JPH06295099A - トナー,該トナーの製造方法及び該トナーを使用する現像装置 - Google Patents

トナー,該トナーの製造方法及び該トナーを使用する現像装置

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JPH06295099A
JPH06295099A JP5231258A JP23125893A JPH06295099A JP H06295099 A JPH06295099 A JP H06295099A JP 5231258 A JP5231258 A JP 5231258A JP 23125893 A JP23125893 A JP 23125893A JP H06295099 A JPH06295099 A JP H06295099A
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surface area
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佐々木  洋
Kishiro Iwasaki
紀四郎 岩崎
Kenji Murao
健二 村尾
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明はトナー粒子の粒度分布の狭い不定形ト
ナー,該トナーを簡単に得る方法及び該トナーを用いた
現像装置を提供することにある。 【構成】平均粒径をdとするトナー粒子(ただしdは4
〜15μm)において、該トナーのうちd±0.2d の
範囲に入る粒径を持つものの割合を体積で換算した場
合、その割合が該トナーの90%以上であり、かつ該ト
ナーの1cm3 あたりの比表面積をBET法で測定した値
をA(m2/g),比重をD(g/cm3)とするとき、7/
(D・d)≦A≦10/(D・d)であることを特徴とする
トナー。 【効果】トナー粒子の粒度分布を狭くして画像の解像度
の向上を計るとともに帯電量を10μC/g以上でしか
もその分布が極めて狭いトナーを提供でき、画像の高精
細度化が達成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は粒子の粒径の揃った不定
形のトナー,該トナーを簡便に得る方法及び該トナーを
用いた現像装置を提供することにある。
【0002】
【従来の技術】電子写真法,静電記録法等の画像形成方
法においてトナーと呼ばれる固体インクが広く用いられ
ている。このトナーの一般的製造方法としては従来樹脂
と着色剤等の添加剤を混ぜ合わせた後、小粒径に粉砕
し、更に適当な粒径のものを得るため分級するという方
法がとられてきた。
【0003】近年、粉砕及び分級操作を行わなくとも製
造が可能な重合トナーと呼ばれるものが各方面で検討さ
れてきた(特開昭57−154253号)。これは懸濁あるいは
乳化重合によって樹脂を製造する際トナー粒子として適
当な粒径分布に制御するため、重合後の粉砕の操作を不
要とするものである。またこれにより得られるトナー粒
子の粒径は、粉砕法で得られるものに比べて分布の幅が
狭いため、分級が不要である。
【0004】また得られる粒子の表面積も粉砕法による
ものより小さいので、吸湿性が少ないという長所も持っ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】重合法によるトナー製
造の場合、重合後の後処理は遠心分離して粒子を沈降さ
せた後、上ずみを捨て再び水を加えるという操作で分散
剤等を除去した後、乾燥するというプロセスをとる。こ
のような操作は作業が頻雑であり、時間とコストの面で
従来の粉砕法に比べてかなり不利である。
【0006】また得られるトナー粒子は粒子径は揃って
いるものの、形状が真球になるという問題がある。真球
の場合粒子の表面積が小さく、また現像の際ドラムや紙
等の現像物に接触する面積が極めて狭いため、帯電性が
上がらずトナーとして使用する際の傷害となっていた。
【0007】この対応として粒子の不定形化の方法がい
くつか考えられている。例えば重合反応によって得られ
た粒子に別途重合により得られた微粒子を付着させる方
法(特開平1−10263号)や、重合反応で得られた粒子に
ボールミル等で物理的衝撃を与えて粉砕することにより
不定形化する方法(特開平2−132460号,同2−132461
号,同2−167564号,同3−126956号,同3−209267号)が
提案されている。しかし前者は添加した微粒子が、後者
は粉砕の際に生じる微粒子が粒子径の分布を広げるた
め、分級操作を行わなければ均一粒径のトナー粒子を得
にくいという問題がある。
【0008】本発明の目的は、粒子の粒径と表面積があ
る程度揃った不定形トナー,該トナーを簡便に得る方法
及び該トナーを用いた現像装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
には、下記の手段が有効である。
【0010】その第1の手段は、平均粒径をdとするト
ナー粒子(ただしdは4〜15μm)において、該トナー
のうちd±0.2d の範囲に入る粒径を持つものの割合
を体積で換算した場合、その割合が該トナーの90%以
上であり、かつ該トナーの1cm3 あたりの比表面積をB
ET法で測定した値をA(m2/g),比重をD(g/c
m3)とするとき、7/(D・d)≦A≦10/(D・d)で
あることを特徴とするトナー。
【0011】第2の手段は、平均粒径をdとするトナー
粒子(ただしdは4〜15μm)において、該トナーのう
ちd±0.2d の範囲に入る粒径を持つものの割合を体
積で換算した場合、その割合が該トナーの90%以上で
あり、かつ該トナーの1cm3あたりの比表面積をBET
法で測定した値をA(m2/g),比重をD(g/cm3)と
するとき、7/(D・d)≦A≦10/(D・d)であり、
且つ該トナー粒子の表面が2μm以下の凹凸を有するこ
とを特徴とするトナー。
【0012】第3の手段は、平均粒径をdとするトナー
粒子(ただしdは4〜15μm)において、該トナーのう
ちd±0.2d の範囲に入る粒径を持つものの割合を体
積で換算した場合、その割合が該トナーの90%以上で
あり、かつ該トナーの1cm3あたりの比表面積をBET
法で測定した値をA(m2/g),比重をD(g/cm3)と
するとき、7/(D・d)≦A≦10/(D・d)であり、
且つ該トナー粒子は長軸(a)に対する短軸(b)が
(a)/(b)<2であることを特徴とするトナー。第4
の手段は、平均粒径をdとするトナー粒子(ただしdは
4〜15μm)において、該トナーのうちd±0.2d
の範囲に入る粒径を持つものの割合を体積で換算した場
合、その割合が該トナーの90%以上であり、かつ該ト
ナーの1cm3あたりの比表面積をBET法で測定した値
をA(m2/g),比重をD(g/cm3)とするとき、7/
(D・d)≦A≦10/(D・d)であり、且つ該トナーの
帯電量の絶対値が10μC/g以上(ブローオフ帯電量
測定装置)であることを特徴とするトナー。
【0013】第5の手段は、平均粒径をdとするトナー
粒子(ただしdは4〜15μm)において、該トナーのう
ちd±0.2d の範囲に入る粒径を持つものの割合を体
積で換算した場合、その割合が該トナーの90%以上で
あり、かつ該トナーの1cm3あたりの比表面積をBET
法で測定した値をA(m2/g),比重をD(g/cm3)と
するとき、7/(D・d)≦A≦10/(D・d)であり、
6/(D・d)≦A<7/(D・d)であるものが10%以
下であることを特徴とするトナー。
【0014】第6の手段は平均粒径をdとするトナー粒
子(ただしdは4〜15μm)において、該トナーのう
ちd±0.2d の範囲に入る粒径を持つものの割合を体
積で換算した場合、その割合が該トナーの90%以上で
あり、かつ該トナーの1cm3あたりの比表面積をBET
法で測定した値をA(m2/g),比重をD(g/cm3)と
するとき、7/(D・d)≦A≦10/(D・d)であり、
且つ該重合トナー粒子が少なくともエステル基を有する
単量体の1種以上を重合反応して得られる重合体である
ことを特徴とする重合トナー。
【0015】第7の手段は、トナー粒子の形状が不定形
である重合トナーの製造方法において、その製造工程が
(a)重合性単量体を反応液中で重合反応させた後、該
反応粒子を凝集する工程、(b)前記反応液中から反応
粒子の凝集体を取り出す工程、(c)次いで、前記反応
粒子の凝集体の凝集を解除する工程、を含むことを特徴
とする重合トナーの製造方法。
【0016】第8の手段は、重合トナーの製造方法にお
いて、その工程が(a)重合性単量体を反応液中で重合
反応させた後、該反応粒子を凝集する工程、(b)前記
反応液中から反応粒子の凝集体を取り出す工程、(c)
次いで、前記反応粒子の凝集を解除する工程を含むこと
により、得られるトナー粒子(平均粒径をdとすると、
dは4〜15μm)において、該トナーのうちd±0.
2d の範囲に入る粒径を持つものの割合を体積で換算
した場合、その割合が該トナーの90%以上であること
を特徴とする重合トナーの製造方法。
【0017】第9の手段は、電子写真方式によりトナー
画像を形成する現像装置において、用いるトナーが平均
粒径をdであり(ただしdは4〜15μm)、且つ該ト
ナーのうちd±0.2d の範囲に入る粒径を持つものの
割合を体積で換算した場合、その割合が該トナーの90
%以上であり、かつ該トナーの1cm3 あたりの比表面積
をBET法で測定した値をA(m2/g),比重をD(g
/cm3)とするとき、7/(D・d)≦A≦10/(D・
d)であることを特徴とする現像装置。
【0018】第10の手段は、電子写真方式によりトナ
ー画像を形成する現像装置において、得られる画像の解
像度MTF(Modulation Transfer Function:500ド
ット/インチにおいて出力像のコントラスト比)が0.
5 以上であることを特徴とする現像装置。
【0019】第11の手段は、電子写真方式によりトナ
ー画像を形成する現像装置において原画の10〜100
0倍の拡大画像を鮮明に形成することを特徴とする現像
装置にある。
【0020】本発明において、トナー粒子の平均粒子径
dが4μm以下の場合には、誤まって粒子を吸入した時
に珪肺病などになる恐れがある。また、平均粒子径dが
15μm以上の場合には、画像の解像度の向上が達成で
きない。
【0021】トナー粒子の粒度分布が±0.2d 以上に
なると、トナー粒子の表面積の分布が拡大し、これに伴
い摩擦帯電量の分布も拡大し、画像の解像度が低下す
る。本発明において、d±0.2d(dは4〜15μm)
の粒度分布とすることにより、得られる画像の解像度M
TF(Modulation Transfer Function:500ドット/
インチにおいて出力像のコントラスト比)が0.5 以上
を達成できる。本発明はトナー粒子の粒度分布を狭くす
ることにより画像の解像度を向上させ、かつトナーの形
状を不定形のものとすることにより10μC/g以上の
充分な帯電量を確保できる表面積を有し、しかも帯電量
を非常に均一に効率よく得ることが可能となる。これに
より従来では得られなかった画像の高精細化が達成でき
る。また、トナーの形状は不定形であり、かつトナーの
粒子表面に2μm以下の凹凸を有すること、あるいはト
ナー粒子の長軸(a)に対する短軸(b)が(a)/
(b)<2であることを達成することにより、10μC
/g以上の帯電量の付与と帯電量の分布を非常に狭く均
一に効率よく制御できる。
【0022】トナーの不定形の目安はトナーの比表面積
で決まってくる。粉体の表面積は通常BET法で測定さ
れる。ここで1gあたりのトナーの比表面積をA(m2
g)とする。トナーが真球の場合Aは約6/(D・d)程
度となる。また重合法によって製造したものはおおよそ
6/(D・d)から7/(D・d)程度である。しかしこの
場合形状が真球に近すぎるため、先に述べたように帯電
の制御が難しい。一方Aが10/(D・d)以上になると
重合法で製造したトナーの場合、該トナーの形状が異形
化しすぎてくるため平均粒径を揃えにくくなったり、吸
湿性が高くなる恐れがある。なお通常の粉砕法により得
られるトナーの場合Aはおおよそ11/(D・d)から1
8/(D・d)の間である。
【0023】上記の粒度分布がd±0.2d(dは4〜1
5μmである。)で、しかも形状が不定形のトナーは、
例えば以下の方法により製造される。
【0024】すなわち、エステル基を有する単量体を所
定の配合成分と共に、反応液中で重合反応(懸濁重合が
好ましい。)を行い重合体を生成する。重合組成,重合
温度,時間等により、重合粒子径は適宜調整できる。
【0025】次いで重合後反応液をアルカリ性にする
(この操作を今後アルカリ処理と記述する)。この操作
は樹脂中のエステル基を加水分解するためである。する
と図1に示すようにエステル基がカルボン酸塩となり親
水性を有してくる。これに伴い粒子表面が若干吸水し、
且つ粒子同士が凝集し粒径が数ミリ程度の塊となる。こ
の大きさになるとロ紙等でのロ過が可能となる(凝集前
の粒径ではロ紙の目がつまってしまう)。ロ過後水で良
く洗うことによって分散剤等の水に可溶の成分を除去す
ることができる。次に得られた塊を酸性の液に入れ激し
く撹拌すると(この操作を今後酸処理という。)、図1
に示すようにカルボン酸塩がカルボン酸に戻り粒子の塊
が砕け、重合直後の粒径の粒子が得られる。この粒子は
水中ではほとんど分散せず主に沈殿するため、遠心分離
の操作無しで容易に上ずみを除くことができる。この時
得られた粒子は粒子の表面がつぶれたりへこんだりした
不定形である。このアルカリ処理及び酸処理による粒子
の変化を模式的に表したのが図2である。
【0026】重合後アルカリ処理を行う例として特開平
3−113464 号があげられる。この場合アルカリ処理と
は、用いたモノマーがカルボン酸含有モノマーであり、
重合後このカルボキシル基が塩にならない程度に(pH
4〜7)コントロールするのが目的であり、本発明とは
本質的に異なっている。
【0027】重合後の反応液をアルカリ性にする際用い
る試薬としては水への溶解性が良好なアルカリ金属ある
いはアルカリ土類金属の水酸化物があげられる。具体的
には水酸化ナトリウム,水酸化カリウム等のアルカリ金
属の水酸化物、あるいは水酸化マグネシウム,水酸化カ
ルシウム等のアルカリ土類金属の水酸化物があげられ
る。しかし一部の金属水酸化物のように水に溶けにくい
ものは水による洗浄の際除去しにくいため適当ではな
い。その他アンモニア水も水に良く溶けるので適当であ
る。アンモニアガスも処理する反応液の量をほとんど増
やさない点で有利と考えられる。ただアンモニアガスは
有毒なので容器からの漏れ等には十分注意する必要があ
る。
【0028】粒子の塊を酸性液に分散する操作におい
て、酸性液としては塩酸,硝酸、あるいは硫酸の水溶液
があげられる。これらの酸の水溶液は極端に濃度が高く
なければ(約0.01〜5wt%程度)他の副反応を伴わ
ずカルボン酸塩をカルボン酸に変えられる。酢酸等の有
機溶媒の場合、粒子を形成する樹脂の種類によっては粒
子を膨潤させたり溶解したりすることがあり注意が必要
である。
【0029】樹脂原料の単量体中に含まれるエステル基
を有する単量体としてはアルキルメタクリレート、ある
いはアルキルアクリレート,酢酸ビニル等が考えられ
る。これらの中では透明性に優れるという点ではアルキ
ルメタクリレート、あるいはアルキルアクリレートがあ
げられる。また現像後のインクの柔軟性が要求される場
合はアルキルメタクリレートとアルキルアクリレートの
アルキル鎖のある程度長いもの(具体的には炭素数4以
上のアルキル基)が有利である。耐熱性を要求される場
合はアルキル鎖のある程度短いもの(具体的には炭素数
3以下のアルキル基)が有利である。
【0030】単量体中含まれるエステル基を有する単量
体が重量比70%以上の場合、アルカリ処理した際粒子
が水にかなりの割合で溶け出すことがある。また5%以
下の場合粒子がほとんど膨潤せず、凝集も起こさないこ
とがある。このため単量体中含まれるエステル基を有す
る単量体は、重量比で5%から70%含有されているこ
とが望ましい。
【0031】本発明において、エステル基を有する単量
体としては、C数が1〜9個のアルキルメタクリレート
あるいはアルキルアクリレートが本発明の重合トナーを
得る上で効果がある。すなわち、懸濁重合により、粒度
分布の狭いd+0.2d のしかも不定形トナーを提供す
ることが容易である。本発明においては、重合性単量体
として、エステル基の他に加水分解性の基、例えばアミ
ド基,イミド基などを有する単量体を用いることもでき
るし、またこれらとエステル基を有する単量体を併用し
て重合体とすることもできる。
【0032】製造されるトナー粒子には着色剤,帯電制
御剤等の添加剤が加えられているが、これらは重合の際
単量体と一緒に混ぜこむのが一般的だが、ものによって
は重合後の後処理の時に添加することもできる。例えば
アミン系の帯電制御剤は多くの場合、酸処理の後表面の
カルボキシル基に吸着させることができる。
【0033】また現像装置は光学系に複数のレンズを組
み合わせることにより等倍はもとよりデータにより10
倍から1000倍程度まで拡大することで、マイクロフ
ィルム等に納められた情報を判読可能な大きさに再現す
ることが可能である。
【0034】更に本発明のトナーを用いた現像方法とし
ては、キャリアを用いてトナーを帯電させる2成分方
式、或いはブラシ等のキャリア以外のものでトナーを帯
電させる1成分方式のいずれも適用可能と考えられる。
【0035】
【作用】重合後粒子が凝集するのは、粒子のエステル基
が加水分解を受けることで生じるカルボン酸塩により、
粒子表面の状態が変化することに起因していると考えら
れる。また酸性の液に入れた後の粒子が液中でほとんど
分散しないのは、アルカリ処理の後で分散剤が除去され
るためと考えられる。
【0036】酸処理の後得られた粒子の表面がつぶれた
りへこんだりしている理由は、エステル基の加水分解に
よって水に溶けやすくなった粒子表面から水が粒子内に
浸漬し、粒子が膨潤した後、酸処理によって粒子の水溶
性が低下すると共に粒子内部に浸漬した水が粒子の外に
出ていくという過程を経るためか、あるいはアルカリ処
理によって粒子同士が凝集する際、お互いの表面が押さ
れあって変形するためと考えられる。また凝集する際も
その凝集力はTg以上に加熱溶着したもの等に比べ極め
て弱いことから、酸処理後オーバーヘッドスターラーで
撹拌する程度でも容易に凝集前の大きさに戻る。しかも
オーバーヘッドスターラーによる撹拌操作はボールミル
等に比べ物理的衝撃が弱いため微粒子の生成もほとんど
なく粒径の揃った粒子が得られるものと考えられる。
【0037】なお、重合法で得られるトナー粒子の形状
が真球の場合は、従来の粉砕法で不定形にしたトナーに
帯電制御剤を加えても充分な帯電量の付与はむずかし
い。
【0038】
【実施例】
(実施例1)次に示す方法で重合トナー粒子を作製し
た。
【0039】ポリビニルアルコール(1重量部)を加温
した蒸留水(10重量部)に溶かした後、カーボンブラ
ック(三菱化成製MA−8)(10重量部),帯電制御
剤(オリエント化学製ボントロンN−03)(5重量
部)を加え乳鉢中で良く混ぜ合わせペースト状にする。
この全量と以下の試薬を混ぜ合わせ窒素雰囲気下60℃
で4時間撹拌する。
【0040】 メタクリル酸メチル …50重量部 スチレン …200重量部 ポリビニルアルコール …1重量部 過硫酸カリウム …1重量部 蒸留水 …1000重量部 こうして粒径約10μmの重合体粒子が懸濁する反応液
を得た。
【0041】重合後反応液に水酸化ナトリウム10重量
部を加え、再び60℃で1分間撹拌すると、重合体粒子
は次第に凝集してくる。この反応液を東洋ろ紙製ロ紙
(No.2)でロ過する。得られる固体を水で数回洗った
後、1wt%の塩酸水溶液1000重量部の中に入れ、60
℃で撹拌すると、凝集した粒子が崩れて次第に小さくな
ってくる。常温まで放置すると重合体粒子が容器の下に
沈んでくる。デカンテーションして上ずみを捨てた後、
捨てた量とほぼ同量の水を加え撹拌し後静置し、上ずみ
を捨てる。これに1重量部のエタノールを加え撹拌し、
エタノールを良くなじませた後金属製のバットにあけ、
常温で二日間放置するとほぼ乾燥する。乾燥炉に入れ、
60℃で3時間乾燥させることによって粒径約10μm
のトナー粒子を得た。
【0042】得られたトナー粒子を顕微鏡で観察すると
真球がややつぶれたような形状をしていた。この粒子の
ほとんど(90%以上)の最長軸の長さは、最長軸の中
心を通る最短軸の長さの2倍未満であった。
【0043】またこの粒子の粒径分布(体積分布)をコ
ールターカウンター(コールター社製ModelTAII)で
計ったところ、極大値が10μmでかつ8μmから12
μmの間に全粒子重量の90%以上が入っていた。そし
てこのトナ−の比重は0.90であった。そのため非表
面積A(m2/g)の範囲を7/(D・d)≦A≦10/(D
・d)とすると、この場合0.78≦A≦1.11とな
る。
【0044】BET法でこのトナ−の比表面積を測定し
たところ、0.8m2/g であり、上記範囲に入ること
がわかった。なお比表面積の測定は日機装(株)製ベー
タソーブ自動表面積計モデル4200を用いた。
【0045】得られたトナーの帯電量をブローオフ帯電
量測定装置(東芝ケミカル製TB−200)で調べたと
ころ、撹拌時間5分間で25μC/gであった。この値
は通常の粉砕法で得られるトナーの帯電量と同等であ
る。なお使用したキャリアはパウダーテック社製TEF
Vである。
【0046】トナーを製造する際ボントロンN−03を
加えずに得られたトナーの帯電量を同様に測定したとこ
ろ撹拌時間5分間で4μC/gであった。以上よりボン
トロン−03を添加した場合としない場合の差は21μ
C/gである。
【0047】図3に本発明で得られたトナーを用いた現
像装置の概略を示した。この装置を用いることで600
dpiでMTFが0.5 以上の鮮明な画像を得ることが
できる。
【0048】またここで製造したトナーを用いた現像方
法については、キャリアを用いてトナーを帯電させる2
成分方式、或いはブラシ等のキャリア以外のものでトナ
ーを帯電させる1成分方式のいずれでも可能である。
【0049】なお図4にこの現像装置の光学系の概略を
示した。レンズ系には複数のレンズが組み合わせられて
おり、レンズ同士の距離、及び使用レンズの数と種類は
必要な倍率により任意に制御される。通常の光学顕微鏡
の拡大倍率が1000倍までは可能なので、光源の強さ
とレンズ系の制御によって原図に対して等倍はもとより
10から1000倍といった従来よりも拡大倍率の大き
な画像を得ることが可能である。
【0050】(比較例1)実施例1と同様の方法で重合
を行い、粒径約10μmの重合体粒子が懸濁する反応液
を得た。
【0051】この液を実施例1の水酸化ナトリウムを加
える操作をせずに実施例1で用いたロ紙でロ過しようと
したが、すぐにつまってしまい重合体粒子を得ることが
困難であった。
【0052】そこで反応液を5000rpm で30分間遠
心分離し上ずみを捨て、捨てた量とほぼ同量の水を加え
て撹拌した後再び遠心分離した。この操作を数回繰り返
し、上ずみを捨てた後、これに1重量部のエタノールを
加え撹拌しエタノールを良くなじませた後、実施例1で
用いた金属製のバットにあけ、常温で二日間放置すると
ほぼ乾燥する。乾燥炉に入れ、60℃で3時間乾燥させ
ることによって粒径約10μmのトナー粒子を得た。
【0053】得られたトナー粒子を顕微鏡で観察すると
形状は真球であった。
【0054】またこの粒子の粒径分布(体積分布)をコ
ールターカウンター(コールター社製ModelTAII)で
計ったところ、極大値が10μmでかつ8μmから12
μmの間に全粒子重量の90%以上が入っていた。そし
てこのトナーの比重は0.90であった。そのため比表
面積A(m2/g)の範囲を7/(D・d)≦A≦10/(D
・d)とすると、この場合0.78≦A≦1.11とな
る。
【0055】実施例1と同様の方法でこのトナーの比表
面積を測定したところ、0.74m2/gであり、上記範
囲に入らないことがわかった。
【0056】得られたトナーの帯電量をブローオフ帯電
量測定装置(東芝ケミカル製TB−200)で調べたと
ころ、撹拌時間5分間で8μC/gであった。また10
分間以上攪拌しても10μC/g以下であった。なお使
用したキャリアはパウダーテック社製TEFVである。
【0057】トナーを製造する際ボントロンN−03を
加えずに得られたトナーの帯電量を同様に測定したとこ
ろ攪拌時間5分間で2μC/gであった。以上よりボン
トロンN−03を添加した場合としない場合の差は6μ
C/gである。
【0058】(実施例2)実施例1のメタクリル酸メチ
ル(50重量部)の代わりにアクリル酸ブチル(50重
量部)を用い以下実施例1と同様の方法で重合、並びに
後処理を行ったところ粒径約10μmのトナー粒子を得
た。なお後処理の際アルカリ処理を行った後の粒子は実
施例1と同様に凝集しロ過は極めてスムーズに進行し
た。
【0059】得られたトナー粒子を顕微鏡で観察すると
実施例1と同様の形状であった。
【0060】このように樹脂の単量体の種類を代えても
ロ過法により後処理がスムーズに行え、且つ得られる粒
子が不定形であった。
【0061】またこの粒子の粒径分布を実施例1と同様
の方法で測定したところ極大値が10μmで8μmから
12μmの間に全粒子重量の90%以上が入っていた。
そしてこのトナーの比重は0.90 であった。そのため
比表面積A(m2/g)の範囲を7/(D・d)≦A≦1
0/(D・d)とすると、この場合0.78≦A≦1.1
1 となる。実施例1と同様の方法でこのトナーの比表
面積を測定したところ0.88m2/g となり上記範囲
に入ることがわかった。
【0062】(実施例3)実施例1と同様の方法で重合
を行った後、後処理の際水酸化ナトリウム(10重量
部)の代わりに水酸化カリウム(10重量部)を用い以
下実施例1と同様の方法で後処理を行ったところ粒径約
10μmのトナー粒子を得た。なお後処理の際アルカリ
処理を行った後の粒子は実施例1と同様に凝集しロ過は
極めてスムーズに進行した。
【0063】得られたトナー粒子を顕微鏡で観察すると
実施例1と同様の形状であった。
【0064】水酸化カリウムの代わりにアンモニア水
(25wt%,40重量部)を用いても、水酸化カリウ
ムを用いた場合と同様の結果であった。
【0065】このようにアルカリ処理の際用いる試薬を
代えてもロ過法により後処理がスムーズに行え、且つ得
られる粒子が不定形であった。
【0066】またこの粒子の粒径分布を実施例1と同様
の方法で測定したところ極大値が10μmで8μmから
12μmの間に全粒子重量の90%以上が入っていた。
そしてこのトナーの比重は0.90 であった。そのため
比表面積A(m2/g)の範囲を7/(D・d)≦A≦1
0/(D・d)とすると、この場合0.78≦A≦1.1
1 となる。実施例1と同様の方法でこのトナーの比表
面積を測定したところ0.81m2/gとなり上記範囲に
入ることがわかった。
【0067】(実施例4)実施例1と同様の方法で重合
及びアルカリ処理を行った後、酸処理の際塩酸(5wt
%,1000重量部)の代わりに硝酸(5wt%,10
00重量部)を用い以下実施例1と同様の方法で後処理
を行ったところ粒径約10μmのトナー粒子を得た。な
お後処理の際酸処理を行った後の粒子は実施例1と同様
に凝集が崩れて容器に沈殿し、その後の処理は実施例1
同様極めてスムーズに進行した。得られたトナー粒子を
顕微鏡で観察すると実施例1と同様の形状であった。
【0068】このように酸処理の際用いる試薬を代えて
もロ過法により後処理がスムーズに行え、且つ得られる
粒子が不定形であった。
【0069】またこの粒子の粒径分布を実施例1と同様
の方法で測定したところ極大値が10μmで8μmから
12μmの間に全粒子重量の90%以上が入っていた。
そしてこのトナーの比重は0.90 であった。そのため
比表面積A(m2/g)の範囲を7/(D・d)≦A≦1
0/(D・d)とすると、この場合0.78≦A≦1.1
1 となる。実施例1と同様の方法でこのトナーの比表
面積を測定したところ0.81m2/gとなり上記範囲に
入ることがわかった。
【0070】(実施例5)次に示す方法で重合トナー粒
子を作製した。
【0071】ポリビニルアルコール(1重量部)を加温
した蒸留水(10重量部)に溶かした後、カーボンブラ
ック(三菱化成製MA−8)(10重量部),帯電制御剤
(オリエント化学製ボントロンSー34)(5重量部)を
加え乳鉢中で良く混ぜ合わせペースト状にする。この全
量と以下の試薬を混ぜ合わせ窒素雰囲気下60℃で4時
間撹拌する。
【0072】 メタクリル酸メチル …50重量部 スチレン …200重量部 ポリビニルアルコール …1重量部 過硫酸カリウム …1重量部 蒸留水 …1000重量部 こうして粒径約10μmの重合体粒子が懸濁する反応液
を得た。
【0073】重合後反応液に水酸化ナトリウム10重量
部を加え、再び60℃で1分間撹拌すると、重合体粒子
は次第に凝集してくる。この反応液を東洋ろ紙製ロ紙
(No.2)でロ過する。得られる固体を水で数回洗った
後、1wt%の塩酸水溶液1000重量部の中に入れ、60
℃で撹拌すると、凝集した粒子が崩れて次第に小さくな
ってくる。常温まで放置すると重合体粒子が容器の下に
沈んでくる。デカンテーションして上ずみを捨てた後、
捨てた量とほぼ同量の水を加え撹拌し後静置し、上ずみ
を捨てる。これに1重量部のエタノールを加え撹拌し、
エタノールを良くなじませた後金属製のバットにあけ、
常温で二日間放置するとほぼ乾燥する。乾燥炉に入れ、
60℃で3時間乾燥させることによって粒径約10μm
のトナー粒子を得た。
【0074】得られたトナー粒子を顕微鏡で観察すると
真球がややつぶれたような形状をしていた。この粒子の
ほとんど(90%以上)の最長軸の長さは、最長軸の中
心を通る最短軸の長さの2倍未満であった。
【0075】またこの粒子の粒径分布を実施例1と同様
の方法で測定したところ極大値が10μmで8μmから
12μmの間に全粒子重量の90%以上が入っていた。
そしてこのトナーの比重は0.90 であった。そのため
比表面積A(m2/g)の範囲を7/(D・d)≦A≦1
0/(D・d)とすると、この場合0.78≦A≦1.1
1 となる。実施例1と同様の方法でこのトナーの比表
面積を測定したところ0.80m2/gとなり上記範囲に
入ることがわかった。
【0076】得られたトナーの帯電量をブローオフ帯電
量測定装置(東芝ケミカル製TB−200)で調べたと
ころ、撹拌時間5分間で22μC/gであった。この値
は通常の粉砕法で得られるトナーの帯電量と同等であ
る。なお使用したキャリアはパウダーテック社製TEF
Vである。
【0077】トナーを製造する際ボントロンSー34を
加えずに得られたトナーの帯電量を同様に測定したとこ
ろ撹拌時間5分間で4μC/gであった。以上よりボン
トロンS−34を添加した場合としない場合の差は26
μC/gである。
【0078】図3に本発明で得られたトナーを用いた現
像装置の概略を示した。この装置を用いることで600
dpiでMTFが0.5 以上の鮮明な画像を得ることが
できる。
【0079】なお図4にこの現像装置の光学系の概略を
示した。レンズ系には複数のレンズが組み合わせられて
おり、レンズ同士の距離、及び使用レンズの数と種類は
必要な倍率により任意に制御される。通常の光学顕微鏡
の拡大倍率が1000倍までは可能なので、光源の強さ
とレンズ系の制御によって原図に対して等倍はもとより
10から1000倍といった従来よりも拡大倍率の大き
な画像を得ることが可能である。
【0080】(実施例6)次に示す方法で重合トナー粒
子を作製した。
【0081】ポリビニルアルコール(1重量部)を加温
した蒸留水(10重量部)に溶かした後、カーボンブラ
ック(三菱化成製MA−8)(10重量部),帯電制御剤
(オリエント化学製ボントロンN−04)(5重量部)を
加え乳鉢中で良く混ぜ合わせペースト状にする。この全
量と以下の試薬を混ぜ合わせ窒素雰囲気下60℃で4時
間撹拌する。
【0082】 メタクリル酸エチル …60重量部 スチレン …200重量部 ポリビニルアルコール …1重量部 過硫酸カリウム …1重量部 蒸留水 …1000重量部 こうして粒径約11μmの重合体粒子が懸濁する反応液
を得た。
【0083】重合後反応液に水酸化ナトリウム10重量
部を加え、再び60℃で1分間撹拌すると、重合体粒子
は次第に凝集してくる。この反応液を東洋ろ紙製ロ紙
(No.2)でロ過する。得られる固体を水で数回洗った
後、1wt%の塩酸水溶液1000重量部の中に入れ、60
℃で撹拌すると、凝集した粒子が崩れて次第に小さくな
ってくる。常温まで放置すると重合体粒子が容器の下に
沈んでくる。デカンテーションして上ずみを捨てた後、
捨てた量とほぼ同量の水を加え撹拌し後静置し、上ずみ
を捨てる。これに1重量部のエタノールを加え撹拌し、
エタノールを良くなじませた後金属製のバットにあけ、
常温で二日間放置するとほぼ乾燥する。乾燥炉に入れ、
60℃で3時間乾燥させることによって粒径約11μm
のトナー粒子を得た。
【0084】得られたトナー粒子を顕微鏡で観察すると
真球がややつぶれたような形状をしていた。この粒子の
ほとんど(90%以上)の最長軸の長さは、最長軸の中
心を通る最短軸の長さの2倍未満であった。
【0085】またこの粒子の粒径分布を実施例1と同様
の方法で測定したところ極大値が11μmで9μmから
13μmの間に全粒子重量の90%以上が入っていた。
そしてこのトナーの比重は0.90 であった。そのため
比表面積A(m2/g)の範囲を7/(D・d)≦A≦1
0/(D・d)とすると、この場合0.71≦A≦1.0
1 となる。実施例1と同様の方法でこのトナーの比表
面積を測定したところ0.74m2/gとなり上記範囲に
入ることがわかった。
【0086】得られたトナーの帯電量をブローオフ帯電
量測定装置(東芝ケミカル製TB−200)で調べたと
ころ、撹拌時間5分間で20μC/gであった。この値
は通常の粉砕法で得られるトナーの帯電量と同等であ
る。なお使用したキャリアはパウダーテック社製TEF
Vである。
【0087】トナーを製造する際ボントロンN−04を
加えずに得られたトナーの帯電量を同様に測定したとこ
ろ撹拌時間5分間で4μC/gであった。以上よりボン
トロンN−04を添加した場合としない場合の差は16
μC/gである。
【0088】図3に本発明で得られたトナーを用いた現
像装置の概略を示した。この装置を用いることで600
dpiでMTFが0.5 以上の鮮明な画像を得ることが
できる。
【0089】なお図4にこの現像装置の光学系の概略を
示した。レンズ系には複数のレンズが組み合わせられて
おり、レンズ同士の距離、及び使用レンズの数と種類は
必要な倍率により任意に制御される。通常の光学顕微鏡
の拡大倍率が1000倍までは可能なので、光源の強さ
とレンズ系の制御によって原図に対して等倍はもとより
10から1000倍といった従来よりも拡大倍率の大き
な画像を得ることが可能である。
【0090】(実施例7)次に示す方法で重合トナー粒
子を作製した。
【0091】ポリビニルアルコール(1重量部)を加温
した蒸留水(10重量部)に溶かした後、カーボンブラ
ック(三菱化成製MA−8)(10重量部),帯電制御剤
(オリエント化学製ボントロンN−03)(5重量部)を
加え乳鉢中で良く混ぜ合わせペースト状にする。この全
量と以下の試薬を混ぜ合わせ窒素雰囲気下60℃で4時
間撹拌する。
【0092】 メタクリル酸ヘキシル …150重量部 スチレン …200重量部 ポリビニルアルコール …20重量部 過硫酸カリウム …1重量部 蒸留水 …1000重量部 こうして粒径約5μmの重合体粒子が懸濁する反応液を
得た。
【0093】重合後反応液に水酸化ナトリウム10重量
部を加え、再び60℃で1分間撹拌すると、重合体粒子
は次第に凝集してくる。この反応液を東洋ろ紙製ロ紙
(No.2)でロ過する。得られる固体を水で数回洗った
後、1wt%の塩酸水溶液1000重量部の中に入れ、60
℃で撹拌すると、凝集した粒子が崩れて次第に小さくな
ってくる。常温まで放置すると重合体粒子が容器の下に
沈んでくる。デカンテーションして上ずみを捨てた後、
捨てた量とほぼ同量の水を加え撹拌し後静置し、上ずみ
を捨てる。これに1重量部のエタノールを加え撹拌し、
エタノールを良くなじませた後金属製のバットにあけ、
常温で二日間放置するとほぼ乾燥する。乾燥炉に入れ、
60℃で3時間乾燥させることによって粒径約5μmの
トナー粒子を得た。
【0094】得られたトナー粒子を顕微鏡で観察すると
真球がややつぶれたような形状をしていた。この粒子の
ほとんど(90%以上)の最長軸の長さは、最長軸の中
心を通る最短軸の長さの2倍未満であった。
【0095】またこの粒子の粒径分布を実施例1と同様
の方法で測定したところ極大値が5μmで4μmから6
μmの間に全粒子重量の90%以上が入っていた。そし
てこのトナーの比重は0.90であった。そのため比表
面積A(m2/g)の範囲を7/(D・d)≦A≦10/(D
・d)とすると、この場合1.56≦A≦2.22とな
る。実施例1と同様の方法でこのトナーの比表面積を測
定したところ1.69m2/gとなり上記範囲に入ること
がわかった。
【0096】得られたトナーの帯電量をブローオフ帯電
量測定装置(東芝ケミカル製TB−200)で調べたと
ころ、撹拌時間5分間で30μC/gであった。この値
は通常の粉砕法で得られるトナーの帯電量と同等であ
る。なお使用したキャリアはパウダーテック社製TEF
Vである。
【0097】トナーを製造する際ボントロンN−03を
加えずに得られたトナーの帯電量を同様に測定したとこ
ろ撹拌時間5分間で5μC/gであった。以上よりボン
トロンN−03を添加した場合としない場合の差は25
μC/gである。
【0098】図3に本発明で得られたトナーを用いた現
像装置の概略を示した。この装置を用いることで600
dpiでMTFが0.5 以上の鮮明な画像を得ることが
できる。
【0099】なお図4にこの現像装置の光学系の概略を
示した。レンズ系には複数のレンズが組み合わせられて
おり、レンズ同士の距離、及び使用レンズの数と種類は
必要な倍率により任意に制御される。通常の光学顕微鏡
の拡大倍率が1000倍までは可能なので、光源の強さ
とレンズ系の制御によって原図に対して等倍はもとより
10から1000倍といった従来よりも拡大倍率の大き
な画像を得ることが可能である。
【0100】(実施例8)次に示す方法で重合トナー粒
子を作製した。
【0101】ポリビニルアルコール(1重量部)を加温
した蒸留水(10重量部)に溶かした後、カーボンブラ
ック(三菱化成製MA−8)(10重量部),帯電制御剤
(オリエント化学製ボントロンN−03)(5重量部)を
加え乳鉢中で良く混ぜ合わせペースト状にする。この全
量と以下の試薬を混ぜ合わせ窒素雰囲気下60℃で4時
間撹拌する。
【0102】 メタクリル酸メチル …25重量部 アクリル酸ブチル …25重量部 スチレン …200重量部 ポリビニルアルコール …5重量部 過硫酸カリウム …1重量部 蒸留水 …1000重量部 こうして粒径約8μmの重合体粒子が懸濁する反応液を
得た。
【0103】重合後反応液に水酸化ナトリウム10重量
部を加え、再び60℃で1分間撹拌すると、重合体粒子
は次第に凝集してくる。この反応液を東洋ろ紙製ロ紙
(No.2)でロ過する。得られる固体を水で数回洗った
後、1wt%の塩酸水溶液1000重量部の中に入れ、60
℃で撹拌すると、凝集した粒子が崩れて次第に小さくな
ってくる。常温まで放置すると重合体粒子が容器の下に
沈んでくる。デカンテーションして上ずみを捨てた後、
捨てた量とほぼ同量の水を加え撹拌し後静置し、上ずみ
を捨てる。これに1重量部のエタノールを加え撹拌し、
エタノールを良くなじませた後金属製のバットにあけ、
常温で二日間放置するとほぼ乾燥する。乾燥炉に入れ、
60℃で3時間乾燥させることによって粒径約8μmの
トナー粒子を得た。
【0104】得られたトナー粒子を顕微鏡で観察すると
真球がややつぶれたような形状をしていた。この粒子の
ほとんど(90%以上)の最長軸の長さは、最長軸の中
心を通る最短軸の長さの2倍未満であった。
【0105】またこの粒子の粒径分布を実施例1と同様
の方法で測定したところ極大値が8μmで6.5μmか
ら9.5μmの間に全粒子重量の90%以上が入ってい
た。そしてこのトナ−の比重は0.90であった。その
ため比表面積A(m2/g)の範囲を7/(D・d)≦A≦
10/(D・d)とすると、この場合0.97≦A≦1.3
9となる。実施例1と同様の方法でこのトナ−の比表面
積を測定したところ1.08m2/g となり上記範囲に入る
ことがわかった。
【0106】得られたトナーの帯電量をブローオフ帯電
量測定装置(東芝ケミカル製TB−200)で調べたと
ころ、撹拌時間5分間で27μC/gであった。この値
は通常の粉砕法で得られるトナーの帯電量と同等であ
る。なお使用したキャリアはパウダーテック社製TEF
Vである。
【0107】トナーを製造する際ボントロンN−03を
加えずに得られたトナーの帯電量を同様に測定したとこ
ろ撹拌時間5分間で4μC/gであった。以上よりボン
トロンN−03を添加した場合としない場合の差は23
μC/gである。
【0108】図3に本発明で得られたトナーを用いた現
像装置の概略を示した。この装置を用いることで600
dpiでMTFが0.5 以上の鮮明な画像を得ることが
できる。
【0109】なお図4にこの現像装置の光学系の概略を
示した。レンズ系には複数のレンズが組み合わせられて
おり、レンズ同士の距離、及び使用レンズの数と種類は
必要な倍率により任意に制御される。通常の光学顕微鏡
の拡大倍率が1000倍までは可能なので、光源の強さ
とレンズ系の制御によって原図に対して等倍はもとより
10から1000倍といった従来よりも拡大倍率の大き
な画像を得ることが可能である。
【0110】
【発明の効果】本発明は、トナー粒子の粒度分布を狭く
することにより画像の解像度の向上を計り、トナーの形
状を不定形のものとすることによりトナー粒子の帯電量
を10μC/g以上でしかもその分布を非常に狭く均一
なトナーを提供できる。このトナーを用いることにより
画像の高精細度化が効率よく制御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の後処理による粒子表面の樹脂のエステ
ル基の変化の模式図である。
【図2】本発明の後処理による粒子の形状変化の模式図
である。
【図3】本発明のトナーを用いた現像装置の模式図であ
る。
【図4】本発明のトナーを用いた現像装置の光学系の模
式図である。
【符号の説明】
1…重量時の状態、2…アルカル処理後の状態、3…酸
処理後の状態。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平均粒径をdとするトナー粒子(ただしd
    は4〜15μm)において、該トナーのうちd±0.2
    d の範囲に入る粒径を持つものの割合を体積で換算し
    た場合、その割合が該トナーの90%以上であり、かつ
    該トナーの1cm3 あたりの比表面積をBET法で測定し
    た値をA(m2/g),比重をD(g/cm3)とするとき、
    7/(D・d)≦A≦10/(D・d)であることを特徴と
    するトナー。
  2. 【請求項2】平均粒径をdとするトナー粒子(ただしd
    は4〜15μm)において、該トナーのうちd±0.2
    d の範囲に入る粒径を持つものの割合を体積で換算し
    た場合、その割合が該トナーの90%以上であり、かつ
    該トナーの1cm3 あたりの比表面積をBET法で測定し
    た値をA(m2/g),比重をD(g/cm3)とすると
    き、7/(D・d)≦A≦10/(D・d)であり、且つ該
    トナー粒子の表面が2μm以下の凹凸を有することを特
    徴とするトナー。
  3. 【請求項3】平均粒径をdとするトナー粒子(ただしd
    は4〜15μm)において、該トナーのうちd±0.2
    d の範囲に入る粒径を持つものの割合を体積で換算し
    た場合、その割合が該トナーの90%以上であり、かつ
    該トナーの1cm3 あたりの比表面積をBET法で測定し
    た値をA(m2/g),比重をD(g/cm3)とするとき、
    7/(D・d)≦A≦10/(D・d)であり、且つ該トナ
    ー粒子は長軸(a)に対する短軸(b)が(a)/(b)
    <2であることを特徴とするトナー。
  4. 【請求項4】平均粒径をdとするトナー粒子(ただしd
    は4〜15μm)において、該トナーのうちd±0.2
    d の範囲に入る粒径を持つものの割合を体積で換算し
    た場合、その割合が該トナーの90%以上であり、かつ
    該トナーの1cm3 あたりの比表面積をBET法で測定し
    た値をA(m2/g),比重をD(g/cm3)とするとき、
    7/(D・d)≦A≦10/(D・d)であり、且つ該トナ
    ーの帯電量の絶対値が10μC/g以上(ブローオフ帯
    電量測定装置)であることを特徴とするトナー。
  5. 【請求項5】請求項1〜4に記載のトナーが重合法によ
    り製造されたトナーであることを特徴とするトナー。
  6. 【請求項6】平均粒径をdとするトナー粒子(ただしd
    は4〜15μm)において、該トナーのうちd±0.2
    d の範囲に入る粒径を持つものの割合を体積で換算し
    た場合、その割合が該トナーの90%以上であり、かつ
    該トナーの1cm3 あたりの比表面積をBET法で測定し
    た値をA(m2/g),比重をD(g/cm3)とするとき、
    7/(D・d)≦A≦10/(D・d)であるものが90%
    以上であり6/(D・d)≦A<7/(D・d)であるもの
    が10%以下であることを特徴とするトナー。
  7. 【請求項7】平均粒径をdとするトナー粒子(ただしd
    は4〜15μm)において、該トナーのうちd±0.2
    d の範囲に入る粒径を持つものの割合を体積で換算し
    た場合、その割合が該トナーの90%以上であり、かつ
    該トナーの1cm3 あたりの比表面積をBET法で測定し
    た値をA(m2/g),比重をD(g/cm3)とするとき、
    7/(D・d)≦A≦10/(D・d)であり、且つ該重合
    トナー粒子が少なくともエステル基を有する単量体の1
    種以上を重合反応して得られる重合体であることを特徴
    とする重合トナー。
  8. 【請求項8】エステル基を有する単量体がアルキルメタ
    クリレート又はアルキルアクリレートから選ばれたもの
    であることを特徴とする請求項7記載の重合トナー。
  9. 【請求項9】重合トナーの製造方法において、その製造
    工程が(a)重合性単量体を反応液中で重合反応させた
    後、該反応粒子を凝集する工程、(b)前記反応液中か
    ら反応粒子の凝集体を取り出す工程、(c)次いで、前
    記反応粒子の凝集体の凝集を解除する工程、を含むこと
    を特徴とする重合トナーの製造方法。
  10. 【請求項10】重合トナーの製造方法において、その工
    程が(a)重合性単量体を反応液中で重合反応させた
    後、該反応粒子を凝集する工程、(b)前記反応液中か
    ら反応粒子の凝集体を取り出す工程、(c)次いで、前
    記反応粒子の凝集を解除する工程、を含むことにより、
    得られるトナー粒子(平均粒径をdとするときdは4〜
    15μm)のうちd±0.2d の範囲に入る粒径を持つ
    ものの割合を体積で換算した場合、その割合が該トナー
    の90%以上であることを特徴とする重合トナーの製造
    方法。
  11. 【請求項11】請求項9及び10の工程(a)の重合性
    単量体がアルキルメタクリレート又はアルキルアクリレ
    ートの中の少なくとも1種を含み、反応粒子を凝集する
    操作がアルカリ性の反応液中で実施されることを特徴と
    する重合トナーの製造方法。
  12. 【請求項12】請求項11のアルカリ性の反応液はアル
    カリ金属,アルカリ土類金属,アンモニアの中の少なく
    とも1種を添加してなることを特徴とする重合トナーの
    製造方法。
  13. 【請求項13】請求項9及び10の工程(c)の反応粒
    子の凝集体の凝集を解除する操作が、前記凝集体を酸性
    液中で分散し実施することを特徴とする重合トナーの製
    造方法。
  14. 【請求項14】電子写真方式によりトナー画像を形成す
    る現像装置において、用いるトナーが平均粒径をdであ
    り(ただしdは4〜15μm)、且つd±0.2dの範囲
    に入る粒径を持つものの割合を体積で換算した場合、そ
    の割合が該トナーの90%以上であり、かつ該トナーの
    1cm3 あたりの比表面積をBET法で測定した値をA
    (m2/g),比重をD(g/cm3)とするとき、7/(D
    ・d)≦A≦10/(D・d)であるトナーを用いること
    を特徴とする現像装置。
  15. 【請求項15】電子写真方式によりトナー画像を形成す
    る現像装置において、得られる画像の解像度MTF(Mo
    dulation Transfer Function:500ドット/インチに
    おいて出力像のコントラスト比)が0.5 以上であるこ
    とを特徴とする現像装置。
  16. 【請求項16】電子写真方式によりトナー画像を形成す
    る現像装置において、原画の10〜1000倍の拡大画
    像を鮮明に形成することを特徴とする現像装置。
  17. 【請求項17】請求項15及び16の画像定着前のトナ
    ー粒子が平均粒径をdとするトナー粒子(ただしdは4
    〜15μm)であり、該トナーのうちd±0.2d の範
    囲に入る粒径を持つものの割合を体積で換算した場合、
    その割合が該トナーの90%以上であり、かつ該トナー
    の1cm3 あたりの比表面積をBET法で測定した値をA
    (m2/g),比重をD(g/cm3)とするとき、7/(D
    ・d)≦A≦10/(D・d)であるトナーを用いること
    を特徴とする現像装置。
  18. 【請求項18】請求項17の現像装置において、現像方
    法がトナーとキャリアからなる2成分現像方式であるこ
    とを特徴とする現像装置。
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