JPH06296368A - Dc−dcコンバータ - Google Patents

Dc−dcコンバータ

Info

Publication number
JPH06296368A
JPH06296368A JP5080837A JP8083793A JPH06296368A JP H06296368 A JPH06296368 A JP H06296368A JP 5080837 A JP5080837 A JP 5080837A JP 8083793 A JP8083793 A JP 8083793A JP H06296368 A JPH06296368 A JP H06296368A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switching element
inverter
parallel
switching
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5080837A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Sakamoto
和彦 坂本
Hiroshi Takano
博司 高野
Jun Takahashi
順 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Medical Corp filed Critical Hitachi Medical Corp
Priority to JP5080837A priority Critical patent/JPH06296368A/ja
Publication of JPH06296368A publication Critical patent/JPH06296368A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B70/00Technologies for an efficient end-user side electric power management and consumption
    • Y02B70/10Technologies improving the efficiency by using switched-mode power supplies [SMPS], i.e. efficient power electronics conversion e.g. power factor correction or reduction of losses in power supplies or efficient standby modes

Landscapes

  • X-Ray Techniques (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 2つのスイッチング素子の直列接続体2組
(20a,20b;20c,20d)とこれら各素子に
逆並列接続されたダイオード3a〜3dとでなるインバ
ータ4に、直流電源1を与えて得られた交流を変圧器7
に送り、その出力を整流して負荷17に与えるDC−D
Cコンバータにおいて、ノイズ発生の低減化と高効率化
を図る。 【構成】 上記スイッチング素子に並列接続されたキャ
パシタンス22a〜22dと、上記直列接続体のスイッ
チング素子接続点及び上記直流電源の中性点間に接続さ
れたインダクタンス23a,23bと、上記インバータ
の動作が開始するときの上記スイッチング素子20a,
20d又は20b,20cが最初にオンする際に上記キ
ャパシタンス22a,22d又は22b,22cを放電
させる手段(19;24a,24b;25a,25b;
26a,26b)とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直流電源からインバー
タを介して交流電圧を変圧器に送り、その出力を整流し
て直流電圧を負荷に供給するDC−DCコンバータに係
り、特に、上記インバータの各スイッチング素子にかか
る電圧の変化率を小さくして低ノイズ化を図ると共に、
上記スイッチング素子での損失を低減して高効率化を図
ったソフトスイッチング方式のDC−DCコンバータに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンバータの一部に共振素子を挿
入して電圧波形あるいは電流波形を正弦波状にし、スイ
ッチング時のスイッチング素子の負担を軽減するコンバ
ータの開発が進んでいる。このような共振型コンバータ
の出力電圧を制御する方法に位相差制御方式があるが、
従来のこの種の制御方式を用いたDC−DCコンバータ
として、特開昭63−190556号公報に記載された
ものがある。
【0003】このDC−DCコンバータは、図8に示す
ように、直流電源1と、この直流電源1の正極+に接続
された第1のスイッチング素子2a及び負極−に接続さ
れた第2のスイッチング素子2bからなる第1の直列接
続体を有すると共に上記正極+に接続された第3のスイ
ッチング素子2c及び負極−に接続された第4のスイッ
チング素子2dからなり上記第1の直列接続体に並列接
続された第2の直列接続体を有しかつ上記第1〜第4の
スイッチング素子2a〜2dにそれぞれ逆並列接続され
た第1〜第4のダイオード3a〜3dを有し上記直流電
源1からの直流を交流に変換するインバータ4と、この
インバータ4の出力側にて直列接続されたインダクタン
ス5及びキャパシタンス6と、このインダクタンス5及
びキャパシタンス6に直列接続され出力と絶縁する変圧
器7と、この変圧器7の出力を直流に変換する整流器8
と、この整流器8の出力側に接続された負荷9と、この
負荷9に印加する電圧及び負荷9に流す電流の設定信号
に応じて上記第1〜第4のスイッチング素子2a〜2d
のオン,オフのタイミングを制御する手段(図示省略)
とを有してなっていた。
【0004】なお、図8において、上記第1〜第4のス
イッチング素子2a〜2dとダイオード3a〜3dと
で、それぞれ第1のアーム10aと、第2のアーム10
bと、第3のアーム10cと、第4のアーム10dとが
構成されている。また、上記整流器8は、4つのダイオ
ード11a,11b,11c,11dで入力電圧を全波
整流するようになっている。更に、12は、上記整流器
8の出力電圧を負荷9に印加するための高電圧ケーブル
の静電容量を示しており、整流器8からの出力電圧を平
滑化するキャパシタンスとして機能する。
【0005】次に、上記のように構成された従来のDC
−DCコンバータの動作について、図9を参照して簡単
に説明する。図9において、(a),(b),(c),
(d)は、それぞれ図8に示すインバータ4の第1のス
イッチング素子2a,第4のスイッチング素子2d,第
2のスイッチング素子2b,第3のスイッチング素子2
cのオン、オフの期間を示している。そして、この図9
から明らかなように、第1のスイッチング素子2aと第
4のスイッチング素子2dとは位相差αだけずれてオン
し、また、第2のスイッチング素子2bと第3のスイッ
チング素子2cも位相差αだけずれてオンするようにな
っている。更に、第1のスイッチング素子2aと第2の
スイッチング素子2b、及び第3のスイッチング素子2
cと第4のスイッチング素子2dは、それぞれ180゜
の位相差で交互にオンする。
【0006】以上の動作では、(a)及び(b)に示す
第1のスイッチング素子2a及び第4のスイッチング素
子2dが同時にオンしている期間(Tb3〜Tb4)、並び
に(c)及び(d)に示す第2のスイッチング素子2b
及び第3のスイッチング素子2cが同時にオンしている
期間(Tb6〜Tb7)だけ図8に示す直流電源1から電力
が供給されるので、インバータ4の出力電力波形Vt は
図9(j)に示すように、上記の期間だけ電圧を正負の
波高値とする方形波となる。
【0007】したがって、第1のスイッチング素子2a
と第4のスイッチング素子2dとの位相差αあるいは第
2のスイッチング素子2bと第3のスイッチング素子2
cとの位相差αを変化させると、それぞれのスイッチン
グ素子2a〜2dが同時にオンする期間を変化させるこ
とができ、図8に示す負荷9に供給する電力を制御する
ことができる。この場合の該当するスイッチング素子間
の位相差αと、出力電圧Vt との関係を示すと図10の
ようになる。この図10は、横軸を位相差αとし、縦軸
を負荷9への出力電圧Vt として、この位相差αと出力
電圧Vt との関係を上記負荷9の抵抗値R1,R2,R3
(R1 >R2 >R3)をパラメータとして所定のカーブ
で表わしたグラフである。
【0008】ここで、上記構成及び動作において、ター
ンオンが遅れない第1のスイッチング素子2aとこれに
逆並列接続された第1のダイオード3aとからなる第1
のアーム10a、及び第2のスイッチング素子2bとこ
れに逆並列接続された第2のダイオード3bとからなる
第2のアーム10bの動作を検討する。
【0009】図9(e)に示すように、第1のアーム1
0aに流れる電流I1 は、第1のスイッチング素子2a
へのオン信号が入力される時点Tb1では負である。した
がって、この時には、上記第1のスイッチング素子2a
に印加する電圧は、第1のダイオード3aのオン電圧だ
けであり、ほぼ零である。そして、電流が負から正に変
化して第1のスイッチング素子2aに電流が流れ始める
時のそのスイッチング素子2aの損失は、その時の電圧
と電流の積となるので零である。しかし、上記第1のス
イッチング素子2aがターンオフする時点Tb4では、上
記第1のアーム10aに流れる電流I1 は、図9(e)
に示すように正である。
【0010】上記第1のスイッチング素子2aがターン
オフを開始して電流が零になるまでの動作を図11に示
すが、この図に示すように電流が零になる前にそのスイ
ッチング素子2aの電圧が増加し始めるので、この電流
と電圧とによって第1のスイッチング素子2aは、斜線
を付して示す領域分の損失を生じることとなる。このよ
うな動作は、第2のアーム10bについても同様であ
る。
【0011】上記のような損失を低減するためには、例
えば図12(a)に示すようにキャパシタンス14と抵
抗15を直列接続した構成や、同図(b)に示すように
キャパシタンス14、抵抗15及びダイオード16を組
み合わせた構成の、スナバ回路と呼ばれる回路を、トラ
ンジスタなどのスイッチング素子13に対して並列接続
して用いていた。
【0012】このようなスナバ回路を、上記第1及び第
2のスイッチング素子2a,2bに並列に設けると、各
スイッチング素子2a,2bがターンオフするときの電
圧の立ち上がりが抑制されて、ターンオフ時のスイッチ
ング損失が低減できるものであった。
【0013】しかし、上記のようなスナバ回路では、図
12に示すスイッチング素子13がオフしているとき
に、キャパシタンス14に蓄積された電荷は、上記スイ
ッチング素子13がターンオンすると、そのスイッチン
グ素子13と抵抗15を介して放電されるので、抵抗1
5によって損失が生じる。そして、この抵抗15はこの
時の電流の最大値を制御するものなので、上記抵抗15
がないと過大な電流が流れ、スイッチング素子13を破
壊することとなる。
【0014】上記抵抗15による損失は、スイッチング
素子13がターンオンとターンオフとを繰り返す毎に生
じるので、図8に示すインバータ4においては、各スイ
ッチング素子2a,2bの損失がそのインバータ4の動
作周波数に比例して増加する。特に、このようなDC−
DCコンバータにおいては、装置の小型軽量化のために
動作周波数を高くすることが一般的であり、スイッチン
グ損失が非常に大きくなるものであった。
【0015】次に、図8及び図9に示す構成及び動作に
おいて、ターンオンが遅れる第3のスイッチング素子2
cとこれに逆並列接続された第3のダイオード3cとか
らなる第3のアーム10c、及び第4のスイッチング素
子2dとこれに逆並列接続された第4のダイオード3d
とからなる第4のアーム10dの動作を検討する。図9
に示す例では、同図(b)に示す第4のスイッチング素
子2dのオン信号が出力されている期間Tb3〜Tb6内の
時点Tb5に第4のアーム10dの電流I4 は零となり
(図9(f)参照)、その時点Tb5以後は負の電流が流
れる。すなわち、第4のアーム10dにおいて逆並列接
続された第4のダイオード3dに電流が流れる。その
後、時点Tb6において、図9(b)に示すように第4の
スイッチング素子2dへのオン信号がなくなり、同図
(d)に示すように第3のスイッチング素子2cがター
ンオンを開始する。これにより、それまで上記第4のダ
イオード3dを流れていた電流は、第3のスイッチング
素子2cに転流し、第4のダイオード3dは逆バイアス
されてターンオフする。
【0016】しかし、このとき上記第4のダイオード3
dは瞬時にはターンオフすることができず、そのPN接
合の接合容量を充電するまでダイオード3dにリカバリ
電流と呼ばれる電流が流れる。したがって、このリカバ
リ電流が流れている間は、図8に示す第3のアーム10
cと第4のアーム10dとは短絡されている状態と等し
く、過大な電流が流れてスイッチング損失が増大するば
かりでなく、第3及び第4のスイッチング素子2c,2
dを破壊することもあった。このような動作は、第3の
スイッチング素子2cがターンオフするときにも同様と
なる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
DC−DCコンバータにおける位相差制御においては、
図8に示すインバータ4の第1及び第2のアーム10
a,10bの動作と、第3及び第4のアーム10c,1
0dの動作とは異なっており、第1及び第2のアーム1
0a,10bではスナバ回路(図12参照)によるスイ
ッチング損失が増大したり、第3及び第4のアーム10
c,10dでは各スイッチング素子2c,2dに逆並列
接続されたダイオード3c,3dのリカバリ電流による
アーム短絡によって上記各スイッチング素子2c,2d
が破壊されるという問題があった。
【0018】その他にも、各スイッチング素子2a〜2
dにかかる電圧が大きく、各スイッチング素子2a〜2
dに流れる電流の時間変化率が大きいことから、発生す
る電磁波障害ノイズが大きくなり、制御系に悪影響を及
ぼすことがあった。特に、このようなDC−DCコンバ
ータをX線装置としてのX線CT装置(X線コンピュー
タ断層装置)などの電源装置に用いた場合、数百ボル
ト、数百アンペアをスイッチングするようなインバータ
4のすぐ近くで診断画像を構成するための微小信号(数
マイクロボルト)を検出しなければならないことにな
り、その電磁波障害ノイズの影響は非常に大きくなり、
強く改善が求められていた。
【0019】本発明は、このような問題点に対処し、イ
ンバータの各スイッチング素子にかかる電圧の変化率が
小さく電磁波障害ノイズを低減できると共に、スイッチ
ング素子での損失を低減して高効率化を図ることができ
るソフトスイッチング方式のDC−DCコンバータを提
供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的は、中性点を有
する直流電源と、この直流電源の正極に接続された第1
のスイッチング素子及び負極に接続された第2のスイッ
チング素子からなる第1の直列接続体を有すると共に上
記正極に接続された第3のスイッチング素子及び負極に
接続された第4のスイッチング素子からなり上記第1の
直列接続体に並列接続された第2の直列接続体を有しか
つ上記第1〜第4のスイッチング素子にそれぞれ逆並列
接続された第1〜第4のダイオードを有し上記直流電源
からの直流を交流に変換するインバータと、このインバ
ータの出力側に接続された少なくとも変圧器を含んだイ
ンバータ出力回路と、上記変圧器に接続されその出力を
直流に変換する整流器と、この整流器の出力端に並列接
続されたキャパシタンスと、このキャパシタンスに並列
接続された負荷と、この負荷に印加する電圧及び負荷に
流す電流の設定信号に応じて上記第1〜第4のスイッチ
ング素子のオン,オフのタイミングを制御する手段とを
有してなるDC−DCコンバータにおいて、上記第1〜
第4のスイッチング素子にそれぞれ並列接続された第1
〜第4のロスレススナバキャパシタンスと、上記インバ
ータの第1及び第2のスイッチング素子の接続点と上記
直流電源の中性点との間、並びに第3及び第4のスイッ
チング素子の接続点と上記直流電源の中性点との間のい
ずれか一方又は両方に接続された第1のインダクタンス
と、上記インバータの第1又は第2のスイッチング素子
に並列接続された第2のインダクタンス及び第5のスイ
ッチング素子からなる第3の直列接続体と、上記インバ
ータの第4又は第3のスイッチング素子に並列接続され
た第3のインダクタンス及び第6のスイッチング素子か
らなる第4の直列接続体と、上記第2及び第3のインダ
クタンスにそれぞれ並列接続された第5及び第6のダイ
オードと、上記インバータの動作が開始するときの上記
第1及び第4のスイッチング素子又は第2及び第3のス
イッチング素子の最初にオンする直前に上記第5及び第
6のスイッチング素子を一定時間オンさせて上記第1及
び第4のロスレススナバキャパシタンス又は第2及び第
3のロスレススナバキャパシタンスを放電動作させるス
イッチング手段とを設けることにより達成される。
【0021】
【作用】このように構成されたDC−DCコンバータ
は、インバータの第1及び第2のスイッチング素子の接
続点と直流電源の中性点との間、並びに第3及び第4の
スイッチング素子の接続点と直流電源の中性点との間の
どちらか一方又は両方にインダクタンスを補助回路とし
て接続したことにより、上記インバータの各アームに流
れる電流がターンオン時に負となり、ターンオフ時には
正となる位相差の動作モードを常に維持できる。
【0022】また、上記インバータの第1〜第4のスイ
ッチング素子にロスレススナバキャパシタンスをそれぞ
れ並列に接続したことにより、デッドタイム期間中の上
記ロスレススナバキャパシタンスの充放電によって各ス
イッチング素子にかかる電圧の時間変化率の小さいソフ
トスイッチングが実現できる。
【0023】またインバータ動作開始時の、上記インバ
ータの第1及び第4のスイッチング素子がターンオンす
る際に、それらの各々に並列接続されたインダクタンス
とスイッチング素子とからなる第3及び第4の直列接続
体により、上記ロスレススナバキャパシタンスを徐々に
放電させることによって、第1〜第4のスイッチング素
子の破壊を防止できる。
【0024】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明によるDC−DCコンバータの一
実施例を示す回路図である。このDC−DCコンバータ
は、直流電源からインバータを介して交流電圧を変圧器
に送り、その出力を整流して直流電圧を負荷に供給する
電力変換器となるもので、図1に示すように、直流電源
1と、インバータ4と、インダクタンス5及びキャパシ
タンス6と、変圧器7と、整流器8と、負荷としてのX
線管17と、位相制御回路19とを有してなり、インバ
ータ式X線高電圧装置と呼ばれるものである。
【0025】上記直流電源1は、例えば二次電池などで
あり、図1においては便宜上左右対称に2つずつの電源
E/2を図示している。インバータ4は、上記直流電源
1から直流を受電して交流に変換するもので、直流電源
1の正極+に接続された第1のスイッチング素子として
のトランジスタ20a及び直流電源1の負極−に接続さ
れた第2のスイッチング素子としてのトランジスタ20
bからなる第1の直列接続体と、上記正極+に接続され
た第3のスイッチング素子としてのトランジスタ20c
及び負極−に接続された第4のスイッチング素子として
のトランジスタ20dからなり上記第1の直列接続体に
並列接続された第2の直列接続体と、上記各トランジス
タ20a〜20dにそれぞれ逆並列接続された第1〜第
4のダイオード3a〜3dとからなる。
【0026】なお、上記各トランジスタ20a〜20d
は、それぞれベース電流を流すことによってターンオン
するようになっている。そして、第1のトランジスタ2
0aと第1のダイオード3aとで第1のアーム10a
を、第2のトランジスタ20bと第2のダイオード3b
とで第2のアーム10bを、第3のトランジスタ20c
と第3のダイオード3cとで第3のアーム10cを、第
4のトランジスタ20dと第4のダイオード3dとで第
4のアーム10dを、それぞれ構成している。
【0027】上記インバータ4の出力側には、インダク
タンス5が接続されると共に、このインダクタンス5に
はキャパシタンス6が直列接続されている。そして、こ
のインダクタンス5とキャパシタンス6とで共振回路を
構成している。上記インダクタンス5及びキャパシタン
ス6には変圧器7の一次巻線が直列接続されており、こ
の変圧器7で前記インバータ4からの出力電圧を昇圧す
ると共に、出力と絶縁している。
【0028】整流器8は、上記変圧器7からの出力電圧
を全波整流して直流に変換するもので、図8に示すと同
様に4つのダイオード11a〜11dからなる。更に、
上記整流器8の出力側には、X線管17が負荷として接
続されている。なお、12は、上記整流器8の出力電圧
を平滑化するキャパシタンスである。
【0029】位相制御回路19は、上記X線管17に印
加する電圧及びX線管17に流す電流の設定信号に応じ
て、前記第1〜第4のトランジスタ20a〜20dのオ
ン,オフのタイミングを制御する手段となるもので、管
電圧設定信号S1 及び管電流設定信号S2 によって各ト
ランジスタ20a〜20dの動作位相を決め、上記各ト
ランジスタ20a〜20dが動作するベース電流を、図
示しないコントローラから入力するX線曝射信号S3 に
よって出力するものである。
【0030】ここで、本発明においては、上記インバー
タ4の第1〜第4のトランジスタ20a〜20dには、
ロスレス(無損失)スナバ回路として用いる第1〜第4
のロスレススナバキャパシタンス22a〜22dがそれ
ぞれ並列に接続されると共に、第1及び第2のトランジ
スタ20a,20bの接続点と直流電源1の中性点(電
位E/2)との間、並びに第3及び第4のトランジスタ
20c,20dの接続点と上記直流電源1の中性点との
間には、補助回路としてそれぞれインダクタンス(第1
のインダクタンス)23a,23bが接続されている。
【0031】また、上記第1のアーム10aには、第2
のインダクタンス25aと第5のスイッチング素子24
aとからなる第3の直列接続体が並列に接続されてい
る。同様に、上記第4のアーム10dには、第3のイン
ダクタンス25bと第6のスイッチング素子24bとか
らなる第4の直列接続体が並列に接続されている。ま
た、第2及び第3のインダクタンス25a,25bに
は、第5及び第6のスイッチング素子24a,24bと
は逆方向に向けて第5及び第6のダイオード26a,2
6bがそれぞれ並列接続されている。上記第5及び第6
のスイッチング素子24a,24bは、上記位相制御回
路19により後述するようにオン,オフスイッチング制
御される。
【0032】次に、このように構成されたDC−DCコ
ンバータの動作について説明する。まず、図1に示すD
C−DCコンバータにおける主回路構成部(直流電源
1,インバータ4,インダクタンス5,キャパシタンス
6,変圧器7,整流器8,X線管17)は、図2に示す
ような等価回路となる。すなわち、インバータ4の各ト
ランジスタ20a〜20dは、図8に示すと同様にそれ
ぞれ第1のスイッチング素子2a,第2のスイッチング
素子2b,第3のスイッチング素子2c,第4のスイッ
チング素子2dと表され、X線管17は負荷9と表され
る。そこで、この図2に示す等価回路を用いて、上記の
主回路構成部の動作原理を図3及び図4を参照して説明
する。
【0033】図2の等価回路において、インバータ4の
第1のアーム10a及び第2のアーム10b側に着目す
る。そして、インダクタンス23aを、直流電源1側へ
流れる電流をIaとし、上記第1及び第2のアーム10
a,10bから変圧器7側へ出力される電流をIrとす
る。この状態で、第1のスイッチング素子2aがオンの
ときにその第1のスイッチング素子2aを流れる電流I
1 は、 I1 =Ia+Ir …(1) で表される。
【0034】ここで、第1のスイッチング素子2a及び
第2のスイッチング素子2bは約50%のデューティサ
イクルでオン,オフするので、定常状態における電流I
aの波形は図3(e)に示すような三角波となり、第1
のスイッチング素子2aをオフしたときに(図3(a)
参照)電流Iaは最大値Ia(max)となる。すなわち、
ターンオフ時の電流I1 (0) は上記の式(1)から、 I1 (0) =Ia(max) +Ir(0) …(2) となる。ただし、Ir(0) はターンオフ時の電流Irを
意味する。
【0035】このとき、電流Iaの傾きはインダクタン
ス23aの値La及び直流電源1の中性点の電位E/2
によって決まるので、上記の最大値Ia(max) も上記L
a及びE/2によって決まる。したがって、ターンオフ
時の電流I1 (0) の大きさを常に一定値以上に設定する
ことが可能となる。すなわち、 I1 (0) =Ia(max) +Ir(0) >(一定値) …(3) となるようにIa(max) を設定することができる。
【0036】そして、このように設定すれば、各スイッ
チング素子2a,2bにおいてターンオン時にそれぞれ
のアーム10a,10bに流れる電流は、以下に述べる
ように負(各スイッチング素子2a,2bに逆並列接続
されたそれぞれのダイオード3a,3bに電流が流れて
いる状態)となる。このとき、図3(a),(b)に示
すように、第1のスイッチング素子2aがオフしてから
第2のスイッチング素子2bがオンするまでの間には、
いずれのスイッチング素子2a,2bもオフした状態で
あるデッドタイム期間Td が設定されている。
【0037】以上のことから、上記デッドタイム期間T
d 中に図2に示すロスレススナバ回路としてのキャパシ
タンス22a,22bを効果的に利用したソフトスイッ
チングが実現可能となる。これについて、図4(a)〜
(d)は、第1のスイッチング素子2aがオンの状態
(a)からそのスイッチング素子2aをオフし(b)、
所定のデッドタイム(b)〜(c)の後に、第2のスイ
ッチング素子2bをオンする(d)までのモードを示し
ている。
【0038】まず、図4(a)では、第1のスイッチン
グ素子2aのみがオンしており、図3(e)に示すよう
に、電流Iaは電流Irの極性に拘わらずほぼ直線的に
増加する。また、その傾きはインダクタンス23aの値
La及び電源電位E/2に依存している。このとき、第
1のキャパシタンス22aの電圧Vc1=0ボルト、第2
のキャパシタンス22bの電圧Vc2=Eボルトである。
【0039】次に、図4(b)では、各スイッチング素
子2a,2bが共にオフとなる。このときは、図3
(e)に示すように電流Ia=Ia(max) であり、この
最大値Ia(max) の設定及び上掲(3)式により、ター
ンオフ時のスイッチング素子2aの電流I1 (0) は十分
大きな正の電流とすることができる。このため、図2に
示す補助回路としてのインダクタンス23a及び他のイ
ンダクタンス5並びにロスレススナバ回路としてのキャ
パシタンス22a,22bの共振現象により、上記キャ
パシタンス22aは充電を行い、同22bは放電を行
う。
【0040】次に、図4(c)では、上記キャパシタン
ス22a,22bの充放電が完了し、第1のキャパシタ
ンス22aの電圧Vc1は0→Eボルトへ、第1のキャパ
シタンス22bの電圧Vc2はE→0ボルトへと変化し、
第2のダイオード3bが導通する。このとき、インダク
タンス23aを流れる電流Iaは、−E/2の電圧によ
り減少し始める。
【0041】その後、図4(d)では、第2のスイッチ
ング素子2bにオン信号が与えられ、電流(Ia+I
r)の極性が正から負に反転すると、上記第2のスイッ
チング素子2bとを入れ換えた形で図4(a)〜(d)
と同様に進む。なお、図4(a)〜(d)の動作の間に
おける第1及び第2のキャパシタンス22a,22bの
電圧Vc1,Vc2の変化を示すと、図4(e)のグラフの
ようになる。
【0042】上述動作は、図2に示すインバータ4の第
3のアーム10c及び第4のアーム10d側についても
同様である。
【0043】以上のことから、ターンオフ時の電流I1
(0) が第1及び第2のキャパシタンス22a,22bの
充放電に必要な値以上となるように補助回路としてのイ
ンダクタンス23aの値Laを定め、図4(e)に示す
デッドタイム中に充放電が完了するようなキャパシタン
ス22a,22bの値を適宜選定することによって図2
に示す全てのスイッチング素子2a〜2dに対しロスレ
ススナバ回路としてのキャパシタンス22a〜22dを
効果的に利用したソフトスイッチングが実現可能とな
る。
【0044】次に、図1に示す実施例に戻り、この実施
例の動作について図5に示すタイムチャートを参照して
説明する。まず、図1に示す負荷としてのX線管17に
印加する管電圧及び管電流が決まると、その管電圧に対
応した管電圧設定信号S1 ,及びその管電流に対応した
管電流設定信号S2 を位相制御回路19へ入力する。こ
の位相制御回路19では、上記の管電圧設定信号S1 及
び管電流設定信号S2 から負荷抵抗値を求め、この負荷
抵抗値と管電圧とから前述の図10に示すグラフの関係
を用いて、インバータ4の各トランジスタ20a〜20
dの動作位相差αを決定する。そして、上記トランジス
タ20a〜20dがターンオン及びターンオフする動作
信号を作成する。
【0045】次に、図1において図示しないコントロー
ラからX線曝射信号S3 が上記位相制御回路19へ入力
されると、インバータ4の各トランジスタ20a〜20
dがターンオン及びターンオフする信号が出力され、各
トランジスタ20a〜20dを駆動する。
【0046】これにより、図5(a)〜(d)に示すよ
うに、第1のトランジスタ20aと第2のトランジスタ
20bは180°の位相差で交互にオンし、第4のトラ
ンジスタ20dと第3のトランジスタ20cも180°
の位相差で交互にオンすると共に、第1のトランジスタ
20aがオンしてから第4のトランジスタ20dがオン
するまでの位相差をαとし、第2のトランジスタ20b
がオンしてから第3のトランジスタ20cがオンするま
での位相差をαとしてずらしてオンするように制御され
る。
【0047】しかし、図2で示される回路では、インバ
ータ4の動作開始時において、第1及び第2のスイッチ
2a,2bのいずれかが最初にオンするとき、それまで
のキャパシタンス22a,22bにはそれぞれE/2の
電圧が充電されるために、これを短絡してしまう。この
ため、最初にオンしたスイッチング素子2a又は2bに
過大な電流が流れ、それを破壊させることがある。
【0048】これについて図6を併用して説明する。図
6は、一例として第1のスイッチング素子2aであるト
ランジスタ20aが第2のスイッチング素子2bに先立
ってターンオンするときの短絡電流の経路を示してい
る。インバータ4を構成するトランジスタ20a〜20
dが、まだいずれもオンしていない状態では、キャパシ
タンス22aには直流電源1の1/2の電圧、すなわち
E/2が充電されている。この状態から、負荷9(X線
管17)に所望の電圧を供給するためにトランジスタ2
0aを初めてターンオンすると、キャパシタンス22a
が放電動作して図6中の矢印に示すような経路でトラン
ジスタ20aに過大な電流Icsが流れ、トランジスタ2
0aを破壊させることがある。第3及び第4のスイッチ
ング素子2c,2dのいずれか先にオンするスイッチン
グ素子、すなわちトランジスタ20c又は20d、ここ
では20dについても同様である。
【0049】以上の問題を防止する方法を図1及び図7
に基づいて説明する。図7において、(a)はX線曝射
信号S3を示し、(b),(c),(d),(e),
(f),(g)は、それぞれ図1に示すインバータ4の
第1のスイッチング素子20a,第4のスイッチング素
子20d,第2のスイッチング素子20b,第3のスイ
ッチング素子20c,第5のスイッチ24a,第6のス
イッチング素子24bのオン,オフの期間を示してい
る。なお、これらのスイッチング素子20a〜20d,
24a,24bは、前述したように位相制御回路19に
よりオン,オフされる。
【0050】また、図7において(h),(i)は図1
に示す第1及び第4のキャパシタンス22a,22dの
電圧Vc1,Vc4を示し、図7(j),(k),(l),
(m),(n),(o)はそれぞれ図1の第1のスイッ
チング素子20aの電流I1,第4のスイッチング素子
20dの電流I4,第2のスイッチング素子20bの電
流I2,第3のスイッチング素子20cの電流I3,第5
のスイッチング素子24aの電流、第6のスイッチング
素子24bの電流を示す。
【0051】まず、第1のアーム10aと第3直列接続
体について説明すると、図7(h)に示すように第1の
ロスレススナバキャパシタンス22aの電圧Vc1は、第
5のスイッチング素子24aのターンオンによって第2
のインダクタンス25aを介して放電される。第2のイ
ンダクタンス25aは第5のスイッチング素子24aに
流れる電流を制限してこれを保護すると共に、一度流れ
始めた電流を流し続けさせる働きをし、第1のロスレス
スナバキャパシタンス22aの電圧Vc1を0ボルトまで
完全に放電させる。また、第5のダイオード26aは第
5のスイッチング素子24aのターンオフ時に、第2の
インダクタンス25aの両端に発生する逆電圧を抑制す
る働きをもつ。
【0052】このような動作は、図7から分かるように
第4のアーム10dと第4直列接続体についても同様で
ある。
【0053】次に、上記のような制御によりインバータ
4の各トランジスタ20a〜20dが動作を開始する
と、図5(i)に示すような共振電流It が図1に示す
変圧器7に流れ、X線管17には、設定された管電圧が
印加されると共に管電流が流れる。このとき、第1のア
ーム10a〜第4のアーム10dに流れる電流I1 〜I
4 を見ると、図5(e)〜(h)に示されるように、前
述の図3及び図4で説明した動作原理に従って、それぞ
れのトランジスタ20a〜20dの全てにおいてターン
オン時には負の値をとり、ターンオフ時には正の値をと
っていることが分かる。また、上記各トランジスタ20
a〜20dにかかる電圧の時間変化率は小さくなってい
る。なお、図5に示したタイムチャートにおいては、各
トランジスタ20a〜20d間のデッドタイムは、便宜
上省略してある。
【0054】上述実施例では、補助回路としてのインダ
クタンス(第1のインダクタンス)23a,23bを第
1及び第2のアーム10a,10b側と、第3及び第4
のアーム10c,10d側との両方に設けた場合を示し
たが、負荷範囲や制御する位相差の範囲が狭い場合など
にはどちらか一方側だけに設けてもよい。また、インバ
ータ4の出力回路にインダクタンス5とキャパシタンス
6と変圧器7が接続されているが、このうちインダクタ
ンス5は変圧器7の漏れインダクタンスや配線のインダ
クタンスを、キャパシタンス6は配線の浮遊容量を、そ
れぞれ利用できるならば必ずしも必要ではない。
【0055】また、第2及び第3のインダクタンス25
a,25bと第5及び第6のスイッチング素子24a,
24bとからなる第3及び第4の直列接続体と、上記第
2及び第3のインダクタンス25a,25bにそれぞれ
並列接続された第5及び第6のダイオード26a,26
bを、第1及び第4のアーム10a,10d側に設けた
場合について述べたが、これのみに限られない。要する
に、第1〜第4のスイッチング素子20a〜20dのう
ち、最初にターンオンするものに対して、それに並列接
続されたロスレススナバキャパシタンスの短絡防止を目
的とした上記第3及び第4の直列接続体を並列接続すれ
ばよい。
【0056】更にまた、図7では説明の便宜上、第1〜
第4のスイッチング素子20a〜20dのオン,オフの
周期を一定として示したが、位相制御回路19により、
これら第1〜第4のスイッチング素子20a〜20dの
オン,オフの周期を変化させるようにしてもよい。
【0057】更に、上述説明においては、インバータ4
を構成するスイッチング素子としてトランジスタ20a
〜20dを使用したが、これのみに限らず、GTOを使
用してもよく、更に高周波化するにはMOS FET,
IGBT,SIトランジスタ,SIサイリスタ,MOS
コントロールド(Controlled) サイリスタなどのスイ
ッチング素子を用いてもよい。また、直流電源1は、バ
ッテリでもよく、商用電源を整流したものでもよい。更
に、負荷はX線管17に限られず、他の一般的な負荷で
もよい。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、イ
ンバータの第1及び第2のスイッチング素子の接続点と
直流電源の中性点との間、並びに第3及び第4のスイッ
チング素子の接続点と直流電源の中性点との間のいずれ
か一方又は両方にインダクタンスを補助回路として接続
したことにより、上記インバータの各アームに流れる電
流がターンオン時に負となり、ターンオフ時には正とな
る位相差の動作モードを常に維持できる。また、上記イ
ンバータの第1〜第4のスイッチング素子にはキャパシ
タンスをロスレススナバ回路としてそれぞれ並列に接続
したことにより、デッドタイム期間中の上記ロスレスス
ナバキャパシタンスの充放電によって各スイッチング素
子にかかる電圧の時間変化率の小さいソフトスイッチン
グ素子が実現できる。したがって、上記スイッチング素
子にかかる電圧の変化率が小さく、ノイズを低減するこ
とができると共に、そのスイッチング素子での損失を低
減して高効率化を図ることができるという効果がある。
【0059】また、第5及び第6のスイッチング素子に
よってロスレススナバキャパシタンスの短絡を防いでイ
ンバータの各スイッチング素子の過電流をなくし、それ
らスイッチング素子の破壊を防止することができるの
で、電流定格の大きなスイッチング素子を使用する必要
がないコンバータが実現できるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるDC−DCコンバータの一実施例
を示す回路図である。
【図2】同上DC−DCコンバータにおける主回路構成
部の等価回路図である。
【図3】同上主回路構成部の動作原理を説明するための
タイムチャートである。
【図4】同上主回路構成部における第1のスイッチング
素子及び第2のスイッチング素子の動作モードを説明す
るための図である。
【図5】図1に示す回路の動作を説明するためのタイム
チャートである。
【図6】図1中の第1のトランジスタがターンオンする
ときの短絡電流の経路を示す回路図である。
【図7】図1中の主回路構成部及び第5,第6のスイッ
チング素子の動作を説明するためのタイムチャートであ
る。
【図8】従来のDC−DCコンバータの回路図である。
【図9】従来のDC−DCコンバータの動作を説明する
ためのタイムチャートである。
【図10】従来の位相差制御方式のDC−DCコンバー
タにおける位相差と出力電圧との関係を負荷抵抗をパラ
メータとして示したグラフである。
【図11】スナバ回路を用いないときのターンオフ波形
を示す図である。
【図12】従来のスナバ回路の例を示す図である。
【符号の説明】
1……直流電源 3a〜3d……第1〜第4のダイオード 4……インバータ 5……インダクタンス 6,12……キャパシタンス 7……変圧器 8……整流器 10a〜10d……第1〜第4のアーム 17……X線管(負荷) 19……位相制御回路 20a〜20d……第1〜第4のトランジスタ(第1〜
第4のスイッチング素子) 22a〜22d……ロスレススナバキャパシタンス 23a,23b……インダクタンス(補助回路) 24a,24b……第5及び第6のスイッチング素子 25a,25b……第2及び第3のインダクタンス 26a,26b……第5及び第6のダイオード。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中性点を有する直流電源と、この直流電
    源の正極に接続された第1のスイッチング素子及び負極
    に接続された第2のスイッチング素子からなる第1の直
    列接続体を有すると共に上記正極に接続された第3のス
    イッチング素子及び負極に接続された第4のスイッチン
    グ素子からなり上記第1の直列接続体に並列接続された
    第2の直列接続体を有しかつ上記第1〜第4のスイッチ
    ング素子にそれぞれ逆並列接続された第1〜第4のダイ
    オードを有し上記直流電源からの直流を交流に変換する
    インバータと、このインバータの出力側に接続された少
    なくとも変圧器を含んだインバータ出力回路と、上記変
    圧器に接続されその出力を直流に変換する整流器と、こ
    の整流器の出力端に並列接続されたキャパシタンスと、
    このキャパシタンスに並列接続された負荷と、この負荷
    に印加する電圧及び負荷に流す電流の設定信号に応じて
    上記第1〜第4のスイッチング素子のオン,オフのタイ
    ミングを制御する手段とを有してなるDC−DCコンバ
    ータにおいて、上記第1〜第4のスイッチング素子にそ
    れぞれ並列接続された第1〜第4のロスレススナバキャ
    パシタンスと、上記インバータの第1及び第2のスイッ
    チング素子の接続点と上記直流電源の中性点との間、並
    びに第3及び第4のスイッチング素子の接続点と上記直
    流電源の中性点との間のいずれか一方又は両方に接続さ
    れた第1のインダクタンスと、上記インバータの第1又
    は第2のスイッチング素子に並列接続された第2のイン
    ダクタンス及び第5のスイッチング素子からなる第3の
    直列接続体と、上記インバータの第4又は第3のスイッ
    チング素子に並列接続された第3のインダクタンス及び
    第6のスイッチング素子からなる第4の直列接続体と、
    上記第2及び第3のインダクタンスにそれぞれ並列接続
    された第5及び第6のダイオードと、上記インバータの
    動作が開始するときの上記第1及び第4のスイッチング
    素子又は第2及び第3のスイッチング素子の最初にオン
    する直前に上記第5及び第6のスイッチング素子を一定
    時間オンさせて上記第1及び第4のロスレススナバキャ
    パシタンス又は第2及び第3のロスレススナバキャパシ
    タンスを放電動作させるスイッチング手段とを具備する
    ことを特徴とするDC−DCコンバータ。
  2. 【請求項2】 負荷はX線管であることを特徴とする請
    求項1に記載のDC−DCコンバータ。
JP5080837A 1993-04-07 1993-04-07 Dc−dcコンバータ Pending JPH06296368A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5080837A JPH06296368A (ja) 1993-04-07 1993-04-07 Dc−dcコンバータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5080837A JPH06296368A (ja) 1993-04-07 1993-04-07 Dc−dcコンバータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06296368A true JPH06296368A (ja) 1994-10-21

Family

ID=13729498

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5080837A Pending JPH06296368A (ja) 1993-04-07 1993-04-07 Dc−dcコンバータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06296368A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017530677A (ja) * 2014-09-11 2017-10-12 ルノー エス.ア.エス. Dc−dc直列共振コンバータを有したバッテリ充電器を制御する方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017530677A (ja) * 2014-09-11 2017-10-12 ルノー エス.ア.エス. Dc−dc直列共振コンバータを有したバッテリ充電器を制御する方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3690822B2 (ja) Dc−dcコンバータ
JPH02184267A (ja) 無損失スナッバ・リセット部品を有する直列共振インバータ
US7535733B2 (en) Method of controlling DC-to-DC converter whereby switching control sequence applied to switching elements suppresses voltage surges at timings of switch-off of switching elements
CN112134474A (zh) 半导体装置
JP4439979B2 (ja) 電源装置
JP3528920B2 (ja) スイッチング電源装置
JPH0622551A (ja) 共振型dc−dcコンバータ
JP2004260928A (ja) スイッチング電源装置
JP2001333576A (ja) Dc/dcコンバータの制御方法
JP2002010486A (ja) コンデンサ充電装置及び充電方法
JP3243666B2 (ja) 共振型dc−dcコンバータ
US20020000923A1 (en) Switching power supply circuit
JPH06296368A (ja) Dc−dcコンバータ
JP3205631B2 (ja) Dc−dcコンバータ
JP2777892B2 (ja) 共振型インバータ式x線装置
JPH06165510A (ja) インバータ
JP2003180075A (ja) Dc−dcコンバータ制御方法
JP2003348834A (ja) 単相昇降圧コンバータ
JPH06292362A (ja) 共振型dc−dcコンバータ
JP3372868B2 (ja) 電流制御型インバータ回路、その制御方法、コンデンサ充電器及びそれを備えたレーザ装置
JPH02155470A (ja) スイッチング回路
JP7341020B2 (ja) 双方向dc/dcコンバータ
JP2861430B2 (ja) 整流回路
JPH0583940A (ja) スイツチング電源装置
JPH0787740A (ja) Dc−dcコンバータ