JPH06301628A - 電子計算機 - Google Patents

電子計算機

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Publication number
JPH06301628A
JPH06301628A JP8322693A JP8322693A JPH06301628A JP H06301628 A JPH06301628 A JP H06301628A JP 8322693 A JP8322693 A JP 8322693A JP 8322693 A JP8322693 A JP 8322693A JP H06301628 A JPH06301628 A JP H06301628A
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JP
Japan
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memory
data
cpu
signal
address
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JP8322693A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Yasuda
弘幸 安田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記憶装置に対するアクセスにともなうCPU
の処理負担を軽減し、CPUを効率的に利用することが
できる電子計算機を提供する。 【構成】 CPU8は、たとえば、メモリ6上の所定の
アドレスに対してデータの書込み行う場合に、機能実現
部4に対して、アドレス信号S20、データ信号S2
2、制御信号S30を出力する。機能実現部4は、アド
レス信号S20で示されるアドレスのデータを識別し、
例外処理を行うか否かを判断し、行わないと判断した場
合はデータ信号S24および制御信号S28をメモリ6
に出力し、アドレス信号S20で指定されるアドレスに
記憶させる。一方、例外処理を行う場合には、割込信号
S30をCPU8に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CPU(Central Proc
essing Unit)がアクセスするメモリアドレスに記憶され
た情報に応じて、例外処理を実行するか否かを判断する
機能を有する記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、リスト構造のデータには、図
5に示すように、機能データと情報データとが含まれ
る。機能データは、たとえば、情報データが何箇所から
参照されているか、また、情報データの処理内容などを
示すデータである。このようなリスト構造のデータが記
憶されたメモリの所定アドレスに対してCPUが読込お
よび書込などのアクセスを行う場合に、CPUはアクセ
スを行うアドレスに記憶されたデータを読込み、たとえ
ば、読込まれたデータに含まれる機能データを解析し、
例外処理を行うか否かを判断する場合がある。また、リ
スト構造のデータ以外のデータに関しても、書換禁止お
よびアクセス可能なユーザIDなどを含む機能データと
情報データとを有し、機能データの内容に基づいて情報
データに対する処理が実行される場合がある。
【0003】以下、従来の電子計算機における上述した
処理を説明する。図10(A)は、従来の電子計算機に
おけるメモリアクセス処理を説明するための図である。
図10(B)は、従来の電子計算機のCPUのデータ読
込み時における処理のフローチャート図である。図10
(A),(B)に示すように、CPU8は、メモリ6の
所定アドレスからデータを読み込む際に、アドレス信号
および読込を示す制御信号をメモリ6に出力し、メモリ
6の上記アドレスに記憶されたデータ信号を入力する。
そして、CPU8は、このデータ信号を解析し、例外処
理を行うか否かを判断し、行うと判断した場合には例外
処理を行う。
【0004】図10(C)は、従来の電子計算機のCP
Uのデータ書込み時における処理のフローチャート図で
ある。図10(C)に示すように、CPU8は、メモリ
6の所定アドレスにデータを書込む際に、先ず、アドレ
ス信号および書込を示す制御信号をメモリ6に出力し、
メモリ6の上記アドレスに記憶されたデータ信号を入力
する。そして、CPU8は、このデータ信号を解析し、
例外処理を行うか否かを判断し、行うと判断した場合に
は例外処理を行い、行わないと判断した場合には、書込
を行うデータ信号をメモリ6に出力し、メモリ6の上記
アドレスに記憶させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の電子計算機におけるCPU8のメモリアクセス処理で
は、CPU8が例外処理を行うか否かを判断した際に、
通常、例外処理を行わないと判断する場合の方が、行う
と判断する場合より頻繁に発生する。そのため、CPU
8が、常に、上述した例外処理の判断に関連する処理を
実行するのは、高価なCPUの効率的利用という観点か
らみると問題がある。
【0006】本発明は、上述した従来技術の問題に鑑み
てなされ、記憶装置に対するアクセスにともなうCPU
の処理負担を軽減し、CPUを効率的に利用することが
できる電子計算機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の問題
を解決し上述した目的を達成するために、本発明の電子
計算機では、演算制御手段と記憶手段との間に設けら
れ、前記演算制御手段から前記記憶手段の所定のアドレ
スに対してのアクセス指示を入力し、該アドレスに記憶
された前記データの前記機能データ部の内容を識別し、
所定の条件を満たすと判断した場合に、前記アドレスに
対して、前記演算制御手段からのアクセス指示に応じて
アクセスを実行し、前記所定の条件を満たさないと判断
した場合に、前記演算制御手段に対して例外処理を行う
ことを指示する割込信号を出力する機能実現手段を有す
ることを特徴とする。
【0008】また、本発明の電子計算機の前記機能実現
手段は、たとえば、複数の前記演算制御手段からそれぞ
れ前記アクセス指示を入力し、前記所定の条件を満たさ
ないと判断した場合に、前記アクセス指示を入力した前
記演算制御手段に対して例外処理を行うことを指示する
割込信号を出力する。
【0009】また、本発明の電子計算機の前記機能実現
手段は、たとえば、複数の前記演算制御手段からそれぞ
れ前記アクセス指示を入力し、複数の演算制御手段から
同時にアクセス指示を入力した場合に、予め記憶された
前記演算制御手段の優先順位に従い、これらのアクセス
指示に基づく処理を順次、実行する。
【0010】また、本発明の電子計算機の前記機能実現
手段が行う前記判断に関する条件は、前記演算制御手段
からの設定指示に基づいて、設定される。
【0011】また、本発明の電子計算機の前記機能実現
手段は、たとえば、前記演算制御手段からのバイパス指
示に基づいて、前記演算制御手段の前記記憶手段の所定
アドレスに対してのアクセス指示を、直接、前記記憶手
段に出力する。
【0012】さらに、本発明の電子計算機では、たとえ
ば、前記記憶手段および前記機能実現手段は周辺機器の
内部に設けられる。
【0013】
【作用】本発明の電子計算機では、演算手段が記憶手段
の所定のアドレスに対してアクセスを行う場合に、演算
手段から機能実現部に対してアクセス指示が出力され
る。機能実現部に、演算手段からアクセス指示が入力さ
れると、記憶手段のアクセス指示で示されたアドレスに
記憶されたデータの機能データが読込まれ、その内容が
識別される。そして、機能実現部によって、所定の条件
を満たすと判断されると、記憶手段に対して演算手段か
らの前記アクセス指示に応じたアクセスが実行される。
【0014】
【実施例】第1実施例について説明する。図1は、本実
施例の電子計算機の構成図である。図1に示すように、
本実施例の電子計算機は、CPU8および記憶装置2で
構成される。また、記憶装置2は、機能実現部4および
メモリ6で構成され、機能実現部4がCPU8と接続さ
れている。
【0015】CPU8は、たとえば、予め作成されたプ
ログラムに応じた演算を行い、必要に応じて記憶装置2
にアクセスし、データの書込および読込を行う。このと
き、CPU8は通常のメモリに対して行うのと同一の方
法で機能実現部4にアクセスする。CPU8は、メモリ
6にデータを書き込む際に、書き込みを行うデータを示
すデータ信号S22、データを記憶させるメモリ6のア
ドレスを示すアドレス信号S20および所定の制御信号
S26を機能実現部4に出力する。そして、機能実現部
4は後述するように、CPU8からの入力に応じて、ア
ドレス信号S20、データ信号S24および制御信号S
28をメモリ6に出力する。
【0016】一方、CPU8は、データをメモリ6から
読み込む際に、読込みを示す制御信号S26および読込
みを行うデータが記憶されたメモリ6のアドレスを示す
アドレス信号S20を機能実現部4に出力する。そし
て、機能実現部4は、後述するように、CPU8からの
入力に応じて、アドレス信号S20および制御信号S2
8をメモリ6に出力し、所望のデータに応じたデータ信
号S24をメモリ6から入力する。その後、機能実現部
4は、データ信号S22および割込信号S30をCPU
8に出力する。
【0017】メモリ6は、たとえば、ハードディスク装
置またはプリンタの内部メモリなどの周辺機器のメモリ
であり、上述した図5に示すようなフォーマットを有す
るリスト構造のデータを記憶する。メモリ6は、機能実
現部4から読込を示す制御信号S28およびアドレス信
号S20を入力すると、アドレス信号S20で示される
アドレスに記憶されたデータ信号S24を機能実現部4
に出力する。また、メモリ6は、機能実現部4から書込
を示す制御信号S28、アドレス信号S20およびデー
タ信号S24を入力すると、アドレス信号S20で示さ
れるアドレスにアドレス信号S20を記憶する。
【0018】機能実現部4について説明する。図2は、
機能実現部4の構成図である。図2に示すように、機能
実現部4は、メモリ制御部4a、レジスタ4bおよびセ
レクタ4cで構成される。
【0019】メモリ制御部4aは、メモリ6のデータを
読込むことを示す制御信号S26をCPU8から入力す
ると、読込を示す制御信号S28をメモリ6に出力す
る。そして、メモリ制御部4aは、メモリ6から読込み
に応じたデータ信号S24を入力し、このデータ信号S
24を解析し、例外処理を行うか否かを判断する。メモ
リ制御部4aがこの判断を行う際に用いる判断基準は、
たとえば、メモリ6に対してアクセスを示す制御信号S
26をCPU8から入力する前に予め、CPU8からの
制御信号S26によって指定される。このとき、メモリ
制御部4aは、例外処理を行うと判断した場合には、割
込信号S30をCPU8に出力する。
【0020】また、メモリ制御部4aは、メモリ6にデ
ータを書込むことを示す制御信号S26をCPU8から
入力すると、読込を示す制御信号S28をメモリ6に出
力する。そして、メモリ制御部4aは、アドレス信号S
20で示されるアドレスに記憶されたデータ信号S24
をメモリ6から入力し、このデータ信号S24に含まれ
る機能データを解析し、例外処理を行うか否かを判断す
る。このとき、メモリ制御部4aは、例外処理を行うと
判断した場合には、割込信号S30をCPU8に出力す
る。一方、メモリ制御部4aは、例外処理を行わない場
合には、CPU8からのデータ信号S22を選択してC
PU8に出力することを示す選択信号S32をセレクタ
4cに出力し、また、書込を示す制御信号S28をCP
U8に出力する。
【0021】さらにメモリ制御部4aは、CPU8から
の制御信号S26の内容に応じて、レジスタ4b対し
て、記憶データをメモリ制御部4aまたはセレクタ4c
に出力することを示す制御信号S34を出力する。
【0022】レジスタ4bは、メモリ6からのデータ信
号S24を一時的に記憶し、メモリ制御部4aからの制
御信号S34の内容に応じて、記憶データをCPU8お
よびセレクタ4cに出力する。
【0023】セレクタ4cは、メモリ制御部4aからの
切換信号S32の内容に応じて、メモリ6からのデータ
信号S22と、レジスタ4bからのデータ信号S36と
を選択的にメモリ6に出力する。
【0024】CPU8がメモリ6の記憶データを読み込
むときの機能実現部4における処理について説明する。
図3は、このときの機能実現部4における処理のフロー
チャート図である。 ステップS1:メモリ制御部4aにCPU8から読込を
示す制御信号S26が入力されると、ステップS2の処
理が実行される。このとき、制御信号26とともに、C
PU8からアドレス信号S20が出力され、このアドレ
ス信号S20は、そのままメモリ6に出力される。
【0025】ステップS2:メモリ制御部4aから、メ
モリ6に対して読込を示す制御信号S28が出力され
る。
【0026】ステップS3:メモリ6に、メモリ制御部
4aから制御信号S28が入力されると、アドレス信号
S20で示されるアドレスに記憶されたデータが、デー
タ信号S24としてメモリ制御部4aおよびレジスタ4
bに出力されるとともに、データ信号S22としてセレ
クタ4cを介してCPU8に出力される。レジスタ4b
には、メモリ6からのデータ信号S22が記憶される。
一方、CPU8は、機能実現部4から入力したデータ信
号S22を用いて処理を行う。
【0027】ステップS4:メモリ制御部4aによって
ステップS3で入力されたデータ信号S24に含まれる
機能データの内容が解析され、例外処理が行われるか否
かが判断される。
【0028】ステップS5:ステップS4でメモリ制御
部4aによって例外処理が行われると判断された場合に
はステップS6の処理が実行され、例外処理が行われな
いと判断された場合には機能実現部4における処理は終
了する。
【0029】ステップS6:メモリ制御部4aから割込
信号S30がCPU8に出力される。CPU8は、メモ
リ制御部4aから割込信号S30を入力すると、たとえ
ば、実行中の処理を中断し、例外処理を実行する。この
とき、CPU8は、レジスタ4bに記憶されたデータを
読込むことで、例外処理を行うことが必要となった要因
およびメモリ6へのアクセス状態などを識別することが
でき、識別結果に基づいて、適切な例外処理を実行する
ことができる。
【0030】上述したように本実施例の記憶装置2を用
いれば、CPU8がメモリからデータを読み込む際に、
CPU8は通常のメモリに対して行うのと同一の方法で
機能実現部4にアクセスする。そして、機能実現部4
は、CPU8からの読込み指示に応じて、メモリ6から
データを読込み、読込んだデータに基づいて例外処理を
行うか否かを判断する。そのため、CPU8では、例外
処理を行うか否かの判断を行う必要がなく、CPU8に
おける処理の効率化が図れる。
【0031】たとえば、CPU8が予め作成されたプロ
グラムに基づいて処理を行う場合には、プログラムに例
外処理を行うか否かの判断を含める必要がなくなる。そ
のため、例外処理が行われない場合には、CPU8がプ
ログラムを処理する時間は、従来の例外処理を行うか否
かの判断を含むプログラムを処理する場合の時間に比べ
て、短縮される。一方、例外処理を行うことが必要な場
合には、機能実現部4からCPU8に対して割込信号S
30が出力されるため、CPU8は例外処理を適切に実
行することができる。
【0032】CPU8がメモリ6にデータを書込むとき
のメモリ制御部4aにおける処理について説明する。図
4は、このときの機能実現部4における処理のフローチ
ャート図である。 ステップS11:メモリ制御部4aにCPU8から書込
を示す制御信号S26が入力されると、ステップS2の
処理が実行される。このとき、制御信号S26ととも
に、CPU8からアドレス信号S20が出力され、この
アドレス信号S20はそのままメモリ6に出力される。
同時に、CPU8からセレクタ4cに対してデータ信号
S22が出力される。
【0033】ステップS12:メモリ制御部4aからメ
モリ6に対して読込を示す制御信号S28が出力され
る。
【0034】ステップS13:メモリ6に、メモリ制御
部4aから制御信号S28が入力されると、アドレス信
号S20で示されるアドレスに記憶されたデータがデー
タ信号S24として、メモリ制御部4aおよびレジスタ
4bに出力される。レジスタ4bには、メモリ6からの
データ信号S22が記憶される。
【0035】ステップS14:メモリ制御部4aによっ
てステップS13で入力されたデータ信号S24に含ま
れる機能データが解析され、例外処理が行われるか否か
が判断される。
【0036】ステップS15:ステップS14でメモリ
制御部4aによって例外処理が行われると判断された場
合にはステップS16の処理が実行され、例外処理が行
われないと判断された場合にはステップS17における
処理が実行される。
【0037】ステップS16:メモリ制御部4aから、
割込信号S30がCPU8に出力される。CPU8は、
メモリ制御部4aから割込信号S30を入力すると、た
とえば、実行中の処理を中断し、例外処理を実行する。
このとき、CPU8は、レジスタ4bに記憶されたデー
タを読込むことで、例外処理を行うことが必要となった
要因およびメモリ6へのアクセス状態などを識別するこ
とができ、識別結果に基づいて、適切な例外処理を実行
することができる。
【0038】ステップS17:メモリ制御部4aからセ
レクタ4cに対してCPU8からのデータ信号S22を
選択することを示す制御信号S32が出力され、データ
信号S22がメモリ6に出力される。それと同時に、メ
モリ制御部4aからメモリ6に対して、書込を示す制御
信号S28が出力される。メモリ6に、メモリ制御部4
aからの制御信号S28およびセレクタ4cからのデー
タ信号S22が入力されると、このデータ信号S22が
アドレス信号S20で示されるアドレスに記憶される。
【0039】上述したように、本実施例の記憶装置2を
用いれば、CPU8がメモリ6にデータを書込む際に、
CPU8は、通常のメモリに対して行うのと同一の方法
で機能実現部4にアクセスする。そして、機能実現部4
は、CPU8からの書込指示に応じて、メモリ6からデ
ータを読込み、読込んだデータに基づいて例外処理を行
うか否かを判断する。そのため、上述した読込みの際と
同様に、CPU8では、例外処理を行うか否かの判断を
行う必要がなく、CPU8における処理の効率化が図れ
る。つまり、例外処理を行うことが必要な場合には、機
能実現部4は割込信号S30をCPU8に出力し、CP
U8からのデータ信号S22のメモリ6への出力は行わ
ない。一方、例外処理を行うことが必要でない場合に
は、機能実現部4は、CPU8からのデータ信号S22
をメモリ6への出力を行う。
【0040】第2実施例について説明する。図6は、本
実施例の電子計算機の構成図である。図6に示すよう
に、本実施例の電子計算機は、CPU8a,8bおよび
記憶装置2で構成されている。記憶装置2は、図1に示
す記憶装置2と同一の構成であるが、機能実現部4がC
PU8a,8bと接続されている。CPU8a,8b
は、図1に示すCPU8と同一の処理をメモリ制御部4
aに対して行う。また、メモリ6も図1に示すメモリ6
と同一である。機能実現部4は、CPU8a,8bから
の入力信号に対して、図1に示す機能実現部4とほぼ同
一の処理を行うが、CPU8a,8bから同時にメモリ
6に対してのアクセス信号を入力した場合に、予め定め
られた条件に基づいて、順次、処理を行う。
【0041】図7は、機能実現部4における処理のフロ
ーチャート図である。 ステップS21:機能実現部4にCPU8aから、読込
または書込を示す制御信号S26aが入力されると、ス
テップS22の処理が実行される。
【0042】ステップS25:機能実現部4にCPU8
bから、読込または書込を示す制御信号S26bが入力
されると、ステップS22の処理が実行される。
【0043】ステップS22:機能実現部4によって、
ステップS21,22においてCPU8a,8bからの
制御信号S26a,26bが同時に入力されたか否かか
が判断され、同時に入力されたと判断された場合にはス
テップS23の処理が実行され、同時に入力されていな
いと判断された場合にはステップS26の処理が実行さ
れる。
【0044】ステップS23:機能実現部4によって、
予め決定されたCPU8a,8bの優先順位に基づい
て、CPU8a,8bからの制御信号S26a,26b
に基づく処理の実行順序が決定される。
【0045】ステップS24:機能実現部4によって、
ステップS23で決定された実行順序に従い、上述した
図3、図4に示す処理が行われる。
【0046】ステップS26:機能実現部4によって、
ステップS21またはS25で入力された制御信号S2
6aまたはS26bに基づく、上述した図3、図4に示
す処理が行われる。
【0047】上述したように、本実施例の電子計算機で
は、メモリ6が複数のCPUによって同時にアクセスさ
れた場合に、予め決定された実行順序に従い、順次、メ
モリ6に対しての処理を実行することができる。
【0048】第3実施例について説明する。図8は、本
実施例の電子計算機の構成図である。図8に示すよう
に、CPU8a,8bおよび表示装置12で構成され
る。表示装置12は、機能実現部4を含む制御回路1
0、メモリ6およびディスプレイ22で構成される。メ
モリ6には、たとえば、ディスプレイ22に、図8に示
すようなウィンド20a,20bを含む画像20を表示
させる画像データが記憶されている。ディスプレイ22
は、制御回路10の制御に基づいて、メモリ6からの画
像データに応じた画像を表示する。
【0049】CPU8aは、ウィンド20a上の処理を
実行し、メモリ6に記憶された画像データのうち、ウィ
ンド20aに対応したデータに対してのアクセスは許可
されているが、ウィンド20bに対応したデータに対し
てアクセスは許可されていない。また、CPU8bは、
ウィンド20b上の処理を実行し、メモリ6に記憶され
た画像データのうち、ウィンド20bに対応したデータ
に対してのアクセスは許可されているが、ウィンド20
aに対応したデータに対してアクセスは許可されていな
い。
【0050】また、制御回路10は、上述した第2実施
例における機能実現部4と同じようにCPU8a,8b
と接続され、CPU8a,8bからのアクセス指示に応
じた処理を機能実現部4で行う。機能実現部4は、上述
した第2実施例における機能実現部4と同一である。ま
た、制御回路10は、メモリ6の記憶された画像データ
をディスプレイ22に表示するための制御を総括して行
う。機能実現部4における処理は、上述した第2実施例
の電子計算機の図7に示す処理と同一であり、図7のス
テップS24,26における処理も図3、図4に示す処
理である。ここで、機能実現部4は、図3のステップS
5,S6および図4のステップS15,S16におい
て、例外処理を行うか否かの判断を以下のように行う。
つまり、機能実現部4は、CPU8aからメモリ6に対
してのアクセスが、メモリ6に記憶された画像データの
うちウィンド20bに対応したデータに対してのアクセ
スであると判断すると、CPU8aに対して割込信号S
30aを出力する。CPU8aは、機能実現部4から割
込信号S30aを入力すると、アクセスを行ったデータ
がアクセス不可であると判断し、その後、例外処理を行
う。
【0051】また、機能実現部4は、CPU8bからメ
モリ6に対してのアクセスが、メモリ6に記憶された画
像データのうちウィンド20aに対応したデータに対し
てのアクセスであると判断すると、CPU8bに対して
割込信号S30bを出力する。CPU8bは、機能実現
部4から割込信号S30bを入力すると、アクセスを行
ったデータがアクセス不可であると判断し、その後、例
外処理を行う。
【0052】上述したように、本実施例の電子計算機に
よれば、それぞれ対応したCPUで処理される複数のウ
ィンドに対応した画像データがメモリ6に記憶されてい
る場合に、複数のCPUからメモリ6に対してのアクセ
スを効率的に処理することができる。
【0053】本発明は上述した実施例に限定されない。
たとえば、メモリ6に記憶されたデータは、リスト構造
のデータ以外のデータであり、機能データは書込禁止お
よびアクセス可能なユーザIDなどを示すデータであっ
てもよい。
【0054】また、上述の実施例では、機能実現部4の
メモリ制御部4aは、メモリ6に記憶されたデータに含
まれる機能データの解析結果に基づいて例外処理を行う
か否かを判断したが、データに含まれるデータ情報の内
容に基づいて例外処理を行う否かを判断してもよい。た
とえば、CPU8がデータ情報の内容で除算を行う場合
に、データ情報が”0”のとき、メモリ制御部4aは例
外処理を行うと判断する。
【0055】また、上述した第2実施例では、複数のC
PUからメモリ6に対して同時にアクセスが出力された
場合に、機能実現部4は所定の順序に基づいて順次、メ
モリ6に対してアクセスを行うのではなく、1つのCP
Uからのアクセスのみ有効と判断し、他のアクセスを出
力したCPUに対して例外処理を行うこと指示する割込
信号を出力するようにしてもよい。
【0056】さらに、上述した第3実施例のメモリ6
は、ディスプレイのメモリではなく、プリンタおよびそ
の他の外部装置のメモリでもよい。
【0057】
【発明の効果】上述したように、本発明の電子計算機に
よれば、演算手段は、記憶手段に対してアクセスを行う
際に、例外処理を行うか否かの判断に関連する処理を行
う必要がなく、演算手段における処理の効率化が図れ
る。また、本発明の電子計算機によれば、演算手段は、
例外処理の実行が必要な場合に、機能実現手段から例外
処理の実行を示す指示を入力するため、適切に例外処理
を実行することができる。また、本発明の電子計算機に
よれば、複数の演算手段から記憶手段に対して同時にア
クセスが発生した場合に、これらのアクセスに応じた処
理を、所定の順序に従い順次、実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の電子計算機の構成図である。
【図2】第1実施例の電子計算機の機能実現部の構成図
である。
【図3】図2の機能実現部の読込時における処理のフロ
ーチャート図である。
【図4】図2の機能実現部の書込時における処理のフロ
ーチャート図である。
【図5】メモリに記憶されるデータのフォーマットを説
明するための図である。
【図6】第2実施例の電子計算機の構成図である。
【図7】第2実施例の電子計算機の機能実現部における
処理を説明するための図である。
【図8】第3実施例の電子計算機のディスプレイ表示で
ある。
【図9】図9(A)は、従来の電子計算機の構成図であ
る。図9(B)は、従来の電子計算機におけるデータ読
込時における処理のフローチャート図である。図(C)
は、従来の電子計算機におけるデータ書込時における処
理のフローチャート図である。
【図10】従来の電子計算機を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
2・・・記憶装置 4・・・機能実現部 4a・・・メモリ制御部 4b・・・レジスタ 4c・・・セレクタ 6・・・メモリ 8,8a,8b・・・CPU

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】演算制御手段が、データ部と該データ部に
    関する所定の処理を示す機能データ部とを含むデータが
    記憶された記憶手段の所定のアドレスにアクセスする電
    子計算機であって、 前記演算制御手段と前記記憶手段との間に設けられ、前
    記演算制御手段から前記記憶手段の所定のアドレスに対
    してのアクセス指示を入力し、該アドレスに記憶された
    前記データの前記機能データ部の内容を識別し、所定の
    条件を満たすと判断した場合に、前記アドレスに対し
    て、前記演算制御手段からのアクセス指示に応じてアク
    セスを実行し、前記所定の条件を満たさないと判断した
    場合に、前記演算制御手段に対して例外処理を行うこと
    を指示する割込信号を出力する機能実現手段を有するこ
    とを特徴とする電子計算機。
  2. 【請求項2】前記機能実現手段は、複数の前記演算制御
    手段からそれぞれ前記アクセス指示を入力し、前記所定
    の条件を満たさないと判断した場合に、前記アクセス指
    示を入力した前記演算制御手段に対して例外処理を行う
    ことを指示する割込信号を出力する請求項1記載の電子
    計算機。
  3. 【請求項3】前記機能実現手段は、複数の前記演算制御
    手段からそれぞれ前記アクセス指示を入力し、複数の演
    算制御手段から同時にアクセス指示を入力した場合に、
    予め記憶された前記演算制御手段の優先順位に従い、こ
    れらのアクセス指示に基づく処理を順次、実行する請求
    項1または2記載の電子計算機。
  4. 【請求項4】前記機能実現手段が行う前記判断に関する
    条件は、前記演算制御手段からの設定指示に基づいて、
    設定される請求項1〜3いずれか記載の電子計算機。
  5. 【請求項5】前記機能実現手段は、前記演算制御手段か
    らのバイパス指示に基づいて、前記演算制御手段の前記
    記憶手段の所定アドレスに対してのアクセス指示を、直
    接、前記記憶手段に出力する請求項1〜4いずれか記載
    の電子計算機。
  6. 【請求項6】前記記憶手段および前記機能実現手段が周
    辺機器の内部に設けられている請求項1〜5いずれか記
    載の電子計算機。
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