JP3031719U - ガラスの平坦度測定装置 - Google Patents

ガラスの平坦度測定装置

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JP3031719U
JP3031719U JP1996005590U JP559096U JP3031719U JP 3031719 U JP3031719 U JP 3031719U JP 1996005590 U JP1996005590 U JP 1996005590U JP 559096 U JP559096 U JP 559096U JP 3031719 U JP3031719 U JP 3031719U
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JP
Japan
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glass
measuring device
dial gauge
flatness
measuring
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JP1996005590U
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Inventor
多久男 持塚
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Murakami Corp
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Murakami Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易且つ簡便にガラスの反りを測定すること
のできるガラスの平坦度測定装置を提供することが課題
である。 【解決手段】 長尺状のロッド1の中間部2点に支点部
材2を取り付け、更に、ロッド1の両端部及び各支点部
材2間にダイヤルゲージを配設する。そして、予めダイ
ヤルゲージのゼロ調整を行った後に、測定対象となるガ
ラス上にこの測定装置を載置して、ダイヤルゲージの振
れを測定することによりガラスの反りを測定することが
できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ミラーガラス、デッキガラス等を製造する際に発生する反りを測定 するガラスの平坦度測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、鏡面に使用するガラスにおいては表面が平坦でなく反りが存在すると 、該鏡面に映し出される映像が歪んでしまい、対象物を忠実に映し出すことがで きない。特に、車両用バックミラーの鏡面として使用するガラスの表面が歪んで いると、後方視野を正確に視認することができなくなることがある。そこで、物 体の表面の平坦度を測定する方法として、従来より、特開昭60−123717 号公報に記載されたものや特公平6−56299号公報等に開示されたものが知 られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した各公報に記載された平坦度の測定装置では、物体表面 の平坦度を精密に測定することができるものの、装置が大がかりであるため、持 ち運びができないという難点がある。従って、例えば板ガラスの反りを検査する 際には、圧延ローラから送り出された直後に測定することが望ましいが、従来の 測定装置では容易に持ち運ぶことができないために、製造直後に検査することは できず、手軽に携帯できる平坦度測定装置の考案が望まれていた。 この考案はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その 目的とするところは、小型、軽量で簡便に持ち運びすることのできるガラスの平 坦度測定装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、ガラス表面に生じる反りを測定する平坦度 測定装置において、硬性の材質にて構成された長尺状のロッドと、先端部が断面 V字形状を成し、該V字形状の先端にて前記ガラス表面と線接触し、前記ロッド の中間部に少なくとも2個配置される支点部材と、前記支点部材間、及び各支点 部材とロッド端部との間に配置され、ロッドとガラス表面との間の距離を測定す るダイヤルゲージと、を有することが特徴である。
【0005】 また、隣合う前記支点部材と前記ダイヤルゲージとの間隔は等距離であり、更 に、前記ダイヤルゲージは±100[μm]の範囲で測定可能とすることが望まし 上述の如く構成された本考案の平坦度測定装置を使用する際には、まず、表面 が平坦に加工された基準となる標準片を利用して、ロッドに取り付けられたダイ ヤルゲージのゼロ調整を行う。その後、製造されたガラスの表面に支点部材を接 触させて当該平坦度測定装置を置き、ダイヤルゲージを読み取ってロッドとガラ ス表面との距離が基準位置からどれだけずれているかを測定する。これにより、 ガラスの反りを検出することができる。また、当該測定装置は構成が簡単であり 、小型軽量であるので携帯に便利であり、使い勝手が良い。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本考案が適用さ れた平坦度測定装置の一実施形態の構成を示す斜視図、図2はその側面図である 。各図に示すように、この平坦度測定装置は、長尺状の平板1の有効長さLを4 等分した際の1/4地点及び3/4地点にそれぞれ支点部材2が取り付けられて おり、更に有効長さLの両端部及びロッド1の中央部のそれぞれの部位にダイヤ ルゲージ3(3-1,3-2,3-3)が配置された構成を成している。つまり、図2 に示されるように、隣合う支点部材2とダイヤルゲージ3のスピンドル3a間の 距離はすべてL/4で等距離とされている。 ロッド1は、例えば長さが240[mm]程度であり、変形の少ない硬性の材質に て構成され、かつ、表面は高精度に平坦加工され、平坦度が±10[μm]程度と されている。支点部材2は、図3に示すように断面の先端部がV字形状を成す柱 体状に形成されており、ロッド1に対してV字側とは反対の面で直角に接続され ている。従って、この測定装置を仮に平坦な面に置くと、支点部材2は平坦面に 対して線接触しこの平坦面とロッド1とは平行になる。
【0007】 ダイヤルゲージ3は、先端部にスピンドル3aを有しており、該スピンドル3 aが所定の基準位置からどれだけずれているかをゲージで表示するものである。 また、該ダイヤルゲージ3は±100[μm]の範囲で測定が可能である。 次に、上述の如く構成された本実施形態の作用について説明する。まず、測定 を開始する前に、各ダイヤルゲージ3の目盛りをゼロ調整する為に、基準となる 定盤の上に当該測定装置を載置し、この状態で各ダイヤルゲージ3の目盛りがゼ ロとなるように調整する。次いで、測定対象物となるガラス4上に(図2参照) 測定装置を置くと、ガラス4の反りに応じて各スピンドル3aが上下方向に移動 し、ダイヤルゲージ3の目盛りがプラスまたはマイナスの方向に振れることにな る。従って、測定者はこのダイヤルゲージの振れを見ることにより容易にガラス 4の反り具合を確認することができる。
【0008】
【実施例】
考案者は、本願考案の平坦度測定装置を使用して実際に、図4に示す如くの3 0[cm]四方で厚さ2[mm]のガラス4をサンプルとし、同図に示す縦、横の測定位 置に当該平坦度測定装置を置いて表面の反りを測定したところ、次の表1に示す 結果を得た。
【0009】
【表1】 上記の測定結果より、サンプルとされたガラス4の平坦度は、横方向と比較し 縦方向の方が良好であることが理解できる。
【0010】
【考案の効果】
以上説明したように、本願考案によれば、大がかりな装置を必要とせず容易且 つ簡便にガラスの平坦度を測定することができるので、携帯に便利で使い勝手が 良い。また、構成が簡単であるので故障が少なく、メンテナンスが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施形態に係る平坦度測定装置の
構成を示す斜視図。
【図2】 本考案の一実施形態に係る平坦度測定装置の
側面図。
【図3】 支点部材の詳細な構成を示す斜視図。
【図4】 平坦度を測定するガラスのサンプルと、平坦
度測定装置を置く位置を示す説明図。
【符号の説明】
1 ロッド 2 支点部材 3(3-1,3-2,3-3) ダイヤルゲージ 3a スピンドル 4 ガラス

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス表面に生じる反りを測定する平坦
    度測定装置において、 硬性の材質にて構成された長尺状のロッドと、 先端部が断面V字形状を成し、該V字形状の先端にて前
    記ガラス表面と線接触し、前記ロッドの中間部に少なく
    とも2個配置される支点部材と、 前記支点部材間、及び各支点部材とロッド端部との間に
    配置され、ロッドとガラス表面との間の距離を測定する
    ダイヤルゲージを有することを特徴とするガラスの平坦
    度測定装置。
  2. 【請求項2】 隣合う前記支点部材と前記ダイヤルゲー
    ジとの間隔を等距離としたことを特徴とする請求項1に
    記載の平坦度測定装置。
  3. 【請求項3】 前記ダイヤルゲージは±100[μm]の
    範囲で測定可能としたことを特徴とする請求項1記載の
    ガラスの平坦度測定装置。
JP1996005590U 1996-05-28 1996-05-28 ガラスの平坦度測定装置 Expired - Lifetime JP3031719U (ja)

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