JPH04353434A - 給紙装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、給紙装置に関し、特に
、製函工程において、ブランクを給送するための給紙装
置であって、かつブランクが上下に積層されたブランク
積層ユニットからブランクを１枚毎にサバくためのサバ
キ装置を含む給紙装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】図１の（Ｉ）に示すように、製函工程に
おいては、通常、紙器の材料としての各ブランクｂは上
下に積み重ねられてブランク積層ユニットＢとして供給
される。そして、製函機にブランクｂを１枚づつ連続供
給するために、（ＩＩＩ）に示されるように、紙送り装
置１のストッカー１ａにセットされるのであるが、この
セットに先立ち、（ＩＩ）に示されるように、ブランク
積層ユニットＢの各ブランクｂをサバいて、その前端部
が下向き斜めとなるように形状を整えることが必要とさ
れている。

【０００３】従来においては、上記（ＩＩ）の工程は人
手にたよっており、したがって作業能率は非常に悪いと
いう問題がある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
解決すべき技術的課題は、上記紙送り装置のストッカー
内にブランクを自動的にサバいて供給するサバキ装置を
含んだ給紙装置を提供することである。

【０００５】また、上記サバキ装置より紙送り装置に供
給された各ブランクをそのストッカー内に上下に整列さ
せることの出来る手段を備えた給紙装置を提供する。

【０００６】さらに、上記サバキ装置に対して、ブラン
ク積層ユニットを順次自動的に送り込むための手段を備
えた給紙装置を提供することである。

【０００７】さらにまた、ブランク積層ユニットを送り
出すための手段から該ユニットをサバキ装置に送るとと
もに、そのサバキ装置から紙送り装置のストッカー内に
ブランクをサバきながら送り出す一連の作業を自動的に
行なえるようにした給紙装置を提供することである。

【０００８】

【課題を解決するための手段・作用・効果】上記技術的
課題を解決するために、本発明によれば以下の構成の給
紙装置が提供される。

【０００９】すなわち、この給紙装置は、ブランクを夫
々水平状態で上下に積み重ねた１つのブランク積層ユニ
ットを１枚毎にサバくためのサバキ装置と、サバキ装置
によりサバかれたブランクを順次受け取る一方、ブラン
クを１枚毎に前方に給紙するための紙送り装置とを備え
る。そして、サバキ装置は、ブランク積層ユニットをほ
ぼ水平に支持するベルトコンベヤと、ベルトコンベヤの
ベルト直上所定位置に、ブランクを１枚毎に前方に給送
するためのゲート開口を有するストッカーと、ストッカ
ー内にかつベルトコンベヤ上に置かれるブランク積層ユ
ニットを上方より押圧する押圧手段と、ベルトコンベヤ
のベルト前端部直上に配置されて、ベルトによりストッ
カーのゲート開口から前方に給送されるブランクを１枚
毎にベルトと協働して紙送り装置に向けて送り出すため
のサバキローラとを備える。

【００１０】上記構成において、サバキ装置のストッカ
ー内に積層されたブランク積層ユニットが押圧手段によ
り上方から一定の押圧力で押圧された状態で、サバキ装
置のベルトコンベヤが駆動されてそのベルトが回転する
とともに、サバキローラが回転せしめられると、各ブラ
ンクがブランク積層ユニットの下方より１枚づつサバか
れて紙送り装置に送り込まれる。

【００１１】上記構成によれば、このようにして、上記
構成によれば、ブランクのサバキ作業が自動的に行なわ
れて紙送り装置に供給され、サバキ作業が非常に能率的
となる。

【００１２】上記構成において、紙送り装置は、図１に
示した従来のものと同様に、サバキ装置より送られてき
たブランクを、前端が下向き斜めとなるように積み重ね
るストッカーを有することが好ましく、該ストッカーに
は、積層されたブランクに振動を与えるためのバイブレ
ーターを備えることが好ましい。

【００１３】このように、バイブレーターを設けること
により、サバキ装置から１枚毎に紙送り装置のストッカ
ー内に供給されたブランクは夫々斜め姿勢で上下方向に
整列せしめられる。

【００１４】また、上記構成において、さらに、上記サ
バキ装置の上記ストッカー内の上記ベルト上に、ブラン
ク積層ユニットを順次送り出すためのブランク積層ユニ
ット搬送装置を備えることが好ましい。

【００１５】このように、ブランク積層ユニット搬送装
置をサバキ装置と対にして構成することにより、サバキ
装置内のブランク積層ユニットのブランクがすべて紙送
り装置の方に送られたときには、このブランク積層ユニ
ット搬送装置から自動的にサバキ装置内にブランク積層
ユニットを補給することができる。

【００１６】上記構成においては、さらに、次のように
構成することが好ましい。

【００１７】すなわち、上記（紙送り）装置は、そのス
トッカー内に積層されるブランクの積層量が所定量まで
減少したことを検出したとき、上記サバキ装置をサバキ
作動させる信号を発生する検出手段を有する。

【００１８】また、上記紙送り装置は、そのストッカー
内に積層されるブランクの有無を検出して、ブランク無
しのとき、紙送り装置の上記ベルトコンベヤを作動させ
るとともに上記ブランク積層ユニット搬送装置を作動さ
せる信号と、上記ストッカー内に１つのブランク積層ユ
ニットが送り込まれたことを検出して上記ベルトコンベ
ヤの作動を停止させる信号とを発生する第２検出手段と
、１つのブランク積層ユニットのブランク積層ユニット
搬送装置からサバキ装置への送り完了を検出したとき、
ブランク積層ユニット搬送装置の作動を停止させる信号
を発生する第３検出手段を有する。

【００１９】さらに、上記ブランク積層ユニット搬送装
置は、そのベルトコンベヤの前端部におけるブランク積
層ユニットの有無を検出し、ブランク積層ユニット無し
のとき、ベルトコンベヤを作動させてその前端部までブ
ランク積層ユニットを送る信号を発生する第４検出手段
を有している。

【００２０】上記のように、第１〜第４の検出手段を設
けることにより、ブランク積層ユニット搬送装置からサ
バキ装置へのブランク積層ユニットの給送、および、サ
バキ装置より紙送り装置へのブランクのサバキ供給が全
自動的に行なわれることになり、全体としての給紙作業
は非常に能率的となる。

【００２１】

【実施例】以下に、図２に示した本発明の実施例につい
て詳細に説明する。

【００２２】図２において、６は、ブランクｂを夫々水
平状態で上下に積み重ねたブランク積層ユニットＢ（Ｂ
２，Ｂ３…）を順次サバキ装置５に送るためのブランク
積層ユニット搬送装置である。サバキ装置５は、ブラン
ク積層ユニット搬送装置６より１ユニット毎に供給され
たブランク積層ユニットＢ（Ｂ１）からその下方より各
ブランクをサバキながら紙送り装置１に供給する。紙送
り装置１は、サバキ装置５よりサバキ給紙された各ブラ
ンクｂを１枚毎に製函機３に向けて送り出す。

【００２３】ブランク積層ユニット搬送装置６はベルト
コンベヤ６ａにより構成されている。各ブランク積層ユ
ニットＢ２，Ｂ３…はベルトコンベヤ６ａのベルト上に
１列に一定の間隔をあけて整列せしめられる。ベルトコ
ンベヤ６ａの前端部直上には光電管等で構成される第４
検出手段Ｓ４が配置されている。この検出手段Ｓ４は、
搬送装置６の図示しない支持手段により支持されている
。この検出手段Ｓ４は、１つのブランク積層ユニットＢ
がベルトコンベヤ６ａの前端部にあるか否かを検出する
ものであって、もし無しであれば、搬送装置６の駆動手
段（図示せず）を駆動せしめて上記ベルトコンベヤ６ａ
の前端部まで送るための信号を制御装置（図示せず）に
送る。

【００２４】サバキ装置５は、ブランク積層ユニットＢ
をほぼ水平に支持するベルトコンベヤ５ｂを備えている
。このベルトコンベヤ５ｂの上方には、ブランク積層ユ
ニットＢ（Ｂ１）を収納するためのストッカー５ｄが配
置されている。このストッカー５ｄの前部にはゲート部
材５ｅが配設されており、その下部には、ブランクｂを
１枚づつ前方に送り出すためのゲート開口５ｇが開口調
節自在に形成されている。ストッカー５ｄの上方には、
ブランク押えシリンダ５ｆが配置されている。さらに、
ゲート部材５ｅの前方には、サバキローラ５ａがベルト
コンベヤ５ｂのベルト前端部直上に配置されている。

【００２５】サバキ装置５においては、ブランク押えシ
リンダ５ｆのロッド下端５ｈによりブランク積層ユニッ
トＢ１をその上方より適当な加圧力で押圧した状態でサ
バキ作業が行なわれる。すなわち、ベルトコンベヤ５ｂ
を駆動して、そのベルト５ｃを図中矢印方向に回転させ
る。そしてまたこれと同時に、サバキローラ５ａを矢印
方向に回転させる。これにより、ブランク積層ユニット
Ｂ１の底部より、各ブランクｂが１枚毎にゲート開口５
ｇより繰り出されるとともに、サバキローラ５ａにより
ブランクが１枚毎に前方に放り出される。これにより、
ブランクｂのサバキが行なわれる。

【００２６】このサバキ装置５の支持手段（図示せず）
には、２つの検出手段、すなわち第２検出手段Ｓ２と第
３検出手段Ｓ３とを備えている。第２検出手段Ｓ２は、
ストッカー５ｄの前側でかつ底部のレベルに配置されて
いる。一方、第３検出手段Ｓ３はベルトコンベヤの後端
直上レベルに配置されている。第３検出手段Ｓ３はブラ
ンク積層ユニットＢが、その搬送装置６よりベルトコン
ベヤ５ｂ上に乗り移りかつそれが完了したことを検出す
る。一方、第２検出手段Ｓ２は、ストッカー５ｄ内のブ
ランクｂの有無を検出する。すなわち、第２検出手段Ｓ
２によりストッカー５ｄ内にブランクｂが１枚もないこ
とが検出されたときには、該検出手段Ｓ２より信号が制
御装置に発せられて、該制御装置により搬送装置６が駆
動せしめられると同時にサバキ装置５自体のベルトコン
ベヤ５ｂが駆動される。したがって、搬送装置６のベル
トコンベヤ６ａの前端部に位置せしめられているブラン
ク積層ユニットＢ２は、サバキ装置５のベルトコンベヤ
５ｂ上に送られる。送られたブランク積層ユニットＢ２
が完全にベルトコンベヤ５ｂ上に乗り移ったことが第３
検出手段Ｓ３により検出されたとき、第３検出手段Ｓ３
から検出信号が制御手段に発せられ、該制御手段により
搬送装置６の駆動が停止される。しかし、サバキ装置５
のベルトコンベヤ５ｂは引き続き駆動され、搬送された
ブランク積層ユニットＢ２がゲート部材５ｅに接するま
で駆動を継続される。そして、ブランク積層ユニットＢ
２がストッカー５ｄ内所定位置に位置せしめられたこと
が第２検出手段Ｓ２により検出されると、該第２検出手
段Ｓ２より信号が制御装置に発せられて、該制御装置に
よりベルトコンベヤ５ｂの駆動が停止される。また、検
出手段Ｓ２により、ブランク無しが検出されたときには
、その検出信号が制御手段に送られて、制御手段のタイ
マーに設定した所定時間経過後にロッド５ｈが上昇せし
められる、一方、検出手段Ｓ２によりブランクの供給が
検出されたときには、その検出信号が制御手段に送られ
て、制御手段のタイマーに設定した所定時間の経過後に
ロッド５ｈが下降せしめられる。

【００２７】紙送り装置１は、その下部にベルトコンベ
ヤ１ｂを備えている。そして、そのベルトコンベヤ１ｂ
の上方に、サバキ装置５よりサバキ給紙されるブランク
ｂを受け取りかつ収納するためのストッカー１ａを備え
ている。このストッカー１ａの前部には、サバキ装置５
の場合と同様に、ゲート部材１ｃを備えており、そのゲ
ート部材１ｃの下部にはゲート開口１ｄが形成されてい
る。 また、ストッカー１ａの後部にはバイブレーター４ａと
ガイド４ｂが配置されている。このバイブレーター４ａ
はモータ４ｃを駆動源として振動せしめられ、ブランク
ｂに微振動を与えるように構成されており、一方、ガイ
ド４ｂはストッカー１ａ内に積層されたブランクｂの後
面に当接してブランクｂを前方に案内するように構成さ
れている。図示されるように、ストッカー１ａに積層さ
れる各ブランクｂはその前端が下向きとなるように斜め
に傾斜した状態で積層されている。したがって、最下部
のブランクｂの前端部はベルトコンベヤ１ｂのベルト１
ｅ直上のゲート開口１ｄより突出してベルト１ｅの上面
に強く圧接する。したがって、ベルト１ｅが矢印方向に
回転せしめられれば、ブランクｂがストッカー１ａの下
方より順次１枚づつ繰り出されて、ニップローラ２を通
って製函機３の方に送られることになる。このように、
ストッカー１ａ自体がバイブレーター４ａにより振動せ
しめられ、またガイド４ｂにより積層されたブランクｂ
が前方に案内されることにより、ストッカー１ａ内の積
層ブランクｂは、その前端部がゲート部材１ｃに接する
ように整えられることになる。つまり、ゲート開口１ｄ
よりのブランク送り出しが確実に行なわれることになる
のである。

【００２８】紙送り装置１には、さらに第１検出手段Ｓ
１がストッカー１ａの後方所定位置に備えられている。 この第１検出手段Ｓ１は、ストッカー１ａ内に積層され
るブランク６の積層量を検出するものであって、その積
層量が所定量まで減少したことを検出したとき、上記サ
バキ装置５をサバキ作動せしめる信号を制御装置に送る
。そして、制御装置のタイマーに設定した所定時間が経
過したとき、サバキ装置５が駆動せしめられて、サバか
れたブランクｂがこの紙送り装置１のストッカー１ａ内
に再び順次積層されることになる。ストッカー１ａ内の
ブランク積層量が増加すれば、これが再び第１検出手段
Ｓ１により検出され、その検出信号が制御装置に送られ
る。そして、制御装置のタイマーに設定した時間が経過
したとき、サバキ装置のサバキ動作が停止される。

【００２９】以上の述べたように、上記実施例によれば
、サバキ装置５には、搬送装置６より順次ブランク積層
ユニットが自動的に供給され、また、紙送り装置１には
サバキ装置５より自動的に各ブランクがサバキ給紙され
ることになり、従来の給紙装置に比較すれば、非常に能
率的な給紙を製函機３に対して行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】　　従来における、ブランク積層ユニットのブ
ランクサバキ工程を示す説明図である。

【図２】　　本発明の一実施例にかかる給紙装置の概略
側面図である。

【符号の説明】

Ｂ（Ｂ１，Ｂ２，Ｂ３）　　　　　　ブランク積層ユニ
ットｂ　　　　　　　　ブランク　　　　　　　　　　
　　　　　　　　１　　　　　　　　紙送り装置 １ａ　　　　　　ストッカー　　　　　　　　　　　　
　　　　　１ｂ　　　　　ベルトコンベヤ １ｃ　　　　　　ゲート部材　　　　　　　　　　　　
　　　　　１ｄ　　　ゲート開口 １ｅ　　　　　　ベルト　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　２　　ニップローラ ３　　　　　　　製函機　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　４ａ　　　　　　　バイブレータ ４ｂ　　　　　　ガイド　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　４ｃ　　　　モータ５　　　　　　　サ
バキ装置　　　　　　　　　　　　　　　　　５ａ　　
　　　　　サバキローラ ５ｂ　　　　　　ベルトコンベヤ　　　　　　　　　　
　　　５ｃ　ベルト５ｄ　　　　　　ストッカー　　　
　　　　　　　　　　　　　　５ｅ　　　　　　　ゲー
ト部材 ５ｆ　　　　　　ブランク押えシリンダ　　　　　　　
５ｇ　　　ゲート開口 ５ｈ　　　　　　ロッド下端 ６　　　　　　　ブランク積層ユニット搬送装置６ａ　
　　　　　ベルトコンベヤ

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　ブランク（ｂ）を夫々水平状態で上下
   に積み重ねた１つのブランク積層ユニット（Ｂ）を１枚
   毎にサバくためのサバキ装置（５）と、サバキ装置（５
   ）によりサバかれたブランク（ｂ）を順次受け取る一方
   、ブランク（ｂ）を１枚毎に前方に給紙するための紙送
   り装置（１）とを備えてなり、サバキ装置（５）は、ブ
   ランク積層ユニット（Ｂ）をほぼ水平に支持するベルト
   コンベヤ（５ｂ）と、ベルトコンベヤ（５）のベルト（
   ５ｃ）直上所定位置に、ブランク（ｂ）を１枚毎に前方
   に給送するためのゲート開口（５ｇ）を有するストッカ
   ー（５ｄ）と、ストッカー（５ｄ）内にかつベルトコン
   ベヤ（５ｂ）上に置かれるブランク積層ユニット（Ｂ）
   を上方より押圧する押圧手段（５ｆ）と、ベルトコンベ
   ヤ（５ｂ）のベルト前端部直上に配置されて、ベルト（
   ５ｃ）によりストッカー（５ｄ）のゲート開口（５ｇ）
   から前方に給送されるブランク（ｂ）を１枚毎にベルト
   （５ｃ）と協働して紙送り装置（１）に向けて送り出す
   ためのサバキローラ（５ａ）とを備えたことを特徴とす
   る給紙装置。
2. 【請求項２】　　上記紙送り装置（１）は、上記サバキ
   装置（５）より送られてきたブランク（ｂ）を、その前
   端が下向き斜めとなるようにして上下に積み重ねるスト
   ッカー（１ａ）を有し、該ストッカー（１ａ）には、積
   層されたブランク（ｂ）に振動を与えるためのバイブレ
   ータ（４ａ）が備えられたことを特徴とする請求項１記
   載の給紙装置。
3. 【請求項３】　　さらに、上記サバキ装置（５）の上記
   ストッカー（５ｄ）内の上記ベルト（５ｃ）上に、ブラ
   ンク積層ユニット（Ｂ）を順次送り出すためのブランク
   積層ユニット搬送装置（６）を備えたことを特徴とする
   請求項１に記載の給紙装置。
4. 【請求項４】　　上記紙送り装置（１）は、そのストッ
   カー（１ａ）内に積層されるブランク（ｂ）の積層量が
   所定量まで減少したことを検出したとき、上記紙サバキ
   装置（５）をサバキ作動させる信号を発生する検出手段
   （Ｓ１）を有し、上記紙送り装置（１）は、そのストッ
   カー（１ａ）内に積層されるブランク（ｂ）の有無を検
   出して、ブランク無しのとき、紙送り装置（１）の上記
   ベルトコンベヤ（５ｂ）を作動させるとともに上記ブラ
   ンク積層ユニット搬送装置（６）を作動させる信号と、
   上記ストッカー（１ａ）内に１つのブランク積層ユニッ
   ト（Ｂ）が送り込まれたことを検出して上記ベルトコン
   ベヤ（５ｂ）の作動を停止させる信号とを発生する第２
   検出手段（Ｓ２）と、１つのブランク積層ユニット（Ｂ
   ）のブランク積層ユニット搬送装置（６）からサバキ装
   置（５）への送り完了を検出したとき、ブランク積層ユ
   ニット搬送装置（６）の作動を停止させる信号を発生す
   る第３検出手段（Ｓ３）を有し、上記ブランク積層ユニ
   ット搬送装置（６）は、そのベルトコンベヤ（６ａ）の
   前端部におけるブランク積層ユニット（Ｂ）の有無を検
   出し、ブランク積層ユニット無しのとき、ベルトコンベ
   ヤ（６ａ）を作動させてその前端部までブランク積層ユ
   ニット（Ｂ）を送る信号を発生する第４検出手段（Ｓ４
   ）を有することを特徴とする請求項３に記載の給紙装置
   。