JPH0629887Y2 - 電池の安全弁装置 - Google Patents

電池の安全弁装置

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JPH0629887Y2
JPH0629887Y2 JP1984151135U JP15113584U JPH0629887Y2 JP H0629887 Y2 JPH0629887 Y2 JP H0629887Y2 JP 1984151135 U JP1984151135 U JP 1984151135U JP 15113584 U JP15113584 U JP 15113584U JP H0629887 Y2 JPH0629887 Y2 JP H0629887Y2
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JP
Japan
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battery
safety valve
valve device
plate
terminal plate
Prior art date
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Application number
JP1984151135U
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English (en)
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JPS6166862U (ja
Inventor
豊治 町田
昭良 坂井
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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  • Gas Exhaust Devices For Batteries (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、異常時に生じた電池内ガスを大気中に排出す
る電池の安全弁装置に関する。
(ロ)従来の技術 常時は電池内を密封しておき、内部短絡等の異常が発生
して電池内圧が上昇するとこれに応じて撓み、切刃ある
いはガス圧により破壊される可撓性薄板を利用した電池
の安全弁装置としては、従来、例えば実公昭59-15398号
に開示されている装置等が知られている。
このような安全弁装置が付加された電池を、例えば電子
機器のメモリーをバックアップするバックアップ電源と
して用いる場合、あらかじめ電池に接続用のリード端子
を溶接しておき、このリード端子を電子回路を組み込ん
だプリント基板に自動的に半田付けするか、あるいは、
プリント基板側に設けた接続端子に電池を嵌合すること
で、電池を取り付けている。
通常は、かかるリード端子はガス抜孔を閉塞しないよう
な形状のものが電池製造業者によってあらかじめ取り付
けられているか、あるいは、使用者に供給される。この
ような専用のリード端子を使用者が利用した場合には問
題はないが、専用のリード端子を使用できない場合、あ
るいは、使用者が安全弁装置の機能を熟知せず、単に電
気的に接続すればよいということで不適格なリード端子
を用いた場合に、次のような問題を生じる。
すなわち、第6図に示したようにリード端子Lがガス抜孔
Hを閉塞するように溶接された場合、あるいは、電池を
プリント基板に取り付けたときにリード端子Lがガス抜
孔Hを閉塞した場合には、異常時に発生したガスが電池
外へ排出されなくなり、電池を破壊するという問題があ
った。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 本考案は、上述したような電池の破壊の危険性をさらに
低下させるべくなされたもので、異常に生じた電池内ガ
スを確実に大気中に排出し得る安全性の高い、電池の安
全弁装置を提供することを目的とする。
(ニ)問題点を解決する手段 本考案では、弁孔を設けた蓋板と皿状端子板とに挟持さ
れた上記弁孔を常時閉塞する可撓性薄板に対向するよう
に、上記端子板の底面を切り起して形成した切刃を設け
るとともに、上記切刃を形成する上記端子板の底面の切
り起し部を含む範囲に接続リード端子を取り付けても塞
がらないように接続リードの幅よりもその寸法が大きい
凹部を形成したものである。
(ホ)作用 端子板に接続リード端子をいかなる角度で取り付けて
も、上記凹部は閉塞されることがなく、ガス抜孔が確保
されるので、異常時に発生したガスはこのガス抜孔から
確実に排出される。
(ヘ)実施例 以下、添付図面を参照しながら、本考案の実施例を詳細
に説明する。
第1図および第2図は、本考案の一実施例に係る電池の端
部構造を示したものである。
図において、電池の安全弁装置1は、弁孔21が穿設され
た蓋板2、その底面が蓋板2方向に切り起されて切刃5が
形成された、調度皿を伏せた形状の皿状の端子板3、お
よび、弁孔21を閉塞する可撓性薄板4からなり、その皿
状の端子板3は蓋板2の折曲部22によってカシメ装着され
ている。また、その可撓性薄板4は、金属板または合成
樹脂板あるいはその複合材料から構成されている。
端子板3は、切刃5を切り起した部分がガス抜孔31にな
り、このガス抜孔31を中心にして直角方向に延びる十字
状の凹溝32が形成されている。
そして、このように構成される安全弁装置1が、電極群6
を内挿した端子兼用の外装缶7の開口部に、絶縁パッキ
ン8を介して気密的、液密的に取り付けられる。
このように、端子板3にはガス抜孔31に連続して十字方
向に延びる凹溝32を形成することによって、比較的大き
いサイズのリード端子9をいかなる角度で取り付けて
も、第2図および第3図に示すように、この凹溝32は閉塞
されることがなく、ガス抜孔31は常に大気に解放された
状態になる。
したがって、第4図に示すように、電池に内部短絡等の
異常が生じても、発生したガスが原因して可撓性薄板4
が上方に撓み、切刃5によって破壊されると、そのガス
はリード端子9に閉塞されることなく、弁孔21およびガ
ス抜孔31を介して大気に排出される。これにより、電池
の安全性が確保される。
ところで、凹溝32の形状は、上述した実施例のものに限
ることはなく、第5図に示すようにガス抜孔31を中心と
して3方向に延びる形状であってもよい。
(ト)考案の効果 以上説明したように、本考案によれば、切刃を形成する
端子板の底面に、切り起し部に形成されたガス抜孔を含
む範囲に、端子板の底面に取り付けられる接続リードの
幅よりもその寸法が大きい凹部を形成しているので、リ
ード端子によってガス抜孔が閉塞されなくなり、したが
って、異常時に発生したガスは必ず大気に排出され、装
置の安全性および信頼性が格段に向上する。また、接続
リードが専用のものでなくともよく、したがって、特別
な部品が減少するので装置のコストを低下でき、さら
に、溶接等の接続作業の際にリード端子がガス抜孔を閉
塞しないようにとくに注意する必要もなくなるので、作
業能率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る電池端部構造を示した
断面図、第2図はリード線の取り付け態様の一例を示し
た正面図、第3図はリード端子の取り付け態様の他の例
を示した正面図、第4図は異常発生時の作用を示した断
面図、第5図は凹溝の他の例を示した正面図、第6図は従
来例を示した正面図である。 1……安全弁装置、2……蓋板、3……端子板、4……可撓
性薄板、5……切刃、9……リード端子、21……弁孔、22
……折曲部、31……ガス抜孔、32,32a……凹溝。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁孔を設けた蓋板と皿状端子板とに挟持さ
    れ、上記弁孔を常時閉塞する可撓性薄板と、上記端子板
    の底面を切り起して上記可撓性薄板に対向するように形
    成した切刃を備えた電池の安全弁装置であって、上記切
    刃を形成する上記端子板の底面において、上記切り起し
    部を含む範囲に、上記端子板の底面に取り付けられる接
    続リードの幅よりもその寸法が大きい凹部を形成したこ
    とを特徴とする電池の安全弁装置。
  2. 【請求項2】実用新案登録請求の範囲第1項記載におい
    て、前記凹部は、切り起こし部から少なくとも3方向に
    延びて多岐状に形成されたことを特徴とする電池の安全
    弁装置。
JP1984151135U 1984-10-08 1984-10-08 電池の安全弁装置 Expired - Lifetime JPH0629887Y2 (ja)

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JPS6166862U JPS6166862U (ja) 1986-05-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5158821U (ja) * 1974-07-08 1976-05-10
JPS6020283Y2 (ja) * 1979-07-06 1985-06-18 三洋電機株式会社 電池の安全弁装置
JPS57195762U (ja) * 1981-06-08 1982-12-11
JPS58138262U (ja) * 1982-03-11 1983-09-17 三洋電機株式会社 電池の安全弁装置

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JPS6166862U (ja) 1986-05-08

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