JPH08334301A - 測定器用測定子 - Google Patents

測定器用測定子

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Publication number
JPH08334301A
JPH08334301A JP13927295A JP13927295A JPH08334301A JP H08334301 A JPH08334301 A JP H08334301A JP 13927295 A JP13927295 A JP 13927295A JP 13927295 A JP13927295 A JP 13927295A JP H08334301 A JPH08334301 A JP H08334301A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
probe
measuring
spherical
spherical body
measuring instrument
Prior art date
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Pending
Application number
JP13927295A
Other languages
English (en)
Inventor
Matsutaro Hirose
松太郎 広瀬
Shuichi Endo
修一 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP13927295A priority Critical patent/JPH08334301A/ja
Publication of JPH08334301A publication Critical patent/JPH08334301A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】測定子に調心機能を持たせて測定範囲の自由度
を広げると共に基準面との平行度調整を精度良く設定す
る。 【構成】測定部本体16の測定軸18の先端に球体12
が固着され、この球体12に測定子14が取り付けられ
る。測定子14は大小2枚に分割された板体20、22
によって構成され、その大きめの板体20にフラットな
測定面21が形成される。板体20、22の各々の対向
する面の長手方向中央部には球面状の凹部20A、22
Aが形成される。板体20、22は、凹部20A、22
Aを介して球体12に摺接され、更に2本のネジ24、
24で締結されることにより球体12に揺動自在に支持
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は測定器用測定子に係り、
特にプラスチックフイルム、紙等の帯状材料の厚さを測
定する測定器用測定子に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の測定器用測定子は、点接触型の
球状測定子を用いると、その測定圧により帯状材料が変
形するため、平坦な測定面を有する測定子が用いられて
いる(実開平4−124402号公報、実開昭61−1
18005号公報、実開昭59−58308号公報、実
開昭59−58307号公報等)。
【0003】実開平4−124402号公報の測定子は
部分球形状をしており、その球状面がピボットベアリン
グに支持され、帯状材料が測定子の部分球の球心で係合
するように構成されている。実開昭61−118005
号公報の測定子は、一部に平坦面が形成された球体で測
定軸先端に設けられた保持枠に回動自在に支持されてい
る。
【0004】実開昭59−58308号公報の測定子
は、平坦部と測定軸先端間の連結に、直交2方向への傾
きを自在に調節できる継手機構が設けられている。実開
昭59−58307号公報の測定子は、ローラ部と測定
軸先端間の連結に、直交2方向への傾きを自在に調節で
きる継手機構が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開平
4−124402号公報、実開昭61−118005号
公報の測定子は、常に帯状材料の面の傾きに沿って傾く
ので、面の頂部が測定できないという欠点がある。ま
た、実開昭59−58308号公報の測定子は、基準面
と平行度調整を行う際に、2方向の固定ネジを締結する
必要があるので調整し難いという欠点がある。
【0006】更に、実開昭59−58307号公報の測
定子は、ローラ幅方向の調心性のみ持たせているので、
フラットタイプ等への利用ができないという欠点があ
る。本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、
調心機能を持たせて測定範囲の自由度を広げると共に基
準面との平行度調整を精度良く設定することができる測
定器用測定子を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、測定軸の先端に球体を設けると共に、該
球体に測定子を揺動自在に支持したことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明によれば、測定軸の先端に設けた球体部
に測定子を揺動自在に支持して、測定子に調心性を持た
せている。これにより、本発明では帯状材料の面の頂部
でも測定でき、また基準面との平行度調整も精度良く設
定できる。以下添付図面に従って本発明に係る測定器用
測定子の好ましい例を詳説する。図1は本発明の測定器
用測定子が電子マイクロメータに適用された例を示す要
部断面図である。
【0009】同図に示す電子マイクロメータ10は、測
定子が球体12の点接触型電子マイクロメータを改善し
たもので、前記球体12に本発明の実施例である測定子
14を揺動自在に支持させて測定子14に調心性を持た
せたものである。前記球体12は、測定部本体16から
延設された測定軸18の下端部に固着され、球体12の
み使用する場合には点接触型電子マイクロメータを構成
する。
【0010】前記球体12には測定子14が取り付けら
れる。測定子14は大小2枚に分割された板体20、2
2によって構成され、大きめの板体20の下部にフラッ
トな測定面21が形成される。この測定面21は、研削
加工によって平面精度が出されている。また、板体2
0、22の各々の対向する面の長手方向中央部には球面
状の凹部20A、22Aが形成される。板体20、22
は、前記凹部20A、22Aを介して球体12に摺接さ
れ、更に、図2に示すように2本のネジ24、24で各
々の両側が締結されることにより球体12に揺動自在に
支持される。
【0011】このように構成された測定器用測定子で
は、先ず、ネジ24、24によって測定子14を球体1
2に仮固定する。次に、測定台26上のブロックゲージ
28の上面に前記測定子14の測定面21を押し当てる
と、測定子14は球体12を揺動中心として揺動し前記
測定面21がブロックゲージ28の面に沿って傾いて密
着する。これにより、測定子14の平行度調整が終了
し、また測定台26の上面と測定子14の測定面21と
の平行度調整も終了する。
【0012】そして、前記ネジ24、24を完全に締結
したのち、測定台26上にフイルム等の帯状材料を乗
せ、この帯状材料に測定子14を当接させれば帯状材料
の厚さ測定を行うことができる。このように、本発明で
は、球体12に測定子14を揺動自在に支持して測定子
14に調心性を持たせたので、帯状材料の頂部でも測定
でき、またブロックゲージ28との平行度調整も精度良
く設定することができる。
【0013】
【実施例】図1、図2にて材質SUS304で板体20
は縦17mm、横12mm、厚さ4mm(先端部1mm)、板体
22は縦15mm、横12mm、厚さ4mmの測定子14を用
いた。被測定物としては縦30mm、横10mm、厚さ10
00μm 〜1030μm のテーパをもったくさび形プラ
スチック片を図1のブロックゲージ28に代えて載置し
測定した。
【0014】図3は、本発明の測定器用測定子14と従
来の測定器用測定子とを用いてプラスチック片の厚みを
測定した比較図である。同図に示す横軸はプラスチック
片の厚みを示し、縦軸は実測値を示す。また、○印でプ
ロットした実測値は、本発明の測定器用測定子14によ
る実測値であり、△印でプロットした実測値は、従来の
測定器用測定子による実測値で、10点測定しその最大
の測定値をプロットしたものである。
【0015】同図に示すように、本発明の測定器用測定
子14では実測値にばらつきがなく、且つ実際の厚みに
対して略正確に測定できることが判明した。また、従来
の測定器用測定子では、10点測定してもばらつきが大
きく、また実際の厚みに対して小さめに実測されること
が判明した。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る測定器
用測定子によれば、測定軸の先端に設けた球体部に測定
子を揺動自在に支持して測定子に調心性を持たせたの
で、測定範囲の自由度が広がり、また基準面との平行度
調整も精度良く設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る測定器用測定子の要部断面図
【図2】本発明に係る測定器用測定子を示す斜視図
【図3】本発明の測定器用測定子と従来の測定器用測定
子とでプラスチック片の厚みを測定した比較図
【符号の説明】
10…電子マイクロメータ 12…球体 14…測定子 18…測定軸 20、22…板体 21…測定面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】測定軸の先端に球体を設けると共に、該球
    体に測定子を揺動自在に支持したことを特徴とする測定
    器用測定子。
JP13927295A 1995-06-06 1995-06-06 測定器用測定子 Pending JPH08334301A (ja)

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JP13927295A JPH08334301A (ja) 1995-06-06 1995-06-06 測定器用測定子

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JPH08334301A true JPH08334301A (ja) 1996-12-17

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006153732A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Dainippon Printing Co Ltd 接触式膜厚測定機およびその使用方法
JP2008514960A (ja) * 2004-09-30 2008-05-08 ザ・ボーイング・カンパニー ねじ付き締結具を寸法的に検査するためのシステムおよび方法
JP2012242193A (ja) * 2011-05-18 2012-12-10 Mitsutoyo Corp 外側寸法測定機
CN105258599A (zh) * 2015-10-20 2016-01-20 西安航空动力股份有限公司 一种摇臂零件小直径内球面中心高测量装置及方法

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