JPH0629855A - D/a変換器 - Google Patents

D/a変換器

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JPH0629855A
JPH0629855A JP20723092A JP20723092A JPH0629855A JP H0629855 A JPH0629855 A JP H0629855A JP 20723092 A JP20723092 A JP 20723092A JP 20723092 A JP20723092 A JP 20723092A JP H0629855 A JPH0629855 A JP H0629855A
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JP
Japan
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potential
converter
circuit
control signal
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JP20723092A
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English (en)
Inventor
Naomiki Mitsuishi
直幹 三ツ石
Tokukazu Kon
徳和 今
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 最小電位及び最大電位を含むすべての電位を
出力しうるD/A変換器を実現する。これにより、抵抗
分圧回路を構成する直列抵抗をマトリックス配置しその
レイアウトを簡素化しつつ、D/A変換器ひいてはこれ
を内蔵するシングルチップマイクロコンピュータ等の高
性能化を推進する。 【構成】 2のn乗個すなわち256個の抵抗R0〜R
255が直列結合されてなる抵抗分圧回路RDを備える
ラダー抵抗型のD/A変換器に、nビットすなわち8ビ
ットのデータレジスタDRと、その所定ビットとして選
択制御信号SELを保持する制御レジスタCRと、デー
タレジスタDRにより保持される8ビットのデータD0
〜D7と制御レジスタCRにより保持される選択制御信
号SELとに従って最小電位V0及び最大電位V256
を含む2のn乗+1通りすなわち257通りの電位を択
一的に伝達する電位選択回路VSLとを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はD/A(ディジタル/
アナログ)変換器に関し、例えば、シングルチップマイ
クロコンピュータに内蔵されるラダー抵抗型のD/A変
換器に利用して特に有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数の抵抗が直列結合されてなる抵抗分
圧回路と、この抵抗分圧回路により形成される複数の電
位を択一的に伝達する電位選択回路とを備えるいわゆる
ラダー抵抗型のD/A変換器がある。また、このような
D/A変換器を内蔵するシングルチップマイクロコンピ
ュータがある。
【0003】D/A変換器については、例えば、昭和5
8年8月、株式会社オーム社発行の『図解A/Dコンバ
ータ入門』第153頁〜第155頁に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本願発明者等は、この
発明に先立って、D/A変換器を内蔵するシングルチッ
プマイクロコンピュータを開発し、そのD/A変換器と
して、図9に示されるようなラダー抵抗型のD/A変換
器(D/A)を開発した。すなわち、D/A変換器は、
2の8乗個すなわち256個の抵抗R0〜R255が直
列結合されてなる抵抗分圧回路RDと、この抵抗分圧回
路RDにより形成される256通りの電位V0〜V25
5をデータレジスタDRにより保持される8ビットのデ
ータD0〜D7に従って択一的に選択しその出力電圧V
SOとする電位選択回路VSLとを備える。電位選択回
路VSLの出力電圧VSOは、制御レジスタCRから出
力される出力制御信号OEに従って選択的にオン状態と
される相補スイッチSVを経た後、D/A変換器のアナ
ログ出力信号DAoutとなる。
【0005】ところが、D/A変換器ならびにこれを内
蔵するマイクロコンピュータ等の高性能化が進むにした
がって、上記のような従来のD/A変換器には次のよう
な問題点が生じることが本願発明者等によって明らかと
なった。すなわち、上記D/A変換器では、抵抗分圧回
路RDを構成する直列抵抗R0〜R255が電源電圧A
VCC及び接地電位AVSS間に設けられ、抵抗分圧回
路RDにより形成される電位V0〜V255は、抵抗R
0〜R255の接地電位AVSS側の電位として得られ
る。つまり、抵抗分圧回路RDでは、抵抗R255の電
源電圧AVCC側の電位すなわち電源電圧AVCCとし
て第257番目の最大電位V256が得られるにもかか
わらず、電位選択用のデータD0〜D7の組み合わせが
256通りであることから利用されない。このことは、
特にD/A変換器のアナログ出力信号DAoutにより
レーザディスク装置やレーザプリンタ等のような高性能
の表示装置が駆動される場合においてその性能を充分に
引き出せない結果となり、これによってシングルチップ
マイクロコンピュータひいてはこれを含むディジタルシ
ステムの高性能化が制約を受けるものとなる。
【0006】一方、これに対処するため、抵抗分圧回路
RDを構成する直列抵抗の数を255個に減らし8ビッ
トのデータD0〜D7をもとに最大電位AVCCを出力
できるようにする方法も考えられるが、この方法を採っ
た場合、D/A変換器の分解能が低下するとともに、直
列抵抗のマトリックス配置に適合しにくくなり、D/A
変換器のレイアウトがスッキリとしなくなる。
【0007】この発明の目的は、最小電位及び最大電位
を含むすべての電位を出力しうるD/A変換器を提供す
ることにある。この発明の他の目的は、直列抵抗のマト
リックス配置を行いつつ、D/A変換器ひいてはこれを
内蔵するシングルチップマイクロコンピュータの高性能
化を推進することにある。
【0008】この発明の前記ならびにその他の目的と新
規な特徴は、この明細書の記述及び添付図面から明らか
になるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次
の通りである。すなわち、2のn乗個の抵抗が直列結合
されてなる抵抗分圧回路を備えるラダー抵抗型のD/A
変換器に、nビットのデータレジスタと、その所定ビッ
トとして選択制御信号を保持する制御レジスタと、デー
タレジスタにより保持されるnビットのデータと制御レ
ジスタにより保持される選択制御信号とに従って最小電
位及び最大電位を含む2のn乗+1通りの電位を択一的
に伝達する電位選択回路とを設ける。
【0010】
【作用】上記手段によれば、nビットのデータをもとに
最小電位及び最大電位を含む2のn乗+1通りの電位を
択一的に出力しうるD/A変換器を実現することができ
る。この結果、直列抵抗をマトリックス配置しそのレイ
アウトを簡素化しつつ、D/A変換器の分解能を高め、
D/A変換器ひいてはこれを内蔵するシングルチップマ
イクロコンピュータ等の高性能化を推進することができ
る。
【0011】
【実施例】図1には、この発明が適用されたD/A変換
器を内蔵するシングルチップマイクロコンピュータの一
実施例のブロック図が示されている。同図をもとに、ま
ずこの実施例のマイクロコンピュータの構成及び動作の
概要について説明する。なお、図1の各ブロックを構成
する回路素子は、公知の半導体集積回路の製造技術によ
り、単結晶シリコンのような1個の半導体基板上に形成
される。
【0012】図1において、この実施例のシングルチッ
プマイクロコンピュータは、特に制限されないが、いわ
ゆるストアドプログラム方式の中央処理装置CPUとク
ロック発生回路CPGならびに内部バスIBUSを介し
て上記中央処理装置CPUに結合されるリードオンリー
メモリROM,ランダムアクセスメモリRAM,タイマ
ー回路TIM及びシリアル通信インタフェースSCIを
備える。このうち、中央処理装置CPUは、リードオン
リーメモリROMに格納されるユーザプログラムに従っ
てステップ制御され、所定の演算処理を行うとともに、
マイクロコンピュータの各部を統括・制御する。マイク
ロコンピュータには、外部端子VCC及びVSSを介し
て電源電圧VCC及び接地電位VSSがそれぞれ供給さ
れ、中央処理装置CPUには、外部端子STBY及びR
ESを介してスタンバイ信号STBY及びリセット信号
RESがそれぞれ供給される。
【0013】次に、クロック発生回路CPGは、外部端
子XTAL及びEXTALを介して図示されない外部の
水晶発振子に結合され、所定の周波数のクロック信号を
形成して、マイクロコンピュータの各部に供給する。一
方、リードオンリーメモリROMは、例えば所定の記憶
容量を有するマスクROMからなり、中央処理装置CP
Uの制御に必要なプログラムや固定データ等を格納す
る。また、ランダムアクセスメモリRAMは、例えば所
定の記憶容量を有するスタティック型RAMからなり、
中央処理装置CPUによる演算結果や制御データ等を一
時的に格納する。さらに、タイマー回路TIMは、クロ
ック発生回路CPGから供給されるクロック信号に従っ
て時間管理を行い、中央処理装置CPUの割込み処理等
に供する。加えて、シリアル通信インタフェースSCI
は、マイクロコンピュータの外部に結合されるシリアル
入出力装置と中央処理装置CPU又はランダムアクセス
メモリRAMとの間のデータ授受を統括・制御する。
【0014】この実施例のマイクロコンピュータは、さ
らに、内部バスIBUSに結合されるD/A変換器(D
/A)及びA/D変換器(A/D)と、外部装置とのイ
ンタフェースとなる9個の入出力ポートIOP1〜IO
P9とを備える。このうち、D/A変換器は、中央処理
装置CPUから内部バスIBUSを介して供給されるn
ビットすなわち8ビットのデータに従って、所定のアナ
ログ出力信号DAoutを形成し、入出力ポートIOP
5から外部端子Aoutを介して外部のレーザディスク
装置及び液晶ディスプレイ装置等に出力する。また、A
/D変換器は、外部の各種センサ等から外部端子Ain
を介して入力されるアナログ入力信号ADinを、例え
ば8ビットのディジタル信号に変換し、内部バスIBU
Sを介して中央処理装置CPU又はランダムアクセスメ
モリRAMに供給する。マイクロコンピュータには、外
部端子AVCC及びAVSSを介して、D/A変換器及
びA/D変換器等のアナログ回路の動作電源となる電源
電圧AVCC及び接地電位AVSSがそれぞれ供給され
る。なお、電源電圧VCC及びAVCCは、特に制限さ
れないが、+5Vのような正の電源電圧とされる。
【0015】図2には、図1のシングルチップマイクロ
コンピュータに含まれるD/A変換器の一実施例のブロ
ック図が示されている。また、図3及び図4には、図2
のD/A変換器に含まれるデータレジスタDR及び制御
レジスタCRの一実施例のビット構成図がそれぞれ示さ
れている。これらの図をもとに、この実施例のD/A変
換器の構成及び動作の概要について説明する。なお、以
下のブロック図及び回路図において、そのチャンネル
(バックゲート)部に矢印が付されるMOSFET(金
属酸化物半導体型電界効果トランジスタ。この明細書で
は、MOSFETをして絶縁ゲート型電界効果トランジ
スタの総称とする)はPチャンネル型であって、矢印の
付されないNチャンネルMOSFETと区別される。
【0016】図2において、この実施例のD/A変換器
は、2の8乗個すなわち256個の抵抗R0〜R255
が電源電圧AVCC及び接地電位AVSS間に直列結合
されてなる抵抗分圧回路RDを備える。ここで、抵抗分
圧回路RDを構成する抵抗R0〜R255は、すべて同
一の抵抗値を持つべく設計される。また、これらの抵抗
R0〜R255の接地電位AVSS側の電位は、抵抗分
圧回路RDの出力電位V0〜V255として電位選択回
路VSLに供給され、抵抗R255の電源電圧AVCC
側の電位も抵抗分圧回路RDの出力電位V256として
電位選択回路VSLに供給される。これにより、抵抗分
圧回路RDは、2の8乗+1通りすなわち257通りの
電位V0〜V256を形成するものとなる。言うまでも
なく、電位V0は、接地電位AVSSすなわち最小電位
0Vであり、電位V256は、電源電圧AVCCすなわ
ち最大電位+5Vである。また、電位V1ないしV25
5は、それぞれ電源電圧AVCCを抵抗R0〜R255
により分圧した値すなわち+5V×(1/256)ない
し+5V×(255/256)となる。
【0017】D/A変換器は、さらに、内部バスIBU
Sに結合されるデータレジスタDR及び制御レジスタC
Rを備える。このうち、データレジスタDRは、図3に
示されるように、8ビットからなり、中央処理装置CP
Uから内部バスIBUSを介して供給される8ビットの
データD0〜D7を取り込み・保持するとともに、電位
選択回路VSLに供給する。一方、制御レジスタCR
は、図4に示されるように、やはり8ビットからなり、
中央処理装置CPUから内部バスIBUSを介して供給
される出力制御信号OE及び選択制御信号SEL等を取
り込み・保持するとともに、その第8ビットB7となる
出力制御信号OEをPチャンネル及びNチャンネルMO
SFETからなる相補スイッチSVに、また第1ビット
B0となる選択制御信号SELを電位選択回路VSLに
それぞれ供給する。制御レジスタCRの第2ビットB1
ないし第7ビットB6は、予約ビットである。
【0018】電位選択回路VSLは、抵抗分圧回路RD
から出力される257通りの電位V0〜V256を、デ
ータレジスタDRから供給される8ビットのデータD0
〜D7と制御レジスタCRにより保持される選択制御信
号SELとに従って択一的に選択し、その出力電圧VS
Oとする。電位選択回路VSLの出力電圧VSOは、制
御レジスタCRにより保持される出力制御信号OEがハ
イレベルとされ相補スイッチSVがオン状態とされるこ
とを条件に、D/A変換器のアナログ出力信号DAou
tとして出力される。
【0019】図5には、図2のD/A変換器に含まれる
抵抗分圧回路RD及び電位選択回路VSLの一実施例の
回路図が示されている。同図により、この実施例のD/
A変換器に含まれる抵抗分圧回路RD及び電位選択回路
VSLの具体的構成及び動作ならびにその特徴について
説明する。なお、同図では、抵抗分圧回路RD及び電位
選択回路VSLは、そのレイアウトに対応して一体化し
て示される。
【0020】図5において、抵抗分圧回路RDは、前述
のように、電源電圧AVCCと接地電位AVSSとの間
に直列形態に設けられる256個の抵抗R0〜R255
を含む。これらの抵抗は、同図から推察できるように、
横つまり行方向に32個ずつ縦つまり列方向に8個ずつ
マトリックス状に配置され、これに対応して合計256
個の相補スイッチS0〜S255がマトリックス状に配
置される。相補スイッチS0〜S255の一方は、対応
する抵抗R0〜R255の接地電位AVSS側の端子に
結合され、その他方は、対応するカラム線C0〜C31
にそれぞれ共通結合される。また、同一の行に配置され
る32個の相補スイッチS0〜S31ないしS224〜
S255を構成するNチャンネルMOSFETのゲート
には、対応するアンドゲートGR0〜GR7の出力信号
がドライバD0〜D7を介してそれぞれ共通に供給さ
れ、これらの相補スイッチを構成するPチャンネルMO
SFETのゲートには、対応するアンドゲートGR0〜
GR7の出力信号のインバータN0〜N7による反転信
号がそれぞれ共通に供給される。
【0021】アンドゲートGR0〜GR7の第1ないし
第3の入力端子には、データレジスタDRからデータD
5〜D7の非反転又は反転信号がそれぞれ対応する所定
の組み合わせで供給される。すなわち、例えばアンドゲ
ートGR0の第1ないし第3の入力端子には、データD
5〜D7の反転信号がそれぞれ供給される。また、アン
ドゲートGR1の第1の入力端子には、データD5の非
反転信号が供給され、その第2及び第3の入力端子に
は、データD6及びD7の反転信号がそれぞれ供給され
る。さらに、アンドゲートGR7の第1ないし第3の入
力端子には、データD5〜D7の非反転信号がそれぞれ
供給される。
【0022】これらのことから、アンドゲートGR0〜
GR7の出力信号は、データD5〜D7が対応する所定
の組み合わせとされるとき、言い換えるならばデータD
5〜D7によって対応する行が指定されるとき、択一的
にハイレベルとされ、これにともなって対応する行に配
置される32個の相補スイッチS0〜S31ないしS2
24〜S255が選択的にかつ一斉にオン状態とされ
る。この結果、オン状態とされる32個の相補スイッチ
に対応する32個の抵抗R0〜R31ないしR224〜
R255の接地電位AVSS側の電位つまりは抵抗分圧
回路RDの出力電位V0〜V31ないしV224〜V2
55が選択的にかつ一斉に選択され、対応するカラム線
C0〜C31にそれぞれ伝達される。
【0023】次に、カラム線C0〜C31は、対応する
相補スイッチSC0〜SC31を介して電位選択回路V
SLの出力端子SVOに共通結合される。相補スイッチ
SC0〜SC31を構成するNチャンネルMOSFET
のゲートには、対応するアンドゲートGC0〜GC31
の出力信号が供給され、これらの相補スイッチを構成す
るPチャンネルMOSFETのゲートには、対応するア
ンドゲートGC0〜GC31の反転信号が供給される。
【0024】この実施例の電位選択回路VSLは、さら
に、抵抗分圧回路RDを構成する抵抗R255の電源電
圧AVCC側の端子つまりは電源電圧AVCCとその出
力端子SVOとの間に設けられる相補スイッチS256
を含む。この相補スイッチS256を構成するNチャン
ネルMOSFETのゲートには、アンドゲートG256
の出力信号が供給され、PチャンネルMOSFETのゲ
ートには、その反転信号が供給される。アンドゲートG
256の第1ないし第5の入力端子には、データD0〜
D4の反転信号がそれぞれ供給され、その第6の入力端
子には、アンドゲートGSRの出力信号が供給される。
このアンドゲートGSRの第1の入力端子には、上記ア
ンドゲートGR0の出力信号r0が供給され、その第2
の入力端子には、制御レジスタCRから選択制御信号S
ELが供給される。
【0025】一方、アンドゲートGC0の第1ないし第
5の入力端子には、データD0〜D4の反転信号がそれ
ぞれ供給され、その第6の入力端子には、上記アンドゲ
ートG256の出力信号の反転信号が供給される。ま
た、アンドゲートGC1〜GC31の第1ないし第5の
入力端子には、データD0〜D4の非反転又は反転信号
が対応する所定の組み合わせで供給される。
【0026】これらのことから、アンドゲートG256
の出力信号は、データD0〜D4がともにロウレベルと
されかつアンドゲートGSRの出力信号がハイレベルつ
まりはアンドゲートGR0の出力信号と選択制御信号S
ELとがともにハイレベルとされるとき、言い換えるな
らばデータレジスタDRにより保持されるデータD0〜
D7が最小値つまりはすべてロウレベルとされかつ選択
制御信号SELがハイレベルとされるとき、選択的にハ
イレベルとされる。また、アンドゲートGC0の出力信
号は、データD0〜D4がともにロウレベルとされかつ
選択制御信号SELがロウレベルとされるとき選択的に
ハイレベルとされ、アンドゲートGC1〜GC31の出
力信号は、データD0〜D4が対応する所定の組み合わ
せでハイレベル又はロウレベルとされるとき選択的にハ
イレベルとされる。
【0027】アンドゲートG256の出力信号がハイレ
ベルとされるとき、電位選択回路VSLでは相補スイッ
チS256がオン状態とされ、抵抗分圧回路RDから出
力される最大電位すなわち電源電圧AVCCがD/A変
換器のアナログ出力信号DAoutとして選択される。
一方、アンドゲートGC0の出力信号がハイレベルとさ
れるとき、電位選択回路VSLでは、相補スイッチSC
0がオン状態とされ、抵抗分圧回路RDからカラム線C
0に伝達された電位V0又はV32・・・V224のう
ちの一つがD/A変換器のアナログ出力信号DAout
として選択される。さらに、アンドゲートGC1〜GC
31の出力信号がハイレベルとされるとき、電位選択回
路VSLでは、対応する相補スイッチSC1〜SC31
が択一的にオン状態とされ、対応するカラム線C1〜C
31に伝達された電位V1又はV33・・・V225な
いしV31又はV63・・・V255のうちの一つがD
/A変換器のアナログ出力信号DAoutとして選択さ
れる。
【0028】つまり、この実施例の電位選択回路VSL
では、制御レジスタCRの所定ビットすなわち選択制御
信号SELがロウレベル(第1の論理レベル)である
と、最小電位を含む255通りの電位V0〜V255が
データレジスタDRにより保持されるデータD0〜D7
に従って択一的に選択され、D/A変換器のアナログ出
力信号DAoutとされるが、選択制御信号SELがハ
イレベル(第2の論理レベル)であると、データD0〜
D7が最小値であることを条件に、最大電位V256す
なわち電源電圧AVCCが選択され、D/A変換器のア
ナログ出力信号DAoutとされる。しかるに、この実
施例のD/A変換器は、抵抗分圧回路RDを構成する抵
抗R0〜R255ならびに対応する相補スイッチS0〜
S255をマトリックス配置しそのレイアウトを簡素化
しつつ、最小電位及び最大電位を含む257通りの電位
を出力することが可能となる。この結果、D/A変換器
の分解能を高め、D/A変換器ひいてはこれを内蔵する
シングルチップマイクロコンピュータ等の高性能化を推
進することができるものである。
【0029】以上の本実施例に示されるように、この発
明をシングルチップマイクロコンピュータ等に内蔵され
るラダー抵抗型のD/A変換器に適用することで、次の
ような作用効果が得られる。すなわち、 (1)2のn乗個の抵抗が直列結合されてなる抵抗分圧
回路を備えるラダー抵抗型のD/A変換器に、nビット
のデータレジスタと、その所定ビットとして選択制御信
号を保持する制御レジスタと、データレジスタにより保
持されるnビットのデータと制御レジスタにより保持さ
れる選択制御信号とに従って最小電位及び最大電位を含
む2のn乗+1通りの電位を択一的に伝達する電位選択
回路とを設けることで、nビットのデータをもとに最小
電位及び最大電位を含む2のn乗+1通りの電位を出力
しうるD/A変換器を実現できるという効果が得られ
る。 (2)上記(1)項により、抵抗分圧回路を構成する直
列抵抗ならびに対応する相補スイッチをマトリックス配
置できるため、D/A変換器のレイアウトを簡素化する
ことができるという効果が得られる。 (3)上記(1)項及び(2)項により、D/A変換器
の分解能を高めつつ、D/A変換器ひいてはこれを内蔵
するシングルチップマイクロコンピュータ等の高性能化
を推進することができるという効果が得られる。
【0030】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、この発明は、上記実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例え
ば、図1において、シングルチップマイクロコンピュー
タのブロック構成は、この実施例による制約を受けな
い。図2ないし図5において、抵抗分圧回路RDを構成
する抵抗の数は、2のべき乗個であることを条件に任意
に設定できるし、これに対応してデータレジスタDRの
ビット数を任意に設定することができる。
【0031】制御レジスタCRにおける出力制御信号O
E及び選択制御信号SELのビット位置は任意に設定で
きるし、出力制御信号及び選択制御信号として独立した
制御フラグを設けることもできる。また、例えばD/A
変換器が10ビット分解能とされデータレジスタDRが
2バイトすなわち16ビット構成とされる場合には、デ
ータレジスタDRの余分なビットを出力制御信号OE及
び選択制御信号SELとして用いることもできる。この
実施例では、選択制御信号SELに従って最大電位V2
56が選択的にアナログ出力信号DAoutとして出力
されるものとしているが、選択制御信号SELがロウレ
ベルとされるときデータD0〜D7に従って最大電位を
含む電位V1〜V256を択一的に出力し、選択制御信
号SELがハイレベルとされるとき最小電位V0を選択
的に出力してもよい。
【0032】電位選択回路VSLの出力電圧VSOに対
して各相補スイッチの直流抵抗が影響を与える場合に
は、例えば相補スイッチS256を直列形態とされる2
個の相補スイッチに置き換え、あるいは相補スイッチS
256を構成するPチャンネル及びNチャンネルMOS
FETをそれぞれ直列形態とされる2個のPチャンネル
及びNチャンネルMOSFETに置き換えることで、い
ずれの電位が選択された場合でも選択経路の抵抗値が一
致するようにすればよい。
【0033】図5において、最大電位V256すなわち
電源電圧AVCCの選択条件としてデータレジスタDR
に保持されるデータD0〜D7が最小値であることを含
めることに問題がある場合には、図6に示されるよう
に、選択制御信号SELによって直接相補スイッチS2
56を制御する方法もある。この場合、アンドゲートG
C0〜GC31の第6の入力端子に選択制御信号SEL
の反転信号を供給し、選択制御信号SELがハイレベル
とされるとき、これらのアンドゲートによる電位V0〜
V255の選択動作を停止する必要がある。
【0034】図2ないし図5のD/A変換器では、デー
タレジスタDR及び制御レジスタCRに対する書き込み
を同時に実行できないため、制御レジスタCRの書き換
えが行われてからデータレジスタDRの書き換えが行わ
れるまでの間に不安定な状態が生じるが、これに対処す
る必要がある場合には、図7に示されるように、選択制
御信号SELをデータレジスタDRの書き込み制御信号
WDに従って選択的に伝達状態とされるクロックドイン
バータCNを介してフリップフロップFSに伝達する方
法が効果的となる。この場合、選択制御信号SELは、
書き込み制御信号WDがハイレベルとされデータレジス
タDRの書き換えが行われることで始めて有効な選択制
御信号QSとなり、これによって電位選択回路VSLに
よる電位選択動作が常に正常に行われるものとなる。
【0035】D/A変換器は、図8に示されるように、
例えば2チャンネル分の抵抗分圧回路RD0及びRD1
ならびに電位選択回路VSL0及びVSL1を備えるこ
とができる。この場合、各チャンネルに対応して2個の
データレジスタDR0及びDR1と2チャンネル共通の
制御レジスタCRとを設け、電位選択回路VSL0及び
VSL1に対する選択制御信号SEL0及びSEL1に
対応して2個のクロックドインバータCN0及びCN1
ならびにフリップフロップFS0及びFS1を設ければ
よい。さらに、シングルチップマイクロコンピュータの
ブロック構成や各実施例におけるD/A変換器のブロッ
ク構成及び各制御信号の論理レベルならびに電源電圧の
極性及び絶対値等、種々の実施形態を採りうる。
【0036】以上の説明では、主として本発明者によっ
てなされた発明をその背景となった利用分野であるシン
グルチップマイクロコンピュータに内蔵されるD/A変
換器に適用した場合について説明したが、それに限定さ
れるものではなく、例えばD/A変換器として単体で形
成されるものや同様なD/A変換器を含む各種のディジ
タル集積回路装置等にも適用できる。この発明は、少な
くともラダー抵抗型のD/A変換器ならびにこれを内蔵
する半導体装置に広く適用できる。
【0037】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、2のn乗個の抵抗が直列結
合されてなる抵抗分圧回路を備えるラダー抵抗型のD/
A変換器に、nビットのデータレジスタと、その所定ビ
ットとして選択制御信号を保持する制御レジスタと、デ
ータレジスタにより保持されるnビットのデータと制御
レジスタにより保持される選択制御信号とに従って最小
電位及び最大電位を含む2のn乗+1通りの電位を択一
的に伝達する電位選択回路とを設けることで、nビット
のデータをもとに最小電位及び最大電位を含む2のn乗
+1通りの電位を出力しうるD/A変換器を実現でき
る。この結果、直列抵抗等をマトリックス配置しそのレ
イアウトを簡素化しつつ、D/A変換器の分解能を高
め、D/A変換器ひいてはこれを内蔵するシングルチッ
プマイクロコンピュータ等の高性能化を推進できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されたシングルチップマイクロ
コンピュータの一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1のシングルチップマイクロコンピュータに
含まれるD/A変換器の第1の実施例を示すブロック図
である。
【図3】図2のD/A変換器に含まれるデータレジスタ
の一実施例を示すビット構成図である。
【図4】図2のD/A変換器に含まれる制御レジスタの
一実施例を示すビット構成図である。
【図5】図2のD/A変換器に含まれる抵抗分圧回路及
び電位選択回路の第1の実施例を示す回路図である。
【図6】図2のD/A変換器に含まれる抵抗分圧回路及
び電位選択回路の第2の実施例を示す回路図である。
【図7】図1のシングルチップマイクロコンピュータに
含まれるD/A変換器の第2の実施例を示すブロック図
である。
【図8】図1のシングルチップマイクロコンピュータに
含まれるD/A変換器の第3の実施例を示すブロック図
である。
【図9】この発明に先立って本願発明者等が開発したシ
ングルチップマイクロコンピュータに含まれるD/A変
換器の一例を示すブロック図である。
【符号の説明】
CPU・・・中央処理装置、CPG・・・クロック発生
回路、IBUS・・・・内部バス、ROM・・・リード
オンリーメモリ、RAM・・・ランダムアクセスメモ
リ、TIM・・・タイマー回路、SCI・・・シリアル
通信インタフェース、D/A・・・D/A変換器、A/
D・・・A/D変換器、IOP1〜IOP9・・・入出
力ポート。RD,RD0〜RD1・・・抵抗分圧回路、
VSL,VSL0〜VSL1・・・電位選択回路、D
R,DR0〜DR1・・・データレジスタ、CR・・・
制御レジスタ。R0〜R255・・・抵抗、SV,S0
〜S256,SC0〜SC31,SV0〜SV1・・・
・相補スイッチ、GR0〜GR7,GC0〜GC31,
G256,GSR・・・アンドゲート、D0〜D7・・
・ドライバ、N0〜N7・・・インバータ、CN,CN
0〜CN1・・・クロックドインバータ、FS,FS0
〜FS1・・・フリップフロップ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2のn乗個の抵抗が直列結合されてなる
    抵抗分圧回路を具備し、2のn乗+1通りの電位を出力
    しうることを特徴とするD/A変換器。
  2. 【請求項2】 上記D/A変換器は、データレジスタに
    より保持されるnビットのデータと制御レジスタの所定
    ビットとして保持される選択制御信号とに従って上記2
    のn乗+1通りの電位を択一的に伝達する電位選択回路
    を具備するものであることを特徴とする請求項1のD/
    A変換器。
  3. 【請求項3】 上記電位選択回路は、上記データレジス
    タにより保持されるnビットのデータが最小値とされる
    とき、上記選択制御信号に従って上記2のn乗+1通り
    の電位のうちの最小電位又は最大電位を選択的に伝達す
    るものであることを特徴とする請求項2のD/A変換
    器。
  4. 【請求項4】 上記電位選択回路は、上記選択制御信号
    が第1の論理レベルとされるとき、上記データレジスタ
    により保持されるnビットのデータに従って最小電位を
    含む2のn乗通りの電位を択一的に伝達し、上記選択制
    御信号が第2の論理レベルとされるとき、残り一つの最
    大電位を伝達するものであることを特徴とする請求項2
    のD/A変換器。
  5. 【請求項5】 上記選択制御信号は、上記データレジス
    タの書き換えが実行された後に有効とされるものである
    ことを特徴とする請求項2,請求項3又は請求項4のD
    /A変換器。
  6. 【請求項6】 上記D/A変換器は、中央処理装置を具
    備するマイクロコンピュータに内蔵されるものであっ
    て、上記データレジスタ及び制御レジスタの書き換え
    は、上記中央処理装置の指示に従って実行されるもので
    あることを特徴とする請求項2,請求項3,請求項4又
    は請求項5のD/A変換器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4845678A (en) * 1986-04-03 1989-07-04 U.S. Philips Corporation Memory comprising simultaneously addressable memory elements
US7321255B2 (en) 2004-03-08 2008-01-22 Seiko Epson Corporation Voltage generating circuit, data driver and display unit

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