JPH06294441A - 液体封入式防振装置 - Google Patents
液体封入式防振装置Info
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- JPH06294441A JPH06294441A JP7812793A JP7812793A JPH06294441A JP H06294441 A JPH06294441 A JP H06294441A JP 7812793 A JP7812793 A JP 7812793A JP 7812793 A JP7812793 A JP 7812793A JP H06294441 A JPH06294441 A JP H06294441A
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- vibration
- actuator
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 アクチュエーター単体で芯出しと取付け時の
位置ずれを吸収できる液体封入式防振装置を提供するこ
と。 【構成】 ロータ36を支持する中間ブロック24に、
モータ70のケース72に設けられたボス82が嵌合す
る座ぐり部39を設ける。また、ケース72には、取付
フレーム12の円筒14の外形に沿った形状のフランジ
部74を設け、このフランジ部74に長孔76を設け
る。ボス82と座ぐり部39とを嵌合せさることによっ
て、ロータ36の芯とモータ70の芯とが一致する。長
孔76にビス78を挿通して、円筒14のねじ孔にねじ
込むことによってモータ70が固定される。長孔76に
よって、円筒14とロータ36との位置の誤差は吸収で
きる。
位置ずれを吸収できる液体封入式防振装置を提供するこ
と。 【構成】 ロータ36を支持する中間ブロック24に、
モータ70のケース72に設けられたボス82が嵌合す
る座ぐり部39を設ける。また、ケース72には、取付
フレーム12の円筒14の外形に沿った形状のフランジ
部74を設け、このフランジ部74に長孔76を設け
る。ボス82と座ぐり部39とを嵌合せさることによっ
て、ロータ36の芯とモータ70の芯とが一致する。長
孔76にビス78を挿通して、円筒14のねじ孔にねじ
込むことによってモータ70が固定される。長孔76に
よって、円筒14とロータ36との位置の誤差は吸収で
きる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振動を発生する部材か
らの振動の伝達を防止する液体封入式防振装置に関し、
特に、振動発生時に液室間で液体を行き来させるための
通路を開閉する弁体と、前記弁体を駆動するアクチュエ
ーターとを備えた液体封入式防振装置に関する。
らの振動の伝達を防止する液体封入式防振装置に関し、
特に、振動発生時に液室間で液体を行き来させるための
通路を開閉する弁体と、前記弁体を駆動するアクチュエ
ーターとを備えた液体封入式防振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両には、振動発生部となるエンジンと
振動受部となる車体との間にエンジンマウントとしての
防振装置が配設されていて、エンジンが発生する振動を
この防振装置が吸収し、車体側に伝達されるのを阻止す
るような構造となっている。
振動受部となる車体との間にエンジンマウントとしての
防振装置が配設されていて、エンジンが発生する振動を
この防振装置が吸収し、車体側に伝達されるのを阻止す
るような構造となっている。
【0003】すなわち、この防振装置としては、通常、
弾性体を有するだけでなく、防振装置の本体内部に一対
の液室を設けると共に、制限通路でこれらの液室を互い
に連通した液体封入式防振装置が知られている。そし
て、搭載されたエンジンが作動して振動が発生した場合
には、弾性体の変形により振動を吸収し、さらに、これ
ら液室を連通する制限通路内の液体の粘性抵抗、液柱共
振作用等で振動を吸収して、振動の伝達を阻止するよう
になっている。
弾性体を有するだけでなく、防振装置の本体内部に一対
の液室を設けると共に、制限通路でこれらの液室を互い
に連通した液体封入式防振装置が知られている。そし
て、搭載されたエンジンが作動して振動が発生した場合
には、弾性体の変形により振動を吸収し、さらに、これ
ら液室を連通する制限通路内の液体の粘性抵抗、液柱共
振作用等で振動を吸収して、振動の伝達を阻止するよう
になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のような液体封入
式防振装置のなかで、複数の制限通路を備え、振動に応
じて所定の制限通路を開閉させる弁体を備えた液体封入
式防振装置がある。
式防振装置のなかで、複数の制限通路を備え、振動に応
じて所定の制限通路を開閉させる弁体を備えた液体封入
式防振装置がある。
【0005】このような液体封入式防振装置では、弁体
を駆動するためのアクチュエーター(例えば、モータ
ー)が筒部材の外周部に取り付けられており、アクチュ
エーターの駆動軸が筒部材を貫通して弁体に連結されて
いる。
を駆動するためのアクチュエーター(例えば、モータ
ー)が筒部材の外周部に取り付けられており、アクチュ
エーターの駆動軸が筒部材を貫通して弁体に連結されて
いる。
【0006】ところで、一般的に、モーターと被駆動側
の芯出しや、モーターと被駆動側との相対位置の誤差を
吸収するためにユニバーサルジョイントやカップリング
等による対策が行われている。しかしながら、このよう
なジョイントやカップリング等を防振装置に内蔵する
と、防振装置が大型化する。特に、車載用部品はコス
ト、スペースの関係で制約が多いため、このようなジョ
イントやカップリング等を用いることは不都合である。
の芯出しや、モーターと被駆動側との相対位置の誤差を
吸収するためにユニバーサルジョイントやカップリング
等による対策が行われている。しかしながら、このよう
なジョイントやカップリング等を防振装置に内蔵する
と、防振装置が大型化する。特に、車載用部品はコス
ト、スペースの関係で制約が多いため、このようなジョ
イントやカップリング等を用いることは不都合である。
【0007】本発明は、上記事実を考慮し、アクチュエ
ーター単体で芯出しと取付け時の位置ずれを吸収できる
液体封入式防振装置を提供することが目的である。
ーター単体で芯出しと取付け時の位置ずれを吸収できる
液体封入式防振装置を提供することが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の液体封
入式防振装置は、振動発生部及び振動受部の一方に連結
される筒部材と、前記筒部材の内側に配設され振動発生
部及び振動受部の他方に連結される連結部材と、前記筒
部材と前記連結部材との間に配設され振動発生時に変形
する弾性体と、内壁の少なくとも一部が前記弾性体によ
り形成され振動発生時に変形する第1の液室と、前記第
1の液室と通路を介して連通される第2の液室と、前記
通路を開閉する弁体と、前記筒部材の外周面に取り付け
られ、前記弁体を駆動するアクチュエーターと、を備え
た液体封入式防振装置であって、前記筒部材の内側に設
けられ前記弁体を筒部材の内部に支持する支持部材と、
前記支持部材及び前記アクチュエーターの一方に設けら
れる嵌合部と、前記支持部材及び前記アクチュエーター
の他方に設けられ、前記嵌合部と嵌合させることによっ
て前記支持部材と前記アクチュエーターとを位置決めす
る被嵌合部と、前記アクチュエーターに設けられ前記筒
部材の外周面に沿った形状の取付座面と、を備えたこと
を特徴としている。
入式防振装置は、振動発生部及び振動受部の一方に連結
される筒部材と、前記筒部材の内側に配設され振動発生
部及び振動受部の他方に連結される連結部材と、前記筒
部材と前記連結部材との間に配設され振動発生時に変形
する弾性体と、内壁の少なくとも一部が前記弾性体によ
り形成され振動発生時に変形する第1の液室と、前記第
1の液室と通路を介して連通される第2の液室と、前記
通路を開閉する弁体と、前記筒部材の外周面に取り付け
られ、前記弁体を駆動するアクチュエーターと、を備え
た液体封入式防振装置であって、前記筒部材の内側に設
けられ前記弁体を筒部材の内部に支持する支持部材と、
前記支持部材及び前記アクチュエーターの一方に設けら
れる嵌合部と、前記支持部材及び前記アクチュエーター
の他方に設けられ、前記嵌合部と嵌合させることによっ
て前記支持部材と前記アクチュエーターとを位置決めす
る被嵌合部と、前記アクチュエーターに設けられ前記筒
部材の外周面に沿った形状の取付座面と、を備えたこと
を特徴としている。
【0009】また、請求項2に記載の液体封入式防振装
置は、請求項1に記載の液体封入式防振装置において、
螺子を螺着させるための取付孔を前記筒部材に設け、前
記アクチュエーターを前記筒部材に取り付けるための螺
子が貫通する長孔を前記アクチュエーターに設けたこと
を特徴としている。
置は、請求項1に記載の液体封入式防振装置において、
螺子を螺着させるための取付孔を前記筒部材に設け、前
記アクチュエーターを前記筒部材に取り付けるための螺
子が貫通する長孔を前記アクチュエーターに設けたこと
を特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1に記載の液体封入式防振装置では、弁
体を筒部材内に支持する支持部材及びアクチュエーター
の一方に設けられた嵌合部と、他方に設けられた被嵌合
部とを嵌合させることによって、弁体とアクチュエータ
ーとが位置決めされる。また、アクチュエーターには、
筒部材の外周面に沿った形状の取付座面が設けられてい
るため、アクチュエーターを筒部材に密着させてガタ付
き等を生じることなく取り付けることができる。
体を筒部材内に支持する支持部材及びアクチュエーター
の一方に設けられた嵌合部と、他方に設けられた被嵌合
部とを嵌合させることによって、弁体とアクチュエータ
ーとが位置決めされる。また、アクチュエーターには、
筒部材の外周面に沿った形状の取付座面が設けられてい
るため、アクチュエーターを筒部材に密着させてガタ付
き等を生じることなく取り付けることができる。
【0011】また、請求項2に記載の液体封入式防振装
置では、アクチュエーターの長孔に螺子を挿通させて、
その螺子を筒部材の取付孔にねじ込むことによってアク
チュエーターを筒部材に取り付けることができる。ま
た、アクチュエーターの長孔により、筒部材と弁体との
相対位置に誤差があっても、その誤差を長孔によって吸
収することができる。なお、長孔の方向は、誤差の生じ
やすく、組み直し、修正等の困難な方向とすることが効
果的である。
置では、アクチュエーターの長孔に螺子を挿通させて、
その螺子を筒部材の取付孔にねじ込むことによってアク
チュエーターを筒部材に取り付けることができる。ま
た、アクチュエーターの長孔により、筒部材と弁体との
相対位置に誤差があっても、その誤差を長孔によって吸
収することができる。なお、長孔の方向は、誤差の生じ
やすく、組み直し、修正等の困難な方向とすることが効
果的である。
【0012】
【実施例】本発明に係る液体封入式防振装置の一実施例
を図1から図7に示し、これらの図に基づき本実施例を
説明する。
を図1から図7に示し、これらの図に基づき本実施例を
説明する。
【0013】図1及び図2に示すように、防振装置10
には図示しない車体への連結用の取付フレーム12が備
えられており、この取付フレーム12の筒部材としての
円筒14内には、薄肉円筒16が配設されている。薄肉
円筒16の内周面には弾性体である薄肉ゴム層18が加
硫接着されている。
には図示しない車体への連結用の取付フレーム12が備
えられており、この取付フレーム12の筒部材としての
円筒14内には、薄肉円筒16が配設されている。薄肉
円筒16の内周面には弾性体である薄肉ゴム層18が加
硫接着されている。
【0014】図2に示すように、薄肉円筒16内には中
間筒22及び中間部材であって軸受けとしての役割を有
する中間ブロック24が挿入されて、中間筒22と円筒
14側とが固定的に連結されることとなる。中間ブロッ
ク24は、薄肉円筒16の軸方向から見て略半円形のブ
ロック状とされており、図1に示すように、外周面が薄
肉ゴム層18の内周面へ密着している。なお、この中間
ブロック24は、後述するロータ36と一対で開閉バル
ブを構成している。
間筒22及び中間部材であって軸受けとしての役割を有
する中間ブロック24が挿入されて、中間筒22と円筒
14側とが固定的に連結されることとなる。中間ブロッ
ク24は、薄肉円筒16の軸方向から見て略半円形のブ
ロック状とされており、図1に示すように、外周面が薄
肉ゴム層18の内周面へ密着している。なお、この中間
ブロック24は、後述するロータ36と一対で開閉バル
ブを構成している。
【0015】一方、中間筒22には、図2に示すよう
に、軸方向両端部にそれぞれフランジ部22Aが形成さ
れており、これら一対のフランジ部22A間に支持部材
としての中間ブロック24が嵌入されることとなる。ま
た、フランジ部22Aの外周面は薄肉ゴム層18の内周
面へ密着されている。
に、軸方向両端部にそれぞれフランジ部22Aが形成さ
れており、これら一対のフランジ部22A間に支持部材
としての中間ブロック24が嵌入されることとなる。ま
た、フランジ部22Aの外周面は薄肉ゴム層18の内周
面へ密着されている。
【0016】さらに、図1及び図2に示すように、中間
筒22内には、図示しないエンジンに連結される連結部
材としての内筒26が貫通している。内筒26は薄肉円
筒16と同軸的に配置され、中間筒22との間にゴム材
により形成された弾性体28が掛け渡されている。これ
によって内筒26は薄肉円筒16に対して相対移動可能
となっている。
筒22内には、図示しないエンジンに連結される連結部
材としての内筒26が貫通している。内筒26は薄肉円
筒16と同軸的に配置され、中間筒22との間にゴム材
により形成された弾性体28が掛け渡されている。これ
によって内筒26は薄肉円筒16に対して相対移動可能
となっている。
【0017】図4から図6に示すように、この中間筒2
2は枠組みがフレーム金具82により形成されており、
フレーム金具82の軸方向両端部にそれぞれフランジ部
22Aを形成する環状のリング部82Aを一対有し、こ
れらリング部82Aの間をリング部82Aと同軸状であ
ってリング部82Aより小径の切欠筒部82Bが繋いで
いる。
2は枠組みがフレーム金具82により形成されており、
フレーム金具82の軸方向両端部にそれぞれフランジ部
22Aを形成する環状のリング部82Aを一対有し、こ
れらリング部82Aの間をリング部82Aと同軸状であ
ってリング部82Aより小径の切欠筒部82Bが繋いで
いる。
【0018】切欠筒部82Bは、図4上、上下部分がそ
れぞれ切り欠かれており、下側の切り欠きより若干小さ
な切り欠きとなった上側に位置する切欠部84を覆うよ
うに弾性体28の端部からダイヤフラム20が伸び、ダ
イヤフラム20と弾性体28との間に空気室31が形成
されている。このダイヤフラム20は、図1に示すよう
に、リング部82Aが形成する円弧である2点鎖線Dよ
り外側に凸状となる実線Aのように形成されている。す
なわち、中間筒22の外周側に向かってダイヤフラム2
0が凸状となっている。
れぞれ切り欠かれており、下側の切り欠きより若干小さ
な切り欠きとなった上側に位置する切欠部84を覆うよ
うに弾性体28の端部からダイヤフラム20が伸び、ダ
イヤフラム20と弾性体28との間に空気室31が形成
されている。このダイヤフラム20は、図1に示すよう
に、リング部82Aが形成する円弧である2点鎖線Dよ
り外側に凸状となる実線Aのように形成されている。す
なわち、中間筒22の外周側に向かってダイヤフラム2
0が凸状となっている。
【0019】また、フランジ部22Aを形成する弾性体
28内には、円弧状をした補強用の金具86がそれぞれ
内筒26を円弧の中心とするように位置しつつ弾性体2
8との間で加硫接着されている。
28内には、円弧状をした補強用の金具86がそれぞれ
内筒26を円弧の中心とするように位置しつつ弾性体2
8との間で加硫接着されている。
【0020】図1に示すように、弾性体28は中間筒2
2のフランジ部22A間の外周面にも延設されており、
一部が中間ブロック24の内周円弧面24Aに密着して
いる。また、弾性体28の中間部であって内筒26の下
側に、切欠部28Aが形成されており、切欠部28Aと
中間ブロック24との間に第1の液室である主液室30
が形成されている。
2のフランジ部22A間の外周面にも延設されており、
一部が中間ブロック24の内周円弧面24Aに密着して
いる。また、弾性体28の中間部であって内筒26の下
側に、切欠部28Aが形成されており、切欠部28Aと
中間ブロック24との間に第1の液室である主液室30
が形成されている。
【0021】一方、中間筒22のフランジ部22A間に
は、中間筒22の外周面、中間ブロック24、薄肉ゴム
層18及びダイヤフラム20によって囲まれた第2の液
室である副液室32が形成されている。すなわち、薄肉
円筒16、ダイヤフラム20、中間筒22、中間ブロッ
ク24、弾性体28及び溝肉ゴム層18等で液室30、
32を区画する内壁面が形成されると共に、中間ブロッ
ク24が液室30、32を二分している。そして、これ
らの主液室30、副液室32には、水、オイル等の液体
が充填されるように封入されている。
は、中間筒22の外周面、中間ブロック24、薄肉ゴム
層18及びダイヤフラム20によって囲まれた第2の液
室である副液室32が形成されている。すなわち、薄肉
円筒16、ダイヤフラム20、中間筒22、中間ブロッ
ク24、弾性体28及び溝肉ゴム層18等で液室30、
32を区画する内壁面が形成されると共に、中間ブロッ
ク24が液室30、32を二分している。そして、これ
らの主液室30、副液室32には、水、オイル等の液体
が充填されるように封入されている。
【0022】中間ブロック24には、図1から図3に示
すように平面部24B側に円穴34が形成されており、
円穴34の底面には、円穴34よりも細径とされ中間ブ
ロック24の薄肉円筒16側外周面に貫通する円形貫通
孔35が円穴34と同軸的に形成されている。また、中
間ブロック24の薄肉円筒16側には、円形貫通孔35
と同軸的に被嵌合部としての座ぐり部39が設けられて
おり、さらに座ぐり部39の外側にシール用のOリング
41が嵌め込まれた環状溝43が設けられている。
すように平面部24B側に円穴34が形成されており、
円穴34の底面には、円穴34よりも細径とされ中間ブ
ロック24の薄肉円筒16側外周面に貫通する円形貫通
孔35が円穴34と同軸的に形成されている。また、中
間ブロック24の薄肉円筒16側には、円形貫通孔35
と同軸的に被嵌合部としての座ぐり部39が設けられて
おり、さらに座ぐり部39の外側にシール用のOリング
41が嵌め込まれた環状溝43が設けられている。
【0023】円穴34及び円形貫通孔35には、弁体と
してのロータ36が回転可能に挿入されている。ロータ
36は主液室30側が円筒部36Aとされており、主液
室30と反対側には回転軸としての細軸部38が一体的
に設けられている。中間ブロック24の平面部24B側
には、円穴34と同軸的に環状凹部24Cが形成されて
おり、環状座金40が環状凹部24Cにねじ止めされ、
ロータ36の抜け出しを防止している。
してのロータ36が回転可能に挿入されている。ロータ
36は主液室30側が円筒部36Aとされており、主液
室30と反対側には回転軸としての細軸部38が一体的
に設けられている。中間ブロック24の平面部24B側
には、円穴34と同軸的に環状凹部24Cが形成されて
おり、環状座金40が環状凹部24Cにねじ止めされ、
ロータ36の抜け出しを防止している。
【0024】細軸部38の外周には細溝42が形成され
ており、この細溝42にはOリング44が嵌め込まれて
いる。このOリング44によって液体は円形貫通孔35
を介して中間ブロック24の外方へ漏れ出ることはな
い。
ており、この細溝42にはOリング44が嵌め込まれて
いる。このOリング44によって液体は円形貫通孔35
を介して中間ブロック24の外方へ漏れ出ることはな
い。
【0025】また、円筒部36Aには、円筒部36Aの
内外を連通する貫通孔46が形成されている。一方、中
間ブロック24には、円穴34の半径方向に通路56が
形成されており、通路56の一端は円穴34の内周に開
口されている。通路56の他端は中間ブロック24の外
周に周方向に沿って形成される溝部である通路58の一
端と連通されており、この通路58の他端は副液室32
と連通されている。
内外を連通する貫通孔46が形成されている。一方、中
間ブロック24には、円穴34の半径方向に通路56が
形成されており、通路56の一端は円穴34の内周に開
口されている。通路56の他端は中間ブロック24の外
周に周方向に沿って形成される溝部である通路58の一
端と連通されており、この通路58の他端は副液室32
と連通されている。
【0026】したがって、ロータ36が回転されて円筒
部36Aの貫通孔46が通路56とが対応すると、主液
室30と副液室32とが連通される。なお、これらの通
路56、58は、アイドル振動吸収用の制限通路として
のアイドルオリフィス60となる。
部36Aの貫通孔46が通路56とが対応すると、主液
室30と副液室32とが連通される。なお、これらの通
路56、58は、アイドル振動吸収用の制限通路として
のアイドルオリフィス60となる。
【0027】また、図3に示すように、中間ブロック2
4の外周面には、溝部である通路64が形成されてい
る。この通路64の一端は、中間ブロック24の通路5
8側の端部24Dに開口して副液室32に連結されてい
る。通路64は、中間部が通路58側とは反対側の端部
24E近傍でU字状に屈曲され、他端が貫通孔65を介
して主液室30と連通している。これら通路64及び貫
通孔65は、シェイク振動吸収用の制限通路としてのシ
ェイクオリフィス62となる。
4の外周面には、溝部である通路64が形成されてい
る。この通路64の一端は、中間ブロック24の通路5
8側の端部24Dに開口して副液室32に連結されてい
る。通路64は、中間部が通路58側とは反対側の端部
24E近傍でU字状に屈曲され、他端が貫通孔65を介
して主液室30と連通している。これら通路64及び貫
通孔65は、シェイク振動吸収用の制限通路としてのシ
ェイクオリフィス62となる。
【0028】一方、図1に示すように、薄肉円筒16及
び薄肉ゴム層18には、中間ブロック24の円形貫通孔
35に対応した位置に円形貫通孔35よりも大径の円孔
66が設けられており、さらに円筒14には、中間ブロ
ック24の円形貫通孔35に対応した位置に薄肉円筒1
6の円孔66よりも径の大きくされた大径円孔68が設
けられている。
び薄肉ゴム層18には、中間ブロック24の円形貫通孔
35に対応した位置に円形貫通孔35よりも大径の円孔
66が設けられており、さらに円筒14には、中間ブロ
ック24の円形貫通孔35に対応した位置に薄肉円筒1
6の円孔66よりも径の大きくされた大径円孔68が設
けられている。
【0029】円筒14の外側には、大径円孔68に対応
した位置にアクチュエータとしてのモータ70が配設さ
れている。モータ70のケース72には、取付座面とし
てのフランジ部74が設けられており、このフランジ部
74は、取付フレーム12の円筒14の外形に沿った円
弧状に形成されている。
した位置にアクチュエータとしてのモータ70が配設さ
れている。モータ70のケース72には、取付座面とし
てのフランジ部74が設けられており、このフランジ部
74は、取付フレーム12の円筒14の外形に沿った円
弧状に形成されている。
【0030】図1及び図7に示すように、フランジ部7
4には一対の長孔76が設けられており、これら長孔7
6を挿通したビス78が円筒14に設けられた取付孔と
してのねじ孔77に螺入されることによって、モータ7
0は円筒14に固定されている。
4には一対の長孔76が設けられており、これら長孔7
6を挿通したビス78が円筒14に設けられた取付孔と
してのねじ孔77に螺入されることによって、モータ7
0は円筒14に固定されている。
【0031】この長孔76は、長手方向が円筒14の周
回り方向とされており、幅がビス78のねじ部の外径よ
りも所定寸法若干大きくされている。
回り方向とされており、幅がビス78のねじ部の外径よ
りも所定寸法若干大きくされている。
【0032】モータ70の回転軸71は、先端が断面半
月状に形成されており(図3参照)、円筒14の大径円
孔68及び薄肉円筒16の円孔66を介してロータ36
の細軸部38先端側に形成された断面半月状の連結穴3
8A(図3参照)に嵌入されている。
月状に形成されており(図3参照)、円筒14の大径円
孔68及び薄肉円筒16の円孔66を介してロータ36
の細軸部38先端側に形成された断面半月状の連結穴3
8A(図3参照)に嵌入されている。
【0033】さらに、モータ70のケース72には、回
転軸71と同軸的に嵌合部としてのボス82が設けられ
ている。このボス82の外径は座ぐり部39の内径より
も所定寸法小さくされており、ボス82と座ぐり部39
とで所謂インロウ部が構成されている。したがって、ボ
ス82は、前述した中間ブロック24の座ぐり部39に
ガタなく嵌入されている。
転軸71と同軸的に嵌合部としてのボス82が設けられ
ている。このボス82の外径は座ぐり部39の内径より
も所定寸法小さくされており、ボス82と座ぐり部39
とで所謂インロウ部が構成されている。したがって、ボ
ス82は、前述した中間ブロック24の座ぐり部39に
ガタなく嵌入されている。
【0034】このモータ70は制御手段48に連結され
ており、制御手段48よってその回転が制御されるよう
になっている。制御手段48は車両電源によって駆動さ
れ、少なくとも車速センサ50及びエンジン回転数検出
センサ52からの検出信号を受け、車速及びエンジン回
転数を検出し、アイドル振動発生時かシェイク振動発生
時かを判断できるようになっている。
ており、制御手段48よってその回転が制御されるよう
になっている。制御手段48は車両電源によって駆動さ
れ、少なくとも車速センサ50及びエンジン回転数検出
センサ52からの検出信号を受け、車速及びエンジン回
転数を検出し、アイドル振動発生時かシェイク振動発生
時かを判断できるようになっている。
【0035】次に、本実施例に係る防振装置10の組立
順序及び作用を説明する。先ず、中間ブロック24の円
穴34に、Oリング44が取り付けられたロータ36を
挿入し、環状座金40をねじ止めする。この中間ブロッ
ク24を中間筒22のフランジ部22A間に嵌入し、液
体内で中間筒22及び中間ブロック24を薄肉円筒16
内に挿入する。
順序及び作用を説明する。先ず、中間ブロック24の円
穴34に、Oリング44が取り付けられたロータ36を
挿入し、環状座金40をねじ止めする。この中間ブロッ
ク24を中間筒22のフランジ部22A間に嵌入し、液
体内で中間筒22及び中間ブロック24を薄肉円筒16
内に挿入する。
【0036】次に、薄肉円筒16の円孔66と中間ブロ
ック24の円形貫通孔35との向きを合わせ、薄肉円筒
16を所定量縮径し、薄肉円筒16と中間ブロック24
とを嵌合すると共に、薄肉円筒16の両端部をかしめて
中間ブロック24及び中間筒22を固定する。
ック24の円形貫通孔35との向きを合わせ、薄肉円筒
16を所定量縮径し、薄肉円筒16と中間ブロック24
とを嵌合すると共に、薄肉円筒16の両端部をかしめて
中間ブロック24及び中間筒22を固定する。
【0037】これによって、薄肉ゴム層18が中間ブロ
ック24の外周面24F及び中間筒22の外周面に密着
され、内部が密閉される。この際、中間ブロック24の
外周面24Fと薄肉ゴム層18との間が薄肉ゴム層18
の弾性により緊密に接触することとなり、薄肉円筒16
の縮径が不十分であったり、薄肉円筒16の内周面形状
や中間ブロック24の外周面形状の寸法精度が多少悪い
場合であっても、通路58、64内からの液体の漏れ出
しが防止される。
ック24の外周面24F及び中間筒22の外周面に密着
され、内部が密閉される。この際、中間ブロック24の
外周面24Fと薄肉ゴム層18との間が薄肉ゴム層18
の弾性により緊密に接触することとなり、薄肉円筒16
の縮径が不十分であったり、薄肉円筒16の内周面形状
や中間ブロック24の外周面形状の寸法精度が多少悪い
場合であっても、通路58、64内からの液体の漏れ出
しが防止される。
【0038】次いで、薄肉円筒16の円孔66の向きを
取付フレーム12の円筒14の大径円孔68に合わせ、
薄肉円筒16を円筒14へ圧入する。
取付フレーム12の円筒14の大径円孔68に合わせ、
薄肉円筒16を円筒14へ圧入する。
【0039】その後、モータ70の回転軸71をロータ
36の連結穴38Aに嵌入し、円筒14にモータ70を
ビス78でねじ止めする。
36の連結穴38Aに嵌入し、円筒14にモータ70を
ビス78でねじ止めする。
【0040】なお、モータ70の回転軸71の軸芯と同
軸的に設けられたボス82が、ロータ36の軸芯と同軸
的に設けられた座ぐり部39に嵌入されるため、回転軸
71をロータ36の連結穴38Aに嵌入した際にはロー
タ36の軸芯とモータ70の回転軸71の軸芯とは正確
に一致する。このため、ロータ36及び回転軸71は組
立後にスムーズに回転することができ、確実に作動す
る。
軸的に設けられたボス82が、ロータ36の軸芯と同軸
的に設けられた座ぐり部39に嵌入されるため、回転軸
71をロータ36の連結穴38Aに嵌入した際にはロー
タ36の軸芯とモータ70の回転軸71の軸芯とは正確
に一致する。このため、ロータ36及び回転軸71は組
立後にスムーズに回転することができ、確実に作動す
る。
【0041】また、中間筒22及び中間ブロック24を
薄肉円筒16内に挿入した際、及びこの薄肉円筒16を
取付フレーム12の円筒14内に圧入した際に、ロータ
36を支持する中間ブロック24と円筒14とに周回り
方向の相対的な位置の誤差が生じる場合があるが、本実
施例では、モータ70のケース72に長孔76が設けら
れているため、組み直しをすることなくこの誤差を吸収
することができる。さらに、フランジ部74が円筒14
の外形に沿って円弧状に形成されているため、モータ7
0のケース72は円筒14に密着して、ガタ付きを生じ
ることなく確実に固定できる。
薄肉円筒16内に挿入した際、及びこの薄肉円筒16を
取付フレーム12の円筒14内に圧入した際に、ロータ
36を支持する中間ブロック24と円筒14とに周回り
方向の相対的な位置の誤差が生じる場合があるが、本実
施例では、モータ70のケース72に長孔76が設けら
れているため、組み直しをすることなくこの誤差を吸収
することができる。さらに、フランジ部74が円筒14
の外形に沿って円弧状に形成されているため、モータ7
0のケース72は円筒14に密着して、ガタ付きを生じ
ることなく確実に固定できる。
【0042】また、以上のように組み立てられた防振装
置10を車両に組み込み、取付フレーム12を車体に固
定して連結すると共に内筒26とエンジンとを連結する
と、内筒26を介して防振装置10にエンジンの重量P
が加わり、内筒26を支持している弾性体28が変形し
て、内筒26が図1上、下側に沈み込むことになる。こ
の結果、主液室30の内容積が縮小し、内部の液体が少
なくとも通路64を介して流動して、ダイヤフラム20
は、実線Aの位置から2点鎖線BのようにW状に変形す
るだけであり、ダイヤフラム20が引き伸ばされること
がない。但し、弾性体28の変形及び内筒26の移動
は、微小量であり図示しない。
置10を車両に組み込み、取付フレーム12を車体に固
定して連結すると共に内筒26とエンジンとを連結する
と、内筒26を介して防振装置10にエンジンの重量P
が加わり、内筒26を支持している弾性体28が変形し
て、内筒26が図1上、下側に沈み込むことになる。こ
の結果、主液室30の内容積が縮小し、内部の液体が少
なくとも通路64を介して流動して、ダイヤフラム20
は、実線Aの位置から2点鎖線BのようにW状に変形す
るだけであり、ダイヤフラム20が引き伸ばされること
がない。但し、弾性体28の変形及び内筒26の移動
は、微小量であり図示しない。
【0043】防振装置10の取り付けられた車両が、例
えば70〜80km/h以上の高速で走行するとシェイク
振動(15Hz未満)が生じる。前記制御手段48は車速
センサ50、エンジン回転数検出センサ52によりシェ
イク振動発生時か否かを判断する。制御手段48がシェ
イク振動発生時であると判断すると、制御手段48はモ
ータ70を作動させてロータ36を回転させて貫通孔4
6を通路56と対応しない配置にする。これによって通
路56は閉止され、シェイクオリフィス62のみが主液
室30と副液室32とを連通する。これによって、主液
室30内に生じるエンジン振動に基づく圧力変化がシェ
イクオリフィス62を通過する液体に伝達されると共に
この液体の抵抗を受けシェイク振動が吸収される。
えば70〜80km/h以上の高速で走行するとシェイク
振動(15Hz未満)が生じる。前記制御手段48は車速
センサ50、エンジン回転数検出センサ52によりシェ
イク振動発生時か否かを判断する。制御手段48がシェ
イク振動発生時であると判断すると、制御手段48はモ
ータ70を作動させてロータ36を回転させて貫通孔4
6を通路56と対応しない配置にする。これによって通
路56は閉止され、シェイクオリフィス62のみが主液
室30と副液室32とを連通する。これによって、主液
室30内に生じるエンジン振動に基づく圧力変化がシェ
イクオリフィス62を通過する液体に伝達されると共に
この液体の抵抗を受けシェイク振動が吸収される。
【0044】また、エンジンがアイドリング運転の場合
や車速が5km/h以下の場合にはアイドル振動(20〜
40Hz)が生じる。制御手段48は車速センサ50、エ
ンジン回転数検出センサ52によりアイドル振動発生時
か否かを判断する。制御手段48がアイドル振動発生時
であると判断すると、制御手段48はモータ70を回転
させてロータ36の貫通孔46を通路56と連通させ
る。これによってシェイクオリフィス62が目詰りを生
じても液体は通過抵抗の小さなアイドルオリフィス60
を介して主液室30と副液室32と行き来することにな
り、アイドルオリフィス60内で液柱共振して動ばね定
数が低減される。
や車速が5km/h以下の場合にはアイドル振動(20〜
40Hz)が生じる。制御手段48は車速センサ50、エ
ンジン回転数検出センサ52によりアイドル振動発生時
か否かを判断する。制御手段48がアイドル振動発生時
であると判断すると、制御手段48はモータ70を回転
させてロータ36の貫通孔46を通路56と連通させ
る。これによってシェイクオリフィス62が目詰りを生
じても液体は通過抵抗の小さなアイドルオリフィス60
を介して主液室30と副液室32と行き来することにな
り、アイドルオリフィス60内で液柱共振して動ばね定
数が低減される。
【0045】なお、本実施例では、ロータをモータによ
って回転させる構成としたが、本発明はこれに限らず、
ロータを回転させるアクチュエータはモータ以外のもの
であってもよい。
って回転させる構成としたが、本発明はこれに限らず、
ロータを回転させるアクチュエータはモータ以外のもの
であってもよい。
【0046】また、本実施例の防振装置に用いたバルブ
は、ロータの回転によって制限通路を開閉する構成とさ
れているが、本発明はこれに限らず、弁体の直線的な往
復によって制限通路を開閉する構成のバルブであっても
よく、バルブの構成は本実施例に示した構成以外のもの
であってもよい。
は、ロータの回転によって制限通路を開閉する構成とさ
れているが、本発明はこれに限らず、弁体の直線的な往
復によって制限通路を開閉する構成のバルブであっても
よく、バルブの構成は本実施例に示した構成以外のもの
であってもよい。
【0047】また、本実施例では、薄肉円筒16を取付
フレーム12の円筒14内に圧入する構成としている
が、本発明はこれに限らず、取付フレーム12の円筒1
4は取り付け場所によっては必ずしも必要とはしない。
この場合、薄肉円筒16の肉厚を厚くしてねじ孔を設
け、モータを取り付けるようにすればよい。
フレーム12の円筒14内に圧入する構成としている
が、本発明はこれに限らず、取付フレーム12の円筒1
4は取り付け場所によっては必ずしも必要とはしない。
この場合、薄肉円筒16の肉厚を厚くしてねじ孔を設
け、モータを取り付けるようにすればよい。
【0048】なお、上記実施例において、車両に搭載さ
れるエンジンの防振を目的としたが、本発明の防振装置
は他の用途にも用いられることはいうまでもなく、ま
た、形状等も実施例のものに限定されるものではない。
れるエンジンの防振を目的としたが、本発明の防振装置
は他の用途にも用いられることはいうまでもなく、ま
た、形状等も実施例のものに限定されるものではない。
【0049】
【発明の効果】本発明の防振装置は、以上のように説明
した構成とした結果、アクチュエーター単体で芯出しと
取付け時の位置ずれを吸収できるという優れた効果を有
する。
した構成とした結果、アクチュエーター単体で芯出しと
取付け時の位置ずれを吸収できるという優れた効果を有
する。
【図1】本発明に係る液体封入式防振装置の一実施例を
示す一部断面図である。
示す一部断面図である。
【図2】本発明に係る液体封入式防振装置の一実施例を
示す分解斜視図である。
示す分解斜視図である。
【図3】本発明に係る液体封入式防振装置の一実施例に
適用されるロータ、中間ブロック及びモータ周辺(薄肉
円筒及び取付フレームは除く)を示す斜視図である。
適用されるロータ、中間ブロック及びモータ周辺(薄肉
円筒及び取付フレームは除く)を示す斜視図である。
【図4】本発明に係る液体封入式防振装置の一実施例の
中間筒を示す図であって、図5の4−4矢視断面図であ
る。
中間筒を示す図であって、図5の4−4矢視断面図であ
る。
【図5】図4の5−5矢視断面図である。
【図6】図4の6−6矢視断面図である。
【図7】防振装置を下側から見たときのケース(モー
タ)の正面図である。
タ)の正面図である。
10 防振装置 14 円筒(筒部材) 24 中間ブロック(支持部材) 26 内筒(連結部材) 28 弾性体 30 主液室(第1の液室) 32 副液室(第2の液室) 36 ロータ(弁体) 39 座ぐり部(被嵌合部) 56 通路 58 通路 70 モータ(アクチュエーター) 74 フランジ部(取付座面) 76 長孔 77 ねじ孔(取付孔) 82 ボス(嵌合部)
Claims (2)
- 【請求項1】 振動発生部及び振動受部の一方に連結さ
れる筒部材と、 前記筒部材の内側に配設され振動発生部及び振動受部の
他方に連結される連結部材と、 前記筒部材と前記連結部材との間に配設され振動発生時
に変形する弾性体と、 内壁の少なくとも一部が前記弾性体により形成され振動
発生時に変形する第1の液室と、 前記第1の液室と通路を介して連通される第2の液室
と、 前記通路を開閉する弁体と、 前記筒部材の外周面に取り付けられ、前記弁体を駆動す
るアクチュエーターと、を備えた液体封入式防振装置で
あって、 前記筒部材の内側に設けられ前記弁体を筒部材の内部に
支持する支持部材と、 前記支持部材及び前記アクチュエーターの一方に設けら
れる嵌合部と、 前記支持部材及び前記アクチュエーターの他方に設けら
れ、前記嵌合部と嵌合させることによって前記支持部材
と前記アクチュエーターとを位置決めする被嵌合部と、 前記アクチュエーターに設けられ前記筒部材の外周面に
沿った形状の取付座面と、 を備えた液体封入式防振装置。 - 【請求項2】 螺子を螺着させるための取付孔を前記筒
部材に設け、 前記アクチュエーターを前記筒部材に取り付けるための
螺子が貫通する長孔を前記アクチュエーターに設けたこ
とを特徴とする前記請求項1に記載の液体封入式防振装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7812793A JP3739414B2 (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | 液体封入式防振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7812793A JP3739414B2 (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | 液体封入式防振装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06294441A true JPH06294441A (ja) | 1994-10-21 |
JP3739414B2 JP3739414B2 (ja) | 2006-01-25 |
Family
ID=13653223
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7812793A Expired - Fee Related JP3739414B2 (ja) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | 液体封入式防振装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3739414B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111219440A (zh) * | 2019-11-11 | 2020-06-02 | 浙江零跑科技有限公司 | 发动机悬置 |
-
1993
- 1993-04-05 JP JP7812793A patent/JP3739414B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111219440A (zh) * | 2019-11-11 | 2020-06-02 | 浙江零跑科技有限公司 | 发动机悬置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3739414B2 (ja) | 2006-01-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Effective date: 20051102 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 |
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R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
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