JPH06292362A - 共振型dc−dcコンバータ - Google Patents

共振型dc−dcコンバータ

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JPH06292362A
JPH06292362A JP5075658A JP7565893A JPH06292362A JP H06292362 A JPH06292362 A JP H06292362A JP 5075658 A JP5075658 A JP 5075658A JP 7565893 A JP7565893 A JP 7565893A JP H06292362 A JPH06292362 A JP H06292362A
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JP
Japan
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switching element
turned
inverter
switching
power supply
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Application number
JP5075658A
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English (en)
Inventor
Keishin Hatakeyama
敬信 畠山
Jun Takahashi
順 高橋
Kazuhiko Sakamoto
和彦 坂本
Hiroshi Takano
博司 高野
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
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Publication date
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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    • Y02B70/10Technologies improving the efficiency by using switched-mode power supplies [SMPS], i.e. efficient power electronics conversion e.g. power factor correction or reduction of losses in power supplies or efficient standby modes

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2つのスイッチング素子の直列接続体2組
(20a,20b;20c,20d)とこれら各素子に
逆並列接続されたダイオード3a〜3dとでなるインバ
ータ4に、直流電源1を与えて得られた交流を変圧器7
に送り、その出力を整流して負荷17に与える位相差制
御方式の共振型DC−DCコンバータにおいて、ノイズ
発生の低減化と高効率化とスイッチング素子の破壊防止
を図る。 【構成】 上記スイッチング素子に並列接続されたキャ
パシタンス22a〜22dと、上記直列接続体のスイッ
チング素子接続点及び上記直流電源の中性点間に接続さ
れたインダクタンス23a,23bと、インバータ動作
開始時において上記キャパシタンスの無用な充電を不能
又は抑制する補助スイッチA,Bとを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直流電源からインバー
タを介して交流電圧を変圧器に送り、その出力を整流し
て直流電圧を負荷に供給する位相差制御方式の共振型D
C−DCコンバータに係り、特に、上記スイッチング素
子での損失を低減して高効率化を図ると共に、上記イン
バータの各スイッチング素子にかかる電圧の変化率を小
さくして低ノイズ化を図り、またインバータ動作開始時
のロスレススナバ回路の短絡などに起因するスイッチン
グ素子の破壊防止を図った共振型DC−DCコンバータ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】X線装置などに使用される直流電源装置
の一つとして、小型軽量化及び高効率化のためにDC−
DCコンバータと呼ばれるスイッチング方式の電源装置
が広く用いられている。しかし、現在、広く用いられて
いるスイッチング方式の電源装置は、基本的にPWM制
御しているものであるため、取り扱う電圧及び電流波形
が方形波となり、次のような問題点がある。
【0003】(1)スイッチングノイズが発生しやす
い。
【0004】(2)スイッチング時におけるスイッチン
グ素子での損失が大きい。
【0005】(3)変換器の動作周波数の上限がスイッ
チング素子のスイッチング時間に大きく依存する。
【0006】これらの問題点の解決策として、近年、コ
ンバータの一部に共振素子を挿入して電圧波形あるいは
電流波形を正弦波状にし、スイッチング時のスイッチン
グ素子の負担を軽減するDC−DCコンバータの開発が
進んでいる。このような共振型DC−DCコンバータの
出力電圧を制御する方法に位相差制御方式があるが、従
来のこの種の制御方式を用いた共振型DC−DCコンバ
ータとして、特開昭63−190556号公報に記載さ
れたものがある。
【0007】この共振型DC−DCコンバータは、図6
に示すように、直流電源1と、この直流電源1の正極+
に接続された第1のスイッチング素子2a及び負極−に
接続された第2のスイッチング素子2bからなる第1の
直列接続体を有すると共に上記正極+に接続された第3
のスイッチング素子2c及び負極−に接続された第4の
スイッチング素子2dからなり上記第1の直列接続体に
並列接続された第2の直列接続体を有しかつ上記第1〜
第4のスイッチング素子2a〜2dにそれぞれ逆並列接
続された第1〜第4のダイオード3a〜3dを有し上記
直流電源1からの直流を交流に変換するインバータ4
と、このインバータ4の出力側にて直列接続されたイン
ダクタンス5及びキャパシタンス6と、このインダクタ
ンス5及びキャパシタンス6に直列接続され出力と絶縁
する変圧器7と、この変圧器7の出力を直流に変換し負
荷に直流出力を供給する整流器8と、この整流器8の出
力側に接続された負荷9に印加する電圧及び負荷9に流
す電流の設定信号に応じて上記第1〜第4のスイッチン
グ素子2a〜2dのオン,オフのタイミングを制御する
手段(図示省略)とを有してなり、上記負荷に所望の電
圧,電流にて直流出力を供給するものである。
【0008】なお、図6において、上記第1〜第4のス
イッチング素子2a〜2dとダイオード3a〜3dと
で、それぞれ第1のアーム10aと、第2のアーム10
bと、第3のアーム10cと、第4のアーム10dとが
構成されている。また、上記整流器8は、4つのダイオ
ード11a,11b,11c,11dで入力電圧を全波
整流するようになっている。更に、12は、上記整流器
8の出力電圧を負荷9に印加するための高電圧ケーブル
の静電容量を示しており、整流器8からの出力電圧を平
滑化するキャパシタンスとして機能する。
【0009】次に、上記のように構成された従来の共振
型DC−DCコンバータの動作について、図7を参照し
て簡単に説明する。図7において、(a),(b),
(c),(d)は、それぞれ図6に示すインバータ4の
第1のスイッチング素子2a,第4のスイッチング素子
2d,第2のスイッチング素子2b,第3のスイッチン
グ素子2cのオン,オフの期間を示している。そして、
この図7から明らかなように、第1のスイッチング素子
2aと第4のスイッチング素子2dとは位相差αだけず
れてオンし、また、第2のスイッチング素子2bと第3
のスイッチング素子2cも位相差αだけずれてオンする
ようになっている。更に、第1のスイッチング素子2a
と第2のスイッチング素子2b、及び第3のスイッチン
グ素子2cと第4のスイッチング素子2dは、それぞれ
180゜の位相差で交互にオンする。
【0010】以上の動作では、(a)及び(b)に示す
第1のスイッチング素子2a及び第4のスイッチング素
子2dが同時にオンしている期間(Tb3〜Tb4)、並び
に(c)及び(d)に示す第2のスイッチング素子2b
及び第3のスイッチング素子2cが同時にオンしている
期間(Tb6〜Tb7)だけ図6に示す直流電源1から電力
が供給されるので、インバータ4の出力電力波形Vt は
図7(j)に示すように、上記の期間だけ電圧を正負の
波高値とする方形波となる。
【0011】したがって、第1のスイッチング素子2a
と第4のスイッチング素子2dとの位相差αあるいは第
2のスイッチング素子2bと第3のスイッチング素子2
cとの位相差αを変化させると、それぞれのスイッチン
グ素子2a〜2dが同時にオンする期間を変化させるこ
とができ、図6に示す負荷9に供給する電力を制御する
ことができる。
【0012】この場合の該当するスイッチング素子間の
位相差αと、出力電圧Vt との関係を示すと図8のよう
になる。この図8は、横軸を位相差αとし、縦軸を負荷
9への出力電圧Vt として、この位相差αと出力電圧V
t との関係を上記負荷9の抵抗値R1,R2,R3(R1 >
R2 >R3)をパラメータとして所定のカーブで表わし
たグラフである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来の共振型DC−DCコンバータにおける課題を以
下に説明する。まず、ターンオンが遅れない第1のスイ
ッチング素子2aとこれに逆並列接続された第1のダイ
オード3aとからなる第1のアーム10a、及び第2の
スイッチング素子2bとこれに逆並列接続された第2の
ダイオード3bとからなる第2のアーム10bの動作を
検討する。
【0014】図7(e)に示すように、第1のアーム1
0aに流れる電流I1 は、第1のスイッチング素子2a
へのオン信号が入力される時点Tb1では負である。した
がって、この時には、上記第1のスイッチング素子2a
に印加する電圧は、第1のダイオード3aのオン電圧だ
けであり、ほぼゼロである。そして、電流が負から正に
変化して第1のスイッチング素子2aに電流が流れ始め
る時のそのスイッチング素子2aの損失は、その時の電
圧と電流の積となるのでゼロである。しかし、上記第1
のスイッチング素子2aがターンオフする時点Tb4で
は、上記第1のアーム10aに流れる電流I1 は、図7
(e)に示すように正である。
【0015】上記第1のスイッチング素子2aがターン
オフを開始して電流がゼロになるまでの動作を図9に示
すが、この図に示すように電流がゼロになる前にそのス
イッチング素子2aの電圧が増加し始めるので、この電
流と電圧とによって第1のスイッチング素子2aは、斜
線を付して示す領域分の損失を生じることとなる。この
ような動作は、第2のアーム10bについても同様であ
る。
【0016】上記のような損失を低減するためには、例
えば図10(a)に示すようにキャパシタンス14と抵
抗15を直列接続した構成や、同図(b)に示すように
キャパシタンス14、抵抗15及びダイオード16を組
み合わせた構成の、ロスレススナバ回路と呼ばれる回路
を、トランジスタなどのスイッチング素子13に対して
並列接続して用いていた。
【0017】このようなロスレススナバ回路を、上記第
1及び第2のスイッチング素子2a,2bに並列に設け
ると、各スイッチング素子2a,2bがターンオフする
ときの電圧の立ち上がりが抑制されて、ターンオフ時の
スイッチング損失が低減できるものであった。
【0018】しかし、上記のようなロスレススナバ回路
では、図10に示すスイッチング素子13がオフしてい
るときに、キャパシタンス14に蓄積された電荷は、上
記スイッチング素子13がターンオンすると、そのスイ
ッチング素子13と抵抗15を介して放電されるので、
抵抗15によって損失が生じる。そして、この抵抗15
はこの時の電流の最大値を制御するものなので、上記抵
抗15がないと過大な電流が流れ、スイッチング素子1
3を破壊することとなる。
【0019】上記抵抗15による損失は、スイッチング
素子13がターンオンとターンオフとを繰り返す毎に生
じるので、図6に示すインバータ4においては、各スイ
ッチング素子2a,2bの損失がそのインバータ4の動
作周波数に比例して増加する。特に、このような共振型
DC−DCコンバータにおいては、装置の小型軽量化の
ために動作周波数を高くすることが一般的であり、スイ
ッチング損失が非常に大きくなるものであった。
【0020】次に、図6及び図7に示す構成及び動作に
おいて、ターンオンが遅れる第3のスイッチング素子2
cとこれに逆並列接続された第3のダイオード3cとか
らなる第3のアーム10c、及び第4のスイッチング素
子2dとこれに逆並列接続された第4のダイオード3d
とからなる第4のアーム10dの動作を検討する。図7
に示す例では、同図(b)に示す第4のスイッチング素
子2dのオン信号が出力されている期間Tb3〜Tb6内の
時点Tb5に第4のアーム10dの電流I4はゼロとなり
(図7(f)参照)、その時点Tb5以後は負の電流が流
れる。すなわち、第4のアーム10dにおいて逆並列接
続された第4のダイオード3dに電流が流れる。その
後、時点Tb6において、図7(b)に示すように第4の
スイッチング素子2dへのオン信号がなくなり、同図
(d)に示すように第3のスイッチング素子2cがター
ンオンを開始する。これにより、それまで上記第4のダ
イオード3dを流れていた電流は、第3のスイッチング
素子2cに転流し、第4のダイオード3dは逆バイアス
されてターンオフする。
【0021】しかし、このとき上記第4のダイオード3
dは瞬時にはターンオフすることができず、そのPN接
合の接合容量を充電するまでダイオード3dにリカバリ
電流と呼ばれる電流が流れる。したがって、このリカバ
リ電流が流れている間は、図6に示す第3のアーム10
cと第4のアーム10dとは短絡されている状態と等し
く、過大な電流が流れてスイッチング損失が増大するば
かりでなく、第3及び第4のスイッチング素子2c,2
dを破壊することもあった。このような動作は、第3の
スイッチング素子2cがターンオフするときにも同様と
なる。
【0022】以上のように、従来の共振型DC−DCコ
ンバータにおける位相差制御においては、図6に示すイ
ンバータ4の第1及び第2のアーム10a,10bの動
作と、第3及び第4のアーム10c,10dの動作とは
異なっており、第1及び第2のアーム10a,10bで
はロスレススナバ回路(図10参照)によるスイッチン
グ損失が増大したり、第3及び第4のアーム10c,1
0dでは各スイッチング素子2c,2dに逆並列接続さ
れたダイオード3c,3dのリカバリ電流によるアーム
短絡によって上記各スイッチング素子2c,2dが破壊
されるという問題があった。
【0023】その他にも、各スイッチング素子2a〜2
dにかかる電圧が大きく、各スイッチング素子2a〜2
dに流れる電流の時間変化率が大きいことから、発生す
る電磁波障害ノイズが大きくなり、制御系に悪影響を及
ぼすことがあった。特に、このような共振型DC−DC
コンバータをX線装置としてのX線CT装置(X線コン
ピュータ断層装置)などの電源装置に用いた場合、数百
ボルト、数百アンペアをスイッチングするようなインバ
ータ4のすぐ近くで診断画像を構成するための微小信号
(数マイクロボルト)を検出しなければならないことに
なり、その電磁波障害ノイズの影響は非常に大きくな
り、強く改善が求められていた。
【0024】本発明は、このような問題点に対処し、イ
ンバータの各スイッチング素子にかかる電圧の変化率が
小さく電磁波障害ノイズを低減できると共に、スイッチ
ング素子での損失を低減して高効率化を図ることがで
き、更に、ダイオードのリカバリ電流やインバータ動作
開始時のロスレススナバ回路の短絡に起因するスイッチ
ング素子の破壊を防止することのできる共振型DC−D
Cコンバータを提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記課題は、(1)イン
バータの各スイッチング素子に流れる電流が、ターンオ
ン時に負(スイッチング素子に逆並列接続されたダイオ
ードに電流が流れている状態)となり、また、ターンオ
ン時に正の方向に流れるような位相差と周波数の動作モ
ードを維持すること、(2)スイッチング素子のオフ時
にスイッチング素子にかかる電圧の急激な上昇を抑える
ために、各スイッチング素子と並列にキャパシタンスに
よるロスレス(無損失)スナバ回路を接続すること、
(3)インバータ動作開始時、上記ロスレススナバキャ
パシタンスの放電電流によるインバータのスイッチング
素子に流れる過電流を抑えるために、直流電源(正,負
両極)とインバータ間などに補助のスイッチを設け、こ
れをインバータ動作開始の際の適時にオンし、インバー
タ動作開始時のロスレススナバキャパシタンスの充電を
不能又は抑制されるようにすること、によって、解決さ
れる。
【0026】本発明の目的は、上記(1)、(2)、
(3)の条件を満足するスイッチング(ソフトスイッチ
ングという)制御を行うことで達成される。すなわち、
中性点を有する直流電源と、この直流電源の正極に接続
された第1のスイッチング素子及び負極に接続された第
2のスイッチング素子からなる第1の直列接続体を有す
ると共に上記正極に接続された第3のスイッチング素子
及び負極に接続された第4のスイッチング素子からなり
上記第1の直列接続体に並列接続された第2の直列接続
体を有しかつ上記第1〜第4のスイッチング素子にそれ
ぞれ逆並列接続された第1〜第4のダイオードを有し上
記直流電源からの直流を交流に変換するインバータと、
このインバータの出力側に接続された少なくとも変圧器
を含んだインバータ出力回路と、上記変圧器に接続され
その出力を直流に変換する整流器とを有してなり、上記
整流器の出力側に接続される負荷に所望の電圧,電流に
て直流出力を供給する共振型DC−DCコンバータにお
いて、上記第1〜第4のスイッチング素子にそれぞれ並
列接続された第1〜第4のロスレススナバキャパシタン
スと、上記第1及び第2のスイッチング素子の接続点と
上記直流電源の中性点との間、並びに上記第3及び第4
のスイッチング素子の接続点と上記直流電源の中性点と
の間のいずれか一方又は両方に接続されたインダクタン
スを備えてなる補助回路と、上記直流電源の正極及び上
記第1又は第3のスイッチング素子間に接続され、イン
バータ動作開始時、上記第1又は第3のスイッチング素
子をオンさせる信号を与えてから所定時間T1後にオン
されて上記第1又は第3のスイッチング素子を導通させ
る双方向導通可能の第1の補助スイッチと、上記直流電
源の負極及び上記第4又は第2のスイッチング素子間に
接続され、インバータ動作開始時、上記第1又は第3の
スイッチング素子をオンさせる信号から位相差αだけ遅
れた上記第4又は第2のスイッチング素子をオンさせる
信号を与えてから所定時間T1後にオンされて上記第4
又は第2のスイッチング素子を導通させる双方向導通可
能の第2の補助スイッチと、上記第1及び第2のスイッ
チング素子は180゜の位相差で交互にオンさせ、上記
第3及び第4のスイッチング素子も同様に180゜の位
相差でオンさせると共に、上記スイッチング素子のオン
時間は、上記インバータの動作周期の1/2よりも僅か
に小さく設定して上記第1及び第2のスイッチング素子
のオン時点相互間と上記第3及び第4のスイッチング素
子のオン時点相互間の各々にデッドタイムを設け、かつ
第1のスイッチング素子がターンオンしてから第4のス
イッチング素子がターンオンする位相差α及び第2のス
イッチング素子がターンオンしてから第3のスイッチン
グ素子がターンオンする位相差αを各々変化させること
によって上記負荷に供給する電力を制御する制御手段と
を設けることで達成される。
【0027】また、上記共振型DC−DCコンバータに
おいて、上記第1〜第4のスイッチング素子にそれぞれ
並列接続された第1〜第4のロスレススナバキャパシタ
ンスと、上記第1及び第2のスイッチング素子の接続点
と上記直流電源の中性点との間、並びに上記第3及び第
4のスイッチング素子の接続点と上記直流電源の中性点
との間のいずれか一方又は両方に接続されたインダクタ
ンスを備えてなる補助回路と、上記第1又は第3のロス
レススナバキャパシタンスに直列に接続された第1の抵
抗と、上記第4又は第2のロスレススナバキャパシタン
スに直列に接続された第2の抵抗と、上記第1の抵抗に
並列接続され、インバータ動作開始時、上記第1又は第
3のスイッチング素子のオン後にオンされて上記第1の
抵抗両端間を短絡する双方向導通可能の第1の補助スイ
ッチと、上記第2の抵抗に並列接続され、インバータ動
作開始時、上記第1又は第3のスイッチング素子のオン
から位相差αだけ遅れた上記第4又は第2のスイッチン
グ素子のオンの後にオンされて上記第2の抵抗両端間を
短絡する双方向導通可能の第2の補助スイッチと、上記
第1及び第2のスイッチング素子は180゜の位相差で
交互にオンさせ、上記第3及び第4のスイッチング素子
も同様に180゜の位相差でオンさせると共に、上記ス
イッチング素子のオン時間は、上記インバータの動作周
期の1/2よりも僅かに小さく設定して上記第1及び第
2のスイッチング素子のオン時点相互間と上記第3及び
第4のスイッチング素子のオン時点相互間の各々にデッ
ドタイムを設け、かつ第1のスイッチング素子がターン
オンしてから第4のスイッチング素子がターンオンする
位相差α及び第2のスイッチング素子がターンオンして
から第3のスイッチング素子がターンオンする位相差α
を各々変化させることによって上記負荷に供給する電力
を制御する制御手段とを設けることで達成される。
【0028】なお、ロスレススナバに用いるキャパシタ
ンスの値は、デッドタイム中に充放電が完了可能な範囲
内で、設定しなければならない。
【0029】
【作用】上述構成によれば、インバータの第1及び第2
のスイッチング素子の接続点と直流電源の中性点との
間、並びに第3及び第4のスイッチング素子の接続点と
直流電源の中性点との間のいずれか一方又は両方にイン
ダクタンスを補助回路として接続したことにより、上記
インバータの各アームに流れる電流がターンオン時に負
となり、ターンオフ時には正となる位相差の動作モード
を常に維持でき、ダイオードのリカバリ電流に起因する
スイッチング素子の破壊が防止される。
【0030】また、上記インバータの第1〜第4のスイ
ッチング素子にはキャパシタンスをロスレススナバ回路
としてそれぞれ並列に接続したことにより、デッドタイ
ム期間中の上記ロスレススナバキャパシタンスの充放電
によって各スイッチング素子にかかる電圧の時間変化率
の小さいソフトスイッチング素子が実現できる。したが
って、上記スイッチング素子にかかる電圧の変化率が小
さく、ノイズが低減されると共に、そのスイッチング素
子での損失が低減して高効率化される。
【0031】更に、インバータ動作開始における適時に
補助スイッチをオンすることにより、ロスレススナバキ
ャパシタンスの充電を不能又は抑制するようにしたの
で、ロスレススナバキャパシタンスの充電に起因するイ
ンバータのスイッチング素子の過電流がなくなり、それ
らスイッチング素子の破壊が防止される。
【0032】なお、補助回路が主回路に影響を及ぼすの
は、デッドタイム期間のみであり、回路の各波形には殆
ど影響を及ぼさない。そのため、上記補助回路を用いな
い従来の制御方式がそのまま適用できる。
【0033】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明による共振型DC−DCコンバー
タの一実施例を示す回路図である。この共振型DC−D
Cコンバータは、直流電源からインバータを介して交流
電圧を変圧器に送り、その出力を整流して直流電圧を負
荷に供給する電力変換器となるもので、図1に示すよう
に、直流電源1と、インバータ4と、インダクタンス5
及びキャパシタンス6と、第1,第2の補助スイッチ
A,Bと、高電圧変圧器7と、高電圧整流器8と、負荷
としてのX線管17と、インバータ制御手段である周波
数位相制御回路71と、この周波数位相制御回路71に
周波数,位相などの設定値を与える周波数決定回路7
6,位相決定回路70と、周波数位相制御回路71から
の信号を受けてインバータ4を駆動する駆動回路72〜
74とを有してなり、インバータ式X線高電圧装置と呼
ばれるものである。
【0034】上記直流電源1は、例えば二次電池などで
あり、図1においては便宜上左右対称に2つずつの電源
E/2を図示している。インバータ4は、上記直流電源
1から直流を受電して交流に変換するもので、直流電源
1の正極+に接続された第1のスイッチング素子として
のトランジスタ20a及び直流電源1の負極−に接続さ
れた第2のスイッチング素子としてのトランジスタ20
bからなる第1の直列接続体と、上記正極+に接続され
た第3のスイッチング素子としてのトランジスタ20c
及び負極−に接続された第4のスイッチング素子として
のトランジスタ20dからなり上記第1の直列接続体に
並列接続された第2の直列接続体と、上記各トランジス
タ20a〜20dにそれぞれ逆並列接続された第1〜第
4のダイオード3a〜3dとからなる。
【0035】なお、上記各トランジスタ20a〜20d
は、それぞれベース電流を流すことによってターンオン
するようになっている。そして、第1のトランジスタ2
0aと第1のダイオード3aとで第1のアーム10a
を、第2のトランジスタ20bと第2のダイオード3b
とで第2のアーム10bを、第3のトランジスタ20c
と第3のダイオード3cとで第3のアーム10cを、第
4のトランジスタ20dと第4のダイオード3dとで第
4のアーム10dを、それぞれ構成している。
【0036】上記インバータ4の出力側には、インダク
タンス5が接続されると共に、このインダクタンス5に
はキャパシタンス6が直列接続されている。そして、こ
のインダクタンス5とキャパシタンス6とで共振回路を
構成している。上記インダクタンス5及びキャパシタン
ス6には高電圧変圧器7の一次巻線が直列接続されてお
り、この高電圧変圧器7で前記インバータ4からの出力
電圧を昇圧すると共に、出力と絶縁している。
【0037】また、上記直流電源1の正極+と上記第1
のアーム10aの正極間には第1の補助スイッチAが、
上記直流電源1の負極−と上記第4のアーム10dの負
極間には第2の補助スイッチBが、各々接続されてい
る。
【0038】高電圧整流器8は、上記高電圧変圧器7か
らの出力電圧を全波整流して直流に変換するもので、図
6に示すと同様に4つのダイオード11a〜11dから
なる。更に、上記高電圧整流器8の出力側には、X線管
17が負荷として接続されている。なお、12は、上記
高電圧整流器8の出力電圧を平滑化するキャパシタンス
である。
【0039】また、上記インバータ4の第1〜第4のト
ランジスタ20a〜20dには、ロスレス(無損失)ス
ナバ回路として用いる第1〜第4のロスレススナバキャ
パシタンス22a〜22dがそれぞれ並列に接続される
と共に、第1及び第2のトランジスタ20a,20bの
接続点と直流電源1の中性点(電位E/2)との間、並
びに第3及び第4のトランジスタ20c,20dの接続
点と上記直流電源1の中性点との間には、補助回路とし
てそれぞれインダクタンス23a,23bが接続されて
いる。
【0040】上記位相決定回路70はX線管17に印加
する電圧(以下、管電圧という)及びX線管17に流す
電流(以下、管電流という)に対応した信号によって第
1〜第4のトランジスタ20a〜20dの動作位相を決
めるものである。周波数決定回路76は管電圧に対応し
た信号によって第1〜第4のトランジスタ20a〜20
dの動作周波数を決めるものである。周波数位相制御回
路71は位相決定回路70及び周波数決定回路76の信
号に応じて第1〜第4のトランジスタ20a〜20dの
動作する位相及び周波数に対する信号をX線曝射信号に
よって出力するものである。駆動回路72〜75はそれ
ぞれ周波数位相制御回路71からの信号に従って第1〜
第4のトランジスタ20a〜20dを駆動するものであ
る。
【0041】次に、このように構成された共振型DC−
DCコンバータの動作について説明する。まず、図1に
示す共振型DC−DCコンバータにおける主回路構成部
(直流電源1,インバータ4,インダクタンス5,キャ
パシタンス6,高電圧変圧器7,高電圧整流器8,X線
管17)は、図2に示すような等価回路となる。すなわ
ち、インバータ4の各トランジスタ20a〜20dは、
図6に示すと同様にそれぞれ第1のスイッチング素子2
a,第2のスイッチング素子2b,第3のスイッチング
素子2c,第4のスイッチング素子2dと表され、X線
管17は負荷9と表される。そこで、この図2に示す等
価回路を用いて、上記の主回路構成部の動作原理を図3
及び図4を参照して説明する。
【0042】図2の等価回路において、インバータ4の
第1のアーム10a及び第2のアーム10b側に着目す
る。そして、インダクタンス23aを、直流電源1側へ
流れる電流をIaとし、上記第1及び第2のアーム10
a,10bから高電圧変圧器7側へ出力される電流をI
rとする。この状態で、第1のスイッチング素子2aが
オンのときにその第1のスイッチング素子2aを流れる
電流I1 は、 I1 =Ia+Ir …(1) で表される。
【0043】ここで、第1のスイッチング素子2a及び
第2のスイッチング素子2bは約50%のデューティサ
イクルでオン,オフするので、定常状態における電流I
aの波形は図3(e)に示すような三角波となり、第1
のスイッチング素子2aをオフしたときに(図3(a)
参照)電流Iaは最大値Ia(max)となる。すなわち、
ターンオフ時の電流I1 (0) は上記の式(1)から、 I1 (0) =Ia(max) +Ir(0) …(2) となる。ただし、Ir(0) はターンオフ時の電流Irを
意味する。
【0044】このとき、電流Iaの傾きはインダクタン
ス23aの値La及び直流電源1の中性点の電位E/2
によって決まるので、上記の最大値Ia(max) も上記L
a及びE/2によって決まる。したがって、ターンオフ
時の電流I1 (0) の大きさを常に一定値以上に設定する
ことが可能となる。すなわち、 I1 (0) =Ia(max) +Ir(0) >(一定値) …(3) となるようにIa(max) を設定することができる。
【0045】そして、このように設定すれば、各スイッ
チング素子2a,2bにおいてターンオン時にそれぞれ
のアーム10a,10bに流れる電流は、以下に述べる
ように負(各スイッチング素子2a,2bに逆並列接続
されたそれぞれのダイオード3a,3bに電流が流れて
いる状態)となる。このとき、図3(a),(b)に示
すように、第1のスイッチング素子2aがオフしてから
第2のスイッチング素子2bがオンするまでの間には、
いずれのスイッチング素子2a,2bもオフした状態で
あるデッドタイム期間Td が設定されている。
【0046】以上のことから、上記デッドタイム期間T
d 中に図2に示すロスレススナバ回路としてのキャパシ
タンス22a,22bを効果的に利用したソフトスイッ
チングが実現可能となる。これについて、図4(a)〜
(d)は、第1のスイッチング素子2aがオンの状態
(a)からそのスイッチング素子2aをオフし(b)、
所定のデッドタイム(b)〜(c)の後に、第2のスイ
ッチング素子2bをオンする(d)までのモードを示し
ている。
【0047】まず、図4(a)では、第1のスイッチン
グ素子2aのみがオンしており、図3(e)に示すよう
に、電流Iaは電流Irの極性に拘わらずほぼ直線的に
増加する。また、その傾きはインダクタンス23aの値
La及び電源電位E/2に依存している。このとき、第
1のキャパシタンス22aの電圧Vc1=0ボルト、第2
のキャパシタンス22bの電圧Vc2=Eボルトである。
【0048】次に、図4(b)では、各スイッチング素
子2a,2bが共にオフとなる。このときは、図3
(e)に示すように電流Ia=Ia(max) であり、この
最大値Ia(max) の設定及び上掲(3)式により、ター
ンオフ時のスイッチング素子2aの電流I1 (0) は十分
大きな正の電流とすることができる。このため、図2に
示す補助回路としてのインダクタンス23a及び他のイ
ンダクタンス5並びにロスレススナバ回路としてのキャ
パシタンス22a,22bの共振現象により、上記キャ
パシタンス22aは充電を行い、同22bは放電を行
う。
【0049】次に、図4(c)では、上記キャパシタン
ス22a,22bの充放電が完了し、第1のキャパシタ
ンス22aの電圧Vc1は0→Eボルトへ、第1のキャパ
シタンス22bの電圧Vc2はE→0ボルトへと変化し、
第2のダイオード3bが導通する。このとき、インダク
タンス23aを流れる電流Iaは、−E/2の電圧によ
り減少し始める。
【0050】その後、図4(d)では、第2のスイッチ
ング素子2bにオン信号が与えられ、電流(Ia+I
r)の極性が正から負に反転すると、上記第2のスイッ
チング素子2bとを入れ換えた形で図4(a)〜(d)
と同様に進む。なお、図4(a)〜(d)の動作の間に
おける第1及び第2のキャパシタンス22a,22bの
電圧Vc1,Vc2の変化を示すと、図4(e)のグラフの
ようになる。上述動作は、図2に示すインバータ4の第
3のアーム10c及び第4のアーム10d側についても
同様である。
【0051】以上のことから、ターンオフ時の電流I1
(0) が第1及び第2のキャパシタンス22a,22bの
充放電に必要な値以上となるように補助回路としてのイ
ンダクタンス23aの値Laを定め、図4(e)に示す
デッドタイム中に充放電が完了するようなキャパシタン
ス22a,22bの値を適宜選定することによって図2
に示す全てのスイッチング素子2a〜2dに対しロスレ
ススナバ回路としてのキャパシタンス22a〜22dを
効果的に利用したソフトスイッチングが可能となる。
【0052】次に、図1に示す実施例に戻り、この実施
例の動作について図5、図8、図11及び図12を併用
して説明する。なお、図11中のスイッチング素子2a
〜2dは図1中のトランジスタ20a〜20dに対応す
る。まず、負荷としてのX線管17に印加する管電圧及
び管電流が決まると、その管電圧に対応した管電圧設定
信号G1 、及び管電流に対応した管電流設定信号G2 を
位相決定回路70及び周波数決定回路76に入力する。
【0053】位相決定回路70では、上記管電圧設定信
号G1 及び管電流設定信号G2 から負荷抵抗値を求め、
この負荷抵抗値と管電圧とから前述の図8に示すグラフ
の関係を用いて、インバータ4の各トランジスタ20a
〜20dの動作位相差αを決定する。また、周波数決定
回路76では、上記管電圧設定信号G1 から図12に示
すグラフの関係を用いて、インバータ4の動作周波数を
決定する。以上の動作位相差及び動作周波数に応じた信
号が周波数位相制御回路71に入力され、周波数位相制
御回路71ではこの信号から各トランジスタ20a〜2
0dがターンオン及びターンオフする駆動信号を作成す
る。
【0054】次に、図1において図示しないコントロー
ラからX線曝射信号G3 が上記周波数位相制御回路71
へ入力されると、インバータ4のトランジスタ20aを
ターンオンする信号が駆動回路72へ出力され、図11
(f)に示すように そのT1時間後に補助スイッチA
をオンする信号が出力されてトランジスタ20aが導通
する。これにより、+側(図中上側)の直流電源1とイ
ンダクタンス23aの回路により補助電流が流れる。
【0055】そして、位相差がαとなる時間φ経過後に
トランジスタ20dをターンオンする信号が駆動回路7
5へ出力され、図11(g)に示すようにそのT1時間
後に補助スイッチBをオンする信号が出力されてトラン
ジスタ20dが導通する。これにより、−側(図中下
側)の直流電源1とインダクタンス23bの回路により
補助電流が流れると同時に共振回路には+側(図中上
側)の直流電源1と−側(図中下側)の直流電源1の和
の電圧が印加され、共振電流が流れ始める。
【0056】ここで、上記インバータ4の動作開始時、
トランジスタ20a,20dのオン信号を与えてから第
1,第2の補助スイッチA,Bをオンして直流電源1を
供給するようにしているので、ロスレススナバキャパシ
タンス22a,22dは無用な充電がなされる時間を与
えられない。したがって従来、インバータ4の動作開始
時においてロスレススナバキャパシタンス22a,22
dが充電されることによって生じたロスレススナバキャ
パシタンス22a,22dの短絡、これによるトランジ
スタ20a,20dの過電流,破壊が防止される。
【0057】上述動作から半周期経過し、周波数位相制
御回路71からトランジスタ20aをオフし、トランジ
スタ20bをオンする信号が出力されると、駆動回路7
2によりトランジスタ20aはオフし、その両端電圧は
ロスレススナバキャパシタンス22aにより抑制されて
上昇すると共に、インダクタンス23aの電流はトラン
ジスタ20bと逆並列に接続されたダイオード3bに転
流し、トランジスタ20bの両端電圧はほぼゼロにクラ
ンプされ、負荷17に流れている共振電流の反転により
トランジスタ20bはゼロ電圧ターンオンとなる。
【0058】トランジスタ20dが180゜オンして、
これをオフする信号が周波数位相制御回路71から出力
されると、駆動回路75によりトランジスタ20dはオ
フし、その両端電圧はロスレススナバキャパシタンス2
2dにより抑制されて上昇すると共に、インダクタンス
23bの電流はトランジスタ20cと逆並列に接続され
たダイオード3cに転流し、トランジスタ20cの両端
電圧はほぼゼロにクランプされ、負荷17に流れている
共振電流の反転によりトランジスタ20cはゼロ電圧タ
ーンオンとなる。
【0059】これによって、トランジスタ20cと20
bがオン状態となり、共振回路にはこれまでと逆方向の
電流が流れ、以後は順次、周波数位相制御回路71から
の信号に従って各トランジスタ20a〜20dを駆動す
る。その結果、図5(i)に示すような共振電流It が
図1に示す高電圧変圧器7に流れ、X線管17には、設
定された管電圧が印加されると共に管電流が流れる。こ
のとき、第1のアーム10a〜第4のアーム10dに流
れる電流I1 〜I4 を見ると、図5(e)〜(h)に示
されるように、前述の図3及び図4で説明した動作原理
に従って、それぞれのトランジスタ20a〜20dの全
てにおいてターンオン時には負の値をとり、ターンオフ
時には正の値をとっていることが分かる。また、上記各
トランジスタ20a〜20dにかかる電圧の時間変化率
は図4を用いて説明したように小さくなっていることが
分かる。なお、図5に示したタイムチャートにおいて
は、各トランジスタ20a〜20d間のデッドタイム
は、便宜上省略してある。
【0060】上記位相決定回路70及び周波数決定回路
76は、図8,図12に示すような関係をテーブル化し
たメモリ、関数発生器又はオペアンプなどを用いて容易
に構成できるので詳細な説明は省略する。
【0061】図13に本発明による共振型DC−DCコ
ンバータの第2の実施例を示す。上述第1の実施例で
は、トランジスタ20a〜20dを22a→22d→2
2b→22cの順で駆動する場合について説明した。こ
れを22c→22b→22d→22aの順で駆動するよ
うにしても上述第1の実施例と同様の効果が得られる
が、この場合、第1,第2補助スイッチA,Bは図13
に示す位置に挿入される。それ以外は図1と同様であ
る。
【0062】図14に本発明による共振型DC−DCコ
ンバータの第3の実施例を示す。この例は、補助回路に
スイッチ(スイッチング素子)を設けたもので、この補
助回路以外は図1と同様であるのでその説明を省略す
る。上述第1,第2の実施例では、インバータ4の動作
中、補助回路に常に交流電流が流れ続ける。補助回路の
インダクタンス23a,22bの値は、位相差や負荷条
件が最悪のケースを想定して設計しなければならない
が、位相差やX線管17(負荷9)の種類によっては、
不必要な電流を流すことになり、トランジスタ20a〜
20dの導通損失やインダクタンス23a,22bの損
失の点で無駄の多い状態が存在する。そこで、第3の実
施例では、補助回路にスイッチング素子110〜113
を設け、トランジスタ20a〜20dの電流状態に応じ
て、トランジスタ20a〜20dのスイッチング期間に
のみ、ソフトスイッチング実現に必要な分だけ電流を流
す回路構成としている。この構成によって、いかなる位
相差や負荷範囲においても、第1,第2の実施例よりも
一層効率のよい状態での動作が可能となる。なお、この
図14において、100〜103はダイオードである。
【0063】この補助回路の効果的な駆動方法は次の通
りである。すなわち、トランジスタ20aがターンオフ
する際の電流が、ロスレススナバキャパシタンス22a
の充放電に必要以上な値となるようにすればよいから、
トランジスタ20aのターンオフ時にスイッチング素子
110を、また同様に、トランジスタ20bをオフする
時点でスイッチング素子111を、トランジスタ20c
をオフする時点でスイッチング素子113を、そしてト
ランジスタ20dをオフする時点でスイッチング素子1
12を、それぞれ導通させればよい。このような方法に
よって、非常に広範囲のX線管17(負荷範囲)をもつ
X線高電圧装置に対しても、常に効率のよい動作を実現
できる。
【0064】図15は本発明による共振型DC−DCコ
ンバータの第4の実施例を示す回路図である。図示する
ようにここでは、上記第1のロスレススナバキャパシタ
ンス22aに直列に第1の抵抗RAを、上記第4のロス
レススナバキャパシタンス22dに直列に第2の抵抗R
Bを、各々接続すると共に、上記第1の抵抗RAと並列
に双方向導通可能の第1の補助スイッチA´を、上記第
2の抵抗RBと並列に双方向導通可能の第2の補助スイ
ッチB´を、各々接続してなる。
【0065】この場合、第1の補助スイッチA´は、イ
ンバータ動作開始時、上記第1のトランジスタ20aが
オンしてからT1時間後にオンされ(図16(e)参
照)、上記第1の抵抗RA両端間を短絡する。また、第
2の補助スイッチB´は、インバータ動作開始時、上記
第1のトランジスタ20aのオンから位相差αだけ遅れ
た上記第4のトランジスタ20dのオン後、T1時間経
過してオンされ(図16(f)参照)、上記第2の抵抗
RB両端間を短絡するものである。
【0066】この第4の実施例でのインバータ動作開始
時の動作は次のようになる。インバータ動作開始時にお
いて、第1のトランジスタ20aのオン時に、この第1
のトランジスタ20aに流れる第1のロスレススナバキ
ャパシタンス22aの放電電流を第1の抵抗RAが抑制
する。したがって、インバータ動作開始時の第1のトラ
ンジスタ20aの過電流が生じなく、第1のトランジス
タ20aの破壊が防止される。第1のトランジスタ20
aのオン後は第1の補助スイッチA´がオンされ、第1
の抵抗RA両端間を短絡し、以後の周期からはここには
第1のロスレススナバキャパシタンス22aのみの存在
となり、通常のロスレススナバキャパシタンス22aと
して機能する。
【0067】上記第1のトランジスタ20aのオンによ
り、この第1のトランジスタ20aに補助電流が流れ、
所定の位相差αとなる時間経過後に第4のトランジスタ
20dがオンされる。この第4のトランジスタ20dの
オン時に、第4のトランジスタ20dに流れる第4のロ
スレススナバキャパシタンス22dの放電電流を第2の
抵抗RBが抑制する。したがって、インバータ動作開始
時の第4のトランジスタ20dの過電流が生じなく、第
4のトランジスタ20dの破壊が防止される。第4のト
ランジスタ20dのオン後は第2の補助スイッチB´が
オンされ、第2の抵抗RB両端間を短絡し、以後の周期
からはここには第4のロスレススナバキャパシタンス2
2dのみの存在となり、通常のロスレススナバキャパシ
タンス22dとして機能する。
【0068】上記第4のトランジスタ20dのオンによ
り、この第4のトランジスタ20dに補助電流が流れる
と共にX線管17(負荷)に電力が供給され、次の半周
期で第1のトランジスタ20aをオフしてインダクタン
ス23aの電流を第2のトランジスタ20bと逆並列に
接続された第2のダイオード3bに転流して第2のトラ
ンジスタ20bをゼロ電圧ターンオンさせる。これから
位相差αだけ遅れて第4のトランジスタ20dをオフ
し、インダクタンス23bの電流を第3のトランジスタ
20cと逆並列に接続された第3のダイオード3cに転
流して第3のトランジスタ20cをゼロ電圧ターンオン
させる。
【0069】以後は、第1のトランジスタ20aと第4
のトランジスタ20dの間及び第2のトランジスタ20
bと第3のトランジスタ20cの間に各々αの位相差を
つけて、また第1のトランジスタ20aと第2のトラン
ジスタ20bの間及び第3のトランジスタ20cと第4
のトランジスタ20dの間を各々180゜の位相差をつ
けて、交互にオンさせる。第1〜第4のトランジスタ2
0a〜20d及び第1,第2の補助スイッチA´,B´
のオン,オフ制御は周波数位相制御回路71が行う。
【0070】上記第3のロスレススナバキャパシタンス
22cに直列に第1の抵抗RAを、上記第2のロスレス
スナバキャパシタンス22bに直列に第2の抵抗RB
を、各々接続すると共に、第1の抵抗RAと並列に上記
第1の補助スイッチA´を、第2の抵抗RBと並列に上
記第2の補助スイッチB´を、各々接続し、第1及び第
2の補助スイッチA´,B´を上記と同様にオンするよ
うに構成(第5の実施例)しても、上記と同様な効果が
得られる。また、上述第4,第5の実施例においても、
図14に示したような補助回路、すなわちインダクタン
ス23a,23bに、ダイオード100〜103及びス
イッチング素子110〜113を付加してなる補助回路
を適用することができる。なお上述各実施例では、イン
バータ4や補助回路に用いたスイッチング素子としてト
ランジスタを使用したが、これのみに限らず、GTOを
使用してもよく、更に高周波化するにはMOS FE
T,IGBT,SIトランジスタ,SIサイリスタなど
のスイッチング素子を用いてもよい。また、インバータ
4の直流電源1は、バッテリでもよく、商用電源を整流
したものでもよい。更に、負荷はX線管17に限られ
ず、他の一般的な負荷でもよい。また、補助回路は負荷
範囲や制御する位相差の範囲が狭い場合などには、いず
れか一方、例えばインダクタンス23a側だけに設ける
ようにしてもよい。更に、周波数位相制御回路71は、
通常の比例−積分制御が一般的であるが、一度ディジタ
ル値に変換してソフトウェアによる制御を適用すること
も可能である。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、イ
ンバータの第1及び第2のスイッチング素子の接続点と
直流電源の中性点との間、並びに第3及び第4のスイッ
チング素子の接続点と直流電源の中性点との間のいずれ
か一方又は両方にインダクタンスを補助回路として接続
したことにより、上記インバータの各アームに流れる電
流がターンオン時に負となり、ターンオフ時には正とな
る位相差の動作モードを常に維持でき、ダイオードのリ
カバリ電流に起因するスイッチング素子の破壊を防止す
ることができるという効果がある。
【0072】また、上記インバータの第1〜第4のスイ
ッチング素子にはキャパシタンスをロスレススナバ回路
としてそれぞれ並列に接続したことにより、デッドタイ
ム期間中の上記ロスレススナバキャパシタンスの充放電
によって各スイッチング素子にかかる電圧の時間変化率
の小さいソフトスイッチング素子が実現できる。したが
って、上記スイッチング素子にかかる電圧の変化率が小
さく、電磁波障害ノイズを低減することができると共
に、そのスイッチング素子での損失を低減して高効率化
を図ることができるという効果がある。
【0073】特に、X線CT装置のように、数百ボル
ト、数百アンペアをスイッチングするようなインバータ
のすぐ近くで診断画像を構成するための微小信号(数マ
イクロボルト)を検出しなければならないような装置の
電源装置に本発明コンバータを適用することにより、制
御系のみならず、画像に悪影響を及ぼす電磁波障害ノイ
ズを低減できることの効果は実用上、極めて大きい。
【0074】更に、インバータ動作開始時、ロスレスス
ナバキャパシタンスの充電を不能又は抑制するようにし
たので、ロスレススナバキャパシタンスの充電に起因す
るインバータのスイッチング素子の過電流がなくなり、
それらスイッチング素子の破壊が防止されるという効果
もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による共振型DC−DCコンバータの一
実施例を示す回路図である。
【図2】同上共振型DC−DCコンバータにおける主回
路構成部の等価回路図である。
【図3】同上主回路構成部の動作原理を説明するための
タイムチャートである。
【図4】同上主回路構成部における第1のスイッチング
素子及び第2のスイッチング素子の動作モードを説明す
るための図である。
【図5】図1に示す回路の動作を説明するためのタイム
チャートである。
【図6】従来の共振型DC−DCコンバータの回路図で
ある。
【図7】従来の共振型DC−DCコンバータの動作を説
明するためのタイムチャートである。
【図8】従来の位相差制御方式の共振型DC−DCコン
バータにおける位相差と出力電圧との関係を負荷抵抗を
パラメータとして示したグラフである。
【図9】ロスレススナバ回路を用いないときのターンオ
フ波形を示す図である。
【図10】従来のロスレススナバ回路の例を示す図であ
る。
【図11】図1に示す回路のインバータ動作開始時の補
助スイッチの動作を説明するためのタイムチャートであ
る。
【図12】インバータ周波数と出力電圧の関係を位相差
αをパラメータとして表わした図である。
【図13】本発明による共振型DC−DCコンバータの
第2の実施例を示す回路図である。
【図14】本発明による共振型DC−DCコンバータの
第3の実施例を示す回路図である。
【図15】本発明による共振型DC−DCコンバータの
第4の実施例を示す回路図である。
【図16】図15に示す回路のインバータ動作開始時の
補助スイッチの動作を説明するためのタイムチャートで
ある。
【符号の説明】
1……直流電源 3a〜3d……第1〜第4のダイオード 4……インバータ 5……インダクタンス 6,12……キャパシタンス 7……高電圧変圧器 8……高電圧整流器 10a〜10d……第1〜第4のアーム 17……X線管(負荷) 20a〜20d……第1〜第4のトランジスタ(第1〜
第4のスイッチング素子) 22a〜22d……ロスレススナバキャパシタンス 23a,23b……インダクタンス(補助回路) 70……位相決定回路 71……周波数位相制御回路 72〜75……トランジスタの駆動回路 76……周波数決定回路 A,B;A´,B´……補助スイッチ RA,RB……抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高野 博司 東京都千代田区内神田一丁目1番14号 株 式会社日立メディコ内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中性点を有する直流電源と、 この直流電源の正極に接続された第1のスイッチング素
    子及び負極に接続された第2のスイッチング素子からな
    る第1の直列接続体を有すると共に上記正極に接続され
    た第3のスイッチング素子及び負極に接続された第4の
    スイッチング素子からなり上記第1の直列接続体に並列
    接続された第2の直列接続体を有しかつ上記第1〜第4
    のスイッチング素子にそれぞれ逆並列接続された第1〜
    第4のダイオードを有し上記直流電源からの直流を交流
    に変換するインバータと、 このインバータの出力側に接続された少なくとも変圧器
    を含んだインバータ出力回路と、 上記変圧器に接続されその出力を直流に変換する整流器
    とを有してなり、 上記整流器の出力側に接続される負荷に所望の電圧,電
    流にて直流出力を供給する共振型DC−DCコンバータ
    において、 上記第1〜第4のスイッチング素子にそれぞれ並列接続
    された第1〜第4のロスレススナバキャパシタンスと、 上記第1及び第2のスイッチング素子の接続点と上記直
    流電源の中性点との間、並びに上記第3及び第4のスイ
    ッチング素子の接続点と上記直流電源の中性点との間の
    いずれか一方又は両方に接続されたインダクタンスを備
    えてなる補助回路と、 上記直流電源の正極及び上記第1又は第3のスイッチン
    グ素子間に接続され、インバータ動作開始時、上記第1
    又は第3のスイッチング素子をオンさせる信号を与えて
    から所定時間T1後にオンされて上記第1又は第3のス
    イッチング素子を導通させる双方向導通可能の第1の補
    助スイッチと、 上記直流電源の負極及び上記第4又は第2のスイッチン
    グ素子間に接続され、インバータ動作開始時、上記第1
    又は第3のスイッチング素子をオンさせる信号から位相
    差αだけ遅れた上記第4又は第2のスイッチング素子を
    オンさせる信号を与えてから所定時間T1後にオンされ
    て上記第4又は第2のスイッチング素子を導通させる双
    方向導通可能の第2の補助スイッチと、 上記第1及び第2のスイッチング素子は180゜の位相
    差で交互にオンさせ、上記第3及び第4のスイッチング
    素子も同様に180゜の位相差でオンさせると共に、上
    記スイッチング素子のオン時間は、上記インバータの動
    作周期の1/2よりも僅かに小さく設定して上記第1及
    び第2のスイッチング素子のオン時点相互間と上記第3
    及び第4のスイッチング素子のオン時点相互間の各々に
    デッドタイムを設け、かつ第1のスイッチング素子がタ
    ーンオンしてから第4のスイッチング素子がターンオン
    する位相差α及び第2のスイッチング素子がターンオン
    してから第3のスイッチング素子がターンオンする位相
    差αを各々変化させることによって上記負荷に供給する
    電力を制御する制御手段とを具備することを特徴とする
    共振型DC−DCコンバータ。
  2. 【請求項2】 中性点を有する直流電源と、 この直流電源の正極に接続された第1のスイッチング素
    子及び負極に接続された第2のスイッチング素子からな
    る第1の直列接続体を有すると共に上記正極に接続され
    た第3のスイッチング素子及び負極に接続された第4の
    スイッチング素子からなり上記第1の直列接続体に並列
    接続された第2の直列接続体を有しかつ上記第1〜第4
    のスイッチング素子にそれぞれ逆並列接続された第1〜
    第4のダイオードを有し上記直流電源からの直流を交流
    に変換するインバータと、 このインバータの出力側に接続された少なくとも変圧器
    を含んだインバータ出力回路と、 上記変圧器に接続されその出力を直流に変換する整流器
    とを有してなり、 上記整流器の出力側に接続される負荷に所望の電圧,電
    流にて直流出力を供給する共振型DC−DCコンバータ
    において、 上記第1〜第4のスイッチング素子にそれぞれ並列接続
    された第1〜第4のロスレススナバキャパシタンスと、 上記第1及び第2のスイッチング素子の接続点と上記直
    流電源の中性点との間、並びに上記第3及び第4のスイ
    ッチング素子の接続点と上記直流電源の中性点との間の
    いずれか一方又は両方に接続されたインダクタンスを備
    えてなる補助回路と、 上記第1又は第3のロスレススナバキャパシタンスに直
    列に接続された第1の抵抗と、 上記第4又は第2のロスレススナバキャパシタンスに直
    列に接続された第2の抵抗と、 上記第1の抵抗に並列接続され、インバータ動作開始
    時、上記第1又は第3のスイッチング素子のオン後にオ
    ンされて上記第1の抵抗両端間を短絡する双方向導通可
    能の第1の補助スイッチと、 上記第2の抵抗に並列接続され、インバータ動作開始
    時、上記第1又は第3のスイッチング素子のオンから位
    相差αだけ遅れた上記第4又は第2のスイッチング素子
    のオンの後にオンされて上記第2の抵抗両端間を短絡す
    る双方向導通可能の第2の補助スイッチと、 上記第1及び第2のスイッチング素子は180゜の位相
    差で交互にオンさせ、上記第3及び第4のスイッチング
    素子も同様に180゜の位相差でオンさせると共に、上
    記スイッチング素子のオン時間は、上記インバータの動
    作周期の1/2よりも僅かに小さく設定して上記第1及
    び第2のスイッチング素子のオン時点相互間と上記第3
    及び第4のスイッチング素子のオン時点相互間の各々に
    デッドタイムを設け、かつ第1のスイッチング素子がタ
    ーンオンしてから第4のスイッチング素子がターンオン
    する位相差α及び第2のスイッチング素子がターンオン
    してから第3のスイッチング素子がターンオンする位相
    差αを各々変化させることによって上記負荷に供給する
    電力を制御する制御手段とを具備することを特徴とする
    共振型DC−DCコンバータ。
  3. 【請求項3】 負荷はX線管であることを特徴とする請
    求項1又は2に記載の共振型DC−DCコンバータ。
JP5075658A 1993-04-01 1993-04-01 共振型dc−dcコンバータ Pending JPH06292362A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002034967A (ja) * 2000-07-21 2002-02-05 Hitachi Medical Corp X線ct装置
US8328199B2 (en) 2009-09-24 2012-12-11 Eagle Industry Co., Ltd. Seal device

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