JPH06297415A - 芯板に化粧シートを重ねる装置 - Google Patents
芯板に化粧シートを重ねる装置Info
- Publication number
- JPH06297415A JPH06297415A JP5117773A JP11777393A JPH06297415A JP H06297415 A JPH06297415 A JP H06297415A JP 5117773 A JP5117773 A JP 5117773A JP 11777393 A JP11777393 A JP 11777393A JP H06297415 A JPH06297415 A JP H06297415A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core plate
- sheet
- cutting
- decorative sheet
- plate conveyor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 合板50の化粧に用いる樹脂含浸シート51
を切断するうえで、その切断時にシート屑が発生するこ
とが無いようにし、その後に圧着のために行うプレス工
程で、樹脂含浸シート51の上面にシート屑による凹み
傷や付着痕が付かないようにする。また切断作業を自動
化する。 【構成】 樹脂含浸シート51の上方を左右動する左右
動板17と、この左右動板17に沿って昇降する昇降ヘ
ッド22と、この昇降ヘッド22にクランプ体25を介
して保持されたカッター装置10とを有した構成とし
た。カッター装置10には、切断刃13に対して左右方
向(切断方向)へ超音波振動を与える発振器14を内蔵
させてある。
を切断するうえで、その切断時にシート屑が発生するこ
とが無いようにし、その後に圧着のために行うプレス工
程で、樹脂含浸シート51の上面にシート屑による凹み
傷や付着痕が付かないようにする。また切断作業を自動
化する。 【構成】 樹脂含浸シート51の上方を左右動する左右
動板17と、この左右動板17に沿って昇降する昇降ヘ
ッド22と、この昇降ヘッド22にクランプ体25を介
して保持されたカッター装置10とを有した構成とし
た。カッター装置10には、切断刃13に対して左右方
向(切断方向)へ超音波振動を与える発振器14を内蔵
させてある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ロール状態から巻き
戻されて芯板に重ねられた化粧シートを、芯板に応じた
所定大きさに切断する装置に関する。
戻されて芯板に重ねられた化粧シートを、芯板に応じた
所定大きさに切断する装置に関する。
【0002】
【従来技術とその欠点】合板等の芯板に、樹脂含浸シー
ト等の化粧シートを接着して家具や建具用の化粧板を製
造する場合には、ロール状態に巻かれた化粧シートを巻
き戻しつつ、これを芯板に重ねた状態として、厚さ2〜
3ミリ程度の円板状の回転切断砥石を用いて芯板ごとに
対応して切断していた。しかし、上記回転切断砥石を用
いての化粧シートの切断には以下の如き欠点があった。
即ち、回転切断砥石を使用するものであったため、切断
に伴って粉粒状のシート屑が発生し、このシート屑が化
粧シートの上面に残留することがあった。このようにな
ると、芯板と化粧シートとを圧着するために行う次のプ
レス工程で、化粧シートの上面にシート屑による凹み傷
や付着痕(加熱した場合の溶着痕等)が付いて、不良品
となる欠点があった。
ト等の化粧シートを接着して家具や建具用の化粧板を製
造する場合には、ロール状態に巻かれた化粧シートを巻
き戻しつつ、これを芯板に重ねた状態として、厚さ2〜
3ミリ程度の円板状の回転切断砥石を用いて芯板ごとに
対応して切断していた。しかし、上記回転切断砥石を用
いての化粧シートの切断には以下の如き欠点があった。
即ち、回転切断砥石を使用するものであったため、切断
に伴って粉粒状のシート屑が発生し、このシート屑が化
粧シートの上面に残留することがあった。このようにな
ると、芯板と化粧シートとを圧着するために行う次のプ
レス工程で、化粧シートの上面にシート屑による凹み傷
や付着痕(加熱した場合の溶着痕等)が付いて、不良品
となる欠点があった。
【0003】
【前記欠点を解消するための手段】この発明は前記欠点
を解消するために以下の如き手段を採用した。即ち、こ
の発明は、搬送方向を前後に向けた芯板コンベヤと、こ
の芯板コンベヤの上方又は下方の少なくとも一方に回転
自在に架設されて芯板コンベヤ上の芯板の上面又は下面
の少なくとも一方に重ねられる、ロール状態から巻き戻
された化粧シートを案内するシート誘導ローラと、この
シート誘導ローラの架設位置よりも芯板コンベヤの前方
に、シート誘導ローラに沿って左右動自在で、且つ昇降
自在に設けられたカッター装置とを有しており、前記カ
ッター装置が切断刃に左右方向の微振動を与える発振器
を有しているものである。
を解消するために以下の如き手段を採用した。即ち、こ
の発明は、搬送方向を前後に向けた芯板コンベヤと、こ
の芯板コンベヤの上方又は下方の少なくとも一方に回転
自在に架設されて芯板コンベヤ上の芯板の上面又は下面
の少なくとも一方に重ねられる、ロール状態から巻き戻
された化粧シートを案内するシート誘導ローラと、この
シート誘導ローラの架設位置よりも芯板コンベヤの前方
に、シート誘導ローラに沿って左右動自在で、且つ昇降
自在に設けられたカッター装置とを有しており、前記カ
ッター装置が切断刃に左右方向の微振動を与える発振器
を有しているものである。
【0004】
【発明の作用】この発明は以下の如き作用をなすもので
ある。ロール状態から巻き戻されつつある化粧シート
は、シート誘導ローラにより、芯板コンベヤ上を搬送さ
れる芯板へ向けて案内され、この芯板に重ねられた状態
となる。カッター装置の設けられた位置を芯板の後端が
通過し、更に芯板がやや送られると芯板コンベヤが作動
を一旦停止する。カッター装置の発振器が作動して切断
刃を左右方向へ微振動させるようになり、続いて、切断
刃が化粧シートに接触する高さとなる状態で、カッター
装置が左又は右に移動して化粧シートを切断する。切断
刃を左右微振動させているので、シート屑を発生させる
ことなく迅速な切断が可能となっている。切断後には、
発振器の停止、切断刃の上又は下方向への退避動、及び
カッター装置の上記とは逆方向への移動が行われ、芯板
コンベヤが作動を再開する。以後これが繰り返される。
ある。ロール状態から巻き戻されつつある化粧シート
は、シート誘導ローラにより、芯板コンベヤ上を搬送さ
れる芯板へ向けて案内され、この芯板に重ねられた状態
となる。カッター装置の設けられた位置を芯板の後端が
通過し、更に芯板がやや送られると芯板コンベヤが作動
を一旦停止する。カッター装置の発振器が作動して切断
刃を左右方向へ微振動させるようになり、続いて、切断
刃が化粧シートに接触する高さとなる状態で、カッター
装置が左又は右に移動して化粧シートを切断する。切断
刃を左右微振動させているので、シート屑を発生させる
ことなく迅速な切断が可能となっている。切断後には、
発振器の停止、切断刃の上又は下方向への退避動、及び
カッター装置の上記とは逆方向への移動が行われ、芯板
コンベヤが作動を再開する。以後これが繰り返される。
【0005】
【実施例】以下にこの発明を図面に示す実施例に基づい
て説明する。なお、この明細書において、前とは図1右
側を、後とは同図左側を言い、左とは図1紙面裏側を、
右とは同表側を言う。図1の如く、本発明に係る装置1
は、搬送方向を前後に向けた芯板コンベヤ2と、この芯
板コンベヤ2の上方及び下方に回転自在に架設されたシ
ート誘導ローラ40と、これらシート誘導ローラ40の
架設位置より前方となる芯板コンベヤ2の上方及び下方
に設けられたカッター装置10とを有している。シート
誘導ローラ40の架設位置より後方となる芯板コンベヤ
2の上方及び下方には、ロール状態に巻かれた化粧シー
ト51が回転自在に保持されている。
て説明する。なお、この明細書において、前とは図1右
側を、後とは同図左側を言い、左とは図1紙面裏側を、
右とは同表側を言う。図1の如く、本発明に係る装置1
は、搬送方向を前後に向けた芯板コンベヤ2と、この芯
板コンベヤ2の上方及び下方に回転自在に架設されたシ
ート誘導ローラ40と、これらシート誘導ローラ40の
架設位置より前方となる芯板コンベヤ2の上方及び下方
に設けられたカッター装置10とを有している。シート
誘導ローラ40の架設位置より後方となる芯板コンベヤ
2の上方及び下方には、ロール状態に巻かれた化粧シー
ト51が回転自在に保持されている。
【0006】上記芯板コンベヤ2は、ベルトコンベヤ
3、駆動ローラコンベヤ4、ベルトコンベヤ5及びこれ
ら相互間の所要箇所に設けられたフリーローラ6等が一
連に配されたものであって、芯板50を後方のストック
位置(図示略)等から前方のプレス装置(図示略)等へ
向けて搬送するようになっている。なお、駆動ローラコ
ンベヤ4において7は駆動ホール、9はチェーンであ
る。
3、駆動ローラコンベヤ4、ベルトコンベヤ5及びこれ
ら相互間の所要箇所に設けられたフリーローラ6等が一
連に配されたものであって、芯板50を後方のストック
位置(図示略)等から前方のプレス装置(図示略)等へ
向けて搬送するようになっている。なお、駆動ローラコ
ンベヤ4において7は駆動ホール、9はチェーンであ
る。
【0007】上記シート誘導ローラ40は、引出しロー
ラ対41によってロール状態から巻き戻されつつある化
粧シート51を、芯板コンベヤ2上を搬送されつつある
芯板50の上面及び下面へ向けて各々案内するようにな
っている。図面では芯板コンベヤ2の上下にシート誘導
ローラ40を各1本だけ架設した場合を示してあるが、
複数本架設してもよい。シート誘導ローラ40は、芯板
コンベヤ2の搬送速度に同調するように回転駆動させる
のが好ましいが、非駆動のものでもよい。
ラ対41によってロール状態から巻き戻されつつある化
粧シート51を、芯板コンベヤ2上を搬送されつつある
芯板50の上面及び下面へ向けて各々案内するようにな
っている。図面では芯板コンベヤ2の上下にシート誘導
ローラ40を各1本だけ架設した場合を示してあるが、
複数本架設してもよい。シート誘導ローラ40は、芯板
コンベヤ2の搬送速度に同調するように回転駆動させる
のが好ましいが、非駆動のものでもよい。
【0008】次に、芯板コンベヤ2の上方側のカッター
装置10とその保持構造について説明する(下方側のカ
ッター装置10とその保持構造は、上下関係が逆となる
だけで略同じであるため、詳説は省略する)。図2及び
図3の如く、このカッター装置10は、芯板コンベヤ2
の上方を左右方向へ跨ぐように設けられた基枠15に対
して間接的に保持されたものである。即ち、この基枠1
5の前面には上下一対の水平ガイドレール16が設けら
れており、これら水平ガイドレール16に沿って左右動
板17が左右動自在に保持されている。左右動板17の
駆動は、左右のホイールに掛け渡され、且つ左右動板1
7を組み込んでエンドレスとなされたチェーンの駆動に
よる。20は右側のホイールを駆動するモータである。
この左右動板17の前面には、上・下のブラケット24
により、上下方向を向く左右一対のガイドロッド21が
保持されており、これらガイドロッド21に沿って昇降
ヘッド22が昇降自在に保持されている。この昇降ヘッ
ド22は、駆動モータ23に接続された上下方向を向く
ボールねじ(図示略)にねじ嵌めされている。この昇降
ヘッド22の前部には、接合部27を介してカッター装
置10を挟持するクランプ体25が接続されている。こ
のクランプ体25は、先端側の蝶ナット28の締め付け
を変えることで左右の挟持アーム26が相互近接・離反
するようになっている。上記接合部27を調節して、ク
ランプ体25により保持するカッター装置10の傾斜角
度θを10〜20°の範囲に合わせておくのが好まし
い。
装置10とその保持構造について説明する(下方側のカ
ッター装置10とその保持構造は、上下関係が逆となる
だけで略同じであるため、詳説は省略する)。図2及び
図3の如く、このカッター装置10は、芯板コンベヤ2
の上方を左右方向へ跨ぐように設けられた基枠15に対
して間接的に保持されたものである。即ち、この基枠1
5の前面には上下一対の水平ガイドレール16が設けら
れており、これら水平ガイドレール16に沿って左右動
板17が左右動自在に保持されている。左右動板17の
駆動は、左右のホイールに掛け渡され、且つ左右動板1
7を組み込んでエンドレスとなされたチェーンの駆動に
よる。20は右側のホイールを駆動するモータである。
この左右動板17の前面には、上・下のブラケット24
により、上下方向を向く左右一対のガイドロッド21が
保持されており、これらガイドロッド21に沿って昇降
ヘッド22が昇降自在に保持されている。この昇降ヘッ
ド22は、駆動モータ23に接続された上下方向を向く
ボールねじ(図示略)にねじ嵌めされている。この昇降
ヘッド22の前部には、接合部27を介してカッター装
置10を挟持するクランプ体25が接続されている。こ
のクランプ体25は、先端側の蝶ナット28の締め付け
を変えることで左右の挟持アーム26が相互近接・離反
するようになっている。上記接合部27を調節して、ク
ランプ体25により保持するカッター装置10の傾斜角
度θを10〜20°の範囲に合わせておくのが好まし
い。
【0009】上記カッター装置10は、下部にホルダー
部12を備えた装置本体11と、このホルダー部12に
対して着脱自在に保持される切断刃13と、装置本体1
1に内蔵された発振器14とを有している。切断刃13
には、刃先部の厚さが0.5mmのものを用いた。上記
発振器14は、超音波を発生させて図4の如く切断刃1
3を、左右動板17による左右動(図4中の白抜き矢符
参照)とは別に、左右方向に微振動させるようになって
いる。超音波の周波数は、装置本体11の外部適所に設
けるコントローラ(図示略)により可変となっており、
化粧シート51の材質や肉厚又は切断速度等に応じて適
宜調節すればよい。このように切断刃13を左右微振動
させると、切断作用が促進されて化粧シート51の切断
時にシート屑が発生しないばかりでなく、切断速度の高
速化が図れる。例えば、左右長さが120cmの化粧シ
ート51を切断するのにも、僅か3〜4秒しか要しない
ものである。参考までに言えば、従来の回転切断砥石で
は、同寸法の化粧シート51を切断するのに15秒以上
も必要であった。なお、このカッター装置10が左右動
する位置の前後では、芯板コンベヤ2の左右両側に、少
なくとも化粧シート51に当接する振れ止め用のガイド
レール32を設けてある。化粧シート51と芯板50と
の左右方向寸法が等しい場合には、芯板50も上記ガイ
ドレール32に当接して振止めされるが、芯板50の左
右方向寸法が化粧シート51よりも小さいような場合に
は、上記ガイドレール32より内側へ突出する芯板専用
のガイドレール(図示略)を別途、芯板コンベヤ2の左
右両側に設ければよい。
部12を備えた装置本体11と、このホルダー部12に
対して着脱自在に保持される切断刃13と、装置本体1
1に内蔵された発振器14とを有している。切断刃13
には、刃先部の厚さが0.5mmのものを用いた。上記
発振器14は、超音波を発生させて図4の如く切断刃1
3を、左右動板17による左右動(図4中の白抜き矢符
参照)とは別に、左右方向に微振動させるようになって
いる。超音波の周波数は、装置本体11の外部適所に設
けるコントローラ(図示略)により可変となっており、
化粧シート51の材質や肉厚又は切断速度等に応じて適
宜調節すればよい。このように切断刃13を左右微振動
させると、切断作用が促進されて化粧シート51の切断
時にシート屑が発生しないばかりでなく、切断速度の高
速化が図れる。例えば、左右長さが120cmの化粧シ
ート51を切断するのにも、僅か3〜4秒しか要しない
ものである。参考までに言えば、従来の回転切断砥石で
は、同寸法の化粧シート51を切断するのに15秒以上
も必要であった。なお、このカッター装置10が左右動
する位置の前後では、芯板コンベヤ2の左右両側に、少
なくとも化粧シート51に当接する振れ止め用のガイド
レール32を設けてある。化粧シート51と芯板50と
の左右方向寸法が等しい場合には、芯板50も上記ガイ
ドレール32に当接して振止めされるが、芯板50の左
右方向寸法が化粧シート51よりも小さいような場合に
は、上記ガイドレール32より内側へ突出する芯板専用
のガイドレール(図示略)を別途、芯板コンベヤ2の左
右両側に設ければよい。
【0010】なお、芯板50には、パーティクルボー
ド、合板、MDF、無垢板その他が用いられる。この芯
板50は、製造しようとする化粧板よりもやや大きな正
方形状又は長方形状に粗切りされた状態にあり、芯板コ
ンベヤ2上では、その搬送方向(前後方向)に沿って互
いに所定間隔をおいて並べられている。また、化粧シー
ト51には、織布、不織布、紙等の基材にフェノール樹
脂、尿素樹脂、メラミン樹脂等の自己接着性を有した樹
脂材が含浸されたもの、又はこれらの樹脂材をシート状
にしたもの等が用いられる。この化粧シート51には、
芯板50相互の間を渡る部分で撓みが生じ難くするため
(この部分を切断し易くするため)に、多少、腰のある
ものを用いるのが好ましい。
ド、合板、MDF、無垢板その他が用いられる。この芯
板50は、製造しようとする化粧板よりもやや大きな正
方形状又は長方形状に粗切りされた状態にあり、芯板コ
ンベヤ2上では、その搬送方向(前後方向)に沿って互
いに所定間隔をおいて並べられている。また、化粧シー
ト51には、織布、不織布、紙等の基材にフェノール樹
脂、尿素樹脂、メラミン樹脂等の自己接着性を有した樹
脂材が含浸されたもの、又はこれらの樹脂材をシート状
にしたもの等が用いられる。この化粧シート51には、
芯板50相互の間を渡る部分で撓みが生じ難くするため
(この部分を切断し易くするため)に、多少、腰のある
ものを用いるのが好ましい。
【0011】
【実施例装置の作用】次に実施例装置の作用を説明す
る。引出しローラ対41の作動により、上・下の各化粧
シート51がロール状態から巻き戻されるようになる
と、これら化粧シート51は各シート誘導ローラ40に
案内されて、芯板コンベヤ2上を、前後方向に所定間隔
をおいて搬送される芯板50の上面及び下面に重ねられ
た状態となる。芯板50の前後間隙部が上・下のカッタ
ー装置10の左右動位置に達すると、芯板コンベヤ2は
その作動を一旦停止する。次に各カッター装置10にお
いて、発振器14が作動して切断刃13に切断作用を促
進させるための左右微振動を起こさせる。また、昇降ヘ
ッド22の作動により、切断刃13が化粧シート51に
接触するように、上方側カッター装置10は下降され下
方側カッター装置10は上昇される。そして各左右動板
17が右から左へ移動することで上・下の化粧シート5
1が切断される。切断が終わった後は、発振器14の停
止、各昇降ヘッド22の逆方向移動(退避動)及び各左
右動板17の左から右への復帰移動が行われ、芯板コン
ベヤ2が再び作動を開始する。以後これが繰り返され
る。
る。引出しローラ対41の作動により、上・下の各化粧
シート51がロール状態から巻き戻されるようになる
と、これら化粧シート51は各シート誘導ローラ40に
案内されて、芯板コンベヤ2上を、前後方向に所定間隔
をおいて搬送される芯板50の上面及び下面に重ねられ
た状態となる。芯板50の前後間隙部が上・下のカッタ
ー装置10の左右動位置に達すると、芯板コンベヤ2は
その作動を一旦停止する。次に各カッター装置10にお
いて、発振器14が作動して切断刃13に切断作用を促
進させるための左右微振動を起こさせる。また、昇降ヘ
ッド22の作動により、切断刃13が化粧シート51に
接触するように、上方側カッター装置10は下降され下
方側カッター装置10は上昇される。そして各左右動板
17が右から左へ移動することで上・下の化粧シート5
1が切断される。切断が終わった後は、発振器14の停
止、各昇降ヘッド22の逆方向移動(退避動)及び各左
右動板17の左から右への復帰移動が行われ、芯板コン
ベヤ2が再び作動を開始する。以後これが繰り返され
る。
【0012】
【発明の効果】この発明は前記した如き構成によって以
下の如き効果を奏するものである。切断刃を左右方向
(切断方向)に沿って微振動させながら、カッター装置
を自動的に左右動させるようにしているので、化粧シー
トの切断時にシート屑が発生することはない。従ってプ
レス工程の後に、化粧シートの上面にシート屑による凹
み傷や付着痕が付くことはなくなり、歩留率が向上す
る。また、全体としての自動化が図られ、且つ切断刃に
左右微振動を与えることによって切断速度の高速化が図
られているので、装置の稼働効率が向上する。
下の如き効果を奏するものである。切断刃を左右方向
(切断方向)に沿って微振動させながら、カッター装置
を自動的に左右動させるようにしているので、化粧シー
トの切断時にシート屑が発生することはない。従ってプ
レス工程の後に、化粧シートの上面にシート屑による凹
み傷や付着痕が付くことはなくなり、歩留率が向上す
る。また、全体としての自動化が図られ、且つ切断刃に
左右微振動を与えることによって切断速度の高速化が図
られているので、装置の稼働効率が向上する。
【図1】この発明の実施例を模式的に示す側面図であ
る。
る。
【図2】図1のII部拡大図である。
【図3】図2の一部省略平面図である。
【図4】図2のIV−IV線拡大断面図である。
1 この発明に係る装置 2 芯板コンベヤ 10 カッター装置 13 切断刃 14 発振器 17 左右動板 22 昇降ヘッド 40 シート誘導ローラ 50 芯板 51 化粧シート
Claims (1)
- 【請求項1】 搬送方向を前後に向けた芯板コンベヤ
と、この芯板コンベヤの上方又は下方の少なくとも一方
に回転自在に架設されて芯板コンベヤ上の芯板の上面又
は下面の少なくとも一方に重ねられる、ロール状態から
巻き戻された化粧シートを案内するシート誘導ローラ
と、このシート誘導ローラの架設位置よりも芯板コンベ
ヤの前方に、シート誘導ローラに沿って左右動自在で、
且つ昇降自在に設けられたカッター装置とを有してお
り、前記カッター装置が切断刃に左右方向の微振動を与
える発振器を有している芯板に化粧シートを重ねる装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5117773A JPH06297415A (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | 芯板に化粧シートを重ねる装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5117773A JPH06297415A (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | 芯板に化粧シートを重ねる装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06297415A true JPH06297415A (ja) | 1994-10-25 |
Family
ID=14719974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5117773A Pending JPH06297415A (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | 芯板に化粧シートを重ねる装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06297415A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2329932A3 (de) * | 2009-12-02 | 2012-03-14 | Fritz Egger GmbH & Co. OG | Verfahren zum Herstellen von Paneelen, insbesondere Fußbodenpaneelen |
-
1993
- 1993-04-20 JP JP5117773A patent/JPH06297415A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2329932A3 (de) * | 2009-12-02 | 2012-03-14 | Fritz Egger GmbH & Co. OG | Verfahren zum Herstellen von Paneelen, insbesondere Fußbodenpaneelen |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20011009 |