JP2586633Y2 - 平面度測定機 - Google Patents

平面度測定機

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JP2586633Y2
JP2586633Y2 JP1568193U JP1568193U JP2586633Y2 JP 2586633 Y2 JP2586633 Y2 JP 2586633Y2 JP 1568193 U JP1568193 U JP 1568193U JP 1568193 U JP1568193 U JP 1568193U JP 2586633 Y2 JP2586633 Y2 JP 2586633Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ガラス、金属、または
セラミックスなどの角盤や円盤の平面度を測定する装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より平面度測定機としては、オプチ
カルフラットや三次元測定機が用いられていた。オプチ
カルフラットを用いる方法は、図4に示すように、定盤
31上に被測定物Aを載置し、該被測定物Aの上方に全
面を覆うように平面度の高いガラス(オプチカルフラッ
ト)32を真空密着(リンキング)させることにより測
定する。このようにすると、両者間の隙間に応じた光の
干渉によって縞模様が現れ、その縞33の本数や曲率半
径によって被測定物Aの平面度を測定することができ
る。この方法により測定すると、容易に高精度の測定を
行うことができ、平面度を読み取る分解能は0.3μm
である。
【0003】一方、三次元測定機は、図5に示すよう
に、定盤41上にゲート型の支持体42を配置し、該支
持体42の一部である縦軸43が定盤41の前後方向に
自由に移動できるように構成し、かつ支持体42のガイ
ド軸44に枠型の移動体45を軸着させて、移動体45
が定盤41の左右方向に移動できるように構成してなる
ものである。そして、上記移動体45に上下方向に移動
可能としたセンサ46を備えることにより、3軸方向に
自由に移動可能となるセンサ46を被測定物に接触させ
ながら走行させることにより被測定物の形状などを測定
する。これにより、被測定物の各点のセンサ出力を得
て、その立体的な位置座標を記憶し、その値から平面度
を求めることもできる。
【0004】また、二次元形状測定装置や干渉計を応用
した表面形状測定機等も使用されているが、これらは上
記オプチカルフラットや画像処理技術を応用してさらに
精度を向上させている装置であり、基本的構造は上記の
装置や原理と同様である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、図4に示す
オプチカルフラット32を使用して大型の被測定物Aを
測定する場合、大型のオプチカルフラット32は研磨が
困難で高精度加工に時間がかかり、非常に高価なものと
なるため、直径が100mm程度の小型の被測定物Aし
か測定できないという問題点があった。また、光の干渉
などの光学式の測定を行う場合には、被測定物Aの材質
や表面形状、さらには反射率などの要因により縞33の
現れ方に大きな違いが生じるために測定不可能な被測定
物があるという問題点もあった。
【0006】一方、図5に示す三次元測定機は、大型の
被測定物に用いることができるが、支持体42の縦軸4
3とガイド軸44の真直精度が測定精度に大きく影響す
るため、製作上±3μm程度の測定精度が出てしまうと
いう問題点があった。また、三次元測定機は立体形状を
測定できる優れた測定機ではあるが、平面しか測定しな
い場合でも、穴間のピッチや直角度を測定するなどの余
分な付加機能が多く、装置が大がかりで複雑となるとい
う問題点もあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記問題点に
鑑みてなされたものであり、被測定物の平面度を測定す
る平面度測定機において、被測定物を載置するための定
盤上に、高さ検出用センサを備えたフロートテーブルを
移動可能に配置し、該センサの上面に映像機を備えて成
り、上記フロートテーブルを定盤上で移動させて、セン
サで検出した被測定物の高さ信号と、映像機による測定
点の映像を画像処理装置により処理した平面上の位置信
号とにより平面度を測るようにしたものである。
【0008】なお、高さ検出用センサとしては、接触型
あるいは非接触型センサのどちらでもよく、例えば、接
触型センサの場合にはプランジャー式やてこ式の差動ト
ランス方式のセンサがある。
【0009】
【作用】本考案によれば、定盤上を移動可能としたフロ
ートテーブルに備えた高さ検出用センサを被測定物上で
移動させて、センサで検出した被測定物の高さ信号と、
映像機による測定点の映像を画像処理装置により処理し
た平面上の位置信号とにより得られたデータにより回帰
平面を求め、その最大値と最小値の差より平面度を求め
ることができる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を詳細に説明する。
【0011】図1に示すように、平面度測定機は、定盤
1上に任意に移動自在なフロートテーブル2と被測定物
Aを載置し、被測定物Aの上方に測定点を映す映像機と
してCCDカメラ3、そのカメラ3による測定点の映像
を平面上の位置(X−Y方向)として検出するための画
像処理装置(不図示)を設けて構成されている。ここ
で、カメラ3は定盤1に固定された支柱4を上下自由に
移動する上下移動体5に取り付けてある。また、フロー
トテーブル2には延長棒6が固定され、その延長棒6の
先端には被測定物Aの高さ(Z方向)を検出するてこ式
の差動トランス方式のセンサ7を備え、後端にはセンサ
7の出力である高さを読み取るためのコード8がつなが
れている。
【0012】そして、平面度測定機による測定方法は、
まず定盤1上のフロートテーブル2を手で移動させるこ
とにより、センサ7を被測定物A上の予め設定されてい
る測定点に置き、センサ7の出力によって測定点の高さ
(Z方向)を検出すると同時に、カメラ3により測定点
を映し、その測定点の映像を画像処理装置により測定点
の平面上の位置(X−Y方向)として検出する。さらに
続けて、フロートテーブル2を手で移動させ、センサ7
を被測定物A上の先に設定してある各測定点に置き、各
測定点の高さ(Z方向)と平面上の位置(X−Y方向)
の信号を記憶していく。そして、各測定点のデータから
回帰平面を求め、高さの最大値と最小値の差より平面度
を求めることができる。例えば、図2に示すように、円
盤状の被測定物Aをてこ式の差動トランス方式のセンサ
7により測定する場合には、延長棒6の先端にネジ9な
どによりセンサ7を取り付け、センサ7の先端球10を
被測定物Aの目的とする各測定点に置いた時点で、セン
サ7により高さ(Z方向)を検出し、かつ画像処理装置
により平面上の位置(X−Y方向)を検出すればよい。
【0013】このような平面度測定機によれば、既存の
技術であるカメラ3とそれにつながれている画像処理装
置、そしてセンサ7を使用して、平面度を求めることが
でき、簡単な装置で容易に測定することができる。さら
に、フロートテーブル2を手により移動させることがで
きるために、複雑な移動装置を一切必要としない測定機
となる。
【0014】ここで、定盤1はムラナイトや斑糲岩に代
表されるような石やセラミックスを使用することが好ま
しいが、被測定物Aの平面度の測定精度は定盤1の平面
度に大きく依存するために、高精度が要求される測定機
の場合には、平面度が1.0μm以下であることが好ま
しい。また、延長棒6は直径が小さくて長いためにステ
ンレス鋼などの材質が好ましいが、より高精度を追求す
る場合には剛性の高いセラミックスがより好ましい。
【0015】さらに、上記フロートテーブル2は、定盤
1に傷を与えずに滑らかに移動できる材質から成り、手
で持ちやすい形状とすればよく、定盤1と接触する底面
部は高精度が要求される場合には、定盤1と同様に平面
度が1.0μm以下であることが好ましい。また、定盤
1との接触面積を小さくするために、フロートテーブル
2の底面部に溝を設けたり、あるいは底面部に平面度の
高い板を取り付けることにより、滑りを良くすることが
できる。
【0016】そして、フロートテーブル2をより滑らか
に移動させ、かつ高精度の測定を行うようにするために
は、図3(a)の斜視図と(b)の断面図に示すよう
に、角盤状のプレート部21にバネ22を介して枠型の
ガイド部23を設け、プレート部21にホース挿入孔2
4、空気噴出部25、ホルダー26を設けてフロートテ
ーブル2を構成することもできる。上記ホース挿入孔2
4は、プレート部21の表面上に形成され、圧縮空気を
送出するためのホース27をつなぐための孔であり、底
面部の空気噴出部25とつながっている。また、ホルダ
ー26は、プレート部21の表面上に形成され、延長棒
6を固定するための挿入孔28と延長棒6を固定するた
めのネジ溝29が設けられてなる。
【0017】上記のように構成されたフロートテーブル
2によると、ホース27から圧縮空気を送られた場合
に、ホース挿入孔24を通り、底面部の空気噴出部25
へ空気が常時供給されるために、フロートテーブル2の
プレート部21が浮上し、定盤1上を滑らかに移動する
ことができる。また、プレート部21とガイド部23間
にバネ22を介することにより、ガイド部23からの多
少の振動であればバネ22が吸収するために、ガイド部
23を手により移動させた場合でもプレート部21は平
行に移動することとなり、測定精度に影響を与えずに済
むようになる。
【0018】なお、プレート部21はある程度の圧縮空
気により浮く程度の材質であればよいが、耐久性があ
り、かつ平面度の高いものとすることができる材質がよ
り好ましく、例えば、セラミックスなどがよい。また、
ガイド部23は定盤1と接触して移動するため、定盤1
に傷を与えずに滑らかに移動できる材質が好ましく、例
えばセラミックスよりなり、かつ底面部の平面度を1.
0μm以下としたものがより好ましいが、定盤1との接
触面積を小さくするために、ガイド部23の底面部に溝
を設けてもよい、あるいは図3(b)の断面図に示すよ
うなガイド部23の底面部にセラミックス等の材質より
なり、かつ平面度の高い補助板30を取り付けることに
より、より滑らかな移動が可能となる。そして、ガイド
部23、プレート部21、またはホルダー部26の高さ
は、被測定物Aの高さに応じて好ましい高さのものを使
用すればよい。
【0019】さらに、上記実施例では、プレート部21
とガイド部23の間にバネ22を介しているが、ガイド
部23を手で動かしてもプレート部21に影響がないよ
うに構成されていればよく、例えば隙間にスポンジやゴ
ムなどの弾状体を介在させてもよい。また、上記実施例
では、角盤状のプレート部21を使用したが、ホース挿
入孔24、空気噴出部25、ホルダー26が備えられて
いればどのような形状でもよく、手で持ちやすい形状と
すればよい。
【0020】実施例 ここで、上記実施例による平面度測定機を使用して、実
際に測定を行った。
【0021】実施の際には、定盤1は横が1m、縦が8
0cm、厚さが10cm、平面度が1μmのムラナイト
とし、フロートテーブル2は図3に示す構造のものと
し、全体の大きさは横が10cm、縦が7cm、高さが
2cm、ガイド部23の底面部の平面度が1μmのアル
ミナセラミックスとし、延長棒6は長さが30cm、直
径が3cmのアルミナセラミックスとし、被測定物Aと
して30cm角、厚さ2cmのガラスからなる角盤を使
用して、各測定点を3cm間隔に設定した。また、映像
機としては36万画素のCCDカメラ3を使用した。さ
らに、測定時にホース11より4kgf/cm2 の圧縮
空気を送出して、プレート部21を20μmを浮上させ
るようにした。
【0022】測定の結果、カメラ3の位置分解能は約
0.5mmであり、被測定物Aが小さい場合はカメラ3
の位置を上下移動体5により下げることにより位置分解
能は向上し、例えば被測定物Aが直径60mmの円盤を
測定した場合の位置分解能は約0.1mmとなった。ま
た、センサ7の測定精度は±1.0μm以下となり、三
次元測定機よりも精度の良い測定を行えることがわかっ
た。さらに、定盤1の平面度をさらに高くすれば、それ
に比例して測定精度がよくなることがわかった。
【0023】
【考案の効果】以上のように、本考案に係わる平面度測
定機によれば、被測定物を載置するための定盤上に、高
さ検出用センサを備えたフロートテーブルを移動可能に
配置し、該センサの平面上に映像機を備えて成り、上記
フロートテーブルを定盤上で移動させて、センサで検出
した被測定物の高さ信号と、映像機による測定点の映像
を画像処理装置により処理した平面上の位置信号とによ
り平面度を測定するようにしたことによって、複雑なシ
ステムや移動装置は一切必要とせず、かつ容易に平面度
を高精度に測定することができる平面度測定機を提供す
ることができる。
【0024】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の平面度測定機を示す斜視図である。
【図2】本考案の平面度測定機のセンサ部分を示す一部
拡大平面図である。
【図3】(a)は本考案の平面度測定機の一部であるフ
ロートテーブルを示す斜視図であり、(b)は(a)の
X−X線断面図である。
【図4】(a)は従来のオプチカルフラットを用いた平
面度測定機を示す正面図であり、(b)は平面図であ
る。
【図5】従来の三次元測定機を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,31,41:定盤 2 :フロートテーブル 3 :カメラ 4 :支柱 5 :上下移動体 6 :延長棒 7,46:センサ 8 :コード 9 :ネジ 10:先端球 21:プレート部 22:バネ 23:ガイド部 24:ホース挿入孔 25:空気噴出部 26:ホルダー 27:ホース 28:挿入孔 29:ネジ溝 30:補助板 32:オプチカルフラット 33:縞 42:支持体 43:縦軸 44:ガイド軸 45:移動体 A :被測定物

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定物の平面度を測定する平面度測定機
    において、被測定物を載置するための定盤上に、高さ検
    出用センサを備えたフロートテーブルを移動可能に配置
    し、該センサの上面に映像機を備えて成り、上記フロー
    トテーブルを定盤上で移動させて、センサで検出した被
    測定物の高さ信号と、映像機による測定点の映像を画像
    処理装置により処理した平面上の位置信号とにより平面
    度を測定するようにしたことを特徴とする平面度測定
    機。
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JP2004177192A (ja) * 2002-11-26 2004-06-24 Dainippon Printing Co Ltd 欠陥高さ検査装置及び欠陥高さ検査方法
CN114216429A (zh) * 2021-12-20 2022-03-22 上海为彪汽配制造有限公司 一种雷达天线盖的平面度检测设备及检测方法
CN118274750B (zh) * 2024-06-04 2024-08-06 兴化市卡特金属制品有限公司 一种铝制品加工用平面度校准检测装置

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