JPH06294601A - 半径測定器 - Google Patents

半径測定器

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Publication number
JPH06294601A
JPH06294601A JP10615693A JP10615693A JPH06294601A JP H06294601 A JPH06294601 A JP H06294601A JP 10615693 A JP10615693 A JP 10615693A JP 10615693 A JP10615693 A JP 10615693A JP H06294601 A JPH06294601 A JP H06294601A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radius
line
movable pin
welding
pin
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10615693A
Other languages
English (en)
Inventor
Iwao Shimizu
巖 清水
Shunsuke Fukami
俊介 深見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP10615693A priority Critical patent/JPH06294601A/ja
Publication of JPH06294601A publication Critical patent/JPH06294601A/ja
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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 部材の円弧部の半径を簡便に測定する。 【構成】 半径測定器13を、略凸形状をなす本体14
と、本体14の横長部分の左右両遊端部にて互いに所定
長離隔しかつ上記横長部分に概ね直交する向きにそれぞ
れ突設された左右一対の固定ピン15a・15bと、両
固定ピン15a・15bの両先鋭端同士を結ぶ線L1の
2等分線L2上を先鋭端が変位し得るように本体14に
支持された可動ピン16とにより構成する。線L1の2
等分長さaと、線L1からの可動ピン16の変位xとか
ら、r=(a2/x+x)/2により、半径を求める。 【効果】 各ピン15a・15b・16を測定対象部に
押し当てるだけで半径を測定でき、特に、可動ピンの変
位により換算される半径を記し、可動ピンに設けた指針
により直読することにより、容易に半径を求めることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半径測定器に関し、特
に、部材の曲線部の半径を測定するのに適する半径測定
器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば鉄骨建造物の柱と梁との接合に使
用される仕口コアは、鋼製の角パイプからなるコラムの
両端にダイヤフラムと呼ばれる鋼板を溶接して形成され
るが、一般に角パイプの外形輪郭が、直線部とコーナ部
分の円弧状曲線部とからなっているため、その溶接線に
も、互いに連続した直線部と曲線部とが含まれている。
【0003】このような仕口コアを製造するに当たり、
鉄骨コラムを製造するべく、板材を矩形筒状に曲げ加工
したコラムコアと平板状フランジとを溶接する際には、
コラムコアの全周に渡って開先を設けて溶接を行って両
者を結合している。その溶接をロボット溶接にて行う場
合には、その場合の溶接速度を算出するために、曲げ加
工により弧状に形成されたコラムコアの角部の半径を測
定する必要がある。
【0004】一般に、部材の角部の円弧部の半径を測定
するには、R定規を用いることにより可能であるが、上
記コラムコアの角部のように板材を曲げ加工して曲成さ
れた弧状部の場合には、その弧状部が一定の曲率の円弧
ではなく、弧状の中間部よりもその両側部分の方の曲率
が比較的大きく、R定規による測定が困難であるという
問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術の
問題点に鑑み、本発明の主な目的は、部材の円弧部の半
径を簡便に測定し得る半径測定器を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、部材の曲線部の半径を測定するための半径
測定器であって、本体と、所定の距離をおいて互いに離
隔して前記本体に設けられた一対の固定ピンと、前記両
固定ピンの各先端同士を結ぶ線の2等分線上を変位し得
るように前記本体に支持された可動ピンとを有すること
を特徴とする半径測定器を提供することにより達成され
る。特に、前記両固定ピンの各先端と前記可動ピンの先
端とを前記部材の曲線部に当接させた際の前記両先端間
の距離と前記可動ピンの変位とに基づいて算出される半
径の目盛りを前記本体に記し、前記目盛りに対応する指
針を前記可動ピンに固設すると良い。
【0007】
【作用】このようにすれば、両固定ピン及び可動ピンを
測定対象の部材の曲線部に押し当てることにより、両固
定ピンの各先端間の長さと、それら両先端同士を結ぶ線
からの可動ピンの変位とにより、その曲線部の半径を算
出することができる。また、可動ピンの上記変位から算
出される半径の目盛りを記すと共に、可動ピンに指針を
設けることにより、半径の測定を容易に行い得る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の好適実施例を添付の図面につ
いて詳しく説明する。
【0009】図1は、本発明が適用される測定対象の部
材としてのコラムコアを自動溶接する装置の概略構成を
示している。この自動溶接装置1は、多関節のアーム2
及び該アーム2にて支持された溶接トーチ3を有する溶
接ロボット4と、この溶接ロボット4と同期作動して被
溶接物である仕口コア5を回転させるためのポジショナ
6とから構成されている。
【0010】溶接トーチ3の先端部には、溶接電極棒7
が設けられており、これに往復振幅運動を与えることに
より、適宜なビード幅での溶接が行えるようになってい
る。ポジショナ6は、仕口コア5を片持ち式に支持する
ための回転盤8を有しており、この回転盤8を回転駆動
することにより、仕口コア5に任意の角度を与えるよう
になっている。
【0011】仕口コア5は、板材を矩形筒状に曲げ加工
した鋼製角パイプからなるコラム9と、コラム9の軸線
方向両端に溶接された鋼板製ダイヤフラム10とからな
っている。図2に示すように、コラム端の全周に渡って
開先部11を一様に形成し、コラム端とダイヤフラム1
0とをダイヤフラム10の端面からコラム9の裏面に至
る裏当て金12を溶接により固着して結合した状態に
し、ダイヤフラム10と開先部11との間に多層盛りの
隅肉溶接を施すことにより、コラム9とダイヤフラム1
0とを一体的に結合する。
【0012】溶接トーチ3は、図2に示すように、コラ
ム9の軸線に直交する方向から見て、適宜な傾斜角度α
を与えられてその先端を開先部11に向けるように配置
される。またコラム9の軸線方向(図2に於ける矢印II
I方向)から見て、溶接電極棒7の軸線が溶接線に直交
するように配置されている(図3参照)。仕口コア5の
溶接線には、図3に示すように、直線部Lと角部の曲線
部Rとがあり、溶接時にこれら直線部Lと曲線部Rとが
同一の鉛直面内に置かれるように仕口コア5が回転盤8
に取付けられるようになっている。
【0013】このようにしてコラム9とダイヤフラム1
0とを自動溶接するが、その際に多層盛り溶接を行う場
合には曲線部Rに対する軌跡や溶接速度を適切にするべ
く、曲線部Rの半径を測定する必要がある。
【0014】上記曲線部Rの半径の測定には、図3及び
図4に示される本発明に基づく半径測定器13を用い
る。この半径測定器13は、略凸形状をなす本体14
と、本体14の横長部分の図3に於ける左右両遊端部に
て互いに所定長離隔しかつ上記横長部分に概ね直交する
向きにそれぞれ突設された左右一対の固定ピン15a・
15bと、両固定ピン15a・15bの両先鋭端同士を
結ぶ線L1の2等分線L2上を先鋭端が変位し得るよう
に本体14に支持された可動ピン16とにより構成され
ている。
【0015】可動ピン16の中間部には指針16aが一
体的に固設され、その指針16aが、本体14の中央に
上記2等分線L2に沿って開設されたスリット14aか
ら本体14の表面に臨むようにされている。その本体1
4の表面には、指針16aに対応してその移動範囲に渡
って目盛り17が記されている。また、可動ピン16
は、本体14との間に介装された引っ張りコイルばね1
8により図の矢印Aに示される向きに弾発付勢されてい
る。
【0016】このようにして構成された半径測定器13
による部材としてのコラム9の角部の曲線部Rの半径r
の求め方を図3を参照して以下に示す。
【0017】まず、測定しようとするコラム9の角部
(例えばその曲線部の中央1/3の部分)に、図3に示
されるように両固定ピン15a・15bの両先鋭端を適
度な押し付け力をもって当接させる。すると、両者の中
間の可動ピン16の先鋭端が弾発的に衝当し、コラム9
の角部に対して各ピン15a・15b・16の各先鋭端
が位置決めされる(図3参照)。
【0018】図3に於いて、両固定ピン15a・15b
の両先鋭端同士を結ぶ線L1の2等分線L2との交点か
ら固定ピン15aに至る長さをaとし、半径rの中心O
から線L1に至る長さをbとすると、(r2=a2
2)となり、可動ピン16の線L1からの変位をxと
すると、(b=r−x)であることから、半径rは、次
式により算出し得る。
【0019】r=(a2/x+x)/2 従って、前記目盛り17には、例えば上記式のxに代入
する直読値を記しておけば、曲線部Rの半径rを容易に
求め得る。さらに、上記式から求められる半径rの換算
値を目盛り17に記しておくことにより、半径rを直読
することができる。
【0020】なお、本半径測定器13により、実施例で
示したようにコラム9の隅肉溶接を行う前に角部の半径
を測定するような場合には、図4の想像線で示されるよ
うなアタッチメント19を設け、その遊端部に、各ピン
15a・15b・16の各先鋭端が通る平面と平行な基
準面19aを形成し、その基準面19aをダイヤフラム
10の面に合わせることにより、各ピン15a・15b
・16の各先鋭端の周方向についてのずれを防止でき、
正確な半径の測定を容易に行い得る。
【0021】また、本実施例では、筒体の外周面の半径
を測定するものについて示したが、可動ピン16の線L
1より先への最大突出位置を比較的を大きくすることに
より、内周面の半径の測定も可能である。
【0022】
【発明の効果】このように本発明によれば、両固定ピン
と可動ピンとの組み合わせによる簡単な構造の半径測定
器により部材の曲線部を容易に測定し得る。特に、可動
ピンの変位から算出される半径の値を目盛りとして記し
ておき、可動ピンに一体化した指針により直読し得るよ
うにしておくことにより、半径の測定を極めて簡便に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される測定対象の仕口コアの自動
溶接装置の概略斜視図。
【図2】仕口コアに於ける溶接部の部分的な断面図。
【図3】本発明に基づく半径測定器の測定要領を示す拡
大正面図。
【図4】図3の矢印IV線から見た側面図。
【符号の説明】
1 自動溶接装置 2 アーム 3 溶接トーチ 4 溶接ロボット 5 仕口コア 6 ポジショナ 7 溶接電極棒 8 回転盤 9 コラム 10 ダイヤフラム 11 開先部 12 裏当て金 13 半径測定器 14 本体 15a・15b 固定ピン 16 可動ピン 16a 指針 17 目盛り 18 引っ張りコイルばね 19 アタッチメント 19a 基準面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部材の曲線部の半径を測定するための半
    径測定器であって、 本体と、所定の距離をおいて互いに離隔して前記本体に
    設けられた一対の固定ピンと、前記両固定ピンの各先端
    同士を結ぶ線の2等分線上を変位し得るように前記本体
    に支持された可動ピンとを有することを特徴とする半径
    測定器。
  2. 【請求項2】 前記両固定ピンの各先端と前記可動ピン
    の先端とを前記部材の曲線部に当接させた際の前記両先
    端間の距離と前記可動ピンの変位とに基づいて算出され
    る半径の目盛りを前記本体に記し、前記目盛りに対応す
    る指針を前記可動ピンに固設したことを特徴とする請求
    項1に記載の半径測定器。
JP10615693A 1993-04-07 1993-04-07 半径測定器 Withdrawn JPH06294601A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10615693A JPH06294601A (ja) 1993-04-07 1993-04-07 半径測定器

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JP10615693A JPH06294601A (ja) 1993-04-07 1993-04-07 半径測定器

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JPH06294601A true JPH06294601A (ja) 1994-10-21

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ID=14426449

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JP10615693A Withdrawn JPH06294601A (ja) 1993-04-07 1993-04-07 半径測定器

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2505193A (en) * 2012-08-21 2014-02-26 Elcometer Ltd Surface Profile Measurement Probe
KR20180022421A (ko) * 2016-08-24 2018-03-06 안성현 곡률반경 측정장치
CN108844430A (zh) * 2018-04-27 2018-11-20 北京汽车股份有限公司 圆角测量装置

Cited By (5)

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US9261345B2 (en) 2012-08-21 2016-02-16 Elcometer Limited Probe
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