JPH06302967A - 多層回路基板 - Google Patents

多層回路基板

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JPH06302967A
JPH06302967A JP5116339A JP11633993A JPH06302967A JP H06302967 A JPH06302967 A JP H06302967A JP 5116339 A JP5116339 A JP 5116339A JP 11633993 A JP11633993 A JP 11633993A JP H06302967 A JPH06302967 A JP H06302967A
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Japan
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capacitor
electrode
circuit board
electrodes
multilayer circuit
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JP5116339A
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Naoki Nakayama
山 尚 樹 中
Giichi Kodo
堂 義 一 児
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内部に形成されたコンデンサの静電容量を確
定させることができる多層回路基板を得る。 【構成】 多層回路基板10は、セラミックなどで形成
される板状のベース12を含む。ベース12内に、第1
のコンデンサ用電極14と第2のコンデンサ用電極16
とを、交互に対向するように形成する。そして、第1の
コンデンサ用電極14と第2のコンデンサ用電極16と
の間に、静電容量を形成する。コンデンサ用電極14,
16を挟むようにして、形成されたコンデンサをシール
ドするためのシールド電極18を形成する。さらに、第
1のコンデンサ用電極14に対向してグランド電極20
を形成し、これらの間に静電容量を形成する。グランド
電極20とシールド電極18とを接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は多層回路基板に関し、
特にたとえば、基板内にコンデンサ,インダクタおよび
抵抗などの回路素子が形成され、さらに回路素子をシー
ルドするためのシールド電極が形成された多層回路基板
に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は多層回路基板の概念を示す図解図
である。多層回路基板1は、たとえばセラミックなどで
形成されるベース2を含む。ベース2内には、複数の素
子3が形成される。これらの素子を接続することによっ
て、回路が形成される。素子3の両側あるいは片側に
は、素子3をシールドするためのシールド電極4が形成
される。
【0003】多層回路基板1内にコンデンサが形成され
る場合、図8に示すように、複数のコンデンサ用電極
5,6が、交互に対向して形成される。したがって、図
9に示すように、コンデンサ用電極5およびコンデンサ
用電極6の間に静電容量が形成される。そして、コンデ
ンサ用電極5,6を挟むようにして、シールド電極4が
形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、多層回
路基板1内にコンデンサを形成した場合、図8および図
9に点線で示すように、コンデンサ用電極5,6とシー
ルド電極4との間に、浮遊容量が発生する。特に、大容
量のコンデンサを形成するほど、電極面積が大きくなる
ため、浮遊容量は大きくなる。このような浮遊容量は計
算することができず、設計通りの静電容量を得ることが
困難であった。そのため、多層回路基板1内のコンデン
サを用いた回路を設計通りに動作させることが困難であ
った。
【0005】それゆえに、この発明の主たる目的は、内
部に形成されたコンデンサの静電容量を確定させること
ができる多層回路基板を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、内部におい
て対向する複数のコンデンサ用電極によって形成される
コンデンサと、コンデンサの少なくとも片方に形成され
るシールド電極とを含む多層回路基板において、コンデ
ンサ用電極に対向して形成されかつシールド電極に接続
されるグランド電極によって、コンデンサ用電極とグラ
ンド電極との間に静電容量を形成したことを特徴とす
る、多層回路基板である。
【0007】
【作用】コンデンサ用電極とそれに対向して形成された
グランド電極との間に静電容量が形成されるため、その
静電容量は計算できるものとなる。しかも、グランド電
極はシールド電極に接続されているため、グランド電極
とシールド電極との間には浮遊容量が発生しない。
【0008】
【発明の効果】この発明によれば、コンデンサ用電極と
グランド電極との間、すなわちコンデンサ用電極とシー
ルド電極との間に静電容量が形成されるため、この静電
容量がコンデンサとアースとの間のシャントコンデンサ
として働く。このシャントコンデンサの静電容量は計算
できるため、多層回路基板内に形成されるコンデンサの
静電容量を確定した値とすることができる。したがっ
て、多層回路基板内の他の素子と組み合わせた回路を設
計通りに動作させることができる。
【0009】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0010】
【実施例】図1はこの発明の多層回路基板の一部分の断
面を示す図解図である。多層回路基板10は、たとえば
セラミック材料を用いて板状に形成されたベース12を
含む。ベース12内には、コンデンサ,インダクタおよ
び抵抗などの素子が形成され、ベース12の表面にはト
ランジスタやICなどの部品が取り付けられる。そし
て、これらの素子がベース12表面や内部に形成された
パターン電極などで接続され、所望の回路が形成され
る。
【0011】ベース12内にコンデンサを形成する場
合、複数のコンデンサ用電極14,16が形成される。
この実施例では、2つの第1のコンデンサ用電極14の
間に第2のコンデンサ用電極16が挟まれている。これ
らのコンデンサ用電極14,16の面は、ベース12の
主面に対向するように形成される。したがって、第1の
コンデンサ用電極14と第2のコンデンサ用電極16と
の間に、静電容量が形成される。そして、コンデンサ用
電極14,16を挟むようにして、シールド電極18が
形成されている。このシールド電極18は、コンデンサ
用電極14,16をシールドするために用いられる。
【0012】第1のコンデンサ用電極14とシールド電
極18との間には、グランド電極20が形成される。こ
のグランド電極20は、コンデンサ用電極14に近接し
て形成され、かつシールド電極18に接続される。グラ
ンド電極20は、第1のコンデンサ用電極14に対向す
るように形成される。したがって、第1のコンデンサ用
電極14とグランド電極20との間に、静電容量が形成
される。この静電容量は、コンデンサ用電極14,16
で形成されるコンデンサとアースとを接続するシャント
コンデンサとして働く。
【0013】この多層回路基板10を製造するには、ベ
ース12の材料となるセラミックグリーンシートが準備
される。このセラミックグリーンシート上に、コンデン
サ用電極,グランド電極,シールド電極,インダクタ用
電極,パターン電極などの形状に電極ペーストが印刷さ
れ、また抵抗材料が印刷される。そして、これらの電極
ペーストおよび抵抗材料が印刷されたセラミックグリー
ンシートが積層され、さらに焼成されることによって、
各電極および抵抗などが形成された多層回路基板が形成
される。層間の電極の接続は、たとえばスルーホールを
介して行われ、さらにベース12の表面に形成されたパ
ターン電極に接続される。そして、このパターン電極に
は、たとえばトランジスタやICなどの部品が取り付け
られ、所望の回路が形成される。
【0014】この多層回路基板10では、図2に示すよ
うに、第1のコンデンサ用電極14と第2のコンデンサ
用電極16との間に、静電容量Cが形成される。さら
に、第1のコンデンサ用電極14とグランド電極20と
の間に、静電容量Csが形成される。さらに、グランド
電極20とシールド電極18とは接続されるため、これ
らの電極の間に浮遊容量が発生しない。したがって、静
電容量Cおよび静電容量Csは、確定した値とすること
ができる。そのため、浮遊容量の影響のない設計通りの
静電容量を得ることができる。
【0015】図3は、この発明の他の多層回路基板の一
部分の断面を示す図解図である。この多層回路基板10
では、第1のコンデンサ用電極14,第2のコンデンサ
用電極16および第3のコンデンサ用電極22が形成さ
れる。第3のコンデンサ用電極22は、第1のコンデン
サ用電極14および第2のコンデンサ用電極16の間お
よび両側に配置される。したがって、図4に示すよう
に、第1のコンデンサ用電極14と第3のコンデンサ用
電極22との間に静電容量C1が形成され、第2のコン
デンサ用電極16と第3のコンデンサ用電極22との間
に静電容量C2が形成される。これらの静電容量C1お
よびC2は、直列に接続されている。
【0016】さらに、最外層の第3のコンデンサ用電極
22に近接して、グランド電極20が形成され、このグ
ランド電極20はシールド電極18に接続される。この
グランド電極20と第3のコンデンサ用電極22との間
に、静電容量Csが形成される。この静電容量Csは、
2つの静電容量C1,C2の中間点とアースとの間に接
続される。この多層回路基板10では、2つのコンデン
サとそれに接続されるシャントコンデンサとで、T型回
路が形成されている。これらの静電容量C1,C2,C
sも確定した値とすることができ、しかも浮遊容量が発
生しないため、設計通りの静電容量を得ることができ
る。
【0017】図5は、この発明のさらに他の多層回路基
板の一部分の断面を示す図解図である。この多層回路基
板10では、第1のコンデンサ用電極14および第2の
コンデンサ用電極16が対向して形成されている。そし
て、これらのコンデンサ用電極14,16を挟むように
して、グランド電極20が形成されている。したがっ
て、図6に示すように、第1のコンデンサ用電極14と
第2のコンデンサ用電極16との間に静電容量Cが形成
され、これらのコンデンサ用電極14,16とグランド
電極20との間に静電容量Csが形成される。つまり、
この多層回路基板10では、1つのコンデンサとそれに
接続される2つのシャントコンデンサとで、π型回路が
形成されている。この多層回路基板10においても、上
述の各実施例と同様に、3つの静電容量の値を確定した
ものとすることができ、設計通りの静電容量を得ること
ができる。
【0018】このように、この発明によれば、グランド
電極20をコンデンサ用電極に対向して形成することに
より、浮遊容量の影響を小さくし、確定した静電容量を
得ることができる。したがって、この多層回路基板10
では、内部に形成されたコンデンサの静電容量を設計通
りに形成することができ、それを用いた回路も設計通り
に動作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の多層回路基板の一部分の断面を示す
図解図である。
【図2】図1に示す多層回路基板に形成されたコンデン
サ部分の等価回路図である。
【図3】この発明の他の多層回路基板の他の一部分の断
面を示す図解図である。
【図4】図3に示す多層回路基板に形成されたコンデン
サ部分の等価回路図である。
【図5】この発明のさらに他の多層回路基板の一部分の
断面を示す図解図である。
【図6】図5に示す多層回路基板に形成されたコンデン
サ部分の等価回路図である。
【図7】多層回路基板の概念を示すための図解図であ
る。
【図8】従来の多層回路基板の一部分の断面を示す図解
図である。
【図9】図8に示す従来の多層回路基板に形成されたコ
ンデンサ部分の等価回路図である。
【符号の説明】
10 多層回路基板 12 ベース 14 第1のコンデンサ用電極 16 第2のコンデンサ用電極 18 シールド電極 20 グランド電極 22 第3のコンデンサ用電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部において対向する複数のコンデンサ
    用電極によって形成されるコンデンサと、前記コンデン
    サの少なくとも片方に形成されるシールド電極とを含む
    多層回路基板において、 前記コンデンサ用電極に対向して形成されかつ前記シー
    ルド電極に接続されるグランド電極によって、前記コン
    デンサ用電極と前記グランド電極との間に静電容量を形
    成したことを特徴とする、多層回路基板。
JP5116339A 1993-04-19 1993-04-19 多層回路基板 Expired - Lifetime JP2833411B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007515794A (ja) * 2003-12-22 2007-06-14 エックストゥーワイ アテニュエイターズ,エルエルシー 内部で遮蔽されたエネルギー調節器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007515794A (ja) * 2003-12-22 2007-06-14 エックストゥーワイ アテニュエイターズ,エルエルシー 内部で遮蔽されたエネルギー調節器

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