JPH0347421A - 排気マフラのインナパイプ製作方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ０発明の目的 （１）産業上の利用分野 本発明は、エンジンの排気系に装着される排気マフラの
インナパイプ製作方法に関する。

（２）従来の技術 従来、排気マフラのインナパイプは、鋼管を所定長さに
切断して製作されている。

（３）発明が解決しようとする課題 従来の上記のような方法でインナパイプを製作する場合
には、鋼管自体が比較的高価であるためコスト高となる
嫌いがあり、しかもインナバイブの直径を選定する際の
自由度が狭い。

本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、鋼板を
材料としてどのような直径のインナパイプでも安価に得
ることができる、排気マフラのインナパイプ製作方法を
提供することを目的とする。

Ｂ０発明の構成 （１）課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明は、一端に平坦面と
小突起群とを、これらが交互に並ぶように形成し、また
他端にその全長に亘り平坦面を形成した方形のパイプ素
材を鋼板から製作する工程と、前記両端を互いに対向さ
せるようにパイプ素材をパイプ状に曲げる工程と、前記
両端に突合わせ荷重を加えつ一抵抗溶接を行う工程とを
含むことを特徴とする。

（２）作　用 上記方法において、パイプ状に曲げたパイプ素材の両端
に突合せ荷重を加えつ＼抵抗溶接を行うときは、一端の
小突起群が他端の平坦面に溶着し、同時に一端の平坦面
と他端部の平坦面とが当接して溶接深さを一定にするの
で、これによりインナパイプの直径が規定される。また
上記溶接は、インナバイブの長短に関係なく短時間で行
われる。

しかも、そのインナバイブの直径は、パイプ素材の寸法
選定により、自由に設定することができる。

（３）実施例 以下、図面により本発明の一実施例について説明する。

先ず、第１図により自動車用排気マフラの構造について
説明する。

排気マフラＭは前後両端を閉じた筒状のマフラ本体１を
有する。このマフラ本体１の内部は前後一対の隔壁板２
．３により前消音室４、中間消音室５及び後消音室６に
仕切られ、図示しないエンジンから延出した排気管７が
マフラ本体１の前端壁及び前部隔壁板２を貫通して中間
消音室５に開口する。

前部隔壁板２にはそれを貫通する第１インナバイブＰ、
が溶接され、これによって前消音室４及び中間消音室５
が相互に連通される。また両隅壁板２，３にはそれらを
貫通する第２インナパイプＰ２が溶接され、これによっ
て前消音室４及び後消音室５が相互に連通される。

さらにマフラ本体１の後端壁にはこれを貫通する第３イ
ンナバイブＰ、が溶接される。さらに上記後端壁には、
第３インナバイブＰ３の外端部を収容するテイルパイブ
８が溶接され、両バイブＰ１．８によって後消音室６が
大気と連通される。

而して、エンジンの排ガスが排気管７を通過すると、先
ず中間消音室５に入り、そして第１インナパイプＰ１を
通って前消音室４へ移り、次いで第２インナバイブＰ２
を通って後消音室６に移り、最後に第３インナパイプＰ
３及びテイルバイプ８を順次通って排気中に放出される
。この間、各消音室４，５．６で排気エネルギが減衰さ
れる。

次に第２回ないし第４図により上記インナバイブＰ＋　
、Ｐ！　、Ｐｓの製作方法について説明する。

先ず、第２図に示すように、厚さがインナバイブＰＩ、
Ｐｉ　、Ｐｓの厚さに等しい鋼板からパイプ素材１０を
打抜く。その際、パイプ素材ｌＯは方形に形成され、そ
の長さしはインナバイブＰ１Ｐ、、Ｐ、の長さに等しく
、輻ＷはインナバイブＰ＋、Ｐｉ、Ｐｓの周長に等しく
設定される。

またこのパイプ素材１０の長さし方向一端には複数の平
坦面１１と複数の鋸歯状小突起群１２とが交互に並ぶよ
うに形成され、また他端にはその全長に亘り平坦面１３
が形成される。

次に第３図に示すように、上記両端を対向させるように
パイプ素材１０をパイプ状に曲げ、そして上記両端に突
合わせ荷重Ｆを加えつ＼抵抗溶接を行う。

すると、第４図に示すように一端の小突起群１２が他端
の平坦面１３に溶着して潰れ、それに伴い両端の平坦面
１１．１３が相互に当接する。

こうしてインナバイブｐＨＰ２＋　　Ｐｓが作られ、両
手坦面１１．１３の当接により溶接深さが一定し、その
結果、インナパイプＰ＋、Ｐｇ、Ｐ、の直径が正確に得
られる。また上記溶接の際、全部の小突起群１２．１２
・・が対向面に一挙に溶着するので、インナパイプの長
短に関係なく溶接作業を短時間で完了させることができ
る。

ところで、インナパイプＰＩ、ＰＫ、Ｐ３における両手
坦面１１．１３の当接部に気密性は無いが、排気マフラ
Ｍ内において、上記当接部から排ガスがリークすること
は消音上、何等支障を来たさない。

尚、周壁に多数の透孔Ｈを有するインナパイプを製作す
る際には、多数の透孔Ｈを穿設したバイブ素材を用いれ
ばよい。

また、パイプ素材１０の製作工程では、インナパイプＰ
＋　、Ｐｔ　、Ｐ２の複数取りが可能なようにパイプ素
材１０の長さしを充分大きく設定し、溶接後、これを複
数のインナパイプＰ、、Ｐ、に切断するようにしてもよ
い。

Ｃ０発明の効果 以上のように本発明によれば、鋼板からインナパイプを
短時間で製作することができるので、インナパイプを安
価に提供し得る。しかも、鋼板からパイプ素材を製作す
る際の寸法選定により、如何なる直径のインナパイプも
容易に得ることができ、その上、パイプ素材の両端の溶
接時には、その両端の平坦面同士の当接により溶接深さ
が規定されるため、インナパイプの直径精度を高めるこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明により製作されたインナパイプを備える
排気マフラの縦断面図、第２図ないし第４図は上記イン
ナパイプの製作工程を示すもので、第２図は鋼板から打
抜いたパイプ素材の斜視図、第３図はそのパイプ素材を
バイブ状に曲げた状態の斜視図、第４図は溶接して完成
したインナパイプの斜視図である。 Ｍ・・・排気マフラ、Ｐ、、Ｐｔ、Ｐ３・・・インナパ
イプ、　　１０・・・パイプ素材、１１・・・平坦面、
１２・・・小突起群、１３・・・平坦面 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一端に平坦面と小突起群とを、これらが交互に並ぶよう
   に形成し、また他端にその全長に亘り平坦面を形成した
   方形のパイプ素材を鋼板から製作する工程と、前記両端
   を互いに対向させるようにパイプ素材をパイプ状に曲げ
   る工程と、前記両端に突合わせ荷重を加えつゝ抵抗溶接
   を行う工程とを含むことを特徴とする、排気マフラのイ
   ンナパイプ製作方法。