JP4173608B2 - 入出力制御回路およびマイクロコンピュータ - Google Patents

入出力制御回路およびマイクロコンピュータ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、MOSFETを使用した入出力制御回路および当該入出力制御回路を内蔵するマイクロコンピュータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7はマイクロコンピュータ等における従来の入出力制御回路を示すブロック図である。図7において、31は電圧レベルVCCを有する電圧源、32は電圧レベルVSSを有する接地部、33は出力用Pチャネルトランジスタ、34は出力用Nチャネルトランジスタ、35はプルアップ用Pチャネルトランジスタ、36は入出力端子、37,38はNANDゲート、39はNORゲート、40,41はインバータ、42は入力制御ゲート、43は出力制御ゲート、44はプルアップ制御レジスタ、45は方向レジスタ、46はポートラッチ、47は出力制御レジスタ、48はデータバスである。また、プルアップ制御レジスタ44、方向レジスタ45、ポートラッチ46および出力制御レジスタ47は、データバス48を介して書き込みのできる1ビットのレジスタである。
【0003】
次に動作について説明する。
図7に示される入出力制御回路を入力ポートとして使用するときには、方向レジスタ45に0を書き込む。方向レジスタ45からの出力が“L”レベルであるので、NANDゲート38からは“H”レベルの出力がなされ、またインバータ40を介してNORゲート39には“H”レベルの信号が入力されるからNORゲート39からは“L”レベルの出力がなされる。したがって、Pチャネルトランジスタ33およびNチャネルトランジスタ34はオフされて、入出力端子36はハイインピーダンス状態となる。この状態で、入出力端子36に外部から“L”レベルまたは“H”レベルの電圧レベルが印加されると、入力制御ゲート42を介してデータバスに当該信号が伝達され、内部回路へ当該信号が伝達される。
【0004】
次に、入力ポートとして使用するとともに入力信号をプルアップする場合には、プルアップ制御レジスタ44に1を書き込む。この場合、NANDゲート37を介してPチャネルトランジスタ35がオンするから、入出力端子36はVCCレベルにプルアップされる。入出力端子36に接続される図示されない外部回路の出力形式がNチャネルオープンドレイン等の場合、外部回路は“L”レベル出力またはハイインピーダンスのいずれかの状態をとる。外部回路がハイインピーダンスの状態になったときには、入出力端子36の電位はPチャネルトランジスタ35によりVCCにまで引き上げられる。この“H”レベル信号が入力制御ゲート42を介してデータバスに伝達され、内部回路へ当該信号が伝達される。また、外部回路から“L”レベル信号が入力されたときは、前述のプルアップを使用しないときの入力ポートの動作と同じである。
【0005】
次に、CMOS出力ポートとして使用する場合には、方向レジスタに1を書き込む。このとき、NANDゲート37を介してPチャネルトランジスタ35はオフする。そして、出力するデータをポートラッチ46に書き込む。ポートラッチ46に0を書き込んだとき、NANDゲート38、NORゲート39およびインバータ40を介して、Pチャネルトランジスタ33はオフするとともにNチャネルトランジスタ34はオンするので、入出力端子36はVSSレベルの電圧を出力する。また、ポートラッチ46に1を書き込んだとき、Pチャネルトランジスタ33はオンするとともにNチャネルトランジスタ34はオフするので、36はVCCレベルの電圧を出力する。
【0006】
次に、CMOSポート出力とは別に、特定信号を出力する時には、方向レジスタに0を書き込み、プルアップ制御レジスタに0を書き込み、出力制御レジスタに1を書き込む必要がある。
【0007】
図7に示される入出力制御回路におけるプルアップ制御レジスタ、方向レジスタおよび出力制御レジスタに書き込まれた論理値の組み合せと、ポート状態との関係を図8に示す。レジスタに書き込める値は3ビットあるので、組み合せの数は2の3乗で8通りである。この8通りの組み合せの中で、有効に使用されているのはプルアップ無しポート入力、プルアップ有りポート入力、CMOSポート出力および特定信号出力の4状態に対応する組み合せのみで、他の4つの組み合せは無効となっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来の入出力制御回路は以上のように構成されているので、無効な組み合せを有するだけ回路構成が冗長さを有している。したがって、冗長さを有する分だけ回路自体も大きくなり、コストもかかるという課題があった。このような短所は、上述したものと同じ構成の入出力制御回路からなるポートを1つの半導体チップに複数内蔵すれば、冗長さも増加するのに応じて顕著となる。
【0009】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、回路の冗長な部分を削除して、従来と変わらない機能を備えた小規模かつ効率のよい入出力制御回路を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る入出力制御回路は、入出力端子と、入出力端子と電圧源との間に接続された第1のトランジスタと、入出力端子と接地部との間に接続された第2のトランジスタと、入出力端子と電圧源との間に第1のトランジスタと並列に接続されたプルアップ用の第3のトランジスタと、入出力端子に接続され入力信号の通過を制御する入力制御ゲートと、入出力端子に接続され特定信号の通過を制御する出力制御ゲートと、入出力の方向を決定する方向レジスタと、入力または出力の形態を決定する制御レジスタと、第1のトランジスタのゲート、第2のトランジスタのゲート、第3のトランジスタのゲート、入力制御ゲートの制御端子、出力制御ゲートの制御端子、方向レジスタ、および制御レジスタに接続される選択回路とを備え、Pチャネルトランジスタである第1のトランジスタとNチャネルトランジスタである第2のトランジスタとからCMOSが構成されるようにしたものである。
【0011】
この発明に係る入出力制御回路は、方向レジスタに入力方向を指示する値が入力され、制御レジスタにプルアップ無しを指示する値が入力されると、第1のトランジスタ、第2のトランジスタ、および第3のトランジスタをオフとし、入力制御ゲートをオンとし、出力制御ゲートをオフとする信号を出力する選択回路を備えるようにしたものである。
【0012】
この発明に係る入出力制御回路は、方向レジスタに入力方向を指示する値が入力され、制御レジスタにプルアップ有りを指示する値が入力されると、第1のトランジスタおよび第2のトランジスタをオフとし、第3のトランジスタをオンとし、入力制御ゲートをオンとし、出力制御ゲートをオフとする信号を出力する選択回路を備えるようにしたものである。
【0013】
この発明に係る入出力制御回路は、方向レジスタに出力方向を指示する値が入力され、制御レジスタにCMOSポート出力を指示する値が入力されると、第3のトランジスタ、入力制御ゲートおよび出力制御ゲートをオフとし、出力データが1の場合には第1のトランジスタをオンするとともに第2のトランジスタをオフとし、出力データが0の場合には第1のトランジスタをオフするとともに第2のトランジスタをオンする信号を出力する選択回路を備えるようにしたものである。
【0014】
この発明に係る入出力制御回路は、方向レジスタに出力方向を指示する値が入力され、制御レジスタに特定信号出力を指示する値が入力されると、第1のトランジスタ、第2のトランジスタ、第3のトランジスタ、および入力制御ゲートをオフとし、出力制御ゲートをオンとする信号を出力する選択回路を備えるようにしたものである。
【0015】
この発明に係る入出力制御回路は、方向レジスタに入力方向を指示する値が入力され、制御レジスタにプルアップ無しを指示する値が入力されると、第1のトランジスタ、第2のトランジスタ、および第3のトランジスタをオフとし、入力制御ゲートをオンとし、出力制御ゲートをオフとする信号を出力し、方向レジスタに入力方向を指示する値が入力され、制御レジスタにプルアップ有りを指示する値が入力されると、第1のトランジスタおよび第2のトランジスタをオフとし、第3のトランジスタをオンとし、入力制御ゲートをオンとし、出力制御ゲートをオフとする信号を出力し、方向レジスタに出力方向を指示する値が入力され、制御レジスタにCMOSポート出力を指示する値が入力されると、第3のトランジスタ、入力制御ゲートおよび出力制御ゲートをオフとし、出力データが1の場合には第1のトランジスタをオンするとともに第2のトランジスタをオフとし、出力データが0の場合には第1のトランジスタをオフするとともに第2のトランジスタをオンする信号を出力し、方向レジスタに出力方向を指示する値が入力され、制御レジスタに特定信号出力を指示する値が入力されると、第1のトランジスタ、第2のトランジスタ、第3のトランジスタ、および入力制御ゲートをオフとし、出力制御ゲートをオンとする信号を出力する選択回路を備えるようにしたものである。
【0016】
この発明に係るマイクロコンピュータは、上記の入出力制御回路を1チップに複数内蔵して、1入出力ピン毎にプルアップ有りポート入力、プルアップ無しポート入力、CMOSポート出力、特定信号出力を切り換えられるようにしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による入出力制御回路を示すブロック図である。図1において、1は電圧レベルVCCを有する電圧源、2は電圧レベルVSSを有する接地部、3は出力用Pチャネルトランジスタ(第1のトランジスタ)、4は出力用Nチャネルトランジスタ(第2のトランジスタ)、5はプルアップ用Pチャネルトランジスタ(第3のトランジスタ)、6は入出力端子、7,8,9,10はNANDゲート、11,12はNORゲート、13,14,15,16はインバータ、17は入力制御ゲート、18は出力制御ゲートである。19は入出力形態の制御を行う制御レジスタであり、入力時にはプルアップ有りポート入力とプルアップ無しポート入力との切り換えを実施するとともに出力時にはCMOSポート出力と特定信号出力との切り換えを実施する。20は入出力の方向を決定する方向レジスタ、21はCMOSポート出力時に出力する論理値を書き込むポートラッチ、22はデータバス、23はCPUによる入力ポート読み出し時に“H”レベルとなるRD信号である。
【0018】
ここで、制御レジスタ19、方向レジスタ20およびポートラッチ21は、データバス22を介して書き込みのできる1ビットのレジスタである。また、入力制御ゲート17は、制御端子に“H”レベル信号が入力された時には導通状態となり、制御端子に“L”レベル信号が入力された時にはハイインピーダンス状態となる3状態ゲートから構成される。出力ゲート18は、特定信号がCMOSレベルの信号(デジタル信号)の場合には3状態ゲートから構成され、特定信号がアナログ信号(VCCからVSSの中間の電圧が出る信号)の場合にはトランスミッションゲートから構成される。
【0019】
ここで、NANDゲート7,8,9,10、NORゲート11,12、およびインバータ13,14,15,16から1つの選択回路が構成されるものとみなすことができる。この選択回路は、Pチャネルトランジスタ3とNチャネルトランジスタ4とPチャネルトランジスタ5とのゲート、入力制御ゲート17と出力制御ゲート18との制御端子、および制御レジスタ19と方向レジスタ20に接続される。制御レジスタ19および方向レジスタ20に書き込む値を適宜設定することで、上記選択回路を介して、入力制御ゲート17のみをオンすることでプルアップ無しポート入力を実現し、入力制御ゲート17およびPチャネルトランジスタ5のみをオンすることでプルアップ有りポート入力を実現し、出力データが1の場合にはPチャネルトランジスタ3のみをオンするとともに出力データが0の場合にはNチャネルトランジスタ4のみをオンすることでCMOSポート出力を実現し、出力制御ゲート18のみをオンすることで特定信号出力を実現する。
【0020】
また、特定信号とは、CMOSポート出力以外の出力信号を意味するものであり、例えばLCD(液晶表示)駆動信号、内部タイマ出力信号、シリアルI/O出力信号等の出力信号があげられる。このように、マイクロコンピュータ等の入出力ポートでは、CMOSポート出力と特定信号出力とを実施する機能を兼用するダブルファンクションの端子が提供される。
【0021】
CMOS出力信号は、図2に示されるように、VCCおよびVSSの電圧を出力する。これに対して、例えばLCD駆動信号は出力電圧レベルが3通り以上ある。図3は1/4バイアスのLCD出力を実施する回路を示すブロック図であり、VSS,VL1,VL2,VL3はそれぞれLCD駆動用の電圧レベルを示すものである。また、図4は、図3に示される回路から出力される出力信号の波形の例を示す図である。
【0022】
次に、図1に示される実施の形態1による入出力制御回路の動作について説明する。
図1に示される入出力制御回路をプルアップ無しの入力ポートとして使用するときには、制御レジスタ19に0を書き込み、方向レジスタ20に0を書き込む。このとき、インバータ13の出力は“H”レベル、NANDゲート7の出力は“H”レベル、NANDゲート9の出力は“H”レベル、インバータ14の出力は“L”レベル、NANDゲート8の出力は“H”レベル、NORゲート11の出力は“L”レベル、インバータ16の出力は“H”レベル、NORゲート12の出力は“L”レベルとなる。したがって、Pチャネルトランジスタ3、Nチャネルトランジスタ4、Pチャネルトランジスタ5および出力制御ゲート18はすべてオフとなり、入出力端子6はハイインピーダンス状態となる。また、CPUによる入力ポート読み出し時には、RD信号23は“H”レベルであるので、NANDゲート10の出力は“L”レベル、インバータ15の出力は“H”レベルとなる。したがって、入力制御ゲート17は導通状態となる。この状態で、入出力端子6に外部から“L”レベルまたは“H”レベルの電圧レベルが印加されると、入力制御ゲート17を介してデータバス22に当該信号が伝達され、内部回路へ当該信号が伝達される。
【0023】
次に、図1に示される入出力制御回路をプルアップ有りの入力ポートとして使用するときには、制御レジスタ19に1を書き込み、方向レジスタ20に0を書き込む。このとき、インバータ13の出力は“H”レベル、NANDゲート7の出力は“L”レベル、NANDゲート9の出力は“H”レベル、インバータ14の出力は“L”レベル、NANDゲート8の出力は“H”レベル、NORゲート11の出力は“L”レベル、インバータ16の出力は“H”レベル、NORゲート12の出力は“L”レベルとなる。したがって、Pチャネルトランジスタ3、Nチャネルトランジスタ4および出力制御ゲート18はオフとなり、Pチャネルトランジスタ5はオンとなるから、入出力端子6はVCCレベルにプルアップされる。また、CPUによる入力ポート読み出し時には、RD信号23は“H”レベルであるので、NANDゲート10の出力は“L”レベル、インバータ15の出力は“H”レベルとなる。したがって、入力制御ゲート17は導通状態となる。そして、入出力端子6に接続される図示されない外部回路の出力形式がNチャネルオープンドレイン等の場合、外部回路は“L”レベル出力またはハイインピーダンスのいずれかの状態をとる。外部回路がハイインピーダンス状態になったときには、入出力端子6の電位はPチャネルトランジスタ5によりVCCにまで引き上げられる。この“H”レベル信号が入力制御ゲート17を介してデータバス22に伝達され、内部回路へ当該信号が伝達される。また、外部回路から“L”レベル信号が入力されたときは、前述のプルアップを使用しないときの入力ポートの動作と同じである。
【0024】
次に、図1に示される入出力制御回路をCMOS出力ポートとして使用するときには、制御レジスタ19に1を書き込み、方向レジスタ20に1を書き込む。このとき、インバータ13の出力は“L”レベル、NANDゲート7の出力は“H”レベル、NANDゲート9の出力は“L”レベル、インバータ14の出力は“H”レベル、NANDゲート10の出力は“H”レベル、インバータ15の出力は“L”レベル、インバータ16の出力は“L”レベル、NORゲート12の出力は“L”レベルとなる。したがって、Pチャネルトランジスタ5、入力制御ゲート17および出力制御ゲート18はオフとなる。そして、出力するデータをポートラッチ21に書き込む。ポートラッチ21に0を書き込んだときには、NANDゲート8の出力は“H”レベル、NANDゲート11の出力は“H”レベルとなる。したがって、Pチャネルトランジスタ3はオフし、Nチャネルトランジスタ4はオンするので、入出力端子6はVSSレベルの電圧を出力する。また、ポートラッチ21に1を書き込んだときには、NANDゲート8の出力は“L”レベル、NANDゲート11の出力は“L”レベルとなる。したがって、Pチャネルトランジスタ3はオンし、Nチャネルトランジスタ4はオフするので、入出力端子6はVCCレベルの電圧を出力する。
【0025】
次に、図1に示される入出力制御回路を特定信号出力ポートとして使用するときには、制御レジスタに0を書き込み、方向レジスタに1を書き込む。このとき、インバータ13の出力は“L”レベル、NANDゲート7の出力は“H”レベル、NANDゲート9の出力は“H”レベル、インバータ14の出力は“L”レベル、NANDゲート8の出力は“H”レベル、NORゲート11の出力は“L”レベルである。したがって、Pチャネルトランジスタ3、Nチャネルトランジスタ4およびPチャネルトランジスタ5はすべてオフとなる。また、特定信号出力時であるので、RD信号23は“L”レベルであるから、NANDゲート10の出力は“H”レベル、インバータ15の出力は“L”レベルとなって、入力制御ゲート17はオフとなる。さらに、インバータ16の出力は“L”レベル、NORゲート12の出力は“H”レベルとなるから、出力制御ゲート18は導通状態となる。この状態で、特定信号を出力すると、当該信号は出力制御ゲート18および入出力端子6を介して外部に出力される。
【0026】
図5は制御レジスタ19および方向レジスタ20の論理値の組み合せと、実施の形態1による入出力制御回路のポート状態との関係を示す図表である。図5に示されるように、プルアップ無しポート入力、プルアップ有りポート入力、特定信号出力およびCMOSポート出力の4つの状態が2つのレジスタにより指定可能となっている。また、それぞれの動作状態は互いに排他的であるとともに、複数の動作状態が同時に選択されることはない。
【0027】
以上のように、この実施の形態1によれば、2つのレジスタにより4つの出力状態を指定できるので、レジスタの論理値の組み合せについて従来の回路のような冗長な組み合せはなくなっている。これに応じて、従来の回路と比較してレジスタが1つ減っているから、機能的に同等な回路を効率的に構成することができるという効果を奏する。
【0028】
実施の形態2.
図6は例えばLCD駆動信号である特定信号の出力と入出力ポートとを兼用する端子を内蔵したこの発明の実施の形態2によるマイクロコンピュータを示す図である。図6に示されるマイクロコンピュータには、図1に示された実施の形態1による入出力制御回路が複数内蔵されており、例えばLCD駆動信号出力用として使用する場合には、個々の端子がLCDのセグメント出力またはコモン出力に対応している。さらに、個々の端子が、プルアップ無しポート入力、プルアップ有りポート入力、特定信号出力、CMOSポート出力の切り換えを実施可能となっている。
【0029】
以上のように、この発明の実施の形態2によれば、冗長さを削除した入出力制御回路を複数内蔵するようにしてマイクロコンピュータを構成するので、回路規模を小さくすることができるという効果を奏する。
【0030】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、入出力端子と、入出力端子と電圧源との間に接続された第1のトランジスタと、入出力端子と接地部との間に接続された第2のトランジスタと、入出力端子と電圧源との間に第1のトランジスタと並列に接続されたプルアップ用の第3のトランジスタと、入出力端子に接続され入力信号の通過を制御する入力制御ゲートと、入出力端子に接続され特定信号の通過を制御する出力制御ゲートと、入出力の方向を決定する方向レジスタと、入力または出力の形態を決定する制御レジスタと、第1のトランジスタのゲート、第2のトランジスタのゲート、第3のトランジスタのゲート、入力制御ゲートの制御端子、出力制御ゲートの制御端子、方向レジスタ、および制御レジスタに接続される選択回路とを備え、Pチャネルトランジスタである第1のトランジスタとNチャネルトランジスタである第2のトランジスタとからCMOSを構成するようにしたので、選択回路を適宜制御することで、プルアップ無しポート入力、プルアップ有りポート入力、CMOSポート出力、特定信号出力の各状態を設定可能な入出力制御回路を得ることができるという効果を奏する。
【0031】
この発明によれば、方向レジスタに入力方向を指示する値が入力され、制御レジスタにプルアップ無しを指示する値が入力されると、第1のトランジスタ、第2のトランジスタ、および第3のトランジスタをオフとし、入力制御ゲートをオンとし、出力制御ゲートをオフとする信号を出力する選択回路を備えるように構成したので、プルアップ無しポート入力を実現できる入出力制御回路を得ることができるという効果を奏する。
【0032】
この発明によれば、方向レジスタに入力方向を指示する値が入力され、制御レジスタにプルアップ有りを指示する値が入力されると、第1のトランジスタおよび第2のトランジスタをオフとし、第3のトランジスタをオンとし、入力制御ゲートをオンとし、出力制御ゲートをオフとする信号を出力する選択回路を備えるように構成したので、プルアップ有りポート入力を実現できる入出力制御回路を得ることができるという効果を奏する。
【0033】
この発明によれば、方向レジスタに出力方向を指示する値が入力され、制御レジスタにCMOSポート出力を指示する値が入力されると、第3のトランジスタ、入力制御ゲートおよび出力制御ゲートをオフとし、出力データが1の場合には第1のトランジスタをオンするとともに第2のトランジスタをオフとし、出力データが0の場合には第1のトランジスタをオフするとともに第2のトランジスタをオンする信号を出力する選択回路を備えるように構成したので、CMOSポート出力を実現できる入出力制御回路を得ることができるという効果を奏する。
【0034】
この発明によれば、方向レジスタに出力方向を指示する値が入力され、制御レジスタに特定信号出力を指示する値が入力されると、第1のトランジスタ、第2のトランジスタ、第3のトランジスタ、および入力制御ゲートをオフとし、出力制御ゲートをオンとする信号を出力する選択回路を備えるように構成したので、特定信号出力を実現できる入出力制御回路を得ることができるという効果を奏する。
【0035】
この発明によれば、方向レジスタに入力方向を指示する値が入力され、制御レジスタにプルアップ無しを指示する値が入力されると、入力制御ゲートのみをオンとする信号を出力し、方向レジスタに入力方向を指示する値が入力され、制御レジスタにプルアップ有りを指示する値が入力されると、第3のトランジスタおよび入力制御ゲートのみをオンとする信号を出力し、方向レジスタに出力方向を指示する値が入力され、制御レジスタにCMOSポート出力を指示する値が入力されると、出力データが1の場合には第1のトランジスタのみをオンするとともに出力データが0の場合には第2のトランジスタのみをオンする信号を出力し、方向レジスタに出力方向を指示する値が入力され、制御レジスタに特定信号出力を指示する値が入力されると、出力制御ゲートのみをオンする信号を出力する選択回路を備えるように構成したので、プルアップ無しポート入力、プルアップ有りポート入力、CMOSポート出力、特定信号出力の4状態を実現でき、これらの4状態を方向レジスタと制御レジスタとで指定して2つのレジスタにより4つの出力状態を指定できるから、レジスタの論理値の組み合せについて冗長な組み合せはなくなり、機能的に同等な回路を効率的に構成することができるという効果を奏する。
【0036】
上記の入出力制御回路を1チップに複数内蔵して、1入出力ピン毎にプルアップ有りポート入力、プルアップ無しポート入力、CMOSポート出力、特定信号出力を切り換えられるようにマイクロコンピュータを構成したので、冗長部分が削除されて回路規模の小さなマイクロコンピュータを得ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による入出力制御回路を示すブロック図である。
【図2】 CMOS出力信号の信号波形の例を示す図である。
【図3】 LCD出力を実施する回路を示すブロック図である。
【図4】 図3に示される回路から出力される出力信号の信号波形の例を示す図である。
【図5】 制御レジスタおよび方向レジスタの論理値の組み合せとポート状態との関係を示す図表である。
【図6】 この発明の実施の形態2によるマイクロコンピュータを示す図である。
【図7】 従来の入出力制御回路を示すブロック図である。
【図8】 プルアップ制御レジスタ、出力制御レジスタおよび方向レジスタに書き込まれた論理値の組み合せとポート状態との関係を示す図表である。
【符号の説明】
1 電圧源、2 接地部、3 Pチャネルトランジスタ(第1のトランジスタ)、4 Nチャネルトランジスタ(第2のトランジスタ)、5 Pチャネルトランジスタ(第3のトランジスタ)、6 入出力端子、7,8,9,10 NANDゲート、11,12 NORゲート、13,14,15,16 インバータ、17 入力制御ゲート、18 出力制御ゲート、19 制御レジスタ、20 方向レジスタ、21 ポートラッチ、22 データバス、23 RD信号。

Claims (2)

  1. 入出力端子と、該入出力端子と電圧源との間に接続された第1のトランジスタと、前記入出力端子と接地部との間に接続された第2のトランジスタと、前記入出力端子と前記電圧源との間に前記第1のトランジスタと並列に接続されたプルアップ用の第3のトランジスタと、前記入出力端子に接続され入力信号の通過を制御する入力制御ゲートと、前記入出力端子に接続され特定信号の通過を制御する出力制御ゲートと、入出力の方向を決定する方向レジスタと、入力または出力の形態を決定する制御レジスタと、前記第1のトランジスタのゲート、前記第2のトランジスタのゲート、前記第3のトランジスタのゲート、前記入力制御ゲートの制御端子、前記出力制御ゲートの制御端子、前記方向レジスタ、および前記制御レジスタに接続される選択回路とを備え、Pチャネルトランジスタである第1のトランジスタとNチャネルトランジスタである第2のトランジスタとからCMOSが構成され
    前記選択回路は、前記方向レジスタに入力方向を指示する値が入力され、前記制御レジスタにプルアップ無しを指示する値が入力されると、前記第1のトランジスタ、前記第2のトランジスタ、および前記第3のトランジスタをオフとし、前記入力制御ゲートをオンとし、前記出力制御ゲートをオフとする信号を出力し、
    前記方向レジスタに入力方向を指示する値が入力され、前記制御レジスタにプルアップ有りを指示する値が入力されると、前記第1のトランジスタおよび前記第2のトランジスタをオフとし、前記第3のトランジスタをオンとし、前記入力制御ゲートをオンとし、前記出力制御ゲートをオフとする信号を出力し、
    前記方向レジスタに出力方向を指示する値が入力され、前記制御レジスタにCMOSポート出力を指示する値が入力されると、前記第3のトランジスタ、前記入力制御ゲートおよび前記出力制御ゲートをオフとし、出力データが1の場合には前記第1のトランジスタをオンするとともに前記第2のトランジスタをオフとし、出力データが0の場合には前記第1のトランジスタをオフするとともに前記第2のトランジスタをオンする信号を出力し、
    前記方向レジスタに出力方向を指示する値が入力され、前記制御レジスタに特定信号出力を指示する値が入力されると、前記第1のトランジスタ、前記第2のトランジスタ、前記第3のトランジスタ、および前記入力制御ゲートをオフとし、前記出力制御ゲートをオンとする信号を出力することを特徴とする入出力制御回路。
  2. 請求項に記載された入出力制御回路を1チップに複数内蔵して、1入出力ピン毎にプルアップ有りポート入力、プルアップ無しポート入力、CMOSポート出力、特定信号出力を切り換えられるマイクロコンピュータ。
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