JPH06294324A - 曲げパイプ及びその製造方法 - Google Patents
曲げパイプ及びその製造方法Info
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- JPH06294324A JPH06294324A JP10493793A JP10493793A JPH06294324A JP H06294324 A JPH06294324 A JP H06294324A JP 10493793 A JP10493793 A JP 10493793A JP 10493793 A JP10493793 A JP 10493793A JP H06294324 A JPH06294324 A JP H06294324A
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Abstract
のコストの低減をはかると共に付加価値を向上させる。 【構成】予め設定された寸法仕様,形状仕様に基づいた
展開寸法を有する平板4をロール成形或いはプレス成形
によって円筒状に成形して円筒体6を形成する。曲げパ
イプ1の端部1a,曲げ加工部1bに対応する円筒体6
の突き合わせ部2を溶接して円筒形状を拘束する。所定
の部位を溶接した円筒体6を曲げ成形して曲げパイプ1
を形成する。端部1a,曲げ加工部1bが溶接されてい
るため、曲げ加工を実施する際に変形することがない。
平板を材料として曲げパイプを製造するため、市販の鋼
管を用いて曲げ加工するのと比較して材料コストが低減
し付加価値が向上する。
Description
る所定の形状に曲げ加工され且つ比較的気密性を要求さ
れることのない曲げパイプと、この曲げパイプを製造す
る方法に関するものである。
の室に分割され、これ等の室を連通して予め設定された
径と長さを有するストレートパイプ、或いは予め設定さ
れた曲げ形状を有する曲げパイプが配置されている。
尺鋼管を素材として製造されている。即ち、設計段階で
設定された径と肉厚を持った市販の定尺鋼管を購入し、
この鋼管を目的の曲げパイプを直線状に伸長させた長さ
と等しい寸法で切断し、その後、切断された鋼管に曲げ
加工を施すことで曲げパイプを製造している。
於いて、市販されている鋼管は一定の長さを持った所謂
定尺物であり、目的の曲げパイプの長さの定数倍の寸法
を有する保証はない。このため、歩留りが低下して製品
コストが上昇するという問題がある。
に気密性を有するものであるため価格が高い。然し、マ
フラーに用いられる曲げパイプは比較的気密性を要求さ
れることがないため、このような鋼管を用いて製造され
たマフラー用の曲げパイプは要求された機能以上にコス
トが上昇し、且つ付加価値が低下するという問題があ
る。
に付加価値を向上させた曲げパイプと、その製造方法を
提供せんとするものである。
に本発明に曲げパイプは、所定の寸法を有する板を円筒
状に成形すると共に予め設定された形状に曲げ加工を施
した曲げパイプであって、円筒状に成形された板の突き
合わせ部に於ける長手方向の両端と曲げ加工部に対応す
る部位を溶接して構成されるものである。
的の曲げパイプに対応する寸法を有する板を円筒状に成
形する成形工程と、円筒状に成形された板の突き合わせ
部に於ける予め設定された曲げ加工部及び長手方向の両
端に対応する部位を溶接して直管を形成する溶接工程
と、所定の部位を溶接した直管を曲げ加工する曲げ工程
とを含むことを特徴とするものである。
を低減させると共に付加価値を向上させることが出来
る。即ち、円筒状に成形された部材の両端と曲げ加工部
位に対応する部分を溶接して直管を形成し、この直管を
所定の形状に曲げることで曲げパイプを構成したので、
該パイプの曲げ部分は溶接により拘束されており、正確
な円筒形状と曲げ形状を維持することが出来る。
れた部材に於ける突き合わせ部の全長を溶接することが
ない。このため、製造コストを低減させることが出来
る。また曲げパイプに使用する材料は板材であるため、
市販の鋼管に比較して材料コストが低く付加価値を向上
させることが出来る。
の肉厚と等しい厚さ,目的の曲げパイプの周長と等しい
幅寸法,目的の曲げパイプを直線状に伸長させたときの
長さと等しい長さ寸法を有する板を用意し、成形工程で
は、ロール成形或いはプレス成形等によってこの板を円
筒状に成形することが出来る。
形された部材の突き合わせ部に於ける長手方向の両端と
予め設定された曲げ形状に応じた曲げ加工部位を選択的
に溶接することで、該溶接によって所要部位を拘束した
直管を形成することが出来る。
所定の曲げ加工を施すことで、予め設定された曲げパイ
プを製造することが出来る。
方法の実施例について図を用いて説明する。図1は曲げ
パイプの構造を説明する斜視図、図2は曲げパイプを使
用したマフラーの断面図、図3(a)〜(g)は曲げパ
イプを製造する工程を説明する図である。
動車用マフラーAに配置されにパイプとして好適に使用
し得るように構成したものであり、特に前記自動車用マ
フラーA以外であっても、気密性を要求されることがな
く且つ予め設定された曲げ形状のみを要求されるパイプ
に用いることが可能である。
寸法仕様及び形状仕様が設定されている。そして前記仕
様に基づいて設定された曲げパイプ1の端部1a及び曲
げ加工部1bに対応する突き合わせ部2に溶接ビード3
が形成され、この溶接ビード3によって曲げパイプ1の
円筒形状を拘束している。このため、曲げパイプ1の端
部1aがスプリングバックによって変形することがな
く、且つ曲げ加工部1bが曲げ加工の実施に伴って変形
することがない。
たって溶接されるものではない。このため、気密性を有
することはなく、流体を流通させたとき、該流体が突き
合わせ部2に於ける未溶接部からリークすることがあ
る。然し、自動車用マフラーAの如く、内部に配置され
た曲げパイプ1が主として共鳴管としての機能を要求さ
れる場合、充分にその機能を満足させることが可能であ
る。
て図3により説明する。曲げパイプ1を製造するに際
し、同図(a)に示すように、予め設定された寸法仕様
に基づく展開寸法を有する平板4を形成する。この平板
4は、所定の厚さを有する定尺板或いはコイル状に巻き
付けた長尺板をプレスによって打抜き加工されて形成さ
れる。また平板4の板厚によっては、プラズマトーチや
レーザートーチ或いはガス切断トーチによる切断加工に
よって形成することも可能である。
板4をロール成形機5によって円筒状に成形し、同図
(c)に示す円筒体6を形成する。この円筒体6は曲げ
パイプ1を直線状に伸長させたときの長さと等しい長さ
を有しており、突き合わせ部2はスプリングバックによ
り僅かに開いた状態となる。
般的に行われる加工方法であり、特に新規な方法ではな
い。平板4を円筒状に成形する方法には、ロール成形機
5を用いる以外にプレス加工によって成形する方法もあ
り、何れの方法を用いても良いことは当然である。
円筒体6の両端及び曲げ加工部に対応する部位に、同図
(d)に示すように溶接トーチ7(7a〜7c)を配置
し、これ等の溶接トーチ7を作動させて突き合わせ部2
に対する溶接を行って、同図(e)に示す溶接ビード3
を形成する。このとき、突き合わせ部2を密着させると
共に溶接による変形を防止するために、円筒体6を図示
しない治具によって挟持しておくことが好ましい。
すべき個所毎に1本の溶接トーチ7a〜7cを配置し、
これ等の溶接トーチ7a〜7cを同時に作動させて複数
の溶接部位を同時に溶接しても良く、また1本の溶接ト
ーチによって溶接すべき個所を順次溶接しても良い。然
し、溶接に要する時間を考慮した場合、複数の溶接トー
チによる同時溶接が好ましい。
ことによって、同図(e)に示すように、溶接ビード3
によって円筒形状を拘束された直線状の円筒体6を形成
することが可能である。
予め設定された曲げ形状に従って曲げ成形機8によって
円筒体6に曲げ加工を施して、同図(g)に示す曲げパ
イプ1を形成する。この曲げ工程では、曲げ成形機8と
して一般にパイプの曲げ加工に用いられる成形機と同一
のものを用いることが可能である。
る曲げパイプ1を製造することが可能である。この曲げ
パイプ1にあっては、平板3を材料として用いるため、
市販の鋼管を用いて曲げ加工する製造方法に比較して材
料コストを低減させることが可能であり、付加価値を向
上させることが可能である。
曲げパイプでは、平板を円筒状に成形すると共に長手方
向の両端と曲げ加工部に対応する部位のみを溶接したの
で、長手方向の両端及び曲げ加工部の円筒形状を拘束す
ることが可能となり、全長にわたって溶接しないにも関
わらず、パイプとしての機能を付与することが出来る。
このため、気密性を要求されることなく、形状のみを要
求される曲げパイプとして使用することが出来る。
は、上記曲げパイプを効率良く製造することが可能であ
り、製造コストを低減させると共に付加価値を向上させ
ることが出来る等の特徴を有するものである。
る。
説明する図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 所定の寸法を有する板を円筒状に成形す
ると共に予め設定された形状に曲げ加工を施した曲げパ
イプであって、円筒状に成形された板の突き合わせ部に
於ける長手方向の両端と曲げ加工部に対応する部位を溶
接したことを特徴とした曲げパイプ。 - 【請求項2】 目的の曲げパイプに対応する寸法を有す
る板を円筒状に成形する成形工程と、円筒状に成形され
た板の突き合わせ部に於ける予め設定された曲げ加工部
及び長手方向の両端に対応する部位を溶接して直管を形
成する溶接工程と、所定の部位を溶接した直管を曲げ加
工する曲げ工程と、を含むことを特徴とした曲げパイプ
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10493793A JP2788702B2 (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 曲げパイプ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10493793A JP2788702B2 (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 曲げパイプ及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06294324A true JPH06294324A (ja) | 1994-10-21 |
JP2788702B2 JP2788702B2 (ja) | 1998-08-20 |
Family
ID=14394012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10493793A Expired - Fee Related JP2788702B2 (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 曲げパイプ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2788702B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006123650A1 (ja) * | 2005-05-17 | 2006-11-23 | Nissan Diesel Motor Co., Ltd. | エンジンの排気浄化装置 |
-
1993
- 1993-04-08 JP JP10493793A patent/JP2788702B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006123650A1 (ja) * | 2005-05-17 | 2006-11-23 | Nissan Diesel Motor Co., Ltd. | エンジンの排気浄化装置 |
JP2006322343A (ja) * | 2005-05-17 | 2006-11-30 | Nissan Diesel Motor Co Ltd | エンジンの排気浄化装置及びこれに用いられる排気管の構造 |
EP1890015A1 (en) * | 2005-05-17 | 2008-02-20 | Nissan Diesel Motor Co., Ltd. | Exhaust gas purification system for engine |
EP1890015A4 (en) * | 2005-05-17 | 2009-08-12 | Nissan Diesel Motor Co | EXHAUST GAS CLEANING SYSTEM FOR ENGINE |
US8181446B2 (en) | 2005-05-17 | 2012-05-22 | Nissan Diesel Motor Co., Ltd. | Exhaust emission purification apparatus for engine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2788702B2 (ja) | 1998-08-20 |
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