JPH0629498A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH0629498A
JPH0629498A JP20591792A JP20591792A JPH0629498A JP H0629498 A JPH0629498 A JP H0629498A JP 20591792 A JP20591792 A JP 20591792A JP 20591792 A JP20591792 A JP 20591792A JP H0629498 A JPH0629498 A JP H0629498A
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JP
Japan
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potential
power supply
supply voltage
voltage
word line
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JP20591792A
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Inventor
Kazuyoshi Shiba
和佳 志波
Kenichi Kuroda
謙一 黒田
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低電圧動作可能なフラッシュメモリ等の半導
体記憶装置を実現する。また、フラッシュメモリ等のメ
モリセルの消去特性バラツキを抑制しそのベリファイ電
圧等を安定化して、フラッシュメモリひいてはフラッシ
ュメモリを内蔵するマイクロコンピュータ等の信頼性を
高める。 【構成】 その選択レベルが例えば+3Vすなわち電源
電圧VCCのような正電位とされるワード線W0〜Wm
の非選択レベルを、例えば−2Vすなわち電源電圧−V
G1のような負電位とする。これにより、メモリセルの
消去後におけるしきい値電圧が比較的大きなバラツキを
呈する場合でも、メモリアレイMARYにおけるメモリ
セルの選択動作を確実に行わせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体記憶装置に関
し、例えば、マイクロコンピュータ等に内蔵されるフラ
ッシュメモリに利用して特に有効な技術に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】記憶データを紫外線により消去し電気的
に書き込みうるEPROM(UV Erasable
and Programmable Read Onl
y Memory)がある。また、記憶データを電気的
に消去しかつ書き込みうるEEPROM(Electr
ically Erasable and Progr
ammable Read Only Memory)
がある。さらに、EPROMと同様に、そのゲート酸化
膜がトンネル酸化膜からなるメモリセルを基本に構成さ
れ、しかも記憶データを一括して消去しうるいわゆるフ
ラッシュメモリ(フラッシュEEPROM)がある。
【0003】フラッシュメモリについて、例えば、19
85年、『アイ・イー・ディー・エム(IEDM:In
ternational Electron Devi
ces Meeting)テクニカル ダイジェスト
(Technical Digest)』第616頁〜
第619頁に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一括消去機能を有する
従来のフラッシュメモリにおいて、指定されたメモリセ
ルの読み出し動作は、メモリセルの制御ゲートすなわち
対応するワード線を例えば+5V(ボルト)すなわち電
源電圧VCCのような選択レベルとし、メモリセルのド
レインすなわち対応するビット線に例えば+1Vのよう
な所定のバイアス電圧を与えることによって行われる。
このとき、メモリセルのソース及び半導体基板には例え
ば0Vすなわち接地電位VSSが供給され、上記ワード
線以外の非選択ワード線にも接地電位VSSが供給され
る。一方、指定されたメモリセルに対する書き込み動作
は、対応するワード線を例えば+12Vすなわち電源電
圧VPPのような高電位の選択レベルとし、対応するビ
ット線に例えば+6Vすなわち電源電圧VPPを降圧し
た電圧又は接地電位VSSをその書き込みデータに従っ
て選択的に与えることによって行われる。このとき、メ
モリセルのソース及び半導体基板には接地電位VSSが
供給され、上記ワード線以外の非選択ワード線にも接地
電位VSSが供給される。さらに、記憶データの一括消
去動作は、メモリセルのソースに電源電圧VPPを供給
して、その浮遊ゲートに蓄積された電荷をFN(Fow
ler Nordheim)トンネル電流としてソース
側に放出することによって行われる。このとき、対応す
るビット線は開放状態とされ、対応するワード線及び半
導体基板には接地電位VSSが供給される。しかるに、
この種のフラッシュメモリでは、+5Vのような電源電
圧VCCに加えて、+12Vのような高電位の電源電圧
VPPを外部から供給することが必要となる。
【0005】これに対処するため、メモリセルのゲート
長を縮小し書き込み効率を向上すること、一括消去時に
おけるワード線の選択レベルを負電位とすることで、電
源電圧の単一化を図ったフラッシュメモリがある。この
フラッシュメモリにおいて、指定されたメモリセルの読
み出し動作は、対応するワード線を例えば+5Vすなわ
ち電源電圧VCCのような選択レベルとし、対応するビ
ット線に例えば+1Vのような所定のバイアス電圧を与
えることによって行われる。このとき、メモリセルのソ
ース及び半導体基板には例えば0Vすなわち接地電位V
SSが供給され、上記ワード線以外の非選択ワード線に
も接地電位VSSが供給される。一方、指定されたメモ
リセルに対する書き込み動作は、比較的電流容量が小さ
くてすむワード線を、例えば電源電圧VCCを昇圧して
得られる+12Vすなわち電源電圧VPPのような高電
位の選択レベルとし、比較的大きな電流容量を必要とす
るビット線に対して、電源電圧VCC又は接地電位VS
Sをその書き込みデータに従って選択的に与えることに
よって行われる。このとき、メモリセルのソース及び半
導体基板には接地電位VSSが供給され、上記ワード線
以外の非選択ワード線にも接地電位VSSが供給され
る。さらに、記憶データの一括消去動作は、メモリセル
のソースに電源電圧VCCを供給し対応するワード線に
電源電圧VCCをもとに形成される−12Vのような負
電位を供給することによって行われる。このとき、対応
するビット線は開放状態とされ、半導体基板には接地電
位VSSが供給される。
【0006】ところで、フラッシュメモリ等の高集積化
・大規模化にともなって、その電源電圧は例えば+3V
程度に低電圧化される傾向にあるが、上記のような動作
形態を採る従来のフラッシュメモリをそのまま低電圧化
した場合、次のような問題点が生じることが本願発明者
等によって明らかとなった。すなわち、上記フラッシュ
メモリでは、いずれの場合においても、読み出し及び書
き込みモードにおけるワード線の選択レベルが電源電圧
VCCとされ、その非選択レベルは接地電位VSSとさ
れる。ところが、外部から供給される+3Vの電源電圧
VCCには±10%すなわち±0.3V程度の電位変動
が許されることから、電源電圧VCCの最低電位は+
2.7V程度となり、その最高電位も、従来システムへ
の適応から+5.5Vまで保証する必要がある。さら
に、フラッシュメモリを構成するメモリセルの一括消去
後におけるしきい値電圧は、図7に例示されるように、
例えば1.5Vを中心として±1.0V程度の比較的大
きなバラツキを呈し、その最大値は2.5V程度にも達
する。しかるに、電源電圧VCCが+2.7Vのような
最低電位となりメモリセルのしきい値電圧が2.5Vの
ような最大値となる最悪ケースでは、メモリアレイにお
けるメモリセルの選択動作が正常に行われない。このた
め、フラッシュメモリの読み出し及び書き込み動作が不
安定となり、これによってその低電圧化が制約される結
果となる。
【0007】一方、単一電源方式を採る従来のフラッシ
ュメモリでは、前述のように、外部から供給される電源
電圧VCCが、消去モード時におけるメモリセルのソー
ス電圧として与えられ、またベリファイ電圧として与え
られる。ところが、この電源電圧VCCには、前述のよ
うに、+2.7Vから+5.5V程度の電位変動が許さ
れる。このため、電源電圧VCCの電位変動にともなっ
てメモリセルの消去特性にバラツキが生じるとともに、
安定したベリファイ電圧を得ることができず、これによ
ってフラッシュメモリの信頼性が低下する結果となる。
【0008】この発明の目的は、低電圧動作可能なフラ
ッシュメモリ等の半導体記憶装置を提供することにあ
る。この発明の他の目的は、フラッシュメモリ等のメモ
リセルの消去特性バラツキを抑制しそのベリファイ電圧
を安定化して、フラッシュメモリ等の信頼性を高めるこ
とにある。
【0009】この発明の前記ならびにその他の目的と新
規な特徴は、この明細書の記述及び添付図面から明らか
になるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次
の通りである。すなわち、マイクロコンピュータに内蔵
されるフラッシュメモリ等において、その選択レベルが
例えば+3Vのような正電位とされるワード線の読み出
し及び書き込みモードにおける非選択レベルを、例えば
−2Vのような負電位とする。また、消去時にメモリセ
ルのソースに供給される電圧やベリファイ電圧を、外部
から供給される電源電圧を昇圧しクランプした後、抵抗
等により分圧することによって形成する
【0011】
【作用】上記手段によれば、メモリセルの消去後のしき
い値電圧が比較的大きなバラツキを呈する場合でも、メ
モリアレイにおけるワード線の選択動作を確実に行い、
フラッシュメモリ等の読み出し及び書き込み動作を安定
化することができるとともに、消去時にメモリセルのソ
ースに供給される電圧やベリファイ電圧の電源電圧変動
に伴う電位変動を抑えて、メモリセルの消去特性バラツ
キを抑制し、フラッシュメモリ等の読み出し及び書き込
み動作をさらに安定化することができる。これらの結
果、フラッシュメモリひいてはマイクロコンピュータ等
の低電圧化を推進し、その信頼性を高めることができ
る。
【0012】
【実施例】図1には、この発明が適用されたフラッシュ
メモリの一実施例のブロック図が示されている。また、
図2には、図1のフラッシュメモリに含まれるメモリア
レイMARYの一実施例の回路図が示されている。これ
らの図をもとに、まずこの実施例のフラッシュメモリの
構成及び動作の概要について説明する。なお、この実施
例のフラッシュメモリは、特に制限されないが、プログ
ラムや固定データ等を格納するためのメモリとして、所
定のマイクロコンピュータに内蔵される。図2の回路素
子ならびに図1の各ブロックを構成する回路素子は、マ
イクロコンピュータを構成する図示されない他の回路素
子とともに、単結晶シリコンのような1個の半導体基板
上に形成される。
【0013】図1において、この実施例のフラッシュメ
モリは、その大半の面積を占めて配置されるメモリアレ
イMARYを基本構成とする。メモリアレイMARY
は、図2に示されるように、同図の水平方向に平行して
配置されるm+1本のワード線W0〜Wmと、垂直方向
に平行して配置されるn+1本のビット線B0〜Bnと
を含む。これらのワード線及びビット線の交点には、
(m+1)×(n+1)個の不揮発性メモリセルMCが
格子状に配置される。メモリアレイMARYの同一の列
に配置されるm+1個のメモリセルMCのドレインは、
対応するビット線B0〜Bnにそれぞれ共通結合され
る。また、メモリアレイMARYの同一の行に配置され
るn+1個のメモリセルMCの制御ゲートは、対応する
ワード線W0〜Wmにそれぞれ共通結合される。すべて
のメモリセルMCのソースは、ソース線SLに共通結合
され、さらにソーススイッチSSに結合される。
【0014】メモリアレイMARYを構成するワード線
W0〜Wmは、その一方において正電圧Xアドレスデコ
ーダPXDに結合され、その他方において負電圧Xアド
レスデコーダNXDに結合される。正電圧Xアドレスデ
コーダPXDには、XアドレスバッファXBからi+1
ビットの内部アドレス信号X0〜Xiが供給され、外部
端子VCCを介して入力される電源電圧VCCと電圧発
生回路VPG2により形成される電源電圧VP2とが供
給される。また、負電圧XアドレスデコーダNXDに
は、XアドレスバッファXBから上記内部アドレス信号
X0〜Xiが供給され、電圧発生回路VGG1により形
成される電源電圧−VG1と電圧発生回路VGG2によ
り形成される電源電圧−VG2が供給される。さらに、
XアドレスバッファXBには、アドレス入力端子AX0
〜AXiを介してXアドレス信号AX0〜AXiが供給
される。なお、電源電圧VCCは、特に制限されない
が、+3Vのような比較的絶対値の小さな正電位(第1
の正電位)とされ、電源電圧VP2は、+12Vのよう
な比較的絶対値の大きな正電位(第2の正電位)とされ
る。また、電源電圧−VG1は、−2Vのような比較的
絶対値の小さな負電位(第1の負電位)とされ、電源電
圧−VG2は、−12Vのような比較的絶対値の大きな
負電位(第2の負電位)とされる。
【0015】XアドレスバッファXBは、アドレス入力
端子AX0〜AXiを介して供給されるXアドレス信号
AX0〜AXiを取り込み・保持するとともに、これら
のXアドレス信号をもとに内部アドレス信号X0〜Xi
を形成して、XアドレスデコーダXD及びソーススイッ
チSSに供給する。
【0016】正電圧XアドレスデコーダPXD及び負電
圧XアドレスデコーダNXDは、フラッシュメモリの動
作モードに応じて選択的に動作状態とされ、Xアドレス
バッファXBから供給される内部アドレス信号X0〜X
iをデコードして、メモリアレイMARYの対応するワ
ード線W0〜Wmを択一的に選択状態とする。この実施
例において、ワード線W0〜Wmの読み出しモードにお
ける選択レベルは、後述するように、正電圧Xアドレス
デコーダPXDにより設定され、+3Vすなわち電源電
圧VCCとされる。また、これらのワード線の書き込み
モードにおける選択レベルは、同様に正電圧Xアドレス
デコーダPXDにより設定され、+12Vすなわち電源
電圧VP2とされる。ワード線W0〜Wmの読み出し及
び書き込みモードにおける非選択レベルは、負電圧Xア
ドレスデコーダNXDにより設定され、−2Vすなわち
電源電圧−VG1とされる。一方、ワード線W0〜Wm
の消去モードにおける選択レベルは、負電圧Xアドレス
デコーダNXDにより設定され、−12Vすなわち電源
電圧−VG2とされる。これらのワード線の消去モード
における非選択レベルは、接地状態とされる。
【0017】ソーススイッチSSには、外部端子VCC
を介して入力される電源電圧VCCと電圧発生回路VP
G1により形成される電源電圧VP1とが供給される。
ここで、電源電圧VP1は、+5Vのような正の電源電
圧とされる。
【0018】ソーススイッチSSは、ソース線SLを介
して、メモリアレイMARYを構成するメモリセルMC
のソースにフラッシュメモリの動作モードに応じた所定
のソース電圧を供給する。すなわち、ソーススイッチS
Sは、フラッシュメモリが読み出し又は書き込みモード
とされるとき、メモリセルMCのソースに0Vすなわち
接地電位VSSのようなソース電圧を供給する。また、
フラッシュメモリが消去モードとされるとき、メモリセ
ルMCのソースに+5Vすなわち電源電圧VP1のよう
なソース電圧を供給する。
【0019】次に、メモリアレイMARYを構成するn
+1本のビット線は、YスイッチYSに結合され、さら
に指定される8本がこのYスイッチYSを介して選択的
に共通データ線CD0〜CD7に接続される。Yスイッ
チYSには、YアドレスデコーダYDからビット線選択
信号が供給される。また、YアドレスデコーダYDに
は、YアドレスバッファYBからj+1ビットの内部ア
ドレス信号Y0〜Yjが供給され、Yアドレスバッファ
YBには、アドレス入力端子AY0〜AYjを介してY
アドレス信号AY0〜AYjが供給される。
【0020】YアドレスバッファYBは、アドレス入力
端子AY0〜AYjを介して供給されるYアドレス信号
AY0〜AYjを取り込み・保持するとともに、これら
のYアドレス信号をもとに内部アドレス信号Y0〜Yj
を形成して、YアドレスデコーダYDに供給する。Yア
ドレスデコーダYDは、YアドレスバッファYBから供
給される内部アドレス信号Y0〜Yjをデコードして、
対応するビット線選択信号を択一的にハイレベルとす
る。YスイッチYSは、メモリアレイMARYの各ビッ
ト線に対応して設けられるn+1個のスイッチMOSF
ETを含む。これらのスイッチMOSFETは、ビット
線選択信号が択一的にハイレベルとされることで8個ず
つ選択的にオン状態となり、メモリアレイMARYの対
応する8本のビット線と共通データ線CD0〜CD7と
を選択的に接続状態とする。
【0021】共通データ線CD0〜CD7は、リードラ
イト回路RWの対応する単位回路に結合される。リード
ライト回路RWは、共通データ線CD0〜CD7に対応
して設けられる8個の単位回路を含み、各単位回路は、
それぞれ1個のライトアンプ及びリードアンプを含む。
リードライト回路RWの各単位回路を構成するライトア
ンプは、フラッシュメモリが書き込みモードとされると
き、選択的に動作状態とされる。この動作状態におい
て、各ライトアンプは、対応するデータ入出力端子D0
〜D7を介して供給される書き込みデータをもとに所定
の書き込み信号を形成し、共通データ線CD0〜CD7
を介してメモリアレイMARYの選択された8個のメモ
リセルに書き込む。なお、リードライト回路RWの各ラ
イトアンプから共通データ線CD0〜CD7を介して選
択されたメモリセルに与えられる書き込み信号のハイレ
ベルは、+5Vすなわち電源電圧VP1とされ、そのロ
ウレベルは、接地電位VSSすなわち0Vとされる。
【0022】一方、リードライト回路RWの各単位回路
を構成するリードアンプは、フラッシュメモリが読み出
しモードとされるとき選択的に動作状態とされ、メモリ
アレイMARYの選択された8個のメモリセルから共通
データ線CD0〜CD7を介して出力される読み出し信
号を増幅し、データ入出力端子D0〜D7を介して出力
する。このとき、リードアンプは、メモリアレイMAR
Yの選択されたメモリセルに対して、+1Vのような所
定のバイアス電圧VBを与える。
【0023】タイミング発生回路TGは、マイクロコン
ピュータの図示されない前段回路から起動制御信号とし
て供給されるチップイネーブル信号CEB,ライトイネ
ーブル信号WEB及び出力イネーブル信号OEBをもと
に上記各種の内部制御信号を選択的に形成し、フラッシ
ュメモリの各部に供給する。
【0024】この実施例のフラッシュメモリは、さら
に、外部端子VCCを介して供給される電源電圧VCC
をもとに、上記各種の電源電圧を形成する電圧発生回路
VPG1及びVPG2ならびにVGG1及びVGG2を
備える。このうち、電圧発生回路VPG1及びVPG2
は、電源電圧VCCを昇圧し分圧して、+5Vのような
電源電圧VP1ならびに+12Vのような電源電圧VP
2をそれぞれ形成する。また、電圧発生回路VGG1及
びVGG2は、電源電圧VCCを逆電位で昇圧し分圧し
て、−2Vのような電源電圧−VG1ならびに−12V
のような電源電圧−VG2をそれぞれ形成する。
【0025】図2には、図1のフラッシュメモリの読み
出しモードにおける一実施例の接続図が示されている。
また、図3には、図1のフラッシュメモリの書き込みモ
ードにおける一実施例の接続図が示され、図4には、そ
の消去モードにおける一実施例の接続図が示されてい
る。これらの図をもとに、この実施例のフラッシュメモ
リの各動作モードの概要とその特徴について説明する。
なお、図3ないし図5では、ワード線W0とビット線B
0及びB1との交点に配置される2個のメモリセルMC
00及びMC01と、ワード線W2とビット線B0及び
B1との交点に配置される2個のメモリセルMC20及
びMC21とが例示され、さらにこれらのワード線W0
及びW2に関係する正電圧XアドレスデコーダPXDの
一部が例示される。また、図3及び図4では、メモリセ
ルMC00及びMC01に代表されるように、ワード線
W0とビット線B0〜B7との交点に配置される8個の
メモリセルMC00〜MC07が選択状態とされ、いず
れの場合においてもメモリセルMC00とMC20のみ
がデプレッション型とされる。さらに、図5では、メモ
リセルMC00及びMC01に代表されるように、ワー
ド線W0に結合されるn+1個のメモリセルMC00〜
MC0nが選択状態とされ、一括消去の対象となる。こ
の他の組み合わせについては、類推されたい。
【0026】フラッシュメモリが読み出しモードとされ
るとき、正電圧XアドレスデコーダPXDでは、図3に
示されるように、内部アドレス信号X0〜Xiのデコー
ド結果として、指定されたワード線W0に対応するワー
ド線駆動回路D0の入力端子に接地電位VSSが供給さ
れ、対応するPチャンネル型の負電位カットMOSFE
TP3のゲートにも接地電位VSSが供給される。ま
た、指定外のワード線W2等に対応するワード線駆動回
路D2等の入力端子には電源電圧VCCが供給され、対
応する負電位カットMOSFETP4等のゲートにも電
源電圧VCCが供給される。このとき、ワード線駆動回
路D0及びD2等の動作電源は、電源電圧VCCとされ
る。また、負電圧XアドレスデコーダNXDでは、指定
されたワード線W0がOPENつまり開放状態とされ、
指定外のワード線W2等には−2Vのような電源電圧V
G1が供給される。
【0027】YスイッチYSでは、内部アドレス信号Y
0〜Yjのデコード結果として、指定された8本のビッ
ト線B0〜B7が共通データ線CD0〜CD7を介して
リードライト回路RWの対応するリードアンプに結合さ
れ、指定外のビット線B8〜Bnは開放状態とされる。
ビット線B0〜B7には、リードライト回路RWの対応
するリードアンプから+1Vのような所定のバイアス電
圧VBが供給される。メモリアレイMARYを構成する
すべてのメモリセルには、ソーススイッチSSからソー
ス線SLを介して接地電位VSSが供給される。
【0028】これらのことから、メモリアレイMARY
では、指定されたワード線W0が、対応するワード線駆
動回路D0から供給される電源電圧VCCによって+3
Vのようなハイレベルの選択状態とされ、指定外のワー
ド線W2等が、負電圧XアドレスデコーダNXDから供
給される電源電圧−VG1によって−2Vのような非選
択状態とされる。この結果、ビット線B0には、デプレ
ッション型とされるメモリセルMC00を介して太線の
矢印で示されるような読み出し電流が得られるが、ビッ
ト線B1等には、対応するメモリセルMC01等がデプ
レッション型とされないことから点線の矢印で示される
ような読み出し電流は得られない。さらに、非選択状態
とされるワード線W2等に結合されるメモリセルMC2
0及びMC21等は、非選択レベルが−2Vとされるこ
とで安定したオフ状態とされ、やはり点線の矢印で示さ
れるような読み出し電流は流れない。
【0029】次に、フラッシュメモリが書き込みモード
とされるとき、正電圧XアドレスデコーダPXDでは、
図4に示されるように、内部アドレス信号X0〜Xiの
デコード結果として、指定されたワード線W0に対応す
るワード線駆動回路D0の入力端子に接地電位VSSが
供給され、対応するPチャンネル型の負電位カットMO
SFETP3のゲートにも接地電位VSSが供給され
る。また、指定外のワード線W2等に対応するワード線
駆動回路D2等の入力端子には電源電圧VP2が供給さ
れ、対応する負電位カットMOSFETP4等のゲート
にも電源電圧VP2が供給される。このとき、ワード線
駆動回路D0及びD2等の動作電源は、電源電圧VP2
とされる。また、負電圧XアドレスデコーダNXDで
は、指定されたワード線W0がOPENつまり開放状態
とされ、指定外のワード線W2等には−2Vのような電
源電圧VG1が供給される。
【0030】YスイッチYSでは、内部アドレス信号Y
0〜Yjのデコード結果として、指定された8本のビッ
ト線B0〜B7が共通データ線CD0〜CD7を介して
リードライト回路RWの対応するライトアンプに結合さ
れ、指定外のビット線B8〜Bnは開放状態とされる。
ビット線B0〜B7には、リードライト回路RWの対応
するライトアンプから、+5Vすなわち電源電圧VP1
のようなハイレベルあるいは0Vすなわち接地電位VS
Sのようなロウレベルが対応する書き込みデータの論理
レベルに従って選択的に供給される。メモリアレイMA
RYを構成するすべてのメモリセルのソースには、ソー
ススイッチSSからソース線SLを介して接地電位VS
Sが供給される。
【0031】これらのことから、メモリアレイMARY
では、指定されたワード線W0が、対応するワード線駆
動回路D0から供給される電源電圧VP2によって+1
2Vのような高いハイレベルの選択状態とされ、指定外
のワード線W2等が、負電圧XアドレスデコーダNXD
から供給される電源電圧−VG1によって−2Vのよう
な非選択状態とされる。この結果、ワード線W0及びビ
ット線B0の交点に配置されるメモリセルMC00で
は、太線の矢印で示されるようなチャンネル電流が流
れ、ホットエレクトロンにより浮遊ゲートに電荷の注入
が行われ、ワード線W0及びビット線B1等の交点に配
置されるメモリセルMC01等では、点線の矢印で示さ
れるような電流が流れないので、浮遊ゲートに電荷の注
入は行われない。さらに、非選択状態とされるワード線
W2等に結合されるメモリセルMC20及びMC21等
は、非選択レベルが−2Vとされることで安定したオフ
状態とされ、やはり点線の矢印で示されるような電流が
流れない。
【0032】一方、フラッシュメモリが消去モードとさ
れるとき、正電圧XアドレスデコーダPXDでは、図5
に示されるように、すべてのワード線W0〜Wmに対応
するワード線駆動回路D0及びD2等の入力端子に電源
電圧VCCが供給され、対応する負電位カットMOSF
ETP3及びP4等のゲートにも電源電圧VCCが供給
される。このとき、すべてのワード線駆動回路D0及び
D2等の動作電源は、電源電圧VCCとされる。また、
負電圧XアドレスデコーダNXDでは、内部アドレス信
号X0〜Xiのデコード結果を受けて指定されたワード
線W0に−12Vのような電源電圧−VG2が択一的に
供給され、指定外のワード線W2等はすべて接地状態と
される。さらに、YスイッチYSが非動作状態とされる
ことで、すべてのビット線B0〜Bnは開放状態とさ
れ、メモリアレイMARYを構成するすべてのメモリセ
ルのソースには、ソーススイッチSSからソース線SL
を介して+5Vのような電源電圧VP1が供給される。
【0033】これらのことから、メモリアレイMARY
では、指定されたワード線W0が、負電圧Xアドレスデ
コーダNXDから供給される電源電圧−VG2を受けて
−12Vのような負電位の選択状態とされる。これによ
り、ワード線W0に結合されるすべてのメモリセルMC
00〜MC0nのソース側のトンネル酸化膜に所定の電
界が印加され、太線の矢印で示されるようなFNトンネ
ル電流が流れて、これらのメモリセルの保持データが一
括消去される。このとき、指定外のワード線W2等で
は、これらのワード線が開放状態とされるために必要な
電界が得られず、点線の矢印で示されるようなFNトン
ネル電流は流されない。
【0034】以上のように、この実施例のフラッシュメ
モリでは、外部から供給すべき動作電源が電源電圧VC
Cのみに単一化され、またその電位が+3Vのように低
電圧化される。しかし、メモリアレイMARYを構成す
るワード線W0〜Wmが、選択時において+3Vのよう
な電源電圧VCCとされ、非選択時において−2Vのよ
うな電源電圧−VG1とされることで、ワード線の選択
レベルと非選択レベルとの間の電位差は5Vに拡大され
る。このため、消去後においてメモリセルのしきい値電
圧が図7に示されるような比較的大きなバラツキを呈す
る場合でも、消去後におけるしきい値電圧を例えば0.
5Vを中心に±1Vとしても、その最大値1.5Vは、
電源電圧VCCが+2.7Vのような最低電位となって
もその電位差は1.2Vあるので、メモリアレイMAR
Yにおけるメモリセルの選択動作は確実に行われ、安定
した読み出し又は書き込み動作が行われるものとなる。
【0035】ところで、書き込みモードにおいてビット
線B0〜Bnのハイレベルとして供給されかつ消去モー
ドにおいてメモリセルのソースに供給される電源電圧V
P1と、書き込みモードにおいてワード線の選択レベル
として供給される電源電圧VP2は、前述のように、フ
ラッシュメモリに内蔵される電圧発生回路VPG1及び
VPG2によって形成される。これらの電圧発生回路
は、図6の電圧発生回路VP1に代表して示されるよう
に、電源電圧VCCを受ける昇圧回路BVと、この昇圧
回路BVの出力端子と接地電位VSSとの間に設けられ
るクランプ回路CLとを含む。このうち、昇圧回路BV
は、例えば容量によるチャージポンプ回路を基本構成と
し、電源電圧VCCを所定の高電位に昇圧する。また、
クランプ回路CLは、例えばツェナーダイオードを基本
構成とし、昇圧回路BVによって形成される高電位を所
定の中間電位にクランプする。
【0036】電圧発生回路VPG1は、さらに、昇圧回
路BVの出力端子と接地電位VSSとの間に直列形態に
設けられる2個の分圧抵抗R1及びR2を含む。これら
の抵抗は、所定の抵抗値R1及びR2を有するものとさ
れ、その共通結合されたノードは、電圧発生回路VPG
1の出力端子に結合される。この結果、電圧発生回路V
PG1によって形成される電源電圧VP1の電位VP1
は、クランプ回路CLにより得られる中間電位をVPC
1とするとき、 VP1=VPC1×R2/(R1+R2) となる。前述のように、電源電圧VCCには、+2.7
Vから+5.5Vの範囲の電位変動が許される。しか
し、クランプ回路CLを構成するツェナーダイオードの
特性をもとに中間電位VPC1の電位を+10V±0.
5V程度に設定し、抵抗R1及びR2の抵抗値を等しく
した場合、電源電圧VP1の電位は、ほぼ+5V±0.
25Vとなり、充分に安定化される。この結果、メモリ
セルの消去特性バラツキを抑制できるとともに、フラッ
シュメモリの読み出し及び書き込み特性を安定化するこ
とができるものとなる。
【0037】以上の本実施例に示されるように、この発
明をマイクロコンピュータ等に内蔵されるフラッシュメ
モリ等の半導体記憶装置に適用することで、次のような
作用効果が得られる。すなわち、 (1)マイクロコンピュータに内蔵されるフラッシュメ
モリ等において、その選択レベルが例えば+3Vのよう
な正電位とされるワード線の読み出し及び書き込みモー
ドにおける非選択レベルを、例えば−2Vのような負電
位とすることで、メモリセルの消去後のしきい値電圧が
比較的大きなバラツキを呈する場合でも、メモリアレイ
におけるメモリセルの選択動作を確実に行わせることが
できるという効果が得られる。 (2)上記(1)項により、その電源電圧が例えば+3
V程度に低電圧化される場合でも、フラッシュメモリ等
の読み出し及び書き込み動作を正常に行うことができる
という効果が得られる。
【0038】(3)上記(1)項及び(2)項におい
て、消去時にメモリセルのソースに供給される電圧やベ
リファイ電圧を、外部から供給される電源電圧を昇圧し
クランプした後、抵抗等により分圧して形成すること
で、消去時にメモリセルのソースに供給される電圧やベ
リファイ電圧の電源電圧変動に伴う電位変動を抑えて、
メモリセルの消去特性バラツキを抑制し、フラッシュメ
モリ等の読み出し及び書き込み動作をさらに安定化でき
るという効果が得られる。 (4)上記(1)項〜(3)項により、フラッシュメモ
リ等ひいてはフラッシュメモリを内蔵するマイクロコン
ピュータ等の低電圧化を推進し、その信頼性を高めるこ
とができるという効果が得られる。
【0039】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、この発明は、上記実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例え
ば、図1において、正電圧XアドレスデコーダPXD及
び負電圧XアドレスデコーダNXDは、メモリアレイM
ARYの片側にまとめて配置することができるし、1個
のXアドレスデコーダとしてまとめることもできる。ま
た、電圧発生回路VPG1及びVPG2ならびに電圧発
生回路VGG1及びVGG2は、それぞれ共通の昇圧回
路及びクランプ回路により形成される中間電位を異なる
2組の分圧抵抗によって分圧することで形成してもよ
い。フラッシュメモリは、メモリアレイMARYを構成
するすべてのメモリセルの記憶データを一斉に消去する
ためのチップ消去モードを備えることができる。さら
に、フラッシュメモリは、例えば16ビット又は32ビ
ットの記憶データを同時に入力又は出力するものであっ
てよいし、そのブロック構成や電源電圧の極性及び絶対
値等は、種々の実施形態を採りうる。
【0040】図2において、メモリアレイMARYは、
複数のサブメモリアレイに分割することができる。図3
ないし図5において、ワード線及びビット線等の選択レ
ベル及び非選択レベルやソース電圧の絶対値ならびに正
電圧XアドレスデコーダPXDの具体的構成等は、これ
らの実施例による制約を受けない。
【0041】以上の説明では、主として本発明者によっ
てなされた発明をその背景となった利用分野であるマイ
クロコンピュータに内蔵されるフラッシュメモリに適用
した場合について説明したが、それに限定されるもので
はなく、例えば、フラッシュメモリとして単体で形成さ
れるものやEPROM及びEEPROM等の各種メモリ
集積回路装置にも適用できる。この発明は、少なくとも
選択的に選択状態とされる複数のワード線を含むメモリ
アレイを具備する半導体記憶装置ならびにこのような半
導体記憶装置を内蔵するディジタル集積回路装置に広く
適用できる。
【0042】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、マイクロコンピュータに内
蔵されるフラッシュメモリ等において、その選択レベル
が例えば+3Vのような正電位とされるワード線の読み
出し及び書き込みモードにおける非選択レベルを、例え
ば−2Vのような負電位とする。また、消去時にメモリ
セルのソースに供給される電圧やベリファイ電圧を、外
部から供給される電源電圧を昇圧しクランプした後、抵
抗等により分圧することによって形成する。これによ
り、メモリセルの消去後のしきい値電圧が比較的大きな
バラツキを呈する場合でも、メモリアレイにおけるワー
ド線の選択動作を確実に行い、フラッシュメモリ等の読
み出し及び書き込み動作を正常に行うことができるとと
もに、消去時にメモリセルのソースに供給される電圧や
ベリファイ電圧の電源電圧変動に伴う電位変動を抑え
て、メモリセルの消去特性バラツキを抑制し、フラッシ
ュメモリ等の読み出し及び書き込み動作をさらに安定化
できる。この結果、フラッシュメモリひいてはマイクロ
コンピュータ等の低電圧化を推進し、その信頼性を高め
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されたフラッシュメモリの一実
施例を示すブロック図である。
【図2】図1のフラッシュメモリのメモリアレイの一実
施例を示す回路図である。
【図3】図1のフラッシュメモリの読み出しモードの一
実施例を示す接続図である。
【図4】図1のフラッシュメモリの書き込みモードの一
実施例を示す接続図である。
【図5】図1のフラッシュメモリの消去モードの一実施
例を示す接続図である。
【図6】図1のフラッシュメモリの電圧発生回路の一実
施例を示すブロック図である。
【図7】フラッシュメモリを構成するメモリセルの消去
後におけるしきい値電圧の一例を示す分布図である。
【符号の説明】
MARY・・・メモリアレイ、PXD・・・正電圧Xア
ドレスデコーダ、NXD・・・負電圧Xアドレスデコー
ダ、XB・・・Xアドレスバッファ、SS・・ソースス
イッチ、YS・・Yスイッチ、YD・・・Yアドレスデ
コーダ、YB・・・Yアドレスバッファ、RW・・リー
ドライト回路、TG・・・タイミング発生回路、VPG
1,VPG2,VGG1,VGG2・・・電圧発生回
路。MC・・・不揮発性メモリセル、W0〜Wm・・・
ワード線、B0〜Bn・・・ビット線、SL・・・ソー
ス線。MC00,MC01,MC20,MC21・・・
不揮発性メモリセル、D0,D2・・・ワード線駆動回
路、P1〜P4・・・PチャンネルMOSFET、N1
〜N2・・・NチャンネルMOSFET。BV・・・昇
圧回路、CL・・・クランプ回路、R1〜R2・・・抵
抗。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のワード線を含むメモリアレイを具
    備し、上記ワード線の読み出しモード及び書き込みモー
    ドにおける非選択レベルがその選択レベルとは逆極性の
    電位とされることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 上記半導体記憶装置は、フラッシュメモ
    リであり、上記ワード線の読み出しモードにおける選択
    レベルは、比較的絶対値の小さな第1の正電位とされ、
    書き込みモードにおける選択レベルは、比較的絶対値の
    大きな第2の正電位とされるものであって、上記ワード
    線の読み出しモード及び書き込みモードにおける非選択
    レベルは、比較的絶対値の小さな第1の負電位とされる
    ものであることを特徴とする請求項1の半導体記憶装
    置。
  3. 【請求項3】 上記半導体記憶装置は、指定されるワー
    ド線に結合される複数のメモリセルの記憶データを一括
    消去するための消去モードを備えるものであり、上記ワ
    ード線の消去モードにおける選択レベルは、比較的絶対
    値の大きな第2の負電位とされ、その非選択レベルは、
    接地状態とされるものであることを特徴とする請求項1
    又は請求項2の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 上記半導体記憶装置は、外部から供給さ
    れる所定の電源電圧をもとに所定の正電位又は負電位を
    形成する電圧発生回路を具備するものであって、上記電
    圧発生回路のそれぞれは、上記電源電圧を所定の電位に
    昇圧する昇圧回路と、昇圧後の電位を所定の中間電位に
    クランプするクランプ回路と、上記中間電位を分圧して
    上記正電位又は負電位を出力する分圧抵抗とを含むもの
    であることを特徴とする請求項1,請求項2又は請求項
    3の半導体記憶装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008034497A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 Renesas Technology Corp 半導体装置
JP2009129480A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置の閾値制御方法
JP2010113746A (ja) * 2008-11-04 2010-05-20 Toshiba Corp 不揮発性半導体記憶装置

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