JPH06294324A - 曲げパイプ及びその製造方法 - Google Patents

曲げパイプ及びその製造方法

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JPH06294324A
JPH06294324A JP10493793A JP10493793A JPH06294324A JP H06294324 A JPH06294324 A JP H06294324A JP 10493793 A JP10493793 A JP 10493793A JP 10493793 A JP10493793 A JP 10493793A JP H06294324 A JPH06294324 A JP H06294324A
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pipe
bent
bent pipe
bending
welded
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Takahisa Suzuki
貴久 鈴木
Kazumi Yamashiro
一三 山城
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Yutaka Giken Co Ltd
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Yutaka Giken Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】特に気密性を要求されることのない曲げパイプ
のコストの低減をはかると共に付加価値を向上させる。 【構成】予め設定された寸法仕様,形状仕様に基づいた
展開寸法を有する平板4をロール成形或いはプレス成形
によって円筒状に成形して円筒体6を形成する。曲げパ
イプ1の端部1a,曲げ加工部1bに対応する円筒体6
の突き合わせ部2を溶接して円筒形状を拘束する。所定
の部位を溶接した円筒体6を曲げ成形して曲げパイプ1
を形成する。端部1a,曲げ加工部1bが溶接されてい
るため、曲げ加工を実施する際に変形することがない。
平板を材料として曲げパイプを製造するため、市販の鋼
管を用いて曲げ加工するのと比較して材料コストが低減
し付加価値が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マフラー等に用いられ
る所定の形状に曲げ加工され且つ比較的気密性を要求さ
れることのない曲げパイプと、この曲げパイプを製造す
る方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用のマフラーは隔壁によって複数
の室に分割され、これ等の室を連通して予め設定された
径と長さを有するストレートパイプ、或いは予め設定さ
れた曲げ形状を有する曲げパイプが配置されている。
【0003】一般に上記曲げパイプは市販されている定
尺鋼管を素材として製造されている。即ち、設計段階で
設定された径と肉厚を持った市販の定尺鋼管を購入し、
この鋼管を目的の曲げパイプを直線状に伸長させた長さ
と等しい寸法で切断し、その後、切断された鋼管に曲げ
加工を施すことで曲げパイプを製造している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の製造方法に
於いて、市販されている鋼管は一定の長さを持った所謂
定尺物であり、目的の曲げパイプの長さの定数倍の寸法
を有する保証はない。このため、歩留りが低下して製品
コストが上昇するという問題がある。
【0005】市販されている鋼管は引抜き管,電縫管共
に気密性を有するものであるため価格が高い。然し、マ
フラーに用いられる曲げパイプは比較的気密性を要求さ
れることがないため、このような鋼管を用いて製造され
たマフラー用の曲げパイプは要求された機能以上にコス
トが上昇し、且つ付加価値が低下するという問題があ
る。
【0006】本発明の目的は、コストを低減させると共
に付加価値を向上させた曲げパイプと、その製造方法を
提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に曲げパイプは、所定の寸法を有する板を円筒
状に成形すると共に予め設定された形状に曲げ加工を施
した曲げパイプであって、円筒状に成形された板の突き
合わせ部に於ける長手方向の両端と曲げ加工部に対応す
る部位を溶接して構成されるものである。
【0008】本発明に係る曲げパイプの製造方法は、目
的の曲げパイプに対応する寸法を有する板を円筒状に成
形する成形工程と、円筒状に成形された板の突き合わせ
部に於ける予め設定された曲げ加工部及び長手方向の両
端に対応する部位を溶接して直管を形成する溶接工程
と、所定の部位を溶接した直管を曲げ加工する曲げ工程
とを含むことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】上記曲げパイプによれば、曲げパイプのコスト
を低減させると共に付加価値を向上させることが出来
る。即ち、円筒状に成形された部材の両端と曲げ加工部
位に対応する部分を溶接して直管を形成し、この直管を
所定の形状に曲げることで曲げパイプを構成したので、
該パイプの曲げ部分は溶接により拘束されており、正確
な円筒形状と曲げ形状を維持することが出来る。
【0010】上記の如く、曲げパイプは円筒状に成形さ
れた部材に於ける突き合わせ部の全長を溶接することが
ない。このため、製造コストを低減させることが出来
る。また曲げパイプに使用する材料は板材であるため、
市販の鋼管に比較して材料コストが低く付加価値を向上
させることが出来る。
【0011】上記製造方法によれば、目的の曲げパイプ
の肉厚と等しい厚さ,目的の曲げパイプの周長と等しい
幅寸法,目的の曲げパイプを直線状に伸長させたときの
長さと等しい長さ寸法を有する板を用意し、成形工程で
は、ロール成形或いはプレス成形等によってこの板を円
筒状に成形することが出来る。
【0012】溶接工程では、前記の如くして円筒状に成
形された部材の突き合わせ部に於ける長手方向の両端と
予め設定された曲げ形状に応じた曲げ加工部位を選択的
に溶接することで、該溶接によって所要部位を拘束した
直管を形成することが出来る。
【0013】そして曲げ工程に於いて、上記直管に対し
所定の曲げ加工を施すことで、予め設定された曲げパイ
プを製造することが出来る。
【0014】
【実施例】以下、上記曲げパイプ及び曲げパイプの製造
方法の実施例について図を用いて説明する。図1は曲げ
パイプの構造を説明する斜視図、図2は曲げパイプを使
用したマフラーの断面図、図3(a)〜(g)は曲げパ
イプを製造する工程を説明する図である。
【0015】図1に示す曲げパイプ1は、図2に示す自
動車用マフラーAに配置されにパイプとして好適に使用
し得るように構成したものであり、特に前記自動車用マ
フラーA以外であっても、気密性を要求されることがな
く且つ予め設定された曲げ形状のみを要求されるパイプ
に用いることが可能である。
【0016】曲げパイプ1は予め肉厚,直径,長さ等の
寸法仕様及び形状仕様が設定されている。そして前記仕
様に基づいて設定された曲げパイプ1の端部1a及び曲
げ加工部1bに対応する突き合わせ部2に溶接ビード3
が形成され、この溶接ビード3によって曲げパイプ1の
円筒形状を拘束している。このため、曲げパイプ1の端
部1aがスプリングバックによって変形することがな
く、且つ曲げ加工部1bが曲げ加工の実施に伴って変形
することがない。
【0017】曲げパイプ1は突き合わせ部2が全長にわ
たって溶接されるものではない。このため、気密性を有
することはなく、流体を流通させたとき、該流体が突き
合わせ部2に於ける未溶接部からリークすることがあ
る。然し、自動車用マフラーAの如く、内部に配置され
た曲げパイプ1が主として共鳴管としての機能を要求さ
れる場合、充分にその機能を満足させることが可能であ
る。
【0018】次に、曲げパイプ1を製造する方法につい
て図3により説明する。曲げパイプ1を製造するに際
し、同図(a)に示すように、予め設定された寸法仕様
に基づく展開寸法を有する平板4を形成する。この平板
4は、所定の厚さを有する定尺板或いはコイル状に巻き
付けた長尺板をプレスによって打抜き加工されて形成さ
れる。また平板4の板厚によっては、プラズマトーチや
レーザートーチ或いはガス切断トーチによる切断加工に
よって形成することも可能である。
【0019】成形工程では、同図(b)に示すように平
板4をロール成形機5によって円筒状に成形し、同図
(c)に示す円筒体6を形成する。この円筒体6は曲げ
パイプ1を直線状に伸長させたときの長さと等しい長さ
を有しており、突き合わせ部2はスプリングバックによ
り僅かに開いた状態となる。
【0020】ロール成形機5による円筒体6の成形は一
般的に行われる加工方法であり、特に新規な方法ではな
い。平板4を円筒状に成形する方法には、ロール成形機
5を用いる以外にプレス加工によって成形する方法もあ
り、何れの方法を用いても良いことは当然である。
【0021】溶接工程では、上記の如くして形成された
円筒体6の両端及び曲げ加工部に対応する部位に、同図
(d)に示すように溶接トーチ7(7a〜7c)を配置
し、これ等の溶接トーチ7を作動させて突き合わせ部2
に対する溶接を行って、同図(e)に示す溶接ビード3
を形成する。このとき、突き合わせ部2を密着させると
共に溶接による変形を防止するために、円筒体6を図示
しない治具によって挟持しておくことが好ましい。
【0022】円筒体6を溶接する場合、上記の如く溶接
すべき個所毎に1本の溶接トーチ7a〜7cを配置し、
これ等の溶接トーチ7a〜7cを同時に作動させて複数
の溶接部位を同時に溶接しても良く、また1本の溶接ト
ーチによって溶接すべき個所を順次溶接しても良い。然
し、溶接に要する時間を考慮した場合、複数の溶接トー
チによる同時溶接が好ましい。
【0023】上記の如くして形成工程,溶接工程を経る
ことによって、同図(e)に示すように、溶接ビード3
によって円筒形状を拘束された直線状の円筒体6を形成
することが可能である。
【0024】曲げ工程では、同図(f)に示すように、
予め設定された曲げ形状に従って曲げ成形機8によって
円筒体6に曲げ加工を施して、同図(g)に示す曲げパ
イプ1を形成する。この曲げ工程では、曲げ成形機8と
して一般にパイプの曲げ加工に用いられる成形機と同一
のものを用いることが可能である。
【0025】上記の如くして予め設定された形状を有す
る曲げパイプ1を製造することが可能である。この曲げ
パイプ1にあっては、平板3を材料として用いるため、
市販の鋼管を用いて曲げ加工する製造方法に比較して材
料コストを低減させることが可能であり、付加価値を向
上させることが可能である。
【0026】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
曲げパイプでは、平板を円筒状に成形すると共に長手方
向の両端と曲げ加工部に対応する部位のみを溶接したの
で、長手方向の両端及び曲げ加工部の円筒形状を拘束す
ることが可能となり、全長にわたって溶接しないにも関
わらず、パイプとしての機能を付与することが出来る。
このため、気密性を要求されることなく、形状のみを要
求される曲げパイプとして使用することが出来る。
【0027】また本発明に係る曲げパイプの製造方法で
は、上記曲げパイプを効率良く製造することが可能であ
り、製造コストを低減させると共に付加価値を向上させ
ることが出来る等の特徴を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】曲げパイプの構造を説明する斜視図である。
【図2】曲げパイプを使用したマフラーの断面図であ
る。
【図3】(a)〜(g)は曲げパイプを製造する工程を
説明する図である。
【符号の説明】
A 自動車用マフラー 1 曲げパイプ 1a 端部 1b 曲げ加工部 2 突き合わせ部 3 溶接ビード 4 平板 5 ロール成形機 6 円筒体 7,7a〜7c溶接トーチ 8 曲げ成形機

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の寸法を有する板を円筒状に成形す
    ると共に予め設定された形状に曲げ加工を施した曲げパ
    イプであって、円筒状に成形された板の突き合わせ部に
    於ける長手方向の両端と曲げ加工部に対応する部位を溶
    接したことを特徴とした曲げパイプ。
  2. 【請求項2】 目的の曲げパイプに対応する寸法を有す
    る板を円筒状に成形する成形工程と、円筒状に成形され
    た板の突き合わせ部に於ける予め設定された曲げ加工部
    及び長手方向の両端に対応する部位を溶接して直管を形
    成する溶接工程と、所定の部位を溶接した直管を曲げ加
    工する曲げ工程と、を含むことを特徴とした曲げパイプ
    の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006123650A1 (ja) * 2005-05-17 2006-11-23 Nissan Diesel Motor Co., Ltd. エンジンの排気浄化装置

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