送信回路の電源入力の電位
    と基準電圧とを比較し電源入力の電位が基準電圧よりも
    高い場合にスイッチング素子をオンとして送信回路に電
    源を供給させるオン,オフ制御回路とで電源供給制御回
    路を構成して成ることを特徴とする請求項1記載の電動
    シャッタ装置。
  3. 【請求項3】 上記スイッチング素子としてnpn型の
    トランジスタを用い、トランジスタにバイアスをかけて
    オンとするバイアス抵抗と、送信回路の電源端子の電位
    と基準電圧とを比較し電源端子の電位が低い場合にバイ
    アス抵抗によるバイアス電流をパイバスさせてスイッチ
    ング素子をオフとするコンパレータとで上記オン,オフ
    制御回路を構成して成ることを特徴とする請求項2記載
    の電動シャッタ装置。
  4. 【請求項4】 上記上記トランジスタのベースとグラン
    ドとの間にツェナダイオードを接続して成ることを特徴
    とする請求項3記載の電動シャッタ装置。
  5. 【請求項5】 上記スイッチング素子としてpnp型の
    トランジスタを用い、送信回路の電源入力端の電位と基
    準電圧とを比較する出力反転型のコンパレータと、トラ
    ンジスタのベース・エミッタ間に接続された第1のバイ
    アス抵抗と、ベースとコンパレータの出力との間に接続
    された第2のバイアス抵抗とで上記オン,オフ制御回路
    を構成して成ることを特徴とする請求項2記載の電動シ
    ャッタ装置。
  6. 【請求項6】 上記電動シャッタ装置が、複数のシャッ
    タを個別に開閉させる1ないしは複数のコントローラを
    備え、複数のシャッタを個別に開閉させる操作スイッ
    チ、一括的に開閉させる操作スイッチ、あるいは任意の
    複数のシャッタのみを開閉させる操作スイッチのうちの
    1ないしは複数の操作スイッチを操作装置に設け、これ
    ら操作スイッチの操作に応じてコントローラが複数のシ
    ャッタを任意に開閉駆動して成ることを特徴とする請求
    項1乃至請求項5のいずれかに記載の電動シャッタ装
    置。
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