JP2002010486A - コンデンサ充電装置及び充電方法 - Google Patents

コンデンサ充電装置及び充電方法

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JP2002010486A
JP2002010486A JP2000193063A JP2000193063A JP2002010486A JP 2002010486 A JP2002010486 A JP 2002010486A JP 2000193063 A JP2000193063 A JP 2000193063A JP 2000193063 A JP2000193063 A JP 2000193063A JP 2002010486 A JP2002010486 A JP 2002010486A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 【解決手段】 直流入力端子と該直流入力端子に接続さ
れる一個以上のスイッチング半導体素子とこれに逆並列
に接続された帰還用ダイオードとを含むインバータ回路
と、そのインバータ回路の交流側に接続される変圧器
と、この変圧器の1次巻線又は2次巻線に直列であって
前記変圧器の漏れインダクタンスを含むインダクタンス
手段と、前記変圧器の2次側に接続された整流器とを備
え、負荷となる負荷コンデンサを所定の電圧に充電する
コンデンサ充電装置において、前記負荷コンデンサの充
電電圧が所定の値に達したとき、前記インダクタンス手
段の出力側を短絡してこのインダクタンス手段の蓄積エ
ネルギーによる慣性電流が前記負荷コンデンサに流れる
のを防止するスイッチ手段を、前記変圧器の2次側に設
けたコンデンサ充電装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 この発明は、インバータ回路と
インダクタンス手段とを用いたコンデンサ充電装置及び
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】 エキシマレーザなどのパルスレーザに
おいては、数kVから数10kV程度の高電圧に充電されたコ
ンデンサの電荷を磁気圧縮回路などを通してレーザ管に
高速で放電し、レーザ光を励起する。パルスレーザの応
用装置ではレーザ光の励起回数が高いほど、すなわちコ
ンデンサの充放電繰り返し回数が高いほど、レーザ装置
としての性能が向上し、近年は数kHz の高繰り返しが課
題となってきた。このため、コンデンサの充電装置も数
100 μs 以下で充電完了する高速充電動作を繰り返しで
きる性能が必要である。また、エキシマレーザでは毎回
のレーザ光出力変動を検出して、次のサイクルのレーザ
光出力を制御するので、充電電圧を毎サイクル制御する
必要があり、高速制御性も重要である。
【0003】 図7は従来の共振充電型のコンデンサ充
電装置の例を示す。1は商用の交流電圧を整流する整流
器などの直流電源である。直流電源1の出力は電圧型の
ブリッジインバータ回路2に供給される。インバータ回
路2は、帰還用ダイオード3A、3B、3C、3Dがそ
れぞれ逆並列に接続された4個のIGBT4A、4B、4
C、4Dからなる。インバータ回路2の交流側出力はイ
ンダクタンス手段5を介して高電圧変圧器6の1次巻線
6Aに接続されており、その2次巻線6Bで所定の値に
昇圧された交流高電圧になり、高電圧整流器7により直
流高電圧に変換されて負荷コンデンサ8に供給される。
1次巻線6Aと2次巻線6Bに付された黒点は巻線の極
性を示す。高電圧整流器7は4個のダイオード7A.7
B、7C、7Dからなるブリッジ整流器である。インダ
クタンス手段5は、変圧器6の漏れインダクタンスも含
む。
【0004】 9、10は充電電圧検出用分圧抵抗であ
り、負荷コンデンサ8の充電電圧を数V の信号電圧Vdに
変換し、その信号電圧Vdは電圧比較回路11に入力され
る。12は充電電圧設定用の基準電圧源であり、基準電
圧Vrを有する。電圧比較回路11は検出電圧Vdと基準電
圧Vrを比較し、検出電圧Vdが基準電圧Vrに達するまでH
レベルの比較信号Vhを出力し、基準電圧VrになるとL レ
ベルの比較信号Vh信号を出力する。電圧比較回路11は
出力信号Vhの切り替わり点で振動しないように、充電電
圧の0.1%程度のヒステリシスが設けられる。13は
インバータ制御回路であり、A 相、B 相二つの逆相信号
はAND ゲート14と15を通して、一方はIGBT4Aと4
Dの一対、他方はIGBT4Bと4Cの一対を交互にオンさ
せる。図7では信号の経路を示すため一対のIGBTのゲー
ト信号系統を共通にしているが、実際にはIGBTの各ゲー
ト信号系統は絶縁分離される。
【0005】 変圧器6の漏れインダクタンスを含むイ
ンダクタンス手段5と整流回路7と負荷コンデンサ8は
半波の直列共振回路を構成している。ここで、インダク
タンス手段5は通常、漏れインダクタンスを有する変圧
器6と適当なインダクタンスを有するインダクタとから
なるが、変圧器6の漏れインダクタンスだけで直列共振
に必要なインダクタンスが得られれば、変圧器6だけで
も良い。インバータ回路2の一対のIGBTをこの共振半周
期でオンさせると、負荷コンデンサ8は、直流電源電圧
に変圧器6の変圧比n を乗じた値のほぼ2倍の電圧に向
けて共振充電される。例えば、直流電源電圧Vdc を25
0V 、負荷コンデンサ8(Co)を50nF, 、変圧器6の
昇圧比nを20とすると、充電電圧Vcは、Vc=2×n×V
dc =2×20×250=10kVになる。一対のIGBTの
オン時間は充電時間に相当し、共振半周期である。充電
時間、すなわち共振半周期 T/2=100μsとすれ
ば、負荷コンデンサCoの1次換算値Co' は、Co’=20
2×50nF=20μF となる。ただし、2π√LC=T で
あるから、インダクタンス手段5の値L は、L =(T /
2π)2/Co’=25.3μH となる。
【0006】 次に、図8を参照して動作を説明する。
図8の(1) はインダクタンス手段5の電流ILであり、IG
BT4Aとその逆並列ダイオード3Aの電流と、IGBT4B
とその逆並列ダイオード3Bの電流の合成電流と等し
く、逆並列ダイオード3A、3Bの電流を斜線で示す。
(2) は負荷コンデンサ8の充電電圧Vc、(3)はIGBT4A
又は4Dのゲート信号VgA と、IGBT4B又は4Cのゲー
ト信号VgB を示す。今、時刻t0で負荷コンデンサ8が放
電されていると、検出電圧Vdは基準電圧Vrより低く、電
圧比較回路11はH 信号を出力し、制御回路13のA 相
側の信号がAND 回路14を通過して、インバータ回路2
の対角線上の1対のIGBT4Aと4Dをオンさせる。この
オンにより、共振回路に直流電源電圧が印加されて共振
電流ILがインダクタンス手段5を流れ、負荷コンデンサ
8の充電電圧Vcは図のように上昇する。時刻t1で負荷コ
ンデンサの充電電圧Vcが設定電圧値10kVに達したと
き、電圧比較回路11はL 信号を出し、AND 回路14が
ゲート信号を阻止して一対のIGBT4Aと4Dをオフさせ
る。しかし、回路内をそれまで流れていた電流ILによる
電磁エネルギーがインダクタンス手段5に蓄積されてお
り、この電磁エネルギーによる慣性電流、つまり帰還電
流は図8の斜線部分で示す。
【0007】 この帰還電流は、インダクタンス手段5
の右端子→変圧器6の1次巻線6Aの黒点端子→変圧器
6の2次巻線6Bの黒点端子→ダイオード7A→負荷コ
ンデンサ8→ダイオード7D→変圧器6の2次巻線6B
の非黒点端子→変圧器6の1次巻線6Aの非黒点端子→
帰還用ダイオード3A→直流電源1の正極から負極→帰
還用ダイオード3D→インダクタンス手段5の左端子の
経路で負荷コンデンサ8を充電しながら直流電源1に帰
還する。この慣性電流によって負荷コンデンサ8が充電
され、充電電圧Vcは設定電圧である10kVを超え、図8
に示すように、ΔVだけ過充電される。
【0008】 時刻t2で負荷コンデンサ8が図示しない
負荷に放電された後、今度はインバータ制御回路13が
B 相の信号を発生し、AND ゲート15を通して反対の対
角線上のIGBT3B、3Cがオンして、インダクタンス手
段8と変圧器6には逆方向に電流ILが流れる。変圧器6
の2次巻線6Bの電流は整流されて、再び負荷コンデン
サ8を充電する。インバータ回路2が1サイクルオンす
ることにより、負荷コンデンサ8は2回充電される。こ
のブリッジインバータ形式の共振充電の利点は、IGBTの
スイッチング周波数が負荷コンデンサ8の充電周波数の
1/2でよく、例えばエキシマレーザなどの4kHz 繰り
返しに対して、2kHz のスイッチングで済み、スイッチ
ング損失が少ないことである。
【0009】 しかし問題点もあり、従来装置の欠点と
しては、IGBTがオフしてもその時点でインダクタンス手
段5に流れていた電流による磁気エネルギーが慣性電流
となって負荷コンデンサ8を充電しながら、IGBTなどに
逆並列接続された帰還用ダイオード3A〜3Dを通して
直流電源1に帰還するため、負荷コンデンサ8が過充電
されることである。またここでは図示しないが、インダ
クタンス手段と直列に共振用コンデンサを接続し、この
共振周波数に関連した周波数でIGBTを駆動する直列共振
インバータにおいても、充電電圧が設定値でIGBTをオフ
させたとき、インダクタンス手段の残留電磁エネルギー
による慣性電流で負荷コンデンサ8の過充電が発生す
る。すなわち、交流側にインダクタンス手段を使用する
電圧型インバータを用いるコンデンサ充電装置は、イン
バータ回路のIGBTをオフさせても、慣性電流で充電が継
続して負荷コンデンサ8を過充電する問題がある。図9
はこの例を示しており、電圧比較回路11の比較信号Vhが
L になってインバータ回路2がオフしたにもかかわら
ず、インダクタンス手段5の慣性電流で負荷コンデンサ
8の充電電圧VcがΔVだけ過充電しているのが分かる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】 本発明は、交流側に
インダクタンス手段を使用するインバータ回路を利用し
た充電装置において、負荷コンデンサの充電電圧が設定
値に達するとき、インダクタンス手段の慣性電流をバイ
パスして負荷コンデンサを過充電することなく、充電電
圧の精度及び安定度を向上させることを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】 この発明の請求項1は
前記課題を解決するため、直流入力端子と、この直流入
力端子に接続されるインバータ回路と、このインバータ
回路の交流側に接続される変圧器と、その変圧器の1次
巻線又は2次巻線に直列であって前記変圧器の漏れイン
ダクタンスを含むインダクタンス手段と、前記変圧器の
2次側に接続された整流器とを備え、負荷となる負荷コ
ンデンサを設定電圧に充電するコンデンサ充電装置にお
いて、前記負荷コンデンサの充電電圧が設定電圧に達し
たときに前記インダクタンス手段の出力側を短絡して、
そのインダクタンス手段の磁気エネルギーによる慣性電
流が前記負荷コンデンサに流れるのを防止するスイッチ
手段を前記変圧器の2次側に設けたことを特徴とするコ
ンデンサ充電装置を提供する。
【0012】 この発明の請求項2は前記課題を解決す
るため、請求項1において、前記整流器と前記負荷コン
デンサとの間に直列に逆放電阻止用ダイオードが接続さ
れ、前記スイッチ手段は前記整流器と前記逆放電阻止用
ダイオードとの間に一端が接続され、かつ前記整流器の
直流出力間に跨がって接続されることを特徴とするコン
デンサ充電装置を提供する。
【0013】 この発明の請求項3は前記課題を解決す
るため、請求項1において、前記変圧器の2次巻線間に
ダイオードがそれらのカソード同士が向き合うように直
列接続され、前記ダイオードのカソード同士の接続点と
前記整流器の直流側端子間に前記スイッチ手段を接続し
たことを特徴とするコンデンサ充電装置を提供する。
【0014】 この発明の請求項4は前記課題を解決す
るため、請求項1ないし請求項3のいずれかにおいて、
前記スイッチ手段は、第1のスイッチ手段と第2のスイ
ッチ手段からなり、前記第1のスイッチ手段は抵抗と直
列に接続され、前記第2のスイッチ手段は前記第1のス
イッチ手段と抵抗とに並列に接続されたことを特徴とす
るコンデンサ充電装置を提供する。
【0015】 この発明の請求項5は前記課題を解決す
るため、請求項1において、前記整流器の交流側で、前
記変圧器の2次巻線と並列にダイオードと前記スイッチ
手段との直列接続体を接続したことを特徴とするコンデ
ンサ充電装置を提供する。
【0016】 この発明の請求項6は前記課題を解決す
るため、請求項1ないし請求項5のいずれかにおいて、
前記インバータ回路は、実質的に前記負荷コンデンサと
前記インダクタンス手段の直列共振の半周期期間オン
し、前記負荷コンデンサを等価的に直流電源電圧の2倍
に向けて充電する共振充電式の電圧型インバータ回路で
あることを特徴とするコンデンサ充電装置。を提供す
る。
【0017】 この発明の請求項7は前記課題を解決す
るため、請求項1ないし請求項5のいずれかにおいて、
前記インバータ回路は、前記インダクタンス手段と直列
にこのインダクタンス手段と直列共振するコンデンサが
接続され、この共振周波数に関係する周波数で運転され
る直列共振式の電圧型インバータ回路であることを特徴
とするコンデンサ充電装置を提供する。
【0018】 この発明の請求項8は前記課題を解決す
るため、請求項1ないし請求項7のいずれかにおいて、
前記インバータ回路はスイッチング半導体素子と帰還用
ダイオードとを備え、前記スイッチング半導体素子がF
ETである場合には、そのボディダイオードが前記帰還
用ダイオードの少なくとも一部分を担うことを特徴とす
るコンデンサ充電装置を提供する。
【0019】 この発明の請求項9は前記課題を解決す
るため、直流入力端子と、この直流入力端子に接続され
るインバータ回路と、そのインバータ回路の交流側に接
続される変圧器と、この変圧器の1次巻線又は2次巻線
に直列であって前記変圧器の漏れインダクタンスを含む
インダクタンス手段と、前記変圧器の2次側に接続され
た整流器とを備えた充電装置により負荷となる負荷コン
デンサを設定電圧に充電する方法において、前記負荷コ
ンデンサの充電電圧が設定電圧に達したときに前記イン
バータ回路の前記スイッチング半導体素子をオフさせる
と同時に、前記インダクタンス手段により流れる慣性電
流を前記負荷コンデンサからバイパスしてその負荷コン
デンサに流れないようにすることを特徴とするコンデン
サ充電方法を提供する。
【0020】 この発明の請求項10は前記課題を解決
するため、直流入力端子と、この直流入力端子に接続さ
れるインバータ回路と、そのインバータ回路の交流側に
接続される変圧器と、この変圧器の1次巻線又は2次巻
線に直列であって前記変圧器の漏れインダクタンスを含
むインダクタンス手段と、前記変圧器の2次側に接続さ
れた整流器とを備えた充電装置により負荷となる負荷コ
ンデンサを設定電圧に充電する方法において、前記負荷
コンデンサの充電電圧が所定の電圧よりも低い目標値に
達したときに前記インバータ回路の前記スイッチング半
導体素子をオフさせ、その後は前記インダクタンス手段
による慣性電流で前記負荷コンデンサを更に充電して設
定電圧に達したとき、スイッチ手段をオンさせて前記慣
性電流を前記負荷コンデンサからバイパスし、前記慣性
電流が前記負荷コンデンサに流れないようにすることを
特徴とするコンデンサ充電方法を提供する。
【0021】 この発明の請求項11は前記課題を解決
するため、請求項9又は請求項10において、前記スイ
ッチ手段がオンするとき、前記インダクタンス手段によ
り流れる慣性電流を前記直流入力端子側に帰還させるこ
とを特徴とするコンデンサ充電方法を提供する。
【0022】 この発明の請求項12は前記課題を解決
するため、請求項9ないし請求項11のいずれかにおい
て、前記スイッチ手段は前記慣性電流がほぼゼロになる
までオン状態に維持されることを特徴とするコンデンサ
充電方法を提供する。
【0023】 この発明の請求項13は前記課題を解決
するため、請求項9ないし請求項11のいずれかにおい
て、前記スイッチ手段は直ぐ次の前記スイッチング半導
体素子がオンした直後にオフすることを特徴とするコン
デンサ充電方法を提供する。
【0024】 この発明の請求項14は前記課題を解決
するため、直流入力端子と、この直流入力端子に接続さ
れるインバータ回路と、そのインバータ回路の交流側に
接続される変圧器と、この変圧器の1次巻線又は2次巻
線に直列であって前記変圧器の漏れインダクタンスを含
むインダクタンス手段と、前記変圧器の2次側に接続さ
れた整流器とからなる充電装置により負荷となる負荷コ
ンデンサを設定電圧に充電する方法において、前記負荷
コンデンサの充電電圧が設定電圧よりも低い目標値に達
したときに前記インバータ回路の前記スイッチング半導
体素子をオフさせ、その後は前記インダクタンス手段に
よる慣性電流で前記負荷コンデンサを更に充電して設定
電圧に達したときには、前記慣性電流がほぼゼロになる
ように前記目標値を設定すると共に前記スイッチング半
導体素子をオフさせることを特徴とするコンデンサ充電
方法を提供する。
【0025】
【発明の実施の形態及び実施例】 本発明の一実施例で
ある共振充電型のコンデンサ充電装置について図1によ
り説明する。図中の記号で図7と同じ記号は相当する部
材を示す。本発明では、このコンデンサ充電装置の負荷
である負荷コンデンサ8と直列に充電電流方向に逆放電
阻止用ダイオード21を接続すると共に、整流器7の直
流端子間に跨って短絡用のスイッチ手段22を接続す
る。また、電圧比較回路11の出力にパルス発生回路2
3を接続し、比較信号VhがL になったときにパルス発生
回路23は所定幅のパルスをスイッチ手段22のゲート
極に供給する。このスイッチ手段22としては、FET 、
IGBT、IEGT、サイリスタなどの種々の半導体スイッチが
使用でき、特にSCR のような積極的なターンオフ機能が
ない半導体素子も後で説明する理由で使用できる。ま
た、充電電圧が数kVと高くて、通常の半導体素子の耐圧
を超える場合には、スイッチ手段22は必要個数直列接
続したものからなる。この直列接続の回路、駆動方法に
ついては本発明の要旨ではなく、慣用技術であるので深
く説明しない。
【0026】 次に、図2も用いてこの実施例の動作を
説明する。図2(1) はインダクタンス手段5の電流ILで
あり、IGBT、MOSFETのようなスイッチング半導体素子、
ここではIGBTで説明するが、IGBT4Aとそれに逆並列に
接続されたダイオード3Aの電流と、IGBT4Bとそれに
逆並列に接続されたダイオード3Bの電流の合成電流と
等しい。ダイオード3Aと3Bの電流を斜線で示す。図
2(2) は負荷コンデンサ8の充電電圧Vcを示す。図2
(3) はIGBT4A又は4Dのゲート信号VgA と、IGBT4B
又は4Cのゲート信号VgB とスイッチ手段22のゲート
信号VgS(斜線部) を示す。
【0027】 今、時刻t0で負荷コンデンサ8が放電さ
れており、検出電圧Vdが基準電圧Vrより低いと、電圧比
較回路11はH の比較信号Vhを出力し、制御回路13の
A 相側の信号がAND 回路14を通過して、インバータ回
路2の対角線上の一対のIGBT4Aと4Dをオンさせる。
このオンにより前記共振回路に直流電源電圧が印加され
て共振による電流ILが流れ、充電電圧Vcは図(2) のよう
に上昇する。このとき、比較信号VhはH なので、パルス
発生回路23は動作せず、スイッチ手段22はオフであ
る。
【0028】 時刻t1で負荷コンデンサ8の充電電圧Vc
が設定値、例えば10kVに達したとき、電圧比較回路1
1はL の比較信号を出力し、AND 回路14はゲート信号
が一対のIGBT4Aと4Dに送られるのを阻止してをオフ
させる。同時に、比較信号VhがH からL に変化すること
でパルス発生回路23がトリガーされ、スイッチ手段2
2のゲートにパルスを与えてこれをオンさせることによ
り、整流器7の直流端子間を短絡する。本発明では、ス
イッチ手段22がオンすると、インバータ回路2がオフ
したとき、それまで流れていた電流ILによるインダクタ
ンス手段5の電磁エネルギー(図2(1) の斜線部で示
す)は、負荷コンデンサ8には流れず、帰還電流となっ
て次の経路で直流電源1に帰還される。
【0029】 インダクタンス手段5の右端子→変圧器
6の1次巻線6Aの黒点端子→変圧器6の2次巻線6B
の黒点端子→ダイオード7A→スイッチ手段22→ダイ
オード7D→変圧器6の2次巻線6Bの非黒点端子→変
圧器6の1次巻線6Aの非黒点端子→帰還用ダイオード
3A→直流電源1の正極から負極→帰還用ダイオード3
D→インダクタンス手段5の左端子からなる経路であ
る。このように、スイッチ手段22は慣性電流を負荷コ
ンデンサ8からバイパスし、負荷コンデンサ8が過充電
されることを防止する。スイッチ手段22がオンして
も、逆放電阻止用ダイオード21の存在により、負荷コ
ンデンサ8はスイッチ手段22を通して放電されること
はない。なお、慣性電流を途中で遮断しないために、パ
ルス発生回路23の出力パルスの時間幅は、慣性電流が
ゼロになるのに必要な時間以上に設定しておくので、慣
性電流がゼロになるまでスイッチ手段22はオフしな
い。通常、インダクタンス手段5と負荷コンデンサ8の
共振周期の半周期以上、つまり直ぐ次に他方の一対のIG
BTがオンするまでの時間に設定しておけばよい。
【0030】 次に、時刻t2で負荷コンデンサ8が図示
しない負荷に放電された後、今度は反対の対角線上のIG
BT3B、3Cがオンして、インダクタンス手段5と変圧
器6には逆方向に電流ILが流れる。変圧器6の2次巻線
6B の電流は整流回路7により整流され、再び負荷コン
デンサ8を充電する。充電電圧Vcが設定値10kVに達す
ると、上の説明と同様に、インバータ回路2がオフし、
同時にスイッチ手段22が再びオンしてインダクタンス
手段5の電磁エネルギーによる慣性電流をバイパスし、
負荷コンデンサ8の過充電を防止すると共に、インダク
タンス手段5の電磁エネルギーを直流電源1に戻す。な
お、スイッチ手段22に流れる慣性電流は、インダクタ
ンス手段5の電磁エネルギーが全て電源に戻るとゼロに
なるので、スイッチ手段22のターンオフスイッチング
損失はない。また電流が自然にゼロになるので、サイリ
スタを用いても自然消孤する。
【0031】 図3は本発明を直列共振型のインバータ
回路をコンデンサ充電装置に採用した一実施例である。
図中、図1と同一の符号は相当する部材を示すものとす
る。31は共振コンデンサであり、インダクタンス手段
5と直列共振する。この共振周波数は、インダクタンス
手段5と負荷コンデンサ8の共振周波数よりも十分に高
い。たとえば、40kHz である。インバータ制御回路1
3は、共振周波数に近い周波数、例えば30kHz でイン
バータ回路2の各対のIGBT4Aと4D、4Bと4Cを交
互に一定のパルス幅、すなわち1周期の40%のデュー
テイサイクルでオンさせる。
【0032】 次に図4を用いてこの実施例の動作を説
明する。図4(1) はインダクタンス手段5の電流ILを示
し、慣性電流は斜線で示す。なお、電流ILはIGBT4と逆
並列の帰還用ダイオード3を流れる電流の和に等しい。
(2) は負荷コンデンサ8の充電電圧Vc、(3) は比較電圧
Vhとスイッチ手段22のゲート信号VgS を示す。ゲート
信号VgS は斜線で示す。
【0033】 時刻t0で負荷コンデンサ8は放電されて
いる。検出電圧Vdは基準電圧源12の基準電圧Vrよりも
低く、電圧比較回路11はH の比較信号Vhを出力する。
AND 回路14がゲート信号を通過させて、インバータ回
路2の対角線上の1対のIGBT4Aと4D、次に4Bと4
Cを交互にオンさせると、共振による電流ILがインダク
タンス手段5を流れ、負荷コンデンサ8の充電電圧Vcは
図2(2) のように上昇する。このとき、比較信号VhはH
なので、パルス発生回路23は動作せず、したがってス
イッチ手段22はオフである。
【0034】 時刻t1で負荷コンデンサ8の充電電圧Vc
が所定の電圧値10kVに達すると、電圧比較回路11
はL の比較信号Vhを出力し、AND 回路14はゲート信号
がIGBT4 に送出されるのを阻止してインバータ回路2を
オフさせる。同時に比較信号VhがH からL に変化するこ
とで、パルス発生回路23がトリガーされ、スイッチ手
段22のゲートにゲート信号VgS が与えられ、スイッチ
手段22をオンさせて整流器7の直流端子間を短絡す
る。この実施例でも、スイッチ手段22をオン、インバ
ータ回路2をオフしたとき、それまで流れていた電流IL
によるインダクタンス手段5の電磁エネルギーは、スイ
ッチ手段22によって負荷コンデンサ8からバイパスさ
れ、帰還電流となって次の経路で電源1に帰還する。
【0035】 インダクタンス手段5の右端子→変圧器
6の1次巻線6Aの黒点端子→変圧器6の2次巻線6B
の黒点端子→ダイオード7A→スイッチ手段22→ダイ
オード7D→変圧器6の2次巻線6Bの非黒点端子→変
圧器6の1次巻線6Aの非黒点端子→共振コンデンサ3
1→帰還用ダイオード3A→直流電源1の正極から負極
→帰還用ダイオード3D→インダクタンス手段5の左端
子からなる経路で流れ、したがって、慣性電流はスイッ
チ手段22で負荷コンデンサ8をバイパスされ、負荷コ
ンデンサ8が過充電されることはない。なお、スイッチ
手段22がオンしても、ダイオード21の逆放電阻止作
用により、負荷コンデンサ8は放電されない。
【0036】 次に図5は本発明を並列共振型インバー
タによるコンデンサ充電装置に採用した他の一実施例で
ある。図中、図1、図3と同一の符号は相当する部材を
示すものとする。41は並列共振用のコンデンサであ
り、変圧器6の2次巻線6Bに並列接続される。直列共
振型との相違は、共振コンデンサ41が等価的に負荷回
路と並列接続される。このコンデンサ41はインダクタ
ンス手段5と並列共振する。この共振周波数は、インダ
クタンス手段5と負荷コンデンサ8の共振周波数よりも
十分に高い。例えば、40kHz である。制御回路83
は、共振周波数に近い周波数、例えば30kHz でインバ
ータ回路2の各対のIGBTを交互に一定のパルス幅、すな
わち1周期の40%のデュ−テイサイクルでオンさせ
る。この並列共振型インバータ回路を用いたコンバータ
は周知の回路であり、詳しい動作は省略するが、インダ
クタンス手段5とコンデンサ81の共振により、コンデ
ンサ81の両端電圧は等価的に電源電圧以上に上昇し、
この共振電圧を整流して負荷コンデンサ8を充電するも
のである。
【0037】 この実施例では変圧器6の2次巻線6B
に、カソード同士が向かい合うようにダイオード42、
43を逆方向に直列接続して、その接続点とグランド間
に2個のスイッチ手段44、45を接続し、一方のスイ
ッチ手段44には保護用抵抗46を直列接続する。負荷
コンデンサ8との分離は、高圧整流器7のダイオード7
Aと7Bが行う。スイッチ手段44、45はそれぞれパ
ルス発生回路47の二つの時間差をもった信号で駆動さ
れる。例えば、前記実施例と同様にスイッチ手段で2次
側を直接短絡すると、共振コンデンサ41を短絡するこ
とになり、コンデンサ41の放電電流でスイッチ手段を
破壊する危険があるので、この実施例では2段階スイッ
チ構成をとった。充電電圧が目標値に達したとき、スイ
ッチ手段44はスイッチ手段47より短時間、例えば1
μs程度先行してオンし、先ずは共振コンデンサ41を
保護用抵抗46を通して放電する。
【0038】 数10kHzの高周波並列共振では、共振
コンデンサ41は負荷コンデンサ8に比較して非常に小
さく、数100〜1000PF程度であり、例えば保護抵
抗46が1kΩの値であると、1μs程度の時間で放電
を行うので、第1のスイッチ手段44と保護用抵抗46
により安全な電流で放電する。共振コンデンサ41の電
圧が負荷コンデンサ8の充電電圧以下に下がれば、過充
電はしないが、このスイッチ手段44のオンだけでは抵
抗46が慣性電流を消費して熱損失となるため、第2の
スイッチ手段45が慣性電流を抵抗46に流さないよう
バイパスする。第2のスイッチ手段45がオンした後
は、第1のスイッチ手段44は機能しないのでオフして
よい。なお、スイッチ手段44、45と直列のダイオー
ド42、43を流れる電流のデューテイサイクルは小さ
いので、ダイオード42、43として小電流容量のダイ
オードを使える利点がある。
【0039】 次に図6は電圧型インバータ回路とし
て、いわゆるダブルフォワード型インバータを使用した
共振充電型の実施例である。ダブルフォワード型インバ
ータ回路2は変圧器6の1次巻線6Aに一方向の電源電
圧がかかる半波動作する。図中の符号で図1と同じ符号
は相当する部材を示すものとする。ダブルフォワード型
のインバータ回路2は、同時にオンするA 相のIGBT4
B、4Cと帰還用ダイオード3A、3Dからなる。図1
の構成と比べて、B 相のIGBT4A、4Dが無いので、帰
還用ダイオード3B、3Cは不要である。変圧器6の2
次巻線6Aに接続される整流回路は、1個のダイオード
7からなる半波整流回路である。慣性電流を短絡するた
めのスイッチ回路は、整流ダイオード7のアノード側に
接続されるダイオード50とスイッチ手段22との直列
接続体で構成される。また、この実施例では負荷コンデ
ンサ8の充電電圧Vcが設定値よりも所定値だけ低い目標
値でインバータ回路2をオフさせるために、第2の電圧
比較回路11’と第2の基準電圧源12’とを備え、電
圧比較回路11’が出力する第2の比較信号Vh' はAND
回路14に入力される。第2の基準電圧源12’は第1の
基準電圧源12の基準電圧Vrよりも幾分低い基準電圧V
r' を有する。
【0040】 基本動作は図1のA 相の動作と似てお
り、簡単に動作を説明する。A 相のIGBT4B、4Cがオ
ンすると、変圧器6の1次巻線6Aに一方向の電源電圧
がかかり、共振用のインダクタンス手段5と負荷コンデ
ンサ8が整流ダイオード7を通して、半波直列共振して
負荷コンデンサ8を充電する。充電電圧Vcが目標値に達
すると、その検出電圧Vdは第2の基準電圧源12’の基
準電圧Vr' と等しくなるから、電圧比較回路11’の比
較信号Vh' がL レベルになり、IGBT4Bと4Cはオフす
る。この時点では、検出電圧Vdは第1の基準電圧源12
の基準電圧Vrに達しないから、スイッチ手段22は未だ
オフの状態に保持され、したがってインダクタンス手段
5の電磁エネルギーによる慣性電流は負荷コンデンサ8
に流れて充電する。そして、前記慣性電流によって負荷
コンデンサ8の充電電圧Vcが設定値に達すると、その検
出電圧Vdは第1の基準電圧源12の基準電圧Vrと等しく
なり、電圧比較回路11の比較信号VhがL レベルになる
ので、パルス発生回路23がゲート信号Vgs をスイッチ
手段22に与えてオンさせ、インダクタンス手段5によ
る慣性電流の残りの部分を負荷コンデンサ8からバイパ
スするので、前記実施例同様に負荷コンデンサ8が過充
電になるのを防ぐことができる。
【0041】 この実施例では、インダクタンス手段5
による慣性電流の大部分を負荷コンデンサ8に流して充
電するのでより電力損失を小さくでき、効率が高くな
る。さらに、負荷コンデンサ8の充電電圧Vcが設定値に
達した時点で、インダクタンス手段5による慣性電流が
ゼロになるようにインバータ回路2のスイッチング半導
体素子をオフさせれば、その慣性電流を負荷コンデンサ
8からバイパスする必要がなくなるので、スイッチ手段
22など慣性電流をバイパスするための回路を省略する
ことも可能である。なお、スイッチ手段22がオンして
も、整流ダイオード7がその逆放電素子作用を行うこと
により、負荷コンデンサ8の充電電荷がスイッチ手段2
2を通して放電されることはない。
【0042】 なお、慣性電流の帰還経路は、インダク
タンス手段5の右端子→変圧器6の1次巻線6Aの黒点
端子→変圧器6の2次巻線6Bの黒点端子→ダイオード
50→スイッチ手段22→変圧器6の2次巻線6Bの非
黒点端子→変圧器6の1次巻線6Aの非黒点端子→帰還
用ダイオード3A→直流電源1の正極から負極→帰還用
ダイオード3D→インダクタンス手段5の左端子からな
る。
【0043】 前記各実施例の以上の記述では、通常、
変圧器の励磁インダクタンス電流が回路共振電流に比較
して十分に小さく、本発明の作用に大きな影響を与えな
いので、理解しやすいように、励磁インダクタンス電流
を無視して説明した。しかし変圧器の設計によっては、
変圧器の励磁インダクタンス電流が大きい場合もあり、
その場合のスイッチ手段のオン時間について説明する。
【0044】 図1の実施例を例にして説明する。負荷
コンデンサ8が設定電圧に達して、インバータ2回路の
IGBT4A、4Dがオフし、スイッチ手段22がオンする
と、変圧器6の励磁インダクタンス電流もこのスイッチ
手段22で短絡され、2次巻線6B、整流ダイオード7
A、スイッチ手段22、整流ダイオード7Dの回路で循
環する。励磁インダクタンス電流がこれらの2次側回路
部品の損失で減衰する前にスイッチ手段22がオフする
と、励磁インダクタンス電流は1次巻線または2次巻線
に流れようとするが、1次側にはインダクタンス手段5
があり、大きな電流変化ができない。このため、励磁イ
ンダクタンス電流は2次巻線6B側に流れて負荷コンデ
ンサ8を充電し、過充電にする可能性がある。これを避
けるため、スイッチ手段22は、励磁インダクタンス電
流がゼロに減衰した後にオフすることが望ましい。簡単
には、スイッチ手段22は次にインバータ回路のスイッ
チング半導体素子がオンして再度充電開始する時刻の直
前、もしくは同時にオフすれば、次のスイッチング半導
体のオン時に励磁インダクタンス電流を負荷コンデンサ
8の充電電流に利用できる。
【0045】 なお、以上の実施例ではインバータ回路
についても種々の構成例を示したが、その他にも、例え
ば一対のコンデンサと一対のスイッチング半導体素子と
をブリッジ回路に接続してなるインバータ回路、あるい
はシングルエンデッドタイプのインバータ回路など種々
の構成が考えられる。
【0046】
【発明の効果】 以上述べたように、本発明によれば負
荷コンデンサの充電電圧が設定値に達した後にはインダ
クタンス手段による慣性電流を、負荷コンデンサからバ
イパスさせ、充電しないようにしているので過充電を防
止でき、充電電圧の精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のコンデンサ充電装置の第1の実施例
を示す図である。
【図2】 図1の動作を説明するための電流、電圧波形
を示す図である。
【図3】 本発明のコンデンサ充電装置の第2の実施例
を示す図である。
【図4】 図3の動作を説明するための電流、電圧波形
を示す図である。
【図5】 本発明のコンデンサ充電装置の第3の実施例
を示す図である。
【図6】 本発明のコンデンサ充電装置の第4の実施例
を示す図である。
【図7】 従来のコンデンサ充電装置の1例を示す図で
ある。
【図8】 図7の動作を説明するための電流、電圧波形
を示す図である。
【図9】 図7の動作を説明するための電流、電圧波形
を示す図である。
【符号の説明】
1・・直流電源 2・・インバータ
回路 3A−3D・・帰還用ダイオード 4A−4D・・ス
イッチング半導体素子 5・・インダクタンス手段 6・・変圧器 7・・整流器 8・・負荷コンデ
ンサ 9、10・・電圧検出用抵抗 11・・電圧比較
回路 12・・基準電圧源 13・・インバ
ータ制御回路 14、15・・AND 回路 22、44、4
5・・スイッチ手段 23、47・・パルス発生回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年7月5日(2000.7.5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】 変圧器6の漏れインダクタンスを含むイ
ンダクタンス手段5と整流回路7と負荷コンデンサ8は
半波の直列共振回路を構成している。ここで、インダク
タンス手段5は通常、漏れインダクタンスを有する変圧
器6と適当なインダクタンスを有するインダクタとから
なるが、変圧器6の漏れインダクタンスだけで直列共振
に必要なインダクタンスが得られれば、変圧器6だけで
も良い。インバータ回路2の一対のIGBTをこの共振半周
期でオンさせると、負荷コンデンサ8は、直流電源電圧
に変圧器6の変圧比n を乗じた値のほぼ2倍の電圧に向
けて共振充電される。例えば、直流電源電圧Vdc を25
0V 、負荷コンデンサ8(Co)を50nF, 、変圧器6の
昇圧比nを20とすると、充電電圧Vcは、Vc=2×n×V
dc =2×20×250=10kVになる。一対のIGBTの
オン時間は充電時間に相当し、共振半周期である。充電
時間、すなわち共振半周期 T/2=100μsとすれ
ば、負荷コンデンサCoの1次換算値Co' は、Co’=20
2×50nF=20μF となる。ただし、2π√LC=T で
あるから、インダクタンス手段5の値L は、L =(T /
2π)2/Co’=25.3μH となる。実際の従来のシ
ステムでは、商用電源電圧の変動により直流電源電圧Vd
c は変化し、例えば、AC180V〜220Vの商用電
源電圧の変動で240Vから300Vまで変化する。ま
た、共振作用も回路損失により2倍以下となる。このた
め、変圧器6の昇圧比nを20以上、例えば25に設定
し、直流電源電圧Vdc の最低電圧時に、一対のIGBT
を共振半周期オンさせたとき、負荷コンデンサCoの充電
電圧が設定電圧10kV以上になるように回路定数が設定
される。このため、インバータ回路のIGBTは負荷コ
ンデンサCoの充電電圧が設定電圧10kVに達したときに
オフして、電源電圧変動範囲で充電電圧を安定化する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流入力端子と、該直流入力端子に接続
    されるインバータ回路と、該インバータ回路の交流側に
    接続される変圧器と、該変圧器の1次巻線又は2次巻線
    に直列であって前記変圧器の漏れインダクタンスを含む
    インダクタンス手段と、前記変圧器の2次側に接続され
    た整流器とを備え、負荷となる負荷コンデンサを設定電
    圧に充電するコンデンサ充電装置において、 前記負荷コンデンサの充電電圧が設定電圧に達したとき
    に前記インダクタンス手段の出力側を短絡して、該イン
    ダクタンス手段の磁気エネルギーによる慣性電流が前記
    負荷コンデンサに流れるのを防止するスイッチ手段を前
    記変圧器の2次側に設けたことを特徴とするコンデンサ
    充電装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記整流器と前記負荷コンデンサとの間に直列に逆放電
    阻止用ダイオードが接続され、前記スイッチ手段は前記
    整流器と前記逆放電阻止用ダイオードとの間に一端が接
    続され、かつ前記整流器の直流出力間に跨がって接続さ
    れることを特徴とするコンデンサ充電装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記変圧器の2次巻線間にダイオードがそれらのカソー
    ド同士が向き合うように直列接続され、前記ダイオード
    のカソード同士の接続点と前記整流器の直流側端子間に
    前記スイッチ手段を接続したことを特徴とするコンデン
    サ充電装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかにお
    いて、 前記スイッチ手段は、第1のスイッチ手段と第2のスイ
    ッチ手段からなり、前記第1のスイッチ手段は抵抗と直
    列に接続され、前記第2のスイッチ手段は前記第1のス
    イッチ手段と抵抗とに並列に接続されたことを特徴とす
    るコンデンサ充電装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 前記整流器の交流側で、前記変圧器の2次巻線と並列に
    ダイオードと前記スイッチ手段との直列接続体を接続し
    たことを特徴とするコンデンサ充電装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかにお
    いて、 前記インバータ回路は、実質的に前記負荷コンデンサと
    前記インダクタンス手段の直列共振の半周期期間オン
    し、前記負荷コンデンサを等価的に直流電源電圧の2倍
    に向けて充電する共振充電式の電圧型インバータ回路で
    あることを特徴とするコンデンサ充電装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項5のいずれかにお
    いて、 前記インバータ回路は、前記インダクタンス手段と直列
    にこのインダクタンス手段と直列共振するコンデンサが
    接続され、この共振周波数に関係する周波数で運転され
    る直列共振式の電圧型インバータ回路であることを特徴
    とするコンデンサ充電装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれかにお
    いて、 前記インバータ回路はスイッチング半導体素子と帰還用
    ダイオードとを備え、前記慣性電流は前記帰還用ダイオ
    ードを通して前記直流電源に帰還されることを特徴とす
    るコンデンサ充電装置。
  9. 【請求項9】 直流入力端子と、該直流入力端子に接続
    されるインバータ回路と、該インバータ回路の交流側に
    接続される変圧器と、該変圧器の1次巻線又は2次巻線
    に直列であって前記変圧器の漏れインダクタンスを含む
    インダクタンス手段と、前記変圧器の2次側に接続され
    た整流器とを備えた充電装置により負荷となる負荷コン
    デンサを設定電圧に充電する方法において、 前記負荷コンデンサの充電電圧が設定電圧に達したとき
    に前記インバータ回路の前記スイッチング半導体素子を
    オフさせると同時に、前記インダクタンス手段により流
    れる慣性電流を前記負荷コンデンサからバイパスしてそ
    の負荷コンデンサに流れないようにすることを特徴とす
    るコンデンサ充電方法。
  10. 【請求項10】 直流入力端子と、該直流入力端子に接
    続されるインバータ回路と、該インバータ回路の交流側
    に接続される変圧器と、該変圧器の1次巻線又は2次巻
    線に直列であって前記変圧器の漏れインダクタンスを含
    むインダクタンス手段と、前記変圧器の2次側に接続さ
    れた整流器とを備えた充電装置により負荷となる負荷コ
    ンデンサを設定電圧に充電する方法において、 前記負荷コンデンサの充電電圧が所定の電圧よりも低い
    目標値に達したときに前記インバータ回路の前記スイッ
    チング半導体素子をオフさせ、その後は前記インダクタ
    ンス手段による慣性電流で前記負荷コンデンサを更に充
    電して設定電圧に達したとき、スイッチ手段をオンさせ
    て前記慣性電流を前記負荷コンデンサからバイパスし、
    前記慣性電流が前記負荷コンデンサに流れないようにす
    ることを特徴とするコンデンサ充電方法。
  11. 【請求項11】 請求項9又は請求項10において、 前記スイッチ手段がオンするとき、前記インダクタンス
    手段により流れる慣性電流を直流入力端子側に帰還させ
    ることを特徴とするコンデンサ充電方法。
  12. 【請求項12】 請求項9ないし請求項11のいずれか
    において、 前記スイッチ手段は前記慣性電流がほぼゼロになるまで
    オン状態に維持されることを特徴とするコンデンサ充電
    方法。
  13. 【請求項13】 請求項9ないし請求項11のいずれか
    において、 前記スイッチ手段は直ぐ次の前記スイッチング半導体素
    子がオンした直後にオフすることを特徴とするコンデン
    サ充電方法。
  14. 【請求項14】 直流入力端子と、該直流入力端子に接
    続されるインバータ回路と、該インバータ回路の交流側
    に接続される変圧器と、該変圧器の1次巻線又は2次巻
    線に直列であって前記変圧器の漏れインダクタンスを含
    むインダクタンス手段と、前記変圧器の2次側に接続さ
    れた整流器とからなる充電装置により負荷となる負荷コ
    ンデンサを設定電圧に充電する方法において、 前記負荷コンデンサの充電電圧が設定電圧よりも低い目
    標値に達したときに前記インバータ回路の前記スイッチ
    ング半導体素子をオフさせ、その後は前記インダクタン
    ス手段による慣性電流で前記負荷コンデンサを更に充電
    して設定電圧に達したときには、前記慣性電流がほぼゼ
    ロになるように前記目標値を設定すると共に前記インバ
    ータ回路のスイッチング半導体素子をオフさせることを
    特徴とするコンデンサ充電方法。
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