JPH06302976A - 軸の支持構造 - Google Patents
軸の支持構造Info
- Publication number
- JPH06302976A JPH06302976A JP5087571A JP8757193A JPH06302976A JP H06302976 A JPH06302976 A JP H06302976A JP 5087571 A JP5087571 A JP 5087571A JP 8757193 A JP8757193 A JP 8757193A JP H06302976 A JPH06302976 A JP H06302976A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- main frame
- bearing body
- roller
- case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Facsimiles In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 部品点数及び組立工程を減少して、コストの
低減を図ることが可能な軸の支持構造を提供すること。 【構成】 メインフレーム1に一部が開放する軸受け体
51を一体形成したとともに、フック54を回動可能に
支持する軸52に溝53を形成した。そして、軸受け体
51の縁部と溝53との係合により、軸52のスラスト
方向への移動を規制するようにした。また、軸受け体5
1の開放方向から従動ローラ30を支持する板バネ31
により軸52を押さえて、軸受け体51から軸52が外
れるのを防止するようにした。すなわち、板バネ31で
軸52を押さえることで軸52のラジアル方向への移動
を規制するように構成した。これにより、メインフレー
ム1に軸支持用の孔を形成したり、軸52にEリング等
を挿嵌したりせずに、軸52のスラスト方向及びラジア
ル方向の移動を規制することができる。
低減を図ることが可能な軸の支持構造を提供すること。 【構成】 メインフレーム1に一部が開放する軸受け体
51を一体形成したとともに、フック54を回動可能に
支持する軸52に溝53を形成した。そして、軸受け体
51の縁部と溝53との係合により、軸52のスラスト
方向への移動を規制するようにした。また、軸受け体5
1の開放方向から従動ローラ30を支持する板バネ31
により軸52を押さえて、軸受け体51から軸52が外
れるのを防止するようにした。すなわち、板バネ31で
軸52を押さえることで軸52のラジアル方向への移動
を規制するように構成した。これにより、メインフレー
ム1に軸支持用の孔を形成したり、軸52にEリング等
を挿嵌したりせずに、軸52のスラスト方向及びラジア
ル方向の移動を規制することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、ファクシミリ
装置において、装置ケースに対するカバーの閉状態を保
持するフックが取着された軸の支持構造に関するもので
ある。
装置において、装置ケースに対するカバーの閉状態を保
持するフックが取着された軸の支持構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、ファクシミリ装置では、装置ケ
ース上面と、同装置ケースに対して開閉可能な開閉蓋の
下面とが対向することで、原稿の通過する原稿搬送通路
が形成されている。前記装置ケース内には、軸を中心に
回動するフックが設けられ、このフックが前記開閉蓋と
係合することで、開閉蓋の閉状態を保持するようになっ
ている。そして、原稿搬送経路内で、原稿詰まり等が発
生した場合には、装置ケースの外部に形成されたレバー
を操作することで、フックと開閉蓋との係合が解除され
て、開閉蓋が開状態となる。その結果、装置ケースの上
面が露出して原稿搬送通路内に詰まった原稿を取り除く
ことができる。
ース上面と、同装置ケースに対して開閉可能な開閉蓋の
下面とが対向することで、原稿の通過する原稿搬送通路
が形成されている。前記装置ケース内には、軸を中心に
回動するフックが設けられ、このフックが前記開閉蓋と
係合することで、開閉蓋の閉状態を保持するようになっ
ている。そして、原稿搬送経路内で、原稿詰まり等が発
生した場合には、装置ケースの外部に形成されたレバー
を操作することで、フックと開閉蓋との係合が解除され
て、開閉蓋が開状態となる。その結果、装置ケースの上
面が露出して原稿搬送通路内に詰まった原稿を取り除く
ことができる。
【0003】図6及び図7に示すように、前記開閉蓋7
0の突起70aに係合して、同開閉蓋70を閉状態に保
持するフック71は軸72に支持され、その軸72の両
端が、装置ケース73に形成された軸挿入孔74にそれ
ぞれ挿入されている。そして、その両端にはEリング7
5が装着され、これにより軸72のスラスト方向の移動
が規制されている。
0の突起70aに係合して、同開閉蓋70を閉状態に保
持するフック71は軸72に支持され、その軸72の両
端が、装置ケース73に形成された軸挿入孔74にそれ
ぞれ挿入されている。そして、その両端にはEリング7
5が装着され、これにより軸72のスラスト方向の移動
が規制されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記軸
72の支持構造においては、Eリング75等を使用する
ことから、部品点数が多く、組付作業が非常に面倒であ
る。また、フック71や軸72が破損してそれらを交換
する場合等においても、Eリング75を軸72から取り
外す必要がある。このEリング75の着脱作業は専用工
具を必要とする上、強い力を有することから、非常に面
倒な作業である。さらに、装置ケース73には軸72を
支持するために穿孔加工が必要となる。これらのことか
ら、装置の製作に手間がかかり、製造コストが高くなる
という問題がある。
72の支持構造においては、Eリング75等を使用する
ことから、部品点数が多く、組付作業が非常に面倒であ
る。また、フック71や軸72が破損してそれらを交換
する場合等においても、Eリング75を軸72から取り
外す必要がある。このEリング75の着脱作業は専用工
具を必要とする上、強い力を有することから、非常に面
倒な作業である。さらに、装置ケース73には軸72を
支持するために穿孔加工が必要となる。これらのことか
ら、装置の製作に手間がかかり、製造コストが高くなる
という問題がある。
【0005】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的は部品点数及び組立工程を
減少して、コストの低減を図ることが可能な軸の支持構
造を提供することにある。
れたものであって、その目的は部品点数及び組立工程を
減少して、コストの低減を図ることが可能な軸の支持構
造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、上部が開閉可能なケースに一体形成さ
れ、一部が開口する軸受け体と、周面に溝を有する軸に
取着され、ケースの一部と係合して、ケースを閉状態に
保持するフックと、用紙搬送用のローラを支持する板バ
ネとから構成され、前記軸受け体に軸の溝を係合し、ま
た、軸受け体の開口方向から板バネにより軸を押さえる
ことをその要旨とする。
に、本発明では、上部が開閉可能なケースに一体形成さ
れ、一部が開口する軸受け体と、周面に溝を有する軸に
取着され、ケースの一部と係合して、ケースを閉状態に
保持するフックと、用紙搬送用のローラを支持する板バ
ネとから構成され、前記軸受け体に軸の溝を係合し、ま
た、軸受け体の開口方向から板バネにより軸を押さえる
ことをその要旨とする。
【0007】
【作用】上記の構成によれば、ケースに一体形成された
軸受け体と、軸に形成された溝との係合により軸のスラ
スト方向の移動が規制される。また、板バネで前記軸受
け体の開放方向から軸を押さえることにより、軸受け体
から軸が外れるのが防止される。すなわち、軸のラジア
ル方向の移動が規制される。従って、ケースに軸支持用
の孔を設けたり、Eリング等を使用したりする必要がな
い。
軸受け体と、軸に形成された溝との係合により軸のスラ
スト方向の移動が規制される。また、板バネで前記軸受
け体の開放方向から軸を押さえることにより、軸受け体
から軸が外れるのが防止される。すなわち、軸のラジア
ル方向の移動が規制される。従って、ケースに軸支持用
の孔を設けたり、Eリング等を使用したりする必要がな
い。
【0008】
【実施例】以下、本発明をファクシミリ装置に具体化し
た一実施例を図面に基づいて説明する。
た一実施例を図面に基づいて説明する。
【0009】図1,図2及び図5に示すように、合成樹
脂からなるメインフレーム1の上部には金属よりなるト
ッププフレーム2が回動軸2bにより開閉可能に支持さ
れている。前記トップフレーム2の上面には合成樹脂か
らなるカバー3が装着されている。従って、このカバー
3及び前記トップフレーム2が一体となってメインフレ
ーム1に対して開閉動する。これら、メインフレーム
1、トップフレーム2及びカバー3によりケースが構成
されている。
脂からなるメインフレーム1の上部には金属よりなるト
ッププフレーム2が回動軸2bにより開閉可能に支持さ
れている。前記トップフレーム2の上面には合成樹脂か
らなるカバー3が装着されている。従って、このカバー
3及び前記トップフレーム2が一体となってメインフレ
ーム1に対して開閉動する。これら、メインフレーム
1、トップフレーム2及びカバー3によりケースが構成
されている。
【0010】前記カバー3の上面には原稿(図示せず)
が載置される原稿トレー部3a、各種操作キーやスイッ
チ等が配列された操作パネル部3b等が設けられてい
る。トップフレーム2の後部裏面には、サーマルヘッド
4が装着されている。メインフレーム1の略中央部には
感熱ロール紙Pを収容するロール紙収容部5が形成され
ている。メインフレーム1の後部には前記サーマルヘッ
ド4と対向接触するプラテンローラ6が積極回転可能に
支持されている。前記プラテンローラ6の下流側におけ
るメインフレーム1上には、ペーパガイド7及びカッタ
8が配置されている。前記メインフレーム1とカバー3
との後部には、記録紙が排出される排出口1aが開口形
成されている。カッタ8の下流側におけるメインフレー
ム1上には、カッタ8により切断された感熱ロール紙P
が載置される記録紙排出トレー9が着脱可能に装着され
ている。
が載置される原稿トレー部3a、各種操作キーやスイッ
チ等が配列された操作パネル部3b等が設けられてい
る。トップフレーム2の後部裏面には、サーマルヘッド
4が装着されている。メインフレーム1の略中央部には
感熱ロール紙Pを収容するロール紙収容部5が形成され
ている。メインフレーム1の後部には前記サーマルヘッ
ド4と対向接触するプラテンローラ6が積極回転可能に
支持されている。前記プラテンローラ6の下流側におけ
るメインフレーム1上には、ペーパガイド7及びカッタ
8が配置されている。前記メインフレーム1とカバー3
との後部には、記録紙が排出される排出口1aが開口形
成されている。カッタ8の下流側におけるメインフレー
ム1上には、カッタ8により切断された感熱ロール紙P
が載置される記録紙排出トレー9が着脱可能に装着され
ている。
【0011】前記メインフレーム1の前部には、前記原
稿トレー部3a上に載置される原稿Gを、メインフレー
ム1とトップフレーム2との間に繰り込む繰り込みロー
ラ11が回転可能に支持されている。同繰り込みローラ
11の外周面には、分離パッド12が板バネ13の付勢
力により接触されている。
稿トレー部3a上に載置される原稿Gを、メインフレー
ム1とトップフレーム2との間に繰り込む繰り込みロー
ラ11が回転可能に支持されている。同繰り込みローラ
11の外周面には、分離パッド12が板バネ13の付勢
力により接触されている。
【0012】前記メインフレーム1の上面とトップフレ
ーム2の裏面とが対向して形成される隙間が原稿Gが通
過する原稿搬送通路21となる。すなわち、前記原稿ト
レー部3a上に載置される原稿Gは、繰り込みローラ1
1により原稿搬送通路21内に繰り込まれる。この原稿
搬送通路21上には、搬送ローラ22が配置されてい
る。この搬送ローラ22は、図示しないモータの駆動力
で回転する駆動ローラ24と、同駆動ローラ24に図示
しない板バネの付勢力により接触して従動回転する従動
ローラ25とから構成されている。
ーム2の裏面とが対向して形成される隙間が原稿Gが通
過する原稿搬送通路21となる。すなわち、前記原稿ト
レー部3a上に載置される原稿Gは、繰り込みローラ1
1により原稿搬送通路21内に繰り込まれる。この原稿
搬送通路21上には、搬送ローラ22が配置されてい
る。この搬送ローラ22は、図示しないモータの駆動力
で回転する駆動ローラ24と、同駆動ローラ24に図示
しない板バネの付勢力により接触して従動回転する従動
ローラ25とから構成されている。
【0013】また、メインフレーム1の前部とカバー3
前部との間には、原稿排出口27が形成されている。こ
の原稿排出口27と前記搬送ローラ22との間における
原稿搬送通路21上には、排出用搬送ローラ28が配置
されている。この排出用搬送ローラ28は、前記搬送ロ
ーラ22と同様に、モータの駆動力で駆動する駆動ロー
ラ29と、板バネ31の付勢により駆動ローラ29に接
触して従動回転する従動ローラ30とから構成されてい
る。前記メインフレーム1の裏面側には、原稿G上の画
データの読み取りを行うイメージセンサ等からなる読取
装置が配置されている(図示せず)。読取装置は、原稿
搬送通路21の途中に形成された読取窓20から原稿G
上の画データを読み取るようになっている。
前部との間には、原稿排出口27が形成されている。こ
の原稿排出口27と前記搬送ローラ22との間における
原稿搬送通路21上には、排出用搬送ローラ28が配置
されている。この排出用搬送ローラ28は、前記搬送ロ
ーラ22と同様に、モータの駆動力で駆動する駆動ロー
ラ29と、板バネ31の付勢により駆動ローラ29に接
触して従動回転する従動ローラ30とから構成されてい
る。前記メインフレーム1の裏面側には、原稿G上の画
データの読み取りを行うイメージセンサ等からなる読取
装置が配置されている(図示せず)。読取装置は、原稿
搬送通路21の途中に形成された読取窓20から原稿G
上の画データを読み取るようになっている。
【0014】図3及び図4に示すように、前記メインフ
レーム1の裏面の前部両側には、下方に突出するように
軸受け体51がそれぞれ一体形成されている。この軸受
け体51は、下方に向かって開口する凹状に形成されて
いる。同軸受け体51には軸52が収容されている。軸
受け体51と対応する軸52外周には、溝53が周設さ
れ、軸受け体51の縁部と溝53とが係合関係にある。
これらの係合関係により、メインフレーム1に対する軸
52のスラスト方向への移動が規制されている。
レーム1の裏面の前部両側には、下方に突出するように
軸受け体51がそれぞれ一体形成されている。この軸受
け体51は、下方に向かって開口する凹状に形成されて
いる。同軸受け体51には軸52が収容されている。軸
受け体51と対応する軸52外周には、溝53が周設さ
れ、軸受け体51の縁部と溝53とが係合関係にある。
これらの係合関係により、メインフレーム1に対する軸
52のスラスト方向への移動が規制されている。
【0015】また、軸52の両端には金属板からなるフ
ック54が固定されている。両フック54の前部には切
り欠き部55が形成されるとともに、その上部に斜面5
4aが形成されている。この切り欠き部55は前記トッ
プフレーム2の前部両側に形成された突起2aに係合し
て、トップフレーム2及びカバー3を閉鎖状態に保持す
る。一方のフック54とメインフレーム1との間にはス
プリング(図示せず)が連結され、同スプリングの弾性
力によりフック54は図1において常時反時計方向に付
勢されている。
ック54が固定されている。両フック54の前部には切
り欠き部55が形成されるとともに、その上部に斜面5
4aが形成されている。この切り欠き部55は前記トッ
プフレーム2の前部両側に形成された突起2aに係合し
て、トップフレーム2及びカバー3を閉鎖状態に保持す
る。一方のフック54とメインフレーム1との間にはス
プリング(図示せず)が連結され、同スプリングの弾性
力によりフック54は図1において常時反時計方向に付
勢されている。
【0016】図3〜図5に示すように、一方のフック5
4には、メインフレーム1の側面から突出する操作部5
6が設けられ、この操作部56を押下することにより、
両フック54がスプリングの付勢力に抗して、軸52を
中心に図1において時計方向に回動される。すなわち、
操作部56を押下することでフック54の切り欠き部5
5とトップフレーム2の突起2aとの係合状態が解除さ
れ、トップフレーム2及びカバー3が開状態(図2参
照)となり、メインフレーム1上面が露出する。また、
図2の状態からトップフレーム2及びカバー3を閉じる
際は、カバー3を上面から押下する。すると、トップフ
レーム2の突起2aがフック54の斜面54aに接触す
る。すると、フック54がスプリングの付勢力に抗して
若干時計方向に回動され、次いで、スプリングの付勢力
により切り欠き部55が突起2aに係合する。その結
果、トップフレーム2及びカバー3が閉鎖状態に保持さ
れる。
4には、メインフレーム1の側面から突出する操作部5
6が設けられ、この操作部56を押下することにより、
両フック54がスプリングの付勢力に抗して、軸52を
中心に図1において時計方向に回動される。すなわち、
操作部56を押下することでフック54の切り欠き部5
5とトップフレーム2の突起2aとの係合状態が解除さ
れ、トップフレーム2及びカバー3が開状態(図2参
照)となり、メインフレーム1上面が露出する。また、
図2の状態からトップフレーム2及びカバー3を閉じる
際は、カバー3を上面から押下する。すると、トップフ
レーム2の突起2aがフック54の斜面54aに接触す
る。すると、フック54がスプリングの付勢力に抗して
若干時計方向に回動され、次いで、スプリングの付勢力
により切り欠き部55が突起2aに係合する。その結
果、トップフレーム2及びカバー3が閉鎖状態に保持さ
れる。
【0017】図2〜図4に示すように、前記下部搬送ロ
ーラ30を支持する板バネ31は、側面形状が略L字形
に屈曲形成されている。そして、その下部は基端となる
フレーム支持面31aであり、また、上部は前記従動ロ
ーラ30を支持するローラ支持部31bである。そし
て、板バネ31はフレーム支持面31aにおいて、ビス
57により前記軸52の下方からメインフレーム1に締
付固定されている。すなわち、軸受け体51の開放方向
から板バネ31のフレーム支持面31aにより軸52を
押さえて、軸52が軸受け体51から外れるのを防止し
ている。
ーラ30を支持する板バネ31は、側面形状が略L字形
に屈曲形成されている。そして、その下部は基端となる
フレーム支持面31aであり、また、上部は前記従動ロ
ーラ30を支持するローラ支持部31bである。そし
て、板バネ31はフレーム支持面31aにおいて、ビス
57により前記軸52の下方からメインフレーム1に締
付固定されている。すなわち、軸受け体51の開放方向
から板バネ31のフレーム支持面31aにより軸52を
押さえて、軸52が軸受け体51から外れるのを防止し
ている。
【0018】上記のように、本実施例では、メインフレ
ーム1に一部が開放する軸受け体51を一体形成した。
そして、フック54を回動可能に支持する軸52に溝5
3を形成し、軸受け体51の縁部と溝53との係合によ
り、軸52のスラスト方向への移動を規制するようにし
た。また、軸受け体51の開放方向から従動ローラ30
を支持する板バネ31により軸52を押さえて、軸受け
体51から軸52が外れるのを防止するようにした。す
なわち、板バネ31で軸52を押さえることで軸52の
ラジアル方向への移動を規制するように構成した。
ーム1に一部が開放する軸受け体51を一体形成した。
そして、フック54を回動可能に支持する軸52に溝5
3を形成し、軸受け体51の縁部と溝53との係合によ
り、軸52のスラスト方向への移動を規制するようにし
た。また、軸受け体51の開放方向から従動ローラ30
を支持する板バネ31により軸52を押さえて、軸受け
体51から軸52が外れるのを防止するようにした。す
なわち、板バネ31で軸52を押さえることで軸52の
ラジアル方向への移動を規制するように構成した。
【0019】これにより、本実施例では、従来とは異な
り、メインフレーム1に軸支持用の孔を形成したり、軸
52にEリング等を挿嵌したりせずに、軸52のスラス
ト方向及びラジアル方向の移動を規制することができ
る。また、本実施例では、ローラ30を支持する部材
と、軸52を押さえる部材とを、1つの板バネ31で兼
用している。これらのことから、本実施例では、部品点
数及び組付工程が減少され、大幅なコスト低減を図るこ
とができる。
り、メインフレーム1に軸支持用の孔を形成したり、軸
52にEリング等を挿嵌したりせずに、軸52のスラス
ト方向及びラジアル方向の移動を規制することができ
る。また、本実施例では、ローラ30を支持する部材
と、軸52を押さえる部材とを、1つの板バネ31で兼
用している。これらのことから、本実施例では、部品点
数及び組付工程が減少され、大幅なコスト低減を図るこ
とができる。
【0020】なお、この考案は前記実施例に限定される
ものではなく、以下のような態様で具体化してもよい。 (1)この発明をファクシミリ装置以外の装置、例えば
プリンタ、コピー機において具体化すること。
ものではなく、以下のような態様で具体化してもよい。 (1)この発明をファクシミリ装置以外の装置、例えば
プリンタ、コピー機において具体化すること。
【0021】(2)上記実施例では、用紙としての原稿
Gを搬送する搬送装置で具体化したが、これを、記録紙
を搬送する搬送装置において具体化すること。 (3)上記実施例では、ケースを構成するメインフレー
ム1の両側の2か所に軸受け体51を形成したが、この
軸受け体51の数を3以上としてもよい。
Gを搬送する搬送装置で具体化したが、これを、記録紙
を搬送する搬送装置において具体化すること。 (3)上記実施例では、ケースを構成するメインフレー
ム1の両側の2か所に軸受け体51を形成したが、この
軸受け体51の数を3以上としてもよい。
【0022】(4)軸52及びフック54をトップフレ
ーム2側に、また、突起2aをメインフレーム1側に設
けて具体化してもよい。
ーム2側に、また、突起2aをメインフレーム1側に設
けて具体化してもよい。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ケースに軸支持用の孔を形成したり、Eリング等を使用
することなく、軸のスラスト方向及びラジアル方向の移
動を防止できるので、装置全体の部品点数及び組付工程
が減少され、製造コストの低減を図ることができるとい
う優れた効果を奏する。
ケースに軸支持用の孔を形成したり、Eリング等を使用
することなく、軸のスラスト方向及びラジアル方向の移
動を防止できるので、装置全体の部品点数及び組付工程
が減少され、製造コストの低減を図ることができるとい
う優れた効果を奏する。
【図1】本発明を具体化した一実施例におけるトップフ
レーム及びカバーが閉状態にある際のファクシミリ装置
の側断面図である。
レーム及びカバーが閉状態にある際のファクシミリ装置
の側断面図である。
【図2】トップフレーム及びカバーが開状態にある際の
ファクシミリ装置の側断面図である。
ファクシミリ装置の側断面図である。
【図3】軸の支持構造を示すメインフレームの裏面側の
分解斜視図である。
分解斜視図である。
【図4】軸が支持されている状態のメインフレームの概
略的な部分底面図ある。
略的な部分底面図ある。
【図5】ファクシミリ装置の斜視図である。
【図6】従来のファクシミリ装置の軸支持構造を示す概
略的な部分正面図である。
略的な部分正面図である。
【図7】同じく従来のファクシミリ装置の軸支持構造を
示す概略的な部分側面図である。
示す概略的な部分側面図である。
1…ケースの一部を構成するメインフレーム、2…ケー
スの一部を構成するトップフレーム、3…ケースの一部
を構成するカバー、30…ローラとしての従動ローラ、
31…板バネ、51…軸受け体、52…軸、53…溝
スの一部を構成するトップフレーム、3…ケースの一部
を構成するカバー、30…ローラとしての従動ローラ、
31…板バネ、51…軸受け体、52…軸、53…溝
Claims (1)
- 【請求項1】 上部が開閉可能なケースに一体形成さ
れ、一部が開放する軸受け体と、周面に溝が形成された
軸に取着され、ケースの一部と係合して、ケースを閉状
態に保持するフックと、用紙搬送用のローラを支持する
板バネとから構成され、前記軸受け体に軸の溝を係合
し、また、軸受け体の開放方向から板バネにより軸を押
さえる軸の支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5087571A JPH06302976A (ja) | 1993-04-14 | 1993-04-14 | 軸の支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5087571A JPH06302976A (ja) | 1993-04-14 | 1993-04-14 | 軸の支持構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06302976A true JPH06302976A (ja) | 1994-10-28 |
Family
ID=13918692
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5087571A Pending JPH06302976A (ja) | 1993-04-14 | 1993-04-14 | 軸の支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06302976A (ja) |
-
1993
- 1993-04-14 JP JP5087571A patent/JPH06302976A/ja active Pending
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