JPH07130342A - 角型電池を内蔵するパック電池 - Google Patents
角型電池を内蔵するパック電池Info
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- JPH07130342A JPH07130342A JP5271870A JP27187093A JPH07130342A JP H07130342 A JPH07130342 A JP H07130342A JP 5271870 A JP5271870 A JP 5271870A JP 27187093 A JP27187093 A JP 27187093A JP H07130342 A JPH07130342 A JP H07130342A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Battery Mounting, Suspending (AREA)
- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 パック電池の外形を薄くして電子部品を保護
する状態で内蔵させる。 【構成】 パック電池は、角型電池1を内蔵するケース
2と、角型電池1とケース2との間に配設されて薄い金
属製の配線を有する硬質板である配線基板3を備える。
配線基板3を貫通して部品穴3Aを開口している。電子
部品4は部品穴3Aに入れられている。電子部品4を内
蔵する部品穴3Aは、両方の開口端をケース2と電池と
で閉塞し、両端を閉塞している部品穴3Aに電子部品4
を配設している。 【効果】 電子部品を配線基板の部品穴に内蔵するの
で、ケースを厚くすることなく電子部品を内蔵できる。
配線基板の部品穴を閉塞してここに電子部品を配設する
ので、電子部品を保護する状態で内蔵できる。
する状態で内蔵させる。 【構成】 パック電池は、角型電池1を内蔵するケース
2と、角型電池1とケース2との間に配設されて薄い金
属製の配線を有する硬質板である配線基板3を備える。
配線基板3を貫通して部品穴3Aを開口している。電子
部品4は部品穴3Aに入れられている。電子部品4を内
蔵する部品穴3Aは、両方の開口端をケース2と電池と
で閉塞し、両端を閉塞している部品穴3Aに電子部品4
を配設している。 【効果】 電子部品を配線基板の部品穴に内蔵するの
で、ケースを厚くすることなく電子部品を内蔵できる。
配線基板の部品穴を閉塞してここに電子部品を配設する
ので、電子部品を保護する状態で内蔵できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はケースに角型電池を内蔵
するパック電池に関する。
するパック電池に関する。
【0002】
【従来の技術】角型電池を内蔵するパック電池は極めて
スペース効率がよい。それは、円筒型電池のように、電
池とケースとの間に隙間ができないからである。角型電
池は、円筒型電池のように簡単に製造できないので、製
造コストは高くなる。にもかかわらず、無駄なスペース
ができない特長が生かされて、小型の携帯機器に重宝さ
れている。
スペース効率がよい。それは、円筒型電池のように、電
池とケースとの間に隙間ができないからである。角型電
池は、円筒型電池のように簡単に製造できないので、製
造コストは高くなる。にもかかわらず、無駄なスペース
ができない特長が生かされて、小型の携帯機器に重宝さ
れている。
【0003】電池を内蔵するパック電池は、ケースの内
部に種々の電子回路を内蔵している。電子回路は、たと
えば、電池温度が異常に高くなると電流を遮断する保護
回路等である。円筒型電池を内蔵する従来のパック電池
は、隣接する電池の間に隙間ができるので、ここに電子
部品を内蔵することができる。しかしながら、角型電池
を内蔵するパック電池は、ケースとの間に余分の隙間が
できない。このために、角型電池を内蔵する従来のパッ
ク電池は、電子部品を可能な限り低く固定したプリント
基板を、電池とケースとの間に配設し、あるいは、ケー
スの内部に隙間ができるように、ケースの一部を大きく
成形した構造が採用される。
部に種々の電子回路を内蔵している。電子回路は、たと
えば、電池温度が異常に高くなると電流を遮断する保護
回路等である。円筒型電池を内蔵する従来のパック電池
は、隣接する電池の間に隙間ができるので、ここに電子
部品を内蔵することができる。しかしながら、角型電池
を内蔵するパック電池は、ケースとの間に余分の隙間が
できない。このために、角型電池を内蔵する従来のパッ
ク電池は、電子部品を可能な限り低く固定したプリント
基板を、電池とケースとの間に配設し、あるいは、ケー
スの内部に隙間ができるように、ケースの一部を大きく
成形した構造が採用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ケースと電池との間に
プリント基板を挟んで内蔵させるパック電池は、電子部
品を薄くしても、プリント基板の表面とケースとの間に
隙間ができてしまう。プリント基板の表面には隙間なく
電子部品が固定されず、部分的に突出するように電子部
品が固定されるからである。とくに、背の高い電子部品
が1個でもあると、プリント基板が厚くなって、無駄な
隙間が大きくなる。電池を角型電池としてスペース効率
を高くしても、ケースと電池との間に隙間ができたので
は、パック電池の外形を小さくできなくなる。
プリント基板を挟んで内蔵させるパック電池は、電子部
品を薄くしても、プリント基板の表面とケースとの間に
隙間ができてしまう。プリント基板の表面には隙間なく
電子部品が固定されず、部分的に突出するように電子部
品が固定されるからである。とくに、背の高い電子部品
が1個でもあると、プリント基板が厚くなって、無駄な
隙間が大きくなる。電池を角型電池としてスペース効率
を高くしても、ケースと電池との間に隙間ができたので
は、パック電池の外形を小さくできなくなる。
【0005】パック電池の外形を小型化するために、厚
いプリント基板に代わって、薄いフレキシブル基板を使
用したパック電池も開発されている。このパック電池
は、プリント基板を薄くできる厚さに相当して、外形を
薄くできる。しかしながら、プリント基板から突出して
電子部品を固定すると、背の高い電子部品の高さに相当
してケースを厚くする必要がある。さらに困ったこと
に、薄いフレキシブル基板は充分な強度がないので、ケ
ースに内蔵してパック電池の片面を効果的に保護できな
い。さらに、フレキシブル基板に電子部品を固定して、
ケースと電池の間に挟むと、電子部品がケースに押され
圧迫される欠点もある。このため、従来のパック電池
は、電子部品を安全に保護する状態として、パック電池
を薄く設計すことが難しい欠点があった。
いプリント基板に代わって、薄いフレキシブル基板を使
用したパック電池も開発されている。このパック電池
は、プリント基板を薄くできる厚さに相当して、外形を
薄くできる。しかしながら、プリント基板から突出して
電子部品を固定すると、背の高い電子部品の高さに相当
してケースを厚くする必要がある。さらに困ったこと
に、薄いフレキシブル基板は充分な強度がないので、ケ
ースに内蔵してパック電池の片面を効果的に保護できな
い。さらに、フレキシブル基板に電子部品を固定して、
ケースと電池の間に挟むと、電子部品がケースに押され
圧迫される欠点もある。このため、従来のパック電池
は、電子部品を安全に保護する状態として、パック電池
を薄く設計すことが難しい欠点があった。
【0006】本発明は、この欠点を解決することを目的
に開発されたものである。本発明の重要な目的は、外形
を薄くできると共に、電子部品を保護状態で内蔵できる
角型電池を内蔵するパック電池を提供することにある。
に開発されたものである。本発明の重要な目的は、外形
を薄くできると共に、電子部品を保護状態で内蔵できる
角型電池を内蔵するパック電池を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のパック電池は、
前述の目的を達成するために下記の構成を備える。パッ
ク電池は、角型電池1と、この角型電池1を内蔵するケ
ース2と、角型電池1及びケース2の間に配設されてい
る配線基板3とを備える。配線基板3は硬質板で、薄い
金属製の導電部を有する。導電部は配線基板3の表面に
密着され、あるいは、2層の硬質板の間に挟着されてい
る。
前述の目的を達成するために下記の構成を備える。パッ
ク電池は、角型電池1と、この角型電池1を内蔵するケ
ース2と、角型電池1及びケース2の間に配設されてい
る配線基板3とを備える。配線基板3は硬質板で、薄い
金属製の導電部を有する。導電部は配線基板3の表面に
密着され、あるいは、2層の硬質板の間に挟着されてい
る。
【0008】さらに、本発明のパック電池は、配線基板
3と同じ厚さで電子部品4を内蔵するために、配線基板
3を貫通して部品穴3Aを開口している。電子部品4
は、配線基板3の部品穴3Aに入れて配設している。こ
の電子部品4は、リード線を配線基板3に接続しいる。
電子部品4を配設する部品穴3Aは、開口端を、ケース
2の内面と電池の表面とで閉塞している。電子部品4
は、ケース2と電池とで閉塞された部品穴3Aに内蔵し
て配設されている。
3と同じ厚さで電子部品4を内蔵するために、配線基板
3を貫通して部品穴3Aを開口している。電子部品4
は、配線基板3の部品穴3Aに入れて配設している。こ
の電子部品4は、リード線を配線基板3に接続しいる。
電子部品4を配設する部品穴3Aは、開口端を、ケース
2の内面と電池の表面とで閉塞している。電子部品4
は、ケース2と電池とで閉塞された部品穴3Aに内蔵し
て配設されている。
【0009】さらに、本発明の請求項2に記載するパッ
ク電池は、配線基板3を角型電池1に電気的に接続する
リード板5を、配線基板3を角型電池1に機械的に連結
する部材に併用している。とくに、配線基板3を角型電
池1の表面に密着して連結するために、配線基板3の上
面にリード板5の一端部を接続し、このリード板5を配
線基板3の端に沿って下方に折曲し、折曲した他端部を
角型電池1の電極に接続している。
ク電池は、配線基板3を角型電池1に電気的に接続する
リード板5を、配線基板3を角型電池1に機械的に連結
する部材に併用している。とくに、配線基板3を角型電
池1の表面に密着して連結するために、配線基板3の上
面にリード板5の一端部を接続し、このリード板5を配
線基板3の端に沿って下方に折曲し、折曲した他端部を
角型電池1の電極に接続している。
【0010】この明細書において、上下は図面に基づい
て決定する。実際にパック電池を使用するきには、図面
の状態から上下反転することがあるが、明細書における
上下は、図面に基づいて決定する。
て決定する。実際にパック電池を使用するきには、図面
の状態から上下反転することがあるが、明細書における
上下は、図面に基づいて決定する。
【0011】さらにまた、本発明の請求項3に記載する
パック電池は、配線基板3に電子部品4を接続するリー
ド板5を下記の形状としてる。リード板5の一端部を、
配線基板3の上面に接続している。一端部を配線基板3
に接続するリード板5は、部品穴3Aの内壁に沿って折
曲され、さらに他端部を、電池の表面に沿う形状に折曲
している。電池の表面に沿って折曲された他端部の上面
に、電子部品4を接続している。
パック電池は、配線基板3に電子部品4を接続するリー
ド板5を下記の形状としてる。リード板5の一端部を、
配線基板3の上面に接続している。一端部を配線基板3
に接続するリード板5は、部品穴3Aの内壁に沿って折
曲され、さらに他端部を、電池の表面に沿う形状に折曲
している。電池の表面に沿って折曲された他端部の上面
に、電子部品4を接続している。
【0012】
【作用】本発明のパック電池は、配線基板3を貫通して
部品穴3Aを設け、この部品穴3Aの両方の開口端を、
ケース2と電池とで閉塞すると共に、閉塞された部品穴
3Aに電子部品4を内蔵している。この状態で部品穴3
Aに配設された電子部品4は、全周を閉塞する空間に内
蔵されるので、パック電池を薄く設計しても、ケース2
や電池で押し潰されることがない。閉鎖空間に配設され
る電子部品4は、配線基板3とケース2と電池とで保護
する状態で内蔵される。
部品穴3Aを設け、この部品穴3Aの両方の開口端を、
ケース2と電池とで閉塞すると共に、閉塞された部品穴
3Aに電子部品4を内蔵している。この状態で部品穴3
Aに配設された電子部品4は、全周を閉塞する空間に内
蔵されるので、パック電池を薄く設計しても、ケース2
や電池で押し潰されることがない。閉鎖空間に配設され
る電子部品4は、配線基板3とケース2と電池とで保護
する状態で内蔵される。
【0013】この構造のパック電池は、配線基板3に、
厚くて強靱な硬質板を使用できる。厚い配線基板3はパ
ック電池の補強板となる。このため、ケース2を薄く設
計して、パック電池を高強度に設計できる。さらに、強
靱な配線基板3は、一部を貫通して部品穴3Aを設けて
も充分な強度を有する。このため、強度を低下すること
なく、パック電池を薄く設計して、電子部品4を保護す
る状態で配設できる。
厚くて強靱な硬質板を使用できる。厚い配線基板3はパ
ック電池の補強板となる。このため、ケース2を薄く設
計して、パック電池を高強度に設計できる。さらに、強
靱な配線基板3は、一部を貫通して部品穴3Aを設けて
も充分な強度を有する。このため、強度を低下すること
なく、パック電池を薄く設計して、電子部品4を保護す
る状態で配設できる。
【0014】さらに、本発明のパック電池は、その好ま
しい実施例を示す図1のように、配線基板3と電池とを
電気的に接続するリード板5を、配線基板3を角型電池
1に機械的に連結する部材に併用することもできる。図
1に示すリード板5は、一端部を折曲して配線基板3に
接続されている。リード板5を配線基板3に接続するに
は、半田付け、あるいは溶接等の方法が利用できる。こ
のリード板5は他端部を角型電池1に電極に溶接して接
続している。リード板5は配線基板3の両端にあり、リ
ード板5の両端はそれぞれ配線基板3の上面と電池の電
極とに接続されるので、配線基板3が電池とリード板5
とによって挟み込まれる格好となって保持される。
しい実施例を示す図1のように、配線基板3と電池とを
電気的に接続するリード板5を、配線基板3を角型電池
1に機械的に連結する部材に併用することもできる。図
1に示すリード板5は、一端部を折曲して配線基板3に
接続されている。リード板5を配線基板3に接続するに
は、半田付け、あるいは溶接等の方法が利用できる。こ
のリード板5は他端部を角型電池1に電極に溶接して接
続している。リード板5は配線基板3の両端にあり、リ
ード板5の両端はそれぞれ配線基板3の上面と電池の電
極とに接続されるので、配線基板3が電池とリード板5
とによって挟み込まれる格好となって保持される。
【0015】さらに、本発明のパック電池は、部品穴3
Aに電子部品4を配設する好ましい構造を図2に示す。
この図に示すパック電池は、リード板5を上下で直角に
折曲して、部品穴3Aの電子部品4を配線基板3に接続
している。リード板5は、上の折曲端を配線基板3の上
面に接続し、下の折曲端の上面に電子部品4を接続して
いる。リード板5は、部品穴3Aの内面に沿うように、
配線基板3に接続される。この状態で電子部品4を接続
すると、配線基板3の下面にリード板5や電子部品4の
接続部分が突出することがなく、配線基板3の下面をフ
ラットにできる。
Aに電子部品4を配設する好ましい構造を図2に示す。
この図に示すパック電池は、リード板5を上下で直角に
折曲して、部品穴3Aの電子部品4を配線基板3に接続
している。リード板5は、上の折曲端を配線基板3の上
面に接続し、下の折曲端の上面に電子部品4を接続して
いる。リード板5は、部品穴3Aの内面に沿うように、
配線基板3に接続される。この状態で電子部品4を接続
すると、配線基板3の下面にリード板5や電子部品4の
接続部分が突出することがなく、配線基板3の下面をフ
ラットにできる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想
を具体化するためのパック電池を例示するものであっ
て、本発明はパック電池の構造を下記のものに特定しな
い。
する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想
を具体化するためのパック電池を例示するものであっ
て、本発明はパック電池の構造を下記のものに特定しな
い。
【0017】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、「作用の欄」、および
「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付
記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、
実施例の部材に特定するものでは決してない。
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、「作用の欄」、および
「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付
記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、
実施例の部材に特定するものでは決してない。
【0018】図1はパック電池を分解した斜視図であ
る。このパック電池は、ケース2と、3本の角型電池1
と、絶縁シート6と、配線基板3とを備えている。
る。このパック電池は、ケース2と、3本の角型電池1
と、絶縁シート6と、配線基板3とを備えている。
【0019】ケース2はプラスチックの成形品で、箱型
のケース2Aと、ケース2Aの開口部を閉塞する平板状
のケース2Bである。ケース2Aは周壁7を設けた方形
状に成形されている。ケース2Bは、上下に貫通して3
つの電極孔8を設けている。さらに、ケース2Bの上面
には、位置決め用の凹部を成形している。ケース2B
は、ケース2Aに角型電池1と配線基板3とを内蔵する
状態で、ケース2Aに連結される。
のケース2Aと、ケース2Aの開口部を閉塞する平板状
のケース2Bである。ケース2Aは周壁7を設けた方形
状に成形されている。ケース2Bは、上下に貫通して3
つの電極孔8を設けている。さらに、ケース2Bの上面
には、位置決め用の凹部を成形している。ケース2B
は、ケース2Aに角型電池1と配線基板3とを内蔵する
状態で、ケース2Aに連結される。
【0020】角型電池1は二次電池で、3本を横に平行
に並べて水平に配設している。角型電池1の間には、隣
接する角型電池1のケーシングを絶縁するために、絶縁
材(図示せず)を接着している。角型電池1の上面には
絶縁シート6を接着している。絶縁シート6は、配線基
板3と角型電池1との間を絶縁するシートで、プラスチ
ック製の可撓性シートを使用する。角型電池1と配線基
板3との間に絶縁シート6を挟着し、さらに角型電池1
の間に絶縁材を接着すると、絶縁外皮のない金属製のケ
ーシングが表出する角型電池1を使用できる。絶縁シー
ト6は、リード板5を接続する部分を切除して孔を開け
ている。絶縁シート6の孔を介して、角型電池1のケー
シングにリード板5を接触させている。このリード板5
は、電子部品4を介して配線基板3に接続されている。
に並べて水平に配設している。角型電池1の間には、隣
接する角型電池1のケーシングを絶縁するために、絶縁
材(図示せず)を接着している。角型電池1の上面には
絶縁シート6を接着している。絶縁シート6は、配線基
板3と角型電池1との間を絶縁するシートで、プラスチ
ック製の可撓性シートを使用する。角型電池1と配線基
板3との間に絶縁シート6を挟着し、さらに角型電池1
の間に絶縁材を接着すると、絶縁外皮のない金属製のケ
ーシングが表出する角型電池1を使用できる。絶縁シー
ト6は、リード板5を接続する部分を切除して孔を開け
ている。絶縁シート6の孔を介して、角型電池1のケー
シングにリード板5を接触させている。このリード板5
は、電子部品4を介して配線基板3に接続されている。
【0021】配線基板3は、プリント基板、あるいは、
硬質の絶縁基板に金属箔や金属板を密着したものを使用
する。配線基板3は、3本の角型電池1を並べた外形に
ほぼ等しい大きさをしている。さらに、配線基板3は、
電子部品4を配設する部分に部品穴3Aを開口してい
る。部品穴3Aは、配線基板3を上下に貫通するように
設けられる。図1に示す配線基板3は、サーミスタとP
TC等の温度素子である電子部品を内蔵する部品穴3A
を設けている。
硬質の絶縁基板に金属箔や金属板を密着したものを使用
する。配線基板3は、3本の角型電池1を並べた外形に
ほぼ等しい大きさをしている。さらに、配線基板3は、
電子部品4を配設する部分に部品穴3Aを開口してい
る。部品穴3Aは、配線基板3を上下に貫通するように
設けられる。図1に示す配線基板3は、サーミスタとP
TC等の温度素子である電子部品を内蔵する部品穴3A
を設けている。
【0022】部品穴3Aに配設されるサーミスタ4A
は、リード板5を介して配線基板3に接続される。サー
ミスタ4Aを配線基板3に接続する部分を図2に示す。
この図に示すリード板5は、一端部を配線基板3に、他
端部をサーミスタ4Aのリード線に接続している。リー
ド板5は上下で反対の方向に直角に折曲している。上の
折曲端を配線基板3の上面に接続し、下の折曲端の上面
に電子部品4のリード線を接続している。リード板5
は、部品穴3Aの内面に沿わせている。この図におい
て、実線は角型のサーミスタ4Aを、破線は丸型のサー
ミスタ4Aを示している。
は、リード板5を介して配線基板3に接続される。サー
ミスタ4Aを配線基板3に接続する部分を図2に示す。
この図に示すリード板5は、一端部を配線基板3に、他
端部をサーミスタ4Aのリード線に接続している。リー
ド板5は上下で反対の方向に直角に折曲している。上の
折曲端を配線基板3の上面に接続し、下の折曲端の上面
に電子部品4のリード線を接続している。リード板5
は、部品穴3Aの内面に沿わせている。この図におい
て、実線は角型のサーミスタ4Aを、破線は丸型のサー
ミスタ4Aを示している。
【0023】配線基板3は、リード板5を介して角型電
池1に接続される。図3は配線基板3を角型電池1に接
続する部分の断面図である。この図に示すリード板5
は、配線基板3と電池とを電気的に接続すると共に、配
線基板3と角型電池1とを機械的に連結する。リード板
5は、一端部を折曲して配線基板3の上面に接続され
る。リード板5を配線基板3に接続するには、半田付
け、あるいは溶接等の方法が利用できる。リード板5の
他端部は、角型電池1に電極に溶接する。リード板5は
配線基板3の両端にあって、リード板5の両端はそれぞ
れ配線基板3の上面と電池1の電極とに接続されるの
で、配線基板3が電池1とリード板5とによって挟み込
まれる格好となって保持される。
池1に接続される。図3は配線基板3を角型電池1に接
続する部分の断面図である。この図に示すリード板5
は、配線基板3と電池とを電気的に接続すると共に、配
線基板3と角型電池1とを機械的に連結する。リード板
5は、一端部を折曲して配線基板3の上面に接続され
る。リード板5を配線基板3に接続するには、半田付
け、あるいは溶接等の方法が利用できる。リード板5の
他端部は、角型電池1に電極に溶接する。リード板5は
配線基板3の両端にあって、リード板5の両端はそれぞ
れ配線基板3の上面と電池1の電極とに接続されるの
で、配線基板3が電池1とリード板5とによって挟み込
まれる格好となって保持される。
【0024】配線基板3は、ケース2Bの電極孔8の内
面に位置して、電極板9を固定している。電極板9は、
配線基板3に接続されている。配線基板3をケース2B
の内面に固定すると、電極板8はケース2Bの電極孔8
からケース2の外部に表出され、装着される電気機器
(図示せず)の電源端子に接続される。
面に位置して、電極板9を固定している。電極板9は、
配線基板3に接続されている。配線基板3をケース2B
の内面に固定すると、電極板8はケース2Bの電極孔8
からケース2の外部に表出され、装着される電気機器
(図示せず)の電源端子に接続される。
【0025】
【発明の効果】本発明のパック電池は、角型電池の特長
を生かして全体を薄くできると共に、電子部品を保護す
る状態として理想的な環境に内蔵できる特長がある。そ
れは、ケースと角型電池との間に硬質の配線基板を配設
し、この配線基板に部品穴を開口してここに電子部品を
内蔵し、電子部品を内蔵する部品穴を、ケースの内面と
電池の表面とで閉塞して閉鎖された空間に電子部品を内
蔵させるからである。この構造で電子部品を内蔵するパ
ック電池は、ケースと角型電池との間に無駄な隙間がで
きない。ケースと角型電池の間に隙間ができないよう
に、配線基板を挟着し、この配線基板に設けた閉鎖空間
に電子部品を配設するからである。
を生かして全体を薄くできると共に、電子部品を保護す
る状態として理想的な環境に内蔵できる特長がある。そ
れは、ケースと角型電池との間に硬質の配線基板を配設
し、この配線基板に部品穴を開口してここに電子部品を
内蔵し、電子部品を内蔵する部品穴を、ケースの内面と
電池の表面とで閉塞して閉鎖された空間に電子部品を内
蔵させるからである。この構造で電子部品を内蔵するパ
ック電池は、ケースと角型電池との間に無駄な隙間がで
きない。ケースと角型電池の間に隙間ができないよう
に、配線基板を挟着し、この配線基板に設けた閉鎖空間
に電子部品を配設するからである。
【0026】さらに、この構造で電子部品を内蔵するパ
ック電池は、無駄な隙間ができないので、配線基板に多
少厚いものを使用しても、外形はほとんど厚くならな
い。このため、硬質で厚い配線基板を内蔵でき、これで
もってパック電池を強靱に補強できる特長がある。
ック電池は、無駄な隙間ができないので、配線基板に多
少厚いものを使用しても、外形はほとんど厚くならな
い。このため、硬質で厚い配線基板を内蔵でき、これで
もってパック電池を強靱に補強できる特長がある。
【0027】さらに本発明のパック電池は、配線基板を
角型電池に電気的に接続するリード板でもって、配線基
板を角型電池に機械的に連結することにより、角型電池
と配線基板の接続を簡単にできる特長がある。
角型電池に電気的に接続するリード板でもって、配線基
板を角型電池に機械的に連結することにより、角型電池
と配線基板の接続を簡単にできる特長がある。
【0028】また、部品穴に配設する電子部品と、リー
ド板との接続を独得の構造にして、電子部品を内蔵する
配線基板の下面をフラットにできる特長がある。すなわ
ち、リード板の一端部を配線基板の上面に接続し、これ
を部品穴に沿って下方に折曲し、他端部で角型電池の表
面に沿って折曲するとともに、この他端部の折曲端の上
面に電子部品を接続すると、配線基板の下面からなにも
突出しない状態として、電子部品を配設できるからであ
る。
ド板との接続を独得の構造にして、電子部品を内蔵する
配線基板の下面をフラットにできる特長がある。すなわ
ち、リード板の一端部を配線基板の上面に接続し、これ
を部品穴に沿って下方に折曲し、他端部で角型電池の表
面に沿って折曲するとともに、この他端部の折曲端の上
面に電子部品を接続すると、配線基板の下面からなにも
突出しない状態として、電子部品を配設できるからであ
る。
【図1】本発明の実施例にかかるパック電池の分解斜視
図
図
【図2】配線基板に電子部品を接続する部分の断面図
【図3】配線基板を角型電池に接続する部分の断面図
1…角型電池 2…ケース 3…配線基板 3A…部品穴 4…電子部品 4A…サーミスタ 5…リード板 6…絶縁シート 7…周壁 8…電極孔 9…電極板
Claims (3)
- 【請求項1】 角型電池(1)を内蔵するケース(2)と、角
型電池(1)とケース(2)との間に配設されている硬質板で
ある配線基板(3)とを備え、 配線基板(3)を貫通して部品穴(3A)を開口し、配線基板
(3)に接続する電子部品(4)を部品穴(3A)に入れて配設
し、電子部品(4)を配設する部品穴(3A)の両開口端を、
ケース(2)の内面と電池の表面とで閉塞し、ケース(2)と
電池とで両端を閉塞する部品穴(3A)に電子部品(4)を配
設していることを特徴とする角型電池を内蔵するパック
電池。 - 【請求項2】 配線基板(3)の上面にリード板(5)の一端
部を接続し、このリード板(5)を配線基板(3)の端に沿っ
て下方に折曲し、折曲した他端部を角型電池(1)の電極
に接続して、リード板(5)を介して配線基板(3)が電池に
連結されている請求項1記載の角型電池を内蔵するパッ
ク電池。 - 【請求項3】 配線基板(3)の部品穴(3A)に配設された
電子部品(4)を接続するリード板(5)の一端部が、配線基
板(3)の上面に接続されており、さらに、リード板(5)が
部品穴(3A)の内壁に沿って折曲されると共に、電池の表
面に沿う形状に折曲され、電池の表面に沿って折曲され
た他端部の上面に電子部品(4)を接続していることを特
徴とする請求項1記載の角型電池を内蔵するパック電
池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5271870A JPH07130342A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 角型電池を内蔵するパック電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5271870A JPH07130342A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 角型電池を内蔵するパック電池 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07130342A true JPH07130342A (ja) | 1995-05-19 |
Family
ID=17506049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5271870A Pending JPH07130342A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 角型電池を内蔵するパック電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07130342A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000016416A1 (en) * | 1998-09-11 | 2000-03-23 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Battery pack |
JP2001143677A (ja) * | 1999-11-11 | 2001-05-25 | Makita Corp | バッテリーパック |
JP2001176471A (ja) * | 1999-12-21 | 2001-06-29 | Kyocera Corp | バッテリーパック |
WO2001099211A1 (en) * | 2000-06-22 | 2001-12-27 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Battery pack and method of producing the same |
JP2009245919A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-22 | Samsung Sdi Co Ltd | 保護回路基板及びこれを具備するバッテリーパック |
-
1993
- 1993-10-29 JP JP5271870A patent/JPH07130342A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000016416A1 (en) * | 1998-09-11 | 2000-03-23 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Battery pack |
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US6451474B1 (en) | 1998-09-11 | 2002-09-17 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Resiliently deformable battery pack |
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US8900741B2 (en) | 2008-03-28 | 2014-12-02 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Protective circuit board and battery pack using the same |
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