JPH06295820A - 面実装コイル及びその製造方法 - Google Patents

面実装コイル及びその製造方法

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JPH06295820A
JPH06295820A JP8181693A JP8181693A JPH06295820A JP H06295820 A JPH06295820 A JP H06295820A JP 8181693 A JP8181693 A JP 8181693A JP 8181693 A JP8181693 A JP 8181693A JP H06295820 A JPH06295820 A JP H06295820A
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孝 長坂
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、小型に構成でき、実装時の安定性
にも優れ、短絡故障の虞れも無い高品質の面実装コイル
を提供する。 【構成】 本発明の面実装コイル1は、基体2と、この
基体2の底面と略同一面となる状態で、かつ、基体2の
相対向する辺から各々外方へ突出し端部をフォーミング
加工により折曲した一対の外部接続端子3a,3bと、
この外部接続端子3a,3bを配置した各辺とは異なる
辺から所定の間隔をもって同方向に、かつ、基体2の底
面から頂面側に離れた状態で突設するとともに、一対の
外部接続端子3a,3bに各々基体2内部を経て連結し
た一対のからげ用端子5a,5bと、基体2の頂面側に
搭載されたコア6及びこのコア6の外周に巻装した巻線
7の両端部を基体2から前記からげ用端子5a,5bに
各々固着したコイル部8とを有する。この構成により、
小型化が可能で、実装時の安定性にも優れ、短絡故障が
無く、しかも高品質化を図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、面実装コイル及びその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】基板面等に搭載する従来の面実装コイル
50は、図15乃至図17に示すように、ドラムコア5
1を搭載した合成樹脂製の略直方体状の基体52におけ
る対角部53a,53bに一対のからげ用端子54を突
設するとともに、各からげ用端子54と各々基体52内
の連結片55aを介して連結している一対の接続端子5
5を前記基体52の底面側にフォーミング加工により設
けて、これらを各々電気的に接続状態としている。
【0003】また、前記ドラムコア51に巻装した巻線
56の両端部56a,56bを前記一対のからげ用端子
54に各々からげて、巻線56と一対の接続端子55と
の導通を図っている。さらに、前記基体52上で、か
つ、ドラムコア51の回りに内周面が略円形のリングコ
ア57を配置し、磁気シールド構造としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た面実装コイル50の場合、以下のような問題がある。
【0005】この面実装コイル50は、前記基体52を
図18に示すようなフレーム60にに連結した状態で製
造するのが困難であり、自動化生産には不向きである。
【0006】例えば、前記ドラムコア51への巻線工程
からからげ用端子54への端部56a,56bのからげ
工程、さらにはからげ用端子54の半田揚げ工程では、
少なくとも一時的に基体52をフレーム60から切り落
として単品状態にしなければならず、フレーム60に連
結したままの搬送が困難である。
【0007】仮に、加工中の面実装コイル50を粘着テ
ープ等を用いてフレーム60に仮止めしてフレーム搬送
するにしても、フレーム60に対する面実装コイル50
の位置精度が低下するという問題が生ずるとともに、最
終的に面実装コイル50を取り外す際にその外周等に粘
着糊が付着し、面実装コイル50としての品質の低下を
招く虞れがある。
【0008】また、からげ用端子54の半田揚げ工程
は、設備,費用を考慮するとディップ法が好ましいが、
その場合、面実装コイル50は、基体52における対角
部53a,53bに一対のからげ用端子54を突設して
いるので、図19に示すように、一方のからげ用端子5
4への半田70のディップと、他方のからげ用端子54
への半田70のディップとを同時に行う事ができず、こ
の面実装コイル50を180度反転する工程が不可欠と
なり、2回に分けた半田処理が必要となって、製造コス
トが高くなってしまう。
【0009】さらに、従来の面実装コイル50の場合、
基体52における対角部53a,53bから突設してい
るからげ用端子54と、基体52の底面との寸法L2 が
図16に示すように小さく、かつ、からげ用端子54の
前記基体52の底面からの高さは前記連結片55aと等
しいため、比較的太い線材からなる巻線56を用いた場
合、その端部56a,56bの一部が基体52の底面か
らはみ出し、基板90への面実装コイル50の実装が不
安定になってしまう。また、基板90上の微細なパター
ンと接触して短絡を引起こす可能性がある。
【0010】他方、からげ用端子54と、基体52の底
面との寸法L2 を大きくすることはこの面実装コイル5
0の高さ寸法の増大を招いてしまう。
【0011】さらに、従来の面実装コイル50の場合、
図20に示すように、基体52の底面のエッジ部で一対
の接触端子55を各々略直角にフォーミングする構造な
ので、フォーミング時の負荷により図21に示すように
基体52にクラック80が生じたり、図22に示すよう
に、接触端子55が基体52のエッジ部から剥離して湾
曲し、この結果、基板面への実装が不安定になるという
問題もある。
【0012】そこで、本発明は、小型に構成でき、基板
面への実装時の安定性にも優れ、巻線と回路パターン等
との短絡の虞れも無い高品質の面実装コイルを提供する
ことを目的とするものである。また、本発明は、簡略な
工程の採用により製造コストの低廉化を図れ、大量生産
に適する面実装コイルの製造方法を提供することを目的
とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の面実装コ
イルは、合成樹脂製の基体と、この基体の底面と略同一
面となる状態で、かつ、基体の相対向する辺から各々外
方へ突出し端部をフォーミング加工により折曲した一対
の外部接続端子と、前記基体における前記一対の外部接
続端子を配置した各辺とは異なる辺から所定の間隔をも
って同方向に、かつ、基体の底面から頂面側に離れた状
態で突設するとともに、前記一対の外部接続端子に各々
基体内部を経て連結した一対のからげ用端子と、前記基
体の頂面側に搭載されたコア及びこのコアの外周に巻装
した巻線の両端部を前記基体から同方向に突設した一対
のからげ用端子に各々固着したコイル部とを有するもの
である。
【0014】請求項2記載の面実装コイルの製造方法
は、相対向配置の一対の外部接続端子とこの一対の外部
接続端子に対して各々直交する方向で、かつ、高さを異
ならせた一対のからげ用端子とを一対の連結片により各
々連結した被成形部を有するフレームを用意する工程
と、このフレームの被成形部を成形型に入れ、底面の相
対向する辺から各々外方へ、かつ、この底面と略同一面
となる状態で一対の外部接続端子を突出させるととも
に、前記一対のからげ用端子を前記一対の外部接続端子
を配置した各辺と直交する辺から所定の間隔をもって同
方向に、かつ、基体の底面から頂面側に離れた状態で突
出させた合成樹脂製の基体を得る工程と、この基体の頂
面側にコアを搭載する工程と、このコアの外周に巻線を
巻装するとともに巻線の両端部を前記基体の辺から同方
向に突出している一対のからげ用端子にからげる工程
と、一対のからげ用端子を半田槽にデップし各からげ用
端子と各巻線の端部とを各々半田付けして固着する工程
と、前記基体の底面から各々外方へ、かつ、この底面と
略同一面となる状態で突出している一対の外部接続端子
を各々所定寸法に切断し、その端部をフォーミング加工
して折曲する工程とを含むものである。
【0015】
【作用】上述した面実装コイルによれば、一対の外部接
続端子を、合成樹脂製の基体の底面と略同一面となる状
態で、かつ、基体の相対向する辺から各々外方へ突出さ
せ、その端部をフォーミング加工により折曲することに
より形成し、一対のからげ用端子を、基体における前記
一対の外部接続端子を配置した各辺とは異なる辺から所
定の間隔をもって同方向に、かつ、基体の底面から頂面
側に離れた状態で突設し、前記基体の頂面側に搭載した
コアの外周に巻装した巻線の両端部を、前記基体から同
方向に突設した一対のからげ用端子に各々固着したコイ
ル部を有すしている。従って、基体の底面と略同一面と
なる状態で、かつ、基体の相対向する辺から各々外方へ
突出させた一対の外部接続端子を基板面に実装すること
で、基板面への実装時の安定性を図れる。
【0016】また、一対のからげ用端子は、基体の底面
から頂面側に離れた位置に突設しているので、巻線とし
て太い線材を用いる場合でもその端部が基体の底面から
下方へはみだすことを防止でき、巻線と回路パターン等
との短絡を無くせるとともに基体自体の高さを大きくす
る必要も無く、小型化を図れる。さらに、一対の外部接
続端子は、基体の相対向する辺から各々外方へ突出させ
その端部をフォーミング加工により折曲することにより
形成しているので、フォーミング加工時の負荷が基体に
加わることが無く、これにより、基体の損傷が皆無とな
って高品質化をも図れる。
【0017】請求項2記載の面実装コイルの製造方法に
よれば、相対向配置の一対の外部接続端子とこの一対の
外部接続端子に対して各々直交する方向で、かつ、高さ
を異ならせた一対のからげ用端子とを一対の連結片によ
り各々連結した被成形部を有するフレームを用意し、こ
のフレームの被成形部を成形型に入れ、底面の相対向す
る辺から各々外方へ、かつ、この底面と略同一面となる
状態で一対の外部接続端子を突出させるとともに、前記
一対のからげ用端子を前記一対の外部接続端子を配置し
た各辺と直交する辺から所定の間隔をもって同方向に、
かつ、基体の底面から頂面側に離れた状態で突出させた
合成樹脂製の基体を得る。
【0018】そして、この基体の頂面側にコアを搭載
し、このコアの外周に巻線を巻装した後、巻線の両端部
を前記基体の辺から同方向に突出している一対のからげ
用端子にからげる。さらに、同方向に突出している一対
のからげ用端子を一度に半田槽にデップし、各からげ用
端子と各巻線の端部とを各々半田付けして固着する。
【0019】さらに、前記基体の底面から各々外方へ、
かつ、この底面と略同一面となる状態で突出している一
対の外部接続端子を各々所定寸法に切断し、その端部を
フォーミング加工して折曲する。
【0020】上述したように、同方向に突出している一
対のからげ用端子を一度に半田槽にデップし、各からげ
用端子と各巻線の端部とを各々半田付けして固着する工
程を採用しているので、従来例と比べ工程数を削減で
き、製造コストの低廉化を図れる。
【0021】また、上述したフレームの各被成形部を切
り離すことなく各々成形型により基体を成形できるの
で、大量の基体を一挙に成形し搬送でき、大量生産にも
適する。
【0022】
【実施例】以下に本発明の実施例を詳細に説明する。
【0023】図1乃至図4に示す面実装コイル1は、合
成樹脂製の略直方体状の基体2と、この基体2の底面2
aと略同一面となる状態で、かつ、基体2の相対向する
辺から各々外方へ突出し端部3c,3dをフォーミング
加工により折曲した一対の外部接続端子3a,3bと、
前記基体2における前記一対の外部接続端子3a,3b
を配置した各辺とは異なる、即ち、直交する辺から所定
の間隔をもって同方向に、かつ、基体2の底面2aから
頂面2b側に寸法L1 をもった状態で突設するととも
に、前記一対の外部接続端子3a,3bに各々基体2の
内部に位置する後述する連結片4a,4bを経てこの連
結片4a,4bよりもさらに情報位置で連結した一対の
からげ用端子5a,5bと、前記基体2の頂面2b側に
搭載されたドラム状のコア6及びこのコア6の外周に巻
装した巻線7の両端部7a,7bを前記基体2から同方
向に突設した一対のからげ用端子5a,5bに各々固着
したコイル部8と、前記基体2上で、かつ、コア6の外
周を包囲するリングコア9とを具備した面実装対応の磁
気シールド構造となっている。
【0024】次に、上述した面実装コイル1の製造方法
を、図5乃至図12を参照して説明する。
【0025】まず、図5,図6に示すように、相対向配
置の一対の外部接続端子3a,3bと、この一対の外部
接続端子3a,3bに対して各々直交する方向で、か
つ、高さを異ならせた一対のからげ用端子5a,5bと
を一対の連結片4a,4bにより各々連結した被成形部
10を多数所定の間隔で形成したフレーム11を用意す
る。
【0026】次に、このフレーム11の被成形部10を
図示しない成形型に入れ、合成樹脂の成形加工を行っ
て、図7乃至図10図に示すように、底面2aの相対向
する辺から各々外方へ、かつ、この底面2aと略同一面
となる状態で一対の外部接続端子3a,3bを外方に突
出させるとともに、前記一対のからげ用端子5a,5b
を前記一対の外部接続端子3a,3bを配置した各辺と
直交する辺から所定の間隔をもって同方向に、かつ、底
面2aから頂面2b側に寸法L1 だけ離れた状態で突出
させた合成樹脂製の基体2を得る。この基体2の頂面2
bの中心部にはドラム状のコア6を搭載するための略円
形状の搭載凹部12が形成される。
【0027】次に、前記搭載凹部12に図11に示すよ
うに、ドラム状のコア6を搭載して固定し、さらに、こ
のコア6の外周に図示しない巻線機を用いて巻線7を巻
装するとともに巻線7の両端部を前記基体2の一辺から
同方向に突出している一対のからげ用端子5a,5bに
からげる。
【0028】そして、図12に示すフレーム11に保持
されている各面実装コイル1の一対のからげ用端子5
a,5bを、図13に示すように半田槽内の半田15に
デップし、各からげ用端子5a,5bと、各巻線7の各
端部7a,7bとを各々半田付けして固着する。
【0029】この後、各面実装コイル1の一対の外部接
続端子3a,3bをフレーム11から所定の寸法で切り
離し、一対の外部接続端子3a,3bを図14に示すよ
うに、フォーミング加工用の治具15,16,17を用
いて前記基体2の側方位置でフォーミング加工し、その
端部3c,3dを折曲することで、図1乃至図4に示す
面実装コイル1を得ることができる。
【0030】このようにして製造される面実装コイル1
によれば、一対の外部接続端子3a,3bを、合成樹脂
製の基体2の底面2aと略同一面となる状態で、かつ、
基体2の相対向する辺から各々外方へ突出させ、その端
部3c,3dをフォーミング加工により折曲することに
より形成し、一対のからげ用端子5a,5bを、基体2
における前記一対の外部接続端子3a,3bを配置した
各辺とは直交する辺から所定の間隔をもって同方向に、
かつ、基体2の底面2aから頂面2b側に寸法L1 だけ
離れた状態で突設し、基体2の頂面2b側に搭載したコ
ア6の外周に巻装した巻線7の両端部7a,7bを、前
記基体2から同方向に突設した一対のからげ用端子5
a,5bに各々固着したコイル部8を有している。従っ
て、基体2の底面2aと略同一面となる状態で、かつ、
基体2の相対向する辺から各々外方へ突出させた一対の
外部接続端子3a,3bを基板面に接触させ実装するこ
とで、基板面への実装時の安定性を図れる。
【0031】また、一対のからげ用端子5a,5bは、
基体2の底面2aから頂面2b側に離れた位置に突設し
ているので、巻線7として太い線材を用いる場合でもそ
の端部7a,7bが基体2の底面2aから下方へはみだ
すことを防止でき、巻線7と基板の回路パターン等との
短絡を無くせるとともに、基体2自体の高さを大きくす
る必要も無く、これにより、面実装コイル1の小型化を
図れる。
【0032】さらに、一対の外部接続端子3a,3b
は、基体2の相対向する辺から各々外方へ突出させ、そ
の端部3c,3dをフォーミング加工により折曲してい
るので、フォーミング加工時の負荷が基体2に直接加わ
ることが無く、これにより、基体2にクラック等の損傷
が発生したり、外部接続端子3a,3bが基体2のエッ
ジ部から剥離したりすることが皆無となって面実装コイ
ル1の高品質化をも図れる。
【0033】上述した面実装コイル1の製造方法によれ
ば、同方向に突出している一対のからげ用端子5a,5
bを一度に半田槽内の半田15にデップし、各からげ用
端子5a,5bと、各巻線7の端部7a,7bとを各々
半田付けして固着する工程を採用しているので、従来例
と比べ面実装コイル1自体を反転する工程を削減でき、
製造コストの低廉化を図れる。
【0034】また、上述したフレーム11の各被成形部
10を切り離すことなく各々成形型により上述した基体
2を成形できるので、大量の基体2を一挙に成形し搬送
でき、大量生産にも適する利点がある。
【0035】本発明は、上述した実施例に限定されるも
のではなく、その要旨の範囲内で、種々の変形が可能で
ある。
【0036】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、以下の効
果を奏する。
【0037】請求項1記載の発明によれば、上述した構
成としたので、形状の小型化を図れ、基板面への実装時
の安定性にも優れ、巻線と回路パターン等との短絡の虞
れも無い高品質の面実装コイルを提供することができ
る。
【0038】請求項2記載の発明によれば、簡略な工程
の採用により製造コストの低廉化を図れ、大量生産に適
する面実装コイルの製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の面実装コイルの実施例を示す上面図
【図2】本実施例の面実装コイルの一部切欠側面図
【図3】本実施例の面実装コイルの一部切欠側面図
【図4】本実施例の面実装コイルの底面図
【図5】本実施例の面実装コイルの製造に用いるフレー
ムの上面図
【図6】本実施例の面実装コイルの製造に用いるフレー
ムの側面図
【図7】本実施例の面実装コイルの製造工程を示す上面
【図8】本実施例の面実装コイルの製造工程を示す側面
【図9】本実施例の面実装コイルの製造工程を示す側面
【図10】本実施例の面実装コイルの製造工程を示す底
面図
【図11】本実施例の面実装コイルの製造工程における
コアを搭載した状態の一部切欠断面図
【図12】本実施例の面実装コイルの製造工程を示す上
面図
【図13】本実施例の面実装コイルの製造工程における
半田ディップの状態を示す工程図
【図14】本実施例の面実装コイルの製造工程における
フォーミング加工を示す工程図
【図15】従来の面実装コイルの上面図
【図16】従来の面実装コイルの側面図
【図17】従来の面実装コイルの一部切欠側面図
【図18】従来の面実装コイルをフレーム上に形成した
状態の上面図
【図19】従来の面実装コイルの製造工程における半田
ディップの状態を示す工程図
【図20】従来の面実装コイルのフォーミング加工を示
す工程図
【図21】従来の面実装コイルのフォーミング加工によ
るクラック発生を示す説明図
【図22】従来の面実装コイルのフォーミング加工によ
る剥離状態を示す説明図
【符号の説明】
1 面実装コイル 2 基体 3a,3b 外部接続端子 5a,5b からげ用端子 6 コア 7 巻線 8 コイル部 9 リングコア 10 被成形部 11 フレーム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製の基体と、この基体の底面と
    略同一面となる状態で、かつ、基体の相対向する辺から
    各々外方へ突出し端部をフォーミング加工により折曲し
    た一対の外部接続端子と、前記基体における前記一対の
    外部接続端子を配置した各辺とは異なる辺から所定の間
    隔をもって同方向に、かつ、基体の底面から頂面側に離
    れた状態で突設するとともに、前記一対の外部接続端子
    に各々基体内部を経て連結した一対のからげ用端子と、
    前記基体の頂面側に搭載されたコア及びこのコアの外周
    に巻装した巻線の両端部を前記基体から同方向に突設し
    た一対のからげ用端子に各々固着したコイル部とを有す
    ることを特徴とする面実装コイル。
  2. 【請求項2】 相対向配置の一対の外部接続端子とこの
    一対の外部接続端子に対して各々直交する方向で、か
    つ、高さを異ならせた一対のからげ用端子とを一対の連
    結片により各々連結した被成形部を有するフレームを用
    意する工程と、 このフレームの被成形部を成形型に入れ、底面の相対向
    する辺から各々外方へ、かつ、この底面と略同一面とな
    る状態で一対の外部接続端子を突出させるとともに、前
    記一対のからげ用端子を前記一対の外部接続端子を配置
    した各辺と直交する辺から所定の間隔をもって同方向
    に、かつ、基体の底面から頂面側に離れた状態で突出さ
    せた合成樹脂製の基体を得る工程と、 この基体の頂面側にコアを搭載する工程と、 このコアの外周に巻線を巻装するとともに巻線の両端部
    を前記基体の辺から同方向に突出している一対のからげ
    用端子にからげる工程と、一対のからげ用端子を半田曹
    にデップし各からげ用端子と各巻線の端部とを各々半田
    付けして固着する工程と、 前記基体の底面から各々外方へ、かつ、この底面と略同
    一面となる状態で突出している一対の外部接続端子を各
    々所定寸法に切断し、その端部をフォーミング加工して
    折曲する工程とを含むことを特徴とする面実装コイルの
    製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014187096A (ja) * 2013-03-22 2014-10-02 Toko Inc 面実装インダクタおよびその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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