JPH0631141Y2 - 消音器用インナパイプの形成板 - Google Patents

消音器用インナパイプの形成板

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JPH0631141Y2
JPH0631141Y2 JP1988059041U JP5904188U JPH0631141Y2 JP H0631141 Y2 JPH0631141 Y2 JP H0631141Y2 JP 1988059041 U JP1988059041 U JP 1988059041U JP 5904188 U JP5904188 U JP 5904188U JP H0631141 Y2 JPH0631141 Y2 JP H0631141Y2
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JP
Japan
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inner pipe
welding
forming plate
silencer
plate
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JP1988059041U
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JPH01160117U (ja
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敬規 鈴木
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Sango Co Ltd
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Sango Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は内燃機関の消音器に用いられるインナパイプ形
成板に関する。
〔従来技術〕
従来、内燃機関の消音器内の各室を連通するインナパイ
プを形成する方法として、第4図(A)に示す如くコイ
ル状に巻かれた板素材1を(B)の如く所定の長さに切
断して平板2とし、これを(C)の如く曲巻加工して管
状態3とし、更に(D)の如くその板端相互を突合せて
その継ぎ部4を溶接余盛の少ないTiG共付溶接5によ
り連結して形成するものがある。
〔本考案が解決しようとする課題〕
前記第4図に示すTiG溶接方法によると、板端相互の
合せ精度が接合強度に大きく影響するためその精度が高
く要求される上に、溶接時間がかなりかゝり、これによ
り加工時間の短縮が制約されていた。
そこで、消音器内に設置されるインナパイプは、その接
合強度が十分であれば、その接合部において消音に影響
のないわずかな排気ガスの洩れがあってもよいことに鑑
み、板端相互の溶接を、その接合強度が十分でかつ短時
間に行なえるインナパイプ形成板を提案することを目的
とするものである。
〔課題を解決するための手段〕 本考案は前記の課題を解決するために、円周方向となる
両側端の少なくとも一方の側端に、複数の溶接用突起を
一体的に側方へ突出形成し、溶接時突起の突出端面を他
方の側端乃至は他方の突起の突出端面に突合させるよう
にしたことを特徴とするものである。
〔実施例〕
第1図に本考案のインナパイプ形成板の第1実施例を示
す。6は形成板主体で、その縦方向の長さLは、形成す
べきインナパイプの軸長に設定され、またその幅Dは形
成すべきインナパイプの円周長に設定されている。ま
た、その幅方向の両端には、前後部に位置して突起7a,7
cが、中間部に位置して突起7bが夫々一体的に突出形成
されている。
次にインナパイプの形成方法について第3図により説明
する。
先ず(A)の如くコイル状に巻かれた板素材8から、パ
ンチング切断して(B)の如く前記の形成板6を形成す
る。次でこれを(C)の如く曲巻加工して管状態とし、
これを(D)の如く、プロジェクション溶接機13にセッ
トする。そして、上下の絶縁材料よりなる加圧型9,10に
より突起7a,7a相互、突起7b,7b相互、突起7c,7c相互を
圧接すると同時に上下電極11,12により溶接電流を流
す。これにより、その突起部には加圧力と溶接電流が集
中し、該突起相互が溶融、圧潰されて短時間に強固に溶
接され、インナパイプが形成される。尚、突起部以外の
接合端部7d,7d相互は溶接されないが、相互に密着的に
近接する。そのためパイプ形成状態において、該接合端
部7d,7dより排気ガスの洩れが生じるとしても、その洩
れ量は極めて少なく、消音効果を阻害することはない。
尚、前記の突起は第2図に示す如く、形成板6aの一方の
端部のみに設けてもよい。更に、その突起の数は所望に
設ける。
〔考案の効果〕
以上のように本考案のインナパイプ形成板によれば、接
合端部に突起を形成したことによりプロジェクション溶
接によって前記従来の溶接方法に比べて短時間に溶接加
工ができ、インナパイプの形成時間を短縮して作業能率
の向上を図ることができる。また、このような突起によ
る溶接により、該突起以外の接合端部は溶接されない
が、該部は消音効果を阻害しない程に密着される。した
がって、特にインナパイプの形成板として有効なもので
ある。特にこの考案では他方の端縁を挾持するものでは
ないので公知の端縁に切込み部を設けるもののように挾
持した上に点溶接を加える二重動作を行うものとは全く
異なり、突起は端縁より突設してその端面を他方の端縁
に突合させて溶接電流を流すのみであるから簡単で確実
にインナパイプの接合を行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す斜視図、第2図は本
考案の第2実施例を示す斜視図、第3図は本考案の形成
板を用いてインナパイプを形成する工程を示す図、第4
図は従来のインナパイプを形成する工程図である。 6,6a……形成板主体、7a,7b,7c……突起、7d……接合端

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円周方向となる両側端の少なくとも一方の
    側端に、複数の溶接用突起を一体的に側方へ突出形成
    し、溶接時突起の突出端面を他方の側端乃至は他方の突
    起の突出端面に突合させるようにしたことを特徴とする
    消音器用インナパイプの形成板。
JP1988059041U 1988-04-28 1988-04-28 消音器用インナパイプの形成板 Expired - Lifetime JPH0631141Y2 (ja)

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JPH01160117U JPH01160117U (ja) 1989-11-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5830716U (ja) * 1981-08-25 1983-02-28 カルソニックカンセイ株式会社 消音器用排気導管

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JPH01160117U (ja) 1989-11-07

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